JP4851764B2 - 除草装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば水田に水を張った状態でこの水田の泥面(底面)に生える雑草を除草する除草装置に関するものである。
従来、稲の苗が植えられた水田の除草は、生産者が水田に入り、鎌などの草取り具を使用して雑草を手刈りするか、或いは、除草剤を水田に散布するなどして行われている。
これは、従来の一般的な農耕地用の除草装置を使用して、水が張られた水田の除草を機械的に達成することができない為である。
即ち、従来の一般的な除草装置は、例えば走行体の後方に除草体を設け、この走行体の走行により除草体を牽引走行せしめると共に、この除草体によって農耕地の地面や泥面の除草を行う構成であるが、この除草体の多くは、回転刃によって雑草の生える農耕地の地面や泥面を雑草諸共ほり起こすと共に、この回転刃によりこの地面や泥面の土壌と雑草とを攪拌して雑草を枯らし生育を防除することで除草を行うように構成している為、回転刃を有する除草体によって雑草だけでなく作物(稲の苗)までも掘り起こしてしまいこの作物の生育を防除してしまうという問題を有し、よって、従来の農耕地用の回転式除草装置では、水田に植えられた作物の生育を防除することなくこの水田に生える雑草だけを選択的に且つ機械的に除草することができない為である。
しかしながら、この水田の除草作業を、生産者が水田に入って鎌などの草取り具によって雑草を手刈りする方法で行なう場合は、多大な労力と時間を要してしまう。
一方、除草剤を使用した場合には、僅かな労力で簡単に効率良く雑草の生育を防除できるものの、化学薬剤を使用することによる作物の品質低下や、地下水汚染などの環境上の問題,同じ除草剤の繰り返し使用による除草効果の低減(除草剤に対する耐性が雑草に生ずる)などの懸念があるとして除草剤を好んで使用しない生産者も多い。
しかしながら、例えば田植え直後などの水田に雑草が繁殖してしまうことは稲の苗(作物)の生育にとって重大な問題を有し、よって、この水田の雑草を選択的に、且つ機械的に効率良く除草できる秀れた除草装置の開発が強く望まれる。
本発明は、上記問題点を解決し得、例えば水が張られた水田など、泥面を走行する走行体に除草体を設けてこの走行体によって除草体を泥面に牽引走行せしめた際に、この除草体によって前記泥面に生える作物を泥面から除去してしまうことなく、この泥面に生える雑草だけを選択的に、且つ機械的に除去でき、よって、例えば稲の苗が植えられた水田のように作物と雑草とが混在する泥面の除草作業に極めて有効な画期的で実用性に秀れた除草装置を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
泥面7を走行する走行体1に牽引されて牽引走行する除草体2をこの走行体1に設け、この除草体2は複数の引掻き線体3により前記泥面7を引っ掻く泥面引掻き手段Aを備え、この泥面引掻き手段Aの後方側に複数の引掛け線体5により前記泥面7に生える雑草aを引っ掛ける雑草引掛け手段Bを備えた構成とし、前記泥面引掻き手段Aは、前記複数の各引掻き線体3の下端を前記泥面7に沈み込ませると共にこの沈み込み深さLを前記泥面7に生える雑草aの根に到達し且つ作物bの根に到達しない所定深さLに設定してこの引掻き線体3によりこの泥面7の下層の雑草aの根を掻き切る根切り機能を有する構成とし、前記雑草引掛け手段Bは前記複数の各引掛け線体5の下端側を前記泥面7に当接すると共にこの各引掛け線体5の下端側に引掛け突部5aを設けて、この各引掛け線体5の引掛け突部5aが前記泥面7に生える雑草aに当接した際にはこの雑草aを引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から除去し、且つこの引掛け突部5aが前記泥面7に生える作物bに当接した際にはこの作物bとの当接押圧により前記引掛け線体5が撓み前記引掛け突部5aが作物bに対して左右に回避動してこの作物bを泥面7から除去しないように雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5の可撓性を設定したことを特徴とする除草装置に係るものである。
また、前記泥面引掻き手段Aは、前記複数の引掻き線体3を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と交差する左右方向に並設状態に配設した構成とし、前記雑草引掛け手段Bは、前記泥面引掻き手段Aの前記各引掻き線体3の後方にこの雑草引掛け手段Bの前記各引掛け線体5の引掛け突部5aが縦列配設されるように前記複数の引掛け線体5を配設した構成としたことを特徴とする請求項1記載の除草装置に係るものである。
また、前記泥面引掻き手段Aは、前記複数の引掻き線体3の下方側にこの引掻き線体3が前記泥面7に沈み込むことを阻止する沈み防止部4を設けて、この引掻き線体3の前記泥面7に対する沈み込み深さLを設定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の除草装置に係るものである。
また、前記沈み防止部4は、下方突出状態に設けた前記複数の各引掻き線体3の垂下途中位置にこの各引掻き線体3の下方突出方向と交差方向にして前記泥面7に沿設方向に突出部4aを設けて、この各突出部4aを前記泥面7に沿設当接することで前記各引掻き線体3の沈み込みを阻止する構成としたことを特徴とする請求項3記載の除草装置に係るものである。
また、前記泥面引掻き手段Aの前記各引掻き線体3の前記泥面7に対する沈み込み深さLは、略5mm〜略15mmの深さLに設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の除草装置に係るものである。
また、前記雑草引掛け手段Bは、前記泥面引掻き手段Aの前記複数の各引掻き線体3の後方に縦列配設する前記複の第一の引掛け線体5から成る第一引掛け部B1と、この第一引掛け部B1の第一の引掛け線体5の後方に縦列配設する前記複の第二の引掛け線体5から成る第二引掛け部B2とで構成し、前記第一引掛け部B1は、前記複数の第一の引掛け線体5を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第一の引掛け線体5の下端部を屈曲して前記引掛け突部5aを並設配設した構成とし、前記泥面引掻き手段Aに根を掻き切られた雑草aを前記各第一の引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けて前記泥面7から抜き出せるようにこの第一引掛け部B1の前記各第一の引掛け線体5の可撓性を設定し、前記第二引掛け部B2は、前記複数の第二の引掛け線体5を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第二の引掛け線体5を蛇行状に形成して前記第二の引掛け突部5aを並設配設した構成として、前記泥面7の上面に生える苔や水草などの雑草aをこの各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から除草できるようにこの第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の可撓性を設定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の除草装置に係るものである。
また、前記走行体1を走行する走行駆動源1aの駆動力によって前記雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5を上下揺動する揺動機構6を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の除草装置に係るものである。
また、前記走行体1の走行車輪8の外周部に設けた突出部8aと当接する位置に当接押動部9を上下揺動自在に設けて、前記走行車輪8の走行回転時に前記当接押動部9がこの走行車輪8の突出部8aと当接して前記当接押動部9が上下揺動するように構成すると共に、この当接押動部9の揺動に連動して前記引掛け線体5を上下揺動する連動機構10を備えて前記走行体1を走行する走行駆動源1aの駆動力によって前記雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5を上下揺動する揺動機構6を備えたことを特徴とする請求項記載の除草装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、除草体の牽引走行時に、この除草体の泥面引掻き手段の根切り機能によって、作物の根を掻き切ることなく雑草の根だけを掻き切ることができる。
また、雑草引っ掛け手段の各引掛け線体は単に硬い線状の構成ではなく、適宜な可撓性を有する引掛け線体に構成して、この各引掛け線体の引っ掛け突部が作物に当接した際には各引掛け線体が撓みこの引掛け突部が作物に対して回避動し、一方、この雑草引掛け手段の各引掛け線体の引掛け突部が、前記泥面引掻き手段の根切り機能により根を掻き切られた雑草や、泥面の上面に生える苔や水草などの簡単に(弱い力で)泥面から絡め取れるような雑草に当接した場合にはこれら雑草を引っ掛けて泥面から除去できるように各引掛け線体の可撓性を設定しているために、前記泥面から作物を引っ掛けて除去することはなく雑草だけをこの泥面から選択的に除去できる。
従って、例えば水が張られた水田のように、泥面上に水が張られた状況においては、この除草体の複数の各引掻き線体及び引掛け線体が泥面と当接したり泥面を引掻いたりしながら牽引されることでこの泥面の上面層の泥を泥面上の水中に攪拌させ、これにより日光が泥面に到達することを抑止(水中が濁り透光率が低下することによる)したり、水中を舞う泥が沈殿することで新たな雑草の芽を泥面下層に埋没するなどして、新たな雑草の生育を防除する秀れた生育防除機能をも発揮することが可能である。
よって、本発明は、例えば、稲の苗(作物)が植えられた水田での除草作業を行う場合に、これまでにおいては作業者が水田に入って雑草を手刈りする重労働や除草剤を使用しての薬剤除草が必須であったところを、本発明品においては、重労働や薬剤などが一切不要で、稲の苗(作物)の生育を防除することなく雑草だけを選択的に、且つ機械的に効率良く、良好に除草することが可能で、更に、例えば水田などの泥面上に水が張られた状況では泥面の泥を泥面上の水中に攪拌させて新たな雑草の生育を防除するといった機能を発揮することも可能で、従って、例えば田植え直後の水田での除草作業に極めて有効な画期的で極めて実用性に秀れた商品価値の高い除草装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、牽引走行方向に対して左右に広い範囲の雑草を一度に除草でき、一層作業効率性に秀れた除草装置となる。
また、請求項3,4記載の発明においては、各引掻き線体の沈み込み深さを確実に設定通りの所定深さに設定せしめることができ、よって、本発明の作用効果を確実に発揮できる構成を簡易に設計実現可能となる。
また、請求項5記載の発明においては、例えば、稲の苗が植えられた水田においてこの稲の苗(作物)を水田の泥面から除去してしまうことなく確実にこの水田の泥面に生える雑草だけを選択的に除去できる秀れた除草機能を確実に発揮し得、一層稲の苗が植えられた水田での除草作業に有効な秀れた除草装置となる。
また、請求項6記載の発明においては、除草体の除草引掛け手段を第一引掛け部と第二引掛け部とから成る構成とし、例えば、泥面の下層に根を張る雑草の根を泥面引掻き手段で掻き切った後に、第一引掛け部により雑草を引っ掛けて前記泥面の下層に根を張る雑草を泥面から引っこ抜くなどして除去し、この第一引掛け部で除去しきれなかった残余を第二引掛け部により除去する構成とすることで、雑草を段階的に除去できる。
よって、例えば、前記第一引掛け部は、複数の第一の引掛け線体を下方突出状態にして前記除草体の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第一の引掛け線体の並設方向に所定間隔を介して複数の引掛け突部を並設配設した構成とすれば、この第一引掛け部の各第一の引掛け線体の可撓性を低く(撓みにくく)設定して、規則的に配列された作物はこの複数並設状態の引掛け突部間の隙間を通過させて引っ掛けることはなく、乱雑に生え広がった雑草はこの複数並設状態の引っ掛け突部により引っ掛けて泥面から力強く引っこ抜いて良好に除去し得る構成とすることができる。そして、第二引掛け部は、前記第一引掛け部で除去しきれなかったわずかな残余を泥面から除去すれば良いから、即ち、力強く泥面から引っこ抜かなければならないような前記泥面に根を張る雑草は僅かしか残っておらず且つその他の泥面の上面に生える苔や水草なども軽い力で簡単に泥面から除去できることから、この第二引掛け部の各第二の引掛け線体の可撓性は前記第一引掛け部のそれよりも高く(撓み易く)設定すればよく、よって、この第二引掛け部を、例えば、複数の第二の引掛け線体を下方突出状態にして前記除草体の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第二の引掛け線体の並設方向に複数の引掛け突部を並設配設した構成とすれば、前記第一引掛け部で除去しきれなかった残余をこの略隙間無く並設配設された引掛け突部に引掛けてそれだけ隈なく除去できると共にこの引掛け突部が作物に当接しても第二の引掛け線体が簡単に撓む為にこの作物を泥面から引っこ抜くことはないなど、この第一引掛け部と第二引掛け部とで雑草引掛け部を構成することにより本発明の秀れた除草機能を一層確実且つ良好に発揮し得る一層実用性に秀れた除草装置となる。
また、請求項7,8記載の発明においては、揺動機構を備えることで、走行体を走行するための走行駆動源の駆動力を利用して除草体の雑草引掛け手段に絡み付いた雑草を振り払うことができ(特に水がはられた水田のように泥面上に水がある状態では良好に雑草を水中に振り払うことができ)、走行体の走行駆動源の駆動力を有効に利用できるうえに、雑草引掛け手段の雑草を引掛ける機能低減を自動的に阻止できる秀れた除草機能を有し、一層実用性に秀れた除草装置となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
走行体1が泥面7を走行すると、この走行体1に設けた除草体2はこの走行体1に牽引されて前記泥面7を牽引走行する。
このように除草体2が牽引走行することでこの除草体2に備えた泥面引掻き手段Aが複数の引掻き線体3によって前記泥面7を引っ掻く。具体的には、前記泥面7に生える雑草aの根に到達し且つ作物bの根に到達しない所定の沈み込み深さLだけ下端を泥面7に沈み込ませた複数の引掻き線体3によってこの泥面7を引っ掻くこととなる。
よって、前記泥面7の下層にして各引掻き線体3の下端の沈み込み深さLより浅い位置に根を張る雑草aは、この各引掻き線体3により根を掻き切られることとなり、一方、この各引掻き線体3の下端の沈み込み深さLより深い位置に根を張る作物b(例えば稲の苗など)はこの各引掻き線体3により根を掻き切られることはない。
即ち、除草体2が泥面7を牽引走行した際にこの除草体2の泥面引掻き手段Aの根切り機能により、前記泥面7に生える作物bの根は掻き切られずに雑草aの根だけが選択的に掻き切られることとなる。
また、この除草体2の前記泥面引掻き手段Aの後方側に備えた雑草引掛け手段Bが複数の引掛け線体5により前記泥面7に生える雑草aを引っ掛ける。具体的には、雑草引掛け手段Bの複数の各引掛け線体5は適宜な可撓性を有しており、この各引掛け線体5の引っ掛け突部5aが前記泥面7に生える雑草aに当接した際にはこの雑草aを引掛け突部5aにより引っ掛けて、例えば泥面7から引き抜くなどによりこの泥面7から雑草aを除去することとなり、一方、この各引掛け線体5の引掛け突部5aが前記泥面7に生える作物bに当接した際にはこの作物bとの当接押圧によって各引掛け線体5が撓むことで引掛け突部5aが作物bに対して左右に回避動し、よって、作物bはこの各引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けられて泥面7から除去されることはない。
即ち、例えば水を張った水田においては主に、泥面7の下層に強固に根を張って簡単には除去できないヒエなどの雑草aと、泥面7の上面に生える苔や水草などのように簡単に絡め取れる雑草aとが発生するが、本発明においては、例えば泥面7の下層に強固に根を張るヒエなどの雑草aは、前記泥面引掻き手段Aにより根を掻き切って泥面7から引き抜き易くした後に雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から簡単に除去でき、また、例えば泥面7の上面に生える苔や水草のように簡単に絡め取れる雑草aもこの各引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けて絡め取り泥面7から簡単に除去でき、一方、根を掻き切られることもなく泥面7の下層に根を張る作物bは、たとえ各引掛け線体5の引掛け突部5aが当接したとしてもこの作物bを引き抜くことはできずに引掛け線体5が撓み引掛け突部5aが作物bに対して回避動することとなり作物bは泥面7から除去されない。
従って、例えば水が張られた水田のように、泥面7上に水が張られた状況においては、この除草体2の複数の各引掻き線体3及び引掛け線体5が泥面7と当接したり泥面7を引掻いたりしながら牽引されることでこの泥面7の上面層の泥を泥面7上の水中に攪拌させ、これにより日光が泥面7に到達することを抑止(水中が濁り透光率が低下することによる)したり、水中を舞う泥が沈殿することで新たな雑草aの芽を泥面7下層に埋没するなどして、新たな雑草aの生育を防除する生育防除機能をも発揮することが可能である。
即ち、本発明は、先ず除草体2の牽引走行時に、泥面引掻き手段Aの根切り機能により作物bの根は掻き切られることなく雑草aの根だけを掻き切り、次いで、雑草引っ掛け手段Bの各引掛け線体5の引っ掛け突部5aにより雑草aだけを引っ掛けて例えば泥面7から引き抜いたり絡め取ったりして泥面7から除去するから、泥面7に生える雑草aだけを選択的に、且つ機械的に効率良く除草することができ、よって、例えば、稲の苗(作物b)が植えられた水田での除草作業を行う場合に、これまでにおいては作業者が水田に入って雑草を手刈りする重労働や除草剤を使用しての薬剤除草が必須であったところを、本発明品においては、重労働や薬剤などを一切不要とし稲の苗(作物b)の生育を防除することなく、雑草だけを選択的に、且つ機械的に効率良く除草することができ、更に、例えば水田などの泥面上に水が張られた状況では泥面の泥を泥面上の水中に攪拌させて新たな雑草の生育を防除するといった機能を発揮することも可能であるなど、例えば田植え直後の水田での除草作業に極めて有効な画期的で極めて実用性に秀れた除草装置となる。
また、例えば、前記泥面引掻き手段Aは、前記複数の引掻き線体3を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と交差する左右方向に並設状態に配設した構成とし、前記雑草引掛け手段Bは、前記泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の後方にこの雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5の引掛け突部5aが縦列配設されるように複数の引掛け線体5を配設した構成とした場合には、この除草体2を牽引走行した際にこの除草体2の牽引走行方向に対して左右に広い範囲の雑草aを前記泥面引掻き手段Aと雑草引掛け手段Bとで確実に除草できることとなり、除草体2の一回の牽引走行毎にそれだけ広い範囲の雑草aを確実に除草できる一層効率の良い作業性に秀れた除草装置となる。
また、例えば、前記泥面引掻き手段Aは、前記複数の引掻き線体3の下方側にこの引掻き線体3が前記泥面7に沈み込むことを阻止する沈み防止部4を設けて、この引掻き線体3の前記泥面7に対する沈み込み深さLを設定した場合には、各引掻き線体3に夫々沈み防止部4が設けられている為に、それだけ各引掻き線体3がバラツキなく均一に、狙い通りの沈み込み深さLだけ泥面7に沈み込ませることが可能となる。
更に、例えば、前記沈み防止部4は、下方突出状態に設けた前記複数の各引掻き線体3の垂下途中位置にこの各引掻き線体3の下方突出方向と交差方向にして前記泥面7に沿設方向に突出部4aを設けて、この各突出部4aを前記泥面7に沿設当接することで各引掻き線体3の沈み込みを阻止する構成とした場合には、例えば、各引掻き線体3の垂下途中位置に、中空の浮き部材などを設けてこの各引掻き線体3の沈み込み深さLを設定するのではなく、単にこの引掻き線体3から前記泥面7に沿設当接する方向に突出状態に突出部4aを設ける簡易な構成で各引掻き線体3の沈み込み深さLを設定する構成としたから、本発明の作用効果を確実に発揮できるうえに一層簡易設計実現な構成となる。
また、例えば、前記泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の前記泥面7に対する沈み込み深さLは、略5mm〜略15mmの深さLに設定した場合には、例えば、本発明品を田植え直後の水田にて使用するに際して、前記泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3が、この水田の泥面7から略20mmの深さ位置から下層に向けて根を張る稲の苗(作物b)には確実に到達し得ず、一方、この泥面引掻き手段Aの根切り機能によって根を掻き切りたい例えばヒエなどの雑草aは、泥面7から泥面7の下層に向けて略5mm〜略10mmの深さに根を張っている為、この各引掻き線体3がこの雑草aの根に確実に到達し得、根切り機能を発揮できることとなる。
また、例えば、前記雑草引掛け手段Bは、前記泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の後方に縦列配設する複数の第一の引掛け線体5から成る第一引掛け部B1と、この第一引掛け部B1の後方に縦列配設する複数の第二の引掛け線体5から成る第二引掛け部B2とで構成し、前記第一引掛け部B1は、前記泥面引掻き手段Aに根を掻き切られた雑草aを各第一の引掛け線体5の下端部を屈曲した引掛け突部5aに引っ掛けて前記泥面7から抜き出せるように各第一の引掛け線体5の可撓性を設定し、前記第二引掛け部B2は、前記泥面7の上面に生える苔や水草などの雑草aを各第二の引掛け線体5を蛇行状に形成した引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から除草できるように各第二の引掛け線体5の可撓性を設定した場合には、例えば、先ず、泥面7の下層に強固に根を張る雑草aの根を泥面引掻き手段Aで掻き切った後、雑草引掛け手段Bの第一引掛け部B1により雑草aを引っ掛けてこの泥面7から除去し、次いで、この第一引掛け部B1で除去しきれなかった残余を第二引掛け部B2により除去するといった段階的に雑草aを除去する構成とすることができる。
従って、前記第一引掛け部B1は、複数の第一の引掛け線体5を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第一の引掛け線体5の下端部を屈曲した引掛け突部5aを並設配設した構成とすれば、この第一引掛け部B1の各第一の引掛け線体5の可撓性を低く(撓みにくく)設定し、規則的に配列された作物bはこの複数並設状態の引掛け突部5a間の隙間を通過させて引っ掛けることはなく、乱雑に生え広がった雑草aはこの複数並設状態の引っ掛け突部5aにより引っ掛けて泥面7から力強く引っこ抜いて除去し得る構成にできることとなる。そして、第二引掛け部B2は、前記第一引掛け部B1で除去しきれなかったわずかな残余を泥面7から除去すれば良いから、即ち、力強く泥面7から引っこ抜かなければならないような前記泥面7に根を張る雑草aは僅かしか残っておらず且つその他の泥面の上面に生える苔や水草なども軽い力で簡単に泥面から除去できることから、この第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の可撓性は前記第一引掛け部B1のそれよりも高く(撓み易く)設定すればよく、よって、この第二引掛け部B2を、複数の第二の引掛け線体5を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第二の引掛け線体5を蛇行状に形成して複数の引掛け突部5aを並設配設した構成とすれば、前記第一引掛け部B1で除去しきれなかった残余をこの略隙間無く並設配設された引掛け突部5aに引掛けてそれだけ隈なく雑草aを除去できると共にこの引掛け突部5aが作物bに当接しても第二の引掛け線体5が簡単に撓む為にこの作物bが泥面7から引っこ抜かれることはないなど、この第一引掛け部B1と第二引掛け部B2とで雑草引掛け部Bを構成することにより本発明居の秀れた除草機能を一層確実且つ良好に発揮し得ることとなる。
また、前記雑草引掛け手段Bは、各引掛け線体5(第一の引掛け線体及び第二の引掛け線体)の下端側を屈曲してこの各引掛け線体5の下端側に引掛け突部5aを設けた構成としたため、単に各引掛け線体5(第一の引掛け線体及び第二の引掛け線体)を屈曲成形してこの雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5(第一の引掛け線体及び第二の引掛け線体)を極めて簡易に生産可能な簡易構成となる。
また、例えば、前記走行体1を走行する走行駆動源1aの駆動力によって前記雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5を上下揺動する揺動機構6を備えた場合には、この雑草引掛け部Bの各引掛け線体5の引掛け突部5aに雑草aが絡み付いても、この揺動機構6による各引掛け線体5aの上下揺動によってこの絡み付いた雑草aを自動的に振り払うことで、この各引掛け線体5aの引掛け突部5aに大量に雑草aが絡み付いて雑草aを引掛ける機能が低減してしまうことを良好に阻止されることとなる。即ち、例えば走行体1や除草体2を手動により上下揺動させたりする力を要する作業が不要で、走行体1の走行駆動源1aの駆動力を利用して自動的に引掛け突部5aに絡み付いた雑草aを振り払うことができる(特に、水がはられた水田のように泥面7上に水がある状態では、絡み付いた前記雑草aを水中に良好に振り払えることとなる。)。
更に、例えば、前記走行体1の走行車輪8の外周部に設けた突出部8aと当接する位置に当接押動部9を上下揺動自在に設けて、前記走行車輪8の走行回転時に前記当接押動部9がこの走行車輪8の突出部8aと当接して前記当接押動部9が上下揺動するように構成すると共に、この当接押動部9の揺動に連動して前記引掛け線体5を上下揺動する連動機構10を備えて前記走行体1を走行する走行駆動源1aの駆動力によって前記雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5を上下揺動する揺動機構6を備えた場合には、各引掛け線体5の引掛け突部5aに絡み付いた雑草aを自動的に振り払える機能を確実に発揮し得る構成を簡易設計実現可能な構成となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、泥面7を走行する走行体1に牽引されて牽引走行する除草体2をこの走行体1に設け、この除草体2は複数の引掻き線体3により前記泥面7を引っ掻く泥面引掻き手段Aを備え、この泥面引掻き手段Aの後方側に複数の引掛け線体5により前記泥面7に生える雑草aを引っ掛ける雑草引掛け手段Bを備えた構成とし、前記泥面引掻き手段Aは、複数の各引掻き線体3の下端を前記泥面7に沈み込ませると共にこの沈み込み深さLを前記泥面7に生える雑草aの根に到達し且つ作物bの根に到達しない所定深さLに設定してこの引掻き線体3によりこの泥面7の下層の雑草aの根を掻き切る根切り機能を有する構成とし、前記雑草引掛け手段Bは複数の各引掛け線体5の下端側を前記泥面7に当接すると共にこの各引掛け線体5の下端側に引掛け突部5aを設けて、この各引掛け線体5の引掛け突部5aが前記泥面7に生える雑草aに当接した際にはこの雑草aを引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から除去し、且つこの引掛け突部5aが前記泥面7に生える作物bに当接した際にはこの作物bとの当接押圧により引掛け線体5が撓み前記引掛け突部5aが作物bに対して左右に回避動してこの作物bを泥面7から除去しないように雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5の可撓性を設定した除草装置である。
走行体1は、図1に図示したように、後方左右に作業者が握柄する握柄部14aを有する操作部14を設けた走行基体1bの前方に、走行駆動源1aを有する駆動機構8b及びこの駆動機構8bにより走行回転する走行車輪8を垂設した構成である。
尚、この走行車輪8の外周部には所定の角度間隔を介して外方に突出状態に複数の突出部8aを設けている。具体的には、図1に図示したように、円環状の枠体の外周部に突出部8aとしての板羽根を設けた構成である。
従って、前記走行駆動源1aを駆動してこの走行車輪8を走行回転した際、この走行車輪8の前記複数の板羽根(突出部8a)が泥をかくことにより推進力が良好に生じ前記走行体1が良好に泥面7を走行する。
除草体2は、図1及び図2に図示したように、走行体1の走行基体1bの後方に、屈曲棒状の除草基体2aを連設し、この屈曲棒状の除草基体2aの後方側に泥面引掻き手段A及び雑草引掛け部Bを縦列状態に設けた構成である。具体的には、泥面引掻き手段Aは、前記複数の引掻き線体3を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と交差する左右方向に並設状態に設けた構成とし、雑草引掛け手段Bは、前記泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の後方にこの雑草引掛け手段Bの各引掛け線体5の引掛け突部5aが縦列配設されるように複数の引掛け線体5を配設した構成としている。
従って、前記走行体1の走行時に、この除草体2の除草基体2aが走行体1に牽引されて、前記泥面引掻き手段A及び雑草引掛け部Bが走行体1の走行方向と等しい方向に牽引走行される。また、この際、除草体2の泥面引掻き手段Aと雑草引掛け部Bとがこの除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に配設されている為、それだけ左右に広い範囲の雑草aが除去される。
この除草体2の除草基体2aの後方側に設けた泥面引掻き手段Aは、具体的には、図1に図示したように、この除草基体2aの後方側に、除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に横杆体12を設け、この横杆体12から後方に向けて下方突出状態に複数の引掻き線体3を設けた構成である。この横杆体12は、図2に図示したように、側面断面視形状がコ字状のアングル状杆体で、このコ字状対向内面に前記複数の引掻き線体3の各上端部を固定してこの横杆体12の長さ方向に並設状態にして前後方向に縦列状態に(二列に)前記複数の引掻き線体3を配設している。
また、泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の下方側には、図2に図示したように、この引掻き線体3が前記泥面7に沈み込むことを阻止する沈み防止部4を設け、この沈み防止部4によって各引掻き線体3の前記泥面7に対する沈み込み深さLを設定している。
この沈み込み防止部4は、図2に図示したように、下方突出状態に設けた前記複数の各引掻き線体3の垂下途中位置にこの各引掻き線体3の下方突出方向と交差方向にして前記泥面7に沿設方向に突出部4aを設けている。
尚、本実施例においては、前記引掻き線体3及び沈み込み防止部4の突出部4aとして夫々、一般的な針金を採用した構成としている。
従って、この泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3は、図2に図示したように泥面7と先端が当接すると共に各引掻き線体3の垂下途中位置に設けた突出部4aが前記泥面7に沿設当接することで各引掻き線体3の沈み込みが各個に阻止されてこの泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の沈み込み深さLが確実に所定の深さLとなる。
尚、この泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の前記泥面7に対する沈み込み深さLは、略5mm〜略15mmの深さL(本実施例においては、略10mm)に設定している。
従って、この泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3は、例えば、泥面7から約20mmの深さ位置から下方に向けて根を張る稲の苗の根には到達できず、一方、泥面7から下層に向けて約5mm〜10mmの深さに根を張るヒエなどの水田に生える一般的な雑草aの根には確実に到達できてこの雑草aの根を掻き切れる根切り機能を有する。
尚、本実施例においては、沈み防止部Bは泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3に各個に突出部4aを設けた構成としたが、これに限らず、例えば各引掻き線体3が所定深さLだけ沈み込むように、走行体1若しくは除草体2自体に沈み防止用の浮き部材などを備えた構成とするなど、本実施例と同様の機能を発揮し得る構成であれば良い。
この除草体2の除草基体2aの後方側にして前記泥面引掻き手段Aの後方側に設けた雑草引掛け手段Bは、図1に図示したように、前記泥面引掻き手段Aの各引掻き線体3の後方に縦列配設する複数の第一の引掛け線体5から成る第一引掛け部B1と、この第一引掛け部B1の後方に縦列配設する複数の第二の引掛け線体5から成る第二引掛け部B2とで構成している。
具体的には、第一引掛け部B1は、図1及び図2に図示したように、前記泥面引掻き手段Aの複数の各引掻き線体3を設けた横杆体12の後方側外面部にこの第一引掛け部B1の複数の各第一の引掛け線体5の上端を固定して、この横杆体12の長さ方向に複数並設状態にしてこの横杆体12から下方にして後方に突出状態に第一の引掛け線体5を設けた構成である。
従って、この第一引掛け部B1の複数の第一の引掛け線体5は除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設される。
また、この第一引掛け部B1の複数の第一の引掛け線体5は一般的な針金を折曲して構成したものであって、無垢な直線状の針金の垂下途中位置を、図1及び図5に図示したように、牽引走行方向と略直交する左右方向に、即ちこの第一引掛け部B1の複数の第一の引掛け線体5の並設方向に折曲して引掛け突部5aを形成した構成である。尚、図5に図示したように、この第一引掛け部B1の複数の第一の引掛け線体5は、互いに近接状態にして下端部を反対方向に屈曲せしめてこの近接状態の一対の第一の引掛け線体5により下端部がT字状を呈するようにこの第一引掛け部B1の複数の各第一の引掛け線体5を並設して、複数の引掛け突部5aが所定間隔を介して除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に並設配設した構成である。
また、この第一引掛け部B1は、前記泥面引掻き手段Aに根を掻き切られた雑草aを各第一の引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けて前記泥面7から抜き出せるように、この第一引掛け部B1の各第一の引掛け線体5の可撓性を設定している。
また、第二引掛け部B2は、除草基体2aの前記横杆体12の後方側に、後述の揺動機構6を介して上下揺動自在にして前記除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に揺動横杆体13を設け、この横杆体13から下方側にして後方側に突出状態に複数の第二の引掛け線体5を設けることで、複数の第二の引掛け線体5を下方突出状態にして前記除草体2の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設した構成である。
この複数の第二の引掛け線体5の並設方向に複数の引掛け突部5aを並設配設されるようにこの複数の各第二の引掛け線体5を構成している。
この各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aは、一般的な針金を、図1及び図5に図示したように、蛇行状に折曲して、除草体2の牽引走行方向と略直交方向よりやや後方に傾いた引掛け突部5aを各第二の引掛け線体5毎に複数形成して構成している。尚、図1に図示したように、隣合う第二の引掛け線体5の引掛け突部5a同士を略等しい蛇行状に折曲することで隣合う第二の引掛け線体5の引掛け突部5aの一部が牽引走行方向上に重なる位置に設けられている。
尚、この第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aは、各第二の引掛け線体5の後方突出方向に対して後方に傾いた状態にこの各引掛け突部5aが前記泥面7を牽引されるように構成している。
従って、この第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aが作物bに当接した際に、この第二の引掛け線体5が左右方向に良好に撓んで各引掛け突部5aが作物bに対して回避動する。
また、この第二引掛け部B2は、前記泥面7の上面に生える苔や水草などの雑草aを各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から除草でき、且つ、作物bに各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aを当接した際にはこの各第二の引掛け線体5が良好に左右方向に撓むようにこの第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の可撓性を設定している。
従って、この第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の下端側は、図2に図示したように、前記泥面7に弾圧当接し、除草体2の牽引走行時においてはこの各第二の引掛け線体5の下端側に位置する複数の引掛け突部5aが前記泥面7に弾圧当接しながらこの泥面7を牽引されると共にこの泥面7の上面に生える苔や水草などの雑草aを絡め取る。
尚、この第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5は成形が容易なように全体が蛇行状の針金で形成しているが、第二の引掛け線体5の下端側だけを突出部5aを有する蛇行状に形成した形状としても良いし、他にも、本実施例と同様の作用効果を発揮する形状であれば良い。
また、本実施例では、この第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5を下方突出状態にして複数並設状態に設ける揺動横杆体13を、前記走行体1に備えた走行駆動源1aの駆動力によって上下揺動せしめる揺動機構6を備えている。
この揺動機構6は、前記走行体1の走行車輪8の外周部に設けた突出部8a(板羽根)と当接する位置に当接押動部9を上下揺動自在に設けて、前記走行車輪8の走行回転時に前記当接押動部9がこの走行車輪8の突出部8aと当接して前記当接押動部9が上下揺動するように構成すると共に、この当接押動部9の揺動に連動して前記第二の引掛け線体5を上下揺動する連動機構10を備えている。
具体的には、図1及び図2に図示したように、走行体1の走行基体1bの後方に揺動体15の所定位置を揺動回動自在に枢設し、この揺動体15の揺動軸15aを介した前部に、前記当接押動部9を設けている。
従って、走行車輪8が正転回転(図3中、右回転)することで、走行車輪8の突出部8aが前記揺動体15の当接押動部9に当接してこの当接押動部9を上動し、揺動体15の前記揺動軸15aを介して前記当接押動部9と反対側の後部は下動する。
この揺動体15の前記揺動軸15aを介して前記当接押動部9と反対側の後部は、除草体2の除草基体2aの後方側に揺動軸16aを軸に揺動回動自在に設けたもう一つの揺動体16の前部と枢着しており、図2及び図3に図示したように、前記揺動体15の後部が下動すると、除草基体2aの後方側に設けたもう一つの揺動体16の前部が下動し後部が上動するように構成している。
前記除草体2の雑草引掛け手段Bの第二引掛け部B2の複数の第二の引掛け線体5が設けられる揺動横杆体13は、この除草基体2aの後方側に設けた前記もう一つの揺動体16の後方に設けており、このもう一つの揺動体16が揺動することで第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5が上下揺動する構成である。
即ち、図3に図示したように、前記揺動機構6の連動機構10は、揺動体15の前部の当接押動部9が上部に押動して揺動体15の後部が下動することで、前記もう一つの揺動体16の前方が下動すると共にこのもう一つの揺動体16の揺動軸16aを介して後方が上動し、このもう一つの揺動体16の後部に設けた前記揺動横杆体13が上動するように構成したものである。
また、図3に図示した前記当接押圧部9と走行車輪8の突出部8aとの当接状態が、図2に図示したように解除された際には、自重により前記揺動横杆体13は下動し、それに伴って揺動部15及びもう一つの揺動体16も揺動軸15a,16aを軸に回動する。
従って、揺動機構6は、走行車輪8の走行回転時に、この走行車輪8の外周部に設けた突出部8a(板羽根)が前記当接押動部9を上方に押動することにより前記第二引掛け部B2を上動せしめ(図3参照)、一方、この当接押動部9と前記走行車輪8の突出部8aとの当接状態が解除されることで前記第二引掛け部B2を下動せしめる(図2参照)ように構成したものである。
尚、図中、符号17,18は、前記第二引掛け部B2がスムーズに上下揺動し得るように前記もう一つの揺動体16若しくは第二引掛け部B2をバネ付勢する補助バネ体17,18である。また、図中、符号19,20は、前記もう一つの揺動体16に設けた回動規制用長孔19,及び除草基体2aの後部に突設した回動規制用突部20であり、図2及び図3に図示したように、このもう一つの揺動体16に設けた回動規制用長孔19に前記除草基体2aの回動規制用突部20が貫通配設されることで、このもう一つの揺動体16の揺動回動範囲が規制されるように構成するものである。
本実施例は上述のように構成したから、走行体1で泥面7を走行して除草体2を泥面7に牽引走行することで、図4(a),(b)に図示したように、この除草体2の泥面引掻き部Aの複数の引掻き線体3の下端側により泥面7の上面から所定深さL(本実施例においては略10mm)までの位置に根を張る雑草aの根をこの泥面引掻き部Aの根切り機能によって掻き切ることができる。
また、この所定深さLよりも深い位置から下方に向けて根を張る作物b(例えば、深さ約20mmの位置から下方に向けて根を張る稲の苗など)の根は掻き切ることはない。
また、図4(c)に図示したように、前記泥面引掻き手段Aの根切り機能により根を掻き切られて泥面7から抜け易くなった状態の雑草aを除草体2の雑草引掛け手段Bの第一引掛け部B1の各第一の引掛け線体5の引掛け突部5aに引っ掛けてこの泥面7から引き抜き、除去できる。
また、この第一引掛け部B1の複数の第一の引掛け線体5の各引掛け突部5a間には隙間を有している為、例えば水田に植えられた稲の苗のように、列状に規則正しく植えられた作物bはこの第一引掛け部B1の各引掛け突部5a間の隙間を(引っ掛けて泥面7から引き抜くことなく)通過させることができ、乱雑に生え広がった雑草aだけをこの第一引掛け部B1の各引掛け突部5aに引っ掛けて泥面7から引き抜くことができる。また、この第一引掛け部B1の各引掛け突部5aが作物bに当接した場合にも、この作物bは根を切られておらずこの泥面7に強固に植わっている為、この第一引掛け部B1の各第一の引掛け線体5が左右に撓んで各引掛け突部5aが作物bに対して左右に回避動し、よって、作物bがこの第一引掛け部B1の引掛け突部5aにより泥面7から引き抜かれることはない。
また、第二引掛け部B2は、第一引掛け部B1で除去し切れなかった雑草aを、隙間無く配設されたこの台に引掛け部B2の複数の引掛け突部5aにより引っ掛けたり絡め取ったりして泥面7から除去できる。
また、この第二引掛け部B2は下端部が泥面7に弾圧当接すると共に各第二の引掛け線体5に複数の引掛け部5aが形成されており、特にこの泥面7の上面に生える苔や水草などの雑草aを良好に絡め取り泥面7から除去できる。
従って、本実施例品は、例えば図5(a)に図示したように、作物bとして稲の苗が植えられた水田において、先ず泥面引掻き手段Aの根切り機能により稲の苗の根は掻き切ることなく、この水田の底面(泥面7)の下層に根を張るタイプの雑草aの根を根だけを掻き切ったうえで、この根切りされて抜き取り易くなったヒエなどの雑草aを雑草引掛け手段Bの第一引掛け部B1で泥面7から引き抜いて除去でき、次いで、図5(b)に図示したように、雑草引っ掛け手段Bの第二引掛け部B2の各第二の引掛け線体5の引っ掛け突部5aにより、泥面7の上面に生えるタイプの苔や水草などの雑草aを良好に絡め取り泥面7から除去でき、よって、例えば田植え直後の水田のように、稲の苗(作物b)を泥面7から引き抜いて除去してしまうことなく、厄介なヒエや水草などの雑草aの除去作業を機械的に効率良く達成できることとなる。
よって、本実施例は、例えば、稲の苗(作物b)が植えられた水田での除草作業を行う場合に、これまでにおいては作業者が水田に入って雑草を手刈りする重労働や除草剤を使用しての薬剤除草が必須であったところを、本発明品においては、重労働や薬剤などを一切不要とし稲の苗(作物b)の生育を防除することなく、雑草だけを選択的に、且つ機械的に効率良く除草することができるなど、極めて実用性に秀れた除草装置となる。
また、本実施例は、除草体2の雑草引掛け手段Bの第一引掛け部B1で例えばヒエなどのように泥面7の下層に根を張るタイプの雑草aを泥面7から引き抜いて良好に除去できる。また、この泥面7の下層に根を張るタイプの雑草aのうちの前記第一引掛けB1で除去しきれなかった僅かな残余分の雑草a(例えば、この第一引掛け部B1の複数の引掛け突部5a間の隙間を通過した雑草a)を第二引掛け部B2の蛇行状の各第二の引掛け線体5の引掛け突部5aで泥面7から引き抜いて除去すると共に、この泥面7に対して弾圧当接する第二引掛け部B2の各引掛け突部5aによって、この泥面7の上面に生えるタイプの苔や水草などの雑草aも良好に絡め取って泥面7から除去でき、よって、例えば水田などに生える代表的なヒエなどの泥面7の下層に根を張るタイプの雑草aも、水草などの泥面7の上面に生えるタイプの雑草aも、本実施例品においては可及的に取り残し無く良好に泥面7から除去でき、よって、一層秀れた除草機能を有する実用性に秀れた除草装置となる。
また、主に泥面7の上面に生えるタイプの雑草aを絡め取る前記第二引掛け部B2には、苔や水草などの雑草aが絡み付き易く、雑草aが大量に絡み付いてしまうと新たに雑草aを絡み取りにくくなり除草機能が低減してしまうが、本実施例においては、揺動機構6により第二引掛け部B2を自動的に上下揺動せしめて第二引掛け部B2に絡み付いた雑草aを自動的に(例えば、作業者が操作部14を上下動して手動により走行体1や除草体2を上下動せしめて第二引掛け部B2に絡み付いた雑草aを振り払ったりする必要がなく)極めて簡単に取り払うことができる。特に水田などの泥面7の上に水が張られた状態ではこの上下揺動によって前記第二引掛け部B2に絡み付いた雑草aが極めて良好に水中に振り払われて前記第二引掛け部B2の除草機能の低減を確実に阻止でき、この点においても、一層秀れた除草機能を有するものとなる。
また、このように第二引掛け部B2を上下揺動せしめる前記揺動機構6は、走行体1の走行駆動源1aの駆動力を利用して第二引掛け部B2を上下揺動せしめる構成の為、第二引掛け部B2を上下揺動するための駆動源を別途に設ける必要が一切なく、それだけ簡易な構成でありながら秀れた除草機能を達成し得るなど、この点においても一層実用性に秀れる。
また、本実施例に係る除草装置は、単に水田などの泥面7に生えた雑草aを除去する秀れた除草機能を有するだけでなく、水が張られた水田の底面のように、泥面7上に水が張られた状況において使用した場合においては、この水が張られた泥面7を走行体1が走行すると共に前記除草体2の複数の各引掻き線体3及び引掛け線体(第一の引掛け線体及び第二の引掛け線体)が泥面7を牽引することでこの泥面7の泥を泥面7上に張られた水中に攪拌せしめることができ、よって、この泥面7上の水中を泥によって濁らせることで水中に生える雑草aへの日光の透光を抑止して生育を防除したり、水中に攪拌された泥が新たに生育しようとする雑草aに沈殿し、即ち、雑草aが泥面7内に埋没されることで、新たな雑草aの生育を防除する機能も確実に発揮でき、従って、除草機能と新たな雑草aの生育防除機能とを水田のように泥面7上に水が張られた状況において確実に発揮でき、例えば、田植え直後の水田の除草作業などにおいて極めて有効な除草装置となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る除草装置の説明斜視図である。 本実施例に係る除草装置の使用状態を示す側面図である。 本実施例に係る除草装置の使用状態を示す側面図である。 本実施例に係る除草装置の泥面引掻き手段A及び雑草引掛け手段Bの第一引掛け部B1を示す側断面図である。 本実施例に係る除草装置の泥面引掻き手段A及び雑草引掛け手段Bの説明概略斜視図である。
1 走行体
1a 走行駆動源
2 除草体
引掻き線体
4 沈み防止部
4a 突出部
引掛け線体
5a 引掛け突部
6 揺動機構
7 泥面
8 走行車輪
8a 突出部
9 当接押動部
10 連動機構
A 泥面引掻き手段
B 雑草引掛け手段
B1 第一引掛け部
B2 第二引掛け部
L 深さ
a 雑草
b 作物

Claims (8)

  1. 泥面を走行する走行体に牽引されて牽引走行する除草体をこの走行体に設け、この除草体は複数の引掻き線体により前記泥面を引っ掻く泥面引掻き手段を備え、この泥面引掻き手段の後方側に複数の引掛け線体により前記泥面に生える雑草を引っ掛ける雑草引掛け手段を備えた構成とし、前記泥面引掻き手段は、前記複数の各引掻き線体の下端を前記泥面に沈み込ませると共にこの沈み込み深さを前記泥面に生える雑草の根に到達し且つ作物の根に到達しない所定深さに設定してこの引掻き線体によりこの泥面の下層の雑草の根を掻き切る根切り機能を有する構成とし、前記雑草引掛け手段は前記複数の各引掛け線体の下端側を前記泥面に当接すると共にこの各引掛け線体の下端側に引掛け突部を設けて、この各引掛け線体の引掛け突部が前記泥面に生える雑草に当接した際にはこの雑草を引掛け突部に引っ掛けて泥面から除去し、且つこの引掛け突部が前記泥面に生える作物に当接した際にはこの作物との当接押圧により前記引掛け線体が撓み前記引掛け突部が作物に対して左右に回避動してこの作物を泥面から除去しないように雑草引掛け手段の各引掛け線体の可撓性を設定したことを特徴とする除草装置。
  2. 前記泥面引掻き手段は、前記複数の引掻き線体を下方突出状態にして前記除草体の牽引走行方向と交差する左右方向に並設状態に配設した構成とし、前記雑草引掛け手段は、前記泥面引掻き手段の前記各引掻き線体の後方にこの雑草引掛け手段の前記各引掛け線体の引掛け突部が縦列配設されるように前記複数の引掛け線体を配設した構成としたことを特徴とする請求項1記載の除草装置。
  3. 前記泥面引掻き手段は、前記複数の引掻き線体の下方側にこの引掻き線体が前記泥面に沈み込むことを阻止する沈み防止部を設けて、この引掻き線体の前記泥面に対する沈み込み深さを設定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の除草装置。
  4. 前記沈み防止部は、下方突出状態に設けた前記複数の各引掻き線体の垂下途中位置にこの各引掻き線体の下方突出方向と交差方向にして前記泥面に沿設方向に突出部を設けて、この各突出部を前記泥面に沿設当接することで前記各引掻き線体の沈み込みを阻止する構成としたことを特徴とする請求項3記載の除草装置。
  5. 前記泥面引掻き手段の前記各引掻き線体の前記泥面に対する沈み込み深さは、略5mm〜略15mmの深さに設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の除草装置。
  6. 前記雑草引掛け手段は、前記泥面引掻き手段の前記複数の各引掻き線体の後方に縦列配設する前記複の第一の引掛け線体から成る第一引掛け部と、この第一引掛け部の第一の引掛け線体の後方に縦列配設する前記複の第二の引掛け線体から成る第二引掛け部とで構成し、前記第一引掛け部は、前記複数の第一の引掛け線体を下方突出状態にして前記除草体の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第一の引掛け線体の下端部を屈曲して前記引掛け突部を並設配設した構成とし、前記泥面引掻き手段に根を掻き切られた雑草を前記各第一の引掛け線体の引掛け突部に引っ掛けて前記泥面から抜き出せるようにこの第一引掛け部の前記各第一の引掛け線体の可撓性を設定し、前記第二引掛け部は、前記複数の第二の引掛け線体を下方突出状態にして前記除草体の牽引走行方向と略直交する左右方向に所定間隔を介して並設配設し、この複数の第二の引掛け線体を蛇行状に形成して前記第二の引掛け突部を並設配設した構成として、前記泥面の上面に生える苔や水草などの雑草をこの各第二の引掛け線体の引掛け突部に引っ掛けて泥面から除草できるようにこの第二引掛け部の各第二の引掛け線体の可撓性を設定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の除草装置。
  7. 前記走行体を走行する走行駆動源の駆動力によって前記雑草引掛け手段の各引掛け線体を上下揺動する揺動機構を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の除草装置。
  8. 前記走行体の走行車輪の外周部に設けた突出部と当接する位置に当接押動部を上下揺動自在に設けて、前記走行車輪の走行回転時に前記当接押動部がこの走行車輪の突出部と当接して前記当接押動部が上下揺動するように構成すると共に、この当接押動部の揺動に連動して前記引掛け線体を上下揺動する連動機構を備えて前記走行体を走行する走行駆動源の駆動力によって前記雑草引掛け手段の各引掛け線体を上下揺動する揺動機構を備えたことを特徴とする請求項記載の除草装置。
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