JP6653855B1 - サトウキビ収穫後のトラッシュ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】日本のような狭い圃場においても効率的にトラッシュを除去することが可能なサトウキビ収穫後のトラッシュ除去装置のの提供。【解決手段】トラクターに連結可能に形成されたフレームと、該フレームを走行可能にするタイヤと、地表から所定の高さに略水平状態で回転可能に支持された回転盤と、該タイヤの回転を該回転盤に伝達する駆動力伝達手段を備え、該回転盤の下側面には回転盤の外周方向へと延伸する複数の羽根部が回転盤面から地表面側へと突出するように設けられているトラッシュ除去装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、サトウキビを収穫した後に発生するトラッシュを除去するための装置に関する。
サトウキビの圃場は、収穫後に一定量のトラッシュ(茎以外の梢頭部、稚茎、枯葉、枯死茎、生葉、土砂、雑草など)が発生する。かかるトラッシュをそのまま放置すると、粒状の除草剤や殺虫剤などを散布してもトラッシュが邪魔となって土壌に届かず、その後の発芽が遅れるなどの弊害があった。
その点、株揃え機などを使用してサトウキビの株を短く刈り揃えてしまえばトラッシュを除去する必要がなくなるが、地力のない畑では根が掘り起こされてしまい、反収が落ちるおそれがあった。そこで、株揃え機の使用が適さない圃場ではトラッシュの除去作業が別途必要となっていた。
かかるトラッシュの除去作業に用いられる器具としては、トラクターにより牽引して使用するフィンガーレイキ(finger rake)という専用器具がある(特許文献1)。このものは、放射状に形成された爪を地面に接しながら回転させることによりトラッシュを掻き集めて除去するというものである。しかしながら、かかるフィンガーレイキは米国など広大な面積の圃場に合わせて作られた大型装置のため、日本の狭い圃場には適したものではなかった。
米国特許登録第5,956,934号
そこで本発明は、従来のトラッシュ除去装置のかかる欠点を克服し、日本のような狭い圃場においても、効率的にトラッシュを除去することが可能なサトウキビ収穫後のトラッシュ除去装置の提供を課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、トラクターに連結可能に形成されたフレームと、該フレームを走行可能にするタイヤと、地表から所定の高さに略水平状態で回転可能に支持された回転盤と、タイヤの回転を該回転盤に伝達する駆動力伝達手段を備え、該回転盤の下側面には回転盤の外周方向へと延伸する複数の羽根部が地面側へと突出するように設けられているトラッシュ除去装置である。
また、本発明は、前記駆動力伝達手段が、複数のスプロケット、複数のチェーンおよびギヤボックスによって、前記タイヤの回転力を、前記回転盤を取り付けたシャフトへ順次伝達することを特徴とするトラッシュ除去装置である。
また本発明は、前記羽根部の延伸方向が前記回転盤の中心線よりも回転盤の回転方向側へとずれて設けられていることを特徴とするトラッシュ除去装置である。
また本発明は、前記フレームの後部に重り取付部を設けたことを特徴とするトラッシュ除去装置である。
本発明にかかるサトウキビ収穫後のトラッシュ除去装置は、走行することにより回転する回転盤の羽根部で畝上のトラッシュを効果的に左右の畝間へ掃き出して排除することができる。
また、本発明にかかるトラッシュ除去装置は、全体的に小振りであり、小回りも効くため、日本のように狭い圃場での作業に適している。
本発明に係るトラッシュ除去装置の側面図。 本発明に係るトラッシュ除去装置の平面図。 本発明に係るトラッシュ除去装置の背面図。 本発明に係るトラッシュ除去装置の回転盤の平面図。
以下、本発明のトラッシュ除去装置の実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
本発明のトラッシュ除去装置は、トラクターに連結可能に形成されたフレーム11と、該フレーム11を走行可能にするためのタイヤ41と左右一対のタイヤ42、フレーム11に回転可能に設けられた回転盤31、および、該タイヤ42の回転力を回転盤31に伝えるための駆動力伝達手段2を備える。以下、各部の詳細について説明する。
本実施態様のフレーム11は、角柱状の部材を組み合わせて形成されているが、後述する各部材を搭載可能であって、強度および剛性も十分なものであれば、本実施態様の形状に限らない。フレーム11の前部には連結部12、13が設けられ、かかる連結部12、13によりトラクターの後部に連結可能となっている。また、フレーム11の前部には一つのタイヤ41、後部には左右二つのタイヤ42が設けられており、これにより、トラクターに牽引されて走行可能となっている。左右のタイヤ42の間隔は、牽引するトラクターの後部タイヤの間隔と同じ間隔にすると走行が安定するため好ましい。
また、フレーム11の中間部からはシャフト33が垂設されている。かかるシャフト33は、フレーム11に取り付けられた2つの軸受部34、35により軸支され、さらにその下端部には、地表から所定の高さに回転盤31が略水平状態で取り付けられている。
回転盤31は円盤状に形成され、その下側面には、複数の羽根部32が設けられている。本実施態様の羽根部32は、回転盤31の外縁からさらに外側へと突出して延伸するように4箇所設けられている。かかる羽根部32は、回転盤31の盤面から略垂直方向に突出して形成されている。なお、本実施態様の回転盤31は時計回りに回転するように形成されているが、図4に示すように、羽根部32は回転盤31の中心点を通る線と一致させず、かかる中心線よりもさらに回転方向側へとずれて設けている。このように、回転方向側へ羽根部32の延伸方向をずらすことにより、羽根部32の回転に伴って、トラッシュをより外側へと掃き出しやすくなる。
回転盤31の大きさは任意だが、直径20〜40cmの範囲で形成することが好ましい。また、羽根部32の数や大きさも任意だが、3〜6枚の範囲で形成することが好ましく、羽根部32の長さは回転盤31の直径にもよるが、対向する2つの羽根部32の最も離れている先端の間の距離で50〜70cmの範囲が好ましい。さらに、羽根部32は、本発明のトラッシュ除去装置を走行させながらトラッシュを排除するのに十分な強度を有するものであればその材質については特に限定されないが、地表面の凹凸等の影響を少なくするとともに、より効果的にトラッシュを掃き出すために、ゴムなどの弾性材で形成することが好ましい。
タイヤ42の回転を回転盤31に伝える駆動力伝達手段2は、複数のスプロケット、複数のチェーンおよびギヤボックスより構成される。具体的には、フレーム11の回転盤31が設けられた部分とタイヤ42の間の任意の位置に、ギヤボックス28が設けられている。かかるギヤボックス28には、スプロケット21とスプロケット25がそれぞれ軸着され、内部の平歯車と冠歯車によりスプロケット25の回転軸方向を変換するとともに、スプロケット21へと駆動力を伝達する。
タイヤ42を軸支する車軸43は、スプロケット26を貫装している。かかるスプロケット26にはチェーン27が架け渡され、同じくチェーン27が架け渡されたスプロケット25と連動する。なお、スプロケット同士の動力を伝達するためのチェーン27は、各スプロケットに歯合するチェーンのほか、各スプロケットに歯合する突起を設けたベルト状部材でもよい。
回転盤31のシャフト33の上端部には、スプロケット22が設けられている。かかるスプロケット22にはチェーン24が架け渡され、同じくチェーン24が架け渡されたスプロケット21と連動する。また、スプロケット21とスプロケット22の間には、チェーン24にテンションを与えるためのスプロケット23が設けられている。
駆動力伝達手段2の動作は以下の通りである。まず、本発明のトラッシュ除去装置がトラクターに牽引されて走行するのに伴い、タイヤ42が回転する。それにより、車軸43に設けられたスプロケット26が回転する。スプロケット26の回転に伴い、チェーン27を介してスプロケット25も連動して回転する。
スプロケット25の回転軸方向はギヤボックス28で変換されるとともに、その回転力がスプロケット21へと伝えられ、スプロケット21が回転する。そして、スプロケット21の回転に伴い、チェーン24を介してスプロケット22も連動して回転する。
このように、タイヤ42の回転力は、各スプロケットと各チェーンによって順次伝達され、最終的にスプロケット22を貫装しているシャフト33へと伝わる。そして、シャフト33が回転することにより、シャフト33に取り付けられた回転盤31も連動して回転する。
なお、本実施態様のトラッシュ除去装置は、フレーム11の後部でタイヤ42の間には重り取付部5を設けている。かかる重り取付部5には、任意の重さの重り(図示せず)を取り付けることができ、このように、タイヤ42の間に重りを取り付けることにより、タイヤ42の接地によるトルクを向上させ、回転盤31へと伝達する回転力を向上させることができる。なお、本実施態様の重り取付部5はフレーム11から垂設する棒状に形成されており、一方、使用する重りには孔部を設け、かかる孔部に重り取付部5を挿通して取り付けるが、重りや重り取付部5の態様についてはこれに限定されない。
次に、本発明のトラッシュ除去装置の使用方法について説明する。まず、トラクターの後部にトラッシュ除去装置を連結し、収穫後のサトウキビの圃場を走行する。このとき、ひとつの畝を跨るように左右のタイヤ42は畝間に位置し、回転盤31は畝の中心に沿って移動するように走行させる。
畝に沿ってトラッシュ除去装置を走行させると、回転盤31も畝上を移動しながら回転する。このとき、回転盤31の羽根部32が畝上で回転してトラッシュを左右の畝間へと掃き出す。
ひとつの畝に沿って走行し終わったら、トラクターの向きを変えて、隣の畝の上を同様に走行してトラッシュを除去する。なお、方向転換の際は、タイヤ42を地表から浮かすと方向を変えやすくなり、好ましい。
2 … … 駆動力伝達手段
5 … … 重り取付部
11 … … フレーム
12 … … 連結部
13 … … 連結部
21 … … スプロケット
22 … … スプロケット
23 … … スプロケット
24 … … チェーン
25 … … スプロケット
26 … … スプロケット
27 … … チェーン
28 … … ギヤボックス
31 … … 回転盤
32 … … 羽根部
33 … … シャフト
34 … … 軸受部
35 … … 軸受部
41 … … タイヤ
42 … … タイヤ
43 … … 車軸

Claims (3)

  1. トラクターに連結可能に形成されたフレームと、該フレームを走行可能にするタイヤと、地表から所定の高さに略水平状態で回転可能に支持された回転盤と、該タイヤの回転を該回転盤に伝達する駆動力伝達手段を備え、該回転盤の下側面には回転盤の外周方向へと延伸する複数の羽根部が地面側へと突出するように設けられているトラッシュ除去装置。
  2. 前記駆動力伝達手段は、複数のスプロケット、複数のチェーンおよびギヤボックスによって、前記タイヤの回転力を、前記回転盤を取り付けたシャフトへ順次伝達することを特徴とする請求項1に記載のトラッシュ除去装置。
  3. 前記フレームの後部には重り取付部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のトラッシュ除去装置。
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