JP2003229751A - 電流制御型半導体素子用駆動回路、および電流制御型半導体素子用駆動装置 - Google Patents

電流制御型半導体素子用駆動回路、および電流制御型半導体素子用駆動装置

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JP2003229751A
JP2003229751A JP2002029326A JP2002029326A JP2003229751A JP 2003229751 A JP2003229751 A JP 2003229751A JP 2002029326 A JP2002029326 A JP 2002029326A JP 2002029326 A JP2002029326 A JP 2002029326A JP 2003229751 A JP2003229751 A JP 2003229751A
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俊郎 唐木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ターンオフする際に、ベース端子−エミッタ端
子間電圧が振動することを防止するようにした電流制御
型半導体素子用駆動回路を提供する。 【解決手段】トランジスタTr1をターンオフする際、
低インピーダンスのキャリア引き抜き経路M21U、D
22UでトランジスタTr1のベース端子からキャリア
を引き抜き、トランジスタTr1がターンオフする直前
に、高インピーダンスのキャリア引き抜き経路RU、M
23UでトランジスタTr1のベース端子からキャリア
を引き抜く。ターンオフ直前にキャリア引き抜き経路の
RLC共振現象のダンピングファクタのR成分を大きく
することで、トランジスタTr1は、ベース端子−エミ
ッタ端子間電圧Vbeが徐々に低下してターンオフす
る。これにより、ターンオフ後に再び誤ってターンオン
することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御端子に流入す
る電流を制御してターンオン/ターンオフする電流制御
型半導体素子に用いられる駆動回路、および電流制御型
半導体素子の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導性負荷を駆動する電流制御型スイッ
チングトランジスタ素子として、たとえば、特開平6−
252408号公報に開示されているものが知られてい
る。図3は、このような電流制御型半導体素子を使用し
て誘導性負荷を駆動する従来の駆動回路を示している。
トランジスタTr1は、駆動回路からベース端子に流さ
れる電流に応じてオン/オフされ、トランジスタTr1
に接続されている不図示の誘導性負荷を駆動する。
【0003】駆動回路は、パルス電源と、制御回路92
と、N型MOSトランジスタ93および94とによって
構成される。パルス電源は、パルス発生回路91と、直
流電源Vsと、ダイオードDs1およびDs2と、スイ
ッチSW1およびSW2と、トランスTとによって構成
される。トランスTには、一次巻き線Pと二次巻き線S
とが巻かれている。
【0004】トランスTの一次巻き線P側の回路には、
直流電源Vsの電圧を一次巻き線Pに正の向き(図中ド
ットに向かう上向き)に印加するためにスイッチSW1
およびSW2が直列に接続されている。また、一次巻き
線Pに流れる電流を環流させる向きに、ダイオードDs
1およびDs2が直列に接続されている。パルス発生回
路91は、スイッチSW1およびSW2の組を所定の周
期でオン/オフするようにパルス状の制御信号Vg91
を出力する。
【0005】トランスTの二次巻き線S側の回路には、
内蔵されるボディダイオードの極性が互いに逆になるよ
うに、N型MOSトランジスタ93および94が直列に
接続されている。ボディダイオードD93は、N型MO
Sトランジスタ93に内蔵される。ボディダイオードD
94は、N型MOSトランジスタ94に内蔵される。制
御回路92は、N型MOSトランジスタ93および94
のいずれか一方をオンし、他方をオフするように制御信
号Vg93およびVg94を出力する。なお、トランジ
スタTr1のベース端子に電流を供給する二次巻き線S
側の電流経路には、寄生インダクタンスLsが存在す
る。
【0006】上述した駆動回路の動作タイミングを説明
する。図4は、図3の駆動回路各部の動作タイミングを
説明するタイミングチャートである。図4において、パ
ルス発生回路91から出力される制御信号Vg91、二
次巻き線Sに誘起される電圧V2、N型MOSトランジ
スタ94のゲート端子に印加される制御信号Vg94、
N型MOSトランジスタ93のゲート端子に印加される
制御信号Vg93、トランジスタTr1のベース端子に
流れ込む電流I2、トランジスタTr1のベース端子−
エミッタ端子間電圧Vbe、およびトランジスタTr1
のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧Vceの波形がそ
れぞれ示されている。
【0007】制御信号Vg91は、上述したように、所
定の周期でオン/オフが繰り返される。制御信号Vg9
1がHレベルになると、スイッチSW1およびSW2が
オンされる。このとき、トランスTの一次巻き線Pに流
れる電流が増加し、二次巻き線Sに誘起される電圧V2
は正の向きになる。制御信号Vg91がLレベルになる
と、スイッチSW1およびSW2がオフされる。このと
き、トランスTの一次巻き線Pに流れる電流は、ダイオ
ードDs1およびDs2を介して環流されて減少し、二
次巻き線Sに誘起される電圧V2は負の向きになる。
【0008】タイミングt1において、制御回路92が
制御信号Vg94をHレベルにするとともに制御信号V
g93をLレベルにすると、N型MOSトランジスタ9
4がオン、N型MOSトランジスタ93がオフされる。
二次巻き線S側の回路には、N型MOSトランジスタ9
3のボディダイオードD93で半波整流された電流が、
N型MOSトランジスタ94を介してトランジスタTr
1のベース端子へ流れ込む。これにより、トランジスタ
Tr1は、トランジスタTr1内にキャリア注入されて
ターンオンする。上述した寄生インダクタンスLsの存
在により、トランジスタTr1のベース端子に流れる電
流I2は徐々に増加し、その波形は右上がりの傾きを有
するパルス状波形になる。
【0009】タイミングt2において、制御回路92が
制御信号Vg94をLレベルにするとともに制御信号V
g93をHレベルにすると、N型MOSトランジスタ9
4がオフ、N型MOSトランジスタ93がオンされる。
二次巻き線S側の回路には、N型MOSトランジスタ9
4のボディダイオードD94で半波整流された電流が、
N型MOSトランジスタ93を介して二次巻き線Sのド
ット側(図3)へ流れる。これにより、トランジスタT
r1はベース端子からキャリアを抜かれてターンオフす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】トランジスタTr1が
ターンオフするとき、次の理由によりベース端子−エミ
ッタ端子間電圧Vbeが図4に示すように振動し、トラ
ンジスタTr1が誤ってターンオンすることがある。一
般に、ベース電流を流す電流経路には寄生インダクタン
スLsの他、たとえばN型MOSトランジスタ93およ
び94のオン抵抗や配線抵抗、および寄生の容量成分が
存在する。トランジスタTr1が電流駆動型素子である
場合は、大きなベース電流を流している状態から極めて
短い時間でターンオフさせるため、寄生インダクタンス
Lsにたまったエネルギを急激に放出する必要がある。
このエネルギ放出の際に寄生要素によるRLC共振現象
が発生すると、ベース電圧端子−エミッタ端子間電圧V
beが激しく振動する。ベース電圧がトランジスタTr
1のオン電圧(約0.7V)まで上昇すると、トランジ
スタTr1は誤ってターンオンしてコレクタ電流を流
す。この結果、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧Vc
eも大きく振動する。図4において、電流I2はベース
電流の波形を表し、+側はベース端子へ流れ込む電流、
−側はベース端子からキャリアが引き抜かれるときに流
れる電流である。
【0011】なお、ベース端子からのキャリア引き抜き
が急激に行われないように、N型MOSトランジスタ9
3のオン抵抗を大きくするとベース電圧の振動を抑制で
きるが、タイミングt2でトランジスタTr1のターン
オフ制御を開始してから実際にトランジスタTr1がタ
ーンオフするまでの時間(ストレージ時間ts)が長く
なってしまう。
【0012】本発明の目的は、ストレージ時間を長くす
ることなくターンオフ時の制御端子の信号の振動を抑制
し、誤ってターンオンすることを防止するようにした電
流制御型半導体素子用駆動回路、および電流制御型半導
体素子用駆動装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
発明による電流制御型半導体素子用駆動回路は、正のパ
ルス状電流および負のパルス状電流を交互に発生するパ
ルス電流発生手段と、パルス電流発生手段と電流制御型
トランジスタの制御端子との間に介挿され、制御端子に
正のパルス状電流を供給する第1のスイッチ手段と、パ
ルス電流発生手段と電流制御型トランジスタの制御端子
との間に介挿され、制御端子に負のパルス状電流を供給
するとともに、制御端子から電流制御型トランジスタ内
の電荷を引き抜く第2のスイッチ手段と、電流制御型ト
ランジスタの制御端子から第2のスイッチ手段を介さず
に電流制御型トランジスタ内の電荷を引き抜く電荷引き
抜き手段と、電流制御型トランジスタのターンオフの兆
候を検出するターンオフ検出手段と、(1)電流制御型ト
ランジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフする
オン期間に、第1のスイッチ手段に正のパルス状電流の
供給を指示し、(2)電流制御型トランジスタを所定のキ
ャリア周期Tcでオン/オフするオフ期間のうちターン
オフ検出手段で兆候が検出されるまでの間、第2のスイ
ッチ手段に負のパルス状電流の供給および電荷の引き抜
きを指示するとともに、電荷引き抜き手段に電荷の引き
抜きを指示し、ターンオフ検出手段で兆候が検出された
以降に、第2のスイッチ手段に負のパルス電流の供給お
よび電荷の引き抜きの停止を指示し、(3)電流制御型ト
ランジスタのオン期間の終了から所定時間Td経過後、
およびキャリア周期Tcの1周期前のオン期間の開始か
ら(Tc+Td)経過後にそれぞれ第2のスイッチ手段
に負のパルス状電流の供給および電荷の引き抜きを指示
する制御回路とを備えることにより、上述した目的を達
成する。 (2)請求項2に記載の発明による電流制御型半導体素
子用駆動回路は、正のパルス状電流および負のパルス状
電流を交互に発生するパルス電流発生手段と、パルス電
流発生手段と電流制御型トランジスタの制御端子との間
に介挿され、制御端子に正のパルス状電流を供給する第
1のスイッチ手段と、パルス電流発生手段と電流制御型
トランジスタの制御端子との間に介挿され、制御端子に
負のパルス状電流を供給するとともに、制御端子から電
流制御型トランジスタ内の電荷を引き抜く第2のスイッ
チ手段と、電流制御型トランジスタの制御端子から第2
のスイッチ手段を介さずに電流制御型トランジスタ内の
電荷を引き抜く電荷引き抜き手段と、電流制御型トラン
ジスタのターンオフの兆候を検出するターンオフ検出手
段と、(1)電流制御型トランジスタを所定のキャリア周
期Tcでオン/オフするオン期間に、第1のスイッチ手
段に正のパルス状電流の供給を指示し、(2)電流制御型
トランジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフす
るオフ期間のうちターンオフ検出手段で兆候が検出され
るまでの間、第2のスイッチ手段に負のパルス状電流の
供給および電荷の引き抜きを指示し、ターンオフ検出手
段で兆候が検出された以降に、第2のスイッチ手段に負
のパルス電流の供給および電荷の引き抜きの停止を指示
するとともに、電荷引き抜き手段に電荷の引き抜きを指
示し、(3)電流制御型トランジスタのオン期間の終了か
ら所定時間Td経過後、およびキャリア周期Tcの1周
期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそれ
ぞれ第2のスイッチ手段に負のパルス状電流の供給およ
び電荷の引き抜きを指示する制御回路とを備えることに
より、上述した目的を達成する。 (3)請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記
載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、制御回
路は、正のパルス状電流の供給を指示する場合に負のパ
ルス状電流の供給および電荷の引き抜きを止めるように
さらに指示することを特徴とする。 (4)請求項4に記載の発明による電流制御型半導体素
子用駆動装置は、誘導性負荷に対して上アーム側に位置
して第1の方向に駆動電流を供給するとともに、誘導性
負荷から生じる逆起電力による電流を逆方向に流す第1
の電流制御型トランジスタと、第1の電流制御型トラン
ジスタと直列に接続され、誘導性負荷に対して下アーム
側に位置して第1の方向と異なる第2の方向に駆動電流
を供給するとともに、誘導性負荷から生じる逆起電力に
よる電流を逆方向に流す第2の電流制御型トランジスタ
と、正のパルス状電流および負のパルス状電流を交互に
発生するパルス電流発生手段と、パルス電流発生手段と
第1の電流制御型トランジスタの制御端子との間に介挿
され、制御端子に正のパルス状電流を供給する第1のス
イッチ手段と、パルス電流発生手段と第1の電流制御型
トランジスタの制御端子との間に介挿され、制御端子に
負のパルス状電流を供給するとともに、制御端子から第
1の電流制御型トランジスタ内の電荷を引き抜く第2の
スイッチ手段と、第1の電流制御型トランジスタの制御
端子から第2のスイッチ手段を介さずに第1の電流制御
型トランジスタ内の電荷を引き抜く第1の電荷引き抜き
手段と、第1の電流制御型トランジスタのターンオフの
兆候を検出する第1のターンオフ検出手段と、(1)第1
の電流制御型トランジスタを所定のキャリア周期Tcで
オン/オフするオン期間に、第1のスイッチ手段に正の
パルス状電流の供給を指示し、(2)第1の電流制御型ト
ランジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフする
オフ期間のうち第1のターンオフ検出手段で兆候が検出
されるまでの間、第2のスイッチ手段に負のパルス状電
流の供給および電荷の引き抜きを指示するとともに、第
1の電荷引き抜き手段に電荷の引き抜きを指示し、第1
のターンオフ検出手段で兆候が検出された以降に、第2
のスイッチ手段に負のパルス電流の供給および電荷の引
き抜きの停止を指示し、(3)第1の電流制御型トランジ
スタが逆方向にオンしている状態から逆回復する期間
に、オン期間の終了から所定時間Td経過後、およびキ
ャリア周期Tcの1周期前のオン期間の開始から(Tc
+Td)経過後にそれぞれ第2のスイッチ手段に負のパ
ルス状電流の供給および電荷の引き抜きを指示する第1
の制御回路と、パルス電流発生手段と第2の電流制御型
トランジスタの制御端子との間に介挿され、制御端子に
正のパルス状電流を供給する第3のスイッチ手段と、パ
ルス電流発生手段と第2の電流制御型トランジスタの制
御端子との間に介挿され、制御端子に負のパルス状電流
を供給するとともに、制御端子から第2の電流制御型ト
ランジスタ内の電荷を引き抜く第4のスイッチ手段と、
第2の電流制御型トランジスタの制御端子から第4のス
イッチ手段を介さずに第2の電流制御型トランジスタ内
の電荷を引き抜く第2の電荷引き抜き手段と、第2の電
流制御型トランジスタのターンオフの兆候を検出する第
2のターンオフ検出手段と、(1)第2の電流制御型トラ
ンジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオ
ン期間に、第3のスイッチ手段に正のパルス状電流の供
給を指示し、(2)第2の電流制御型トランジスタを所定
のキャリア周期Tcでオン/オフするオフ期間のうち第
2のターンオフ検出手段で兆候が検出されるまでの間、
第4のスイッチ手段に負のパルス状電流の供給および電
荷の引き抜きを指示するとともに、第2の電荷引き抜き
手段に電荷の引き抜きを指示し、第2のターンオフ検出
手段で兆候が検出された以降に、第4のスイッチ手段に
負のパルス電流の供給および電荷の引き抜きの停止を指
示し、(3)第2の電流制御型トランジスタが逆方向にオ
ンしている状態から逆回復する期間に、オン期間の終了
から所定時間Td経過後、およびキャリア周期Tcの1
周期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそ
れぞれ第4のスイッチ手段に負のパルス状電流の供給お
よび電荷の引き抜きを指示する第2の制御回路とを備え
ることにより、上述した目的を達成する。 (5)請求項5に記載の発明による電流制御型半導体素
子用駆動装置は、誘導性負荷に対して上アーム側に位置
して第1の方向に駆動電流を供給するとともに、誘導性
負荷から生じる逆起電力による電流を逆方向に流す第1
の電流制御型トランジスタと、第1の電流制御型トラン
ジスタと直列に接続され、誘導性負荷に対して下アーム
側に位置して第1の方向と異なる第2の方向に駆動電流
を供給するとともに、誘導性負荷から生じる逆起電力に
よる電流を逆方向に流す第2の電流制御型トランジスタ
と、正のパルス状電流および負のパルス状電流を交互に
発生するパルス電流発生手段と、パルス電流発生手段と
第1の電流制御型トランジスタの制御端子との間に介挿
され、制御端子に正のパルス状電流を供給する第1のス
イッチ手段と、パルス電流発生手段と第1の電流制御型
トランジスタの制御端子との間に介挿され、制御端子に
負のパルス状電流を供給するとともに、制御端子から第
1の電流制御型トランジスタ内の電荷を引き抜く第2の
スイッチ手段と、第1の電流制御型トランジスタの制御
端子から第2のスイッチ手段を介さずに第1の電流制御
型トランジスタ内の電荷を引き抜く第1の電荷引き抜き
手段と、第1の電流制御型トランジスタのターンオフの
兆候を検出する第1のターンオフ検出手段と、(1)第1
の電流制御型トランジスタを所定のキャリア周期Tcで
オン/オフするオン期間に、第1のスイッチ手段に正の
パルス状電流の供給を指示し、(2)第1の電流制御型ト
ランジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフする
オフ期間のうち第1のターンオフ検出手段で兆候が検出
されるまでの間、第2のスイッチ手段に負のパルス状電
流の供給および電荷の引き抜きを指示し、第1のターン
オフ検出手段で兆候が検出された以降に、第2のスイッ
チ手段に負のパルス電流の供給および電荷の引き抜きの
停止を指示するとともに、第1の電荷引き抜き手段に電
荷の引き抜きを指示し、(3)第1の電流制御型トランジ
スタが逆方向にオンしている状態から逆回復する期間
に、オン期間の終了から所定時間Td経過後、およびキ
ャリア周期Tcの1周期前のオン期間の開始から(Tc
+Td)経過後にそれぞれ第2のスイッチ手段に負のパ
ルス状電流の供給および電荷の引き抜きを指示する第1
の制御回路と、パルス電流発生手段と第2の電流制御型
トランジスタの制御端子との間に介挿され、制御端子に
正のパルス状電流を供給する第3のスイッチ手段と、パ
ルス電流発生手段と第2の電流制御型トランジスタの制
御端子との間に介挿され、制御端子に負のパルス状電流
を供給するとともに、制御端子から第2の電流制御型ト
ランジスタ内の電荷を引き抜く第4のスイッチ手段と、
第2の電流制御型トランジスタの制御端子から第4のス
イッチ手段を介さずに第2の電流制御型トランジスタ内
の電荷を引き抜く第2の電荷引き抜き手段と、第2の電
流制御型トランジスタのターンオフの兆候を検出する第
2のターンオフ検出手段と、(1)第2の電流制御型トラ
ンジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオ
ン期間に、第3のスイッチ手段に正のパルス状電流の供
給を指示し、(2)第2の電流制御型トランジスタを所定
のキャリア周期Tcでオン/オフするオフ期間のうち第
2のターンオフ検出手段で兆候が検出されるまでの間、
第4のスイッチ手段に負のパルス状電流の供給および電
荷の引き抜きを指示し、第2のターンオフ検出手段で兆
候が検出された以降に、第4のスイッチ手段に負のパル
ス電流の供給および電荷の引き抜きの停止を指示すると
ともに、第2の電荷引き抜き手段に電荷の引き抜きを指
示し、(3)第2の電流制御型トランジスタが逆方向にオ
ンしている状態から逆回復する期間に、オン期間の終了
から所定時間Td経過後、およびキャリア周期Tcの1
周期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそ
れぞれ第4のスイッチ手段に負のパルス状電流の供給お
よび電荷の引き抜きを指示する第2の制御回路とを備え
ることにより、上述した目的を達成する。 (6)請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記
載の電流制御型半導体素子用駆動装置において、第1の
制御回路および第2の制御回路は、それぞれ正のパルス
状電流の供給を指示する場合に負のパルス状電流の供給
および電荷の引き抜きを止めるようにさらに指示するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】(1)請求項1〜6に記載の発明によれ
ば、正負のパルス状電流を交互に発生するパルス電流発
生手段からのパルス状電流を、電流制御型トランジスタ
を所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオン期間に
第1(第3)のスイッチ手段で整流して電流制御型トラ
ンジスタの制御端子に正のパルス状電流を供給し、電流
制御型トランジスタのオフ期間のうち電流制御型トラン
ジスタのターンオフの兆候が検出されるまでの間に第2
(第4)のスイッチ手段で整流して電流制御型トランジ
スタの制御端子に負のパルス状電流を供給する。ターン
オフの兆候が検出されるまでは第2(第4)のスイッチ
手段で電流制御型トランジスタの制御端子から電荷引き
抜きを行い、ターンオフの兆候が検出された以降は負の
パルス電流の供給を止めて電荷引き抜き手段のみで電荷
引き抜きを行う。さらに、上記オン期間の終了から所定
時間Td終了後、および1周期前のオン期間の開始から
(Tc+Td)後に電流制御型トランジスタの制御端子
に負のパルス状電流を供給する。この結果、電流制御型
半導体素子の制御端子における振動を防止できるととも
に、必要なタイミングで負のパルス状電流を供給でき
る。 (2)請求項3、6に記載の発明では、正のパルス状電
流の供給を指示する場合に負のパルス状電流の供給を止
めるようにしたので、電荷を供給する一方で電荷を引き
抜くような互いに反する動作が競合することが防止され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
よる電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
図1において、トランジスタTr1を駆動する駆動回路
およびトランジスタTr2を駆動する駆動回路が上下に
接続され、トランジスタTr1およびTr2によるハー
フブリッジが構成されている。トランジスタTr1およ
びTr2は、モータなどから構成される誘導性負荷Lに
駆動電流を供給する。たとえば、トランジスタTr1の
コレクタ端子は直流電源Vdの正極側に接続され、トラ
ンジスタTr2のエミッタ端子は直流電源Vdの負極側
に接続される。トランジスタTr1のエミッタ端子とト
ランジスタTr2のコレクタ端子との間に誘導性負荷L
が接続される。ここで、誘導性負荷Lの他端は直流電源
Vdの正極側に接続されているものとする。
【0016】このような誘導性負荷Lを駆動する電流制
御型素子の駆動回路は、たとえば、誘導モータを制御す
るチョッパ回路、およびHブリッジ回路などに用いられ
る。ハーフブリッジは、Hブリッジの片側を構成するも
のである。
【0017】上側アームを構成するトランジスタTr1
は、駆動回路からベース端子に流されるパルス電流IB
Uに応じてオン/オフされる。下側アームを構成するト
ランジスタTr2は、駆動回路からベース端子に流され
るパルス電流IBLに応じてオン/オフされる。上側ア
ームの駆動回路は、パルス電源と、制御回路121U
と、N型MOSトランジスタM21U、M22Uおよび
M23Uと、Vce検知回路13Uと、タイミング検知
回路141Uとによって構成される。下側アームの駆動
回路は、パルス電源と、制御回路121Lと、N型MO
SトランジスタM21L、M22LおよびM23Lと、
Vce検知回路13Lと、タイミング検知回路141L
とによって構成される。
【0018】パルス電源は上下アームで共通に使用され
る。パルス電源は、パルス発生回路11と、直流電源V
sと、ダイオードDs1およびDs2と、スイッチSW
1およびSW2と、トランスTBとによって構成され
る。トランスTBには、コアと一次巻き線Pとを共通に
して二次巻き線SUおよびSLが巻かれている。二次巻
き線SUおよびSLは、極性が反対に巻かれている。
【0019】トランスTBの一次巻き線P側の回路に
は、直流電源Vsの電圧を一次巻き線Pに正の向き(図
中ドットに向かう上向き)に印加するためにスイッチS
W1およびSW2が一次巻き線Pと直列に接続されてい
る。また、一次巻き線Pに流れる電流を環流させる向き
に、ダイオードDs1およびDs2が一次巻き線Pと直
列に接続されている。パルス発生回路11は、スイッチ
SW1およびSW2を所定の周期でオン/オフさせるよ
うにパルス状の制御信号Vg11を出力する。制御信号
Vg11の周波数は、後述するトランジスタTr1およ
びTr2を駆動する信号に比べて十分に高く設定されて
いる。
【0020】制御信号Vg11がHレベルになると、ス
イッチSW1およびSW2がオンされる。このとき、ト
ランスTBの一次巻き線Pに流れる電流が増加し、二次
巻き線SUに誘起される電圧V2Uは正の向きになり、
二次巻き線SLに誘起される電圧V2Lは負の向きにな
る。制御信号Vg11がLレベルになると、スイッチS
W1およびSW2がオフされる。このとき、トランスT
Bの一次巻き線Pに流れる電流は、ダイオードDs1お
よびDs2を介して環流されて減少する。二次巻き線S
Uに誘起される電圧V2Uは負の向きになり、二次巻き
線SLに誘起される電圧V2Lは正の向きになる。
【0021】トランスTBの二次巻き線SU側の回路が
上側アームを構成する。上側アームには、内蔵されるボ
ディダイオードの極性が互いに逆になるように、N型M
OSトランジスタM21UおよびM22Uが直列に接続
されている。ボディダイオードD21Uは、N型MOS
トランジスタM21Uに内蔵される。ボディダイオード
D22Uは、N型MOSトランジスタM22Uに内蔵さ
れる。トランジスタTr1のベース端子−エミッタ端子
間には、抵抗器RUおよびN型MOSトランジスタM2
3Uが直列に接続されている。ここで、トランジスタT
r1のベース端子に電流を供給する二次巻き線SU側の
電流経路には、寄生インダクタンスLsUが存在する。
【0022】トランジスタTr1に対する駆動指令(上
アーム指令)は、不図示の外部コントローラからフォト
カプラ101を介して制御回路121Uに入力される。
制御回路121Uは、トランジスタTr1の駆動指令が
入力されると、駆動指令に応じてN型MOSトランジス
タM21UおよびM22Uのいずれか一方をオンし、他
方をオフするように制御信号Vg21UおよびVg22
Uを出力する。制御回路121Uはさらに、N型MOS
トランジスタM23Uをオン/オフする制御信号Vg2
3Uを出力する。Vce検知回路13Uは、トランジス
タTr1のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VceU
を検出する。
【0023】タイミング検知回路141Uは、二次巻き
線SUに誘起される電圧V2U波形の立ち上がり、およ
び立ち下がりタイミングを検出し、タイミング信号CK
_Uを制御回路121Uへ送出する。制御回路121U
は、このタイミング信号CK_Uの立ち上がりおよび立
ち下がりエッジに合わせて上記制御信号Vg21U〜V
g23Uを出力する。
【0024】トランスTBの二次巻き線SL側の回路が
下側アームを構成する。下側アームには、内蔵されるボ
ディダイオードの極性が互いに逆になるように、N型M
OSトランジスタM21LおよびM22Lが直列に接続
されている。ボディダイオードD21Lは、N型MOS
トランジスタM21Lに内蔵される。ボディダイオード
D22Lは、N型MOSトランジスタM22Lに内蔵さ
れる。トランジスタTr2のベース端子−エミッタ端子
間には、抵抗器RLおよびN型MOSトランジスタM2
3Lが直列に接続されている。ここで、トランジスタT
r2のベース端子に電流を供給する二次巻き線SL側の
電流経路には、寄生インダクタンスLsLが存在する。
【0025】トランジスタTr2に対する駆動指令(下
アーム指令)は、不図示の外部コントローラからフォト
カプラ102を介して制御回路121Lに入力される。
制御回路121Lは、トランジスタTr2の駆動指令が
入力されると、駆動指令に応じてN型MOSトランジス
タM21LおよびM22Lのいずれか一方をオンし、他
方をオフするように制御信号Vg21LおよびVg22
Lを出力する。制御回路121Lはさらに、N型MOS
トランジスタM23Lをオン/オフする制御信号Vg2
3Lを出力する。Vce検知回路13Lは、トランジス
タTr2のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VceL
を検出する。
【0026】タイミング検知回路141Lは、二次巻き
線SLに誘起される電圧V2L波形の立ち上がり、およ
び立ち下がりタイミングを検出し、タイミング信号CK
_Lを制御回路121Lへ送出する。制御回路121L
は、このタイミング信号CK_Lの立ち上がりおよび立
ち下がりエッジに合わせて上記制御信号Vg21L〜V
g23Lを出力する。
【0027】以上の駆動回路の動作タイミングを説明す
る。図2は、図1の駆動回路の動作タイミングを説明す
るタイミングチャートである。図2において、不図示の
外部コントローラからフォトカプラ101を介して制御
回路121Uに入力される上アーム指令、不図示の外部
コントローラからフォトカプラ102を介して制御回路
121Lに入力される下アーム指令、N型MOSトラン
ジスタM22Uのゲート端子に印加される制御信号Vg
22U(実際に上アームのトランジスタTr1を駆動す
る指令)、N型MOSトランジスタM22Lのゲート端
子に印加される制御信号Vg22L(実際に下アームの
トランジスタTr2を駆動する指令)、N型MOSトラ
ンジスタM21Uのゲート端子に印加される制御信号V
g21U(上アームのトランジスタTr1に負パルスを
印加する指令)の波形、N型MOSトランジスタM23
Uのゲート端子に印加される制御信号Vg23Uの波
形、N型MOSトランジスタM21Lのゲート端子に印
加される制御信号Vg21L(下アームのトランジスタ
Tr2に負パルスを印加する指令)の波形、N型MOS
トランジスタM23Lのゲート端子に印加される制御信
号Vg23Lの波形が、それぞれ示されている。
【0028】外部コントローラから入力される上アーム
指令および下アーム指令は、キャリア周期Tcのコンプ
リメンタリ信号が入力される。キャリア周期Tcは、オ
ン(オフ)指令パルスの中央から次のオン(オフ)指令
パルスの中央までの間隔である。オン(オフ)指令パル
ス幅は、パルス幅変調(PWM)によって与えられる。
コンプリメンタリ信号は、上下アーム指令のうち一方が
オンになると他方がオフする信号である。外部コントロ
ーラからの上下アーム指令にはデットタイムが設けられ
ていない。デットタイムは、ハーフブリッジにおいて上
下アームのトランジスタTr1、Tr2の両方に対して
オフ指令を出力する時間である。
【0029】外部コントローラによる下アームの駆動指
令がオンになると、下側アームを構成する制御回路12
1Lは、タイミング信号CK_Lの立ち上がりエッジに
合わせて制御信号Vg22LをHレベルに、制御信号V
g23LおよびVg21LをLレベルにする。これによ
り、N型MOSトランジスタM22Lがオン、N型MO
SトランジスタM23LおよびM21Lがオフされる。
二次巻き線SL側の回路には、N型MOSトランジスタ
M21LのボディダイオードD21Lで半波整流された
正のパルス電流が、N型MOSトランジスタM22Lを
介してトランジスタTr2のベース端子へ流れ込む。こ
の結果、トランジスタTr2はキャリア注入されてター
ンオンする(図2のA区間)。
【0030】なお、上述した寄生インダクタンスLsL
の存在により、トランジスタTr2のベース端子に流れ
る電流IBLは徐々に増加し、その波形は右上がりの傾
きを有するパルス状波形になる。パルス発生回路11に
よる制御信号Vg11のパルス周期は、トランジスタT
r2の中のキャリアのライフタイムより十分小さくされ
るので、トランジスタTr2のベース端子に流れる電流
IBLがパルス状の駆動電流であっても、トランジスタ
Tr2をターンオンさせることができる。後述するトラ
ンジスタTr1についても同様である。
【0031】トランジスタTr2がターンオンすると、
負荷Lに対して図1ので示す向きに電流が流れる。制
御回路121Lは、外部コントローラによる下アーム駆
動指令がオフになると、図2のタイミングt1において
タイミング信号CK_Lの立ち下がりエッジに合わせて
制御信号Vg22LをLレベルに、制御信号Vg23L
およびVg21LをHレベルにする。したがって、N型
MOSトランジスタM22Lがオフ、N型MOSトラン
ジスタM23LおよびM21Lがオンされる。二次巻き
線SL側の回路には、N型MOSトランジスタM22L
のボディダイオードD22Lで半波整流された負のパル
ス電流が、N型MOSトランジスタM21Lを介して二
次巻き線SLのドットの反対側へ流れる。これにより、
トランジスタTr2のベース端子からトランジスタTr
2内のキャリアの引き抜きが開始される。このとき、抵
抗器RLおよびN型MOSトランジスタM23Lを介す
る経路によるキャリア引き抜きもいっしょに行われる。
【0032】トランジスタTr2は、内部のキャリアが
減少してコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VceLが
上昇する。Vce検知回路13Lは、トランジスタTr
2がターンオフする直前のタイミングt2において、コ
レクタ端子−エミッタ端子間電圧VceLが所定値まで
上昇するとこれを検知して検出信号を制御回路121L
へ出力する。制御回路121Lが入力された検出信号に
応じて制御信号Vg21LをLレベルにすると、N型M
OSトランジスタM21Lがオフされる。これにより、
トランジスタTr2内のキャリア引き抜き電流が小さく
絞られ、ベース端子−エミッタ端子間電圧Vbeが徐々
に低下してトランジスタTr2がターンオフする。以上
説明したタイミングt1〜t2は、トランジスタTr2
が順方向の導通状態からターンオフするタイミングを示
している。
【0033】タイミングt2以降にトランジスタTr2
のベース端子から流れ出るキャリア引き抜き電流IBL
を制限することは、RLC共振現象のダンピングファク
タのR成分を大きくしてベース端子における電圧振動を
抑えることにつながる。これにより、トランジスタTr
2は、ベース端子−エミッタ端子間電圧Vbeが徐々に
低下してターンオフし、ターンオフ後に再び誤ってター
ンオンすることがない。
【0034】トランジスタTr2がオフすると、誘導性
負荷Lから逆起電力が発生され、この逆起電力による電
流が上側アームのN型MOSトランジスタM23Uに内
蔵されるボディダイオードD23Uおよび抵抗器RUを
介してトランジスタTr1のベース端子に流れ込む。ト
ランジスタTr1は、コレクタ−エミッタ間が逆バイア
スされて逆方向にオンし、上記逆起電力による環流電流
が図1ので示す向きに流れる(図2のB区間)。
【0035】上側アームを構成する制御回路121U
は、下アーム指令のオフおよび上アーム指令のオンから
実際の制御信号Vg22UをHレベルにするまでの間に
デットタイムTdを設ける。このデットタイムTdによ
り、上下アームのトランジスタTr1、Tr2が同時に
順方向にオンして過大な貫通電流が流れることが防止さ
れる。
【0036】デットタイム後のタイミングt4におい
て、制御回路121Uがタイミング信号CK_Uの立ち
上がりエッジに合わせて制御信号Vg22UをHレベル
に、制御信号Vg23UをLレベルに、制御信号Vg2
1Uを引き続きLレベルにする。したがって、N型MO
SトランジスタM22Uがオン、N型MOSトランジス
タM23UおよびM21Uがそれぞれオフされる。二次
巻き線SU側の回路には、N型MOSトランジスタM2
1UのボディダイオードD21Uで半波整流された正の
パルス電流が、N型MOSトランジスタM22Uを介し
てトランジスタTr1のベース端子へ流れ込む。これに
より、トランジスタTr1にキャリアが注入される。こ
の状態でトランジスタTr1は、逆方向にオンしたまま
である。
【0037】制御回路121Uは、外部コントローラに
よる上アームの駆動指令がオフになると、タイミングt
5において制御信号Vg22UをLレベルに、制御信号
Vg23UをHレベルに、制御信号Vg21Uを引き続
きLレベルにする。これにより、N型MOSトランジス
タM22Uがオフ、N型MOSトランジスタM23Uが
オン、N型MOSトランジスタM21Uがオフされる。
【0038】下側アームを構成する制御回路121L
は、上アーム指令のオフおよび下アーム指令のオンから
実際の制御信号Vg22LをHレベルにするまでの間に
デットタイムTdを設ける。デットタイム後のタイミン
グt6において、制御回路121Lがタイミング信号C
K_Lの立ち上がりエッジに合わせて制御信号Vg22
LをHレベルに、制御信号Vg23LをLレベルに、制
御信号Vg21Lを引き続きLレベルにする。したがっ
て、N型MOSトランジスタM22Lがオン、N型MO
SトランジスタM23LおよびM21Lがオフされる。
二次巻き線SL側の回路には、N型MOSトランジスタ
M21LのボディダイオードD21Lで半波整流された
正のパルス電流が、N型MOSトランジスタM22Lを
介してトランジスタTr2のベース端子へ流れ込む。こ
れにより、トランジスタTr2はキャリア注入されてタ
ーンオンし、図1のに示す向きに電流が流れる。
【0039】一方、制御回路121Uは、制御信号Vg
22UをLレベルにしてからデットタイムTdをおいた
タイミングt6において、タイミング信号CK_Uの立
ち下がりエッジに合わせて制御信号Vg21UをHレベ
ルにする。これにより、N型MOSトランジスタM21
Uがオンされる。二次巻き線SU側の回路には、N型M
OSトランジスタM22UのボディダイオードD22U
で半波整流された負のパルス電流が、N型MOSトラン
ジスタM21Uを介して二次巻き線SUのドット側へ流
れる(負パルスP1)。
【0040】逆方向にオンしていたトランジスタTr1
は、トランジスタTr2がターンオンして上記の電流
が流れなくなることと、トランジスタTr1内のキャリ
ア引き抜きが行われることによって内部のキャリアが減
少を始める。キャリアの引き抜きは、ボディダイオード
D22UおよびN型MOSトランジスタM21Uを介す
る経路と、抵抗器RUおよびN型MOSトランジスタM
23Uを介する経路とで行われる。この結果、トランジ
スタTr1内のキャリアが速やかに減少してトランジス
タTr1がターンオフする。
【0041】以上説明した負パルスP1は、トランジス
タTr1が逆方向の導通状態から逆回復するタイミング
で発生される。タイミングt6の直後について補足す
る。トランジスタTr1が逆方向にオンしている間にト
ランジスタTr2がターンオンされると、トランジスタ
Tr1が逆回復動作に入り、トランジスタTr1内に蓄
積されているキャリアがそのまま滞留する。これを放置
すると、トランジスタTr1はオフ状態でありながらコ
レクタ→エミッタ方向、すなわち順方向に電流が流れる
状態にされ、トランジスタTr1およびトランジスタT
r2を貫通する大きな貫通電流が流れるおそれがある。
しかしながら、誘導性負荷Lを流れる電流が上記から
上記の向きに変化すると速やかにトランジスタTr1
内のキャリアが引き抜かれるので、トランジスタTr1
に順方向の電流が流れることが防止される。
【0042】制御回路121Uは、タイミング信号CK
_Uの次の立ち上がりエッジに合わせて制御信号Vg2
1UをLレベルにする。これにより、N型MOSトラン
ジスタM21Uがオフされ、負パルスP1が終了する。
【0043】外部コントローラは、以上説明した上下ア
ームの駆動指令をキャリア周期Tcで出力する。駆動パ
ルス幅は、PWMによって適宜変化される。制御回路1
21Uは、制御信号Vg22UをHレベルにした上記タ
イミングt4から(Tc+Td)経過後のタイミングt
7において、タイミング信号CK_Uの立ち下がりエッ
ジに合わせて制御信号Vg21UをHレベルにする。こ
れにより、N型MOSトランジスタM21Uがオンされ
る。二次巻き線SU側の回路には、N型MOSトランジ
スタM22UのボディダイオードD22Uで半波整流さ
れた負のパルス電流が、N型MOSトランジスタM21
Uを介して二次巻き線SUのドット側へ流れ(負パルス
P2)、トランジスタTr1内のキャリア引き抜きが行
われる。
【0044】制御回路121Lは、外部コントローラに
よる下アーム駆動指令がオフになると、タイミングt8
においてタイミング信号CK_Lの立ち下がりエッジに
合わせて制御信号Vg22LをLレベルに、制御信号V
g23LおよびVg21LをHレベルにする。この動作
は上述したタイミングt1の動作と同様である。
【0045】トランジスタTr2は、内部のキャリアが
減少してコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VceLが
上昇する。Vce検知回路13Lは、トランジスタTr
2がターンオフする直前のタイミングt9において、コ
レクタ端子−エミッタ端子間電圧VceLが所定値まで
上昇するとこれを検知して検出信号を制御回路121L
へ出力する。この動作は上述したタイミングt2の動作
と同様である。制御回路121Lが検出信号を受けてト
ランジスタTr2内のキャリア引き抜き電流を小さく絞
ることにより、ベース端子−エミッタ端子間電圧Vbe
が徐々に低下してトランジスタTr2がターンオフす
る。
【0046】上側アームを構成する制御回路121U
は、下アーム指令のオフおよび上アーム指令のオンから
実際の制御信号Vg22UをHレベルにするまでの間に
デットタイムTdを設ける。デットタイム後のタイミン
グt10において、制御回路121Uがタイミング信号
CK_Uの立ち上がりエッジに合わせて制御信号Vg2
2UをHレベルに、制御信号Vg23UをLレベルに、
制御信号Vg21Uを引き続きLレベルにする。この動
作は上述したタイミングt4の動作と同様である。制御
回路121Uはさらに、タイミングt10において制御
信号Vg21UをLレベルにする。タイミングt10に
おける動作では、負パルスP2が中止され、トランジス
タTr1内のキャリア引き抜きを中止するとともに、ト
ランジスタTr1にキャリア注入が開始される。
【0047】制御回路121Uは、外部コントローラに
よる上アームの駆動指令がオフになると、タイミングt
11において制御信号Vg22UをLレベルに、制御信
号Vg23UをHレベルに、制御信号Vg21Uを引き
続きLレベルにする。この動作は上述したタイミングt
5の動作と同様である。
【0048】下側アームを構成する制御回路121L
は、上アーム指令のオフおよび下アーム指令のオンから
デットタイム後のタイミングt12において、制御回路
121Lがタイミング信号CK_Lの立ち上がりエッジ
に合わせて制御信号Vg22LをHレベルに、制御信号
Vg23LをLレベルに、制御信号Vg21Lを引き続
きLレベルにする。一方、制御回路121Uは、制御信
号Vg22UをLレベルしてからデットタイムTdをお
いたタイミングt12において、タイミング信号CK_
Uの立ち下がりエッジに合わせて制御信号Vg21Uを
Hレベルにする。これにより、上述したタイミングt6
の負パルスP1と同様に、トランジスタTr1による逆
回復のタイミングで負パルスP3が発生される。
【0049】外部コントローラによる駆動指令のパルス
幅がデットタイムTdより小さい場合について説明す
る。この場合に制御回路121Uは、下アーム指令のオ
フおよび上アーム指令のオン時点からデットタイムTd
を設けると、デットタイム終了時点において駆動指令の
パルスが終了してしまうために制御信号Vg22UをH
レベルにすることができない。このため、制御信号Vg
22UがHレベルからLレベルになる変化タイミングも
得られなくなり、上述したタイミングt6やタイミング
t12と同様の負パルスを発生することができない。
【0050】しかしながら、制御回路121Uは、制御
信号Vg22UをHレベルにした上記タイミングt10
から(Tc+Td)経過後のタイミングt13におい
て、タイミング信号CK_Uの立ち下がりエッジに合わ
せて制御信号Vg21UをHレベルにする。これによ
り、N型MOSトランジスタM21Uがオンされ、負パ
ルスP4が発生されてトランジスタTr1内のキャリア
引き抜きが行われる。
【0051】一方、制御回路121Lは、外部コントロ
ーラによる下アーム駆動指令がオフになると、タイミン
グt14においてタイミング信号CK_Lの立ち下がり
エッジに合わせて制御信号Vg22LをLレベルに、制
御信号Vg23LおよびVg21LをHレベルにする。
この動作は上述したタイミングt1およびt8の動作と
同様である。
【0052】トランジスタTr2は、内部のキャリアが
減少してコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VceLが
上昇する。Vce検知回路13Lは、トランジスタTr
2がターンオフする直前のタイミングt15において、
コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VceLが所定値ま
で上昇するとこれを検知して検出信号を制御回路121
Lへ出力する。この動作は上述したタイミングt2およ
びt9の動作と同様である。制御回路121Lが検出信
号を受けてトランジスタTr2内のキャリア引き抜き電
流を小さく絞ることにより、ベース端子−エミッタ端子
間電圧Vbeが徐々に低下してトランジスタTr2がタ
ーンオフする。
【0053】下側アームを構成する制御回路121L
は、上アーム指令のオフおよび下アーム指令のオンから
デットタイム後のタイミングt16において、タイミン
グ信号CK_Lの立ち上がりエッジに合わせて制御信号
Vg22LをHレベルに、制御信号Vg23LをLレベ
ルに、制御信号Vg21Lを引き続きLレベルにする。
この時点において、上述した負パルスP4によってトラ
ンジスタTr1内部のキャリアが減少しているので、ト
ランジスタTr1に順方向の電流が流れることが防止さ
れ、トランジスタTr2がオンするタイミングでトラン
ジスタTr1からトランジスタTr2を貫通する電流が
流れない。
【0054】以上説明した実施の形態によれば、以下の
作用効果が得られる。 (1)下側アームのトランジスタTr2をターンオフす
る際(タイミングt1、t8、t14)、コレクタ端子
−エミッタ端子間電圧VceLの減少をVce検知回路
13Lで検出することにより、トランジスタTr2のタ
ーンオフ直前の状態(タイミングt2、t9、t15)
を検出するようにした。したがって、タイミングt1か
らt2、タイミングt8からt9、およびタイミングt
14からt15までの間にキャリア引き抜きを速やかに
行い、タイミングt2、t9、t15以降はキャリア引
き抜き電流IBLを抑えてトランジスタTr2のベース
端子における電圧振動を抑制できる。この結果、トラン
ジスタTr2がターンオフするまでのストレージ時間T
sを長くすることなく、ターンオフ時の誤ターンオンを
防止できる。 (2)下側アームのトランジスタTr2をターンオンす
る際、タイミングt6、t12、t16から二次巻き線
SUのドット側に流れ込む向きの電流を用いて、上側ア
ームのトランジスタTr1内に蓄積されている電荷を引
き抜くようにした(負パルスP1、P3、P4)。トラ
ンジスタTr1内に滞留している逆回復時の逆回復電荷
(キャリア)があるとき、これをベース端子から引く抜
くことにより、トランジスタTr1がオフ状態でありな
がら順方向に電流が流れる状態にされる時間を短縮でき
る。 (3)上記(1)のキャリア引き抜き時にタイミングt
1からt2、t8からt9、t14からt15にかけて
キャリア引き抜き電流をトランジスタTr2のベース端
子に流し、上記(2)のキャリア引き抜き時に負パルス
P1、P3、P4に対応してキャリア引き抜き電流をト
ランジスタTr1のベース端子に流すようにした。これ
により、トランジスタTr1およびTr2がオフされて
いる間に当該トランジスタのベース端子に負のパルス電
流を常に流し続ける場合に比べて、回路で発生する熱量
を大幅に低減できる。 (4)下側アームのトランジスタTr2をターンオンす
るタイミングで上側アームのトランジスタTr1内に蓄
積されている電荷を引き抜く制御信号Vg21Uは、
制御信号Vg22UをLレベルにしてからデットタイム
Tdが経過した時点(タイミングt6およびt12)
と、制御信号Vg22UをHレベルにしてから(Tc
+Td)が経過した時点(タイミングt7およびt1
3)との2つのタイミングで発生させる。ただし、制御
信号Vg22UがHレベルの状態では制御信号Vg21
UをLレベルにする。これにより、外部コントローラに
よる駆動指令のパルス幅がデットタイムTdより小さ
く、制御信号Vg22Uのパルスが生成されない(消
失)ことによって上記のタイミングで制御信号Vg2
1Uを発生できない場合でも、1キャリア周期前のタイ
ミングを用いて上記のタイミングで制御信号Vg21
Uを発生させることができる。この結果、確実に制御信
号Vg21Uのパルスを発生させてトランジスタTr1
内に蓄積されている電荷を引き抜くことができるから、
トランジスタTr1からトランジスタTr2に流れる貫
通電流を防止できる。。
【0055】以上の説明では、タイミングt1(t8、
t14)からタイミングt2(t9、t15)までの
間、トランジスタTr2のベース端子から低インピーダ
ンスのキャリア引き抜き経路(ボディダイオードD22
LおよびN型MOSトランジスタM21Lを介する経
路)と、高インピーダンスのキャリア引き抜き経路(抵
抗器RLおよびN型MOSトランジスタM23Lを介す
る経路)との両方を介してトランジスタTr2内のキャ
リアを抜くようにした。この代わりに、低インピーダン
スのキャリア引き抜き経路のみを用いるようにしてもよ
い。この場合には、タイミングt1(t8、t14)か
らタイミングt2(t9、t15)までの間、低インピ
ーダンスのキャリア引き抜き経路のみをオンし、タイミ
ングt2(t9、t15)以降は高インピーダンスのキ
ャリア引き抜き経路のみをオンするようにキャリア引き
抜き経路を切り換えてトランジスタTr2内のキャリア
を抜くようにする。
【0056】以上の説明では、下側アームのトランジス
タTr2をオン/オフさせる場合に、上側アームのトラ
ンジスタTr1内に滞留するキャリアを引き抜く場合の
動作を中心に説明したが、上側アームのトランジスタT
r1をオン/オフさせる場合に、下側アームのトランジ
スタTr2内に滞留するキャリアを引き抜く場合の動作
についても同様である。
【0057】抵抗器RU(RL)およびN型MOSトラ
ンジスタM23U(M23L)を介するキャリア引き抜
き経路は、抵抗器RU(RL)によってインピーダンス
を高めるようにしたが、抵抗器RU(RL)を省略して
N型MOSトランジスタM23U(M23L)のオン抵
抗を高めるようにしてもよい。N型MOSトランジスタ
M23U(M23L)のオン抵抗は、印加する制御信号
Vg23U(Vg23L)のHレベル時の電圧値を下げ
ることによって高められる。
【0058】Vce検知回路13Lでコレクタ端子−エ
ミッタ端子間電圧VceLを検知する代わりに、コレク
タ電流を検知してトランジスタTr2のターンオフ直前
の状態(タイミングt2、t9、t15)を検出するよ
うにしてもよい。この場合には、トランジスタTr2の
コレクタ端子に流れ込むコレクタ電流の値が所定値以下
になると検出信号を制御回路121Lへ出力すればよ
い。
【0059】本発明による駆動回路は、一般的なバイポ
ーラトランジスタだけに使用されるものではなく、ベー
ス端子からキャリアを引き抜いてターンオフさせるとき
に、キャリア引き抜き速度が速すぎてベース信号が振動
を起こすような種々の半導体素子に適用できる。とく
に、トランジスタの動作が速く、電流の時間的変化が大
きいことによるサージが発生しやすい半導体素子に対し
て本発明による駆動方法が有効である。
【0060】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明する。パルス電流発生手段は、たとえば、パルス発生
回路11と、直流電源Vsと、ダイオードDs1および
Ds2と、スイッチSW1およびSW2と、トランスT
Bとによって構成される。制御端子は、たとえば、ベー
ス端子が対応する。第1のスイッチ手段は、たとえば、
ボディダイオードD21U(D21L)およびN型MO
SトランジスタM22U(M22L)によって構成され
る。第2のスイッチ手段は、たとえば、ボディダイオー
ドD22U(D22L)およびN型MOSトランジスタ
M21U(M21L)によって構成される。電荷は、キ
ャリアが対応する。電荷引き抜き手段は、たとえば、抵
抗器RU(RL)およびN型MOSトランジスタM23
U(M23L)によって構成される。ターンオフ検出手
段は、たとえば、Vce検知回路13U(13L)によ
って構成される。所定時間Tdは、たとえば、デットタ
イムが対応する。
【0061】第1の電流制御型トランジスタは、トラン
ジスタTr1が対応する。第1の電荷引き抜き手段は、
たとえば、抵抗器RUおよびN型MOSトランジスタM
23Uによって構成される。第1のターンオフ検出手段
は、たとえば、Vce検知回路13Uによって構成され
る。第2の電流制御型トランジスタは、トランジスタT
r2が対応する。第3のスイッチ手段は、たとえば、ボ
ディダイオードD21LおよびN型MOSトランジスタ
M22Lによって構成される。第4のスイッチ手段は、
たとえば、ボディダイオードD22LおよびN型MOS
トランジスタM21Lによって構成される。第2の電荷
引き抜き手段は、たとえば、抵抗器RLおよびN型MO
SトランジスタM23Lによって構成される。第2のタ
ーンオフ検出手段は、たとえば、Vce検知回路13L
によって構成される。なお、本発明の特徴的な機能を損
なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による電流制御型半導体素子の駆
動回路を示す図である。
【図2】図1の駆動回路各部の動作タイミングを説明す
るタイミングチャートである。
【図3】従来の技術による電流制御型半導体素子の駆動
回路を示す図である。
【図4】図3の駆動回路各部の動作タイミングを説明す
るタイミングチャートである。
【符号の説明】
11…パルス発生回路、 13U,13L
…Vce検知回路、121U,121L…制御回路、1
41U、141L…タイミング検知回路、L…誘導性負
荷、M21U〜M23U,M21L〜M23L…N型M
OSトランジスタ、Tr1,Tr2…トランジスタ、
Vs,Vd…直流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クライソン トロンナムチャイ 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5J055 AX04 AX06 AX56 AX66 BX16 CX13 DX04 DX22 DX72 DX83 EX01 EX06 EX07 EX11 EY01 EY07 EY12 EY17 EY21 EZ00 FX12 FX17 FX35 GX00 GX01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正のパルス状電流および負のパルス状電流
    を交互に発生するパルス電流発生手段と、 前記パルス電流発生手段と電流制御型トランジスタの制
    御端子との間に介挿され、前記制御端子に前記正のパル
    ス状電流を供給する第1のスイッチ手段と、 前記パルス電流発生手段と前記電流制御型トランジスタ
    の制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前記負の
    パルス状電流を供給するとともに、前記制御端子から前
    記電流制御型トランジスタ内の電荷を引き抜く第2のス
    イッチ手段と、 前記電流制御型トランジスタの制御端子から前記第2の
    スイッチ手段を介さずに前記電流制御型トランジスタ内
    の電荷を引き抜く電荷引き抜き手段と、 前記電流制御型トランジスタのターンオフの兆候を検出
    するターンオフ検出手段と、(1)前記電流制御型トラン
    ジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオン
    期間に、前記第1のスイッチ手段に前記正のパルス状電
    流の供給を指示し、(2)前記電流制御型トランジスタを
    前記所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオフ期間
    のうち前記ターンオフ検出手段で前記兆候が検出される
    までの間、前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス状
    電流の供給および前記電荷の引き抜きを指示するととも
    に、前記電荷引き抜き手段に前記電荷の引き抜きを指示
    し、前記ターンオフ検出手段で前記兆候が検出された以
    降に、前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス電流の
    供給および前記電荷の引き抜きの停止を指示し、(3)前
    記電流制御型トランジスタの前記オン期間の終了から所
    定時間Td経過後、および前記キャリア周期Tcの1周
    期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそれ
    ぞれ前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス状電流の
    供給および前記電荷の引き抜きを指示する制御回路とを
    備えることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回
    路。
  2. 【請求項2】正のパルス状電流および負のパルス状電流
    を交互に発生するパルス電流発生手段と、 前記パルス電流発生手段と電流制御型トランジスタの制
    御端子との間に介挿され、前記制御端子に前記正のパル
    ス状電流を供給する第1のスイッチ手段と、 前記パルス電流発生手段と前記電流制御型トランジスタ
    の制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前記負の
    パルス状電流を供給するとともに、前記制御端子から前
    記電流制御型トランジスタ内の電荷を引き抜く第2のス
    イッチ手段と、 前記電流制御型トランジスタの制御端子から前記第2の
    スイッチ手段を介さずに前記電流制御型トランジスタ内
    の電荷を引き抜く電荷引き抜き手段と、 前記電流制御型トランジスタのターンオフの兆候を検出
    するターンオフ検出手段と、(1)前記電流制御型トラン
    ジスタを所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオン
    期間に、前記第1のスイッチ手段に前記正のパルス状電
    流の供給を指示し、(2)前記電流制御型トランジスタを
    前記所定のキャリア周期Tcでオン/オフするオフ期間
    のうち前記ターンオフ検出手段で前記兆候が検出される
    までの間、前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス状
    電流の供給および前記電荷の引き抜きを指示し、前記タ
    ーンオフ検出手段で前記兆候が検出された以降に、前記
    第2のスイッチ手段に前記負のパルス電流の供給および
    前記電荷の引き抜きの停止を指示するとともに、前記電
    荷引き抜き手段に前記電荷の引き抜きを指示し、(3)前
    記電流制御型トランジスタの前記オン期間の終了から所
    定時間Td経過後、および前記キャリア周期Tcの1周
    期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそれ
    ぞれ前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス状電流の
    供給および前記電荷の引き抜きを指示する制御回路とを
    備えることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回
    路。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の電流制御型半導
    体素子用駆動回路において、 前記制御回路は、前記正のパルス状電流の供給を指示す
    る場合に前記負のパルス状電流の供給および前記電荷の
    引き抜きを止めるようにさらに指示することを特徴とす
    る電流制御型半導体素子用駆動回路。
  4. 【請求項4】誘導性負荷に対して上アーム側に位置して
    第1の方向に駆動電流を供給するとともに、前記誘導性
    負荷から生じる逆起電力による電流を逆方向に流す第1
    の電流制御型トランジスタと、 前記第1の電流制御型トランジスタと直列に接続され、
    前記誘導性負荷に対して下アーム側に位置して前記第1
    の方向と異なる第2の方向に駆動電流を供給するととも
    に、前記誘導性負荷から生じる逆起電力による電流を逆
    方向に流す第2の電流制御型トランジスタと、 正のパルス状電流および負のパルス状電流を交互に発生
    するパルス電流発生手段と、 前記パルス電流発生手段と前記第1の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記正のパルス状電流を供給する第1のスイッチ手段と、 前記パルス電流発生手段と前記第1の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記負のパルス状電流を供給するとともに、前記制御端子
    から前記第1の電流制御型トランジスタ内の電荷を引き
    抜く第2のスイッチ手段と、 前記第1の電流制御型トランジスタの制御端子から前記
    第2のスイッチ手段を介さずに前記第1の電流制御型ト
    ランジスタ内の電荷を引き抜く第1の電荷引き抜き手段
    と、 前記第1の電流制御型トランジスタのターンオフの兆候
    を検出する第1のターンオフ検出手段と、(1)前記第1
    の電流制御型トランジスタを所定のキャリア周期Tcで
    オン/オフするオン期間に、前記第1のスイッチ手段に
    前記正のパルス状電流の供給を指示し、(2)前記第1の
    電流制御型トランジスタを前記所定のキャリア周期Tc
    でオン/オフするオフ期間のうち前記第1のターンオフ
    検出手段で前記兆候が検出されるまでの間、前記第2の
    スイッチ手段に前記負のパルス状電流の供給および前記
    電荷の引き抜きを指示するとともに、前記第1の電荷引
    き抜き手段に前記電荷の引き抜きを指示し、前記第1の
    ターンオフ検出手段で前記兆候が検出された以降に、前
    記第2のスイッチ手段に前記負のパルス電流の供給およ
    び前記電荷の引き抜きの停止を指示し、(3)前記第1の
    電流制御型トランジスタが前記逆方向にオンしている状
    態から逆回復する期間に、前記オン期間の終了から所定
    時間Td経過後、および前記キャリア周期Tcの1周期
    前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそれぞ
    れ前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス状電流の供
    給および前記電荷の引き抜きを指示する第1の制御回路
    と、 前記パルス電流発生手段と前記第2の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記正のパルス状電流を供給する第3のスイッチ手段と、 前記パルス電流発生手段と前記第2の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記負のパルス状電流を供給するとともに、前記制御端子
    から前記第2の電流制御型トランジスタ内の電荷を引き
    抜く第4のスイッチ手段と、 前記第2の電流制御型トランジスタの制御端子から前記
    第4のスイッチ手段を介さずに前記第2の電流制御型ト
    ランジスタ内の電荷を引き抜く第2の電荷引き抜き手段
    と、 前記第2の電流制御型トランジスタのターンオフの兆候
    を検出する第2のターンオフ検出手段と、(1)前記第2
    の電流制御型トランジスタを前記所定のキャリア周期T
    cでオン/オフするオン期間に、前記第3のスイッチ手
    段に前記正のパルス状電流の供給を指示し、(2)前記第
    2の電流制御型トランジスタを前記所定のキャリア周期
    Tcでオン/オフするオフ期間のうち前記第2のターン
    オフ検出手段で前記兆候が検出されるまでの間、前記第
    4のスイッチ手段に前記負のパルス状電流の供給および
    前記電荷の引き抜きを指示するとともに、前記第2の電
    荷引き抜き手段に前記電荷の引き抜きを指示し、前記第
    2のターンオフ検出手段で前記兆候が検出された以降
    に、前記第4のスイッチ手段に前記負のパルス電流の供
    給および前記電荷の引き抜きの停止を指示し、(3)前記
    第2の電流制御型トランジスタが前記逆方向にオンして
    いる状態から逆回復する期間に、前記オン期間の終了か
    ら所定時間Td経過後、および前記キャリア周期Tcの
    1周期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後に
    それぞれ前記第4のスイッチ手段に前記負のパルス状電
    流の供給および前記電荷の引き抜きを指示する第2の制
    御回路とを備えることを特徴とする電流制御型半導体素
    子用駆動装置。
  5. 【請求項5】誘導性負荷に対して上アーム側に位置して
    第1の方向に駆動電流を供給するとともに、前記誘導性
    負荷から生じる逆起電力による電流を逆方向に流す第1
    の電流制御型トランジスタと、 前記第1の電流制御型トランジスタと直列に接続され、
    前記誘導性負荷に対して下アーム側に位置して前記第1
    の方向と異なる第2の方向に駆動電流を供給するととも
    に、前記誘導性負荷から生じる逆起電力による電流を逆
    方向に流す第2の電流制御型トランジスタと、 正のパルス状電流および負のパルス状電流を交互に発生
    するパルス電流発生手段と、 前記パルス電流発生手段と前記第1の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記正のパルス状電流を供給する第1のスイッチ手段と、 前記パルス電流発生手段と前記第1の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記負のパルス状電流を供給するとともに、前記制御端子
    から前記第1の電流制御型トランジスタ内の電荷を引き
    抜く第2のスイッチ手段と、 前記第1の電流制御型トランジスタの制御端子から前記
    第2のスイッチ手段を介さずに前記第1の電流制御型ト
    ランジスタ内の電荷を引き抜く第1の電荷引き抜き手段
    と、 前記第1の電流制御型トランジスタのターンオフの兆候
    を検出する第1のターンオフ検出手段と、(1)前記第1
    の電流制御型トランジスタを所定のキャリア周期Tcで
    オン/オフするオン期間に、前記第1のスイッチ手段に
    前記正のパルス状電流の供給を指示し、(2)前記第1の
    電流制御型トランジスタを前記所定のキャリア周期Tc
    でオン/オフするオフ期間のうち前記第1のターンオフ
    検出手段で前記兆候が検出されるまでの間、前記第2の
    スイッチ手段に前記負のパルス状電流の供給および前記
    電荷の引き抜きを指示し、前記第1のターンオフ検出手
    段で前記兆候が検出された以降に、前記第2のスイッチ
    手段に前記負のパルス電流の供給および前記電荷の引き
    抜きの停止を指示するとともに、前記第1の電荷引き抜
    き手段に前記電荷の引き抜きを指示し、(3)前記第1の
    電流制御型トランジスタが前記逆方向にオンしている状
    態から逆回復する期間に、前記オン期間の終了から所定
    時間Td経過後、および前記キャリア周期Tcの1周期
    前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそれぞ
    れ前記第2のスイッチ手段に前記負のパルス状電流の供
    給および前記電荷の引き抜きを指示する第1の制御回路
    と、 前記パルス電流発生手段と前記第2の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記正のパルス状電流を供給する第3のスイッチ手段と、 前記パルス電流発生手段と前記第2の電流制御型トラン
    ジスタの制御端子との間に介挿され、前記制御端子に前
    記負のパルス状電流を供給するとともに、前記制御端子
    から前記第2の電流制御型トランジスタ内の電荷を引き
    抜く第4のスイッチ手段と、 前記第2の電流制御型トランジスタの制御端子から前記
    第4のスイッチ手段を介さずに前記第2の電流制御型ト
    ランジスタ内の電荷を引き抜く第2の電荷引き抜き手段
    と、 前記第2の電流制御型トランジスタのターンオフの兆候
    を検出する第2のターンオフ検出手段と、(1)前記第2
    の電流制御型トランジスタを前記所定のキャリア周期T
    cでオン/オフするオン期間に、前記第3のスイッチ手
    段に前記正のパルス状電流の供給を指示し、(2)前記第
    2の電流制御型トランジスタを前記所定のキャリア周期
    Tcでオン/オフするオフ期間のうち前記第2のターン
    オフ検出手段で前記兆候が検出されるまでの間、前記第
    4のスイッチ手段に前記負のパルス状電流の供給および
    前記電荷の引き抜きを指示し、前記第2のターンオフ検
    出手段で前記兆候が検出された以降に、前記第4のスイ
    ッチ手段に前記負のパルス電流の供給および前記電荷の
    引き抜きの停止を指示するとともに、前記第2の電荷引
    き抜き手段に前記電荷の引き抜きを指示し、(3)前記第
    2の電流制御型トランジスタが前記逆方向にオンしてい
    る状態から逆回復する期間に、前記オン期間の終了から
    所定時間Td経過後、および前記キャリア周期Tcの1
    周期前のオン期間の開始から(Tc+Td)経過後にそ
    れぞれ前記第4のスイッチ手段に前記負のパルス状電流
    の供給および前記電荷の引き抜きを指示する第2の制御
    回路とを備えることを特徴とする電流制御型半導体素子
    用駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の電流制御型半導
    体素子用駆動装置において、前記第1の制御回路および
    前記第2の制御回路は、それぞれ前記正のパルス状電流
    の供給を指示する場合に前記負のパルス状電流の供給お
    よび前記電荷の引き抜きを止めるようにさらに指示する
    ことを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動装置。
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