JP2003229141A - 燃料電池用電極構造の製造方法 - Google Patents

燃料電池用電極構造の製造方法

Info

Publication number
JP2003229141A
JP2003229141A JP2002148428A JP2002148428A JP2003229141A JP 2003229141 A JP2003229141 A JP 2003229141A JP 2002148428 A JP2002148428 A JP 2002148428A JP 2002148428 A JP2002148428 A JP 2002148428A JP 2003229141 A JP2003229141 A JP 2003229141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exchange membrane
ion exchange
electrode layer
positive electrode
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002148428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3898569B2 (ja
Inventor
Osamu Sumiya
修 角谷
Gen Okiyama
玄 沖山
Takashi Suzuki
孝 鈴木
Tomoko Date
知子 伊達
Yoshiki Hirano
芳樹 平野
Tetsuo Shibata
徹雄 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2002148428A priority Critical patent/JP3898569B2/ja
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to CA2462303A priority patent/CA2462303C/en
Priority to KR1020047005453A priority patent/KR100909759B1/ko
Priority to DE60236614T priority patent/DE60236614D1/de
Priority to US10/494,866 priority patent/US20050019649A1/en
Priority to PCT/JP2002/012301 priority patent/WO2003047018A1/ja
Priority to CNB028238184A priority patent/CN1321474C/zh
Priority to AU2002355028A priority patent/AU2002355028A1/en
Priority to EP02788648A priority patent/EP1450426B1/en
Publication of JP2003229141A publication Critical patent/JP2003229141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3898569B2 publication Critical patent/JP3898569B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれの層の境界に密着不良部分が発生す
ることを防ぐことができ、さらにイオン交換膜の性能低
下を防ぐことができ、加えてイオン交換膜を薄くするこ
とができる燃料電池用電極構造の製造方法を提供する。 【解決手段】 燃料電池用電極構造の製造方法は、負極
側拡散層13上に負極層17の溶液を塗布して負極層を
形成する工程と、この負極層が未乾燥のうちに、負極層
上にイオン交換膜19の溶液を塗布してイオン交換膜を
形成する工程と、このイオン交換膜が未乾燥のうちに、
イオン交換膜上に正極層18の溶液を塗布する工程と、
これら負極層17、正極層18及びイオン交換膜19を
乾燥することにより、負極層17、正極層18及びイオ
ン交換膜19を一体に固化する工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正・負極間にイオ
ン交換膜を配置し、負極の触媒に水素を接触させるとと
もに正極の触媒に酸素を接触させることにより発電する
燃料電池用電極構造の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の燃料電池を説明する説明図
である。燃料電池100は、負極層(水素極)101と
正極層(酸素極)102との間にイオン交換膜103を
配置し、負極層101に含む触媒に水素分子(H)を
接触させるとともに、正極層102に含む触媒に酸素分
子(O)を接触させることにより、電子eを矢印の
如く流すことにより、電流を発生させるものである。電
流を発生させる際に、水素分子(H)と酸素分子(O
)とから生成水(HO)が生成される。この燃料電
池10の負極層101、正極層102、イオン交換膜1
03を主要構成部材とする電極構造を次図で詳しく説明
する。
【0003】図9は従来の燃料電池を構成する電極構造
を示す説明図である。電極構造は、一対の拡散層10
4,105の内側にそれぞれバインダー層106及びバ
インダー層107を備え、これらバインダー層106及
びバインダー層107の内側にそれぞれ負極層101及
び正極層102を備え、これら負極層101及び正極層
102の間にイオン交換膜103を備える。
【0004】この電極構造を製造する際には、先ず拡散
層104にバインダー層106用の溶液を塗布するとと
もに、拡散層105にバインダー層107用の溶液を塗
布し、塗布したバインダー層106,107を焼成する
ことによりバインダー層106,107を固化する。
【0005】次に、固化したバインダー層106に負極
層101の溶液を塗布するとともに、固化したバインダ
ー層107に正極層102の溶液を塗布し、塗布した負
・正極層101,102を乾燥することにより負・正極
層101,102を固化する。次いで、固化した負極層
101にシート状のイオン交換膜103を載せ、続いて
イオン交換膜103に正極層102が固化された拡散層
105を載せて7層の多層構造を形成する。次に、この
多層構造を矢印の如く加熱圧着することにより電極構造
を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電極
構造はイオン交換膜103としてシートを使用してお
り、加えてバインダー層106、負極層101、正極層
102、バインダー層107のそれぞれの層を固化した
状態で加熱圧着するので、それぞれの層の境界に密着不
良部分が発生する虞がある。電極構造の各層に密着不良
部分が発生すると、電流を効率よく発生することが難し
くなり、製造ラインの検査の段階において、これらの電
極構造が廃棄処分や修復処分になり、そのことが生産性
を高める妨げになっている。
【0007】さらに、電極構造のイオン交換膜103と
してシートを使用しているので、電極構造を加熱圧着の
際に、イオン交換膜103を加熱状態で加圧することに
なり、イオン交換膜103の性能が低下する虞がある。
これにより、検査の段階で廃棄処分や修復処分の対象と
なる部品が一層多くなり、そのことが生産性を高める妨
げになっている。
【0008】加えて、イオン交換膜103としてシート
を使用しているので、イオン交換膜103のハンドリン
グ性を考慮するとイオン交換膜103をある程度厚くす
る必要がある。このため、電極構造を薄くすることが難
しく、そのことが電極構造の小型化を図る妨げになる。
【0009】そこで、本発明の目的は、それぞれの層の
境界に密着不良部分が発生することを防ぐことができ、
さらにイオン交換膜の性能低下を防ぐことができ、加え
てイオン交換膜を薄くすることができる燃料電池用電極
構造の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、それぞれ
の層間に密着不良部分が発生するのは、先の塗膜が固化
した後に、次の溶液を塗布して、この溶液が先の塗膜に
滲み込まず、結果として密着不良が発生することが、そ
の原因であることを突き止めた。そこで、先の塗膜が乾
かないうちに、次の溶液を重ねたところ、溶液が先の塗
膜に滲み込み、密着性が著しく高まることが分かった。
同様に、シート状のイオン交換膜に溶液を塗布した場合
にも、溶液がシート状のイオン交換膜に滲み込まず、結
果として密着不良が発生することが、その原因であるこ
とを突き止めた。
【0011】そこで、請求項1は、シート上に、燃料電
池を構成する正・負極のいずれか一方の電極用の溶液を
塗布して一方の電極層を形成する工程と、この一方の電
極層が未乾燥のうちに、この一方の電極層上にイオン交
換膜用の溶液を塗布してイオン交換膜を形成する工程
と、このイオン交換膜が未乾燥のうちに、このイオン交
換膜上に他方の電極用の溶液を塗布して他方の電極層を
形成する工程と、これら一方の電極層、他方の電極層及
びイオン交換膜を乾燥することにより固化する工程と、
から燃料電池用電極構造の製造方法を構成した。
【0012】イオン交換膜に溶液を採用し、電極用の溶
液及びイオン交換膜用の溶液をそれぞれ未乾燥の状態で
塗布すれば、境界で混合が発生する。これにより、一対
の電極及びイオン交換膜の各層の境界に密着不良部分が
発生することを防ぐことができるので、イオン交換膜に
おける反応効率を良好に保つことができる。
【0013】ここで、イオン交換膜にシートを使用した
場合、シート状イオン交換膜のハンドリング性を好適に
保つためにはイオン交換膜をある程度厚くする必要があ
る。このため、電極構造を薄くすることが難しく、その
ことが電極構造の小型化を図る妨げになる。
【0014】そこで、請求項1においてイオン交換膜を
溶液とし、イオン交換膜を溶液の状態でハンドリングで
きるようにした。イオン交換膜を溶液とすることで、ハ
ンドリングの際にイオン交換膜の厚さを規制する必要は
ない。このため、イオン交換膜を薄くすることが可能に
なり、電極構造を薄くすることができる。
【0015】請求項2は、乾燥を荷重をかけずにおこな
うことを特徴とする。電極用の溶液及びイオン交換膜用
の溶液をそれぞれ未乾燥の状態で塗布し、それぞれの溶
液を塗布後に荷重をかけないで乾燥する。これにより、
イオン交換膜に荷重をかける必要がないので、荷重によ
りイオン交換膜の性能が低下することを防ぐことができ
る。
【0016】請求項3は、シート状の負極側拡散層上
に、燃料電池を構成する負極用の溶液を塗布して負極層
を形成する工程と、この負極層が未乾燥のうちに、この
負極層上にイオン交換膜用の溶液を塗布してイオン交換
膜を形成する工程と、このイオン交換膜が未乾燥のうち
に、このイオン交換膜上に正極用の溶液を塗布して正極
層を形成する工程と、この正極層の未乾燥のうちに、こ
の正極層上に正極側拡散層を設ける工程と、これら負・
正極層及びイオン交換膜のそれぞれの溶液を乾燥するこ
とにより固化する固化工程とから燃料電池用電極構造の
製造方法を構成した。
【0017】請求項1と同様に、イオン交換膜を溶液と
することで、イオン交換膜を溶液の状態でハンドリング
できる。さらに、イオン交換膜を溶液とすることで、ハ
ンドリングの際にイオン交換膜の厚さを規制する必要は
ない。このため、イオン交換膜を薄くすることが可能に
なり、電極構造を薄くすることができる。
【0018】ここで、燃料電池を使用して電流を発生さ
せる際に、水素分子(H)と酸素分子(O)とが反
応して燃料電池内に生成水(HO)を生成する。この
生成水は、主に正極側拡散層(カーボンペーパー)を透
過させて燃料電池の外部に排出する。しかし、請求項1
で記載したように、未乾燥の電極層上にイオン交換膜用
の溶液を塗布すると、イオン交換膜用の溶液が重力の影
響で下方に流れ電極層に浸透する虞がある。イオン交換
膜用の溶液が電極層に浸透すると、浸透した溶液で電極
層の空隙が減少してしまう虞がある。
【0019】このため、燃料電池用電極構造を製造する
際に、正・負の電極層のうちの正極層をイオン交換膜の
下方に配置すると、正極層の空隙がイオン交換膜用の溶
液で減少してしまい、発電により生成した生成水を正極
側拡散層から燃料電池の外部に効率よく排出できないこ
とが懸念される。
【0020】生成水を効率よく排出することができない
と、水素や酸素の反応ガスを好適に供給することが妨げ
られるので、濃度過電圧が高くなり、燃料電池の発電性
能を良好に保つことが難しくなる。なお、「濃度過電
圧」とは、電極における反応物質及び反応生成物の補給
及び除去の速度が遅く、電極の反応が妨害されるときに
現れる電圧低下をいう。すなわち、濃度過電圧が高くな
るということは電圧低下量が増すということである。
【0021】そこで、請求項3において、イオン交換膜
の上方に正極層を設けるようにした。正極層をイオン交
換膜の上方に配置することで、イオン交換膜用の溶液が
重力の影響で負極層に浸透することを防ぐことができ、
正極層の空隙がイオン交換膜用の溶液で減少することを
防止できる。これにより、発電により生成した生成水を
正極層から正極側拡散層に導いて、正極側拡散層の空隙
から好適に排出することができ、燃料電池に生じる濃度
過電圧を低く抑えることができる。
【0022】請求項4は、正極用の溶液を噴霧状態で塗
布することを特徴とする。ここで、正極用の溶液の塗布
圧が高い場合には、正極用の溶液を塗布する際に、イオ
ン交換膜用の溶液が正極層に浸透する虞がある。イオン
交換膜用の溶液が正極層に浸透すると、イオン交換膜用
の溶液が正極側拡散層に到達して、イオン交換膜用の溶
液で正極側拡散層の空隙が減少する虞がある。
【0023】そこで、請求項4において、正極用の溶液
を噴霧状態で塗布することで、イオン交換膜に余分な塗
布圧をかけることなく、すなわち正極用の溶液を最小の
塗布圧で塗布することにした。このように、イオン交換
膜に余分な塗布圧をかけないで正極用の溶液を塗布する
ことで、イオン交換膜用の溶液が正極層に浸透すること
を防ぐことができる。
【0024】よって、イオン交換膜用の溶液で正極層の
空隙が減少することを防止して、正極層の空隙をより一
層好適に確保することができる。これにより、発電によ
り生成した生成水を正極層から正極拡散層まで導いて、
正極側拡散層の空隙からより一層好適に排出することが
でき、燃料電池に生じる濃度過電圧を低く抑えることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る電極構造
(第1実施形態)を備えた燃料電池を示す分解斜視図で
ある。燃料電池ユニット10は複数(2個)の燃料電池
11,11で構成したものである。燃料電池11は、燃
料電池用電極構造(電極構造)12を構成する負極側拡
散層(シート)13の外側に負極側流路基板31を配置
し、電極構造12を構成する正極側拡散層14の外側に
正極側流路基板34を配置したものである。
【0026】負極側拡散層13に負極側流路基板31を
積層することで、負極側流路基板31の流路溝31aを
負極側拡散層13で覆うことにより、水素ガス流路32
を形成する。また、正極側拡散層14に正極側流路基板
34を積層することで、正極側流路基板34の流路溝3
4aを正極側拡散層14で覆うことにより、酸素ガス流
路35を形成する。
【0027】電極構造12は、負極側拡散層13及び正
極側拡散層14の内側にそれぞれバインダーを介して一
方の電極層としての負極層17及び他方の電極層として
の正極層18を備え、これら負極層17及び正極層18
の間にイオン交換膜19を備える。このように、構成し
た燃料電池11をセパレータ36を介して複数個(図1
では2個のみを示す)備えることで、燃料電池ユニット
10を構成する。なお、電極構造12については図2で
詳しく説明する。
【0028】燃料電池ユニット10によれば、水素ガス
流路32に水素ガスを供給することで、負極層17に含
む触媒に水素分子(H)を吸着させるとともに、酸素
ガス流路35に酸素ガスを供給することで、正極18に
含む触媒に酸素分子(O)を吸着させる。これによ
り、電子(e)を矢印の如く流して電流を発生させる
ことができる。なお、電流を発生させる際には、水素分
子(H)と酸素分子(O)とから生成水(HO)
が発生する。
【0029】図2は本発明に係る燃料電池用の電極構造
(第1実施形態)を示す説明図である。電極構造12
は、負極側拡散層13及び正極側拡散層14の内側にそ
れぞれ負極層17及び正極層18を備え、これら負極層
17及び正極層18の間にイオン交換膜19を備える。
負極側拡散層13は、負極側のカーボンペーパー13a
及び負極側のバインダー層15aからなるシート材(シ
ート)である。また、正極側拡散層14は、正極側のカ
ーボンペーパー14a及び正極側のバインダー層16a
からなるシート材(シート)である。
【0030】負極側のバインダー層15aを構成するバ
インダーは、カーボンフッ素樹脂であり、撥水性に優れ
たものである。また、正極側のバインダー層16aを構
成するバインダーは、撥水性を備えたカーボンポリマー
であり、カーボンポリマーはポリテトラフルオロエチレ
ンの骨格にスルホン酸を導入したものが該当する。
【0031】負極層17は、負極用の溶液に触媒21を
混合し、溶液を塗布後に乾燥することで固化したもので
ある。負極層17の触媒21は、炭素22の表面に触媒
として(白金−ルテニウム合金)23を担持したもので
あり、(白金−ルテニウム合金)23に水素分子
(H)を吸着させるものである。
【0032】正極層18は、正極用の溶液に触媒24を
混合し、溶液を塗布後に乾燥することで固化したもので
ある。正極層18の触媒24は、炭素25の表面に触媒
として白金26を担持したものであり、白金26に酸素
分子(O)を吸着させるものである。イオン交換膜1
9は、負極層17及び正極層18間に溶液の状態で塗布
した後、負極の溶液及び正極の溶液とともに一緒に乾燥
することにより負極層17及び正極層18と一体に固化
したものである。
【0033】次に、電極構造12の製造方法を図3〜図
5に基づいて説明する。図3(a)〜(c)は本発明に
係る燃料電池用の電極構造の製造方法(第1実施形態)
を示す第1工程説明図である。(a)において、シート
状の負極側拡散層13を配置する。すなわち、負極側拡
散層13のカーボンペーパー13aをセットした後、こ
のカーボンペーパー13a上にバインダー層15a用の
溶液を塗布する。
【0034】(b)において、バインダー層15aが未
乾燥のうちに、バインダー層15a上に、負極用の溶液
を塗布して負極層17を形成する。(c)において、負
極層17が未乾燥のうちに、負極層17上にイオン交換
膜19用の溶液を塗布してイオン交換膜19を形成す
る。
【0035】図4(a),(b)は本発明に係る燃料電
池用の電極構造の製造方法(第1実施形態)を示す第2
工程説明図である。(a)において、イオン交換膜19
が未乾燥のうちに、イオン交換膜19上に正極層18用
の溶液を塗布して正極層18を形成する。(b)におい
て、正極層18が未乾燥のうちに、正極層18上に、正
極側拡散層14(図2参照)を構成するバインダー層1
6aの溶液を塗布する。
【0036】図5(a),(b)は本発明に係る燃料電
池用の電極構造の製造方法(第1実施形態)を示す第3
工程説明図である。(a)において、バインダー層16
aに正極側のカーボンペーパー14aを載せることによ
り、バインダー層16a及びカーボンペーパー14aで
シート状の正極側拡散層14を形成する。
【0037】次に、バインダー層15a、負極層17、
イオン交換膜19、正極層18、バインダー層16aが
未乾燥のうちに、それぞれの層15a,17,18,1
6a及び膜19に荷重をかけないで、それぞれの層15
a,17,18,16a及び膜19を一緒に乾燥する。
【0038】(b)において、バインダー層15a、負
極層17、イオン交換膜19、正極層18、バインダー
層16aを固化することで、バインダー層15a、負極
層17、イオン交換膜19、正極層18、バインダー層
16aを固化した状態で積層する。これにより、第1実
施形態の電極構造12の製造工程が完了する。
【0039】このように、第1実施形態によれば、バイ
ンダー層15a、負極層17、イオン交換膜19、正極
層18、バインダー層16aが未乾燥の状態で、それぞ
れの上面に溶液を塗布することで、それぞれの境界にお
いて隣接する溶液同士を好適に混合させることができ
る。
【0040】よって、バインダー層15aと負極層17
との間の境界に密着不良部分が発生することを防ぐこと
ができる。また、負極層17とイオン交換膜19との間
の境界に密着不良部分が発生することを防ぐことができ
る。さらに、イオン交換膜19と正極層18との間の境
界に密着不良部分が発生することを防ぐことができる。
加えて、正極層18とバインダー層16aとの間の境界
に密着不良部分が発生することを防ぐことができる。こ
れにより、電極構造12における反応効率を良好に保つ
ことができる。
【0041】また、バインダー層15a、負極層17、
イオン交換膜19、正極層18、バインダー層16aが
未乾燥の状態で、それぞれの溶液を塗布し、それぞれの
溶液を塗布後に荷重をかけないで乾燥する。これによ
り、イオン交換膜19を固化する際に、イオン交換膜1
9に荷重をかける必要がないので、イオン交換膜19の
性能が荷重の影響で低下することを防ぐことができる。
【0042】加えて、イオン交換膜19を溶液とするこ
とで、イオン交換膜19を溶液の状態でハンドリングす
ることができるので、ハンドリング性の観点からイオン
交換膜19の厚さを規制する必要はない。このため、イ
オン交換膜19を薄くすることが可能になり、電極構造
12を薄くすることができる。
【0043】次に、燃料電池用電極構造の製造方法を第
2実施形態でより具体的に説明する。なお、第1実施形
態と同一部材については同一符号を付して説明を省略す
る。図6(a)〜(c)は本発明に係る燃料電池用の電
極構造の製造方法(第2実施形態)を示す第1工程説明
図である。(a)において、シート状の負極側拡散層1
3を配置する。すなわち、負極側拡散層13のカーボン
ペーパー13aをセットした後、このカーボンペーパー
13a上にバインダー層15a用の溶液を塗布する。
【0044】(b)において、バインダー層15aが未
乾燥のうちに、バインダー層15aの上面に沿ってスプ
レー55を矢印の如く移動しながら噴射口56から負極
層17用の溶液を噴霧状に噴射することにより、バイン
ダー層15a上に負極層17用の溶液を塗布して負極層
17を形成する。
【0045】(c)において、負極層17が未乾燥のう
ちに、負極層17の上面に沿ってコーター57を矢印の
如く移動しながら、負極層17上にイオン交換膜19用
の溶液を塗布してイオン交換膜19を形成する。具体的
には、コーター57のブレード57aを負極層17の上
面から上方に所定間隔離して上面に平行に配置し、この
ブレード57aを負極層17の上面に沿って矢印の如く
移動しながら、ブレード57aでイオン交換膜19のペ
ースト(溶液)を一定の厚さにならすことによりイオン
交換膜19を形成する。
【0046】負極層17上にイオン交換膜19用の溶液
を塗布することにより、イオン交換膜19用の溶液が重
力の影響で矢印の如く下方に流れ、負極層17に浸透す
る虞がある。これにより、負極層17の空隙が減少する
虞があるが、負極層17の空隙はある程度減少しても燃
料電池の性能に影響を与える虞はない。
【0047】図7(a),(b)は本発明に係る燃料電
池用の電極構造の製造方法(第2実施形態)を示す第2
工程説明図である。(a)において、イオン交換膜19
が未乾燥のうちに、イオン交換膜19の上面に沿ってス
プレー58を矢印の如く移動しながら噴射口59から正
極層18用の溶液を噴霧状に噴射することにより、イオ
ン交換膜19上に正極層18用の溶液を塗布して正極層
18を形成する。なお、イオン交換膜19の上面に正極
層18用の溶液をスプレー58を用いて塗布した理由に
ついては後述する。
【0048】(b)において、正極層18が未乾燥のう
ちに、正極層18上に、正極側拡散層14(図2参照)
を構成するバインダー層16aの溶液を塗布してバイン
ダー層16aを形成する。
【0049】次に、図5(a)と同様に、バインダー層
16aに正極側のカーボンペーパー14aを載せること
により、バインダー層16a及びカーボンペーパー14
aでシート状の正極側拡散層14を形成する。次に、バ
インダー層15a、負極層17、イオン交換膜19、正
極層18、バインダー層16aが未乾燥のうちに、それ
ぞれの層15a,17,18,16a及び膜19に荷重
をかけないで、それぞれの層15a,17,18,16
a及び膜19を一緒に乾燥する。
【0050】次いで、図5(b)と同様に、バインダー
層15a、負極層17、イオン交換膜19、正極層1
8、バインダー層16aを固化することで、バインダー
層15a、負極層17、イオン交換膜19、正極層1
8、バインダー層16aを固化した状態で一体に積層す
る。これにより、第2実施形態の製造工程が完了する。
【0051】第2実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を得ることができる。さらに、第1、第2実施
形態によれば、イオン交換膜19の上方に正極層18を
設けることで、正極層18をイオン交換膜19の上方に
配置することができる。よって、イオン交換膜19用の
溶液が正極層18に浸透することを防ぐことができ、正
極層18の空隙がイオン交換膜19用の溶液で減少する
ことを防止できる。
【0052】これにより、発電により生成した生成水
を、正極層18の空隙を通して正極側拡散層14まで導
き、正極側拡散層14から好適に排出することができる
ので、燃料電池に生じる濃度過電圧を低く抑えることが
できる。
【0053】加えて、第2実施形態によれば、正極層1
8を形成する際に、正極層18用の溶液をスプレー法で
塗布することで、イオン交換膜19や正極層18に余分
な塗布圧をかけることなく、すなわち正極層18用の溶
液を最小の塗布圧で塗布することができる。このよう
に、イオン交換膜19や正極層18に余分な塗布圧をか
けないで正極層18用の溶液を塗布することで、イオン
交換膜19用の溶液が正極層18に浸透することを防ぐ
ことができる。
【0054】よって、イオン交換膜19用の溶液で正極
層18の空隙が減少することを防いで、正極層18の空
隙をより一層好適に確保することができる。これによ
り、発電により生成した生成水を、正極層18の空隙を
通して正極側拡散層14まで導き、正極側拡散層14の
空隙からより一層好適に排出することができるので、燃
料電池に生じる濃度過電圧を低く抑えることができる。
【0055】なお、前記第2実施形態では、イオン交換
膜19の上面に正極層18用の溶液をスプレー58を用
いて塗布したが、正極層18用の溶液の塗布はスプレー
58に限らないで、インクジェット方式を採用すること
も可能である。要は、正極層18用の溶液を噴霧状に塗
布できる方式であればよい。
【0056】ここで、スプレー及びインクジェットは溶
液を噴霧状に塗布する点で同じである。スプレーは噴霧
範囲が比較的広く塗布時間を短くできるが、未塗布部分
を確保するためにマスキング処理が必要になる。一般
に、マスキング処理部に付着した溶液は回収が難しい。
【0057】一方、インクジェットは塗布範囲を正確に
絞り込むことができるので、未塗布部分にマスキング処
理を施す必要がなく、溶液を有効に使用することができ
る。但し、インクジェットは、塗布範囲が狭いのでスプ
レーと比較して塗布スピードが劣る。
【0058】また、前記第2実施形態では、負極側のバ
インダー層15aの上面にスプレー55を用いて負極層
17用の溶液を塗布する例について説明したが、その他
の塗布手段で負極層17用の溶液を塗布することも可能
である。さらに、前記第2実施形態では、負極層17の
上面にコーター57を用いてイオン交換膜19用の溶液
を塗布する例について説明したが、その他の塗布手段で
イオン交換膜19用の溶液を塗布することも可能であ
る。
【0059】さらに、前記第1、第2実施形態では、燃
料電池用電極構造12を製造する際に、負極層17を下
方に配置し、正極層18を上方に配置した例について説
明したが、これに限らないで、正極層18を下方に配置
し、負極層17を上方に配置することも可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、イオン交換膜に溶液を採用し、電極
用の溶液及びイオン交換膜用の溶液をそれぞれ未乾燥の
状態で塗布すれば、境界で混合が発生する。これによ
り、一対の電極及びイオン交換膜の各層の境界に密着不
良部分が発生することを防ぐことができるので、イオン
交換膜における反応効率を良好に保つことができる。こ
の結果、電極構造の品質を安定させることができるの
で、生産性を高めることができる。
【0061】加えて、イオン交換膜を溶液とすること
で、イオン交換膜を溶液の状態でハンドリングすること
ができるので、ハンドリング性の観点からイオン交換膜
の厚さを規制する必要はない。このため、イオン交換膜
を薄くすることが可能になり、電極構造を薄くすること
ができるので、電極構造の小型化を図ることができる。
【0062】請求項2は、電極用の溶液及びイオン交換
膜用の溶液をそれぞれ未乾燥の状態で塗布し、それぞれ
の溶液を塗布後に荷重をかけないで乾燥する。これによ
り、イオン交換膜に荷重をかける必要がないので、荷重
によりイオン交換膜の性能が低下することを防ぐことが
できる。従って、電極構造の品質を安定させることがで
きるので、生産性の向上を図ることができる。
【0063】請求項3は、請求項1と同様に、イオン交
換膜を溶液とすることで、イオン交換膜を溶液の状態で
ハンドリングできる。さらに、イオン交換膜を溶液とす
ることで、ハンドリングの際にイオン交換膜の厚さを規
制する必要はない。このため、イオン交換膜を薄くする
ことが可能になり、電極構造を薄くすることができる。
【0064】さらに、請求項3は、イオン交換膜の上方
に正極層を設けることで、イオン交換膜用の溶液が重力
の影響で正極層に浸透することを防ぐことができ、正極
層の空隙がイオン交換膜用の溶液で減少することを防止
できる。従って、発電により生成した生成水を正極層か
ら正極側拡散層に導いて、正極側拡散層の空隙から好適
に排出することができ、燃料電池に生じる濃度過電圧を
低く抑えて、燃料電池の発電性能を良好に保つことがで
きる。
【0065】請求項4は、正極用の溶液を噴霧状態で塗
布することで、イオン交換膜に余分な塗布圧をかけるこ
となく、すなわち正極用の溶液を最小の塗布圧で塗布す
ることにした。このように、イオン交換膜に余分な塗布
圧をかけないで正極用の溶液を塗布することで、イオン
交換膜用の溶液が正極層に浸透することを防ぐことがで
きる。
【0066】よって、イオン交換膜用の溶液で正極層の
空隙が減少することを防止して、正極層の空隙をより一
層好適に確保することができる。従って、発電により生
成した生成水を正極層から正極拡散層まで導いて、正極
側拡散層の空隙からより一層好適に排出することがで
き、燃料電池に生じる濃度過電圧を低く抑えて、燃料電
池の発電性能をより一層良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電極構造(第1実施形態)を備え
た燃料電池を示す分解斜視図
【図2】本発明に係る燃料電池用の電極構造(第1実施
形態)を示す説明図
【図3】本発明に係る燃料電池用の電極構造の製造方法
(第1実施形態)を示す第1工程説明図
【図4】本発明に係る燃料電池用の電極構造の製造方法
(第1実施形態)を示す第2工程説明図
【図5】本発明に係る燃料電池用の電極構造の製造方法
(第1実施形態)を示す第3工程説明図
【図6】本発明に係る燃料電池用の電極構造の製造方法
(第2実施形態)を示す第1工程説明図
【図7】本発明に係る燃料電池用の電極構造の製造方法
(第2実施形態)を示す第2工程説明図
【図8】従来の燃料電池を説明する説明図
【図9】従来の燃料電池を構成する電極構造を示す説明
【符号の説明】
11…燃料電池、12…電極構造(燃料電池用電極構
造)、13…負極側拡散層、14…正極側拡散層、17
…負極層(一方の電極層)、18…正極層(他方の電極
層)、19…イオン交換膜。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月14日(2003.5.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】負極側のバインダー層15aを構成するバ
インダーは、カーボンフッ素樹脂である。また、正極側
のバインダー層16aを構成するバインダーは、撥水性
を備えたカーボンポリマーであり、カーボンポリマーは
ポリテトラフルオロエチレンの骨格にスルホン酸を導入
したものが該当する。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 伊達 知子 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 平野 芳樹 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 柴田 徹雄 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 BB02 BB03 CC03 CX04 CX05 EE18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート上に、燃料電池を構成する正・負
    極のいずれか一方の電極用の溶液を塗布して一方の電極
    層を形成する工程と、 この一方の電極層が未乾燥のうちに、この一方の電極層
    上にイオン交換膜用の溶液を塗布してイオン交換膜を形
    成する工程と、 このイオン交換膜が未乾燥のうちに、このイオン交換膜
    上に他方の電極用の溶液を塗布して他方の電極層を形成
    する工程と、 これら一方の電極層、他方の電極層及びイオン交換膜を
    乾燥することにより固化する工程と、からなることを特
    徴とする燃料電池用電極構造の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥は、荷重をかけずにおこなうこ
    とを特徴とする請求項1記載の燃料電池用電極構造の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 シート状の負極側拡散層上に、燃料電池
    を構成する負極用の溶液を塗布して負極層を形成する工
    程と、 この負極層が未乾燥のうちに、この負極層上にイオン交
    換膜用の溶液を塗布してイオン交換膜を形成する工程
    と、 このイオン交換膜が未乾燥のうちに、このイオン交換膜
    上に正極用の溶液を塗布して正極層を形成する工程と、 この正極層の未乾燥のうちに、この正極層上に正極側拡
    散層を設ける工程と、 これら負・正極層及びイオン交換膜のそれぞれの溶液を
    乾燥することにより固化する固化工程と、からなる燃料
    電池用電極構造の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記正極用の溶液を噴霧状態で塗布する
    ことを特徴とする請求項4記載の燃料電池用電極構造の
    製造方法。
JP2002148428A 2001-11-30 2002-05-22 燃料電池の製造方法 Expired - Fee Related JP3898569B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148428A JP3898569B2 (ja) 2001-11-30 2002-05-22 燃料電池の製造方法
KR1020047005453A KR100909759B1 (ko) 2001-11-30 2002-11-26 연료 전지용 전극의 제조 방법
DE60236614T DE60236614D1 (de) 2001-11-30 2002-11-26 Verahren zur herstellung einer elektrode für eine brennstoffzelle
US10/494,866 US20050019649A1 (en) 2001-11-30 2002-11-26 Method for manufacturing electrode for fuel cell
CA2462303A CA2462303C (en) 2001-11-30 2002-11-26 Fuel cell electrode manufacturing method
PCT/JP2002/012301 WO2003047018A1 (fr) 2001-11-30 2002-11-26 Procede de fabrication d'electrode de pile a combustible
CNB028238184A CN1321474C (zh) 2001-11-30 2002-11-26 燃料电池用电极的制备方法和燃料电池用电极
AU2002355028A AU2002355028A1 (en) 2001-11-30 2002-11-26 Method for manufacturing electrode for fuel cell
EP02788648A EP1450426B1 (en) 2001-11-30 2002-11-26 Method for manufacturing electrode for fuel cell

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-366711 2001-11-30
JP2001366711 2001-11-30
JP2002148428A JP3898569B2 (ja) 2001-11-30 2002-05-22 燃料電池の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003229141A true JP2003229141A (ja) 2003-08-15
JP3898569B2 JP3898569B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=27759553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002148428A Expired - Fee Related JP3898569B2 (ja) 2001-11-30 2002-05-22 燃料電池の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3898569B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005041334A1 (ja) * 2003-10-22 2005-05-06 Honda Motor Co., Ltd. 燃料電池用電極/膜接合体の製造方法
JP2008130416A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Toyota Motor Corp 膜電極接合体の製造方法
JP2009224330A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Samsung Electro Mech Co Ltd 燃料電池用セルユニット及びその製造方法
JP2010272222A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Toppan Printing Co Ltd 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005041334A1 (ja) * 2003-10-22 2005-05-06 Honda Motor Co., Ltd. 燃料電池用電極/膜接合体の製造方法
JP2005129295A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Honda Motor Co Ltd 燃料電池用電極−膜接合体の製造方法
CN100392907C (zh) * 2003-10-22 2008-06-04 本田技研工业株式会社 燃料电池用电极/膜结合体的制造方法
JP4486340B2 (ja) * 2003-10-22 2010-06-23 本田技研工業株式会社 燃料電池用電極−膜接合体の製造方法
JP2008130416A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Toyota Motor Corp 膜電極接合体の製造方法
JP2009224330A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Samsung Electro Mech Co Ltd 燃料電池用セルユニット及びその製造方法
JP2010272222A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Toppan Printing Co Ltd 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP3898569B2 (ja) 2007-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100216048A1 (en) Method for the production of a membrane electrode unit
JP2011124238A (ja) 端部が保護された触媒被覆した膜電極集成体
JP2009531818A (ja) 燃料電池用の膜・電極アッセンブリの製造方法
JP4833860B2 (ja) 触媒を膜に直接噴霧することにより準備された膜電極アッセンブリ
JP2007172929A (ja) 固体高分子形燃料電池における膜電極接合体および補強型電解質膜の製造方法とその製造方法で得られる膜電極接合体および補強型電解質膜
JPWO2009001758A1 (ja) 燃料電池用セパレータプレートの製造方法及びそれを利用した燃料電池
JP3827653B2 (ja) 燃料電池用電極の製造方法
JP2006244930A (ja) 固体高分子形燃料電池用電解質膜−触媒層接合体の製造方法および製造装置
JP4233051B2 (ja) 燃料電池用電極層の製造方法
JP2003229141A (ja) 燃料電池用電極構造の製造方法
JP2000299119A (ja) 触媒層の製造方法
JP3828455B2 (ja) 燃料電池の製造方法
JP3828507B2 (ja) 燃料電池用電極
JP2003346822A (ja) 燃料電池用電極の製造方法
JP3828453B2 (ja) 燃料電池の製造方法
JP2006310166A (ja) 燃料電池のセル構造
JP2002319411A (ja) ガス拡散電極およびこれを用いた燃料電池
JP2003068320A (ja) 燃料電池用膜電極接合体の製造方法
JP3961983B2 (ja) 燃料電池の製造方法
JP7040303B2 (ja) 燃料電池セル
JP2004014202A (ja) 燃料電池用電極の製造方法
JP5804449B2 (ja) 膜電極接合体の製造方法
JP4133791B2 (ja) 燃料電池用電極−膜接合体の製造方法
JP5710351B2 (ja) 燃料電池用電解質膜・電極構造体
US20230246214A1 (en) Method for production of an at least two-layered laminate of a membrane electrode assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060828

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061019

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees