JP2006134582A - 燃料電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることで、生成水の排出を促進することが可能な燃料電池、及びこの燃料電池の製造方法を提供する。
【解決手段】 電解質膜11及び電解質膜11の両面に形成された一対の電極12及び13を備えたMEA10と、一対の電極12及び13にガスをそれぞれ供給するガス流路16及び17を有し、ガス流路16及び17を、多孔体36A及び37Aを用いて形成し、ガス流路16及び17の、ガス流れ方向に対し略垂直方向の断面積を、ガス流路の上流から下流に向けて小さくなるよう構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料電池及びその製造方法にかかり、特に、多孔体からなるガス流路を備えた燃料電池及びその製造方法に関する。
従来から、一般的な固体高分子型燃料電池は、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一方の面に配置された触媒層及び拡散層からなる燃料極(アノード電極)及び前記電解質膜の他方の面に配置された触媒層及び拡散層からなる酸化剤極(カソード電極)と、からなる膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane Electrode Assembly、以下、単に「MEA」という)と、このMEAの両側に各々配設されたセパレータと、を備えたセルを構成し、このセルを複数積層してモジュールとしているものがある。
このような燃料電池としては、例えば、電解質の両面に電極を配した単位セルと、この単位セルの各電極に対向して配され各電極に反応ガスを送るための配流板と、前記単位セルと配流板を挟持するセパレータ板とを備え、配流板の少なくとも一方を、三次元網状を有する多孔質カーボンから構成したものがある。この燃料電池は、反応ガスを均一に電極に供給させ、かつガス供給能を向上させることによって、高電流密度域において高い性能を発揮している。(例えば、特許文献1参照)。
また、毛細管凝縮作用により水の輸送特性を生じさせる小孔径細孔と、気体流動特性を生じさせる大孔径細孔とが互いに連通し、所定の割合で分布する導電性で、かつ親水性の多孔質体をガスセパレータに使用した燃料電池も紹介されている。この燃料電池では、気水の分離が容易となり、電解質膜の湿潤化が膜全体に均一に行われると共に、水素又は空気の水膜による閉塞がなくなり、発電効率を向上することができる。(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、燃料ガス流路の溝深さと酸化ガス流路の溝深さを各々セル面内方向に変化させ、セパレータの、燃料ガス流路溝底厚み及び酸化ガス流路溝底厚みを、各々セル面内全域で一定にした燃料電池も紹介されている。この構成を備えた燃料電池は、セパレータ厚に無駄を生じさせず、スタックをコンパクトにすることができる。(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−255619号公報 特開平7−320753号公報 特開2003−132911号公報
従来の燃料電池スタック内に配設される各セルに供給される燃料ガス及び酸化ガスの流路は、これらのガスをアノード電極及びカソード電極にそれぞれできるだけ均一に供給するために、セパレータに均一な幅及び高さで、ガス入口側からガス出口側まで多数本並設されている。しかしながら、ガスの実際の消費量は、ガス入口からガス出口に向かって漸次減少していく。このため、ガス圧が出口方向に向かって下がるため、実質的に燃料電池全体で均一な発電ができなくなることが知られている。また、カソード電極側では、酸化ガスの流速が下がることによって、生成水の排出性が悪くなり、一層発電性を落とす原因になることが知られている。
前記従来の燃料電池と同様に、特許文献1に記載された燃料電池は、前記配電板の幅及び厚さ(ガス流れ方向に垂直な断面積)が、上流側(ガス入口側)と下流側(ガス出口側)とで同じであるため、実質的に燃料電池全体で均一な発電ができない虞がある。また、配電板の上流でガスが消費され、下流でガスの流速が下がるため、生成水が排出されにくい虞もある。
また、引用文献2に記載された燃料電池は、水の輸送特性を生じさせる小孔径細孔と、気体流動特性を生じさせる大孔径細孔とが互いに連通したガス流路を構成しているが、この燃料電池も上流側(ガス入口側)と下流側(ガス出口側)で、ガスの流速を変化させるための構成がないため、上流でガスが消費されると、下流でガスの流速が下がり、生成水が排出されにくいという問題を解決するには至っていない。
そしてまた、特許文献3に記載された燃料電池は、燃料ガス流路の溝深さと酸化ガス流路の溝深さを各々セル面内方向に変化させ、セパレータの、燃料ガス流路溝底厚み及び酸化ガス流路溝底厚みを、各々セル面内全域で一定にすることで、スタックをコンパクトにするものであるが、燃料電池も上流側(ガス入口側)と下流側(ガス出口側)で、ガスの流速を変化させることについては、言及されていない。
本発明は、このような従来の燃料電池を改良することを課題とするものであり、ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることで、生成水の排出を促進することが可能な燃料電池、及びこの燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、電解質膜及び当該電解質膜の両面に形成された一対の電極を備えた膜−電極アッセンブリと、前記一対の電極にガスをそれぞれ供給するガス流路とを有し、当該ガス流路を、多孔体を用いて形成してなる燃料電池であって、前記ガス流路の、ガス流れ方向に対し略垂直方向の断面積が、当該ガス流路の上流から下流に向けて小さくなるよう構成した燃料電池を提供するものである。
この構成を備えた燃料電池は、ガス流路が、当該ガス流路の上流側から下流側に向けて狭くなるため、当該ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることができる。このため、ガス流路内に存在する生成水は、このガス流路の上流側から下流側に向けて移動し易くなり、生成水の排出を促進することができる。
また、通常の燃料電池では、ガスの実際の消費量は、ガス入口からガス出口に向かって漸次減少していくため、ガス圧が出口方向に向かって下がる。本発明にかかる燃料電池では、ガス圧が下がる下流側(出口側)が、上流側(入口側)よりも前記断面積を小さく構成したため、ガス圧を均一にすることができる。したがって、燃料電池全体で均一な発電を行うことができる。
また、本発明にかかる燃料電池は、前記ガス流路を、当該ガス流路の上流から下流に向けて、空隙率が低くなるよう構成された多孔体を用いて形成することができる。このように構成することで、前記ガス流路のガスが流通可能な合計断面積を、当該ガス流路の上流側から下流側に向けて小さくすることができ、ガスの圧力損失が下流側に向けて大きくなる。したがって、ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速をさらに上げることができ、生成水の排出を一層促進することができる。
そしてまた、本発明にかかる燃料電池は、前記ガス流路を、前記ガス流路の上流から下流に向けてコーティング層が厚く形成された多孔体を用いて形成することができる。このように構成することでも、ガス流路を、当該ガス流路の上流側から下流側に向けて狭くすることができる。したがって、当該ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることができ、生成水の排出を促進することができる。この構成の場合、前記コーティング層は、カーボンを主成分として形成することができる。
さらにまた、本発明にかかる燃料電池は、前記ガス流路を、当該ガス流路の上流から下流に向けて、ガス流れ方向に対し略垂直方向の長さが短くなるよう構成された多孔体(すなわち、ガス流路の上流から下流に向けて、厚さが薄くなった多孔体)を用いて形成することができる。このように構成することでも、ガス流路を、当該ガス流路の上流側から下流側に向けて狭くすることができる。したがって、当該ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることができ、生成水の排出を促進することができる。
また、前記ガス流路は、前記多孔体の、少なくとも前記膜−電極アッセンブリと接触していない面側に、当該膜−電極アッセンブリと接触している面側に対して空隙率が高い層を有してなることができる。このように構成することで、前記利点に加え、前記膜−電極アッセンブリと接触していない面側の多孔体では、気体の流速が速くなり、生成水等の水を吹き飛ばし易くなるため、前記膜−電極アッセンブリと接触していない面側の多孔体と、前記膜−電極アッセンブリと接触している面側の多孔体間に圧力差が生じ、前記膜−電極アッセンブリと接触している面側の生成水が前記膜−電極アッセンブリと接触していない面側に吸い寄せられることになる。したがって、生成水等の水の排出をさらに促進させることができる。
さらにまた、前記ガス流路は、前記多孔体全体に親水コート層を有してなることもできる。このように構成することで、前記利点に加え、ガス流路内において水の粒が大きくならず、多孔体内の流路を塞ぐことがなく、生成水等の水の排出をさらに促進させることができる。
そしてまた、本発明にかかる燃料電池は、前記両ガス流路の各々のガス流れ方向が、互いに反対方向となるよう構成することもできる。このように構成することで、一方のガス流路(例えば、燃料ガス流路)の上流側と、他方のガス流路(例えば、酸化ガス流路)の下流側とを対向配置させることができる。すなわち、両ガス流路が、上流側が厚く形成され、下流側が薄く形成された傾いた形状を有していたとしても、セル積層方向において、一方のガス流路の上流側には、他方のガス流路の下流側が積層されることになるため、両ガス流路の互いの厚さを相補しあって、無駄なスペースが生じることを防止することができる。したがって、小スペース化を達成することができる。
さらにまた、前記両ガス流路が、上流側が厚く形成され、下流側が薄く形成された傾いた形状を有している場合、前記両ガス流路の間に冷却媒体通路を配設し、当該冷却媒体通路が、前記電解質膜に対して傾斜するよう構成することもできる。このように構成することで、無駄なスペースが生じることをさらに防止することができる。したがって、小スペース化をより効率よく達成することができる。
また、本発明は、電解質膜及び当該電解質膜の両面に形成された一対の電極を備えた膜−電極アッセンブリと、前記一対の電極にガスをそれぞれ供給するガス流路と、を有し、当該ガス流路を、多孔体を用いて形成してなる燃料電池の製造方法であって、前記多孔体の少なくとも一部を圧縮する工程を備えた燃料電池の製造方法を提供するものである。
この燃料電池の製造方法によれば、前記圧縮により、多孔体の空隙率を変更することができるため、同一面内で空隙率の異なった多孔体を簡単に製造することができる。
そしてまた、本発明にかかる燃料電池の製造方法では、前記多孔体の少なくとも一部を圧縮した後、当該多孔体の少なくとも一部表面に、親水性付与剤を付着させる工程をさらに備えることができる。この工程を行うことで、生成水の排出をさらに促進させることができる。
さらにまた、本発明は、電解質膜及び当該電解質膜の両面に形成された一対の電極を備えた膜−電極アッセンブリと、前記一対の電極にガスをそれぞれ供給するガス流路と、を有し、当該ガス流路を、多孔体を用いて形成してなる燃料電池の製造方法であって、前記多孔体の少なくとも一部に、コーティング剤を付着させる工程を備えた燃料電池の製造方法を提供するものである。
この燃料電池の製造方法によれば、前記多孔体の少なくとも一部に、コーティング剤を付着させることで、多孔体の空隙率を変更することができるため、同一面内で空隙率の異なった多孔体を簡単に製造することができる。
本発明にかかる燃料電池の製造方法におけるコーティング剤を付着させる工程は、前記ガス流路の上流から下流に向けて、当該コーティング剤を厚く付着する工程を備えることができる。この工程によれば、ガス流路を、当該ガス流路の上流側から下流側に向けて狭くすることができる。したがって、当該ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることができ、生成水の排出を促進することができる。
また、本発明にかかる燃料電池の製造方法におけるコーティング剤を付着させる工程は、前記コーティング剤が収容されたコーティング剤槽に、前記多孔体を浸漬する工程と、前記コーティング剤槽に浸漬した多孔体を、当該コーティング剤槽から引き上げる工程と、を備え、前記多孔体をコーティング剤槽から引き上げる工程は、前記多孔体を引き上げる速度を調整して、当該多孔体が当該コーティング剤槽に浸漬している時間を調整することができる。
これらの工程では、多孔体をコーティング剤槽から引き上げる工程を行う際に、当該多孔体が当該コーティング剤槽に浸漬している時間を変更することができる。すなわち、多孔体にコーティング剤を多量に塗布したい場合は、多孔体をコーティング剤槽に浸漬している時間を長くすることで、この目的は達成され、多孔体にコーティング剤を少量塗布したい場合は、多孔体をコーティング剤槽に浸漬している時間を短くすることで、この目的を達成することができる。なお、多孔体にコーティング剤を多量に塗布した場合は、当該多孔体にコーティング層が厚く形成されるため、ガス流路を狭く構成することができ、多孔体にコーティング剤を少量塗布した場合は、当該多孔体にコーティング層が薄く形成されるため、ガス流路を広く構成することができる。
そしてまた、本発明にかかる燃料電池の製造方法では、前記コーティング剤を付着させる工程後、当該コーティング剤が付着した多孔体に親水性付与剤を付着させる工程をさらに備えることができる。この多孔体に親水性付与剤を付着させる工程により、生成水の排出をさらに促進することができる。
本発明にかかる燃料電池によれば、ガス流路が、当該ガス流路の上流側から下流側に向けて狭くなるよう構成することができるため、当該ガス流路の上流側から下流側に向けてガスの流速を上げることができる。このため、ガス流路内に存在する生成水は、上流側から下流側に向けて移動し易くなる結果、生成水の排出を促進することができる。
また、本発明にかかる燃料電池の製造方法によれば、ガス流路を構成する多孔体を圧縮する、あるいは、前記多孔体の少なくとも一部に、コーティング剤を付着させることで、前記多孔体の空隙率を変更することができる。この結果、同一面内で空隙率の異なった多孔体を簡単に製造することができる。
次に、本発明の実施の形態にかかる燃料電池について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施例1にかかる燃料電池のセル積層方向を上下方向とした姿勢での全体概略図、図2は、図1に示す燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、実施例1にかかる燃料電池1は、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質膜11の一方の面に配置された燃料極12(アノード)と、電解質膜11の他方の面に配置された酸化剤極13(カソード)と、燃料極12の電解質膜11と反対側の面に形成された拡散層14と、酸化剤極13の電解質膜11と反対側の面に形成された拡散層15と、からなる膜−電極アッセンブリ(以下、「MEA」という)10と、MEA10の燃料極12側に形成された燃料ガス流路16と、MEA10の酸化剤極13側に形成された酸化ガス流路17と、MEA10と共に燃料ガス流路16を挟むように配設されたセパレータ18と、MEA10と共に酸化ガス流路17を挟むように配設されたセパレータ19と、セパレータ18とセパレータ19との間に形成された冷却媒体通路30と、を重ねてセルを形成し、該セルを1層以上積層してモジュール9を構成し(図示例では、1セルで1モジュールを構成している)、モジュール9を積層してモジュール群とし、モジュール群のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置してスタック23を構成し、スタック23をセル積層方向に締め付けスタック23の外側でセル積層方向に延びる締結部材24(例えば、テンションプレート、スルーボルトなど)とボルト25またはナット等で固定したものから構成されている。
燃料ガス流路16は、多孔体16Aから構成されており、上流側(燃料ガス入口側:図2でいう左側)から下流側(燃料ガス出口側:図2でいう右側)に向けてセル積層方向の厚さが徐々に薄くなる形状を備えている。すなわち、燃料ガス流路16は、燃料ガスの流れ方向に対し略垂直方向(セル積層方向)の断面積が、上流側から下流側に向けて小さくなるよう構成されている。なお、実施例1では、この燃料ガス流路16のセル積層方向の厚さの差は、燃料ガス流路16のMEA10とは反対側、すなわち、セパレータ18側の面にテーパ(傾斜)を付けることで得ている。
酸化ガス流路17は、多孔体17Aから構成されており、酸化ガスの流れ方向は、燃料ガスの流れ方向と反対となっている。この酸化ガス流路17は、上流側(燃料ガス入口側:図2でいう右側)から下流側(燃料ガス出口側:図2でいう左側)に向けてセル積層方向の厚さが徐々に薄くなる形状を備えている。すなわち、酸化ガス流路17は、酸化ガスの流れ方向に対し略垂直方向(セル積層方向)の断面積が、上流側から下流側に向けて小さくなるよう構成されている。なお、実施例1では、この酸化ガス流路17のセル積層方向の厚さの差は、酸化ガス流路17のMEA10とは反対側、すなわち、セパレータ19側の面にテーパ(傾斜)を付けることで得ている。
前述したように、燃料ガス流路16と酸化ガス流路17は、ガスの流れ方向が互いに反対向きとなっているため、燃料ガス流路16のセル積層方向の厚さが厚い部分に、酸化ガス流路17のセル積層方向の厚さの薄い部分が配設されることになる。すなわち、燃料ガス流路16のセル積層方向の厚さの変化と、酸化ガス流路17のセル積層方向の厚さの変化を互いに相補しあうことができるため、燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17が傾斜した形状であっても、無駄なスペースを生じることなく、小スペース化を達成することができる。
セパレータ18は、燃料ガス流路16の傾斜面上に、当該傾斜面に沿って形成されている。したがって、セパレータ18は、セル積層方向に対し、傾斜した状態で配設される。このセパレータ18は、ステンレスやチタン等の金属や、カーボン材料等から形成することができる。
セパレータ18の燃料ガス流路16と反対側の面には、冷却媒体通路30が配設されている。この冷却媒体通路30は、セパレータ18と同様に、傾斜した状態で配設されており、例えば、表面が波状となった板材等から構成することができる。
セパレータ19は、傾斜した状態で配設された冷却媒体通路30の傾斜面上に、当該傾斜面に沿って形成されている。したがって、セパレータ19は、セル積層方向に対し、傾斜した状態で配設される。このセパレータ19もセパレータ18と同様の材料から構成することができる。
傾斜した状態で配設されたセパレータ19上には、前述した酸化ガス流路17の傾斜面側が、セパレータ19の傾斜と酸化ガス流路17の傾斜が互いに相殺されるように配設されている。この配設によって、燃料ガス流路16、セパレータ18、冷却媒体通路30、セパレータ19及び酸化ガス流路17からなる層は、上流側と下流側とで、セル積層方向の厚さが同一となり、実質的に平行な形状となる。
なお、実施例1では、燃料ガス流路16のガスの流れ方向に対し略垂直方向(セル積層方向)の断面積は、特に図10に示すように、酸化ガス流路17のガスの流れ方向に対し略垂直方向(セル積層方向)の断面積に比べ、小さくなるように形成した。この両者の断面積は、燃料ガス流路16の上流側と、酸化ガス流路17の上流側とを比較した場合、例えば、燃料ガス流路16の上流側:酸化ガス流路17の上流側=1:5程度とすることができるが、これに限定されるものではない。
この構成を備えた燃料電池1は、燃料ガス流路16に燃料ガス(水素)が供給され、酸化ガス流路17に酸化ガス(空気)が供給され、電気反応を開始すると、
燃料極(アノード)側では、 H2→2H++2e-
酸化剤極(カソード)側では、 (1/2)O2+2H++2e-→H2
燃料電池全体としては、 H2+(1/2)O2→H2
の反応が起こる。この電池反応により、燃料ガス流路16内には、前記電気反応により生成された生成水が、未使用の水素と共に流通し、酸化ガス流路17内には、前記電気反応により生成された生成水が未使用の空気と共に流通する。
この時、燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17は共に、ガスの流れ方向に対し略垂直方向(セル積層方向)の断面積が、上流側から下流側に向けて小さくなる(狭くなる)よう構成されているため、下流側に行くにしたがって、ガスの流速が速くなり、燃料ガス流路16内及び酸化ガス流路17内に存在する生成水は、上流側から下流側に向けて移動し易くなり、生成水の排出を促進することができ、生成水を外部に効率よく排出することができる。
また、実施例1にかかる構造を備えた燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17は、燃料ガス流路16全体及び酸化ガス流路17全体にわたって燃料ガス及び酸化ガスの供給圧がそれぞれ均一化されるため、セル全体で高い出力を均一に得ることができる。また、特に、酸化ガスが流れる酸化ガス流路17の出口側でもガスの流速を速く(高く)維持することができるため、生成水のフラッティングを確実に防止することができ、燃料電池1の出力低下を防止することができる。
そしてまた、均一な厚さ(断面高さ)の燃料ガス流路及び酸化ガス流路を備えた従来の燃料電池に比べ、燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17の断面高さの合計値を小さくすることができるため、実質的に燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17(あるいは、燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17を画定するセパレータ)薄くできる。このため、燃料電池スタックを大幅に小型軽量化することもできる。さらにまた、ガス圧力を流路全域で均一化して低くすることができるため、MEA10へのダメージも少なくなり、耐久寿命を大幅に向上させることもできる。
なお、燃料ガス流路16の下流側は、出口が閉じた構造であってもよい。
また、セル積層体の一番上と一番下には、ダミーのセパレータ18及び19を各々配設してもよい。
次に、本発明の実施例2にかかる燃料電池について図面を参照して説明する。
図3は、実施例2にかかる燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図、図4は、図3のIV−IV線に沿った一部断面図である。
なお、実施例2では、実施例1で説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3及び図4に示すように、実施例2にかかる燃料電池2の、実施例1にかかる燃料電池1と異なる主な点は、冷却媒体通路40の配設位置である。すなわち、連客媒体通路40は、凹凸状に形成されたセパレータ18の燃料ガス流路16としての多孔体16Aが配設されない部分と、セパレータ19の酸化ガス流路17としての多孔体17Aが配設されない部分とで画定され、セル積層方向に配設された燃料ガス流路16と酸化ガス流路17と、これに隣接するセル積層方向に配設された燃料ガス流路16と酸化ガス流路17との間、すなわち、セル積層方向とは略垂直方向に並設されている。
このように、実施例2では、セパレータ19、酸化ガス流路17、MEA10、燃料ガス流路16及びセパレータ18からなる層は、上流側と下流側とで、セル積層方向の厚さが同一となり、実質的に平行な形状となる。また、セル積層体の一番上と一番下には、ダミーのセパレータ18及び19を各々配設し、全体として平行な(傾斜していない)セル積層体を形成することができる。この燃料電池2も前述した燃料電池1と同様の利点を有している。
なお、実施例2では、セル積層方向において、MEA10とMEA10との間に、2枚のセパレータ18及び19が積層された構成を備えているが、この2枚のセパレータ18及び19は、互いに分離されていてもよく、例えば、接着や溶接等により一体に形成してもよい。
また、実施例2では、略矩形の凹凸形状が形成されたセパレータ18及び19を使用して、セル積層方向に略垂直な断面が略矩形の燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17を形成した場合について説明したが、これに限らず、セパレータ18及び19の凹凸形状をなだらかに形成し、セル積層方向に略垂直な断面が略台形状の燃料ガス流路16及び酸化ガス流路17を形成してもよい。
次に、本発明の実施例3にかかる燃料電池について図面を参照して説明する。
図5は、実施例3にかかる燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図、図6は、図5のVI−VI線に沿った一部断面図、図7は、実施例3にかかる燃料電池の燃料ガス流路及び酸化ガス流路の製造方法の一部を示す模式図である。
なお、実施例3では、実施例1で説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5及び図6に示すように、実施例3にかかる燃料電池3の、実施例1にかかる燃料電池1と異なる主な点は、燃料ガス流路36と酸化ガス流路37の構造である。
燃料ガス流路36は、多孔体36Aと、多孔体36Aの表面に形成されたカーボン層39を備えて構成されている。すなわち、燃料ガス流路36は、多孔体36Aの表面にコーティング剤としてカーボン110がコートされ、多孔体36Aの表面から内部に浸透して多孔体36Aの空隙に充填されている。このカーボン110は、多孔体36Aの、燃料ガス流路36の上流側となる側から下流側となる側に向けて、多孔体36Aの厚さ方向に徐々に深く浸透しており、多孔体36Aには、燃料ガス流路36の上流側となる側から下流側となる側に向けて徐々に厚くなったカーボン層39が形成される。したがって、多孔体36Aの空隙の合計断面積は、燃料ガス流路36の上流側となる側から、下流側となる側に向けて徐々に小さくなっている。
酸化ガス流路37は、多孔体37Aと、多孔体36Aの表面に形成されたカーボン層39を備えて構成されている。この酸化ガス流路37は、燃料ガス流路36と同様に、多孔体37Aには、酸化ガス流路37の上流側となる側から下流側となる側に向けて徐々に厚くなったカーボン層39が形成されている。したがって、多孔体37Aの空隙の合計断面積は、酸化ガス流路37の上流側となる側から下流側となる側に向けて徐々に小さくなっている。
なお、符号38は、外周シール部であり、この外周シール部38によって、ガスが外部に漏れない構造となっている。
この構成を備えた燃料電池3も、燃料ガス流路36及び酸化ガス流路37が、上流側から下流側に向けてガスが通過可能な断面積が小さくなった構造となるため、実施例1にかかる燃料電池1と同様の利点を得ることができる。また、燃料ガス流路36及び酸化ガス流路37は、多孔体36A及び37Aの表面にカーボン層39が形成されているため、防食性を向上させることができ、セパレータ18及び19の耐久性を向上させることもできる。
次に、多孔体36A及び37Aの表面にカーボン層39を形成する方法について、図7を参照して説明する。
この方法に使用される浸漬塗布装置100は、図7(1)に示すように、浸漬槽101と、浸漬槽101に浸漬される多孔体36A(37A)を懸架するハンガー102と、ハンガー102を浸漬槽101に対して上下移動させる搬送装置103と、を備えて構成されている。なお、実施例3では、浸漬槽10には、コーティング剤としてのカーボン110が収容されている。
この方法に使用される乾燥装置120は、図7(2)に示すように、乾燥槽121を備え、カーボン110が付着した多孔体36A(37A)を懸架するハンガー102を収容して、カーボン110を乾燥させ、多孔体36A(37A)の表面にカーボン層39を形成する。
多孔体36A(37A)の表面に、燃料ガス流路36(酸化ガス流路37)の上流側となる側から下流側となる側に向けて徐々に厚くなったカーボン層39を形成するには、先ず、ハンガー102で懸架した多孔体36A(37A)を、搬送装置103によって下方に移動させ、カーボン110が収容された浸漬槽101内に浸漬させる。この工程において、多孔体36A(37A)を上下移動させる時間を調整し、多孔体36A(37A)がカーボン110に浸漬している時間を、多孔体36A(37A)の上部側が短く、下部側が長くなるように変えることによって、多孔体36A(37A)の上部側に形成されるカーボン層39が薄く、多孔体36A(37A)の下部側に形成されるカーボン層39が厚くなるように製造することができる。すなわち、カーボン層39の厚みによって、多孔体36A(37A)の空隙率を制御することができる。
この浸漬工程後、カーボン110が塗布された多孔体36A(37A)は、乾燥槽121に収容され、100〜200℃程度の温度で乾燥される。
なお、実施例3では、多孔体36A及び37Aにカーボン110を付着させた場合について説明したが、このカーボン110としては、黒鉛、カーボンブラック、及びゴムまたは樹脂の合成物等を挙げることができる。
また、多孔体36A及び37Aは、ステンレスやチタン等の金属や、カーボン材料等から形成することができる。ステンレスやチタン等の金属を使用しても、カーボン110を付着させることで、防食性が高めることができる。
次に、本発明の実施例4にかかる燃料電池について図面を参照して説明する。
図8は、実施例4にかかる燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図、図9は、図8のIX−IX線に沿った一部断面図である。
なお、実施例4では、実施例3で説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8及び図9に示すように、実施例4にかかる燃料電池4の、実施例3にかかる燃料電池3と異なる主な点は、燃料ガス流路36のセパレータ18側の面と、酸化ガス流路37のセパレータ19側の面に、親水性膜41を形成した点である。この親水性膜41を形成する場合は、多孔体36A及び37Aの表面に形成するカーボン層39の厚さを全体的に薄くし、その上に親水性膜41を形成することができる。具体的には、実施例3で説明したように、多孔体36A及び37Aを、カーボン110が収容された浸漬槽101に浸漬し、次いで浸漬槽101から取り出した後、親水性膜41を形成する領域を洗浄液で洗浄して、カーボン110の厚さを薄く(あるいは除去)する。次に、この処理を施した多孔体36A及び37Aを、例えば、酸化チタン等の親水性溶液に浸漬させた後、乾燥させることにより、親水性膜41を形成することができる。
この構成を備えた燃料電池4は、実施例3にかかる燃料電池3と同様の利点を得ることができることに加え、生成水の排出をさらに促進させることができる。
本発明の実施例1にかかる燃料電池のセル積層方向を上下方向とした姿勢での全体概略図である。 図1に示す燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図である。 本発明の実施例2にかかる燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図である。 図3のIV−IV線に沿った一部断面図である。 本発明の実施例3にかかる燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図である。 図5のVI−VI線に沿った一部断面図である。 本発明の実施例3にかかる燃料電池の燃料ガス流路及び酸化ガス流路の製造方法の一部を示す模式図である。 本発明の実施例4にかかる燃料電池のセル積層体の一部を示す断面図である。 図8のIX−IX線に沿った一部断面図である。 図1に示す燃料電池のセル積層体の一部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1、2、3、4 燃料電池
10 MEA
16、36 燃料ガス流路
17、37 酸化ガス流路
18、19 セパレータ
39、40 冷却媒体通路
36A、37A 多孔体
39 カーボン層
41 親水性層
100 浸漬塗布装置
120 乾燥装置

Claims (15)

  1. 電解質膜及び当該電解質膜の両面に形成された一対の電極を備えた膜−電極アッセンブリと、前記一対の電極にガスをそれぞれ供給するガス流路と、を有し、当該ガス流路を、多孔体を用いて形成してなる燃料電池であって、
    前記ガス流路の、ガス流れ方向に対し略垂直方向の断面積が、当該ガス流路の上流から下流に向けて小さくなるよう構成した燃料電池。
  2. 前記ガス流路は、当該ガス流路の上流から下流に向けて、空隙率が低くなるよう構成された多孔体を用いて形成されてなる請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記ガス流路は、前記ガス流路の上流から下流に向けて、コーティング層が厚く形成された多孔体を用いて形成されてなる請求項1または請求項2記載の燃料電池。
  4. 前記コーティング層は、カーボンを主成分として形成されてなる請求項3記載の燃料電池。
  5. 前記ガス流路は、当該ガス流路の上流から下流に向けて、ガス流れ方向に対し略垂直方向の長さが短くなるよう構成された多孔体を用いて形成されてなる請求項1記載の燃料電池。
  6. 前記ガス流路は、前記多孔体の、少なくとも前記膜−電極アッセンブリと接触していない面側に、当該膜−電極アッセンブリと接触している面側に対して空隙率が高い層を有してなる請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池。
  7. 前記ガス流路は、前記多孔体全体に親水コート層を有してなる請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池。
  8. 前記両ガス流路の各々のガス流れ方向が、互いに反対方向である請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の燃料電池。
  9. 前記両ガス流路の間に冷却媒体通路を配設し、当該冷却媒体通路が、前記電解質膜に対して傾斜してなる請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の燃料電池。
  10. 電解質膜及び当該電解質膜の両面に形成された一対の電極を備えた膜−電極アッセンブリと、前記一対の電極にガスをそれぞれ供給するガス流路と、を有し、当該ガス流路を、多孔体を用いて形成してなる燃料電池の製造方法であって、
    前記多孔体の少なくとも一部を圧縮する工程を備えた燃料電池の製造方法。
  11. 前記多孔体の少なくとも一部を圧縮する工程後、当該多孔体の少なくとも一部表面に、親水性付与剤を付着させる工程をさらに備えた請求項10記載の燃料電池の製造方法。
  12. 電解質膜及び当該電解質膜の両面に形成された一対の電極を備えた膜−電極アッセンブリと、前記一対の電極にガスをそれぞれ供給するガス流路と、を有し、当該ガス流路を、多孔体を用いて形成してなる燃料電池の製造方法であって、
    前記多孔体の少なくとも一部に、コーティング剤を付着させる工程を備えた燃料電池の製造方法。
  13. 前記コーティング剤を付着させる工程は、前記ガス流路の上流から下流に向けて、当該コーティング剤を厚く付着する工程を備えた請求項12記載の燃料電池の製造方法。
  14. 前記コーティング剤を付着させる工程は、
    前記コーティング剤が収容されたコーティング剤槽に、前記多孔体を浸漬する工程と、
    前記コーティング剤槽に浸漬した多孔体を、当該コーティング剤槽から引き上げる工程と、
    を備え、
    前記多孔体をコーティング剤槽から引き上げる工程は、前記多孔体を引き上げる速度を調整して、当該多孔体が当該コーティング剤槽に浸漬している時間を調整する請求項13記載の燃料電池の製造方法。
  15. 前記コーティング剤を付着させる工程後、当該コーティング剤が付着した多孔体に親水性付与剤を付着させる工程をさらに備えた請求項12ないし請求項14のいずれか一項に記載の燃料電池の製造方法。

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