JP2003228237A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003228237A
JP2003228237A JP2002025265A JP2002025265A JP2003228237A JP 2003228237 A JP2003228237 A JP 2003228237A JP 2002025265 A JP2002025265 A JP 2002025265A JP 2002025265 A JP2002025265 A JP 2002025265A JP 2003228237 A JP2003228237 A JP 2003228237A
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0216Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers

Abstract

(57)【要約】 【課題】像担持体に対してカウンタ回転する帯電部材を
持つ帯電器を備える画像形成装置において、像担持体に
表面電位変化が生じると、帯電器から像担持体へ過剰に
粒子が吐き出されるが、それに伴う出力画像汚染及び画
像形成に必要な粒子の無駄な使用を防止すること。 【解決手段】少なくとも、像担持体の表面電位が変化し
た部位が、帯電部を通過し、現像部中央を通過してから
B[s]後に、粒子を現像器に回収する電圧が現像器
に印加されていること。ただし、tB=(帯電部材表面
をバイパスして像担持体を一周した場合にかかる時間)
−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体を一周し
た場合にかかる時間)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体に対して
カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画像形
成装置におけるシーケンス制御に関する。より詳しく
は、上記画像形成装置において、像担持体の表面電位変
化に伴って帯電器から像担持体へ過剰に吐き出される粒
子を現像器に回収するシーケンス制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真方式や静電記録
方式等の画像形成装置において、電子写真感光体・静電
記録誘電体等の像担持体を所要の極性・電位に一様に帯
電処理(除電も含む)する帯電装置としてはコロナ帯電
器(コロナ放電器)が使用されていた。
【0003】コロナ帯電器は非接触型の帯電装置であ
り、例えば、ワイヤ電極等の放電電極と該放電電極を囲
むシールド電極を備え、放電開口部を被帯電体である像
担持体に対向させて非接触に配設し、放電電極とシール
ド電極に高圧を印加することにより生じる放電電流(コ
ロナシャワー)に像担持体面をさらすことで像担持体面
を所定に帯電させるものである。
【0004】近時は、像担持体等の被帯電体の帯電装置
として、コロナ帯電器に比べて低オゾン・低電力等の利
点があることから接触帯電装置が多く提案され、また実
用化されている。
【0005】接触帯電装置は、像担持体等の被帯電体
に、ローラ型(帯電ローラ)、ファーブラシ型、磁気ブ
ラシ型、ブレード型等の導電性の帯電部材を接触させ、
この帯電部材(接触帯電部材・接触帯電器、以下、接触
帯電部材と記す)に所定の帯電バイアスを印加して被帯
電体面を所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0006】接触帯電の帯電機構(帯電のメカニズム、
帯電原理)には(1)放電帯電機構と(2)直接帯電機
構の2種類の帯電機構が混在しており、どちらが支配的
であるかにより各々の特性が現れる。
【0007】(1)放電帯電機構 接触帯電部材と被帯電体との微小間隙に生じる放電現象
により被帯電体表面が帯電する機構である。
【0008】放電帯電機構は接触帯電部材と被帯電体の
間に一定の放電しきい値を有するため、帯電電位より大
きな電圧を接触帯電部材に印加する必要がある。また、
コロナ帯電器に比べれば発生量は格段に少ないけれども
放電生成物を生じることが原理的に避けられないため、
オゾンなど活性イオンによる弊害は避けられない。
【0009】(2)注入帯電機構 接触帯電部材から被帯電体に直接電荷が注入されること
で被帯電体表面が帯電する機構である。直接帯電あるい
は注入帯電と称される(以下、注入帯電と称する)。
【0010】より詳しくは、中抵抗の接触帯電部材が被
帯電体に接触して、放電現象を介さずに、つまり放電を
基本的に用いないで被帯電体表面に直接電荷注入を行う
ものである。よって、接触帯電部材への印加電圧が放電
しきい値以下の印加電圧であっても、被帯電体を印加電
圧相当の電位に帯電することができる。この注入帯電機
構はイオンの発生を伴わないため放電生成物による弊害
は生じない。
【0011】しかし、直接帯電であるため、接触帯電部
材の被帯電体への接触性が帯電性に大きく効いてくる。
そこで接触帯電部材はより密に構成し、また被帯電体と
の速度差を大きく持ち、より高い頻度で被帯電体に接触
する構成をとる必要がある。
【0012】A)ローラ帯電 接触帯電装置は、接触帯電部材として導電ローラ(帯電
ローラ)を用いたローラ帯電装置が帯電の安定性という
点でこのましく、広く用いられている。このローラ帯電
においては、その帯電機構は前記(1)の放電帯電機構
が支配的である。
【0013】帯電ローラは、導電あるいは中抵抗のゴム
材あるいは発泡体を用いて作成される。さらにこれらを
積層して所望の特性を得たものもある。
【0014】帯電ローラは被帯電体(以下、感光体と記
す)との一定の接触状態を得るために弾性を持たせてい
るが、そのため摩擦抵抗が大きく、多くの場合、感光体
に従動あるいは若干の速度をもって駆動される。従っ
て、直接帯電しようとしても、絶対的帯電能力の低下や
接触性の不足やローラ上のムラや感光体表面の付着物に
よる帯電ムラは避けられないため、従来のローラ帯電で
はその帯電機構は放電帯電機構が支配的である。
【0015】図10は接触帯電における帯電効率を表し
たグラフである。横軸に接触帯電部材に印加したバイア
ス、縦軸はその時得られた感光体帯電電位を表すもので
ある。
【0016】従来のローラ帯電の場合の帯電特性はAで
表される。即ち凡そ−500Vの放電しきい値を過ぎて
から帯電が始まる。従って、−500Vに帯電する場合
には−1000Vの直流電圧を印加するか、あるいは、
−500Vの直流の電圧に加えて、放電しきい値以上の
電位差を常に持つようにピーク間電圧1200Vの交流
電圧を印加して感光体電位を帯電電位に収束させる方法
が一般的である。
【0017】より具体的に説明すると、厚さ25μmの
OPC感光体に対して帯電ローラを加圧当接させて帯電
処理を行わせる場合には、帯電ローラに対して約640
V以上の電圧を印加すれば感光体の表面電位が上昇し始
め、それ以降は印加電圧に対して傾き1で線形に感光体
表面電位が増加する。以降、このしきい値電圧を帯電開
始電圧Vthと定義する。つまり、電子写真に必要とさ
れる感光体表面電位Vdを得るためには帯電ローラには
Vd+Vthという必要とされる以上のDC電圧が必要
となる。
【0018】このようにしてDC電圧のみを接触帯電部
材に印加して像担持体の帯電を行う方式を「DC帯電方
式」と称する。しかし、DC帯電方式においては環境変
動等によって接触帯電部材の抵抗が変動するため、また
像担持体としての感光体が削れることによって膜厚が変
化するとVthが変動するため、感光体の電位を所望の
値にすることが難しかった。
【0019】このため更なる帯電の均一化を図るために
特開昭63−149669公報等に開示されるように、
所望のVdに相当するDC電圧に2×Vth以上のピー
ク間電圧を持つAC成分を重畳した振動電圧を接触帯電
部材に印加して像担持体の帯電を行う「AC帯電方式」
が用いられる。これはACによる電位のならし効果を目
的としたものであり、像担持体の電位はAC電圧のピー
クの中央であるVdに収束し、環境等の外乱には影響さ
れることはない。
【0020】しかしながら、このような接触帯電装置に
おいても、その本質的な帯電機構は帯電部材から像担持
体への放電現象を用いているため、先に述べたように帯
電に必要とされる電圧は像担持体表面電位+放電しきい
値以上の値が必要とされ、微量のオゾンは発生する。ま
た、帯電均一化のためにAC帯電を行った場合にはさら
なるオゾンの発生、AC電圧の電界による接触帯電部材
と感光体の振動騒音(AC帯電音)の発生、また、放電
による感光体表面の劣化等が顕著になり、新たな問題点
となっていた。
【0021】B)ファーブラシ帯電 ファーブラシ帯電は、接触帯電部材として導電性繊維の
ブラシ部を有する部材(ファーブラシ対帯電器)を用
い、その導電性繊維ブラシ部を被帯電体としての感光体
に接触させ、所定の帯電バイアスを印加して感光体面を
所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0022】このファーブラシ帯電もその帯電機構は前
記(1)の放電帯電機構が支配的である。
【0023】ファーブラシ帯電器は固定タイプとロール
タイプが実用化されている。中抵抗の繊維を基布に織り
込みパイル状に形成したものを電極に接着したものが固
定タイプで、ロールタイプはパイルを芯金に巻き付けて
形成する。繊維密度としては100本/mm2程度のも
のが比較的容易に得られるが、直接帯電により十分な帯
電を行うにはそれでも接触性は不十分であり、直接帯電
により十分均一な帯電を行うには感光体に対し機械構成
としては困難なほどに速度差を持たせる必要があり、現
実的ではない。
【0024】このファーブラシ帯電の直流電圧印加時の
帯電特性は図10のBに示される特性をとる。したがっ
て、ファーブラシ帯電の場合も、固定タイプ、ロールタ
イプどちらも多くは、高い帯電バイアスを印加し放電帯
電機構を用いて帯電を行っている。
【0025】C)磁気ブラシ帯電 磁気ブラシ帯電は、接触帯電部材として導電性磁性粒子
をマグネットロール等で磁気拘束してブラシ状に形成し
た磁気ブラシ部を有する部材(磁気ブラシ帯電器)を用
い、その磁気ブラシ部を被帯電体としての感光体に接触
させ、所定の帯電バイアスを印加して感光体面を所定の
極性・電位に帯電させるものである。
【0026】この磁気ブラシ帯電の場合、その帯電機構
は前記(2)の注入帯電機構が支配的である。
【0027】磁気ブラシを構成させる導電性粒子として
粒径5〜50umのものを用い、感光体と十分速度差を
設けることで、均一に直接帯電を可能にする。
【0028】図10の帯電特性グラフのCにあるよう
に、印加バイアスとほぼ比例した帯電電位を得ることが
可能になる。
【0029】しかしながら、機器構成が複雑であるこ
と、磁気ブラシを構成している導電性磁性粒子が脱落し
て感光体に付着する等他の弊害もある。
【0030】特開平6−3921号公報には感光体表面
にあるトラップ準位または電荷注入層の導電性粒子等の
電荷保持部材に電荷を注入して接触注入帯電を行う方法
が提案されている。放電現象を用いないため、帯電に必
要とされる電圧は所望する感光体表面電位分のみであ
り、オゾンの発生もない。
【0031】さらに、AC電圧を印加しないので、帯電
音の発生もなく、ローラ帯電方式と比べると、オゾンレ
ス、低電力の優れた帯電方式である。
【0032】D)クリーナーレス(トナーリサイクルシ
ステム) 転写方式の画像形成装置においては、転写後の感光体
(像担持体)に残存する転写残現像剤(トナー)はクリ
ーナー(クリーニング装置)によって感光体面から除去
されて廃トナーとなるが、この廃トナーは環境保護の面
からも出ないことが望ましい。そこでクリーナーをなく
し、転写後の感光体上の転写残現像剤は現像装置によっ
て「現像同時クリーニング」で感光体上から除去し現像
装置に回収・再利用する装置構成にしたクリーナーレス
の画像形成装置も出現している。
【0033】現像同時クリーニングとは、転写後に感光
体上に残留した現像剤を次工程以降の現像時にかぶり取
りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と感光体の表
面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vback)
によって回収する方法である。この方法によれば、転写
残現像剤は現像装置に回収されて次工程以降に再利用さ
れるため、廃トナーをなくし、メンテナンスに手を煩わ
せることも少なくすることができる。またクリーナーレ
スであることでスペース面での利点も大きく、画像形成
装置を大幅に小型化できるようになる。
【0034】クリーナーレスは上記のように転写残トナ
ーを専用のクリーナーによって感光体面上から除去する
のではなく、帯電手段部を経由させて現像装置に至らせ
て再度現像プロセスにて利用するものであるため、感光
体の帯電手段として接触帯電を用いた場合においては感
光体と接触帯電部材との接触部に絶縁性である現像剤が
介在した状態でいかにして感光体を帯電するかが課題に
なっている。
【0035】上記したローラ帯電やファーブラシ帯電に
おいては、感光体上の転写残トナーを拡散し非パターン
化するとともに、大きなバイアスを印加し放電により帯
電を用いることが多い。磁気ブラシ帯電においては接触
帯電部材として粉体を用いるため、その粉体である導電
性磁性粒子の磁気ブラシ部が感光体に柔軟に接触し感光
体を帯電できる利点があるが、機器構成が複雑である。
また、磁気ブラシを構成している導電性磁性粒子の脱落
による弊害が大きい。
【0036】E)接触帯電部材に対する粉末塗布 接触帯電装置について、帯電ムラを防止し安定した均一
帯電を行うために、接触帯電部材に被帯電体面との接触
面に粉末を塗布する構成が特公平7−99442号公報
に開示されているが、接触帯電部材が被帯電体に従動回
転であり、スコロトロン等のコロナ帯電器と比べるとオ
ゾン生成物の発生は格段に少なくなっているものの、帯
電原理は前述のローラ帯電の場合と同様に依然として放
電帯電機構を主としている。特に、より安定した帯電均
一性を得るためにはDC電圧にAC電圧を重畳した電圧
を印可するために、放電によるオゾン生成物の発生はよ
り多くなってしまう。
【0037】よって、長期に装置を使用した場合や、ク
リーナーレスの画像形成装置を長期に使用した場合にお
いて、オゾン生成物による画像流れ等の弊害が現れやす
い。
【0038】F)帯電部材と被帯電体との間に速度差が
あり、導電粒子が介在している注入帯電 上記に記載したように、接触帯電において、接触帯電部
材として帯電ローラあるいはファーブラシを用いた簡易
な構成で直接注入帯電をすることが難しく、画像形成装
置にあっては絶対的帯電不良による画像のかぶり(反転
現像の場合には白地部が現像される)や帯電ムラなどが
生じる。
【0039】一方、接触帯電部材の被帯電体面との接触
面に粉末を塗布し、接触帯電部材が従動で、放電帯電機
構を主とする接触帯電装置構成では、長期に装置を使用
した場合や、クリーナーレスの画像形成装置を長期に使
用した場合に、オゾン生成物が蓄積することにより画像
流れが生じやすくなる。また、クリーナーレスの画像形
成装置においては、転写残トナーが帯電部において帯電
不良を引き起こしてしまう。
【0040】そこで、接触帯電において、接触帯電部材
として帯電ローラやファーブラシ等の簡易な部材を用い
た場合でも、より帯電均一性に優れかつ長期にわたり安
定した直接注入帯電を実現する、すなわち、低印加電圧
でオゾンレスの直接注入帯電を簡易な構成で実現するこ
とを目的に特開平10−307454号の帯電方法が提
案された。これにより、オゾン生成物による障害、帯電
不良による障害等のない、簡易な構成、低コストな画像
形成装置を実現できた。
【0041】提案された帯電方法は、電圧が印加され、
被帯電体とニップ部を形成する可撓性の帯電部材により
被帯電体を帯電する帯電方法であり、帯電部材表面は被
帯電体面に対して速度差を持って移動し、少なくとも帯
電部材と被帯電体とのニップ部に導電粒子が介在するこ
とを特徴とする。
【0042】ここで、十分な帯電性を得る為には、帯電
部材表面と被帯電体面の速度差はある程度大きくなけれ
ばならず、実用上は被帯電体に対して帯電部材をカウン
タ回転させる。
【0043】この他にカウンタ回転させる帯電方式とし
ては、磁気ブラシ帯電が挙げられる。
【0044】(1)クリーナーを備え、帯電部材をカウ
ンタ回転させない画像形成装置、または、(2)クリー
ナーを備えず、帯電部材をカウンタ回転させない画像形
成装置と、(3)クリーナーを備えず、帯電部材をカウ
ンタ回転させる画像形成装置とで、像担持体の表面電位
に変化が生じた場合の現象の違いについて比較を行う。
【0045】以下で、(1)の、クリーナーを備え、帯
電部材をカウンタ回転させない画像形成装置と、(2)
の、クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ回転させ
ない画像形成装置の構成及び特徴を説明する。
【0046】(1)クリーナーを備え、帯電部材をカウ
ンタ回転させない画像形成装置 図11は、クリーナーを備え、帯電部材をカウンタ回転
させない画像形成装置の一例である。本例の画像形成装
置は、転写方式電子写真プロセス利用、反転現像方式、
のレーザービームプリンタである。像担持体の帯電方法
はAC電圧とDC電圧を印加するAC帯電方式のローラ
帯電とした。
【0047】6は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢印a
の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0048】1は接触帯電部材としての帯電ローラであ
り、芯金1aと、その外周にローラ状に形成した導電性
弾性体層1bを基本構成とする。この帯電ローラ1は導
電性弾性体層1bの弾性に抗して感光ドラム6に対して
所定の押圧力をもって圧接させて配設してある。nは帯
電ローラ1と感光ドラム6との圧接部である帯電ニップ
部である。帯電ローラ1は感光ドラム6の回転に従動し
て矢印bの反時計方向に回転する。S1は帯電ローラ1
に対する帯電バイアス印加用電源であり、この電源S1
から帯電ローラ1に芯金1aを介して所定の帯電バイア
スAC+DCが印加されて、回転する感光ドラム6の外
周面が所定の極性・電位に一様に接触帯電処理される。
本例では負の所定電位に帯電処理される。
【0049】2は潜像形成手段としてのレーザースキャ
ナであり、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザー光を出力し、ミラー2aを介
して回転する感光ドラム6の一様帯電処理面を露光部d
において主走査露光Lすることで、回転する感光ドラム
6の面に画像情報に対応した静電潜像を形成する。本例
では印字部を露光して画像情報に対応した静電潜像を形
成している。
【0050】3は現像器である。本例は、例えば、現像
剤として負帯電の一成分磁性トナーT(ネガトナー)を
用いた反転現像器である。3aは現像スリーブ、3bは
該現像スリーブ内に配設した固定のマグネットロール、
3cは現像剤規制ブレード、S2は現像スリーブ3aに
対する現像バイアス印加用電源である。現像スリーブ3
aは矢印の反時計方向に回転駆動され、その外周面に内
部のマグネットロール3bの磁界により現像剤Tを担持
して搬送する。その担持搬送現像剤は現像剤規制ブレー
ド3cにより層厚が規制されるとともに、負に摩擦帯電
され、引き続く現像スリーブ3aの回転で現像スリーブ
3aと感光ドラム1との対向部である現像部eに持ち運
ばれ。現像部eにおいて感光ドラム6面の静電潜像が現
像剤Tにより反転現像(静電潜像の露光部(印字部)に
現像剤が付着)される。
【0051】4は接触転写部材としての導電性弾性転写
ローラであり、導電性弾性体層の弾性に抗して感光ドラ
ム6に対して所定の押圧力をもって圧接させて配設して
ある。fは転写ローラ4と感光ドラム6との圧接部であ
る転写ニップ部である。転写ローラ4は感光ドラム6の
回転に順方向の矢印の反時計方向に回転する。S3は転
写ローラ1に対する転写バイアス印加用電源であり、こ
の電源S3から転写ローラ4に芯金を介して現像剤の帯
電極性とは逆極性、本例では正の所定の転写バイアスが
印加される。不図示の給紙機構部から転写ニップ部fに
対して所定の制御タイミングにて転写材Pが給送され
て、転写ニップ部fを挟持搬送されていくことで、感光
ドラム6面側の現像剤像が転写材Pの面に順じに静電転
写されていく。
【0052】転写ニップ部fを通った転写材Pは感光ド
ラム6の面から分離されて定着器10に導入され画像の
定着処理を受けて画像形成物として排紙される。
【0053】また、転写材分離後の感光ドラム6面はク
リーナー5により清掃されて、感光ドラム6上の転写残
現像剤等の転写残物質の大半は、クリーナー5によって
感光ドラム6からかき取られる。5aは感光ドラム6に
当接させたクリーニングブレードである。gはクリーニ
ングブレード5aと感光ドラム6との当接部(摺擦部)
である。
【0054】その為、クリーナー5の後工程には画像汚
染を引き起こす物質はほとんど運ばれず、帯電ローラ1
の表面はほとんど汚れない。感光ドラム6の表面電位に
変化が生じても、帯電ローラ1の表面から感光ドラム6
へ画像汚染を引き起こすほど付着物が吐き出されること
はない。
【0055】図12は本例のプリンタの動作行程図であ
る。
【0056】a)前多回転行程 プリンタの始動(起動)動作期間(ウォーミング期間)
である。メイン電源スイッチのONにより、プリンタの
メインモータ(不図示)を駆動させて感光ドラム6を回
転駆動させ、所要のプロセス機器の準備動作を実行させ
る。
【0057】b)スタンバイ 所定の始動期間終了後は、メインモータの駆動が一旦停
止されて感光ドラムの回転駆動が停止され、プリンタは
画像形成(印字)スタート信号が入力されるまでスタン
バイ(待機)状態に保持される。
【0058】c)前回転行程 画像形成スタート信号の入力により、メインモータを再
起動させて感光ドラム6を再回転駆動させ、しばらくの
間プリンタに所定の画像形成前動作を実行させる期間で
ある。
【0059】d)画像形成行程 所定の前回転行程が終了すると、引き続いて回転感光ド
ラム6に対する画像形成プロセスが実行され、トナー画
像の転写を受けた転写材Pが定着器10に搬送されて、
1枚目の画像形成行程が行なわれる。
【0060】連続画像形成モードの場合には、上記の画
像形成行程が繰り返されて所定の設定枚数n分の画像形
成行程が順次に実行される。
【0061】e)紙間行程 連続画像形成モードにおいて、一の転写材Pの後端が転
写ニップ部fを通過した後、次の転写材Pの先端が転写
ニップ部fに到達するまでの間の、転写ニップ部fにお
ける転写材非通紙状態期間である。
【0062】f)後回転行程 最後であるn枚目の画像形成行程が終了した後もしばら
くの間メインモータの駆動を継続させて感光ドラム6を
回転駆動させ、プリンタに所定の後動作を実行させる期
間である。
【0063】g)スタンバイ 所定の後回転行程が終了すると、メインモータの駆動が
停止されて感光ドラム6の回転駆動が停止され、装置は
次の画像形成スタート信号が入力するまで再びスタンバ
イ状態に保持される。
【0064】前多回転行程後、直に画像形成信号が入力
した場合には引き続いて前回転行程を経て画像形成行程
が実行される。また1枚だけの画像形成の場合は、その
画像形成行程の終了後、プリンタは後回転行程を経てス
タンバイ状態になる。
【0065】上記において、d)の画像形成行程が画像
形成時であり、a)の前多回転行程、c)の前回転行
程、e)の紙間行程、f)後回転行程が非画像形成時で
ある。
【0066】(2)クリーナーを備えず、帯電部材をカ
ウンタ回転させない画像形成装置 既述の通り、クリーナーを備えない画像形成装置では、
転写残物質が帯電器に直接入るので、クリーナーを備え
る画像形成装置と比較すると、転写残物質が帯電部材に
付着しやすく、帯電部材は汚れやすい。現像器で転写残
物質の回収または再利用を行う。クリーナーを持たない
為、帯電器に汚れが発生すると、現像器や転写部に汚れ
が移り更なる画像汚染を生じる。汚れの増幅を抑えるに
は全体的に奇麗な状態を維持することが必要である。
【0067】図13はクリーナーを備えず、帯電部材を
カウンタ回転させない画像形成装置の一例である。この
画像形成装置は上記例の図11のプリンタからクリーナ
ー5を取り外してクリーナーレスにたものであり、他の
プリンタ構成は同様の構成であるから再度の説明は省略
する。
【0068】以下で、帯電ローラ1の芯金1aに印加す
るDC電圧V1と、帯電ニップ下流の感光ドラム表面電
位V2の大小関係により、帯電ローラ1上に残る転写残
物質(転写残トナー等)の極性が表1のように変わるこ
とを示す。
【0069】図14に示す通り、 .帯電ローラ1の芯金1aに印加するDC電圧を−V
1[V](V1≧0) .帯電ローラ1の芯金1aに印加するAC電圧を
1′[V](V1′≧0) .帯電ニップ下流の感光ドラム表面電位を−V
2[V](V2≧0) .帯電ニップ上流の感光ドラム表面電位を−V
3[V](V3≧0) とする。
【0070】画像形成時に生じる特徴的なケースを2つ
例に挙げる。
【0071】ケース1)感光ドラム帯電開始後一周目
(図15) この場合、V1>V2>V3=0[V]、である。
【0072】ケース2)感光ドラム除電開始後一周目
(図16) この場合、V3>V2>V1=0[V]、である。
【0073】ケース1)を考える。帯電ニップ上流(図
15のA領域)では、正に帯電している粒子は帯電ロー
ラ1に移動し、負に帯電している粒子は感光ドラム6に
残る。帯電ニップ下流(図15のB領域)では、正に帯
電している粒子は帯電ローラ1に残り、負に帯電してい
る粒子は感光ドラム6に残る。
【0074】従って、帯電ニップ通過後は、正帯電粒子
は帯電ローラ1上に移り、負帯電粒子は感光ドラム6上
に残る。
【0075】ケース2)を考える。帯電ニップ上流(図
16のA領域)では、正に帯電している粒子は感光ドラ
ム6に残り、負に帯電している粒子は帯電ローラ1に移
る。帯電ニップ下流(図16のB領域)では、正に帯電
している粒子は感光ドラム6に残り、負に帯電している
粒子は帯電ローラ1に残る。
【0076】従って、帯電ニップ通過後は、正帯電粒子
は感光ドラム6に残り、負帯電粒子は帯電ローラ1上に
移る。
【0077】これ以外のケースでも表1に示す通り、V
2<V1ならば正帯電粒子が、V2>V1ならば負帯電粒子
が帯電ローラ1に付着する。
【0078】
【表1】
【0079】以上で場合分けした帯電ニップにおける転
写残物質の定性的挙動をもとに、クリーナーを備えない
画像形成装置で重要である、現像器における転写残物質
の回収、または再利用を考える。
【0080】正に帯電した粒子は、帯電ローラ1に電圧
−V1[V](V1>0)がかかると帯電ローラ1に付着
するが、V1=0にすると帯電ローラ1から感光ドラム
6へ吐き出される。従って、除電時一周目には正に帯電
した粒子を現像器3で回収する現像バイアスを印加する
必要がある。
【0081】また、負に帯電した粒子は、帯電ローラ1
に電圧−V1[V](V1>0)がかかると帯電ニップを
通過するので、定常的に現像器3で回収、または再利用
する現像バイアスを印加する必要がある。また除電時に
は帯電ローラ1に付着する。従って、感光ドラム除電
後、次に画像形成する時の前多回転一周目には負帯電粒
子が帯電ローラ1から感光ドラム6へ吐き出されるの
で、現像器3で回収する現像バイアスを印加する。
【0082】以上をまとめる。接触帯電部材である帯電
ローラ1に印加するDC電圧のオン・オフによって正ま
たは負に帯電した粒子が帯電ローラ1に付着する。粒子
は帯電ローラ表面全体に均一に付着する。従って、帯電
バイアス条件が変化して、正または負に帯電した粒子の
大部分が帯電ローラ1から吐き出される為には、帯電ロ
ーラ1が一周する必要がある。また、粒子の吐き出しが
起こるのは、帯電ローラ1に印加するDC電圧が切り替
わった瞬間から帯電ローラ1が一周する間の時間であ
る。
【0083】
【発明が解決しようとする課題】既述の通り、接触帯電
部材から被帯電体に直接に電荷注入されることで被帯電
体表面が帯電する注入帯電方式では、しばしば接触帯電
部材と被帯電体の間に速度差を持たせる構成を採る。ま
た、十分な帯電性を得る為には被帯電体に対して接触帯
電部材をカウンタ回転させる場合が多い。
【0084】以下では、既存の画像形成装置と比較し
て、前記(3)の、クリーナーを備えず、帯電部材をカ
ウンタ回転させる画像形成装置に特徴的な転写残物質の
挙動について述べる。
【0085】先ず、印字部を露光する露光装置を備える
画像形成装置を考える。
【0086】図17は、クリーナーを備えず、帯電部材
をカウンタ回転させ、印字部を露光する露光装置を備え
る画像形成装置の一例である。
【0087】この画像形成装置は上記例の図13のクリ
ーナーレスのプリンタにおいて感光ドラム1の帯電方法
を、感光ドラム6に対して帯電ローラ1をカウンタ回転
させる接触注入帯電にしたものである。帯電ローラ1
は、変形可能で、表面に粒子を保持可能である。他のプ
リンタ構成は同様の構成であるから再度の説明は省略す
る。
【0088】即ち、帯電ローラ1は矢印cの時計方向に
所定の周速度にて回転駆動されることで感光ドラム6と
の接触部である帯電ニップ部nにおいて感光ドラム6の
回転に対してカウンタ回転して帯電ローラ1と感光ドラ
ム6の間に速度差を持ち、感光ドラム6面が帯電ローラ
1が摺擦される。そして、帯電ローラ1に帯電バイアス
印加用電源S1から芯金1aを介して所定のDC電圧が
印加(DC帯電方式)されることで、感光ドラム6は注
入帯電が支配的となって帯電処理される。本例において
も感光ドラム6は負極性に帯電され、現像剤は負極性に
帯電する。
【0089】この画像形成装置における転写残物質の挙
動を考える。画像形成時に生じる特徴的なケース5つを
例に挙げる。以下で、 V1:帯電ローラ1の芯金1aに印加するDC電圧 V2:帯電ニップ下流の感光ドラム表面電位 V3:帯電ニップ上流の感光ドラム表面電位 の、V1、V2、V3の大小関係により、帯電ニップ上流
に滞留する転写残物質の極性が表2のように異なること
を示す。
【0090】ここで用いる感光ドラム表面電位V1
2、V3は全て0以上の値である。
【0091】ケース1)感光ドラム帯電開始後一周目
(図18及び図19) この場合図19に示す通り、V1≒V2>V3≒0
[V]、である。
【0092】ケース2)感光ドラム帯電時かつベタ白印
字時(図20及び図21) この場合図21に示す通り、V1≒V2≒V3、である。
【0093】ケース3)感光ドラム帯電時かつベタ黒印
字時(図22) この場合ほぼ図19と同様で、V1≒V2>V3>0、で
ある。
【0094】ケース4)感光ドラム除電開始後一周目
(図23及び図24) この場合図24に示す通り、V3>V2>V1=0
[V]、である。
【0095】ケース5)感光ドラム帯電時かつ転写部に
負極性電圧印加時(図25及び図26) この場合図26に示す通り、V3>V1≒V2、である。
【0096】ケース1)の場合、V1、V3の大小関係は
1>V3である。V3は未帯電部分の電位なのでV3≒0
[V]である。正に帯電している粒子は帯電ニップ上流
(図8のA領域)では、感光ドラム6から帯電ローラ1
へ移り、帯電ローラ1の回転に伴い約一周する。帯電ニ
ップ下流(図18のA領域)では、V1、V2の大小関係
はV1≒V2なので、帯電ローラ1の表面から感光ドラム
6へ吐き出される。
【0097】これに対して、負に帯電している粒子は帯
電ニップ上流では感光ドラム6上に残る。その後、帯電
ニップにおいて機械的にかきとられるが、V1>V3であ
るため再び感光ドラム6へ移る。このため、負に帯電し
ている粒子は帯電ニップ上流で滞留する。
【0098】帯電開始後感光ドラム一周目から感光ドラ
ム二周目に切り替わると、感光ドラム電位に差が生じ
る。従って、電位差が生じる部位において、帯電ニップ
上流で滞留している負帯電粒子の束縛が解ける為、帯電
ローラ1の表面に保持され帯電ローラ1の回転にともな
い約一周した後、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰
に吐き出されて、線状の画像汚染となって現れる。
【0099】ケース2)の場合、帯電ニップ上流(図2
0のA領域)では、V1、V3の大小関係はV1≒V3なの
で、正に帯電している粒子・負に帯電している粒子とも
に感光ドラム6上に残る。
【0100】帯電ニップにおいて、転写残物質は感光ド
ラム6から帯電ローラ1へ機械的にかきとられる。転写
残物質は帯電ローラ1の表面に付着したまま、帯電ロー
ラ1の回転に伴い約一周する。
【0101】帯電ニップ下流(図20のB領域)では、
1、V2の大小関係はV1≒V2なので、正負両極性の転
写残物質ともに帯電ローラ1の表面から感光ドラム6へ
吐き出される。これらの吐き出される粒子が多すぎる
と、静電潜像形成の為の露光が遮られることがある。ま
た、吐き出された粒子は現像器3にて回収されるが一部
はそのまま通過してベタ白かぶりとなって現れる。
【0102】ケース3)の場合、V1、V3の大小関係は
1>V3である。V3は露光後の明電位とほぼ等しい。
【0103】正に帯電している粒子は帯電ニップ上流
(図22のA領域)では、感光ドラム6から帯電ローラ
1へ移り、帯電ローラ1の回転に伴い約一周する。帯電
ニップ下流(図20のB領域)では、V1、V2の大小関
係はV1≒V2なので、帯電ローラ1の表面から感光ドラ
ム6へ吐き出される。
【0104】これに対して、負に帯電している粒子は帯
電ニップ上流では感光ドラム6上に残る。その後、帯電
ニップにおいて機械的にかきとられるが、V1>V3であ
るため再び感光ドラム6へ移る。このため、負に帯電し
ている粒子は帯電ニップ上流で滞留する。
【0105】この状態でベタ黒からベタ白へ画像が切り
替わると、感光ドラム電位に差が生じる。従って、電位
差が生じる部位において、帯電ニップ上流で滞留してい
る負帯電粒子の束縛が解ける為、帯電ローラ1の表面に
保持され帯電ローラ1の回転にともない約一周した後、
帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出されて、
線状の画像汚染となって現れる。
【0106】ケース4)の場合、すなわち、除電を開始
して(V1=0[V]として)からドラム一周目を考え
る。
【0107】この場合 V3>V2>V1=0[V] かつ ドラム一周目の|V3−V1|>ドラム二周目の|V3
1| である。
【0108】従って、正に帯電している粒子は帯電ニッ
プ上流(図23のA領域)では、感光ドラム6に残る。
帯電ニップにて感光ドラム6から帯電ローラ1へ機械的
にかきとられるが、V3>V1=0[V]であるため感光
ドラム6へ再び移る。このように帯電ニップ上流で正帯
電粒子は滞留する。
【0109】これに対して、負に帯電している粒子は帯
電ニップ上流で、感光ドラム6から帯電ローラ1へ移
る。粒子はそのまま帯電ローラに保持され、帯電ローラ
1の回転にともない約一周する。
【0110】帯電ニップ下流(図23のB領域)におい
て、V2>V1=0[V]であるため、帯電ローラ1から
感光ドラム6へ吐き出されても再び帯電ローラ1に移
る。このため、負帯電粒子は帯電ローラ1上に保持され
続ける。
【0111】ここで、除電開始からドラム一周目の最後
尾とドラム二周目の最先端とで感光ドラム電位に差が生
じる。この電位差によって、帯電ニップ上流で滞留して
いた正帯電粒子の一部が束縛を解かれ、帯電ローラ1に
保持され帯電ローラ1の回転にともない約一周してか
ら、帯電ニップ下流で帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出される。
【0112】帯電ローラ1から感光ドラム6へ吐き出さ
れる量の差はあるが、ドラム2周目と3周目、3周目と
4周目、・・・の境界でも同様な現象が起こる。
【0113】正帯電粒子が画像形成に重要な役割を果た
す場合は、正帯電粒子の回収、再利用をする必要があ
る。
【0114】ケース5)の場合、すなわち、感光ドラム
帯電、かつ転写部に負極性電圧印加、かつ非画像形成時
を考える。
【0115】この場合、転写部で感光ドラムが負に帯電
され、 V3>V1≒V2 となる。
【0116】従って、正に帯電している粒子は帯電ニッ
プ上流(図25のA領域)では、感光ドラムに残る。帯
電ニップにて感光ドラム6から帯電ローラ1へ機械的に
かきとられるが、V3>V1であるため感光ドラム6へ再
び移る。このように帯電ニップ上流で正帯電粒子は滞留
する。
【0117】これに対して、負に帯電している粒子は帯
電ニップ上流で、感光ドラム6から帯電ローラ1へ移
る。粒子はそのまま帯電ローラ1に保持され、帯電ロー
ラ1の回転にともない約一周する。帯電ニップ下流(図
25のB領域)において、V2≒V1であるため、帯電ロ
ーラ1から感光ドラム6へ吐き出される。
【0118】ここで、転写部に印加する電圧を負極性か
ら0Vにすると、 V3≒V2≒V1 となる。
【0119】このV3の電位差によって、帯電ニップ上
流で滞留していた正帯電粒子の一部が束縛を解かれ、帯
電ローラ1の回転にともない約一周してから、帯電ニッ
プ下流で帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
される。
【0120】正帯電粒子が画像形成に重要な役割を果た
す場合は、正帯電粒子の回収、再利用をする必要があ
る。
【0121】上記5つのケースを表2にまとめる。
【0122】
【表2】
【0123】次に、非印字部を露光する露光装置を備え
る画像形成装置を考える。
【0124】図27は、クリーナーを備えず、帯電部材
をカウンタ回転させ、非印字部を露光する露光装置7を
備える画像形成装置の一例である。
【0125】この画像形成装置は前記例の図17の、ク
リーナーを備えず、帯電部材をカウンタ回転させ、印字
部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、
印字部を露光する露光装置としてのレーザースキャナ2
にかえて、非印字部を露光する露光装置として、不図示
の移動型原稿台ガラス上に原稿9を載置セットして、あ
るいは不図示の原稿搬送装置により原稿を搬送移動さ
せ、その移動する原稿9の画像面を露光用ランプ8・ミ
ラー8a等からなる照明系で照明露光し、その照明露光
光の原稿面からの反射光(或は透過光)を投影光学系8
bにより、一様に帯電処理された回転感光ドラム6の面
に結像投影露光する結像投影露光装置7にして、画像情
報の非印字部を露光する。
【0126】感光ドラム6の帯電方法は、感光ドラム6
に対して帯電ローラ1をカウンタ回転させる接触注入帯
電である。帯電ローラ1は、変形可能で、表面に粒子を
保持可能である。感光ドラム6は負極性に帯電される。
現像剤は正極性に帯電するポジトナーを用いている。他
の装置構成は同様の構成であるから再度の説明は省略す
る。
【0127】転写残物質の挙動を考える。画像形成時に
生じる特徴的なケース3つを例に挙げる。ただし、前回
転・後回転等の非画像形成(予備動作)時には、感光ド
ラムは帯電され、全面露光されているとする。
【0128】ここで用いる感光ドラム表面電位V1
2、V3は0以上の値である。
【0129】以下で、V1、V2、V3の大小関係によ
り、表2のように、帯電ニップ上流に滞留する転写残物
質の極性が異なることを示す。
【0130】ケース6)感光ドラム帯電時かつベタ黒印
字時 この場合図21と同じ感光ドラム表面電位になり、 V1≒V2≒V3 である。
【0131】ケース7)感光ドラム帯電時かつベタ白印
字時 この場合図19とほぼ同じ感光ドラム表面電位になり、 V1≒V2>V3>0 である。
【0132】ケース8)感光ドラム除電開始後一周目 この場合図24とほぼ同じ感光ドラム表面電位になる。
ただし、−V3は露光後の電位であり、 V3>V2>V1=0[V] である。
【0133】ケース6の場合、図20と同じ粒子挙動を
示す。帯電ニップ上流(図20のA領域)では、V1
3の大小関係はV1≒V3なので、正に帯電している粒
子・負に帯電している粒子ともに感光ドラム上に残る。
帯電ニップnにおいて、転写残物質は感光ドラム6から
帯電ローラ1へ機械的にかきとられる。転写残物質は帯
電ローラ表面に付着したまま、帯電ローラ1の回転に伴
い約一周する。
【0134】帯電ニップ下流(図20のB領域)では、
1、V2の大小関係はV1≒V2なので、正負両極性の転
写残物質ともに帯電ローラ表面から感光ドラムへ吐き出
される。これらの吐き出される粒子が多すぎると、静電
潜像形成の為の露光が遮られたり、帯電ムラができたり
することがある。また、吐き出された粒子は現像器にて
回収されるが一部はそのまま通過する。
【0135】ケース7の場合、図22と同じ粒子挙動を
示す。V1、V3の大小関係はV1>V3である。V3は露
光後の電位とほぼ等しい。
【0136】正に帯電している粒子は帯電ニップ上流
(図22のA領域)では、感光ドラム6から帯電ローラ
1へ移り、帯電ローラ1の回転に伴い約一周する。帯電
ニップ下流(図22のB領域)では、V1、V2の大小関
係はV1≒V2なので、帯電ローラ1の表面から感光ドラ
ム6へ吐き出される。
【0137】これに対して、負に帯電している粒子は帯
電ニップ上流では感光ドラム6上に残る。その後、帯電
ニップにおいて機械的にかきとられるが、V1>V3であ
るため再び感光ドラム6へ移る。このため、負に帯電し
ている粒子は帯電ニップ上流で滞留する。
【0138】この状態でベタ白からベタ黒へ画像が切り
替わると、感光ドラム電位に差が生じる。従って、電位
差が生じる部位において、帯電ニップ上流で滞留してい
る負帯電粒子の束縛が解ける為、帯電ローラ1の表面に
保持され帯電ローラ1の回転にともない約一周した後、
帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出される。
【0139】非画像形成(予備動作)からベタ黒画像の
印字に切り替わる際にもこのケースと同様な現象が起き
る。
【0140】ケース8の場合、図23と同じ粒子挙動を
示す。除電を開始して(V1=0[V]として)からド
ラム一周目を考える。
【0141】この場合 V3>V2>V1=0[V] かつ ドラム一周目の|V3−V1|>ドラム二周目の|V3
1| である。
【0142】従って、正に帯電している粒子は帯電ニッ
プ上流(図23のA領域)では、感光ドラム6に残る。
帯電ニップにて感光ドラム6から帯電ローラ1へ機械的
にかきとられるが、V3>V1=0[V]であるため感光
ドラム6へ再び移る。このように帯電ニップ上流で正帯
電粒子は滞留する。
【0143】これに対して、負に帯電している粒子は帯
電ニップ上流で、感光ドラム6から帯電ローラ1へ移
る。粒子はそのまま帯電ローラ1に保持され、帯電ロー
ラ1の回転にともない約一周する。帯電ニップ下流(図
23のB領域)において、V2>V1=0[V]であるた
め、帯電ローラ1から感光ドラム6へ吐き出されても再
び帯電ローラ1に移る。このため、負帯電粒子は帯電ロ
ーラ1上に保持され続ける。
【0144】ここで、除電開始からドラム一周目の最後
尾とドラム二周目の最先端とで感光ドラム電位に差が生
じる。この電位差によって、帯電ニップ上流で滞留して
いた正帯電粒子の一部が束縛を解かれ、帯電ローラ1に
保持され帯電ローラ1の回転にともない約一周してか
ら、帯電ニップ下流で帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出される。
【0145】帯電ローラ1から感光ドラム6へ吐き出さ
れる量の差はあるが、ドラム2周目と3周目、3周目と
4周目、・・・の境界でも同様な現象が起こる。
【0146】正帯電粒子が画像形成に重要な役割を果た
す場合は、正帯電粒子の回収、再利用をする必要があ
る。
【0147】上記3つのケースを表3にまとめる。
【0148】
【表3】
【0149】本発明が解決しようとする課題は、クリー
ナーを備えず、帯電部材をカウンタ回転させる画像形成
装置において、像担持体の表面電位差によって、帯電器
から粒子が吐き出されることによって生じる画像汚染、
現像剤等画像形成に必要な粒子の無駄な使用を防止する
ことである。ただし、この画像形成装置では、帯電部材
に印加するDC電圧等の信号のオン・オフ状態によって
帯電ニップ上流に粒子が滞留する状態が変化すること、
感光ドラムの電位変化によって滞留していた粒子が長手
方向に線状になって解放されること、帯電ニップ上流か
ら解放された粒子は帯電部材表面に保持されたまま約一
周して帯電ニップ下流で感光ドラムに吐き出されること
を考慮する必要がある。
【0150】
【課題を解決する為の手段】本発明は下記の構成を特徴
とする画像形成装置である。
【0151】(1)像担持体に対してカウンタ回転する
帯電部材を持つ帯電器を備える画像形成装置において、
少なくとも、像担持体の表面電位が変化した部位が、帯
電部を通過し、現像部中央を通過してからtB[s]後
に、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加されて
いることを特徴とするシーケンス制御を有する画像形成
装置。
【0152】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0153】(2)クリーナーを備えず、像担持体に対
してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画
像形成装置において、少なくとも、像担持体の表面電位
が変化した部位が、帯電部を通過し、現像部中央を通過
してからtB[s]後に、粒子を現像器に回収する電圧
が現像器に印加されていることを特徴とするシーケンス
制御を有する画像形成装置。
【0154】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0155】(3)クリーナーを備えず、像担持体に対
してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画
像形成装置において、少なくとも、像担持体の表面電位
が変化した部位が、帯電部を通過し、現像部中央を通過
してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加
されていることを特徴とするシーケンス制御を有する画
像形成装置。
【0156】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0157】(4)クリーナーを備えず、像担持体に対
してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画
像形成装置において、少なくとも、像担持体の表面電位
が変化した部位が、帯電部を通過し、現像部中央を通過
してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加
されていることを特徴とするシーケンス制御を有する画
像形成装置。
【0158】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0159】(5)画像形成装置が、印字部を露光する
露光装置を備えていることを特徴とする(2)から
(4)のいずれかに記載のシーケンス制御を有する画像
形成装置。
【0160】(6)画像形成装置が、非印字部を露光す
る露光装置を備えていることを特徴とする(2)から
(4)のいずれかに記載のシーケンス制御。
【0161】(7)クリーナーを備えず、像担持体に対
してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印
字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、像担持体帯電開始後一周目から二周目
に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、
現像部中央を通過してからtB[s]後に、現像剤また
は現像剤と同極性粒子を現像器に回収する電圧が現像器
に印加されていることを特徴とするシーケンス制御を有
する画像形成装置。
【0162】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0163】(8)クリーナーを備えず、像担持体に対
してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印
字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、像担持体帯電開始後一周目から二周目
に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、
現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0164】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0165】(9)クリーナーを備えず、像担持体に対
してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印
字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、像担持体帯電開始後一周目から二周目
に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、
現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0166】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0167】(10)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、スキャナのレーザーパワー自動制御時
にレーザー点灯状態から消灯状態に切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からtB[s]後に、現像剤または現像剤と同極性粒子
を現像器に回収する電圧が現像器に印加されていること
を特徴とするシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0168】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0169】(11)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、スキャナのレーザーパワー自動制御時
にレーザー点灯状態から消灯状態に切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0170】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0171】(12)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、スキャナのレーザーパワー自動制御時
にレーザー点灯状態から消灯状態に切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0172】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0173】(13)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の
極性と異なり、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からtB[s]後に、現像剤または現像剤と同極性粒子
を現像器に回収する電圧が現像器に印加されていること
を特徴とするシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0174】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0175】(14)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の
極性と異なり、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0176】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0177】(15)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の
極性と異なり、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0178】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0179】(16)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の
極性と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からtB[s]後に、現像剤とは逆極性の粒子を現像器
に回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴と
するシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0180】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0181】(17)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の
極性と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0182】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0183】(18)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の
極性と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持
体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過して
からの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0184】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0185】(19)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、出力画像が印字部(露光部)から非印
字部(非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が
変化した部位が、現像部中央を通過してからtB[s]
後に、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に回収
する電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシ
ーケンス制御を有する画像形成装置。
【0186】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0187】(20)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、出力画像が印字部(露光部)から非印
字部(非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が
変化した部位が、現像部中央を通過してからの経過時間
が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0188】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0189】(21)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、出力画像が印字部(露光部)から非印
字部(非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が
変化した部位が、現像部中央を通過してからの経過時間
が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0190】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0191】(22)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から
二周目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部
位が、現像部中央を通過してからtB[s]後に、現像
剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する電圧が現像器に
印加されていることを特徴とするシーケンス制御を有す
る画像形成装置。
【0192】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0193】(23)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から
二周目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部
位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0194】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0195】(24)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置におい
て、少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から
二周目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部
位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0196】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0197】(25)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤
の極性と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担
持体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過し
てからtB[s]後に、現像剤とは逆極性粒子を現像器
に回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴と
するシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0198】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0199】(26)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤
の極性と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担
持体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過し
てからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性粒子を現像器に回収する電
圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケン
ス制御を有する画像形成装置。
【0200】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0201】(27)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤
の極性と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担
持体の表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過し
てからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性粒子を現像器に回収する電
圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケン
ス制御を有する画像形成装置。
【0202】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0203】(28)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、出力画像が露光部から非露光部に切
り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、現像
部中央を通過してからtB[s]後に、現像剤とは逆極
性の粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加されて
いることを特徴とするシーケンス制御を有する画像形成
装置。
【0204】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0205】(29)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、出力画像が露光部から非露光部に切
り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、現像
部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0206】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0207】(30)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、出力画像が露光部から非露光部に切
り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、現像
部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0208】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0209】(31)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、出力画像が非印字部(露光部)から
印字部(非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位
が変化した部位が、現像部中央を通過してからt
B[s]後に、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収
する電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシ
ーケンス制御を有する画像形成装置。
【0210】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0211】(32)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、出力画像が非印字部(露光部)から
印字部(非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位
が変化した部位が、現像部中央を通過してからの経過時
間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0212】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0213】(33)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、出力画像が非印字部(露光部)から
印字部(非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位
が変化した部位が、現像部中央を通過してからの経過時
間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
ンス制御を有する画像形成装置。
【0214】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0215】(34)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目か
ら二周目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した
部位が、現像部中央を通過してからtB[s]後に、現
像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に回収する電圧
が現像器に印加されていることを特徴とするシーケンス
制御を有する画像形成装置。
【0216】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)である。
【0217】(35)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目か
ら二周目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した
部位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0218】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
形成装置のプロセススピード)である。
【0219】(36)クリーナーを備えず、像担持体に
対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、
非印字部を露光する露光装置を備える画像形成装置にお
いて、少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目か
ら二周目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した
部位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
[s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
るシーケンス制御を有する画像形成装置。
【0220】ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
像形成装置のプロセススピード)である。
【0221】(37)前記帯電器の帯電部材には電圧が
印加され、帯電部材が可撓性で像担持体とニップ部を形
成し、帯電部材表面は像担持体面に対して速度差をもっ
て移動し、少なくとも帯電部材と像担持体とのニップ部
に導電性を有する帯電促進粒子が介在し、前記帯電促進
粒子の粒径は静電潜像の構成画素サイズ以下であること
を特徴とする請求項1から36のいずれかに記載の画像
形成装置。
【0222】(38)前記帯電促進粒子の抵抗値が1×
1012(Ω・cm)以下であることを特徴とする(3
7)に記載の画像形成装置。
【0223】〈作 用〉帯電ニップ上流に粒子が滞留し
ている状況において、像担持体の表面電位変化によっ
て、粒子が解放されることがある。解放された粒子は帯
電部材表面に保持されたまま約一周し、帯電ニップ下流
において帯電部材から像担持体へ過剰に吐き出される。
これらの粒子が現像部に運ばれてきた時に、現像器に適
切な電圧を印加することで、回収または再利用できる。
これにより、出力画像汚染や現像剤等の画像形成に必要
な粒子の無駄な使用を防止できる。
【0224】
【発明の実施の形態】以下に各種実施形態例を挙げる上
で基本となる概略図について説明する。
【0225】図1はクリーナーを備えず、像担持体6に
対してカウンタ回転する帯電ローラ1(帯電器)を用い
る画像形成装置の概略構成図である。
【0226】ここで、 帯電n−露光d間の角度:θ1 露光d−現像e間の角度:θ2 現像e−転写f間の角度:θ3 転写f−帯電n間の角度:θ4 θ1+θ2+θ3+θ4=2π 感光ドラム半径:R1 帯電ローラ半径:R2 感光ドラム6の角速度:ω1 帯電ローラ1の角速度:ω2 感光ドラム6の回転方向は時計回り 帯電ローラの回転方向は反時計回り とする。
【0227】また、図2は帯電ローラ1と感光ドラム6
が形成する帯電ニップnの概略図である。
【0228】ここで、帯電ニップ最上流部をE、帯電ニ
ップ最下流部をF、感光ドラム6の中心軸をG、帯電ロ
ーラ1の中心軸をH、3点EGFのなす角をφ1、3点
EHFのなす角をφ2、とする。
【0229】ここで、φ1、φ2は R1*sin(φ1/2)=R2*sin(φ2/2) を満たす。
【0230】また、 帯電ローラ1に印加する電圧:−V1(V1≧0) 帯電部通過直後の感光ドラム表面電位:−V2(V2
0) 帯電部通過直前の感光ドラム表面電位:−V3(V3は正
負両方の値を取る) である。
【0231】〈実施形態例1〉(図3) 図3は、印字部を露光する画像形成装置(図17)にお
いて、感光ドラム帯電開始後一周目から二周目に切り替
わり、感光ドラム表面電位が変化する際に、帯電ローラ
1から感光ドラム6へ過剰に吐き出される負帯電粒子を
回収または再利用する現像バイアスを印加するシーケン
スチャートである。ここでは、現像剤は負に帯電し、感
光ドラムを負に帯電する。
【0232】既述の通り、感光ドラム帯電を開始して一
周目では、帯電ニップ上流に負帯電粒子が滞留する。感
光ドラム帯電開始後一周目から二周目に切り替わり、感
光ドラム表面電位が変化すると、帯電ローラ1から感光
ドラム6へ負帯電粒子が過剰に吐き出される。
【0233】以下で、帯電開始時間をt=0[s]とし
て、過剰に吐き出された負帯電粒子が現像部eを通過す
る時間を算出する。
【0234】図1、図2より、感光ドラム帯電開始から
一周目最先端が帯電ニップに入るまでの時間、帯電ニッ
プ上流に滞留していた負帯電粒子が解放されてから帯電
ローラ上を約一周し帯電ニップ下流で吐き出されるまで
の時間、帯電ニップ下流から現像部中央に移動するまで
の時間はそれぞれ、 (2π−φ1/2)/ω1、 (2π−φ2)/ω2、 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0235】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された負帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、感光ドラム帯電開始から (2π+θ1+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω
2[s] 後には、現像器3に負帯電粒子を回収する為の現像AC
電圧が印加されている必要がある。
【0236】より好ましくは、 t11=(2π+θ1+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2
/ω2[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された負帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0237】〈実施形態例2〉(図4) 図4は、印字部を露光する画像形成装置(図17)にお
いて、レーザースキャナ2のレーザーパワー自動制御に
よって感光ドラム表面電位が変化する際に、帯電器1か
ら感光ドラム6へ過剰に吐き出される負帯電粒子を回収
または再利用する現像バイアスを印加するシーケンスチ
ャートである。
【0238】本実施例は前回転・後回転時等の非画像形
成(予備動作)時に行う。ここでは、現像剤は負に帯電
し、感光ドラムを負に帯電する。
【0239】レーザーパワー自動制御とは、前回転時に
半導体レーザーに流す電流量を調節して適正なレーザー
パワー出力にする制御である。この制御によって感光ド
ラム帯電・露光後の明電位を一定に保つことができる。
【0240】レーザーパワー自動制御時にはレーザーを
点灯する。レーザー点灯時はV1≒V2>V3、レーザー
消灯時はV1≒V2≒V3となるので、レーザーが点灯し
ている状態では負帯電粒子が帯電ニップ上流に滞留して
いて、レーザーが点灯状態から消灯状態に移る際に感光
ドラムの電位変化が生じ、負帯電粒子が吐き出される。
【0241】従って、レーザースキャナ2のレーザーパ
ワー自動制御がオンからオフに切り替わることによっ
て、感光ドラム表面電位が変化すると、帯電ローラ1か
ら感光ドラム6へ負帯電粒子が過剰に吐き出される。レ
ーザー点灯開始時間をt=0[s]、点灯から消灯に切
り替わった時間をt=t21[s]として、過剰に吐き出
された負帯電粒子が現像部を通過する時間を算出する。
【0242】図1、図2より、レーザーが消灯した瞬間
から感光ドラム6上の電位差がある部分が帯電ニップn
に入るまでの時間、帯電ニップ上流に滞留していた負帯
電粒子が解放されてから帯電ローラ上を約一周し帯電ニ
ップ下流で吐き出されるまでの時間、帯電ニップ下流か
ら現像部中央に移動するまでの時間はそれぞれ、 (2π−θ1−φ1/2)/ω1、 (2π−φ2)/ω2、 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0243】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された負帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、レーザー点灯開始から t21+(2π+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2
[s] 後には、現像器3に負帯電粒子を回収する為の現像AC
電圧が印加されている必要がある。
【0244】より好ましくは、 t22=t21+(2π+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2
/ω2[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された負帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0245】〈実施形態例3〉(図5) 図5は、印字部を露光する画像形成装置(図17)にお
いて、転写部にかける電圧の極性が正で、高電圧から低
電圧に切り替わって、感光ドラム表面電位が変化する際
に、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出され
る負帯電粒子を回収または再利用する現像バイアスを印
加するシーケンスチャートである。
【0246】本実施例は前回転・後回転時等の非画像形
成(予備動作)時に行う。ここでは、現像剤は負に帯電
し、感光ドラムを負に帯電する。
【0247】転写部fに正の電圧をかける時、感光ドラ
ム6は帯電される。本実施例の場合、−V3は正の値を
取りうる。
【0248】転写部fにかける電圧の極性が正で、高電
圧から低電圧へ切り替わることによって、感光ドラム表
面電位が変化すると、 (転写部に低電圧印加時の−V3)<(転写部に高電圧
印加時の−V3) となる。
【0249】また、転写部fに高電圧印加時・低電圧印
加時ともに、V1≒V2>V3、となるため、高電圧印加
時の方が低電圧印加時より負帯電粒子を保持する力が強
い。したがって、切り替わる際に帯電ローラ1から感光
ドラム6へ負帯電粒子が過剰に吐き出される。転写部f
にかかる電圧が高電圧から低電圧へ切り替わる時間をt
=0[s]として、過剰に吐き出された負帯電粒子が現
像部を通過する時間を算出する。
【0250】図1、図2より、転写部fにかかる電圧が
高電圧から低電圧へ切り替わった瞬間から感光ドラム6
上の電位差がある部分が帯電ニップnに入るまでの時
間、帯電ニップ上流に滞留していた負帯電粒子が解放さ
れてから帯電ローラ上を約一周し帯電ニップ下流で吐き
出されるまでの時間、帯電ニップ下流から現像部中央に
移動するまでの時間はそれぞれ、 (θ4−φ1/2)/ω1、 (2π−φ2)/ω2、 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0251】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された負帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、転写部fにかかる電圧が高電圧から
低電圧へ切り替わった瞬間から (2π−θ3−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2[s] 後には現像器3に負帯電粒子を回収する為の現像AC電
圧が印加されている必要がある。
【0252】より好ましくは、 t31=(2π−θ3−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2
[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された負帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0253】〈実施形態例4〉(図6) 図6は、印字部を露光する画像形成装置(図17)にお
いて、転写部fにかかる電圧の極性が負で、高電圧から
低電圧に切り替わって、感光ドラム表面電位が変化する
際に、帯電器から感光ドラムへ過剰に吐き出される正帯
電粒子を回収または再利用する現像バイアスを印加する
シーケンスチャートである。
【0254】本実施例は前回転・後回転時等の非画像形
成(予備動作)時に行う。ここでは、現像剤は負に帯電
し、感光ドラムを負に帯電する。
【0255】転写部fに負の電圧をかける時、感光ドラ
ム6は帯電される。本実施例の場合、−V3は負の値を
取る。
【0256】転写部fにかかる電圧の極性が負で、高電
圧から低電圧へ切り替わることによって、感光ドラム表
面電位が変化すると、 (転写部に低電圧印加時の−V3)>(転写部に高電圧
印加時の−V3) となる。
【0257】また、転写部fに高電圧印加時・低電圧印
加時ともに、V1≒V2<V3、となるため、高電圧印加
時の方が低電圧印加時より正帯電粒子を保持する力が強
い。したがって、切り替わる際に帯電器1から感光ドラ
ム6へ正帯電粒子が過剰に吐き出される。転写部fにか
かる電圧が高電圧から低電圧へ切り替わる時間をt=0
[s]として、過剰に吐き出された正帯電粒子が現像部
eを通過する時間を算出する。
【0258】図1、図2より、転写部fにかかる電圧が
高電圧から低電圧へ切り替わった瞬間から感光ドラム6
上の電位差がある部分が帯電ニップnに入るまでの時
間、帯電ニップ上流に滞留していた負帯電粒子が解放さ
れてから帯電ローラ上を約一周し帯電ニップ下流で吐き
出されるまでの時間、帯電ニップ下流から現像部中央に
移動するまでの時間はそれぞれ、 (θ4−φ1/2)/ω1、 (2π−φ2)/ω2、 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0259】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された正帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、転写部fにかかる電圧が高電圧から
低電圧へ切り替わった瞬間から (2π−θ3−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2[s] 後には現像器3に正帯電粒子を回収する為の現像AC電
圧が印加されている必要がある。
【0260】より好ましくは、 t31=(2π−θ3−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2
[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された正帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0261】〈実施形態例5〉(図7) 図7は、印字部を露光する画像形成装置(図17)にお
いて、画像形成時に、出力画像がベタ黒からベタ白に切
り替わり、感光ドラム表面電位が変化する際に、帯電ロ
ーラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出される負帯電粒
子を回収または再利用する現像バイアスを印加するシー
ケンスチャートである。ここでは、現像剤は負に帯電
し、感光ドラムを負に帯電する。本実施例の場合、−V
3は負の値を取る。
【0262】画像形成時に、出力画像がベタ黒からベタ
白に切り替わり、感光ドラム表面電位が変化すると、 (ベタ黒印字時の−V3)>(ベタ白印字時の−V3) となる。また、 ベタ黒印字時はV1≒V2>V3 ベタ白印字時はV1≒V2≒V3 となるため、ベタ黒印字時には帯電ニップ上流に負帯電
粒子が滞留する。ベタ黒からベタ白に切り替わる際に帯
電ローラ1から感光ドラム6へ負帯電粒子が過剰に吐き
出される。ベタ黒からベタ白に切り替わった時間をt=
0[s]として、過剰に吐き出された負帯電粒子が現像
部eを通過する時間を算出する。
【0263】ベタ黒印字時には、レーザーは点灯状態に
あり、ベタ白印字状態には、レーザーは消灯状態にあ
る。
【0264】図1、図2より、レーザーが消灯した瞬間
から感光ドラム上の電位差がある部分が帯電ニップnに
入るまでの時間、帯電ニップ上流に滞留していた負帯電
粒子が解放されてから帯電ローラ上を約一周し帯電ニッ
プ下流で吐き出されるまでの時間、帯電ニップ下流から
現像部中央に移動するまでの時間はそれぞれ、 (2π−θ1−φ1/2)/ω1 (2π−φ2)/ω2 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0265】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された負帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくともレーザーが点灯状態から消灯状態に切
り替わる瞬間から (2π+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2[s] 後には、現像器3に負帯電粒子を回収する為の現像AC
電圧が印加されている必要がある。
【0266】より好ましくは、 t41=(2π+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2
[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された負帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0267】〈実施形態例6〉(図8) 図8は、印字部を露光する画像形成装置(図17)にお
いて、感光ドラム1の除電を開始して一周目から二周目
に切り替わり、感光ドラム表面電位が変化する際に、帯
電器1から感光ドラム6へ過剰に供給される正帯電粒子
を回収または再利用する現像バイアスを印加するシーケ
ンスチャートである。ここでは、現像剤は負に帯電し、
感光ドラムを負に帯電する。本実施例の場合、−V3
負の値を取る。
【0268】既述の通り、感光ドラム6の除電を開始し
て一周目から二周目に切り替わると、感光ドラム表面電
位が変化すると、 ドラム一周目の|V3−V1|>ドラム二周目の|V3
1| となる。また、 V3>V2>V1=0[V] となるため、ドラム一周目の方がドラム二周目より正帯
電粒子を保持する力が強い。
【0269】したがって、切り替わる際に帯電ローラ1
から感光ドラム6へ正帯電粒子が過剰に吐き出される。
感光ドラム6の除電を開始して一周目から二周目に切り
替わる時間をt=0[s]として、過剰に供給された正
帯電粒子が現像部eを通過する時間を算出する。
【0270】図1、図2より、感光ドラム6の除電を開
始した瞬間から感光ドラム上の電位差がある部分が帯電
ニップnに入るまでの時間、帯電ニップ上流に滞留して
いた正帯電粒子が解放されてから帯電ローラ上を約一周
し帯電ニップ下流で吐き出されるまでの時間、帯電ニッ
プ下流から現像部中央に移動するまでの時間はそれぞ
れ、 (2π−φ1/2)/ω1 (2π−φ2)/ω2 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0271】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された正帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、感光ドラム6の除電を開始した瞬間
から (2π+θ1+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω
2[s] 後には現像器3に正帯電粒子を回収する為の現像AC電
圧が印加されている必要がある。
【0272】より好ましくは、 t61=(2π+θ1+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2
/ω2[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された正帯電粒子の大部分を現像器で回収する為に十分
な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0273】また、感光ドラム6の電位差は、周回を重
ねるにしたがって小さくなるが、除電開始二周目と三周
目、三周目と四周目、・・・の境界でも生じる。より好
ましくは、感光ドラム6の回転が静止するまでx周目と
x+1周目の境界でも現像AC電圧を印加するのが望ま
しい。
【0274】〈実施形態例7〉(図5) 本実施例は、非印字部を露光する画像形成装置(図2
7)において、転写部fにかける電圧の極性が正で、高
電圧から低電圧に切り替わって、感光ドラム表面電位が
変化する際に、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に
吐き出される負帯電粒子を回収または再利用する現像バ
イアスを印加するシーケンスチャートに関する。シーケ
ンスチャートは図5と同様である。
【0275】本実施例は前回転・後回転時等の非画像形
成(予備動作)時に行う。ここでは、現像剤は正に帯電
し、感光ドラムを負に帯電する。
【0276】前回転・後回転等の予備動作時に、転写部
に正の電圧をかける場合、感光ドラムは帯電後に全面露
光されている。
【0277】転写部fに正の電圧をかける時、感光ドラ
ム6は帯電される。本実施例の場合、−V3は正の値を
取りうる。
【0278】転写部fにかける電圧の極性が正で、高電
圧から低電圧へ切り替わることによって、感光ドラム表
面電位が変化すると、 (転写部に低電圧印加時の−V3)<(転写部に高電圧
印加時の−V3) となる。
【0279】また、転写部fに高電圧印加時・低電圧印
加時ともに、V1≒V2>V3、となる。したがって、ベ
タ白印字時には負帯電粒子が帯電ニップ上流に滞留す
る。
【0280】ただし、ベタ白印字時の方がベタ黒印加時
より負帯電粒子を保持する力が強いので、切り替えると
きに、帯電器1から感光ドラム6へ負帯電粒子が過剰に
吐き出される。
【0281】転写部fにかかる電圧が高電圧から低電圧
へ切り替わる時間をt=0[s]として、過剰に吐き出
された負帯電粒子が現像部eを通過する時間を算出す
る。
【0282】図1、図2より、転写部fにかかる電圧が
高電圧から低電圧へ切り替わった瞬間から感光ドラム6
上の電位差がある部分が帯電ニップnに入るまでの時
間、帯電ニップ上流に滞留していた負帯電粒子が解放さ
れてから帯電ローラ上を約一周し帯電ニップ下流で吐き
出されるまでの時間、帯電ニップ下流から現像部中央に
移動するまでの時間はそれぞれ、 (θ4−φ1/2)/ω1 (2π−φ2)/ω2 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0283】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された負帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、転写部fにかかる電圧が高電圧から
低電圧へ切り替わった瞬間から (2π−θ3−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2[s] 後には、現像器3に負帯電粒子を回収する為の現像AC
電圧が印加されている必要がある。
【0284】より好ましくは、 t31=(2π−θ3−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2
[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された負帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0285】〈実施形態例8〉(図7) 本実施例は、非印字部を露光する画像形成装置(図2
7)において、画像形成時に、出力画像がベタ白からベ
タ黒に切り替わり、感光ドラム表面電位が変化する際
に、帯電器1から感光ドラム6へ過剰に吐き出される負
帯電粒子を回収または再利用する現像バイアスを印加す
るシーケンスチャートに関する。
【0286】シーケンスチャートは、図7とほぼ同様で
ある。ただし、レーザーを露光用ランプ8(図27)に
置き換える。ここでは、現像剤は正に帯電し、感光ドラ
ムを負に帯電する。本実施例の場合、−V3は負の値を
取る。
【0287】画像形成時に、出力画像がベタ白からベタ
黒に切り替わり、感光ドラム表面電位が変化すると、 (ベタ白印字時の−V3)>(ベタ黒印字時の−V3) となる。また、 ベタ白印字時はV1≒V2>V3、 ベタ黒印字時はV1≒V2≒V3、 となる。
【0288】したがって、ベタ白印字時には、負帯電粒
子が帯電ニップ上流に滞留する。ベタ白印字からベタ黒
印字に切り替えるときに、帯電ローラ1から感光ドラム
6へ負帯電粒子が過剰に吐き出される。ベタ白からベタ
黒に切り替わった時間をt=0[s]として、過剰に吐
き出された負帯電粒子が現像部eを通過する時間を算出
する。
【0289】ベタ白印字時には、露光用ランプ8は点灯
状態にあり、ベタ黒印字状態には、露光用ランプ8は消
灯状態にある。
【0290】図1、図2より、露光用ランプ8が消灯し
た瞬間から感光ドラム6上の電位差がある部分が帯電ニ
ップnに入るまでの時間、帯電ニップ上流に滞留してい
た負帯電粒子が解放されてから帯電ローラ上を約一周し
帯電ニップ下流で吐き出されるまでの時間、帯電ニップ
下流から現像部中央に移動するまでの時間はそれぞれ、 (2π−θ1−φ1/2)/ω1 (2π−φ2)/ω2 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0291】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された負帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも露光用ランプ8が点灯状態から消灯状
態に切り替わる瞬間から (2π+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2[s] 後には現像器3に負帯電粒子を回収する為の現像AC電
圧が印加されている必要がある。
【0292】より好ましくは、 t41=(2π+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω2
[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された負帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0293】実施形態例8は非印字状態から印字状態へ
の変化に限ったものではない。露光時から非露光時へ変
化する場合に共通の現象である。例えば、前回転後に印
字しようとした場合同様な現象が起きる。
【0294】〈実施形態例9〉(図8) 本実施例は、非印字部を露光する画像形成装置(図2
7)において、感光ドラム6の除電を開始して一周目か
ら二周目に切り替わり、感光ドラム表面電位が変化する
際に、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に供給され
る正帯電粒子を回収または再利用する現像バイアスを印
加するシーケンスチャートに関する。
【0295】シーケンスチャートは、図8とほぼ同様で
ある。ここでは、現像剤は正に帯電し、感光ドラムを負
に帯電する。本実施例の場合、−V3は負の値を取る。
【0296】既述の通り、感光ドラム6の除電を開始し
て一周目から二周目に切り替わり、感光ドラム表面電位
が変化すると、 V3>V2>V1=0[V] かつ ドラム一周目の|V3−V1|>ドラム二周目の|V3
1| である。
【0297】したがって、正帯電粒子が帯電ニップ上流
に滞留する。ただし、除電開始後感光ドラム一周目の方
が除電開始後感光ドラム二周目より正帯電粒子を保持す
る力が強いので、切り替わるときに、帯電ローラ1から
感光ドラム6へ正帯電粒子が過剰に吐き出される。感光
ドラム6の除電を開始して一周目から二周目に切り替わ
る時間をt=0[s]として、過剰に供給された正帯電
粒子が現像部を通過する時間を算出する。
【0298】図1、図2より、感光ドラム6の除電を開
始した瞬間から感光ドラム6上の電位差がある部分が帯
電ニップnに入るまでの時間、帯電ニップ上流に滞留し
ていた正帯電粒子が解放されてから帯電ローラ上を約一
周し帯電ニップ下流で吐き出されるまでの時間、帯電ニ
ップ下流から現像部中央に移動するまでの時間はそれぞ
れ、 (2π−φ1/2)/ω1、 (2π−φ2)/ω2、 (θ1+θ2−φ1/2)/ω1 である。
【0299】従って、帯電ローラ1から感光ドラム6へ
過剰に吐き出された正帯電粒子を現像器3で回収する為
には、少なくとも、感光ドラム6の除電を開始した瞬間
から (2π+θ1+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2)/ω
2[s] 後には現像器3に正帯電粒子を回収する為の現像AC電
圧が印加されている必要がある。
【0300】より好ましくは、 t61=(2π+θ1+θ2−φ1)/ω1+(2π−φ2
/ω2[s] 前後で、帯電ローラ1から感光ドラム6へ過剰に吐き出
された正帯電粒子の大部分を現像器3で回収する為に十
分な時間、現像AC電圧を印加するのが望ましい。
【0301】また、感光ドラム6の電位差は、周回を重
ねるにしたがって小さくなるが、除電開始二周目と三周
目、三周目と四周目、・・・の境界でも生じる。より好
ましくは、感光ドラム6の回転が静止するまでx周目と
x+1周目の境界でも現像AC電圧を印加するのが望ま
しい。
【0302】〈実施形態例10〉(図9) 図9に、感光ドラム6と帯電ローラ1が形成するニップ
部nに、導電性を有する帯電促進粒子11が介在する画
像形成装置を示す。
【0303】この図9の画像形成装置は、図17の、ク
リーナーを備えず、帯電部材をカウンタ回転させ、印字
部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、
帯電ローラ1に対して帯電促進粒子供給塗布部材12を
配設して帯電ローラ1に帯電促進粒子11を供給塗布す
ることで、感光ドラム6と帯電ローラ1が形成するニッ
プ部nに、導電性を有する帯電促進粒子11が介在させ
たものである。他の装置構成は同様の構成であるから再
度の説明は省略する。
【0304】現像剤Tは負に帯電し、感光ドラム6は負
に帯電される。帯電促進粒子11は導電性を有し、電荷
流入を促進する。帯電促進粒子11は現像剤Tに対して
正に帯電するものを用いる。
【0305】感光ドラム6の表面電位状態によって、帯
電ニップ上流で帯電促進粒子11の滞留、吐き出しが起
こる。感光ドラム6と帯電ローラ1が形成するニップ部
nにおいて、帯電促進粒子11の分布が不均一であれ
ば、感光ドラム6も不均一に帯電される。それによっ
て、画像不良が生じる。
【0306】したがって、感光ドラム6と帯電ローラ1
が形成するニップ部nにおいて、帯電促進粒子11の分
布は均一でなければならない。そこで、これまでに挙げ
た実施形態例と同様な方法を用いて、帯電ニップ下流に
おいて帯電ローラ1から感光ドラム6に過剰に吐き出さ
れた帯電促進粒子11を現像器3に回収する。これによ
り、感光ドラム上の帯電促進粒子分布の均一化を図るこ
とができる。
【0307】本実施形態例では、クリーナーを備えてい
ないが、安定して画像形成できるようにクリーナーを備
えてもよい。
【0308】〈その他〉これまでに挙げた実施形態例は
全てクリーナーを備えないが、クリーナーを備えていて
もよい。ただし、本発明はクリーナーを備えない画像形
成装置に適用した方が効果は大きい。
【0309】プロセススピードが100[mm/s]、
感光ドラム6の直径が30[mm]、帯電ローラ1の回
転スピードは感光ドラム6に対してカウンタ回転で60
[mm/s]、帯電ローラ1の直径が20[mm]の例
では、帯電ニップ上流に滞留していた粒子が吐き出され
る時間は、0.01[s]である。
【0310】この時間は、出力画像に表れた、帯電ニッ
プ上流に滞留していて吐き出された現像剤による画像汚
染の幅(1mm)から概算した。
【0311】そこで、少なくとも、粒子が吐き出される
タイミング前後5mm/VPS(VPSは画像形成装置のプ
ロセススピード)の間、現像器3に粒子を回収する現像
バイアスをかければよい。
【0312】より好ましくは、少なくとも、粒子が吐き
出されるタイミング前後10mm/VPS(VPSは画像形
成装置のプロセススピード)の間、現像器3に粒子を回
収する現像バイアスをかければよい。
【0313】これまでに挙げた実施形態例では、非印字
を露光する露光装置を備えた画像形成装置(図27)
は、前回転・後回転等の予備動作時に感光ドラム6を帯
電し全面露光するとしたが、帯電させなくともよい。そ
の場合、粒子が帯電ニップ上流にたまる条件が変わる
が、それに合わせて回収シーケンスも変える。
【0314】これまでに挙げた実施形態例以外でも、ク
リーナーを備えず、像担持体に対してカウンタ回転する
帯電部材を持つ帯電器を備える画像形成装置において、
帯電ニップ上流に滞留し、像担持体の表面電位差によっ
て吐き出され、帯電部材表面をバイパスしてきた粒子
を、現像器に回収するシーケンス制御ならばどのような
ものでもよい。
【0315】接触帯電部材1はローラ体に限られるもの
ではなく、回動エンドレスベルト体等とすることもでき
る。また接触帯電部材としての導電性弾性回転体は、フ
ェルト、布などの形状・材質のものも使用可能である。
また、これらを積層し、より適切な弾性(可撓性)と導
電性を得ることも可能である。パイル1本1本が弾性を
持つファーブラシ等の弾性体も使用可能である。
【0316】像担持体は静電記録誘電体等であっても良
い。この場合は、該誘電体面を所定の極性・電位に一様
に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等の除電手段
で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込み形成す
る。
【0317】現像装置の現像材担持部材に印加するバイ
アスの交番電圧成分(AC成分、周期的に電圧値が変化
する電圧)の波形としては、正弦波、矩形波、三角波等
適宜使用可能である。直流電源を周期的にオン/オフす
ることによって形成された矩形波であってもよい。
【0318】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ク
リーナーを備え、あるいはクリーナーを備えず、像担持
体に対してカウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備
える画像形成装置において、像担持体に表面電位変化が
生じると帯電ニップ上流に滞留していた現像剤が長手方
向に線状に解放されるが、帯電器から現像剤が吐き出さ
れるタイミングに合わせて、現像器に現像剤を回収、ま
たは再利用する電圧を印加するように、信号の時間系列
を調整すると、出力画像汚染や現像剤の無駄な使用を防
止できる。
【0319】同様に、画像形成に重要な役割を果たす帯
電促進粒子等の粒子が帯電器から像担持体へ過剰に吐き
出された場合にも、現像器で回収することにより無駄な
使用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ回
転させる画像形成装置の概略構成図
【図2】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ回
転させる画像形成装置の帯電ニップ概略構成図
【図3】 実施例1に記載のシーケンスチャート
【図4】 実施例2に記載のシーケンスチャート
【図5】 実施例3に記載のシーケンスチャート
【図6】 実施例4に記載のシーケンスチャート
【図7】 実施例5に記載のシーケンスチャート
【図8】 実施例6に記載のシーケンスチャート
【図9】 感光ドラムと帯電ローラが形成するニップ部
に、導電性を有する帯電促進粒子が介在する画像形成装
置の一例の概略構成図
【図10】 各種接触帯電における帯電効率を表したグ
ラフ
【図11】 クリーナーを備え、帯電部材をカウンタ回
転させない画像形成装置の一例の概略構成図
【図12】 画像形成装置の動作行程の説明図
【図13】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させない画像形成装置の一例の概略構成図
【図14】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させない画像形成装置における、帯電電位及び帯電
ニップ上流・下流における感光ドラム表面電位の定義図
【図15】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させない画像形成装置の帯電ニップにおける、感光
ドラム帯電開始後一周目の粒子挙動模式図
【図16】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させない画像形成装置の帯電ニップにおける、感光
ドラム除電開始後一周目の粒子挙動模式図
【図17】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の一例の概略構成図
【図18】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電開始後一周
目の粒子挙動模式図
【図19】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電開始後一周
目の感光ドラム表面電位模式図
【図20】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電時かつベタ
白印字時の粒子挙動模式図
【図21】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電時かつベタ
白印字時の感光ドラム表面電位模式図
【図22】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電時かつベタ
黒印字時の粒子挙動模式図
【図23】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム除電開始後一周
目の粒子挙動模式図
【図24】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム除電開始後一周
目の感光ドラム表面電位模式図
【図25】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電時かつ転写
部に負極性電圧印加時の粒子挙動模式図
【図26】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、印字部を露光する露光装置を備える画像形成
装置の帯電ニップにおける、感光ドラム帯電時かつ転写
部に負極性電圧印加時の感光ドラム表面電位模式図
【図27】 クリーナーを備えず、帯電部材をカウンタ
回転させ、非印字部を露光する露光装置を備える画像形
成装置の一例の概略構成図
【符号の説明】
1・・帯電ローラ 2・・レーザースキャナ 3・・現像器 4・・転写ローラ 5・・クリーナー 6・・感光ドラム 7・・結像投影露光装置 8・・露光用ランプ 9・・原稿 10・・定着器 11・・帯電促進粒子 12・・帯電促進粒子供給塗布部材 S1・・帯電バイアス印加用電源 S2・・現像バイアス印加用電源 S3・・転写バイアス印加用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA37 AC16 AD02 AD06 AD31 AD36 BA03 BA08 DB12 DB13 DB14 DB15 DB22 GA01 GA17 2H134 GA01 GB02 HF13 KH17 2H200 GA14 GA23 GA34 GA52 GA57 GA59 GB37 HA03 HA28 HB12 HB22 HB48 JB13 JB48 NA02 NA06

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に対してカウンタ回転する帯電部
    材を持つ帯電器を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体の表面電位が変化した部位が、帯
    電部を通過し、現像部中央を通過してからtB[s]後
    に、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加されて
    いることを特徴とするシーケンス制御を有する画像形成
    装置。ただし、tB=(帯電部材表面をバイパスして像
    担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部材表面
    をバイパスしないで像担持体を一周した場合にかかる時
    間)である。
  2. 【請求項2】クリーナーを備えず、像担持体に対してカ
    ウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画像形成
    装置において、 少なくとも、像担持体の表面電位が変化した部位が、帯
    電部を通過し、現像部中央を通過してからtB[s]後
    に、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加されて
    いることを特徴とするシーケンス制御を有する画像形成
    装置。ただし、tB=(帯電部材表面をバイパスして像
    担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部材表面
    をバイパスしないで像担持体を一周した場合にかかる時
    間)である。
  3. 【請求項3】クリーナーを備えず、像担持体に対してカ
    ウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画像形成
    装置において、 少なくとも、像担持体の表面電位が変化した部位が、帯
    電部を通過し、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加
    されていることを特徴とするシーケンス制御を有する画
    像形成装置。ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
    して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
    材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
    かる時間)、tp=5/VPS(VPS[mm/s]は画像
    形成装置のプロセススピード)である。
  4. 【請求項4】クリーナーを備えず、像担持体に対してカ
    ウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備える画像形成
    装置において、 少なくとも、像担持体の表面電位が変化した部位が、帯
    電部を通過し、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印加
    されていることを特徴とするシーケンス制御を有する画
    像形成装置。ただし、tB=(帯電部材表面をバイパス
    して像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電部
    材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合にか
    かる時間)、tp=10/VPS(VPS[mm/s]は画
    像形成装置のプロセススピード)である。
  5. 【請求項5】画像形成装置が、印字部を露光する露光装
    置を備えていることを特徴とする請求項2から4のいず
    れかに記載のシーケンス制御を有する画像形成装置。
  6. 【請求項6】画像形成装置が、非印字部を露光する露光
    装置を備えていることを特徴とする請求項2から4のい
    ずれかに記載のシーケンス制御。
  7. 【請求項7】クリーナーを備えず、像担持体に対してカ
    ウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部を
    露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体帯電開始後一周目から二周目に切
    り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、現像
    部中央を通過してからtB[s]後に、現像剤または現
    像剤と同極性粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印
    加されていることを特徴とするシーケンス制御を有する
    画像形成装置。ただし、tB=(帯電部材表面をバイパ
    スして像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電
    部材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合に
    かかる時間)である。
  8. 【請求項8】クリーナーを備えず、像担持体に対してカ
    ウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部を
    露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体帯電開始後一周目から二周目に切
    り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、現像
    部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=5/V
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピー
    ド)である。
  9. 【請求項9】クリーナーを備えず、像担持体に対してカ
    ウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部を
    露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体帯電開始後一周目から二周目に切
    り替わって像担持体の表面電位が変化した部位が、現像
    部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=10/
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピ
    ード)である。
  10. 【請求項10】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、スキャナのレーザーパワー自動制御時にレ
    ーザー点灯状態から消灯状態に切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    B[s]後に、現像剤または現像剤と同極性粒子を現
    像器に回収する電圧が現像器に印加されていることを特
    徴とするシーケンス制御を有する画像形成装置。ただ
    し、tB=(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一
    周した場合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパス
    しないで像担持体を一周した場合にかかる時間)であ
    る。
  11. 【請求項11】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、スキャナのレーザーパワー自動制御時にレ
    ーザー点灯状態から消灯状態に切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=5/V
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピー
    ド)である。
  12. 【請求項12】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、スキャナのレーザーパワー自動制御時にレ
    ーザー点灯状態から消灯状態に切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=10/
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピ
    ード)である。
  13. 【請求項13】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と異なり、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    B[s]後に、現像剤または現像剤と同極性粒子を現
    像器に回収する電圧が現像器に印加されていることを特
    徴とするシーケンス制御を有する画像形成装置。ただ
    し、tB=(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一
    周した場合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパス
    しないで像担持体を一周した場合にかかる時間)であ
    る。
  14. 【請求項14】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と異なり、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=5/V
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピー
    ド)である。
  15. 【請求項15】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と異なり、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=10/
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピ
    ード)である。
  16. 【請求項16】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    B[s]後に、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回
    収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とする
    シーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    (帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合
    にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像
    担持体を一周した場合にかかる時間)である。
  17. 【請求項17】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=5/VPS(VPS
    [mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)であ
    る。
  18. 【請求項18】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=10/VPS(V
    PS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)で
    ある。
  19. 【請求項19】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が印字部(露光部)から非印字部
    (非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が変化
    した部位が、現像部中央を通過してからtB[s]後
    に、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に回収す
    る電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシー
    ケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯
    電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にか
    かる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持
    体を一周した場合にかかる時間)である。
  20. 【請求項20】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が印字部(露光部)から非印字部
    (非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が変化
    した部位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=5/V
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピー
    ド)である。
  21. 【請求項21】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が印字部(露光部)から非印字部
    (非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が変化
    した部位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=10/
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピ
    ード)である。
  22. 【請求項22】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から二周
    目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位
    が、現像部中央を通過してからtB[s]後に、現像剤
    とは逆極性の粒子を現像器に回収する電圧が現像器に印
    加されていることを特徴とするシーケンス制御を有する
    画像形成装置。ただし、tB=(帯電部材表面をバイパ
    スして像担持体を一周した場合にかかる時間)−(帯電
    部材表面をバイパスしないで像担持体を一周した場合に
    かかる時間)である。
  23. 【請求項23】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から二周
    目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位
    が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=5/VPS(VPS
    [mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)であ
    る。
  24. 【請求項24】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、印字部
    を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から二周
    目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位
    が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=10/VPS(V
    PS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)で
    ある。
  25. 【請求項25】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    B[s]後に、現像剤とは逆極性粒子を現像器に回収
    する電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシ
    ーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    (帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合
    にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像
    担持体を一周した場合にかかる時間)である。
  26. 【請求項26】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性粒子を現像器に回収する電
    圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケン
    ス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電部
    材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかかる
    時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体を
    一周した場合にかかる時間)、tp=5/VPS(V
    PS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)で
    ある。
  27. 【請求項27】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、転写部にかかる電圧の極性が現像剤の極性
    と同じで、高電圧から低電圧へ切り替わって像担持体の
    表面電位が変化した部位が、現像部中央を通過してから
    の経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性粒子を現像器に回収する電
    圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケン
    ス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電部
    材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかかる
    時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体を
    一周した場合にかかる時間)、tp=10/VPS(VPS
    [mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)であ
    る。
  28. 【請求項28】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が露光部から非露光部に切り替わ
    って像担持体の表面電位が変化した部位が、現像部中央
    を通過してからtB[s]後に、現像剤とは逆極性の粒
    子を現像器に回収する電圧が現像器に印加されているこ
    とを特徴とするシーケンス制御を有する画像形成装置。
    ただし、tB=(帯電部材表面をバイパスして像担持体
    を一周した場合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイ
    パスしないで像担持体を一周した場合にかかる時間)で
    ある。
  29. 【請求項29】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が露光部から非露光部に切り替わ
    って像担持体の表面電位が変化した部位が、現像部中央
    を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=5/VPS(VPS
    [mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)であ
    る。
  30. 【請求項30】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が露光部から非露光部に切り替わ
    って像担持体の表面電位が変化した部位が、現像部中央
    を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=10/VPS(V
    PS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)で
    ある。
  31. 【請求項31】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が非印字部(露光部)から印字部
    (非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が変化
    した部位が、現像部中央を通過してからtB[s]後
    に、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する電圧が
    現像器に印加されていることを特徴とするシーケンス制
    御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電部材表
    面をバイパスして像担持体を一周した場合にかかる時
    間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体を一
    周した場合にかかる時間)である。
  32. 【請求項32】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が非印字部(露光部)から印字部
    (非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が変化
    した部位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=5/VPS(VPS
    [mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)であ
    る。
  33. 【請求項33】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、出力画像が非印字部(露光部)から印字部
    (非露光部)に切り替わって像担持体の表面電位が変化
    した部位が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤とは逆極性の粒子を現像器に回収する
    電圧が現像器に印加されていることを特徴とするシーケ
    ンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電
    部材表面をバイパスして像担持体を一周した場合にかか
    る時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体
    を一周した場合にかかる時間)、tp=10/VPS(V
    PS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピード)で
    ある。
  34. 【請求項34】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、
    少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から二周
    目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位
    が、現像部中央を通過してからtB[s]後に、現像剤
    または現像剤と同極性粒子を現像器に回収する電圧が現
    像器に印加されていることを特徴とするシーケンス制御
    を有する画像形成装置。ただし、tB=(帯電部材表面
    をバイパスして像担持体を一周した場合にかかる時間)
    −(帯電部材表面をバイパスしないで像担持体を一周し
    た場合にかかる時間)である。
  35. 【請求項35】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から二周
    目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位
    が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=5/V
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピー
    ド)である。
  36. 【請求項36】クリーナーを備えず、像担持体に対して
    カウンタ回転する帯電部材を持つ帯電器を備え、非印字
    部を露光する露光装置を備える画像形成装置において、 少なくとも、像担持体の除電を開始して一周目から二周
    目に切り替わって像担持体の表面電位が変化した部位
    が、現像部中央を通過してからの経過時間が tB[s]―tp/2[s]からtB[s]+tp/2
    [s] の間では、現像剤または現像剤と同極性粒子を現像器に
    回収する電圧が現像器に印加されていることを特徴とす
    るシーケンス制御を有する画像形成装置。ただし、tB
    =(帯電部材表面をバイパスして像担持体を一周した場
    合にかかる時間)−(帯電部材表面をバイパスしないで
    像担持体を一周した場合にかかる時間)、tp=10/
    PS(VPS[mm/s]は画像形成装置のプロセススピ
    ード)である。
  37. 【請求項37】前記帯電器の帯電部材には電圧が印加さ
    れ、帯電部材が可撓性で像担持体とニップ部を形成し、
    帯電部材表面は像担持体面に対して速度差をもって移動
    し、少なくとも帯電部材と像担持体とのニップ部に導電
    性を有する帯電促進粒子が介在し、前記帯電促進粒子の
    粒径は静電潜像の構成画素サイズ以下であることを特徴
    とする請求項1から36のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  38. 【請求項38】前記帯電促進粒子の抵抗値が1×1012
    (Ω・cm)以下であることを特徴とする請求項37に
    記載の画像形成装置。
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