JP2003228169A - 露光方法及び装置 - Google Patents

露光方法及び装置

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JP2003228169A
JP2003228169A JP2002073435A JP2002073435A JP2003228169A JP 2003228169 A JP2003228169 A JP 2003228169A JP 2002073435 A JP2002073435 A JP 2002073435A JP 2002073435 A JP2002073435 A JP 2002073435A JP 2003228169 A JP2003228169 A JP 2003228169A
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exposure
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Kenichi Nakano
健一 仲野
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Topcon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の大型化に対応すると共に、高速のスル
ープットを実現することができる露光方法及び露光装置
を提供する。 【解決手段】 第1ステージと第2ステージにそれぞれ
マスクと基板を設けて配置し、露光光を反射ミラーを介
して、第1ステージ側のマスク及び基板と第2ステージ
側のマスクと基板に照射し、マスクを基板に転写する露
光方法と、第1ステージと第2ステージにそれぞれマス
クと基板を設けて配置し、露光光の光路を反射ミラーに
より切り換えて、第1ステージ側のマスク及び基板と第
2ステージ側のマスク及び基板に選択的に照射し、マス
クを基板に転写することを特徴とする露光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型サイズの基板
にマスクを転写するのに適した露光方法及び露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶用表示装置やプラズマディスプレイ
装置等が近年大型化している。液晶用表示装置用のカラ
ーフィルタを形成したガラス基板からなる液晶表示パネ
ルおよびプラズマディスプレイ装置用の表示パネル等に
用いられるガラス基板からなる表示パネルも、大型サイ
ズのガラス基板で作成されている。
【0003】このようなガラス基板にマスクを転写する
際に、分割マスクを使用して、ステップして露光してい
くステップ露光装置、分割マスクまたは一括マスクを使
用してライン状にスキャン露光していくミラープロジェ
クション露光装置、一括マスクを使用して、全面を一括
露光するプロキシミティ露光装置等が従来から知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の露光装置においては、基板の大型化に対応す
ることと、高速のスループットを実現することが困難で
あった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
基板の大型化に対応すると共に、高速のスループットを
実現することができる露光方法及び露光装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段を例示
すると、、特許請求の範囲の各請求項に記載された露光
方法及び露光装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、第1ステージ
と第2ステージを配置し、それらの第1及び第2ステー
ジにそれぞれマスクと基板を設け、露光光の光路を反射
ミラーにより切り換え、第1ステージ側のマスク及び基
板と第2ステージ側のマスク及び基板に選択的に照射
し、マスクを基板に転写する。
【0008】マスクと基板が第1ステージと第2ステー
ジの両方に同時に存在することは好ましいが、本発明
は、その実施形態に限定されない。たとえば、第1ステ
ージと第2ステージで行う転写のタイミングをずらして
もよい。
【0009】転写の際に、第2ステージ側の基板に対す
るマスク転写が終了する前に、第1ステージ側の基板に
対するマスク転写を開始することが好ましい。
【0010】また、本発明によれば、第1ステージと第
2ステージにそれぞれマスクと基板を配置し、かつ、露
光光を切り換える反射ミラーを配置する。そして第1ス
テージ側のマスク及び基板と第2ステージ側のマスクと
基板に露光光を選択的に照射し、マスクを基板に転写す
る。
【0011】好ましくは、転写の際に、第2ステージ側
の基板に露光光を導光する光路と、第1ステージ側の基
板に露光光を導光する光路とを切り換える。
【0012】本発明による露光装置は、第1ステージと
第2ステージにそれぞれマスクと基板を同時に又は別の
タイミングで配置し、反射ミラーを介して、露光光を選
択的に第2ステージ側のマスク及び基板と第2ステージ
側のマスク及び基板に照射し、マスクを基板に転写す
る。
【0013】好ましくは、転写の際に、第2ステージに
おいて基板に対するマスク転写が終了する前に、第1ス
テージにおいて基板のマスク転写を開始させるように制
御する制御手段を設ける。
【0014】また、第1ステージと第2ステージを対に
して配置し、それらにそれぞれマスクと基板を配置す
る。そして、露光光を反射ミラーで切り換え、第1ステ
ージ側のマスク及び基板と第2ステージ側のマスク及び
基板に照射し、マスクを基板に転写する。
【0015】この場合も、転写の際に、第2ステージ側
の基板に露光光を導光する光路と、第1ステージ側の基
板に露光光を導光する光路とを切り換える切換手段(好
ましくは反射ミラー)を設けることが好ましい。
【0016】また、本発明の別の実施形態においては、
第1ステージにおいて基板のマスク転写をしている間
に、第2ステージにマスクと基板を配置する。そのあ
と、露光光を反射ミラーで切り換え、第2ステージ側の
マスク及び基板に照射し、マスクを基板に転写する。そ
のように第2ステージおいて基板に対するマスク転写を
している間に、第1ステージにマスクと基板を配置す
る。
【0017】本発明の別の実施形態においては、第1ス
テージと第2ステージをそれぞれ所定の方向に少し(た
とえば1個の露光面の寸法分だけ)往復移動させて、そ
の移動ごとに分割露光する。たとえば、第1ステージに
配置されたマスクの4つの露光面のうち、2つずつ分割
して露光を行うために、第1ステージ自体が左右に1つ
の露光面分だけ移動するようにする。第2ステージにお
いても、同様に、第2ステージに配置されたマスクの残
り2つの露光面のうち、1つずつ分割して露光を行うた
めに、第2ステージ自体が左右に1つの露光面分だけ移
動するようにする。マスクの全ての露光面の面積が極め
て大きく、一度に複数(4つ)の露光面を転写すること
が困難な場合に、少なくとも半分(2つ)ずつ分割して
露光することにより、作業効率をあげることができる。
【0018】また、マスクよりも基板そのものが大きい
場合、当然、一括露光は困難であり、最小限2回の露光
で液晶用表示パネル基板ができあがるようにする。そう
すると、基板を1つの露光用ステージに置く時間は少な
くて済み、作業効率を上げることができる。一括露光で
は、露光時間が多くなってしまうが、2回に分けて分割
露光する場合は、その略半分で済む。そのため、1つの
露光用ステージ上に置く時間が少なくて済み、作業効率
があがる。
【0019】照明光源の配置の設計上の制約のために、
基板の搬送に際して迂回経路をとることができる。しか
し、本発明はその形態に限定されない。
【0020】本発明のさらに別の実施形態においては、
前工程のコンベアと、第1及び第2ステージと、後工程
のコンベアとを直線に沿って直列に配置し、第1及び第
2ステージ間に光路切り替え用の反射ミラーを設ける。
第1及び第2ステージの各々にエンドレス式コンベアを
設けて、基板を搬送するのが好ましい。さらに、第1及
び第2ステージの間にランプハウスを設けて、そこに光
路の切換手段(好ましくは回転式の反射ミラー)を配置
し、かつ、その周囲にエンドレス式のコンベアを設け
る。それにより、基板を第1ステージから第2ステージ
に搬送する。これらのコンベアは、基板の特性に合った
ものにする。好ましくは、第1及び第2ステージのコン
ベアと、ランプハウスのコンベアは、別種のものとす
る。
【0021】本発明は、種々の露光装置に適用できる。
例えば、基板にマスクを転写する際に、分割マスクを使
用して、ステップ式に露光していくステップ露光装置、
分割マスクまたは一括マスクを使用してライン状にスキ
ャン露光していくミラープロジェクション露光装置、一
括マスクを使用して全面を一括露光するプロキシミティ
露光装置等である。
【0022】本発明では、基板を1個所にとどめておく
時間を極力少なくして、基板を多く流れるようにするこ
とで、作業効率をあげることができる。
【0023】
【実施例】図面を参照しつつ、本発明の複数の実施例を
説明する。
【0024】まず、図1〜2を参照して、実施例1を説
明する。
【0025】図1は、本発明の実施例1によるプロキシ
ミティ露光装置1(以下、単に装置1という)を上から
見た概略配置図である。
【0026】装置1の前面側(図1の上側)には、基板
作成の前工程からコンベア15により搬送されてきた基
板2(例えばガラス基板等)を搬送するための第1搬送
ロボット3が設けられている。基板2の大きさの一例と
しては、数百mm×数百mmのものがある。
【0027】ロボット3は、レール17にガイドされて
装置1の前面側(図1の上側)の左右両端間を移動自在
となっている。
【0028】図1の実施例では、1本のレール17に1
台のロボット3が移動可能に配置されているが、本発明
はこれに限定されない。例えば、より高速のスループッ
トを実現する場合には、1本のレール17に2台のロボ
ットを移動可能に配置することができる。
【0029】装置1の中間領域の両側には、露光光照射
用の第1ステージ4と第2ステージ5が設けられてお
り、それらの間に、露光光の照明光源16が設けられて
いる。
【0030】上述した第1搬送ロボット3には、基板2
を露光光照射用の第1ステージ4に搬送するためのアー
ムが設けられており、従来の真空チャック等で基板2を
第1ステージ4に搬送する。このアームは、従来から知
られたフロッグアーム等のようなアームであってもよ
い。同様に、このアームによって、第2ステージ5から
第1搬送ロボット3に基板2が渡される。
【0031】第1ステージ4では、図2に示されている
ように、第1ステージ4の上に基板が配置され、さら
に、その基板2の上に数ミクロンの所定間隔を空けてマ
スク6が配置される。たとえば、第1ステージ4が一旦
降下し、マスク6と第1ステージ4との間隔を開けて、
そこに基板2を挿入し、第1ステージ4の上面の所定位
置に基板2を配置し、第1ステージ4を上昇させて、所
定位置で停止する。
【0032】装置1の中央付近に設けられた露光光の照
明光源16は、12kWの出力を備えている。光源16
の下部(装置内部)に設けられた反射ミラー7と、第1
ステージ4および第2ステージ5の上部にそれぞれ設け
られた反射ミラー8、9を介して、第1ステージ4と第
2ステージ5にそれぞれ配置された基板2上に選択的に
露光光を照射するように構成されている。反射ミラー7
の傾く方向を切り換えることにより、光路の選択(切
換)を行う。
【0033】光源16の下部に設けられた反射ミラー7
は、第1ステージ4側か、あるいは第2ステージ5側に
傾斜可能であり、制御手段(図示せず)に接続されてい
て、露光光の2つの光路10、11の一方に選択的に切
り換えるように制御されている。
【0034】装置1の後面(図1の下側)には、基板2
を搬送するための第2搬送ロボット12が設けられてい
る。この第2搬送ロボットは、第1ステージ4から(ア
ームを介して)第2ステージ5に基板2を搬送する。第
2ステージ5は、露光光の照明光源16を真ん中にして
第1ステージ4とは反対側に設けられている。
【0035】第2搬送ロボット12は、レール17にガ
イドされて装置1の後面側(図1の下側)の左右両端間
を移動自在となっている。
【0036】図1の実施例では、1本のレール17に1
台のロボット12が配置されているが、本発明はこれに
限定されない。例えば、より高速のスループットを実現
する場合には、1本のレール17に2台のロボットを配
置することができる。
【0037】ロボット12は、マスクカート18からマ
スク6を受けとって、第1及び第2ステージ4、5にマ
スク6を移送する。
【0038】ロボット3やロボット12は、2台並列し
て固定して設けてもよい。
【0039】第2ステージ5では、第1ステージ4と同
様に、数ミクロンの所定間隔を空けてマスク6が配置さ
れる。そして、第2ステージ5上に配置された基板2
は、第1ステージ4と同様に、第2ステージ5が一旦降
下してマスク6と第2ステージ5との間隔を空けて、基
板2を配置し、第2ステージ5上に基板2を配置する。
【0040】第2ステージ5上に配置された基板2は、
露光光の光路切換手段(好ましくは反射ミラー7)を介
して、第2ステージ5上に露光光を照射し、基板2を露
光する。
【0041】なお、第1ステージ4においてなされた露
光面と重複する露光面が二重に露光されないように、そ
の面には遮蔽板(図示せず)が覆うように配置されてい
る。
【0042】第2ステージ5上で露光された基板2は、
第1搬送ロボット3のアームを介して送られ、後処理工
程にコンベア19により搬送されることになる。
【0043】前工程(または後工程)とロボット3との
間で搬送される際に基板2は90゜回転されてから搬送
される。そのとき、ロボット本体の上に作られたアーム
部が回転するようになっており、前工程からの基板をア
ーム部が受け取り、アーム部が旋回して露光ステージ1
のほうへ基板を搬送する。ロボット12も、同様の作動
を行うものである。
【0044】両ステージ4、5への露光のタイミングは
いろいろな形で設定できる。
【0045】たとえば、第2ステージ上5に搬送された
基板2の露光処理が行われる前に、第1ステージ4に次
の基板2を配置して露光処理を開始することができる。
この場合、連続して2枚の基板2の露光処理を実現する
ことができ、高いスループットを実現することができ
る。
【0046】同様に、露光光の照明光源16の下部に設
けられた反射ミラー7を傾動させることにより同時に2
枚の基板2の露光処理を実現することができ、並列した
露光処理を行うことができる。
【0047】また、従来一括露光が困難であった大面積
の基板2においても、本発明では、第1及び第2ステー
ジで分割して、少なくとも2回の露光処理で実現するこ
とが可能である。その場合、いかなる大型の基板であっ
ても露光処理を実現することができる。
【0048】図3を参照して、本発明の実施例2を説明
する。図1〜2の実施例1と図3の実地例2において、
同一符号で示した部分や部材は、同一のものであり、同
一の動作をする。
【0049】図3において、第1ステージ4’に配置さ
れたマスク6’の4つの露光面のうち、2点鎖線の長方
形で示してあるように、2つずつ分割して露光を行うた
めに、第1ステージ4’自体が左右に1つの露光面の寸
法分だけ移動する。第2ステージ5’においても、同様
に、2点鎖線の長方形で示してあるように、第2ステー
ジ5’に配置されたマスク6’の残り2つの露光面のう
ち、1つずつ分割して露光を行うために、第2ステージ
5’自体が左右に1つの露光面の寸法分だけ移動する。
【0050】この図3の実施例2においては、マスク
6’の露光面の面積が極めて大きく、一度に4つの露光
面を転写することが困難な場合に、少なくとも2つずつ
分割して露光することにより、作業効率をあげることが
できる。
【0051】図4〜5を参照して、本発明の実施例3を
説明する。
【0052】図4〜5において、前工程のコンベア5
5、第1ステージ44、照明光源56、その下方に設け
られた光路切り替え用の反射ミラー47、第2ステージ
45、後工程のコンベア59がほぼ1つの直線に沿って
直列に配置されている。基板42は、前工程のコンベア
55から後工程のコンベア59に至る際に、幅方向や高
さ方向には移動することなく、ほぼ直線に沿って、まっ
すぐ進んでいく。
【0053】図4〜5の実施例3をさらに詳細に説明す
る。
【0054】図4は、プロキシミティ露光装置41(以
下、単に装置1という)を上から見た概略配置図であ
る。
【0055】装置41の左端側には、第1ステージ44
が設けられている。前工程のコンベア55により搬送さ
れてきた基板42(例えばガラス基板等)は、そのまま
の向きで上下左右に動くことなく、第1ステージ44の
所定位置まで搬送される。
【0056】基板42の大きさの一例は、タテの寸法が
数百mmで、ヨコの寸法が数百mmである。
【0057】装置41には、前工程のコンベア55と後
工程コンベア59の間に、直線に沿って露光光照射用の
第1ステージ44と第2ステージ45が配置されてお
り、それらの間に、露光光の照明光源56が設けられて
いる。照明光源56の真下には、反射ミラー47が回転
又は傾斜可能に設けられている。
【0058】第1ステージ44と第2ステージ45の周
囲には、それぞれ薄いシート状のエンドレス式コンベア
61、62が矢印の方向に複数のガイド63に案内され
て巡回移動するように配置されている。
【0059】第1ステージ44と第2ステージ45の間
には、所定のスペースに設けられていて、そこにランプ
ハウス64が配置されている。このランプハウス64に
は光路切り替え用の反射ミラー47が配置されている。
その反射ミラー47の真上に露光光用の12kWタイプ
の照明光源56が配置されている。
【0060】さらに、このランプハウス64には、複数
のガイド63に案内されて矢印の方向に巡回して移動す
るように、特殊コンベア66が設けられている。この特
殊コンベア66は、基板42を支持して搬送するための
矩形の支持部67を有する。この支持部67は、厚いシ
ート状の部材からなり、基板42の寸法よりも少し大き
い寸法を有する。特殊コンベア66には、そのような支
持部67のところを除いて、照明光源56からの光路を
妨害するものは何も存在しない。基板42を第1ステー
ジ44から第2ステージ45に移送する必要が生じたと
きのみ、特殊コンベア66が作動して周回する。それに
より、支持部67は、図5に示す上方巡回コース(第1
及び第2ステージ44、45の上面と同一レベルに位置
する)を図5の左から右に移動して巡回する。
【0061】露光装置内における基板42の搬送は、基
板42の特性に合ったコンベア61、62、66によっ
て行う。
【0062】露光ステージ44、45とランプハウス6
4で別種のコンベアを採用するのが好ましい。
【0063】第1ステージ44では、数ミクロンの所定
間隔を空けてマスク46が配置される。たとえば、マス
ク46が一旦上昇し、マスク46と第1ステージ44の
間隔を開けてから、基板42を第1ステージ44の上面
の所定位置に配置し、第1ステージ44上に基板2を位
置決めする。そのあと、マスク46を所定位置に下降さ
せる。
【0064】装置41の中央領域に設けられた露光光の
照明光源56は、光源56の下方(装置内部)に設けら
れた反射ミラー47と、第1ステージ44および第2ス
テージ45の上方に設けられた反射ミラー48、49を
介して、反射ミラー47の傾く方向を切り換えることに
より、第1ステージ44あるいは第2ステージ45に配
置された基板42上に露光光を照射するように構成され
ている。
【0065】第1ステージ44と第2ステージ45の間
で、かつ光源56の下方に設けられた反射ミラー47
は、第1ステージ44側か、あるいは第2ステージ45
側に傾斜可能であり、制御手段(図示せず)に接続され
ていて、露光光の2つの光路50、51の一方に選択的
に切り換えられるように制御されている。
【0066】必要に応じて、ロボット(図示せず)をラ
ンプハウス64に隣接して設けて、マスクカート(図示
せず)からマスク46を受けとって、第1及び第2ステ
ージ44、45の上方の所定位置にマスク46を移送し
て配置する。
【0067】第2ステージ45でも、第1ステージ44
と同じように、数ミクロンの所定間隔を空けてマスク4
6が配置される。たとえば、第2ステージ45上に基板
42を位置決めする際に、第1ステージ44と同様に、
マスク46が一旦上昇して、マスク46と第2ステージ
45との間隔を空けてから、基板42を第2ステージの
所定位置に配置し、第2ステージ45上に基板42を位
置決めする。そのあと、マスク46を所定位置まで下降
させる。
【0068】第2ステージ45上に配置された基板42
は、反射ミラー47を介して、第2ステージ45上の基
板42に露光光を照射し、基板2を露光する。
【0069】なお、第1ステージ44においてなされた
露光面と重複するように露光面が二重に露光されること
を避けるために、その面には、遮蔽板(図示せず)が覆
うように配置されている。
【0070】第2ステージ45上で露光された基板42
は、そのままの向きで後処理工程にコンベア59により
搬送される。
【0071】基板42の搬送方法をさらに詳細に説明す
る。
【0072】基板42は、前工程で製造され、コンベア
55により装置41の入口に搬送されてくる。そのコン
ベア55の終端近くに基板42が到来したとき、第1ス
テージ44のコンベア61が動作を開始して、所定の速
度で巡回する。それにより、基板42は、前工程のコン
ベア55から第1ステージ44のコンベア61に移動し
て、そのまま水平状態を維持しつつ第1ステージ44の
上面の所定位置まで搬送される。そして、コンベア61
が停止する。第1ステージ44の上方に離れて待機して
いたマスク46が下降して、数ミクロンの接近位置で停
止する。そのあと、第1ステージ44で露光処理が実行
される。
【0073】露光後に、マスク46が上昇して、再びコ
ンベア61が始動して、基板42が第2ステージ45に
向って搬送される。このとき、コンベア66も始動し、
ランプハウス64の上方コース以外のところ(下方コー
スや側方コース)に待機していたコンベア66の支持部
67が上方コースの始端部(図5の左上隅の部分)に到
来する。そして、このコンベア66の支持部67が第1
ステージ44のコンベア61から基板42を受けとり、
そのまま水平状態に基板42を支持しつつ搬送する。
【0074】基板42がコンベア66の支持部67によ
って支持されて上方の巡回コースの右端近くに到来する
前に、第2ステージ45のコンベア62が始動する。基
板42は、コンベア66の支持部67から第2ステージ
45のコンベア6に移動して、そのまま水平状態を維持
しつつ第2ステージ45の上面の所定位置まで搬送され
る。そして、コンベア62が停止する。第2ステージ4
5の上方に離れて待機していたマスク46が下降して、
数ミクロンの接近位置で停止する。そのあと、第2ステ
ージ45で露光処理が行われる。
【0075】第2ステージ45での露光処理のあと、マ
スク46が上昇し、コンベア62が始動し、基板42が
装置1の出口に到り、さらに後工程のコンベア59に向
けて搬送される。
【0076】基板42は、装置1の出口で、第2ステー
ジ45のコンベア62から後工程のコンベア59に移さ
れて、さらに、そのコンベア59によって後工程の所望
の場所に搬送されていく。
【0077】また、第1及び第2ステージ44、45へ
の露光のタイミングはいろいろな形で設定できる。
【0078】たとえば、第2ステージ上45に搬送され
た基板42の露光処理が行われる前に、第1ステージ4
4に次の基板42を配置して露光処理を開始することが
できる。この場合、連続して2枚の基板42の露光処理
を実現することができる。
【0079】同様に、露光光の照明光源56の下部に設
けられた反射ミラー47を傾動させることにより同時に
2枚の基板42の露光処理を実現することができ、並列
した露光処理を行うことができる。
【0080】また、大面積の基板42については、第1
及び第2ステージ44、45で分割して、少なくとも2
回の露光処理で実現することが可能である。その場合、
いかなる大型の基板であっても露光処理を実現すること
ができる。
【0081】基板42の位置を検出する手段や、基板4
2を位置決めするための手段や、マスク46の上昇や下
降をコントロールする手段や、種々のコンベア55、5
9、61、62、66の作動をコントロールする手段
や、これらの全体的な動作タイミングをコントロールす
る手段は、従来公知の任意のものを採用することができ
るので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0082】本発明は、前述の実施例に限定されない。
【0083】たとえば、基板は、コの字状や直線状に移
動するだけでなく、円形状その他の形状に沿って移動す
るようにしてもよい。
【0084】また、光路の切換手段は、反射ミラー以外
のものを採用してもよい。反射ミラーの制御は種々の形
態がある。
【0085】また、図1〜2の実施例1において、ロボ
ット3を2台並列して固定して設けてもよい。ロボット
12についても同様である。
【0086】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、基板の大型化に
対応すると共に、高速のスループットを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による装置全体を上から見た
図である。
【図2】図1の装置を側面から見た図である。
【図3】本発明の実施例2による装置全体を上から見た
図である。
【図4】本発明の実施例3による装置全体を上から見た
図である。
【図5】図4の装置を側面から見た図である。
【符号の説明】
1、41 プロキシミティ装置 2、42 基板 3 第1搬送ロボット 4、4’、44 第1ステージ 5、5’、45 第2ステージ 6、6’、46 マスク 7、8、9、47、48、49 反射ミラー 10、11、50、51 光路 12 第2搬送ロボット 16、56 光源 17 レール 18 マスクカート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ステージと第2ステージにそれぞれ
    マスクと基板を配置し、第1ステージ側のマスク及び基
    板と第2ステージ側のマスク及び基板に選択的に露光光
    を照射し、マスクを基板に転写することを特徴とする露
    光方法。
  2. 【請求項2】 転写の際に、第2ステージ側の基板に対
    するマスク転写が終了する前に、第1ステージ側の基板
    に対するマスク転写を開始することを特徴とする請求項
    1に記載の露光方法。
  3. 【請求項3】 第1ステージと第2ステージにそれぞれ
    マスクと基板を配置し、露光光を第1ステージ側のマス
    ク及び基板と第2ステージ側のマスク及び基板に反射ミ
    ラーを介して照射し、マスクを基板に転写することを特
    徴とする露光方法。
  4. 【請求項4】 転写の際に、第2ステージ側の基板に露
    光光を導光する第1光路と、第1ステージ側の基板に露
    光光を導光する光路とを反射ミラーによって切り換える
    ことを特徴とする請求項3に記載の露光方法。
  5. 【請求項5】 マスクと基板を設ける第1ステージと、
    マスクと基板を設ける第2ステージを配置し、第1ステ
    ージに至る露光光の光路と、第2ステージに至る露光光
    の光路とを切り換える反射ミラーを設けたことを特徴と
    する露光装置。
  6. 【請求項6】 転写の際に、第2ステージにおいて基板
    に対するマスク転写が終了する前に、第1ステージにお
    いて基板のマスク転写を開始させるように制御すること
    を特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 第1ステージと第2ステージにそれぞれ
    マスクと基板を設けて配置し、露光光の光路を反射ミラ
    ーにより切り換えて、第1ステージ側のマスク及び基板
    と第2ステージ側のマスク及び基板に選択的に照射し、
    マスクを基板に転写することを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 第1ステージと第2ステージの間に反射
    ミラーを配置し、転写の際に、反射ミラーを回転させる
    ことにより、第2ステージ側の基板に露光光を導光する
    光路と、第1ステージ側の基板に露光光を導光する光路
    とを切り換える構成にしたことを特徴とする請求項5〜
    7のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 第1ステージに配置されたマスクの複数
    の露光面を分割して露光を行うために、第1ステージ自
    体が所定方向に移動するようにし、第2ステージについ
    ても、同様に、第2ステージに配置されたマスクの残り
    の露光面を分割して露光を行うために、第2ステージ自
    体が所定方向に移動する構成にしたことを特徴とする請
    求項5〜8のいずれか1項に記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 基板がロボットによって第1ステージ
    及び第2ステージに搬入され、かつ搬出される構成にし
    たことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載
    の露光装置。
  11. 【請求項11】 基板がコンベアによって第1ステージ
    及び第2ステージに搬入され、かつ搬出される構成にし
    たことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載
    の露光装置。
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