JP2003227742A - 燃料計 - Google Patents

燃料計

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JP2003227742A JP2002025870A JP2002025870A JP2003227742A JP 2003227742 A JP2003227742 A JP 2003227742A JP 2002025870 A JP2002025870 A JP 2002025870A JP 2002025870 A JP2002025870 A JP 2002025870A JP 2003227742 A JP2003227742 A JP 2003227742A
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元浩 高塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に燃料残量を明確に認識でき、且つ、コス
ト削減の効果が高く、信頼性の高い燃料計を提供する。 【解決手段】 主測定手段11及び副測定手段21によ
るそれぞれの測定結果が合成されて、これに対応する燃
料残量が算出される。この燃料残量は、比較判断手段3
3にてしきい値と比較されて、いずれの燃料タンクにお
いて液位変動しているかが判断される。そして、副燃料
タンク2において液位変動していると判断される場合に
は、主燃料タンク1及び副燃料タンク2の合計容量に基
づいて指針6aの指示角度範囲を割り当て、主燃料タン
ク1において液位変動していると判断される場合には、
主燃料タンク1の容量に基づいて指針6aの指示角度範
囲を割り当てて、この割り当てられた指示角度範囲にわ
たって指針6aが回動制御される。更に、いずれの燃料
タンクにおいて液位変動しているかを区別するための識
別情報が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料計に関し、特
に、燃料残量によって表示スケールを切り替え可能にし
た燃料計に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、国内はもとより長距離走行の機会
の多い海外への輸出を想定して大容量の燃料タンクを備
えた車両が開発されている。この場合、部品共通化等の
観点から、海外用車両に対しては国内用車両に用いられ
る燃料タンクを複数個搭載することによって大容量化を
図るようにすることが多い。ところが、このような車両
に燃料計を搭載する場合、以下に示すような様々な問題
が発生する。
【0003】図6(A)及び図6(B)はそれぞれ、燃
料タンクが複数個搭載された場合の第1従来例及び第2
従来例を示すブロック図である。ここでは、説明を単純
化するために、2つの燃料タンクを搭載するものと想定
して説明する。なお、以降の説明では燃料タンクを1つ
だけ搭載する車両を単燃料タンク車両と記載し、複数の
燃料タンクを搭載する車両を複燃料タンク車両と記載す
る。
【0004】まず、図6(A)に示す第1従来例では、
2対の燃料タンク及び燃料計、すなわち、主燃料タンク
91及び主燃料計92、副燃料タンク93及び副燃料計
94が車載される。この主燃料計92及び副燃料計94
は、回動する指針によって燃料残量を指示するアナログ
式のものである。主燃料タンク91及び副燃料タンク9
3、主燃料計92及び副燃料計94は共に同等のもので
あるが、一方の対は主、他方の対は副として割り当てら
れている。また、これら燃料タンク91、93及び燃料
計92、94は、部品共通化のために、単燃料タンク車
両に使用されるものが使用される。なお、各燃料タンク
91、93と燃料計92、94との間には、各種駆動回
路、A/D変換器、マイクロコンピュータ等が介在する
が、ここではそれらは省略している。そして、この第1
従来例では、主燃料タンク91及び副燃料タンク93の
燃料残量がそれぞれ独立的に、主燃料計92及び副燃料
計94にて示される。
【0005】また、図6(B)に示す第2従来例では、
主燃料タンク91、副燃料タンク93、アナログ式の燃
料計92′、及び燃料ポンプ切替器95が車載される。
主燃料タンク91及び副燃料タンク93は、上記第1従
来例と同様、それらは同等のものであるが、一方は主、
他方は副として割り当てられている。また、これら燃料
タンク91、93及び燃料計92′は、部品共通化のた
めに、単燃料タンク車両に使用されるものが使用され
る。なお、各燃料タンク91、93と燃料計92′との
間には、各種駆動回路、A/D変換器、マイクロコンピ
ュータ等が介在するが、ここでもそれらは省略してい
る。そして、この第2従来例では、燃料ポンプ切替器9
5により、主燃料タンク91又は副燃料タンク93のい
ずれかが選択されて、選択された方のタンクから消費さ
れる。そして、選択された方のタンクの燃料残量が燃料
計92′にて示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1従
来例では、燃料計が燃料タンクに対応した数だけ必要と
なるうえ、これにともなう回路配線も複雑化する。ま
た、複数の燃料計によりインパネ上のスペースを圧迫す
る等の問題も発生する。更に、図示しないが、いずれの
タンクを使用するかの切替機構等も必要である。一方、
第2従来例でも正副それぞれに独立した回路配線が必要
であるうえ、燃料ポンプ切替器95も別途必要となる。
すなわち、第1及び第2いずれの従来例も、複燃料タン
ク車両に適用する場合、回路配線や構造が複雑化すると
いう問題が発生する。
【0007】構造を簡単にするため、主燃料タンク91
及び副燃料タンク93を連結して大容量化し、ひとつの
燃料計にて残量表示させるというアイディアも提案され
ているが、単燃料タンク車両への適用も考えた場合、燃
料タンクの最大容量が不明確になる。これを考慮して、
燃料計に単燃料タンク及び複燃料タンクにそれぞれ対応
した容量表示を入れると、燃料計のバリエーションが増
加して、部品管理複雑化やコスト高を引き起こす。ま
た、単燃料タンク時と複燃料タンク時との容量差が大き
いため混乱を招く。更に、燃料残量警報は燃料残量と最
大容量との比率に基づいて行っていたので、複燃料タン
ク時と単タンク時との燃料残量が異なるという付加的な
問題もある。
【0008】よって本発明は、上述した現状に鑑み、常
に燃料残量を明確に認識でき、且つ、コスト削減の効果
が高く、信頼性の高い燃料計を提供することを課題とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の燃料計は、図1に示すよう
に、主燃料タンク1及び副燃料タンク2と、前記主燃料
タンク1及び前記副燃料タンク2にそれぞれ装着され
て、前記主燃料タンク1中及び前記副燃料タンク2中の
燃料の液位を測定する主測定手段11及び副測定手段2
1とを備え、液位低下時には前記副燃料タンク2から先
に液位変動し前記副燃料タンク2が空状態になった後に
前記主燃料タンク1が液位変動し、液位上昇時には前記
主燃料タンク1から先に液位変動し前記主燃料タンク1
が満状態になった後に前記副燃料タンク2が液位変動し
ていくように構成された車両に搭載される燃料計であっ
て、予め定められた指示角度範囲にわたって回動する指
針にて燃料残量を指示する燃料残量指示手段31と、前
記主測定手段11及び前記副測定手段21によるそれぞ
れの測定結果を合成して、これに対応する燃料残量を算
出する燃料残量算出手段32と、前記燃料残量を、前記
主燃料タンク1又は前記副燃料タンク2のいずれにおい
て液位変動しているかを判断する基準となるしきい値と
比較して、いずれの燃料タンクにおいて液位変動してい
るかを判断する比較判断手段33と、前記副燃料タンク
2において液位変動していると判断される場合には、前
記主燃料タンク1及び前記副燃料タンク2の合計容量に
基づいて前記指針の指示角度範囲を割り当て、前記主燃
料タンク1において液位変動していると判断される場合
には、前記主燃料タンク1の容量に基づいて前記指針の
指示角度範囲を割り当てて、この割り当てられた角度範
囲にわたって前記指針を回動させる指針制御手段34
と、前記いずれの燃料タンクにおいて液位変動している
かの判断に基づき、その旨を区別するための識別情報を
表示する識別情報表示手段35とを含むことを特徴とす
る。
【0010】請求項1記載の発明によれば、主測定手段
11及び副測定手段21によるそれぞれの測定結果が合
成されて、これに対応する燃料残量が算出される。この
燃料残量は、比較判断手段33にてしきい値と比較され
て、いずれの燃料タンクにおいて液位変動しているかが
判断される。そして、副燃料タンク2において液位変動
していると判断される場合には、主燃料タンク1及び副
燃料タンク2の合計容量に基づいて指針の指示角度範囲
を割り当て、主燃料タンク1において液位変動している
と判断される場合には、主燃料タンク1の容量に基づい
て指針の指示角度範囲を割り当てて、この割り当てられ
た指示角度範囲にわたって指針が回動制御される。更
に、いずれの燃料タンクにおいて液位変動しているかを
区別するための識別情報が表示される。すなわち、いず
れの燃料タンクが液位変動しているかに基づいて燃料残
量の表示スケールが切り替えられ、更にそれが識別情報
表示手段35にて識別表示される。
【0011】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の燃料計は、図1に示すように、請求項1記載の
燃料計において、前記識別情報表示手段35は、前記主
燃料タンク1において液位変動していると判断される場
合にのみ、前記識別情報として前記主燃料タンク1の略
最大容量を示す意匠を表示することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、主燃料タン
ク1において液位変動していると判断される場合にの
み、識別情報として主燃料タンク1の略最大容量を示す
意匠が表示されるので、確実にいずれの燃料タンクが液
位変動しているかを認識できる。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の燃料計は、図1に示すように、請求項1又は2
記載の燃料計において、前記しきい値は、前記主測定手
段11及び前記副測定手段21による測定値の出力変動
のない不感帯域をカバーするように設定された、主燃料
タンク側しきい値A及び副燃料タンク側しきい値Bから
構成され、前記指針制御手段34は、前記燃料の液位が
減少して前記主燃料タンク側しきい値A以下になり前記
主燃料タンク1において液位変動していると判断される
場合には、前記主燃料タンク1の容量に対する燃料残量
を指示するように前記指針を前記指示角度範囲にわたっ
て回動させ、前記燃料の液位が増加して前記副燃料タン
ク側しきい値B以上になり前記副燃料タンク2において
液位変動していると判断される場合には、前記合計容量
に対する燃料残量を指示するように前記指針を前記指示
角度範囲にわたって回動させることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、しきい値は
主測定手段11及び副測定手段21による測定値の出力
変動のない不感帯をカバーするように、ヒステリシス領
域を持たせて設定されている。したがって、複燃料タン
クを用いた場合に起こり得るスケール切替点におけるチ
ャタリング等による不安定性が解決される。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の燃料計は、図1に示すように、請求項3記載の
燃料計において、前記燃料残量算出手段32にて算出さ
れた前記燃料残量を、燃料残量不足を警告すべき予め設
定された所定の燃料残量警告値Cと比較し、この比較結
果に基づき燃料残量警告する燃料残量警告手段36、を
更に含むことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明によれば、燃料残量が
所定の燃料残量警告値Cと比較されて燃料残量警告され
るので、単燃料タンク、又は複燃料タンクの使用にかか
わらず燃料残量警告の基準が統一される。
【0017】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の燃料計は、図1に示すように、請求項4記載の
燃料計において、前記主測定手段11及び前記副測定手
段21は共に、前記液位変動に応じて抵抗値を変化させ
るタイプの液位センサであり、前記燃料残量は、前記主
測定手段11及び前記副測定手段21のそれぞれの抵抗
値の合成抵抗値に基づくことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、液位変動に
応じて抵抗値を変化させるタイプの液位センサが用いら
れ、燃料残量はこれらの合成抵抗値に基づくので、非常
に簡易な構成で故障の少ない燃料計が得られる。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の燃料計は、図1に示すように、請求項1〜5い
ずれか記載の燃料計において、前記主燃料タンク1及び
前記副燃料タンク2の両方が使用されるか、或いは、前
記これらの一方のみが使用されるかを識別する識別手段
37を更に有し、前記一方のみが使用される場合には、
前記指針制御手段34は、使用される燃料タンクに対応
して装着された液位測定手段にて検出される液位検出出
力に基づいて前記指針を前記指示角度範囲にわたって回
動させることを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明によれば、主燃料タン
ク1及び副燃料タンク2の両方が使用されるか、或い
は、一方のみが使用されるかを識別する識別手段37を
更に有しているので、単燃料タンク車両向けに対しても
容易に適合させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図2
〜図5を用いて説明する。図2(A)は本発明の一実施
形態を示すブロック図であり、図2(B)は図2(A)
における制御部及び表示部をより詳しく示すブロック図
である。
【0022】図2(A)に示すように、本燃料計は車載
され、主燃料タンク1、副燃料タンク2、制御部3、指
針駆動回路4、LED駆動回路5及び表示部6を含んで
構成される。
【0023】主燃料タンク1及び副燃料タンク2は、車
両の中央部から後部あたりに搭載され、ガソリン等の燃
料を貯蔵する。これら主燃料タンク1及び副燃料タンク
2は、例えば、それぞれ約90L(リットル)のタンク
容量を有する。主燃料タンク1及び副燃料タンク2は連
結され、その合計容量は約180Lであるが、副燃料タ
ンク2から先に液位変動していくようにして車両に搭載
されている。すなわち、給油口から燃料が注入されて主
燃料タンク1及び副燃料タンク2が満状態にされた後、
走行に伴うエンジン駆動等による燃料消費により、副燃
料タンク2の液位から先に低下していく。そして、副燃
料タンク2が空状態になると、次に主燃料タンク1の液
位が低下する。
【0024】給油されると、先に主燃料タンク1の液位
が上昇して主燃料タンク1が満状態になると、次に副燃
料タンク2の液位が上昇する。このように液位変動する
最も簡単な例は、副燃料タンク2の最低部が主燃料タン
ク1の最高部よりも高くなるように両タンクを配置すれ
ばよい。但し、これ以外の方法であってもよい。各主燃
料タンク1及び副燃料タンク2にはそれぞれ、主燃料タ
ンク用液位センサ11及び副燃料タンク用液位センサ2
1が装着されている。これら主燃料タンク用液位センサ
11及び副燃料タンク用液位センサ21は共に液位変動
に応じてその抵抗値を変化させるものである。
【0025】主燃料タンク用液位センサ11は一端が接
地され、そのセンサ出力部TMは副燃料タンク用液位セ
ンサ21の一端に接続されている。また、副燃料タンク
用液位センサ21の一端は車載バッテリ+Bに接続さ
れ、そのセンサ出力部TSは制御部の複燃料タンク用セ
ンサ入力部RDに接続されている。そして、液位変動に
ともなうセンサ11、21の合成抵抗値は、電圧値とし
て副燃料タンク用液位センサ21のセンサ出力部TSか
ら出力される。
【0026】制御部3は、複燃料タンク用センサ入力部
RDを介して、副燃料タンク用液位センサ21のセンサ
出力部TSから供給される燃料残量に相当する電圧を受
ける。実際には、センサ出力部TSから得られる電圧
は、図示しないA/D変換器にてディジタル値に変換さ
れた後この制御部3に供給されるが、この点は本発明の
主旨ではないので省略されている。制御部3は上記燃料
残量に相当する電圧を受け、これに基づき指針駆動回路
4を制御して指針制御信号を表示部6に出力させると共
に、LED駆動回路5を制御してLED制御信号を表示
部6に出力させる。
【0027】詳しくは、この制御部3は、図2(B)に
示すように、基本的に演算部3a及び記憶部3bから構
成される。演算部3aは、記憶部3bに格納される制御
プログラムにしたがって、指針駆動に関する上記指針制
御信号や表示に関する上記LED制御信号等を生成す
る。記憶部3bは、上記制御プログラムや図5で後述す
る燃料残量と指針指示値との対応関係を規定したテーブ
ル等を格納する。また、記憶部3bは、演算部3aの処
理の過程で発生する各種変数を一時的に格納するワーク
エリアも有する。
【0028】なお、制御部3は、単燃料タンク用センサ
入力部RSも有している。この単燃料タンク用センサ入
力部RSに液位センサのセンサ出力部が接続されると、
制御部3はそれを検出し、指針駆動回路4を制御して単
燃料タンクの容量に応じた指針制御信号を出力させる。
この実施形態では、複燃料タンク用センサ入力部RDに
液位センサのセンサ出力部が接続されているので、ここ
では、複燃料タンクの合計容量に応じた指針制御信号が
出力される。この単燃料タンク用センサ入力部RS及び
複燃料タンク用センサ入力部RDは、請求項中の識別手
段に相当する。なお、このような識別手段としては、制
御部3に接続されるディップスイッチ等を併用するよう
にしてもよい。
【0029】表示部6は、図2(A)及び図2(B)に
示すように、文字板に形成された図中「90L」で示す
タンク容量識別意匠6b、図中「給油機マーク」で示す
燃料残量警告意匠6c、表示部筐体に内蔵されるモータ
6a´、並びにタンク容量識別用LED6b´及び燃料
残量警告用LED6c´を含む。このモータ6a´は、
上記指針制御信号に応答して、指針6aを予め定められ
た指示角度範囲にわたって回動させる。この指示角度範
囲は、例えば、指針振れ角である。この指針6aの挙動
に関しては後述する。また、タンク容量識別用6b´及
び燃料残量警告用LED6c´は、上記LED制御信号
に応答して、タンク容量識別意匠6b及び燃料残量警告
意匠6c、をそれぞれ点灯又は消灯させる。なお、この
表示部6は、請求項中の燃料残量指示手段に相当する。
【0030】このような構成において、主燃料タンク用
液位センサ11及び副燃料タンク用液位センサ21によ
るそれぞれの測定結果が合成されて、制御部3にてこれ
に対応する燃料残量が算出され、更に所定のしきい値と
比較されて、いずれの燃料タンクにおいて液位変動して
いるかが判断される。そして、副燃料タンク2において
液位変動していると判断される場合には、主燃料タンク
1及び副燃料タンク2の合計容量に基づいて指針6aの
指示角度範囲を割り当て、主燃料タンク1において液位
変動していると判断される場合には、主燃料タンク1の
容量に基づいて指針6aの指示角度範囲を割り当てて、
この割り当てられた指示角度範囲にわたって指針6aが
回動制御される。すなわち、いずれの燃料タンクが液位
変動しているかに基づいて燃料残量の表示スケールが切
り替えられ、更にそれが識別情報表示手段35にて識別
表示される。更に、いずれの燃料タンクにおいて液位変
動しているかを区別するための識別情報が表示部6に表
示される。なお、単燃料タンク用センサ入力部RSに液
位センサのセンサ出力部が接続されている場合には、公
知の燃料残量に基づく指針回動制御が行なわれる。
【0031】次に、図3を用いて、上記主燃料タンク1
及び副燃料タンク2、並びに主燃料タンク用液位センサ
11及び副燃料タンク用液位センサ21に関して説明を
加える。図3は本発明の一実施形態に係る主燃料タン
ク、及び副燃料タンクの概要を示す断面図である。
【0032】図3に示すように、主燃料タンク1及び副
燃料タンク2は連結されており、上述したように、ガソ
リン等の燃料14を貯蔵する。それらの容量は共に、例
えば、約90Lであり、合計で約180Lである。主燃
料タンク1中の燃料は、この主燃料タンク1に装着され
たポンプ12にて所定量づつ汲み上げられてフィルタ1
3を介してエンジン側に送られる。これにともない副燃
料タンク2から先に液位変動していく。また、副燃料タ
ンク2に連接される給油口から、燃料が注入される。こ
れにともない、燃料は主燃料タンク1、副燃料タンク2
の順に貯蔵されていく。なお、上記ポンプ12及びフィ
ルタ13は、主燃料タンク1外に装着されてもよい。
【0033】主燃料タンク1及び副燃料タンク2にはそ
れぞれ装着された主燃料タンク用液位センサ11及び副
燃料タンク用液位センサ21は共に同等のものであり、
液位変動に応じてその抵抗値を変化させるものである。
詳しくは、センサ11、21は、燃料に対して所定の浮
力を有するフロート11a、21aが先端に取り付けら
れた金属棒からなるアーム11b、21bを備えてい
る。アーム11b、21bは、液位変動にともなってセ
ンサ本体部11c、21cの軸受部を中心に、それぞれ
所定角度範囲θ1、θ2だけ回動可能に取り付けられて
いる。この液位変動にともなうアーム11b、21bの
回動により、アーム11b、21bの回転軸付近に設け
られた電気接点とセンサ本体部に内蔵された抵抗板との
接触位置が変化し、これに基づく抵抗値が液位として供
給される。実際には、図2で示したように、主燃料タン
ク用液位センサ11及び副燃料タンク用液位センサ21
の抵抗値が合成され、この合成抵抗値が電圧値に変換さ
れて、液位として供給される。このようなタイプの液位
センサを用いることにより、リレー式の液位センサ等と
比較して、非常に簡易な構成で故障の少ない燃料計が得
られる。なお、上記主燃料タンク用液位センサ11及び
副燃料タンク用液位センサ21はそれぞれ、請求項中の
主測定手段及び副測定手段に相当する。
【0034】ところで、タンク形状、フロート形状、セ
ンサの配置状態、アームの回動範囲の制限等により、現
実的には、この図3に示すように、主燃料タンク用液位
センサ11及び副燃料タンク用液位センサ21のいずれ
でも液位検出不可能な不感帯域DBが発生する。これ
は、ここで示すアーム式液位センサのみならず、リレー
式液位センサでも発生し得るものである。例えば、ここ
では、それぞれのタンク1、2が90Lで、合計容量が
約180Lの場合、燃料残量が106L〜88Lの範囲
で不感帯域DBが発生するものとする。この不感帯域D
Bは、上記様々な要因にて、常に例示した範囲であると
は限らないが、予め試験等で得ることができる。本発明
では、上記表示スケール切替による視認性向上の効果に
加えて、現実的に発生しがちなこの不感帯域DBも考慮
して、以下に示す表示スケール切替処理を行う。
【0035】図4は本発明の一実施形態を示し、図4
(A)は本発明の一実施形態に係る表示スケール切替処
理を示すフローチャートであり、図4(B)は本発明の
一実施形態に係る燃料残量警告処理を示すフローチャー
トである。図5は、図4の処理手順に係る燃料残量、指
針指示値の関係を示すグラフである。なお、ここで示す
実施形態は、上記複燃料タンク用センサ入力部RDに液
位センサのセンサ出力部が接続されて、複燃料タンクの
容量に応じた制御が行われるものと想定する。単燃料タ
ンク用センサ入力部RSにセンサ出力部が接続されてい
る場合には、公知の燃料残量に基づく指針回動制御が行
われるだけなので、ここではその説明を省略する。
【0036】図4(A)の表示スケール切替処理のステ
ップS1においては、液位に応じた入力電圧が取得され
る。この入力電圧は、上述したように主燃料タンク用液
位センサ11及び副燃料タンク用液位センサ21の合成
抵抗に基づくものである。次に、ステップS2において
は、上記取得された入力電圧に対応する燃料残量が算出
される。この算出には、予め試験等により得られた入力
電圧と燃料残量との関係を示す上記記憶部3bに格納さ
れるテーブルが参照される。なお、上記ステップS2
は、請求項中の燃料残量算出手段に相当する。
【0037】次に、ステップS3において、この燃料残
量がしきい値A以下であるかどうかが判定される。すな
わち、ここで、燃料残量は、主燃料タンク1において液
位変動しているかを判断する基準となる主燃料タンク側
しきい値Aと比較される。このしきい値Aは、上記不感
帯域DB(88L〜106L)を考慮して、例えば、8
7Lとする。そして、燃料残量がしきい値A以下と判定
されると拡大スケール表示すべくステップS4に進み
(ステップS3のY)、さもなければステップS6に進
む(ステップS3のN)。
【0038】ステップS4においては、燃料残量が拡大
スケール表示にて指示される。詳しくは、図5に示すよ
うに、文字板上の満状態を示す意匠「F」側には主燃料
タンク1の最大容量である約90Lが割り当てられ、空
状態を示す意匠「E」側には約0Lが割り当てられる。
そして、これにともない、燃料残量0L〜87Lにおい
ては、燃料残量に応じて指針指示値が比例的に変化する
ように、指針6aが制御される。
【0039】そして、ステップS5においては、タンク
容量識別意匠である「90L」が点灯状態にされる。詳
しくは、上記LED駆動回路5を介してLED制御信号
がタンク容量識別用LEDに供給され、これによって文
字板上の上記意匠「90L」が照明される。そして、ス
テップS1に戻って上記処理が継続される。なお、この
ステップS5は後述のステップS8と共に、請求項中の
識別情報表示手段に相当する。
【0040】一方、ステップS6においては、燃料残量
がしきい値B以上であるかどうかが判定される。すなわ
ち、ここでは、燃料残量は上記しきい値Aより大きいと
判断されているので、副燃料タンク2において液位変動
しているかを判断する基準となる副燃料タンク側しきい
値Bと比較される。このしきい値Bも、上記不感帯域D
B(88L〜106L)を考慮して、例えば、107L
とする。そして、燃料残量がしきい値B以上と判定され
るとフルスケール表示すべくステップS7に進み(ステ
ップS6のY)、さもなければステップS9に進む(ス
テップS6のN)。なお、上記ステップS3及ステップ
S6は、請求項中の比較判断手段に相当する。
【0041】ステップS7においては、燃料残量がフル
スケール表示にて指示される。詳しくは、図5に示すよ
うに、文字板上の満状態を示す意匠「F」側には主燃料
タンク1と副燃料タンク2の最大合計容量である約18
0Lが割り当てられ、空状態を示す意匠「E」側には約
0Lが割り当てられる。ただし、87L以下の場合に
は、ステップS4で示したようにスケール切替されるの
で、実際には、図5に示すように、燃料残量107L〜
180Lにおいてのみフルスケール表示に基づいて、指
針6aが回動制御される。
【0042】そして、ステップS8においては、タンク
容量識別意匠である「90L」が消灯状態にされる。詳
しくは、LED制御信号のタンク容量識別用LEDへの
供給が停止され、これによって文字板上の上記意匠「9
0L」が消灯状態になる。そして、ステップS1に戻っ
て上記処理が継続される。なお、ここで、上記意匠「9
0L」を消灯させると同時に、タンク容量識別意匠であ
る「180L」を点灯させるようにしてもよい。すなわ
ち、上記意匠「180L」に対応させてタンク容量識別
用LEDをもう一つ追加することによって、上記意匠
「90L」及び「180L」を選択的に点灯させるよう
にすることも可能である。また、逆に、フルスケール表
示時に上記意匠「180L」を点灯させ、拡大スケール
表示時には上記意匠「180L」を消灯させるようにし
てもよい。要は、フルスケール表示と拡大スケール表示
の差異が識別できるようにすればよい。但し、上記のよ
うに主燃料タンク1において液位変動していると判断さ
れる場合にのみ、上記意匠「90L」を点灯させること
により、最小限の構成及び制御でありながら、表示スケ
ールを認識できるようになる。
【0043】なお、ステップS9においては、燃料残量
が前回の表示スケールで指示される。すなわち、このス
テップS9は、図5に示すようなヒステリシス領域HB
を設定するためのものである。このヒステリシス領域H
Bについて説明を加えると、図中、a1、a2で示す燃
料残量増加時(液位上昇時)には、燃料残量107Lが
拡大スケール表示からフルスケール表示への切替点とな
り、d1、d2で示すように燃料残量減少時(液位低下
時)には、燃料残量87Lがフルスケール表示から拡大
スケール表示からへの切替点となるように設定してい
る。また、このヒステリシス領域HBは、図5に示すよ
うに、不感帯領域DBをカバーするように設定されてい
る。このようなヒステリシス領域HBを設けることによ
って、図3で示したように複燃料タンクを用いた場合に
起こり得るスケール切替点におけるチャタリングによる
不安定性が解決される。なお、MB及びSBはそれぞ
れ、主燃料タンク用液位センサ11及び副燃料タンク用
液位センサ21の測定可能領域を示す。上記ステップS
4、ステップS7及びステップS9、並びに上記指針駆
動回路4は、請求項中の指針制御手段に相当する。
【0044】図4(B)の燃料残量警告処理のステップ
S101においては、上記燃料残量が、燃料残量不足を
警告すべき予め設定された所定の燃料残量警告値Cと比
較される。この燃料残量警告値Cは、例えば、12L程
度とする。上記燃料残量が燃料残量警告値C以下であれ
ば、燃料残量警告意匠を点灯状態にさせるステップS1
02に進み(ステップS101のY)、さもなければ燃
料残量警告意匠を消灯状態にさせるステップS103に
進む(ステップS101のN)。
【0045】ステップS102においては、表示部6の
文字板上の燃料残量警告意匠6cが点灯状態にされる。
詳しくは、上記LED駆動回路5を介してLED制御信
号が燃料残量警告用LED6c´に供給され、これによ
って文字板上の燃料残量警告意匠6cである「給油機マ
ーク」が照明される。そしてステップS101に戻る。
また、ステップS103においては、表示部6の文字板
上の燃料残量警告意匠6cが消灯状態にされる。詳しく
は、上記LED制御信号の燃料残量警告用LED6c´
への供給が停止され、これによって上記「給油機マー
ク」が消灯状態になる。そしてステップS101に戻
る。このように、燃料残量が所定の燃料残量警告値Cと
比較されて燃料残量警告されるので、単燃料タンク、又
は複燃料タンクの使用にかかわらず燃料残量警告の基準
が統一されて、従来のような残量比率を用いていた際の
混乱が防止される。この図4(B)に示す処理手順は、
請求項中の燃料残量警告手段に相当する。なお、図5に
示すような、燃料残量と指針指示値との関係を示すテー
ブルは、上記制御部に含まれる記憶部3bに格納されて
おり、演算部3aはこのテーブルを参照しながら図4に
示すような制御を行う。
【0046】以上のように、本実施形態によれば、複燃
料タンクが使用される場合、その燃料残量によって表示
スケールが切り替えられるので、主燃料タンク1及び副
燃料タンク2に燃料があるか、或いは、主燃料タンク1
のみに燃料があるかにかかわらず、常に、燃料残量が明
確に認識できるようになる。また、燃料残量指示手段も
ひとつだけでよくなるので、部品管理が容易になり、コ
スト削減の効果も得られ、そのうえ、誤組み付けや指示
不良も削減され、信頼性も向上する。また、単燃料タン
クしか使用されない場合であっても、それが識別されて
それに応じた指針回動制御が行われるので、単燃料タン
ク車両向けに対しても容易に適合することができる。
【0047】なお、上記実施形態では燃料タンクを2つ
としているが、燃料タンクが3つ以上の場合にも本発明
は同様に適用可能である。また、液位センサの種類やタ
ンク容量識別意匠も上記実施形態で示したものに限定さ
れるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲で変更され
たものも本発明に含まれる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、燃料残量によって表示スケールが切り替え
られるので、主燃料タンク1及び副燃料タンク2に燃料
があるか、或いは、主燃料タンク1のみに燃料があるか
にかかわらず、常に、燃料残量が明確に認識できるよう
になる。また、燃料残量指示手段もひとつだけでよくな
るので、部品管理が容易になり、コスト削減の効果も得
られ、そのうえ、誤組み付けや指示不良も削減され、信
頼性も向上する。
【0049】請求項2記載の発明によれば、主燃料タン
ク1において液位変動していると判断される場合にの
み、識別情報として主燃料タンク1の略最大容量を示す
意匠が表示されるので、最小限の構成及び制御でありな
がら、確実にいずれの燃料タンクが液位変動している
か、すなわち、表示スケールを認識できるようになる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、しきい値は
主測定手段11及び副測定手段21による測定値の出力
変動のない不感帯をカバーするように、ヒステリシス領
域を持たせて設定されている。したがって、複燃料タン
クを用いた場合に起こり得るスケール切替点におけるチ
ャタリング等による不安定性が解決されて、より現実に
則した燃料計が得られる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、燃料残量が
所定の燃料残量警告値Cと比較されて燃料残量警告され
るので、単燃料タンク、又は複燃料タンクの使用にかか
わらず燃料残量警告の基準が統一されて、従来のような
残量比率を用いていた際の混乱が防止される。
【0052】請求項5記載の発明によれば、液位変動に
応じて抵抗値を変化させるタイプの液位センサが用いら
れ、燃料残量はこれらの合成抵抗値に基づくので、リレ
ー式の液位センサ等と比較して、非常に簡易な構成で故
障の少ない燃料計が得られる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、主燃料タン
ク1及び副燃料タンク2の両方が使用されるか、或い
は、一方のみが使用されるかを識別する識別手段37を
更に有しているので、単燃料タンク車両向けに対しても
容易に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料計の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図2(A)及び図2(B)は本発明の燃料計の
一実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る主燃料タンク、及び
副燃料タンクの概要を示す断面図である。
【図4】図4(A)は本発明の一実施形態に係る表示ス
ケール切替処理を示すフローチャートであり、図4
(B)は本発明の一実施形態に係る燃料残量警告処理を
示すフローチャートである。
【図5】図4の処理手順に係る燃料残量、指針指示値の
関係を示すグラフである。
【図6】図6(A)及び図6(B)はそれぞれ、第1従
来例及び第2従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 主燃料タンク 2 副燃料タンク 3 制御部 4 指針駆動回路 5 LED駆動回路 6 表示部 11 主燃料タンク用液位センサ(主測定手段) 21 副燃料タンク用液位センサ(副測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉橋 弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小関 加奈 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高塚 元浩 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内 (72)発明者 渡辺 努 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 Fターム(参考) 2F013 BB01 CA18 CA21 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主燃料タンク及び副燃料タンクと、前記
    主燃料タンク及び前記副燃料タンクにそれぞれ装着され
    て、前記主燃料タンク中及び前記副燃料タンク中の燃料
    の液位を測定する主測定手段及び副測定手段とを備え、
    液位低下時には前記副燃料タンクから先に液位変動し前
    記副燃料タンクが空状態になった後に前記主燃料タンク
    が液位変動し、液位上昇時には前記主燃料タンクから先
    に液位変動し前記主燃料タンクが満状態になった後に前
    記副燃料タンクが液位変動していくように構成された車
    両に搭載される燃料計であって、 予め定められた指示角度範囲にわたって回動する指針に
    て燃料残量を指示する燃料残量指示手段と、 前記主測定手段及び前記副測定手段によるそれぞれの測
    定結果を合成して、これに対応する燃料残量を算出する
    燃料残量算出手段と、 前記燃料残量を、前記主燃料タンク又は前記副燃料タン
    クのいずれにおいて液位変動しているかを判断する基準
    となるしきい値と比較して、いずれの燃料タンクにおい
    て液位変動しているかを判断する比較判断手段と、 前記副燃料タンクにおいて液位変動していると判断され
    る場合には、前記主燃料タンク及び前記副燃料タンクの
    合計容量に基づいて前記指針の指示角度範囲を割り当
    て、前記主燃料タンクにおいて液位変動していると判断
    される場合には、前記主燃料タンクの容量に基づいて前
    記指針の指示角度範囲を割り当てて、この割り当てられ
    た角度範囲にわたって前記指針を回動させる指針制御手
    段と、 前記いずれの燃料タンクにおいて液位変動しているかの
    判断に基づき、その旨を区別するための識別情報を表示
    する識別情報表示手段と、 を含むことを特徴とする燃料計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料計において、 前記識別情報表示手段は、前記主燃料タンクにおいて液
    位変動していると判断される場合にのみ、前記識別情報
    として前記主燃料タンクの略最大容量を示す意匠を表示
    することを特徴とする燃料計。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の燃料計において、 前記しきい値は、前記主測定手段及び前記副測定手段に
    よる測定値の出力変動のない不感帯域をカバーするよう
    に設定された、主燃料タンク側しきい値及び副燃料タン
    ク側しきい値から構成され、 前記指針制御手段は、前記燃料の液位が減少して前記主
    燃料タンク側しきい値以下になり前記主燃料タンクにお
    いて液位変動していると判断される場合には、前記主燃
    料タンクの容量に対する燃料残量を指示するように前記
    指針を前記指示角度範囲にわたって回動させ、前記燃料
    の液位が増加して前記副燃料タンク側しきい値以上にな
    り前記副燃料タンクにおいて液位変動していると判断さ
    れる場合には、前記合計容量に対する燃料残量を指示す
    るように前記指針を前記指示角度範囲にわたって回動さ
    せることを特徴とする燃料計。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の燃料計において、 前記燃料残量算出手段にて算出された前記燃料残量を、
    燃料残量不足を警告すべき予め設定された所定の燃料残
    量警告値と比較し、この比較結果に基づき燃料残量警告
    する燃料残量警告手段、 を更に含むことを特徴とする燃料計。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃料計において、 前記主測定手段及び前記副測定手段は共に、前記液位変
    動に応じて抵抗値を変化させるタイプの液位センサであ
    り、 前記燃料残量は、前記主測定手段及び前記副測定手段の
    それぞれの抵抗値の合成抵抗値に基づくことを特徴とす
    る燃料計。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の燃料計にお
    いて、 前記主燃料タンク及び前記副燃料タンクの両方が使用さ
    れるか、或いは、前記これらの一方のみが使用されるか
    を識別する識別手段を更に有し、 前記一方のみが使用される場合には、前記指針制御手段
    は、使用される燃料タンクに対応して装着された液位測
    定手段にて検出される液位検出出力に基づいて前記指針
    を前記指示角度範囲にわたって回動させることを特徴と
    する燃料計。
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