JP4957397B2 - 車両用燃料表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用燃料表示装置に関し、車両の燃料タンク内の燃料残量(以下、残燃料)を表示のための残燃料を検出する燃料レベルセンサの異常検出装置に適用して好適なものである。
従来、車両用燃料表示装置(以下、表示装置)は、例えば液面高さに応じた抵抗値を出力する燃料レベルセンサが燃料タンク内に設けられており、燃料レベルセンサから入力される抵抗値を電圧値に変換して残燃料量を表示するものが知られている。この燃料レベルセンサの異常診断において、電圧値(抵抗値)に関し断線に係わる診断や、出力電圧特性と燃料レベルの相関に関し出力特性に係わる診断を行なうものがある(特許文献1参照)。
特許第3721922号公報
特許文献1には記載されていないが、上記電圧値(抵抗値)が規定以上の値であった場合においては、燃料レベルセンサから表示装置までの配線が断線していると判断し、表示装置にて異常表示を行なう場合がある。
このような異常診断に関しては、車両組立て工程にて表示装置、燃料レベルセンサ、およびこれらの間の配線の各組付け作業が行なわれており、その車両組立て工程において上記断線検出は有効である。
しかしながら、車両工場から出荷後の市場においては、燃料中の不純物が燃料レベルセンサの接点部に付着する可能性があるため、この不純物の接点部への付着により断線であると誤判断するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、車両組付け工場において燃料レベルセンサに係わる配線接続における断線診断を有効に行なえるとともに、車両工場から出荷後の市場において上記断線診断による誤判定を防止する車両用燃料表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至5に記載の発明では、車両に搭載の内燃機関に供給される燃料タンク内の燃料の残量を検出し、燃料残量に応じた検出信号を出力する燃料レベルセンサと、燃料レベルセンサの検出信号に現われる検出値が異常な検出値の範囲にあるか否かを判定する検出信号判定手段と、検出信号判定手段の判定により検出値が異常な検出値の範囲にあることを条件として、燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定する異常判定手段と、車両の走行状態を検出し、検出した走行状態を走行履歴として記憶・読み出し可能な走行履歴監視手段と、走行履歴監視手段による走行履歴に基づいて、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれがあるか否かを予測する検出信号ノイズ予測手段と、を備え、
検出信号ノイズ予測手段により燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれがあると予測された時点以降においては、
異常判定手段は、検出信号判定手段の判定により前記条件を満足するか否かに係わらず、燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定しないことを特徴とする。
これによると、燃料レベルセンサの検出信号に現われる検出値が異常な検出値の範囲にあるか否かを判定する検出信号判定手段と、検出信号判定手段の判定により検出値が異常な検出値の範囲にあることを条件として、燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定する異常判定手段とを備える。これにより、例えば車両の組付け工場等で燃料レベルセンサを燃料タンク内に組み込み、燃料レベルセンサが出力する検出信号を検出できるように燃料レベルセンサに配線作業を行なう際に、配線作業により組付けられた燃料レベルセンサおよび配線に対して断線検出を有効に行なうことができる。
しかも、走行履歴監視手段による走行履歴に基づいて、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれがあるか否かを予測する検出信号ノイズ予測手段とを備えており、検出信号ノイズ予測手段により燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれがあると予測された時点以降においては、異常判定手段は、検出信号判定手段の判定により前記条件を満足するか否かに係わらず、燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定しないように構成されている。これにより、車両組付け工場から出荷後の市場において、燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれが生じても、その異物による検出信号の乱れに起因して燃料レベルセンサに係わる断線故障であると誤判定されることはない。
ここで、車両組付け工場から市場へ出荷までの車両走行は比較的僅かであり、車両走行の初期段階にすぎない。一般に、車両組付け工場で燃料タンクに初めて給油される燃料は、そのような初期段階に必要な比較的僅かな燃料量である。また、出荷後の市場では燃料タンクへの給油時等において燃料中に水分や不純物等の異物が混入する可能性がある。
これに対し請求項2に記載の如く、検出信号ノイズ予測手段は、走行履歴に基づいて車両における累積走行が給油を繰り返し得る段階であるか否かを判定する市場走行段階判定手段を備え、市場走行段階判定手段により車両の累積走行が給油を繰り返し得る段階であると判断されると、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれがあることを予測条件として、当該予測条件を満足していると判断されることが好ましい。
これによると、検出信号判定手段の判定により検出値が異常な検出値の範囲にあることを必須条件として、燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定するのは、例えば車両組付け工場から市場へ出荷までの累積走行に相当する車両の累積走行の初期段階である場合に限定される。これにより、燃料レベルセンサの組付けに係わる初期故障を、市場への出荷前に捉えることが可能であるので、車両の組付け工場における燃料レベルセンサに配線作業等の組付作業の品質管理を効果的に行なうことができる。
また、上記走行履歴監視手段は、請求項3に記載の発明の如く、走行履歴として、車両の累積走行距離、および累積走行時間のいずれかを記憶・読み出しを行なうことが好ましい。
これによると、車両の累積走行距離あるいは累積走行時間という簡易な情報に基づいて、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物が混入する可能性が、検出信号ノイズ予測手段で判断される。それ故に、車両の組付け工場の品質管理のために限定した燃料レベルセンサに係わる断線故障の検出方法として、その断線故障検出のためのシステムコストの増加を抑制することができる。
ここで、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物が混入するおそれがある条件下においては、その異物の存在によって一時的に、燃料レベルセンサの検出値が異常な検出値の範囲となる場合がある。
これに対して請求項4乃至5に記載の発明の如く、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用燃料表示装置において、燃料レベルセンサの検出値をサンプリングし、当該サンプリング処理した複数の検出値に基づいて残燃料表示のための代表値を算出する燃料表示制御手段を備え、検出信号ノイズ予測手段により燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物を含むおそれがあると予測された時点以降においては、検出信号判定手段の判定により前記条件を満足するか否かに係わらず、燃料表示制御手段は、燃料レベルセンサが出力する検出信号に現われる検出値を、サンプリング処理することが好ましい。
これによると、燃料レベルセンサの検出値をサンプリングし、当該サンプリング処理した複数の検出値に基づいて残燃料表示のための平均値などの代表値を算出する燃料表示制御手段を備えているため、万が一異物の存在によって燃料レベルセンサの検出値が一時的に異常な検出値の範囲となる場合があったとしても、その一時的な異常検出値は、上記代表値算出のためにサンプリング処理されるだけであり、異常な検出値自体を残燃料表示値とすることはない。
特に、請求項5に記載の発明の如く、燃料表示制御手段は、残燃料表示のための通常モードと、前記通常モードと異なる残燃料表示を行なう異常モードとを、制御モードとし、異常判定手段により前記燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定される場合には、前記制御モードを、前記通常モードから前記異常モードに切り換えることが好ましい。
これによると、市場での残燃料表示のための通常モードと、市場への出荷前に車両の組付け工場で行なう上記断線検出における断線故障表示のための異常モードとを、制御モードとし、異常判定手段により燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定される場合には、制御モードが、通常モードから異常モードに切り換えられる。
これにより、例えば出荷前の車両の組付け工場で燃料タンクに給油される残燃料が比較的少ない場合において、通常モードで行なう残量警告灯の点灯を、異常モードでの残量警告灯の点滅に切り換えることで、燃料レベルセンサに係わる断線故障の検出し易さの向上が図れる。
以下、本発明の車両用燃料表示装置を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態による車両用燃料表示装置による燃料レベルセンサの検出値に基づく残燃料表示のための制御処理を示すフローチャートである。図2は、本実施形態の車両用燃料表示装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、車両用燃料表示装置1は、燃料レベルセンサ1aと、燃料表示部2と、制御部3と、車両走行履歴監視手段としての車両状態検出部4とを含んで構成されている。なお、燃料表示部2及び制御部3を表示装置とも呼ぶ。
燃料レベルセンサ1aは、図示しない燃料タンク内の燃料の残量を検出する周知の液量検出手段である。燃料レベルセンサ1aは、例えば、燃料タンク内の燃料液面に浮かび液面に従って上下動するフロートと、このフロートを一端に固定し、他端を中心に揺動するアームと、このアームの揺動に基づいて燃料タンク内の燃料残量を連続的に検出する検出部とを含んで構成されている。フロート及びアームは、液面の変動に応じて揺動する液面揺動部材を構成する。以下、燃料タンク内の燃料残量を、単に、燃料残量と称する。
上記検出部は、上記液面揺動部材の液面方向への上下動に応じて変位する変位部材と、この変位部材の変位に応じて燃料残量に係わる信号を出力する検出手段とを備えている。例えば、変位部材を導電部材からなる摺動片いわゆる摺動接点とし、検出手段を抵抗素子または抵抗回路とするものである。摺動接点が液面の変動に応じて回動すると、抵抗素子上の端部との間の抵抗値(以下、センダ抵抗値)が変化する。このセンダ抵抗値に基づいて、液面即ち燃料残量を検出する。
上記検出部は、燃料残量が多い程センダ抵抗値が低くなるように構成されており、このセンダ抵抗値Rは、正常時には、燃料残量が満タンである第1抵抗値R1と、燃料残量が零である第2抵抗値R2の間の値となる(R1<R2)。
一方、摺動接点と摺動素子間で断線状態となると、センダ抵抗値が見かけ上無限大となり、第2抵抗値R2以上の値となる。断線状態は、車両の組付け工場で発生する場合と、市場で燃料中に混入した異物によって引き起こされる場合とがある。即ち、車両の組付け工場では、燃料レベルセンサ1a、表示装置(燃料表示部2及び制御部3)を車両に組み込んで、燃料レベルセンサ1a、表示装置間の配線作業が行われるが、このとき不適切な配線接続等により断線する場合(以下、この断線を、組付不良による断線と呼ぶ)がある。また、市場では、燃料タンク内の燃料中に導電性でない有機材料などの異物が混入し、摺動接点と摺動素子間に、導電性でない有機材料などの異物が付着する場合があり、摺動接点と摺動素子間に付着した異物により断線する場合(この断線は見かけ上の断線であり、以下、混入異物による断線と呼ぶ)がある。
また、上記検出部は、センダ抵抗値Rを電圧値(電位)Vに変換して出力するように構成されている。即ち、上記検出部は、正常時において、第1抵抗値R1に対応する第1電位V1と、第2抵抗値R2に対応する第2電位V2との間の値を出力する(V1<V2)。一方、上記検出部は、断線状態となると、第2電位V2以上の電位(例えば、プルアップ電源の電位)を出力する。
燃料表示部2は、図示しない車両用表示装置としてのコンビネーションメータ部内の所定位置に配置された燃料表示手段である。燃料表示部2の表示方法は、上記燃料レベルセンサ1aの電圧信号(センダ抵抗値信号)に基づく燃料残量に対応して表示レベルが上昇、下降するものや、LEDの点灯、消灯により表示、非表示にすることにより燃料残量をLEDの点灯面積で表すものなど、車両の運転者等の乗員に燃料残量を知らせるものであればいずれであってもよい。
例えば図4(a)の一例に示すように、上記燃料表示部2は、車両用表示装置の表示パネルに配設され、燃料残量を示す目盛2c1、2c2を有する文字板2bと、この目盛2c1、2c2において燃料残量に応じた指示位置を指示する指針2aと、文字板2bに配され、燃料残量が所定の警告残量以下になるときに点灯される残量警告灯2dとを備えている。車両用表示装置1は、図4(a)の如く速度表示器9a及び回転数表示器9bを有するものに限らず、速度表示器9a及び回転数表示器9bのうち少なくともいずれかを有するものや、速度表示器9a及び回転数表示器9bを有しないものであってもよい。
制御部3は、例えば周知のマイクロコンピュータであり、各種のプログラムおよびデータを保存する記憶部3aを有している。図2に示すように制御部3は、燃料レベルセンサ1a、燃料表示部2、車両走行状態検出部4としての車速センサ5、シフトポジションセンサ6等、およびイグニッションスイッチ8と電気的に接続されており、これらの各種の検出手段による信号が入力される。
制御部3は、燃料表示装置1全体の制御を司っており、予め記憶されているプログラムに基づいて燃料レベルセンサ1aからの信号を処理して燃料残量を算出するとともに、この算出結果に基づいて燃料表示部2の指針2aの指示位置や、残量警告灯2dの点灯作動を制御する。
制御部3は、上記車両走行状態検出部4によって車両の走行状態を検出し、検出した走行状態を、記憶部3aに走行履歴として保存する。制御部3は、走行履歴を記憶部3aに記憶・読み出し可能な走行履歴監視手段を有する。走行履歴の一例としては、車両の累積走行距離や、累積走行時間が記憶部3aに保存されている。
ここで、上記燃料レベルセンサ1aに係わる断線を、センダ抵抗値R(センダ抵抗値Rに対応する電圧値(電位)V)で検知(以下、オープン断線検知)する場合において、そのオープン検知で得られる断線検出の態様は、上述の如く、1)組付不良による断線の場合と、2)混入異物による断線の場合とがある。
上記組付不良による断線の場合に関しては、車両出荷前での車両の組付け工場または市場での修理工場において、燃料レベルセンサ1a、表示装置(燃料表示部2及び制御部3等)の間の配線作業の際に、不適切な配線接続等によって断線状態に陥るおそれがある。一方、上記混入異物による断線の場合に関しては、主に市場での燃料タンクへの給油時等において燃料中に水分や有機材料等の導電性でない(絶縁材)からなる異物が混入する可能性がある。
混入異物による断線は「一時的な断線」であり、例えば摺動接点と摺動素子間に付着した上記異物が剥離することで、断線状態は解消され正常状態に戻るものである。それ故に上記オープン断線検知において、混入異物による断線を断線検知の対象としてしまうと、混入異物により生じる「一時的な断線」を、「継続的な断線」として扱ってしまうおそれがある。言い換えると、混入異物による断線を断線検知の対象としてしまうと、一時的な燃料レベルセンサ1aの異常出力ノイズとして扱われずに、組付け不良によって引起される「継続的な断線」となる断線故障状態であると誤判定するおそれがある。
そこで、発明者らは、上述した制御部3で実行するオープン断線検知の処理方法として、以下の図1のフローチャートで示す制御方法を採用した。
即ち、図1に示すように、S110(Sはステップ)では、制御部3は、燃料レベルセンサ1aの信号を検出し、燃料残量に係わる電圧値V(抵抗値R)を測定する。S120では、測定した抵抗値Rが規定値Rc以上であるか否かを判定する。この規定値Rcは、第2抵抗値R2以上の値に設定されており、例えば350Ωである。言い換えると、S120の判定処理は、測定した抵抗値Rが正常時における抵抗値範囲(R1≦R≦R2)外であることを断線の必須条件(以下、第1必須条件)とし、この第1必須条件を満足するか否かを判定することにより、燃料レベルセンサ1a、およびこれと上記表示装置間の配線接続の少なくともいずれかが断線しているか否かの判定を行なうものである。
上記S120にて抵抗値Rが規定値Rc以上であると、S130へ移行し、断線検出した断線モードが、組付不良による断線および混入異物による断線のうちのいずれの断線モードの場合に相当するのかを推測する判定処理を実施する。
即ち、S130では、制御部3は、車両の累積走行距離(以下、走行距離)Lrunが規定値Lc以下であるか否かを判定する。この規定値Lcは、車両を工場から市場へ出荷する際に生じる走行距離以下の値に設定されており、例えば20kmである。即ち、例えば車両の組付け工場で完成車を生産し、車両販売店等を経由して車両のユーザへ渡るまでに費やされる走行距離以下の値を、規定値Lcとした。
S130で走行距離Lrunが規定値Lc以下であると判定されると、組付不良による断線モード即ち「継続的な断線」となる断線故障状態であると判断し、S140へ移行し、断線検知による後述の異常処理を行なう。一方、走行距離Lrunが規定値Lcを超えていると判定されると、混入異物による断線モードである即ち「一時的な断線」であると判断し、上記断線故障状態であるとは判断しない。
ここで、上記S130の判定処理は、走行距離Lrunが規定値Lc以下であることを、組付不良による断線モード判定のための必須条件(以下、第2必須条件)とし、この第2必須条件を満足するか否かを判定することにより、オープン断線検知で検出した断線モードが上記断線故障状態に相当するか否かの判定を行なうものである。言い換えると、S130の判定処理は、オープン断線検知で検出した断線モードが上記断線故障状態と誤判定するおそれのある「混入異物による断線」の可能性があるか否かの判定を行なうものである。
上記S120及びS130の判定処理において、第1必須条件と第2必須条件の双方を満足すると判定されると、S140及びS160の制御処理では、燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障状態であるとの判断から、燃料表示部2で画描指示する内容(以下、画描内容)または表示する内容(以下、表示内容)を、通常モードから異常モードに切り換え、警告表示を実施する。
即ち、S140では、制御部3は、S120で判定した断線モードが断線故障状態(以下、単に断線とも呼ぶ)であると判断し、燃料表示部2における画描内容または表示内容を、異常警告のために、準備する。例えば表示内容として、制御部3は、図4(b)に示すように、燃料残量が僅かであるとの警告のための残量警告灯2dの点灯動作において、「通常モード」の点灯の表示動作に代えて、「異常モード」の点滅動作を実施する表示内容に切り換える。
S160では、制御部3は、S140で決定した表示内容に基づいて、残量警告灯2dの動作を、「通常モード」の点灯に代えて、点滅動作による表示方法に切り換え「異常モード」であることを際立たせる。なお、液面位置を指示する指針2aは、測定した抵抗値Rが第2抵抗値R2以上の値であることから、目盛2c1、2c2のうち、燃料残量の零を示す「E」の第1目盛2c2側へ戻るようにし、指針2aの指示を帰零させる。
また、上記S120及びS130の判定処理において、第1必須条件および第2必須条件のいずれかが満足すると判定されると、S150及びS170の制御処理では、オープン断線検知で検出した断線モードが「一時的な断線」であると判断し、測定した抵抗値R(電圧値V)は、一時的な燃料レベルセンサ1aの異常出力ノイズとして扱われる。
即ち、一般に、制御部3は、燃料タンク内の燃料残量は、車両の旋回や登坂等の走行状態に影響され変動する場合があるため、燃料表示部2で燃料残量を表示するに当たり、燃料レベルセンサ1aの出力信号をサンプリングし、サンプリングした複数の出力信号から、統計的に平均化した平均値などの代表値を算出し、算出した代表値を燃料残量の表示値としている。
そこで、S150では、制御部3は、上記測定した抵抗値R(電圧値V)もサンプリング処理し、上記代表値を算出するためのサンプリングデータとする。そして、S170では、S150で算出した代表値に基づいて燃料表示部2で燃料残量が表示される。
ここで、S120の制御処理は、請求範囲に記載の検出信号判定手段に相当する。また、S130の制御処理は、車両の累積走行距離に基づいてオープン断線検知で検出した断線モードが「混入異物による断線」の可能性があるか否かの判定を行なうものであり、請求範囲に記載の検出信号ノイズ予測手段に相当している。
また、上記S130の制御処理において、第2必須条件を車両を工場から市場へ出荷する際に生じる走行距離以下の値(規定値Lc)としており、規定値Lcを超える走行距離Lでは市場において車両のユーザが給油を繰り返し得る段階に入ることから、S130の制御処理は、請求範囲に記載の市場走行段階判定手段に対応している。
さらに、また、上記S150の制御処理は、請求範囲に記載の燃料表示制御手段に相当する。
以上説明した本実施形態では、燃料レベルセンサ1aの信号に現われる抵抗値Rが正常時における抵抗値範囲(R1≦R≦R2)外であることを断線の第1必須条件)とし、第1必須条件を満足するか否かを判定する検出信号判定手段を備え、第1必須条件を満足することで、燃料レベルセンサ1aに係わる配線接続上の断線故障であると判断する異常判定手段が設けられている。
これにより、例えば車両の組付け工場等で燃料レベルセンサ1aを燃料タンク内に組み込み、燃料レベルセンサ1aに配線作業を行なう際に、配線作業により組付けられた燃料レベルセンサ1aと表示装置間の配線に対して組付不良による断線の検出を有効に行なうことができる。
しかも、本実施形態では、組付不良による断線モード判定のための第2必須条件を、走行距離Lrunが規定値Lc以下であること即ち車両走行の初期段階であり混入異物により生じる「一時的な断線」ではないこととし、敢えて、走行履歴に基づいて「第2必須条件の不成立」を満足するか否かを予測する検出信号ノイズ予測手段を備えている。そして、第2必須条件が不成立である(S130の判定処理においてNOの場合に相当)ときには、「第2必須条件の不成立」時以降において、第1必須条件を満足するか否かに係わらず、上記燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障であると判定しないように構成されている。
これにより、車両組付け工場から出荷後の市場において、燃料中に上記検出信号を乱す異物を含むおそれが生じても、その異物による検出信号の乱れに起因して燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障であると誤判定されることはない。
また、以上説明した本実施形態では、上記検出信号ノイズ予測手段において、上記第2必須条件を不成立とする条件として、例えば出荷後に車両が市場のユーザに渡され、給油を繰り返し得る市場走行段階であることとし、この市場走行段階にあるか否かを判定する市場走行段階手段を備えている。そして、市場走行段階にあるとは判断されると、燃料レベルセンサ1aの検出信号を、混入異物により生じる「一時的な断線」としての一時的な燃料レベルセンサ1aの異常出力ノイズとして扱う。
これにより、燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障であると判定するのは、第1必死異条件と第2必須条件の双方を満足している場合に限られる。言い換えると、例えば車両組付け工場から市場へ出荷までの累積走行に相当する車両の累積走行の初期段階である場合に限定される。これにより、燃料レベルセンサ1aの組付けに係わる初期故障を、市場への出荷前に捉えることが可能であるので、車両の組付け工場における燃料レベルセンサ1aに配線作業等の組付作業の品質管理を効果的に行なうことができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記検出信号ノイズ予測手段の判定に用いる走行履歴として、累積走行距離Lrunを用いている。これによると、車両の累積走行距離Lrunという簡易な情報に基づいて、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物が混入する可能性が、検出信号ノイズ予測手段で判断される。それ故に、車両の組付け工場の品質管理の目的に限定した燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障の検出方法として、その断線故障検出のためのシステムコストの増加を抑制することができる。
また、以上説明した本実施形態では、燃料残量表示のための代表値を算出する燃料表示制御手段(S150に相当)を備えており、市場走行段階手段で市場走行段階にあるとは判断されると、第1必須条件を満足するか否かに係わらず、燃料レベルセンサ1aの信号に現われる抵抗値R(電圧値V)は、燃料表示制御手段によってサンプリング処理される。
これによると、燃料レベルセンサ1aの抵抗値R(電圧値V)をサンプリングし、当該サンプリング処理した複数の上記抵抗値Rに基づいて残燃料表示のための平均値などの代表値を算出する燃料表示制御手段を備えているため、万が一異物の存在によって燃料レベルセンサ1aの上記抵抗値Rが一時的に異常な値の範囲となる場合があったとしても、その一時的な異常な抵抗値Rは、上記代表値算出のためにサンプリング処理されるだけであり、異常な抵抗値R自体を残燃料表示値とすることはない。
また、以上説明した本実施形態では、上記燃料表示手段は、燃料残量の表示のための通常モード(S170に相当)と、通常モードと異なる表示を行なう異常モード(S160に相当)とを、制御モードとし、燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障であると判定される場合には、制御モードを、通常モードから異常モードに切り換える。
これによると、燃料表示手段で制御する制御モードが、市場での燃料残量の表示のための通常モードと、市場への出荷前に車両の組付け工場で行なう上記断線検出における断線故障表示のための異常モードとに、使い分けられる。
これにより、例えば出荷前の車両の組付け工場で燃料タンクに給油される残燃料が比較的少ない場合において、通常モードで行なう残量警告灯1dの点灯動作を、異常モードでの残量警告灯1dの点滅動作に切り換えることで、燃料レベルセンサ1aに係わる断線故障の検出し易さの向上が図れる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第2の実施形態を図3に示す。第2の実施形態では、走行履歴を、累積走行距離Lrunに代えて、累積走行時間Trunとした一例を示すものである。
S230では、制御部3は、車両の累積走行時間(以下、走行時間)Trunが規定値Tc以下であるか否かを判定する。この規定値Tcは、車両を工場から市場へ出荷する際に生じる走行時間以下の値に設定されており、例えば20時間である。即ち、例えば車両の組付け工場で完成車を生産し、車両販売店等を経由して車両のユーザへ渡るまでに費やされる走行時間以下の値を、規定値Lcとした。
走行時間は、車速センサ5とシフトポジションセンサ6の双方から得られる情報(状態値)から算出される。
これにより、走行距離Lrunと同様に、走行時間Trunという簡易な情報に基づいて、燃料タンク内の燃料中に検出信号を乱す異物が混入する可能性、即ち市場走行段階であることを判断することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
例えば走行履歴は、累積走行距離Lrun、または累積走行時間Trunに限らず、表示装置内にある例えばトリップメータのリセットスイッチのON履歴としてもよい。
本発明の第1の実施形態による車両用燃料表示装置による燃料レベルセンサの検出値に基づく残燃料表示のための制御処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の車両用燃料表示装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係わる燃料レベルセンサの検出値に基づく残燃料表示のための制御処理を示すフローチャートである。 図1中の燃料表示部の表示状態の一例を示す模式図であって、図4(a)は通常モード、図4(b)は異常モードを示す説明図である。
符号の説明
1 車両用燃料表示装置
1a 燃料レベルセンサ
2 燃料表示部
3 制御部
3a 記憶部
4 車両状態検出部(車両走行履歴監視手段)
5 車速センサ
8 イグニッションスイッチ

Claims (5)

  1. 車両に搭載の内燃機関に供給される燃料タンク内の燃料の残量を検出し、当該燃料残量に応じた検出信号を出力する燃料レベルセンサと、
    前記燃料レベルセンサの検出信号に現われる検出値が異常な検出値の範囲にあるか否かを判定する検出信号判定手段と、
    前記検出信号判定手段の判定により前記検出値が異常な検出値の範囲にあることを条件として、前記燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定する異常判定手段と、
    前記車両の走行状態を検出し、当該検出した走行状態を走行履歴として記憶・読み出し可能な走行履歴監視手段と、
    前記走行履歴監視手段による前記走行履歴に基づいて、前記燃料タンク内の燃料中に前記検出信号を乱す異物を含むおそれがあるか否かを予測する検出信号ノイズ予測手段と、
    を備え、
    前記検出信号ノイズ予測手段により前記燃料タンク内の燃料中に前記検出信号を乱す異物を含むおそれがあると予測された時点以降においては、
    前記異常判定手段は、前記検出信号判定手段の判定により前記条件を満足するか否かに係わらず、前記燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定しないことを特徴とする車両用燃料表示装置。
  2. 前記検出信号ノイズ予測手段は、
    前記走行履歴に基づいて前記車両における累積走行が給油を繰り返し得る段階であるか否かを判定する市場走行段階判定手段を備え、
    前記市場走行段階判定手段により前記車両の累積走行が給油を繰り返し得る段階であると判断されると、
    前記燃料タンク内の燃料中に前記検出信号を乱す異物を含むおそれがあることを予測条件として、当該予測条件を満足していると判断されることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料表示装置。
  3. 前記走行履歴監視手段は、前記走行履歴として、前記車両の累積走行距離、および累積走行時間のいずれかを記憶・読み出しを行なうことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用燃料表示装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用燃料表示装置において、
    前記燃料レベルセンサの前記検出値をサンプリングし、当該サンプリング処理した複数の検出値に基づいて残燃料表示のための代表値を算出する燃料表示制御手段を備え、
    前記検出信号ノイズ予測手段により前記燃料タンク内の燃料中に前記検出信号を乱す異物を含むおそれがあると予測された時点以降においては、
    前記検出信号判定手段の判定により前記条件を満足するか否かに係わらず、
    前記燃料表示制御手段は、前記燃料レベルセンサが出力する検出信号に現われる前記検出値を、サンプリング処理することを特徴とする車両用燃料表示装置。
  5. 前記燃料表示制御手段は、残燃料表示のための通常モードと、前記通常モードと異なる残燃料表示を行なう異常モードとを、制御モードとし、
    前記異常判定手段により前記燃料レベルセンサに係わる断線故障であると判定される場合には、前記制御モードを、前記通常モードから前記異常モードに切り換えることを特徴とする請求項4に記載の車両用燃料表示装置。
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