JP2003227232A - 高所設置用構造物の据付方法及び該据付方法に用いる支持部材付き高所設置用構造物 - Google Patents

高所設置用構造物の据付方法及び該据付方法に用いる支持部材付き高所設置用構造物

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JP2003227232A JP2002028083A JP2002028083A JP2003227232A JP 2003227232 A JP2003227232 A JP 2003227232A JP 2002028083 A JP2002028083 A JP 2002028083A JP 2002028083 A JP2002028083 A JP 2002028083A JP 2003227232 A JP2003227232 A JP 2003227232A
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Masao Kikuchi
正雄 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場作業における高所作業を削減し工期を短
縮できるようにする。 【解決手段】 上下の支柱部材8と9をヒンジ10を介
して折り畳み可能に連結して支持部材6とする。支持部
材6と配管ブロック1を工場で製作し、工場にて配管ブ
ロック1の底面に支持部材6の上端側となる一端部をヒ
ンジ7を介し回動自在に連結する。配管ブロック1の据
え付けを行うときは、支持部材付き配管ブロックIを現
場に搬入して基礎2に設けた支持台3上面の金属製プレ
ート11上に、支持部材6を折り畳んだ状態で載置した
後、配管ブロック1を上昇させて、支持部材6を配管ブ
ロック1の下側にて垂直方向に伸展させた後、支持部材
6の下端を金属製プレート11に溶接すると共に、支持
部材6の上端部を配管ブロック1の底面に溶接し、上部
支柱部材8の下端部と下部支柱部材9の上端部を溶接し
て配管ブロック1を支持部材6にて支承させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管ブロック等の高
所に設置すべき高所設置用構造物を所定の高さ位置に据
え付けるために用いる高所設置用構造物の据付方法及び
該据付方法に用いる支持部材付き高所設置用構造物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】各種配管を高所位置に配設する場合、配
管ブロック(配管ラック)を高所位置に据え付けて、該
配管ブロックに上記各種配管を支持させることがある。
【0003】上記配管ブロックを高所位置に据え付ける
場合、従来は、図4にその一例の概略を示す如く、配管
ブロック1を据え付けるべき現場の基礎2上にて、先
ず、上記配管ブロック1の据付位置となる基礎2上の所
要個所、たとえば、配管ブロック1の四隅部に対応する
4個所に、支持台3をそれぞれ形成して、該各支持台3
上に、上記配管ブロック1の設置すべき高さ位置に対応
した所定の長さ寸法を有する支柱4をそれぞれ立設し、
しかる後、該各支柱4上に、単品のまま現場に搬入した
配管ブロック1の各種構成部材5を順次組み付けて、該
支柱4上にて配管ブロック1のユニットを形成するよう
にして該配管ブロック1の高所への据付作業を行うよう
にするもの、或いは、図5に示す如く、先ず、上記と同
様にして現場の基礎2上に支持台3を形成して該支持台
3上に、支柱4を立てた後、工場等において予めユニッ
トとして製作した配管ブロック1を搬入して重機等を用
いて上記各支柱4上に載置し、次いで、上記各支柱4の
上端部と、対応する配管ブロック1との接合部を連結し
て固定することにより、配管ブロック1の高所への据付
作業を行うようにするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の据付方法では、いずれの手順を採用する場合であっ
ても、先ず、基礎2上における全ての支柱4の据付作業
が完了しなければ、高所へ設置すべき構造物である配管
ブロック1の据え付けが実施できないため、現場におけ
る工事期間が長くなるという問題がある。更に、支柱4
上における各種構成部材5からの配管ブロック1の形成
作業や、支柱4上に載置した配管ブロック1の支柱4上
端部への連結作業は、いずれも高所で行う作業であるこ
とから、足場を必要とし、足場の架設、撤去のための作
業も必要となって工期の延長化を招くとともに、高所作
業が多くなるという問題もある。
【0005】そこで、本発明は、配管ブロック等の高所
へ設置すべき高所設置用構造物を所定の高さ位置に据え
付ける際に、高所作業の量を低減させることができると
共に、現場作業に要する工事期間の短縮化を図ることが
できる高所設置用構造物の据付方法及び該据付方法に用
いる支持部材付き高所設置用構造物を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、高所設置用構造物と、長手方向所要個所
で折り畳みできるようにしてある複数の支持部材とを製
作して、該各支持部材の上端側となる一端部を高所設置
用構造物の下面に回動可能に連結し、且つ上記各支持部
材を折り畳んだ状態で据付位置に搬入して支持部材の下
端側となる他端部を基礎上に載置させ、次いで、上記高
所設置用構造物を所要高さ位置まで上昇させながら上記
各支持部材を垂直方向に伸展させ、しかる後、該垂直方
向に伸展状態の各支持部材の下端部を基礎上に固定する
と共に、該各支持部材の途中位置の屈曲可動部と、各支
持部材の上端部と高所設置用構造物下面の突合わせ部を
それぞれ固定し、上記高所設置用構造物の据え付けを行
う高所設置用構造物の据付方法とする。
【0007】高所設置用構造物は、各支持部材を折り畳
んだ状態で基礎上の所要位置へ搬入されるため、現場で
は上記高所設置用構造物を上昇させて、上記各支持部材
を高所設置用構造物の下側にて垂直方向に伸展させた
後、この垂直に伸展された各支持部材の下端部を基礎に
固定することにより、各支持部材の基礎への取り付けが
でき、次いで、各支持部材の上端部を高所設置用構造物
の下面に固定すると共に、各支持部材の屈曲可動部を固
定することにより、所定の高所位置に配した高所設置用
構造物を支持させることができる。
【0008】又、高所設置用構造物の下面所要位置に、
途中の屈曲可動部にて折り畳み可能にしてなる複数本の
支持部材の上端側となる一端部を、回動可能に連結して
なり、上記各支持部材を水平方向に折り畳んで低い姿勢
とした上記高所設置用構造物を、所要高さ位置まで上昇
させることにより、上記各支持部材を垂直方向に伸展さ
せて、各支持部材の下端部を基礎上に固定できるように
すると共に各支持部材の上端部を高所設置用構造物の下
面に、又、各支持部材の屈曲可動部を固定できるように
した構成を有する支持部材付き高所設置用構造物とする
と、上記高所設置用構造物の据え付けを容易に行うこと
ができる。
【0009】更に、支持部材は、等長の偶数本の支柱部
材をヒンジを介して折り畳み可能に連結してなる構成と
することにより、支持部材を水平方向に折り畳んだ状態
にて低い姿勢の上記高所設置用構造物を所要高さ位置ま
で上昇させて、上記支持部材を垂直方向に伸展させると
きに、該支持部材の下端位置のずれを防止でき、これに
より、高所設置用構造物の基礎上への搬入時の位置決め
を容易にすることができる。
【0010】更に又、支持部材のヒンジを、対応する支
柱部材に取り外し可能に取り付けるようにした構成とす
ることにより、支持部材のヒンジによる屈曲可動部を固
定するときに、ヒンジを取り外すことが可能になるた
め、上記支持部材の屈曲可動部の固定作業の際、ヒンジ
が邪魔になる虞を解消できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1(イ)(ロ)及び図2は本発明の高所
設置用構造物の据付方法及び該据付方法に用いる支持部
材付き高所設置用構造物の実施の一形態として、高所設
置用構造物を配管ブロック1とした場合について説明す
る。
【0013】配管ブロック1を工場で製作すると同時
に、複数本の後述する折り畳み可能な支持部材6を製作
し、工場にて配管ブロック1の底面(下面)の所要個
所、たとえば、四隅部に、上記支持部材6の上端側とな
る一端部を、ヒンジ7を中心に上下方向に回動できるよ
うに連結して、支持部材付きの配管ブロックIを製作す
るようにする。
【0014】詳述すると、上記各支持部材6は、2本の
支柱部材8と9を折り畳み、伸展可能となるようにヒン
ジ10で連結してあり、全長が上記配管ブロック1を設
置すべき高さ位置に支持できる長さ寸法としてあり、使
用時に上側となる上部支柱部材8と下側となる下部支柱
部材9は、ともにH鋼としてあり、上部支柱部材8と、
下部支柱部材9が上記ヒンジ10を中心に屈伸できるこ
とにより支持部材6が途中で折り畳まれたり、直線状に
伸展できるようにする。なお、上記ヒンジ10による上
部支柱部材8と下部支柱部材9の屈曲方向は、支持部材
6の上端側となる一端部、すなわち、上部支柱部材8の
上端部と配管ブロック1の底面とを連結するヒンジ7に
よる支持部材6の回動方向とは逆方向になるようにし
て、図1(イ)に示す如く、ヒンジ10を中心に上下の
各支柱部材8と9を折り畳んだ状態としてある支持部材
6を、ヒンジ7を中心に配管ブロック1の底面と平行と
なるように折り畳めるようにしてある。
【0015】更に、上記各支持部材6における上部支柱
部材8及び下部支柱部材9の上下の各端面の外周縁部所
要位置には、図2に示す如く各支柱部材8と9を垂直に
配置した後に実施する後述する下部支柱部材9の下端部
と基礎2の支持台3上面の金属製プレート11との固
定、上部支柱部材8の上端部と配管ブロック1の底面と
の固定、或いは、上部支柱部材8の下端部と下部柱部材
9の上端部との固定を行う溶接作業のための開先12を
形成するようにしてある。
【0016】次に、本発明による配管ブロック1の据付
方法について説明する。配管ブロック1の据え付けを行
うときには、工場等において、据付対象となる配管ブロ
ック1と支持部材6からなる上述した如き支持部材付き
配管ブロックIを予め製作する。
【0017】一方、上記配管ブロック1を設置すべき現
場の基礎2上には、図1(イ)に二点鎖線で示す如く、
配管ブロック1の四隅部と対応する4個所に、支持台3
を形成し、該支持台3の上面には金属製プレート11を
取り付けて設けておく。
【0018】その後、上記支持部材付き配管ブロックI
を、図1(イ)に実線で示す如く、各支持部材6の上部
支柱部材8と下部支柱部材9とを折り畳むと共に、配管
ブロック1の下面近傍位置に水平方向に折り畳んで格納
した状態にして、図1(イ)に一点鎖線で示す如きリフ
ター付きの台車13に搭載して現場に搬入し、各支持部
材6の下部支柱部材9の下端部を、それぞれ対応する支
持台3の金属製プレート11上に載置させる。この支持
部材付き配管ブロックIの搬入作業の際、上記各支持部
材6を配管ブロック1の下面近傍位置に折り畳んだ状態
で保持するには、たとえば、図1(イ)に一点鎖線で示
す如く、上部支柱部材8と配管ブロック1の底面、及
び、上部及び下部の支柱部材8,9同士を、取り外し可
能なボルト14で仮止めしたり、或いは、図示しないク
ランプやワイヤー等により仮止めしておけばよい。なお
搬入作業終了時点でこれらの仮止めは外すようにする。
【0019】次いで、図1(ロ)に示す如く、上記台車
13のリフターを作動させて配管ブロック1を設置すべ
き所要高さ位置まで垂直に持ち上げる。この際、配管ブ
ロック1が上昇すると、各支持部材6は、自重によりヒ
ンジ7を中心に下方へ回動すると同時に、該各支持部材
6の上部と下部の支柱部材8と9がヒンジ10を中心に
展開されるようになり、上記配管ブロック1を設置すべ
き高さ位置まで上昇させると、各支持部材6の上部及び
下部の各支柱部材8と9は、配管ブロック1の下側で垂
直方向下向きに一直線上に延びる配置となる。この際、
上記各支持部材6は、上部支柱部材8と下部支柱部材9
とからなる2段構造としてあると共に、該各支柱部材8
と9は等長としてあるため、上記配管ブロック1の持ち
上げ作業時に下部柱部材9の下端部は、支持台3の金属
製プレート11上から移動することはなく、下部支柱部
材9が垂直に配置される時点で該下部支柱部材9の下端
面が、上記金属製プレート11の上面に接するようにな
る。又、同時に上部支柱部材8の下端面と下部支柱部材
9の上端面が接し、上部支柱部材8の上端面が、配管ブ
ロック1の底面に接するようになる。
【0020】しかる後に下部支柱部材9の下端部を、対
応する支持台3の金属製プレート11上面に溶接して固
定し、更に、上部支柱部材8の上端部を、配管ブロック
1の底面に溶接して固定すると共に、上部支柱部材8の
下端部と下部支柱部材9の上端部とを溶接して各支持部
材6を伸展状態で固定する。これにより、上記配管ブロ
ック1は支持部材6上にて支承されて所要高さ位置に据
え付けられるようになる。
【0021】なお、各支持部材6の上部支柱部材8は、
ヒンジ7を介して配管ブロック1に連結され、且つ下部
支柱部材9は、上記上部支柱部材8にヒンジ10を介し
て連結されているため、上記上部支柱部材8及び下部支
柱部材9は傾動する方向がそれぞれ一方向に限定されて
いる。このため、上記下部支柱部材9と金属製プレート
11との固定のためには、下部支柱部材9の傾動方向と
は逆側となる下部支柱部材9の下端面の配管ブロック1
外側に面する一辺部のみを溶接すればよい。又、上部支
柱部材8の上端部と配管ブロック1との溶接は、上部支
柱部材8の上端面の反ヒンジ7側の一辺部を行えばよ
く、同様に、上部支柱部材8の下端部と下部支柱部材9
の上端部との溶接は、反ヒンジ10側の一側部について
実施すればよい。
【0022】このように、本発明の据付方法によれば、
現場の基礎2上に、金属製プレート11を備えた支持台
3を形成した後、配管ブロック1と支持部材6とを予め
一体化してなる支持部材一体型配管ブロックIを搬入し
ているため、現場作業としては、配管ブロック1の持ち
上げ作業に続いて、下部支柱部材9の下端部と金属製プ
レート11との溶接、上部支柱部材8の上端部と配管ブ
ロック1の底面との溶接、及び、上部支柱部材8の下端
部と下部支柱部材9の上端部との溶接の作業を行うのみ
で上記配管ブロック1の所要高さ位置への据え付けを行
うことができるため、従来の据付作業に比して高所作業
を大幅に削減することができる。
【0023】又、従来要していた如き基礎2上に支柱4
を据え付けるため作業を不要とすることができ、このた
め現場における据付作業に要する工事期間を大幅に短縮
できる。
【0024】更に、配管ブロック1に支持部材6を取り
付ける作業は、設備の整った工場等で実施できるため、
配管ブロック1と支持部材6との連結部における取付精
度を高めることが可能になり、品質の向上を図ることが
できるため、たとえば、配管ブロック1を高所位置に据
え付ける場合に、支柱の倒れについての要求精度は1/
500〜1/1000という値であるが、これを満足さ
せるための工程を簡便に実現できるようになる。
【0025】次に、図3は本発明の支持部材付き配管ブ
ロックIの実施の他の形態を示すもので、図1(イ)
(ロ)及び図2に示した支持部材付き配管ブロックIと
同様な構成において、支持部材6における上部支柱部材
8の下端部と下部支柱部材9の上端部との連結に用いる
ヒンジ10を、上記各支柱部材8と9に対してボルト1
5により取り外し可能に取り付け、更に、上部支柱部材
8の上端部と配管ブロック1の底面との連結に用いるヒ
ンジ7を、上記上部支柱部材8と配管ブロック1にそれ
ぞれボルト15により取り外し可能に取り付けるように
したものである。その他の構成は、図1(イ)(ロ)及
び図2に示したものと同様であり同一のものには同一符
号が付してある。
【0026】本実施の形態の支持部材付き配管ブロック
Iによれば、配管ブロック1の所要高さ位置までの持ち
上げ作業を行って、該配管ブロック1の下側に垂直方向
に配置される支持部材6の上部支柱部材8の上端部と配
管ブロック1の底部との固定を行うときにボルト15を
弛めてヒンジ7を取り外すことにより、該ヒンジ7に邪
魔されることなく上部支柱部材8の上端部を、全周方向
に亘って配管ブロック1の底部に溶接できて強固に固定
することができ、又、上部支柱部材8の下端部と下部支
柱部材9の上端部とを固定するときにボルト15を弛め
てヒンジ10を取り外せば、該ヒンジ10に邪魔される
ことなく上下の各支柱部材8と9の接する端面同士を全
周方向に亘り溶接して強固に固定することが可能にな
る。又、支持部材6の上端部や中間部においてヒンジ7
や10が突出することがなくなるため、外観上有利にな
る。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、下部支柱部材9の下端部の基礎2
に対する固定は、基礎2に設けた支持台3上の金属製プ
レート11に溶接するものとして示したが、下部支柱部
材9の下端部を基礎2上の所定位置に固定できれば、固
定方法はボルト・ナットによる固定等、溶接以外の手段
を採用してもよいこと、又、上部支柱部材8の上端部と
配管ブロック1の底面との固定、及び、上部支柱部材8
の下端部と下部支柱部材9の上端部との固定も、同様に
ボルト・ナットによる固定等の溶接以外の固定手段を採
用してもよいこと、高所設置用構造物としては配管ブロ
ック1を例示したが、高所位置に設置すべきいかなる高
所設置用構造物の据え付けに採用できること、支持部材
6は等長の2本の支柱部材8と9をヒンジ10を介在さ
せて連結してなるものとして示したが、全長が配管ブロ
ック1を据え付けるべき高さ位置に対応した長さ寸法と
なるようにすれば、連結する支柱部材の本数、及び、各
支柱部材の長さは自在に設定できること、支持部材6の
上下の各支柱部材8及び9は、角型の管構造等、H鋼以
外の材料により作成してよく、更に、ヒンジ7のピン方
向に並ぶ複数の支持部材6の上部支柱部材8同士及び下
部支柱部材9同士をそれぞれ斜材や梁材等により連結し
てもよいこと、配管ブロック1の上昇は台車13のリフ
ターにより行うものとして示したが、配管ブロック1を
垂直方向に上昇させることができれば、重機等を用いて
吊り上げる等の任意の方法を採用してよいこと、その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば以下の
如き優れた効果を発揮する。 (1)高所設置用構造物と、長手方向所要個所で折り畳み
できるようにしてある複数の支持部材とを製作して、該
各支持部材の上端側となる一端部を高所設置用構造物の
下面に回動可能に連結し、且つ上記各支持部材を折り畳
んだ状態で据付位置に搬入して支持部材の下端側となる
他端部を基礎上に載置させ、次いで、上記高所設置用構
造物を所要高さ位置まで上昇させながら上記各支持部材
を垂直方向に伸展させ、しかる後、該垂直方向に伸展状
態の各支持部材の下端部を基礎上に固定すると共に、該
各支持部材の途中位置の屈曲可動部と、各支持部材の上
端部と高所設置用構造物下面の突合わせ部をそれぞれ固
定し、上記高所設置用構造物の据え付けを行う高所設置
用構造物の据付方法としてあるので、現場作業として
は、高所作業を従来の据付作業に比して大幅に削減する
ことができると共に、従来要していた如き基礎上に支柱
を設置する作業を不要とすることができるため、現場作
業に要する工事期間を大幅に短縮できる。更に、高所設
置用構造物と支持部材との連結作業は、設備の整った工
場等で実施できるため、連結部における取付精度を高め
ることが可能になり、品質の向上を図ることができる。 (2)高所設置用構造物の下面所要位置に、途中の屈曲可
動部にて折り畳み可能にしてなる複数本の支持部材の上
端側となる一端部を、回動可能に連結してなり、上記各
支持部材を水平方向に折り畳んで低い姿勢とした上記高
所設置用構造物を、所要高さ位置まで上昇させることに
より、上記各支持部材を垂直方向に伸展させて、各支持
部材の下端部を基礎上に固定できるようにすると共に各
支持部材の上端部を高所設置用構造物の下面に、又、各
支持部材の屈曲可動部を固定できるようにした構成を有
する支持部材付き高所設置用構造物とすると、上記高所
設置用構造物の据え付けを容易に行うことができる。 (3)支持部材は、等長の偶数本の支柱部材をヒンジを介
して折り畳み可能に連結してなる構成とすることによ
り、支持部材を水平方向に折り畳んだ状態にて低い姿勢
とした上記高所設置用構造物を所要高さ位置まで上昇さ
せて、上記支持部材を垂直方向に伸展させるときに、該
支持部材の下端位置のずれを防止でき、これにより、高
所設置用構造物の基礎上への搬入時の位置決めを容易に
することができる。 (4)支持部材のヒンジを、対応する支柱部材に取り外し
可能に取り付けるようにした構成とすることにより、支
持部材のヒンジによる屈曲可動部を固定するときに、ヒ
ンジを取り外すことが可能になるため、上記支持部材の
屈曲可動部の固定作業の際、ヒンジが邪魔になる虞を解
消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高所設置用構造物の据付方法及び支持
部材付き高所設置用構造物の実施の一形態を示すもの
で、(イ)は現場に搬入した状態を、(ロ)は高所設置
用構造物を高所位置へ設置するときの状態をそれぞれ示
す概略正面図である。
【図2】図1の装置における支持部材の要部拡大図であ
る。
【図3】本発明の実施の他の形態を示すもので、支持部
材のヒンジ部分を拡大して示す図である。
【図4】従来の配管ブロックの据付方法の一例を示す概
要図である。
【図5】従来の配管ブロックの据付方法の他の例を示す
概要図である。
【符号の説明】
I 支持部材付き配管ブロック(支持部材付き高所設置
用構造物) 1 配管ブロック(高所設置用構造物) 2 基礎 6 支持部材 7 ヒンジ 8 上部支柱部材(支柱部材) 9 下部支柱部材(支柱部材) 10 ヒンジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高所設置用構造物と、長手方向所要個所
    で折り畳みできるようにしてある複数の支持部材とを製
    作して、該各支持部材の上端側となる一端部を高所設置
    用構造物の下面に回動可能に連結し、且つ上記各支持部
    材を折り畳んだ状態で据付位置に搬入して支持部材の下
    端側となる他端部を基礎上に載置させ、次いで、上記高
    所設置用構造物を所要高さ位置まで上昇させながら上記
    各支持部材を垂直方向に伸展させ、しかる後、該垂直方
    向に伸展状態の各支持部材の下端部を基礎上に固定する
    と共に、該各支持部材の途中位置の屈曲可動部と、各支
    持部材の上端部と高所設置用構造物下面の突合わせ部を
    それぞれ固定し、上記高所設置用構造物の据え付けを行
    うことを特徴とする高所設置用構造物の据付方法。
  2. 【請求項2】 高所設置用構造物の下面所要位置に、途
    中の屈曲可動部にて折り畳み可能にしてなる複数本の支
    持部材の上端側となる一端部を、回動可能に連結してな
    り、上記各支持部材を水平方向に折り畳んで低い姿勢と
    した上記高所設置用構造物を、所要高さ位置まで上昇さ
    せることにより、上記各支持部材を垂直方向に伸展させ
    て、各支持部材の下端部を基礎上に固定できるようにす
    ると共に各支持部材の上端部を高所設置用構造物の下面
    に、又、各支持部材の屈曲可動部を固定できるようにし
    たことを特徴とする支持部材付き高所設置用構造物。
  3. 【請求項3】 支持部材は、等長の偶数本の支柱部材を
    ヒンジを介して折り畳み可能に連結してなる構成とした
    請求項2記載の支持部材付き高所設置用構造物。
  4. 【請求項4】 支持部材のヒンジを、対応する支柱部材
    に取り外し可能に取り付けるようにした請求項3記載の
    支持部材付き高所設置用構造物。
JP2002028083A 2002-02-05 2002-02-05 高所設置用構造物の据付方法及び該据付方法に用いる支持部材付き高所設置用構造物 Pending JP2003227232A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103469962A (zh) * 2013-09-25 2013-12-25 昆明钢铁集团有限责任公司 一种能够有效防止开裂的预制墙板及其防开裂施工方法

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CN103469962A (zh) * 2013-09-25 2013-12-25 昆明钢铁集团有限责任公司 一种能够有效防止开裂的预制墙板及其防开裂施工方法

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