JP2003227230A - リフォーム用巾木材 - Google Patents

リフォーム用巾木材

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JP2003227230A
JP2003227230A JP2002028070A JP2002028070A JP2003227230A JP 2003227230 A JP2003227230 A JP 2003227230A JP 2002028070 A JP2002028070 A JP 2002028070A JP 2002028070 A JP2002028070 A JP 2002028070A JP 2003227230 A JP2003227230 A JP 2003227230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新設の床材をはり込む方式のリフォームを行
う場合において、既設巾木を取り外すことなく、容易か
つ仕上がり良くリフォームを行う。 【解決手段】 既設巾木hの前面への添装面部1aを備
え、下端面を既設フロアF上にはり込まれる新設の床材
により形成される新設フロア面NFaに対する突き当て
面部1bとした下部巾木構成体1と、既設巾木hの前面
ha及び上端面hbへの添装面部2aを備えた上部巾木
構成体2とを有する。下部巾木構成体1はその前面部に
上方に向いた段差面1cを有する。上部巾木構成体2は
その背面部に下方に向いた段差面2bを有する。下部巾
木構成体1の段差面1cに上部巾木構成体2の下端面2
cが突き当てられる位置をこの上部巾木構成体2の設置
下限として、この下部巾木構成体1の段差面1cより上
方にある前面に上部巾木構成体2の段差面2bより下方
にある背面を添装させた状態で備え付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既設の床材の上
に新設の床材をはり込んで行う方式のリフォームにおい
て、既設巾木を取り外すことなく、このリフォームを適
切に行えるようにするために用いられるリフォーム用巾
木材に関する。
【0002】
【従来の技術】既設の床材の上に新設の床材をはり込ん
で行う方式のリフォームにおいては、通例、既設巾木を
取り外した後、新設の床材をはり込み、さらに、新設の
巾木の取り付けをなすようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
の手法にあっては、既設巾木の取り外しに相応の手間を
要させるものであった。巾木は、通常、釘と接着剤によ
り強固に壁側に取り付けられているからである。
【0004】また、かかる従来の手法にあっては、既設
巾木を取り外す際に壁を傷つけてしまうことが少なくな
く、こうした場合にはさらに壁材のはり替えを必要とさ
せるものであった。
【0005】こうした不都合は、既設巾木を取り外すこ
となく、既設の床材の上に新設の床材をはり込むように
した場合には生じない。しかし、単純にこのようにした
場合、既設巾木と新設の床材との取り合い部分にできる
だけ隙間を生じさせないようにする必要があり、その施
工に高い精度が必要となる。また、このように新設の床
材をはり込ませた場合、この新設の床材と既設巾木との
取り合い部分に生じる隙間は縦向きの隙間となるため、
この隙間にたまる塵芥によりこの取り合い部分の外観性
を経時的に低下させてしまい易い。
【0006】そこでこの発明は、既設の床材の上に新設
の床材をはり込んで行う方式のリフォームを行う場合に
おいて、既設巾木を取り外すことなく、容易かつ仕上が
り良くこうしたリフォームを行うことを可能とするリフ
ォーム用巾木材の提供を主たる目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、リフォーム用巾木
材が以下の(1)〜(6)の構成を備えたものとした。 (1)既設巾木の前面及び上端面を覆って備え付けられ
るリフォーム用巾木材であって、(2)既設巾木の前面
への添装面部を備えると共に、下端面を既設フロア上に
はり込まれる新設の床材により形成される新設フロア面
に対する突き当て面部とした下部巾木構成体と、(3)
既設巾木の前面及び上端面への添装面部を備えた上部巾
木構成体とを有しており、(4)下部巾木構成体は、そ
の前面部に、上方に向いた段差面を有すると共に、
(5)上部巾木構成体は、その背面部に、下方に向いた
段差面を有しており、(6)下部巾木構成体の段差面に
上部巾木構成体の下端面が突き当てられる位置をこの上
部巾木構成体の設置下限として、この下部巾木構成体の
段差面より上方にある前面に上部巾木構成体の段差面よ
り下方にある背面を添装させた状態で備え付けられる。
【0008】かかる構成によれば、 (1)新設フロア面と既設巾木の上端面との間の寸法に
合わせて、下部巾木構成体の突き当て面部と上部巾木構
成体における既設巾木の上端面への添装面部との間の間
隔を調整することができ、単一のリフォーム用巾木材に
よって新設フロア面と既設巾木の上端面との間の寸法を
異ならせる種種の状況に対応して、この既設巾木の前面
及び上端面をそれぞれ適切にこのリフォーム用巾木材に
よって覆うことができる。
【0009】この結果、こうしたリフォームにおいて、
既設巾木を取り外す必要がなく、また、こうした取り外
しによって壁を痛めることもないので、壁紙の貼り替え
などの施工手間を生じさせることがない。
【0010】また、新設の床材により形成される新設フ
ロア面にリフォーム用巾木材を構成する下部巾木構成体
の突き当て面部が突き当てられて、このリフォーム用巾
木材によって新設フロア面と既設巾木との取り合い部分
を隠すことができることから、新設の床材のはり込みに
あたりこの取り合い部分の施工に高い精度を要すること
がなく、このはり込みを容易になすことができる。
【0011】(2)また、下部巾木構成体と上部巾木構
成体との重なり合う部分を、下部巾木構成体の段差面と
この下部巾木構成体の上端面との間と、上部巾木構成体
の段差面とこの上部巾木構成体の下端面との間に形成さ
せることから、このように重なり合わされる下部巾木構
成体と上部巾木構成体との前記重なり合う部分以外の前
面をほぼ同一の平面上に位置づけさせるようにすること
も支障なくなすことができる。
【0012】また、前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明にあっては、リフォーム用巾木材が以下の
(1)〜(6)の構成を備えたものとした。 (1)既設巾木の前面及び上端面を覆って備え付けられ
るリフォーム用巾木材であって、(2)既設巾木の前面
への添装面部を備えると共に、下端面を既設フロア上に
はり込まれる新設の床材により形成される新設フロア面
に対する突き当て面とした下部巾木構成体と、(3)既
設巾木の前面及び上端面への添装面部を備えた上部巾木
構成体とを有しており、(4)下部巾木構成体は、その
背面部に、上方に向いた段差面を有すると共に、(5)
上部巾木構成体は、その前面部に、下方に向いた段差面
を有しており、(6)下部巾木構成体の段差面に上部巾
木構成体の下端面が突き当てられる位置をこの上部巾木
構成体の設置下限として、この上部巾木構成体の段差面
より下方にある前面に下部巾木構成体の段差面より上方
にある背面を添装させた状態で備え付けられる。
【0013】かかる構成によれば、 (1)新設フロア面と既設巾木の上端面との間の寸法に
合わせて、下部巾木構成体の突き当て面部と上部巾木構
成体における既設巾木の上端面への添装面部との間の間
隔を調整することができ、単一のリフォーム用巾木材に
よって新設フロア面と既設巾木の上端面との間の寸法を
異ならせる種種の状況に対応して、この既設巾木の前面
及び上端面をそれぞれ適切にこのリフォーム用巾木材に
よって覆うことができる。
【0014】この結果、こうしたリフォームにおいて、
既設巾木を取り外す必要がなく、また、こうした取り外
しによって壁を痛めることもないので、壁紙の貼り替え
などの施工手間を生じさせることがない。
【0015】また、新設の床材により形成される新設フ
ロア面にリフォーム用巾木材を構成する下部巾木構成体
の突き当て面部が突き当てられて、このリフォーム用巾
木材によって新設フロア面と既設巾木との取り合い部分
を隠すことができることから、新設の床材のはり込みに
あたりこの取り合い部分の施工に高い精度を要すること
がなく、このはり込みを容易になすことができる。
【0016】(2)また、下部巾木構成体と上部巾木構
成体との重なり合う部分を、下部巾木構成体の段差面と
この下部巾木構成体の上端面との間と、上部巾木構成体
の段差面とこの上部巾木構成体の下端面との間に形成さ
せることから、このように重なり合わされる下部巾木構
成体と上部巾木構成体との前記重なり合う部分以外の前
面をほぼ同一の平面上に位置づけさせるようにすること
も支障なくなすことができる。
【0017】また、請求項3記載の発明にあっては、請
求項1または請求項2記載のリフォーム用巾木材におけ
る、上部巾木構成体及び下部巾木構成体における既設巾
木への添装面部の全部又は一部が、さらに、クッション
材によって覆われていることを特徴としている。
【0018】かかる構成によれば、単一のリフォーム用
巾木材によって厚さを異にする種種の既設巾木の前面及
び上端面を、それぞれ、このリフォーム用巾木材によっ
て適切に覆うことができる。
【0019】すなわち、上部巾木構成体における既設巾
木の上端面を覆う部分を、前記クッション材を既設巾木
の前面に押し当てて変形させながら壁面に押し付けさせ
ることにより、厚さを異にする種種の既設巾木の前面と
の間に無用な隙間を生じさせないようにした状態で、リ
フォーム用巾木材を取り付けさせることができる。
【0020】また、請求項4記載の発明あっては、請求
項1、請求項2または請求項3記載のリフォーム用巾木
材における上部巾木構成体が、さらに、既設巾木の上端
面への添装体と、既設巾木の前面への添装体とから構成
されており、既設巾木の上端面への添装体は、壁面に添
装される縦板部と、この縦板部から前方に突き出すよう
に形成されると共に、既設巾木の上端面に外面を添装さ
せる下部横板部と、前記縦板部から前方に突き出すよう
に形成されると共に、この下部横板部との間に溝部を形
成させる上部横板部とを有しており、既設巾木の前面へ
の添装体は、上部巾木構成体の下方に向いた段差面とな
る段差面と、この段差面の形成位置の上方に前記既設巾
木の上端面への添装体の溝部への入れ込み部を有してい
ることを特徴としている。
【0021】かかる構成によれば、 既設巾木の上端面
への添装体によってこの既設巾木の上端面を覆うことが
できると共に、この既設巾木の上端面への添装体の溝部
への既設巾木の前面への添装体の入れ込み部の入れ込み
寸法を変えることにより、既設巾木の厚さに対応して既
設巾木の上端面への添装体の縦板部の外面(壁面に添装
される面)と既設巾木の前面への添装体の背面(さらに
は、下部巾木構成体の背面)との間の間隔を調整するこ
とができ、厚さを異ならせる種種の既設巾木をより容易
に単一のリフォーム用巾木材によって適切に覆うことが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図8に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0023】なお、ここで図1、図3、図5および図7
は、リフォーム用巾木材Hとこのリフォーム用巾木材H
が備え付けられる既設巾木h側とを、分離して斜視の状
態としてそれぞれ示しており、また、図2、図4、図6
および図8は、リフォーム用巾木材Hを備え付けさせた
状態を断面の状態として示している。
【0024】この実施の形態にかかるリフォーム用巾木
材Hは、既設の床材の上に新設の床材をはり込んで行う
方式のリフォームにおいて、既設巾木hを取り外すこと
なく、このリフォームを適切に行えるようにするために
用いられるものである。
【0025】すなわち、かかるリフォーム用巾木材H
は、新設の床材のはり込み後に、既設巾木hの前面ha
及び上端面hbを覆って備え付けられて、この新設の床
材によって形成される新設フロア面NFaと壁面Pとの
見切りなどをなすように用いられるものである。
【0026】かかるリフォーム用巾木材Hは、下部巾木
構成体1と上部巾木構成体2とを有している。
【0027】この下部巾木構成体1は、既設巾木hの前
面haへの添装面部1aと、既設の床材により構成され
る既設フロアF上にはり込まれる新設の床材によって形
成される新設フロア面NFaに対する突き当て面部1b
となる下端面とを備えている。
【0028】また、上部巾木構成体2は、既設巾木hの
前面ha及び上端面hbへの添装面部2aを備えてい
る。
【0029】また、実施例1(図1、図2)と実施例2
(図3、図4)にあっては、下部巾木構成体1は、その
前面部(既設巾木hに向けられる側と反対の側)に、上
方に向いた段差面1cを有すると共に、上部巾木構成体
2は、その背面部(既設巾木hに向けられる側)に、下
方に向いた段差面2bを有しており、下部巾木構成体1
の段差面1cに上部巾木構成体2の下端面2cが突き当
てられる位置をこの上部巾木構成体2の設置下限とし
て、この下部巾木構成体1の段差面1cより上方にある
前面に上部巾木構成体2の段差面2bより下方にある背
面を添装させた状態で備え付けられるようにしてある。
【0030】また、実施例3(図5、図6)と実施例4
(図7、図8)にあっては、下部巾木構成体1は、その
背面部(既設巾木hに向けられる側)に、上方に向いた
段差面1cを有すると共に、上部巾木構成体2は、その
前面部(既設巾木hに向けられる側と反対の側)に、下
方に向いた段差面2bを有しており、下部巾木構成体1
の段差面1cに上部巾木構成体2の下端面2cが突き当
てられる位置をこの上部巾木構成体2の設置下限とし
て、この上部巾木構成体2の段差面2bより下方にある
前面に下部巾木構成体1の段差面1cより上方にある背
面を添装させた状態で備え付けられるようにしてある。
【0031】これにより、この実施の形態にかかるリフ
ォーム用巾木材Hによれば、 (1)新設フロア面NFaと既設巾木hの上端面hbと
の間の寸法に合わせて、下部巾木構成体1の突き当て面
部1b(下部巾木構成体1の下端面)と上部巾木構成体
2における既設巾木hの上端面hbへの添装面部2aと
の間の間隔を調整することができ、単一のリフォーム用
巾木材Hによって新設フロア面NFaと既設巾木hの上
端面hbとの間の寸法を異ならせる種種の状況に対応し
て、この既設巾木hの前面ha及び上端面hbをそれぞ
れ適切にこのリフォーム用巾木材Hによって覆うことが
できる。
【0032】具体的には、下部巾木構成体1の段差面1
cに上部巾木構成体2の下端面2cが突き当てられるこ
の上部巾木構成体2の前記設置下限から、上部巾木構成
体2の下端面2cが下部巾木構成体1の上端面1dより
上方に位置されない限度までの間で、上部巾木構成体2
と下部巾木構成体1との上下方向における重なり合う部
分の寸法を調整することができ、これにより、単一のリ
フォーム用巾木材Hによって新設フロア面NFaと既設
巾木hの上端面hbとの間の寸法を異ならせる種種の状
況に対応して、この既設巾木hの前面ha及び上端面h
bをそれぞれ適切にこのリフォーム用巾木によって覆う
ことができる。
【0033】この結果、こうしたリフォームにおいて、
既設巾木hを取り外す必要がなく、また、こうした取り
外しによって壁を痛めることもないので、壁紙の貼り替
えなどの施工手間を生じさせることがない。
【0034】また、新設の床材により形成される新設フ
ロア面NFaにリフォーム用巾木材Hを構成する下部巾
木構成体1の突き当て面部1bが突き当てられて、この
リフォーム用巾木材Hによって新設フロア面NFaと既
設巾木hとの取り合い部分を隠すことができることか
ら、新設の床材のはり込みにあたりこの取り合い部分の
施工に高い精度を要することがなく、このはり込みを容
易になすことができる。
【0035】(2)また、下部巾木構成体1と上部巾木
構成体2との重なり合う部分を、下部巾木構成体1の段
差面1cとこの下部巾木構成体1の上端面1dとの間
と、上部巾木構成体2の段差面2bとこの上部巾木構成
体2の下端面2cとの間に形成させることから、このよ
うに重なり合わされる下部巾木構成体1と上部巾木構成
体2との前記重なり合う部分以外の前面をほぼ同一の平
面上に位置づけさせるようにすることも支障なくなすこ
とができる。
【0036】上部巾木構成体2および下部巾木構成体1
は、既設巾木hを前記のように覆った状態で、典型的に
は、この既設巾木h側に接着や、釘打ちにより、あるい
は、接着と釘打ちとの双方を施すことにより、止め付け
られる。
【0037】かかる上部巾木構成体2および下部巾木構
成体1は、典型的には、木材や、MDFなどの木質系材
料、こうした木質系材料に化粧紙などを貼り付けたも
の、などにより構成することができる。
【0038】また、かかる上部巾木構成体2及び下部巾
木構成体1における既設巾木hへの添装面部1a、2a
の全部又は一部が、クッション材3によって覆われてい
るようにしておくこともできる。
【0039】このようにした場合、単一のリフォーム用
巾木材Hによって厚さを異にする種種の既設巾木hの前
面ha及び上端面hbを、それぞれ、このリフォーム用
巾木材Hによって適切に覆うことができる。
【0040】すなわち、上部巾木構成体2における既設
巾木hの上端面hbを覆う部分を、前記クッション材3
を既設巾木hの前面haに押し当てて変形させながら壁
面Pに押し付けさせることにより、厚さを異にする種種
の既設巾木hの前面haとの間に無用な隙間を生じさせ
ないようにした状態で、リフォーム用巾木材Hを取り付
けさせることができる。
【0041】こうしたクッション材3としては、典型的
には、発泡プラスチック製のシートなどを用いることが
できる。例えば、こうしたシートを、上部巾木構成体2
及び下部巾木構成体1における既設巾木hへの添装面部
1a、2aに貼り込ませることにより、こうしたクッシ
ョン材3によってこの添装面部1a、2aの全部又は一
部を覆わせることができる。このように添装面部1a、
2aに貼り込まれたシートの表面に剥離紙で覆われた接
着剤層を設けさせておけば、この剥離紙の剥離により露
出される接着剤層によって既設巾木hに対し上部巾木構
成体2及び下部巾木構成体1を容易に本止め、あるい
は、仮止めすることができる。
【0042】また、実施例2及び実施例4に示されるよ
うに、上部巾木構成体2を、既設巾木hの上端面hbへ
の添装体20と、既設巾木hの前面haへの添装体21
とから構成されるようにしておくこともある。
【0043】具体的には、既設巾木hの上端面hbへの
添装体20は、壁面Pに添装される縦板部20aと、こ
の縦板部20aから前方に突き出すように形成されると
共に、既設巾木hの上端面hbに外面を添装させる下部
横板部20bと、前記縦板部20aから前方に突き出す
ように形成されると共に、この下部横板部20bとの間
に溝部20dを形成させる上部横板部20cとを有して
いる。
【0044】また、既設巾木hの前面haへの添装体2
1は、上部巾木構成体2の下方に向いた段差面2bとな
る段差面21aと、この段差面21aの形成位置の上方
に前記既設巾木hの上端面hbへの添装体20の溝部2
0dへの入れ込み部21bを有している。
【0045】このように構成した場合、 既設巾木hの
上端面hbへの添装体20によってこの既設巾木hの上
端面hbを覆うことができると共に、この既設巾木hの
上端面hbへの添装体20の溝部20dへの既設巾木h
の前面haへの添装体21の入れ込み部21bの入れ込
み寸法を変えることにより、既設巾木hの厚さに対応し
て既設巾木hの上端面hbへの添装体20の縦板部20
aの外面(壁面Pに添装される面)と既設巾木hの前面
haへの添装体21の背面との間の間隔を調整すること
ができ、厚さを異ならせる種種の既設巾木hをより容易
に単一のリフォーム用巾木材Hによって適切に覆うこと
ができる。
【0046】(実施例1)図1および図2に示されるリ
フォーム用巾木材H1は、上部巾木構成体2と下部巾木
構成体1の2パーツから構成されている。
【0047】上部巾木構成体2および下部巾木構成体1
の双方ともに、長尺の板状をなすように構成されてい
る。
【0048】上部巾木構成体2は、既設巾木hの前面h
aを覆う鉛直部20eと、既設巾木hの上端面hbを覆
う水平部20fとを有している。
【0049】鉛直部20eの上端部と水平部20fの前
端部とは、鉛直部20eの前面と水平部20fの上面と
の間にエッジ状の外隅部20gを形成させると共に、鉛
直部20eの背面と水平部20fの下面との間にエッジ
状の内隅部20hを形成させるように、一体となってい
る。
【0050】水平部20fの後端部は、鉛直面となって
おり、この鉛直面が壁面Pに添装されるようになってい
る。そして、この水平部20fの下面におけるこの水平
部20fの後端部と前記内隅部20hとの間が、上部巾
木構成体2における既設巾木hの上端面hbへの添装面
部2aとなるようにしてある。
【0051】鉛直部20eの背面部には、下方に向いた
段差面2bが形成されている。この段差面2bは、この
例では、水平面として構成されている。そして、この下
方に向いた段差面2bと前記内隅部20hとの間が、上
部巾木構成体2における既設巾木hの前面haへの添装
面部2aとなるようにしてある。そしてまた、この段差
面2bと鉛直部20eの下端面との間にある鉛直部20
eの背面が、下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1
cと下部巾木構成体1の上端面1dとの間にある下部巾
木構成体1の前面に添装されるように構成されている。
【0052】また、鉛直部20eの下端面は、この例で
は、水平面として構成されている。
【0053】この例にあっては、上部巾木構成体2の添
装面部2aの全体がシート状をなすクッション材3によ
って覆われるようにしてある。この結果、この例にあっ
ては、前記水平部20fのクッション材3によっても、
リフォーム用巾木材H1における下部巾木構成体1の突
き当て面部1bと上部巾木構成体2における既設巾木h
の上端面hbへの添装面部2aとの間の間隔の若干の調
整が可能となっている。
【0054】下部巾木構成体1は、背面の全部を既設巾
木hの前面haに対する添装面部1aとしている。ま
た、この下部巾木構成体1は、前面部に上方に向いた段
差面1cを有しており、この上方に向いた段差面1cと
上端面1dとの間にある前面に、上部巾木構成体2の下
端面2cと下方に向いた段差面2bとの間にある背面が
添装されるようにしてある。この例にあっては、この下
部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cおよび上端面
1dは、いずれも水平面として構成されている。
【0055】また、下部巾木構成体1の下端面は、水平
面として構成されており、この下端面が新設フロア面N
Faに突き当てられるようにしてある。
【0056】また、この例にあっては、下部巾木構成体
1の添装面部1aの全体がシート状をなすクッション材
3によって覆われるようにしてある。
【0057】また、この例にあっては、上部巾木構成体
2の鉛直部20eの前面と下方に向いた段差面2bより
上方の背面(つまり、添装面部2a)との間の寸法と、
下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cより下方の
前面と背面(つまり、添装面部1a)との間の寸法とが
ほぼ等しくなるようにしてあると共に、上部巾木構成体
2の鉛直部20eの前面と下方に向いた段差面2bより
下方の背面との間の寸法と、下部巾木構成体1の上方に
向いた段差面1cより上方にある前面と背面との間の寸
法とがほぼ等しくなるようにしてある。
【0058】この結果、この例にあっては、既設巾木h
の前面haに添装面部1a、2aを添装させて備え付け
られると共に、互いの一部を重なり合わせた上部巾木構
成体2と下部巾木構成体1とは、上部巾木構成体2の前
面と下部巾木構成体1における上方に向いた段差面1c
より下方にある前面とをほぼ同一の平面上に位置づけ
る。
【0059】既設フロアF上に新設の床材をはり込み新
設フロアNFを形成させた後、新設フロア面NFaに下
部巾木構成体1の突き当て面部1bを突き当てさせ、か
つ、この下部巾木構成体1の添装面部1aを既設巾木h
の前面haに添装させて、先ず、下部巾木構成体1を備
え付けさせる。この後、既設巾木hの上端面hbに上部
巾木構成体2の水平部20fの下面を添装させ、かつ、
この水平部20fの後端面を壁面Pに突き当てさせると
共に、上部巾木構成体2の添装面部2aを既設巾木hの
前面haに添装させ、それと同時に、上部巾木構成体2
の下方に向いた段差面2bより下方の背面を下部巾木構
成体1の上方に向いた段差面1cより上方の前面に添装
させて、上部巾木構成体2を備え付けさせる。これによ
り、この例にかかるリフォーム用巾木材H1によって、
既設巾木hの上端面hbと前面haとを覆うことができ
ると共に、既設巾木hと新設フロア面NFaとの取り合
い部分を覆い隠すことができる。
【0060】(実施例2)図3および図4に示されるリ
フォーム用巾木材H2は、既設巾木hの上端面hbへの
添装体20と既設巾木hの前面haへの添装体21とか
らなる上部巾木構成体2と、下部巾木構成体1の3パー
ツから構成されている。
【0061】既設巾木hの上端面hbへの添装体20、
既設巾木hの前面haへの添装体21、および、下部巾
木構成体1はいずれも、長尺の板状をなすように構成さ
れている。
【0062】既設巾木hの上端面hbへの添装体20
は、この例にあっては、壁面Pに外面を添装される縦板
部20aと、この縦板部20aの下端部から前方に突き
出すように形成されると共に、既設巾木hの上端面hb
に外面を添装させる(つまり、この外面を既設巾木hの
上端面hbへの添装面部2aとする)下部横板部20b
と、前記縦板部20aの上端部から前方に突き出すよう
に形成されると共に、前記下部横板部20bとの間に溝
部20dを形成させる上部横板部20cとを有してい
る。
【0063】この例にあっては、下部横板部20bは、
縦板部20aの外面を壁面Pに添装させた状態におい
て、既設巾木hの上端面hbの前縁からこの下部横板部
20bの前端を前方に突き出させない巾を持つように構
成されている。
【0064】また、この例にあっては、上部横板部20
cは、前記下部横板部20bよりも巾広に構成されてい
る。
【0065】また、前記溝部20dは、既設巾木hの前
面haへの添装体21を構成する入れ込み部21bの上
下寸法とほぼ等しいか、やや広い溝巾を持つように構成
されている。
【0066】一方、上部巾木構成体2を構成する既設巾
木hの前面haへの添装体21は、既設巾木hの前面h
aを覆う鉛直部20iと、横向きに配される前記入れ込
み部21bとを有している。
【0067】入れ込み部21bは、鉛直部20iの上端
部に、入れ込み部21bの前端部を一体に接合させるよ
うにして設けられている。この例にあっては、入れ込み
部21bの前端部の端面と鉛直部20iの前面との間に
間隔を開けるようにして、鉛直部20iの上端部に入れ
込み部21bが連接されている。
【0068】鉛直部20iの背面部には、下方に向いた
段差面2bが形成されている。この段差面2bは、この
例では、水平面として構成されている。そして、この下
方に向いた段差面2bと前記入れ込み部21bの形成位
置との間が、上部巾木構成体2における既設巾木hの前
面haへの添装面部2aとなるようにしてある。そして
また、この段差面2bと鉛直部20iの下端面2cとの
間にある鉛直部20iの背面が、下部巾木構成体1の上
方に向いた段差面1cと下部巾木構成体1の上端面1d
との間にある下部巾木構成体1の前面に添装されるよう
に構成されている。
【0069】また、鉛直部20iの下端面2cは、この
例では、水平面として構成されている。
【0070】この例にあっては、上部巾木構成体2を構
成する既設巾木hの前面haへの添装体21の添装面部
2aの全体がシート状をなすクッション材3によって覆
われるようにしてある。
【0071】下部巾木構成体1は、背面の全部を既設巾
木hの前面haに対する添装面部1aとしている。
【0072】また、この下部巾木構成体1は、前面部に
上方に向いた段差面1cを有しており、この上方に向い
た段差面1cと上端面1dとの間にある前面に、上部巾
木構成体2の下端面2cと下方に向いた段差面2bとの
間にある背面が添装されるようにしてある。この例にあ
っては、この下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1
cおよび上端面1dは、いずれも水平面として構成され
ている。
【0073】また、下部巾木構成体1の下端面は、水平
面として構成されており、この下端面が新設フロア面N
Faに突き当てられるようにしてある。
【0074】また、この例にあっては、下部巾木構成体
1の添装面部1aの全体がシート状をなすクッション材
3によって覆われるようにしてある。
【0075】また、この例にあっては、上部巾木構成体
2の鉛直部20iの前面と下方に向いた段差面2bより
上方の背面(つまり、添装面部2a)との間の寸法と、
下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cより下方の
前面と背面(つまり、添装面部1a)との間の寸法とが
ほぼ等しくなるようにしてあると共に、上部巾木構成体
2の鉛直部20iの前面と下方に向いた段差面2bより
下方の背面との間の寸法と、下部巾木構成体1の上方に
向いた段差面1cより上方にある前面と背面との間の寸
法とがほぼ等しくなるようにしてある。
【0076】この結果、この例にあっては、既設巾木h
の前面haに添装面部1a、2aを添装させて備え付け
られると共に、互いの一部を重なり合わせた上部巾木構
成体2と下部巾木構成体1とは、上部巾木構成体2の前
面と下部巾木構成体1における上方に向いた段差面1c
より下方にある前面とをほぼ同一の平面上に位置づけ
る。
【0077】既設フロアF上に新設の床材をはり込み新
設フロアNFを形成させた後、新設フロア面NFaに下
部巾木構成体1の突き当て面部1bを突き当てさせ、か
つ、この下部巾木構成体1の添装面部1aを既設巾木h
の前面haに添装させて、先ず、下部巾木構成体1を備
え付けさせる。
【0078】次いで、既設巾木hの上端面hbに上部巾
木構成体2を構成する既設巾木hの上端面hbへの添装
体20の下部横板部20bの外面を添装させると共に、
壁面Pにこの上端面hbへの添装体の縦板部20aの外
面を添装させる。
【0079】この後、上部巾木構成体2を構成する既設
巾木hの前面haへの添装体21の鉛直部20iの添装
面部2aを既設巾木hの前面haに添装させると共に、
この既設巾木hの前面haへの添装体21の入れ込み部
21bを既設巾木hの上端面hbへの添装体20の溝部
20dに入れ込み、それと同時に、上部巾木構成体2の
下方に向いた段差面2bより下方の背面を下部巾木構成
体1の上方に向いた段差面1cより上方の前面に添装さ
せて、上部巾木構成体2を備え付けさせる。
【0080】この上部巾木構成体2を構成する既設巾木
hの上端面hbへの添装体20の溝部20dに対する既
設巾木hの前面haへの添装体21の入れ込み部21b
の入れ込み寸法を調整することにより、既設巾木hの厚
さに対応して既設巾木hの上端面hbへの添装体20の
縦板部20aの外面と既設巾木hの前面haへの添装体
21の背面との間の間隔を調整することができ、厚さを
異ならせる種種の既設巾木hの上端面hb及び前面ha
を単一のリフォーム用巾木材H2によって適切に覆うこ
とができる。
【0081】また、これにより、この例にかかるリフォ
ーム用巾木材H2によって、既設巾木hと新設フロア面
NFaとの取り合い部分を覆い隠すことができる。
【0082】既設巾木hの上端面hbへの添装体20
は、その溝部20dに既設巾木hの前面haへの添装体
21の入れ込み部21bを入れ込むに先立って、既設巾
木hの上端面hbないしは壁面Pに接着などして止め付
けても、その溝部20dに既設巾木hの前面haへの添
装体21の入れ込み部21bを入れ込んだ後に、この既
設巾木hの前面haへの添装体21と一緒に釘打ちなど
により止め付けても良い。
【0083】また、既設巾木hの上端面hbへの添装体
20の溝部20dに既設巾木hの前面haへの添装体2
1の入れ込み部21bを入れ込ませた後に、両添装体2
0、21を同時に既設巾木h側にセッティングし、この
後止め付けるようにしても良い。
【0084】(実施例3)図5および図6に示されるリ
フォーム用巾木材H3は、上部巾木構成体2と下部巾木
構成体1の2パーツから構成されている。
【0085】上部巾木構成体2および下部巾木構成体1
の双方ともに、長尺の板状をなすように構成されてい
る。
【0086】上部巾木構成体2は、既設巾木hの前面h
aを覆う鉛直部20eと、既設巾木hの上端面hbを覆
う水平部20fとを有している。
【0087】鉛直部20eの上端部と水平部20fの前
端部とは、鉛直部20eの前面と水平部20fの上面と
の間にエッジ状の外隅部20gを形成させると共に、鉛
直部20eの背面と水平部20fの下面との間にエッジ
状の内隅部20hを形成させるように、一体となってい
る。
【0088】水平部20fの後端部は、鉛直面となって
おり、この鉛直面が壁面Pに添装されるようになってい
る。そして、この水平部20fの下面におけるこの水平
部20fの後端部と前記内隅部20hとの間が、上部巾
木構成体2における既設巾木hの上端面hbへの添装面
部2aとなるようにしてある。
【0089】鉛直部20eの背面部は鉛直面となってお
り、この背面部における前記内隅部20hと鉛直部20
eの下端面との間が既設巾木hの前面haへの添装面部
2aとなっている。
【0090】また、鉛直部20eの前面部には、下方に
向いた段差面2bが形成されている。この段差面は、こ
の例では、水平面として構成されている。
【0091】そして、この下方に向いた段差面2bと鉛
直部20eの下端面との間にある鉛直部20eの前面
が、下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cと下部
巾木構成体1の上端面1dとの間にある下部巾木構成体
1の背面に添装されるように構成されている。
【0092】また、鉛直部20eの下端面は、この例で
は、水平面として構成されている。
【0093】この例にあっては、上部巾木構成体2の添
装面部2aの全体がシート状をなすクッション材3によ
って覆われるようにしてある。この結果、この例にあっ
ては、前記水平部20fのクッション材3によっても、
リフォーム用巾木材H3における下部巾木構成体1の突
き当て面部1bと上部巾木構成体2における既設巾木h
の上端面hbへの添装面部2aとの間の間隔の若干の調
整が可能となっている。
【0094】下部巾木構成体1の前面部は鉛直面となっ
ている。
【0095】また、この下部巾木構成体1は、背面部に
上方に向いた段差面1cを有しており、この上方に向い
た段差面1cと上端面1dとの間にある背面が、上部巾
木構成体2の下端面2cと下方に向いた段差面2bとの
間にある前面に添装されるようにしてある。この例にあ
っては、この下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1
cおよび上端面1dは、いずれも水平面として構成され
ている。
【0096】また、この例にあっては、下部巾木構成体
1の背面であって、この下部巾木構成体1の上方に向い
た段差面1cと下端面との間にある背面が、既設巾木h
の前面haに対する添装面部1aとなっている。
【0097】また、下部巾木構成体1の下端面は、水平
面として構成されており、この下端面が新設フロア面N
Faに突き当てられるようにしてある。
【0098】また、この例にあっては、下部巾木構成体
1の添装面部1aの全体がシート状をなすクッション材
3によって覆われるようにしてある。
【0099】また、この例にあっては、上部巾木構成体
2の鉛直部20eの背面(つまり、添装面部2a)と下
方に向いた段差面2bより上方の前面との間の寸法と、
下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cより下方の
背面(つまり、添装面部1a)と前面との間の寸法とが
ほぼ等しくなるようにしてあると共に、上部巾木構成体
2の鉛直部20eの背面と下方に向いた段差面2bより
下方の前面との間の寸法と、下部巾木構成体1の上方に
向いた段差面1cより上方にある背面と前面との間の寸
法とがほぼ等しくなるようにしてある。
【0100】この結果、この例にあっては、既設巾木h
の前面haに添装面部1a、2aを添装させて備え付け
られると共に、互いの一部を重なり合わせた上部巾木構
成体2と下部巾木構成体1とは、上部巾木構成体2にお
ける下方に向いた段差面2bより上方にある前面と下部
巾木構成体1の前面とをほぼ同一の平面上に位置づけ
る。
【0101】既設フロアF上に新設の床材をはり込み新
設フロアNFを形成させた後、既設巾木hの上端面hb
に上部巾木構成体2の水平部20fの下面を添装させ、
かつ、この水平部20fの後端面を壁面Pに突き当てさ
せると共に、上部巾木構成体2の添装面部2aを既設巾
木hの前面haに添装させて、先ず、上部巾木構成体2
を備え付けさせる。この後、新設フロア面NFaに下部
巾木構成体1の突き当て面部1bを突き当てさせ、か
つ、この下部巾木構成体1の添装面部1aを既設巾木h
の前面haに添装させると共に、下部巾木構成体1の上
方に向いた段差面1cより上方の背面を上部巾木構成体
2の下方に向いた段差面2bより下方の前面に添装させ
て、下部巾木構成体1を備え付けさせる。これにより、
この例にかかるリフォーム用巾木材H3によって、既設
巾木hの上端面hbと前面haとを覆うことができると
共に、既設巾木hと新設フロア面NFaとの取り合い部
分を覆い隠すことができる。
【0102】(実施例4)図7および図8に示されるリ
フォーム用巾木材H4は、既設巾木hの上端面hbへの
添装体20と既設巾木hの前面haへの添装体21とか
らなる上部巾木構成体2と、下部巾木構成体1の3パー
ツから構成されている。
【0103】既設巾木hの上端面hbへの添装体20、
既設巾木hの前面haへの添装体21、および、下部巾
木構成体1はいずれも、長尺の板状をなすように構成さ
れている。
【0104】既設巾木hの上端面hbへの添装体20
は、この例にあっては、壁面Pに外面を添装される縦板
部20aと、この縦板部20aの下端部から前方に突き
出すように形成されると共に、既設巾木hの上端面hb
に外面を添装させる(つまり、この外面を既設巾木hの
上端面hbへの添装面部2aとする)下部横板部20b
と、前記縦板部20aの上端部から前方に突き出すよう
に形成されると共に、前記下部横板部20bとの間に溝
部20dを形成させる上部横板部20cとを有してい
る。
【0105】この例にあっては、下部横板部20bは、
縦板部20aの外面を壁面Pに添装させた状態におい
て、既設巾木hの上端面hbの前縁からこの下部横板部
20bの前端を前方に突き出させない巾を持つように構
成されている。
【0106】また、この例にあっては、上部横板部20
cは、前記下部横板部20bよりも巾広に構成されてい
る。
【0107】また、前記溝部20dは、既設巾木hの前
面haへの添装体21を構成する入れ込み部21bの上
下寸法とほぼ等しいか、やや広い溝巾を持つように構成
されている。
【0108】一方、上部巾木構成体2を構成する既設巾
木hの前面haへの添装体21は、既設巾木hの前面h
aを覆う鉛直部20iと、横向きに配される前記入れ込
み部21bとを有している。
【0109】入れ込み部21bは、鉛直部20iの上端
部に、入れ込み部21bの前端部を一体に接合させるよ
うにして設けられている。この例にあっては、入れ込み
部21bの前端部の端面と鉛直部20iの前面との間に
間隔を開けるようにして、鉛直部20iの上端部に入れ
込み部21bが連接されている。
【0110】鉛直部20iの背面部は鉛直面となってお
り、この背面部における前記入れ込み部21bの形成位
置と鉛直部20iの下端面2cとの間が既設巾木hの前
面haへの添装面部2aとなっている。
【0111】また、鉛直部20iの前面部には、下方に
向いた段差面2bが形成されている。この段差面2b
は、この例では、水平面として構成されている。
【0112】そして、この下方に向いた段差面2bと鉛
直部20iの下端面との間にある鉛直部20iの前面
が、下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cと下部
巾木構成体1の上端面1dとの間にある下部巾木構成体
1の背面に添装されるように構成されている。
【0113】また、鉛直部20iの下端面は、この例で
は、水平面として構成されている。
【0114】この例にあっては、上部巾木構成体2を構
成する既設巾木hの前面haへの添装体21におおける
添装面部2aの全体がシート状をなすクッション材3に
よって覆われるようにしてある。
【0115】下部巾木構成体1の前面部は鉛直面となっ
ている。
【0116】また、この下部巾木構成体1は、背面部に
上方に向いた段差面1cを有しており、この上方に向い
た段差面1cと上端面との間にある背面が、上部巾木構
成体2の下端面2cと下方に向いた段差面2bとの間に
ある前面に添装されるようにしてある。この例にあって
は、この下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cお
よび上端面1dは、いずれも水平面として構成されてい
る。
【0117】また、この例にあっては、下部巾木構成体
1の背面であって、この下部巾木構成体1の上方に向い
た段差面1cと下端面との間にある背面が、既設巾木h
の前面haに対する添装面部1aとなっている。
【0118】また、下部巾木構成体1の下端面は、水平
面として構成されており、この下端面が新設フロア面N
Faに突き当てられるようにしてある。
【0119】また、この例にあっては、下部巾木構成体
1の添装面部1aの全体がシート状をなすクッション材
3によって覆われるようにしてある。
【0120】また、この例にあっては、上部巾木構成体
2の鉛直部20iの背面(つまり、添装面部2a)と下
方に向いた段差面2bより上方の前面との間の寸法と、
下部巾木構成体1の上方に向いた段差面1cより下方の
背面(つまり、添装面部1a)と前面との間の寸法とが
ほぼ等しくなるようにしてあると共に、上部巾木構成体
2の鉛直部20iの背面と下方に向いた段差面2bより
下方の前面との間の寸法と、下部巾木構成体1の上方に
向いた段差面1cより上方にある背面と前面との間の寸
法とがほぼ等しくなるようにしてある。
【0121】この結果、この例にあっては、既設巾木h
の前面haに添装面部1a、2aを添装させて備え付け
られると共に、互いの一部を重なり合わせた上部巾木構
成体2と下部巾木構成体1とは、上部巾木構成体2にお
ける下方に向いた段差面2bより上方にある前面と下部
巾木構成体1の前面とをほぼ同一の平面上に位置づけ
る。
【0122】既設フロアF上に新設の床材をはり込み新
設フロアNFを形成させた後、先ず、既設巾木hの上端
面hbに上部巾木構成体2を構成する既設巾木hの上端
面hbへの添装体20の下部横板部20bの外面を添装
させると共に、壁面Pにこの上端面hbへの添装体20
の縦板部20aの外面を添装させる。
【0123】次いで、上部巾木構成体2を構成する既設
巾木hの前面haへの添装体21の鉛直部20iの添装
面部2aを既設巾木hの前面haに添装させると共に、
この既設巾木hの前面haへの添装体21の入れ込み部
21bを既設巾木hの上端面hbへの添装体20の溝部
20dに入れ込み、上部巾木構成体2を備え付けさせ
る。
【0124】この上部巾木構成体2を構成する既設巾木
hの上端面hbへの添装体20の溝部20dに対する既
設巾木hの前面haへの添装体21の入れ込み部21b
の入れ込み寸法を調整することにより、既設巾木hの厚
さに対応して既設巾木hの上端面hbへの添装体20の
縦板部20aの外面と既設巾木hの前面haへの添装体
21の背面との間の間隔を調整することができ、厚さを
異ならせる種種の既設巾木hの上端面hb及び前面を単
一のリフォーム用巾木材H4によって適切に覆うことが
できる。
【0125】この後、新設フロア面NFaに下部巾木構
成体1の突き当て面部1bを突き当てさせ、かつ、この
下部巾木構成体1の添装面部を既設巾木hの前面haに
添装させると共に、下部巾木構成体1の上方に向いた段
差面1cより上方の背面を上部巾木構成体2の下方に向
いた段差面2bより下方の前面に添装させて、下部巾木
構成体1を備え付けさせる。これにより、この例にかか
るリフォーム用巾木材H4によって、既設巾木hの上端
面hbと前面haとを覆うことができると共に、既設巾
木hと新設フロア面NFaとの取り合い部分を覆い隠す
ことができる。
【0126】既設巾木hの上端面hbへの添装体20
は、その溝部20dに既設巾木hの前面haへの添装体
21の入れ込み部21bを入れ込むに先立って、既設巾
木hの上端面hbないしは壁面Pに接着などして止め付
けても、その溝部20dに既設巾木hの前面haへの添
装体21の入れ込み部21bを入れ込んだ後に、この既
設巾木hの前面haへの添装体21と一緒に釘打ちなど
により止め付けても良い。
【0127】また、既設巾木hの上端面hbへの添装体
20の溝部20dに既設巾木hの前面haへの添装体2
1の入れ込み部21bを入れ込ませた後に、両添装体2
0、21を同時に既設巾木h側にセッティングし、この
後止め付けるようにしても良い。
【0128】
【発明の効果】この発明にかかるリフォーム用巾木材に
よれば、既設の床材の上に新設の床材をはり込んで行う
方式のリフォームを行う場合において、既設巾木を取り
外すことなく、容易かつ仕上がり良くこうしたリフォー
ムを行うことができる。また、既設巾木の取り外しを要
させないことから、こうしたリフォームを必要最小限度
のものとして実施でき、その工期の短縮化と費用の低廉
化に資するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るリフォーム用巾木材H1の分離
斜視図
【図2】実施例1に係るリフォーム用巾木材H1の備え
付け状態を示す断面構成図
【図3】実施例2に係るリフォーム用巾木材H2の分離
斜視図
【図4】実施例2に係るリフォーム用巾木材H2の備え
付け状態を示す断面構成図
【図5】実施例3に係るリフォーム用巾木材H3の分離
斜視図
【図6】実施例3に係るリフォーム用巾木材H3の備え
付け状態を示す断面構成図
【図7】実施例4に係るリフォーム用巾木材H4の分離
斜視図
【図8】実施例4に係るリフォーム用巾木材H4の備え
付け状態を示す断面構成図
【符号の説明】
h 既設巾木 ha 前面 hb 上端面 F 既設フロア NFa 新設フロア面 H リフォーム用巾木材 1 下部巾木構成体 1a 添装面部 1b 突き当て面部 1c 段差面 2 上部巾木構成体 2a 添装面部 2b 段差面 2c 下端面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設巾木の前面及び上端面を覆って備え
    付けられるリフォーム用巾木材であって、 既設巾木の前面への添装面部を備えると共に、下端面を
    既設フロア上にはり込まれる新設の床材により形成され
    る新設フロア面に対する突き当て面部とした下部巾木構
    成体と、 既設巾木の前面及び上端面への添装面部を備えた上部巾
    木構成体とを有しており、 下部巾木構成体は、その前面部に、上方に向いた段差面
    を有すると共に、 上部巾木構成体は、その背面部に、下方に向いた段差面
    を有しており、 下部巾木構成体の段差面に上部巾木構成体の下端面が突
    き当てられる位置をこの上部巾木構成体の設置下限とし
    て、この下部巾木構成体の段差面より上方にある前面に
    上部巾木構成体の段差面より下方にある背面を添装させ
    た状態で備え付けられることを特徴とするリフォーム用
    巾木材。
  2. 【請求項2】 既設巾木の前面及び上端面を覆って備え
    付けられるリフォーム用巾木材であって、 既設巾木の前面への添装面部を備えると共に、下端面を
    既設フロア上にはり込まれる新設の床材により形成され
    る新設フロア面に対する突き当て面とした下部巾木構成
    体と、 既設巾木の前面及び上端面への添装面部を備えた上部巾
    木構成体とを有しており、 下部巾木構成体は、その背面部に、上方に向いた段差面
    を有すると共に、 上部巾木構成体は、その前面部に、下方に向いた段差面
    を有しており、 下部巾木構成体の段差面に上部巾木構成体の下端面が突
    き当てられる位置をこの上部巾木構成体の設置下限とし
    て、この上部巾木構成体の段差面より下方にある前面に
    下部巾木構成体の段差面より上方にある背面を添装させ
    た状態で備え付けられることを特徴とするリフォーム用
    巾木材。
  3. 【請求項3】 上部巾木構成体及び下部巾木構成体にお
    ける既設巾木への添装面部の全部又は一部が、クッショ
    ン材によって覆われていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のリフォーム用巾木材。
  4. 【請求項4】 上部巾木構成体が、既設巾木の上端面へ
    の添装体と、既設巾木の前面への添装体とから構成され
    ており、 既設巾木の上端面への添装体は、 壁面に添装される縦板部と、 この縦板部から前方に突き出すように形成されると共
    に、既設巾木の上端面に外面を添装させる下部横板部
    と、 前記縦板部から前方に突き出すように形成されると共
    に、この下部横板部との間に溝部を形成させる上部横板
    部とを有しており、 既設巾木の前面への添装体は、 上部巾木構成体の下方に向いた段差面となる段差面と、 この段差面の形成位置の上方に前記既設巾木の上端面へ
    の添装体の溝部への入れ込み部を有していることを特徴
    とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のリフォー
    ム用巾木材。
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