JP2003227084A - ワイヤーロープのソケッティング用治具装置およびソケッティング方法 - Google Patents

ワイヤーロープのソケッティング用治具装置およびソケッティング方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーロープのソケッティングを簡便にか
つ確実にしかも安全にできるようにする。 【解決手段】 ソケット3を機台7上にソケット固定用
治具8で固定し、ワイヤーロープ1を把持手段24で把
持し、案内に沿って機台上7を移動可能であり、ソケッ
ト3にロープ端末を引き込む牽引力を発生する牽引機構
を備えた牽引操作装置10で牽引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーロープの
端末をソケットに引き込んでソケッティングの端末処理
するときに使用するソケッティング用治具装置およびソ
ケッティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターの乗りかごを吊る主索や、
釣り合い重りを吊るロープ等に用いられるワイヤーロー
プには、事前に端末処理(ソケッティング)を行って、
ロープ端末にソケットを取り付けておく必要がある。こ
のワイヤーロープの端末処理作業は、ソケッティングと
呼ばれている。
【0003】図7は、この種のソケッティングが施され
たワイヤーロープを示す図である。この図7において、
参照符号1がワイヤーロープであり、2がソケット3が
一体に形成されたシンプルロッドである。ワイヤーロー
プ1は、通常、6本のストランドを撚り撚り合わせてな
るものである。シンプルロッド2の端部は、雄ねじ4が
形成されており、例えば、ワイヤーロープ1がエレベー
ターの乗りかごを吊るためのロープであれば、シンプル
ロッド2の雄ねじ4を乗りかごの天井部にねじ込み、ロ
ックナット5により固定することができる。
【0004】次に、図8は、ワイヤーロープ1の端末を
ソケット3に引き込みソケッティングを行う手順を示す
図である。
【0005】まず、ワイヤーロープ1の端末をソケット
2に挿入し、図8(a)に示すように、端末を窓6から
引き出してからストランド7をばらばらに解しておく。
次いで、図8(b)に示すように、ワイヤーロープ1の
各ストランド7を折り曲った状態にしておき、この各ス
トランド7の折り曲がった部分をソケット3内に引き込
んでから、さらにソケット3中に溶けた亜鉛を流し込ん
で固定する。
【0006】図8(c)は、ソケット3の横断面を示
す。通常、ソケット3の内径は、ワイヤーロープ1の直
径よりもわずかに大きい程度である。ワイヤーロープ1
をばらして折り曲げたストランド7をソケット3に引き
込むことで、ロープ断面の倍の12本のストランド7が
圧入されることになるので、ワイヤーロープ1が抜ける
ことはないようにソケット3を取り付けることができ
る。
【0007】このようなワイヤーロープのソケッティン
グ作業において、図8(b)に示すような、折り曲げた
ストランド7をソケット3に引き込む作業は、従来、人
がまったくの手作業で行い、ソケット3とワイヤーロー
プ1とに相反する方向に力を加えて引き込んでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ーロープのソケッティング作業は、小径のワイヤーロー
プの場合は、引き込むときにさほど大きな力が要らない
ため、ある程度熟練すれば比較的容易な作業である。し
かし、ワイヤーロープの径が大きくなるにしたがって、
作業に余程熟練しないと大変難しくなる。また、そのば
らばらにしたストランドの素線の先で手指が傷付くとい
う問題もある。
【0009】さらに近年の超高層ビルのエレベーター用
のワイヤーロープともなると、ロープ径は20mmを越え
る場合がある。このような大径のワイヤーロープの端末
を手作業でソケットティングすることはほとんど不可能
であるが、これまでのところ、大径のワイヤーロープの
端末を容易にソケッティングできるような器具等が考案
されていないのが現状である。
【0010】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、ワイヤーロープのソケッティン
グを熟練を要せずに簡便にしかも安全に確実に行うこと
ができるようにしたワイヤーロープのソケッティング用
治具装置およびソケッティング方法を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の他の目的は、従来、手作業
では不可能であった大径のワイヤーロープのソケッティ
ングを手工具を用いて簡単にできるようにしたワイヤー
ロープのソケッティング用治具装置およびソケッティン
グ方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、ワイヤーロープの各スト
ランドを折り曲げたロープ末端をソケットに引き込み、
ロープ端末に前記ソケットを取り付けるためのソケッテ
ィング用治具装置であって、直線案内を有する機台と、
前記ソケットを前記機台上で固定するためのソケット固
定用治具と、前記直線案内に沿って前記機台上を移動可
能であり、前記ソケット固定用治具に固定したソケット
にロープ端末を引き込む牽引力を発生する牽引機構を備
えた牽引操作装置と、前記ワイヤーロープを着脱可能に
把持し、牽引力をワイヤーロープに伝達するロープ把持
手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0013】この請求項1の発明によれば、ワイヤロー
プを通したソケットをソケット固定用治具で固定してお
き、ロープ把持手段をワイヤーロープに掴ませてた状態
で牽引操作装置で引くことにより、ワイヤーロープのソ
ケッティング作業を簡便にかつ確実にしかも安全に行う
ことができる。
【0014】また、請求項2に係る発明は、請求項1の
発明において、前記牽引機構は、前記機台上で前記直線
案内と平行に延びるラック歯車と前記ラック歯車に噛み
合うピニオン歯車とを含む歯車装置と、前記ピニオン歯
車を駆動する歯車駆動手段と、を備えることを特徴とし
ている。
【0015】この請求項2の発明によれば、ラック歯車
とピニオン歯車によって、歯車駆動手段から加よるトル
クが大きな牽引力に変換されるのでワイヤーロープを大
きな力で引くことができる。
【0016】さらに、請求項3に係る発明は、請求項2
の発明において、前記牽引機構は、前記歯車装置と係合
して当該牽引装置の後退を阻止する方向にのみ前記歯車
装置の回転を止める戻り止手段を有することを特徴とし
ている。
【0017】この請求項3の発明によれば、ワイヤーロ
ープからの反力により牽引装置が引き戻されないため、
安全に確実にソケッティング作業を行うことができる。
【0018】また、請求項4に係る発明は、前記歯車駆
動機構は、前記ピニオン歯車の軸に取り付け回転トルク
を手動で加える工具からなることを特徴としている。こ
の請求項4の発明によれば、ラチェットレンチを利用し
てピニオン歯車を駆動し、ラチェットレンチで加えるト
ルクを牽引力として作業員単独でソケッティング作業を
行うことができる。
【0019】請求項5に係る発明は、ワイヤーロープの
各ストランドを折り曲げたロープ末端をソケットに引き
込み、ロープ端末に前記ソケットを取り付けるためのソ
ケッティング方法であって、直線案内を有する機台上に
治具を用いて前記ソケットを固定し、前記加えられるト
ルクをロープ端末をソケットに引き込む牽引力に転換す
る牽引機構を有する牽引操作装置を用い、この牽引操作
装置に前記ワイヤーロープを把持する掴み治具を連結
し、前記牽引機構にトルクを加えながら、トルクから転
換された牽引力をワイヤーロープに伝えロープ端末を前
記ソケットに引き込むことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるワイヤーロー
プのソケッティング用治具装置およびソケッティング方
法の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説
明する。
【0021】図1は、本実施形態によるソケッティング
用治具装置を示す平面図で、図2は、ソケッティング用
治具装置を示す側面図である。この図1、図2では、ワ
イヤーロープ1の端末と、ソケット3を有するシンプル
ロッド2とがソケッティング用治具装置にセットされて
おり、ソケッティング作業の段取りが完了した状態を示
している。
【0022】本実施形態によるソケッティング用治具装
置は、長尺な機台7を含む。この機台7の一端部には、
ソケット3を固定するためのソケット固定用治具8が取
り付けられている。このソケット固定用治具8は、ソケ
ット3のテーパを有する先端部が嵌合するテーパ面8a
が形成されている。このテーパ面8aは、矢印Aで示す
ワイヤーロープ1を引き込む方向に向かって徐々に縮径
する傾斜を有している。
【0023】図2に示されるように、機台7の左右の両
側面には、長手方向に延びる直線案内として、案内部材
9、9が取り付けられている。この案内部材9、9はそ
の間に案内溝9aが形成されるように取り付けられてい
る。
【0024】参照符号10は、ワイヤーロープ1の端末
をソケット3に引き込む牽引力を発生する機構を内蔵し
た牽引操作装置の全体を示している。図4に示すよう
に、牽引操作装置10のカバー11の下端部は内側に屈
曲し、機台7側面の案内溝9aに摺動可能に係合するよ
うになっている。
【0025】機台7の上面中央には、長手方向に平行の
延びるラック歯車12が固定されている。牽引操作装置
10の内部には、カップリング13a、13bを介して
歯車軸14が回転可能に軸支されており、この歯車軸1
4には、ラック歯車12と噛み合っているピニオン歯車
16が軸着されている。このラック歯車12とピニオン
歯車16からなるピニオン・ラック歯車機構が牽引力を
発生する牽引機構を構成するようになっている。この実
施形態の場合、ラチェットレンチ50(図2参照)を用
いて手動で大きなトルクを歯車軸14にかけられるよう
にするために、歯車軸14には、ラチェットレンチ50
のソケットが嵌合する6角頭部17がカバー11から外
側に突き出るように同軸に連結されている。
【0026】この実施形態では、上記のピニオン・ラッ
ク歯車機構に牽引力が発生したときに、ワイヤーロープ
1から受ける反力による歯車軸16の逆転を防止し、ラ
チェットレンチ50により歯車軸14を回して牽引を継
続できるように、次のようなピニオンラック機構の戻り
止め手段が付加されている。
【0027】図4、図5に示すように、歯車軸14に
は、ピニオン歯車16と同軸に爪車18が軸着されてい
る。この爪車18には、揺動可能に支持された爪部材1
9の先端が係合し、この爪車18と爪部材19とによっ
て戻り止手段が構成されている。すなわち、爪部材19
の一端部は揺動軸20に取り付けられ、爪部材19の先
端部が爪車18に係合している。爪部材19が爪車18
の歯に係合した状態では、爪車18はワイヤーロープ1
を引き込む方向のみの回転が許容され、その逆方向の逆
転は阻止されるようになっている。なお、爪部材19
は、引張ばね22によって下方すなわち爪車18の爪に
押し付けられるように付勢されている。なお、図2にお
いて、参照符号23は、牽引操作装置10がラック歯車
12からの脱落を防止するストッパを示している。
【0028】次に、図6は、本実施形態によるソケッテ
ィング用治具装置の備えるロープ掴み治具24を示す。
【0029】このロープ掴み治具24は、バックアップ
リンク25と、押圧リンク27と、連結リンク28とを
含み、バックアップリンク25に設けた掴み部29と、
押圧リンク27に設けられた掴み部30とでワイヤーロ
ープ1を挟持することができる。押圧リンク27の腕部
27aは、連結リンク28に一端にピン結合され、他端
はシャックル31を用いて牽引操作装置10の連結金具
32と連結されている。
【0030】ロープ掴み治具24では、牽引操作装置1
0によって押圧リンク27が引かれて矢印方向に回動す
ると、その掴み部とバックアップリンク27の掴み部と
の間隔が狭まるようになっているので、ワイヤーロープ
1をバックアップリンク25と押圧リンク28とで挟持
することができるようになっている。
【0031】本実施形態によるソケッティング用治具装
置は、以上のように構成されるものであり、次に、これ
を用いて行うワイヤーロープ1のソケッティング作業に
ついて説明する。なお、このソケッティング作業の手順
そものは、図8に示したものと同様であるが、ソケッテ
ィング用治具装置の作用効果との関連において説明す
る。
【0032】図1に示すように、ワイヤロープ1を通し
たソケット3をソケット固定用治具8で固定しておく。
また、ソケット3を通した先のワイヤーロープ1の端末
は、ストランド7を解いてから折り返した状態にしてお
く。そして、ワイヤーロープ1には、ロープ掴み具24
をワイヤーロープ1に掴ませて、このロープ掴み治具2
4をシャックル31で牽引操作装置10に連結してお
く。
【0033】次に、図2に示すように、ラチェットレン
チ50のソケットを歯車軸14の六角頭部17に嵌めて
おく。
【0034】この状態にしておいて、ラチェットレンチ
50のレバーを操作して、歯車軸14を回していくと、
ラチェットレンチ50で加えられるトルクによりピニオ
ン歯車17が回ることになる。ピニオン歯車17は、ラ
ック歯車12に噛み合っているので、ラチェットレンチ
50で加えたトルクは大きな牽引力に転換され、この牽
引力はロープ掴み治具24を介してワイヤーロープ1に
伝わりこれをソケット3に引き込むことができる。
【0035】ラケットレンチ50では、レバーを矢印B
方向に回すと牽引操作装置10がワイヤーロープを牽引
していく。レバーを矢印C方向に戻すときには、図5に
おいて爪部材19が爪車18が戻る方向の矢印D方向に
逆転するのを阻止するので、ラチェットレンチ50のレ
バーを続けて動かして、牽引操作装置10を徐々に移動
させて、確実にかつ安全にワイヤーロープ1の端末をソ
ケット3に引き込むことができる。
【0036】最終的に、図3に示すところまで、牽引操
作装置10を移動するとワイヤーロープ1の端末はソケ
ット3に完全に引き込まれる。以上のようにして、作業
員はラチェットレンチを使って簡単にしかも安全にワイ
ヤーロープ1の折り曲げ加工された端末をソケット3に
引き込むことができる。
【0037】なお、ソケッティングを施すワイヤーロー
プ1が大径のワイヤーロープであっても、腕の長さの大
きいソケットレンチ50の使用すれば、非常に大きなト
ルクを加えることができるので、たとえ、ワイヤーロー
プ1のロープ径が20mmを越えるロープで、従来は手作
業でソケッティングが不可能であったものでも、作業員
単独でソケットに引き込むことができる。
【0038】ところで、ロープ掴み治具24は、掴むこ
との可能なワイヤーロープ1のロープ径に制限がなく、
ソケット固定用治具8についてもテーパ面8aにソケッ
ト2が着座する形式なのでソケット2の外径を問わない
ため、小径から大径まで汎用的にロープ径を問わず1台
の治具装置を用いて簡単にソケッティングを作業員一人
で行うことができる。
【0039】以上、本発明について、好適な実施形態を
挙げて説明したが、ラチェットレンチを使用して歯車軸
を回する代わりに、パイプレンチなどで歯車軸を回すよ
うにしてもよい。また、モータ等と歯車軸との間に減速
機などを介して歯車軸を電動駆動するように構成しても
よい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワイヤロープを通したソケットをソケット固
定用治具で固定しておき、ロープ把持手段をワイヤーロ
ープに掴ませてた状態で牽引操作装置を引くことによ
り、ワイヤーロープのソケッティング作業を簡便にかつ
確実にしかも安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるソケッティング用治
具装置にワイヤーロープの端末とソケットをセットした
状態を示す平面図。
【図2】本発明の一実施形態によるソケッティング用治
具装置の側面図。
【図3】本発明の一実施形態によるソケッティング用治
具装置でワイヤーロープの端末をソケットに引き込んだ
状態を示す平面図。
【図4】牽引操作装置の内部構造を示す図。
【図5】牽引操作装置の内蔵する戻り止め手段を示す
図。
【図6】ソケッティング用治具装置にワイヤーロープ、
ソケットが節とされていない状態での平面図。
【図7】ソケッティングの端末処理が施されたワイヤー
ロープとソケットを示す側面図。
【図8】ソケッティング作業の手順を示す説明図。
【符号の説明】
1 ワイヤーロープ 2 シンプルロッド 3 ソケット 7 ストランド 4 機台 8 ソケット固定用治具 9 案内部材 10 牽引操作装置 11 カバー 12 ラック歯車 14 歯車軸 17 ピニオン歯車 18 爪車 19 爪部材 24 ロープ掴み治具 31 シャックル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーロープの各ストランドを折り曲げ
    たロープ末端をソケットに引き込み、ロープ端末に前記
    ソケットを取り付けるためのソケッティング用治具装置
    であって、 直線案内を有する機台と、 前記ソケットを前記機台上で固定するためのソケット固
    定用治具と、 前記直線案内に沿って前記機台上を移動可能であり、前
    記ソケット固定用治具に固定したソケットにロープ端末
    を引き込む牽引力を発生する牽引機構を備えた牽引操作
    装置と、 前記ワイヤーロープを着脱可能に把持し、牽引力をワイ
    ヤーロープに伝達するロープ把持手段と、を具備するこ
    とを特徴とするワイヤーロープのソケッティング用治具
    装置。
  2. 【請求項2】前記牽引機構は、前記機台上で前記直線案
    内と平行に延びるラック歯車と前記ラック歯車に噛み合
    うピニオン歯車とを含む歯車装置と、前記ピニオン歯車
    を駆動する歯車駆動手段と、を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のワイヤーロープのソケッティング用治
    具装置。
  3. 【請求項3】前記牽引機構は、前記歯車装置と係合して
    当該牽引装置の後退を阻止する方向にのみ前記歯車装置
    の回転を止める戻り止手段を有することを特徴とする請
    求項2に記載のワイヤーロープのソケッティング用治具
    装置。
  4. 【請求項4】前記歯車駆動手段は、前記ピニオン歯車の
    軸に取り付け回転トルクを手動で加える工具からなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のワイヤーロープのソケ
    ッティング用治具装置。
  5. 【請求項5】ワイヤーロープの各ストランドを折り曲げ
    たロープ末端をソケットに引き込み、ロープ端末に前記
    ソケットを取り付けるためのソケッティング方法であっ
    て、 直線案内を有する機台上に治具を用いて前記ソケットを
    固定し、 前記加えられるトルクをロープ端末をソケットに引き込
    む牽引力に転換する牽引機構を有する牽引操作装置を用
    い、この牽引操作装置に前記ワイヤーロープを把持する
    掴み治具を連結し、 前記牽引機構にトルクを加えながら、トルクから転換さ
    れた牽引力をワイヤーロープに伝えロープ端末を前記ソ
    ケットに引き込むことを特徴とするワイヤーロープのソ
    ケッティング方法。
  6. 【請求項6】前記牽引機構は、前記機台上で前記直線案
    内と平行に延びるラック歯車と前記ラック歯車に噛み合
    うピニオン歯車とを有し、前記ピニオン歯車の軸にトル
    クを加え、前記ラックラック歯車との噛み合いによりト
    ルクを牽引力に転換することを特徴とする請求項5に記
    載のワイヤーロープのソケッティング方法。
  7. 【請求項7】前記ピニオン歯車の軸に手動工具でトルク
    を加えることを特徴とする請求項6に記載のワイヤーロ
    ープのソケッティング方法
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