JP2003227030A - 乳酸系樹脂組成物の成形体 - Google Patents

乳酸系樹脂組成物の成形体

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JP2003227030A
JP2003227030A JP2002030752A JP2002030752A JP2003227030A JP 2003227030 A JP2003227030 A JP 2003227030A JP 2002030752 A JP2002030752 A JP 2002030752A JP 2002030752 A JP2002030752 A JP 2002030752A JP 2003227030 A JP2003227030 A JP 2003227030A
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lactic acid
acid
nets
monofilament
tape yarn
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Akinobu Takehara
明宣 竹原
Seiji Obuchi
省二 大淵
Kazuhiro Mitani
和弘 三谷
Yasushi Ichikawa
靖 市川
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SHOWAROPE Manufacturing CO Ltd
Mitsui Chemicals Inc
Aichi Prefecture
Original Assignee
SHOWAROPE Manufacturing CO Ltd
Mitsui Chemicals Inc
Aichi Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 乳酸系樹脂50〜90重量部とJIS
K7127の試験方法で測定した弾性率が2500Mp
a以下の生分解性樹脂50〜10重量部からなる乳酸系
樹脂組成物を、押出機ノズル部での平均流速が2.5〜
20cm/sの条件で押出加工してなるテープヤーン。 【効果】 本発明に係るテープヤーンやモノフィラメン
トは、従来の技術によるものよりも、柔軟性、安全性に
優れ、さらには、使用後の分解性の優れており、土嚢体
や植生ネットに好適に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳酸系樹脂組成物
の成形体及びその製造方法に関する。更に詳しくは柔軟
性、安全性に優れ、更には使用後、分解性の優れた乳酸
系樹脂組成物の成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に土嚢袋、植生ネットは、ポリエチ
レンやポリプロピレン等汎用樹脂のテープヤーンやモノ
フィラメントを編織することによって製造される。これ
ら汎用樹脂製の土嚢袋、植生ネットは、安価で強度があ
り、長持ちする特徴がある一方、施工後、自然環境下で
殆ど分解されないために、半永久的に残留し、環境問題
を引き起こす等の問題を抱えている。
【0003】これに対し、熱可塑性樹脂で生分解性を有
する樹脂として、ポリ乳酸等のポリヒドロキシカルボン
酸、及び脂肪族多価アルコールと脂肪族多価カルボン酸
から誘導される脂肪族ポリエステル等が開発されてい
る。これらのポリマーは、動物の体内で数カ月から1年
以内に100%生分解し、又は、土壌や海水中に置かれ
た場合、湿った環境下では数週間で分解を始め、約1年
から数年で消滅する。さらに、分解生成物は、人体に無
害な乳酸と二酸化炭素と水になる特性を有している。
【0004】特にポリ乳酸は、近年、原料のL−乳酸が
発酵法により大量かつ安価に製造されるようになってき
た事や、堆肥中での分解速度が速く、カビに対する抵抗
性、食品に対する耐着臭性や耐着色性等、優れた特徴を
有することより、その利用分野の拡大が期待されてい
る。
【0005】近年、モノフィラメントやテープヤーン、
あるいはそれらの組合せによって各種ネット状や袋状に
加工された植生ネットや土嚢袋、農業用マルチ等の農業
・土木用資材等の用途開発が急速に進められ実用化され
つつあり、既にポリ乳酸のモノフィラメント(特開平1
0−60733号公報)やテープヤーンの製造方法が検
討されている。
【0006】しかしながら、ポリ乳酸は剛性が高いた
め、テープヤーンやモノフィラメントの製造工程、製織
工程等において幾つかの(テープヤーンやモノフィラメ
ントが切れる等)問題を抱えている。製造工程での問題
としては、例えば、一般にテープヤーンは、インフレー
ション式またはTダイ式でフィルムを製膜した後、原反
を適当な幅にスリットし、熱板等で加熱延伸して得られ
る。この方法では、ポリ乳酸のような硬い樹脂を使用し
た場合、スリットする工程でスリット面が粗くなり、そ
の結果、延伸工程でスリット部分がクラックとなってテ
ープヤーンが切れてしまうことがある。また、製織工程
での問題としては、製織時にはテープヤーンやモノフィ
ラメントの結節強度の強さが要求されるが、ポリ乳酸か
らなるテープヤーンやモノフィラメントは、十分な結節
強度がなく、製織時の糸切れ等の問題がある。
【0007】この問題を解決する方法として、一般に軟
質ポリマーブレンドによる樹脂の軟質化が知られてい
る。軟質な汎用樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル等の樹脂は生分解性を有さないた
め、本発明に使用することはできない。従って、ポリマ
ーブレンドでポリ乳酸に柔軟性を付与できるのは軟質な
生分解性樹脂に限定される。軟質な生分解性樹脂の例と
しては、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサク
シネート、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草
酸、ポリカプロラクトン、ポリエチレンカーボネート、
変性ポリブチレンテレフタレート、変性ポリエチレンテ
レフタレート及びそれらのコポリマーや混合物等が挙げ
られる。
【0008】しかしながら、これら軟質な生分解性樹脂
は乳酸系樹脂との相溶性があまり良くないため、単に溶
融混合しただけではテープヤーンやモノフィラメントを
製造するには実質上幾つかの問題がある。例えば、テー
プヤーンやモノフィラメント成形では、押出機で加熱溶
融混練させても十分に均一分散せず粘度ムラを生じ、厚
薄ムラや糸径の不均一化を生じたり、さらには押出した
テープヤーンやモノフィラメントの原反が途中で切れて
しまい安定に成形加工できないことがある。テープヤー
ンやモノフィラメントの原反が得られたとしても、その
後延伸配向させ耐熱性や強度等の物性を向上させる場
合、延伸時に切れやすく安定して延伸できなかったり、
また十分な倍率で延伸できず、その結果耐熱性や強度を
十分に向上させる事ができず、実用上使用できるテープ
ヤーンやモノフィラメントが得られない等の問題があ
る。更には、これらのテープヤーンやモノフィラメント
から製織して得られる土嚢袋や植生ネットは、強度や衝
撃強度が低く、実用の取扱いに絶え得るものが得られな
い。例えば、土嚢袋では土を詰め込んだ状態でトラック
の荷台から投げ下ろした時に破袋するなどである。
【0009】このように、乳酸系樹脂に軟質な生分解性
樹脂をブレンドしただけでは、柔軟性を付与したテープ
ヤーンやモノフィラメント等の成形体を実質上安定に生
産性良く得ることはできない。さらには延伸配向結晶化
によって耐熱性や強度などの物性を向上させ、実用に絶
え得る土嚢袋や植生ネットなどを得るには、従来の技術
では実質上なし得ないのが実状であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、乳
酸系樹脂と軟質な生分解性樹脂からなる乳酸系樹脂組成
物のテープヤーンやモノフィラメントを安定に生産する
ことのできる製造技術の開発を課題とした。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、本発明の
課題を解決するため、乳酸系樹脂組成物を押出し加工す
る際の押出条件及び押出機ノズル形状を鋭意検討した結
果、上記課題を満足する製造方法を見出し本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は以下の通りである。 (1) 乳酸系樹脂50〜90重量部とJIS K71
27の試験方法で測定した弾性率が2500Mpa以下
の生分解性樹脂50〜10重量部からなる乳酸系樹脂組
成物を、押出機ノズル部での平均流速が2.5〜20c
m/sの条件で押出加工してなるテープヤーン (2) 乳酸系樹脂50〜90重量部とJIS K71
27の試験方法で測定した弾性率が2500Mpa以下
の生分解性樹脂50〜10重量部からなる乳酸系樹脂組
成物を、押出機ノズル部での平均流速が2.5〜20c
m/sの条件で押出加工してなるモノフィラメント (3) 請求項1記載のテープヤーンからなる土嚢袋 (4) 請求項2記載のモノフィラメントからなる植生
ネット
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において乳酸系樹脂とは、重合に供するモノマー
の重量に換算して、乳酸成分を50wt%以上含むポリ
マーを包含する。その具体例としては、例えば、 ポリ乳酸 乳酸と他の脂肪族ヒドロキシカルボン酸とのコポリ
マー 乳酸、脂肪族多価アルコールと脂肪族多塩基酸との
コポリマー 〜のいずれかの組み合わせによる混合物 等が挙げられる。本発明においては、容易に入手でき安
価なポリ酸が、特に好ましい。本発明で用いられる乳酸
としては、L−乳酸、D−乳酸、DL−乳酸またはそれ
らの混合物、または乳酸の環状二量体であるラクタイド
を挙げることができる。特に、得られたポリ乳酸は、L
−乳酸とD−乳酸を混合して用いる場合、L−乳酸また
はD−乳酸何れかが75wt%以上であることが好まし
い。
【0013】本発明において使用される乳酸系樹脂の製
造方法の具体例としては、例えば、 乳酸又は乳酸と脂肪族ヒドロキシカルボン酸の混合
物を原料として、直接脱水重縮合する方法(例えば米国
特許5,310,865号に示されている製造方法) 乳酸の環状二量体(ラクタイド)を溶融重合する開
環重合法(例えば米国特許2,758,987号に開示
されている製造方法) 乳酸と脂肪族ヒドロキシカルボン酸の環状二量体、
例えばラクタイドやグリコライドとε−カプロラクトン
を、触媒の存在下、溶融重合する開環重合法(例えば米
国特許4,057,537号に開示されている製造方
法) 乳酸、脂肪族二価アルコールと脂肪族二塩基酸の混
合物を、直接脱水重縮合する方法(例えば米国特許5,
428,126号に開示されている製造方法) ポリ乳酸と脂肪族二価アルコールと脂肪族二塩基酸
とのポリマーを、有機溶媒存在下に縮合する方法(例え
ば、欧州特許公報0712880 A2号に開示されて
いる製造方法) 乳酸を触媒の存在下、脱水重縮合反応を行う事によ
りポリエステル重合体を製造するに際し、少なくとも一
部の工程で固相重合を行う方法 等を挙げることができるが、その製造方法には特に限定
されない。また少量のトリメチロールプロパン、グリセ
リンのような脂肪族多価アルコール、ブタンテトラカル
ボン酸のような脂肪族多塩基酸、多糖類等のような多価
アルコール類を共存させて共重合させても良く、またジ
イソシアネート化合物等のような結合剤(高分子鎖延長
剤)を用いて分子量を上げてもよい。
【0014】本発明において、軟質な生分解性樹脂とし
ては、後述する脂肪族ヒドロキシカルボン酸、脂肪族二
価アルコール及び脂肪族二塩基酸を種々組み合わせて製
造できる生分解性を有する脂肪族ポリエステル、生分解
性を有する芳香族ポリエステル(例えば、変性ポリブチ
レンテレフタレート、変性ポリエチレンテレフタレー
ト)、その他の軟質な生分解性樹脂(例えば、ポリエチ
レンカーボネート)、またはそれらの混合物が挙げら
れ、JIS K7127の試験方法で測定した弾性率が
2500Mpa以下であれば何ら制限はなく用いること
ができる。その弾性率は、好ましくは1〜1500Mp
a、より好ましくは1〜1000Mpa、最も好ましく
は1〜500Mpaが良い。弾性率が2500Mpaよ
り大きいと、乳酸系樹脂に添加した時の軟質化効果が少
ない場合がある。本発明では、特にポリブチレンサクシ
ネート、例えば。ビオノーレ(商品名、昭和高分子社
製)は、安価且つ容易に入手可能であり特に好ましく用
いられる。
【0015】本発明において、軟質な生分解性樹脂の混
合の目的は、ポリ乳酸が有する強度を損なうことなく柔
軟性を付与し、後述するテープヤーンやモノフィラメン
トを編成機や織機で加工する際に糸切れが無く、袋状、
ネット状、ロープ状、網状の形状に加工でき、更には実
質的に使用に耐え得る成形体を得ることにある。その混
合比は、ポリ乳酸が50〜90重量部に対し軟質な生分
解性樹脂が50〜10重量の範囲であり、好ましくはポ
リ乳酸55〜85重量部に対し軟質な生分解性樹脂が4
5〜15重量、より好ましくはポリ乳酸60〜80重量
部に対し軟質な生分解性樹脂が40〜20重量が良い。
ポリ乳酸の混合比が90重量部より大きいと得られたテ
ープヤーンやモノフィラメントは硬く、結節強度が低
く、編成機や織機で加工する際に折り目部分にクラック
が入り、糸切れを起こす場合があり、逆に50重量部よ
り小さいと強度が小さくなり、実用に耐え得る成形体が
得られない場合がある。
【0016】本発明において、好ましい軟質な生分解性
樹脂の内、脂肪族ポリエステルとしては、例えばポリエ
チレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリ
ブチレンサクシネートアジペート、ポリヒドロキシ酪
酸、ポリヒドロキシ吉草酸、及びβ−ヒドロキシ酪酸と
β−ヒドロキシ吉草酸とのコポリマー、ポリカプロラク
トン等が挙げられる。特に、ポリブチレンサクシネート
及びポリブチレンサクシネートアジペートは、既に容易
かつ安価に入手可能で好ましい。
【0017】本発明において、変性ポリブチレンテレフ
タレート及び変性ポリエチレンテレフタレートは、ポリ
ブチレンテレフタレート及びポリエチレンテレフタレー
トに後述する脂肪族二塩基酸または脂肪族二価アルコー
ルを単独または二種以上共重合させたものを含む。例え
ば、ポリエチレンテレフタレートアジペート、ポリブチ
レンテレフタレートアジペートなどが挙げられる。
【0018】また、これらの軟質な生分解性樹脂は、ジ
イソシアネート等の結合剤によってポリマー鎖が延長さ
れたものであってもよく、また少量のトリメチロールプ
ロパン、グリセリンのような脂肪族多価アルコール、ブ
タンテトラカルボン酸のような脂肪族多塩基酸、多糖類
等のような多価アルコール類を共存させて、共重合され
たものでもよい。脂肪族及び芳香族ポリエステルの製造
方法としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリ乳酸の製造方法と同様な方法
を用いることもでき、その方法は限定されない。
【0019】本発明において、脂肪族ヒドロキシカルボ
ン酸の具体例としては、グリコール酸、乳酸、3−ヒド
ロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草
酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキシカプロン酸
等を挙げることができ、さらに、脂肪族ヒドロキシカル
ボン酸の環状エステル、例えば、グリコール酸の二量体
であるグリコライドや6−ヒドロキシカプロン酸の環状
エステルであるε−カプロラクトンを挙げることができ
る。 これらは、単独で又は二種以上組合せて使用する
ことができる。
【0020】本発明において、脂肪族二価アルコールの
具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,
6−へキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ポリテトラメチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノ一ル、1,4−ベンゼ
ンジメタノール等が挙げられる。これらは、単独で又は
二種以上の組合せて使用することができる。
【0021】本発明において、脂肪族二塩基酸の具体例
としては、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、フェニルコハク
酸、1,4−フェニレンジ酢酸等が挙げられる。これら
は、単独で又は二種以上の組合せて使用することができ
る。
【0022】乳酸系樹脂及び軟質な生分解性樹脂の重量
平均分子量(Mw)や分子量分布は、実質的に成形加工
が可能であれば特に制限されない。本発明で使用する乳
酸系樹脂及び生分解性を有する軟質な脂肪族ポリエステ
ルの重量平均分子量は、実質的に充分な機械物性を示す
ものであれば特に制限されないが、一般的には、重量平
均分子量(Mw)で、6〜100万が好ましく、8〜5
0万が更に好ましく、10〜30万が最も好ましい。一
般的には、重量平均分子量(Mw)が6万より小さい場
合、樹脂組成物を成形加工して得られた成形体の機械物
性が十分でなかったり、逆に分子量が100万を超える
場合、成形加工時の溶融粘度が極端に高くなり取扱い困
難となったり、製造上不経済となったりする場合があ
る。
【0023】本発明で用いる乳酸系樹脂組成物には、目
的(例えば成形性、二次加工性、分解性、引張強度、耐
熱性、保存安定性、耐候性等の向上)に応じて各種添加
剤(可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、難
燃剤、内部離型剤、無機添加剤、帯電防止剤、表面ぬれ
改善剤、焼却補助剤、顔料、滑剤、天然物)等を添加す
ることができる。
【0024】本発明において、乳酸系樹脂組成物は、押
出機ノズル部での平均流速を本発明で示す流速として押
出加工することで、樹脂に十分なせん断がかかり、その
結果安定して押出加工を行うことができる。ノズル部で
の平均流速(Q/A)は、2.5〜20cm/s、より
好ましくは2.5〜10cm/s、さらに好ましくは
2.5〜5.5cm/sであることが好ましい。テープ
ヤーン、モノフィラメントを押出加工する際、吐出量
(Q)と押出機ノズル孔の総断面積(A)を適宜設定し
上記平均流速を満足することで、安定した押出加工が可
能となる。平均流速が2.5cm/sより小さいと、ノ
ズル部でのせん断が不十分となり、厚薄ムラや糸径の不
均一化を生じてしまい、安定に押出加工ができない。さ
らに延伸する際に糸切れ等が起きることがあり、安定し
て成形品を得ることができない。平均流速が20cm/
sを超えると、押出機への負荷が大きくなり、機械的に
不安定になることがあるため、20cm/s以下での運
転が望ましい。
【0025】テープヤーンの製造法には、一般に、 インフレーション成形−スリット−延伸−巻取りの
工程からなるインフレーション式、 Tダイ押出し成形−スリット−延伸−巻取りの工程
からなるTダイ式、 Tダイ式の中には押出し成形−(スリット工程な
し)−延伸−巻取りの工程 からなる方法があるが、本発明方法においては何ら制限
はない。特に、の方法は、得られる延伸前のテープヤ
ーンは、スリットする必要が無く、やの方法に比べ
スリット面の亀裂がない。従って、高い倍率で延伸して
もテープヤーンが切れることがなく、柔軟で高強度のテ
ープヤーンを製造することができるので、特に好ましい
方法である。の場合ノズル孔の形状は、上記平均流速
(Q/A)が2.5〜20cm/sであれば何等制限は
ないが、一般的なテープヤーンの形状から、厚さは5m
m以下、好ましくは3mm以下、より好ましくは2mm
以下、更に好ましくは1mm以下、最も好ましくは0.
2mm以下が良く、幅は50mm以下,好ましくは40
mm以下、より好ましくは30mm以下,更に好ましく
は20mm以下,最も好ましくは10mm以下のフラッ
ト状のノズルが好ましい。
【0026】本発明では高強度なテープヤーンを得るた
めに、延伸工程は重要な工程である。延伸条件は、一段
あるいは多段延伸でも良いが、より高強度なテープヤー
ンを得るには、少なくとも二段延伸以上が好ましい。よ
り均一な加熱と延伸を繰り返す事より高強度なテープヤ
ーンが得られる。例えば、二段延伸の場合は、一段目の
延伸条件は60〜100℃/1.5〜10倍が良く、好
ましくは65〜90℃/2〜8倍、より好ましくは70
〜80℃/3〜7倍、更に好ましくは70〜80℃/4
〜6倍が良い。二段目の延伸条件は60〜140℃/
1.1〜6倍が良く、好ましくは65〜120℃/1.
2〜5倍、より好ましくは80〜110℃/1.2〜3
倍、更に好ましくは90〜100℃/1.2〜2倍が良
い。また、延伸時の加熱方式は、加熱ロール上で延伸、
熱板上で延伸、温水中で延伸、オーブン中で延伸などが
挙げられるが、本発明ではより均一に加熱できる方法、
温水中で延伸する方式が、特に好ましく用いられる。
【0027】本発明で得られるテープヤーンの強度や結
節強度は、軟質な生分解性樹脂の混合比や加工時の延伸
倍率などの条件にもよるが、JIS L−1013の方
法で引張強度が1.5〜4.0g/dの値を示し、好ま
しは2.0〜4.0g/d、より好ましくは2.5〜
4.0g/dが良い。また、結節強度は1.3〜3.0
g/dの値を示し、好ましくは1.5〜3.0g/d、
より好ましくは1.7〜3.0g/dが良い。
【0028】また、モノフィラメントを押出加工する場
合も、ノズル孔の形状は、上記平均流速(Q/A)が
2.5〜20cm/sであれば何等制限はないが、ノズ
ルでのせん断を強くするためには直径2mm以下の円型
ノズルが好ましい。得られたモノフィラメントは糸径が
均一であり、高い倍率で延伸しても糸切れすることな
く、柔軟で高強度のモノフィラメントを製造することが
できる。本発明では高強度な、モノフィラメントを得る
には、延伸工程が重要な工程であり、その好適な条件や
設備などについては、前述したテープヤーンの場合と同
じである。得られるモノフィラメントの強度や結節強度
は、軟質な生分解性樹脂の混合比や加工時の延伸倍率な
どの条件にもよるが、JIS L−1013の方法で引
張強度が2.5〜5.0g/dの値を示し、好ましくは
3.0〜5.0g/d、より好ましくは3.5〜5.0
g/dが良い。また、結節強度は2.0〜4.0g/d
の値を示し、好ましくは2.5〜4.0g/d、より好
ましくは3.0〜4.0g/dが良い。
【0029】本発明で用いられる押出機は、公知のもの
を使用することができ、スクリューのタイプについても
同様である。ダルメージタイプ等のスクリューを使用す
ると、混練効果が上がり、樹脂同士が良好に混練される
ため、本発明により適する。
【0030】本発明により得られたテープヤーン、モノ
フィラメントは、織物を製造するための十分な強度を有
しており、土嚢体、植生ネット等の製品に好ましく適用
することができる。本発明において、テープヤーン、モ
ノフィラメントから得られる織物は、従来から知られて
いる編成機や織機で加工したネット状、ロープ状、網
状、更にはそれらの組合せの形を有し、その大きさ、形
状、意匠に関して何等制限はない。編成機や織機で加工
する際の網地の種類としては、本目網,蛙又網、二重網
又網などの有結節網、ラッセル網、もじ網、織り網、メ
タリック・ファイバー網等の無結節網等が挙げられる
が、何等制限はない。特にラッセル網,平網,絡み網
は、加工性、生産性の点で好ましく用いることができ
る。
【0031】また、本発明で示すテープヤーン、モノフ
ィラメントから得られる織物は、漁業用資材、農林業用
資材、土木建築用資材、スポーツレジャー用資材、産業
用資材等の用途に用いることができる。例えば、漁業用
資材としては、海苔網、釣り糸、底引き網、刺し網、ト
ロール網、定置網、養殖網の魚網や養殖、漁船用ロープ
網等が挙げられ、農林業用資材としては、防虫ネット、
暴風ネット、遮光ネット、雑草防止用ネット、防鳥用ネ
ット、キューリネット、フラワーネット、トマトやメロ
ンなどの誘引紐等が挙げられ、土木建築用資材として
は、植生ネット、土嚢ネット、落石防止用ネット、安全
ネット等が挙げられ、スポーツレジャー用資材として
は、ゴルフ,野球、テニス、卓球、バレーボール、バド
ミントン、サッカー、ハンドボール、バスケットボー
ル、ホッケー、アイスホッケー、水球等のスポーツ用ネ
ット、虫取り網などが挙げられる。
【0032】本発明で得られるテープヤーン、モノフィ
ラメントは、従来方法で得られるものより強度が高く、
編成機や織機で加工する際の糸切れがなく、実用性に優
れており、特に土嚢袋、植生ネットに好適に用いられ
る。
【0033】土嚢袋は、テープヤーンを横と縦に交差さ
せて得られる平面状の原反を袋状にしたもので、適宜用
途によって任意のサイズを選択できる。通常横30〜6
0cm/縦30〜90cm、好ましくは横35〜55c
m/縦50〜70cm、更に好ましくは横40〜50c
m/縦55〜65cmの土嚢袋が好適に使用される。テ
ープヤーンの幅は、1〜20mmが良く、好ましくは2
〜16mm、より好ましくは2〜10mm、更に好まし
くは2〜5mmが良く、その太さは500〜4000デ
ニールが良く、好ましくは800〜3000デニールが
良く、より好ましくは1000〜2000デニールが良
い。また、横糸は5〜10本/インチ、好ましくは6〜
9本/インチ、より好ましくは7〜8本/インチが良
く、縦糸は、5〜10本/インチ、より好ましくは6〜
9本/インチ、更に好ましくは7〜8本/インチが良
い。横糸あるいは縦糸の間隔が大きいと土嚢袋に詰めた
内容物が雨などによって流れ出したり、袋の強度が低下
し取り扱い時、例えばトラックの荷台から投げ下ろした
際に破袋する場合がある。逆に、間隔が小さいと土嚢袋
を製造するに必要なテープヤーンが多く、経済的に不利
になる場合がある。
【0034】植生ネットは、モノフィラメントやテープ
ヤーンを単独あるいは組合せて作られ、例えば日進製網
(株)製のNSネット、例えば有結束あるいは無結束の
植生養生ネットやNS植生ネットが挙げられる。また種
子、肥料、保水剤、土壌改良剤などを付した一重あるい
は二重ネット、例えば、日進製網(株)製のシングルハ
イコンネット、NS張芝ダブルハイコンネット、NSポ
ケットネット、NS張芝ポケットネット、が挙げられ、
何れの植生ネットにも用いることができる。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明するが、本発明の技術範囲を超えない限り、これに限
定されるものではない。
【0036】実施例1 ポリ乳酸 LACEA H−100PL(商品名、三井
化学(株)製)とビオノーレ#1001(商品名、昭和
高分子(株)製)を90対10の重量比でブレンドした
ものを、35mm単軸押出機で厚さ0.2mm、幅15
mmのフラットノズルから押し出し、45℃の冷却水槽
で冷却した後、80℃の温水で5倍延伸、続いて100
℃の熱風で1.4倍延伸し、テープヤーンを得た。この
とき、ノズル孔での樹脂の平均流速は3.86cm/s
であった。得られたテープヤーンの物性を表−1(表
1)に示す。つぎに、得られたテープヤーンを用い、縦
7本/インチ、横7本/インチの間隔になるように編み
こみ、横×縦が50×60cmの袋を作成した。この袋
に土20kgを詰め込み、高さ1.5mから自由落下さ
せ、これを5回繰り返し袋の状態を観察した(以下落下
テストと称す)。この結果、袋は破袋することは無かっ
た。
【0037】実施例2 ポリ乳酸 LACEA H−100PL(商品名、三井
化学(株)製)とビオノーレ#1001(商品名、昭和
高分子(株)製)を70対30の重量比でブレンドした
他は、実施例1と同様の方法で行った。このとき、ノズ
ル孔での樹脂の平均流速は3.81cm/sであった。
得られたテープヤーンの物性を表−1(表1)に示す。
また落下テストでは、袋は破袋しなかった。
【0038】実施例3 ポリ乳酸 Nature Works PLA 300
0D(商品名、Cargill Dow LLC製)と
ビオノーレ#1001(商品名、昭和高分子(株)製)
を67対33の重量比でブレンドしたものを、65mm
単軸押出機で厚さ0.2mm、幅22mmのフラットノ
ズルから押し出し、45℃の冷却水槽で冷却した後、7
0℃の温水で5倍延伸、続いて100℃の温水で1.2
倍延伸し、テープヤーンを得た。このとき、ノズル孔で
の樹脂の平均流速は5.01cm/sであった。得られ
たテープヤーンの物性を表−1(表1)に示す。また落
下テストでは、袋は破袋しなかった。
【0039】実施例4 ポリ乳酸 Nature Works PLA 300
0D(商品名、Cargill Dow LLC製)と
ビオノーレ#1001(商品名、昭和高分子(株)製)
を60対40の重量比でブレンドした他は、実施例3と
同様の方法で行った。このとき、ノズル孔での樹脂の平
均流速は5.01cm/sであった。得られたテープヤ
ーンの物性を表−1(表1)に示す。また落下テストで
は、袋は破袋しなかった。
【0040】比較例1 ポリ乳酸 LACEA H−100PL(商品名、三井
化学(株)製)を、35mm単軸押出機で厚さ0.2m
m、幅15mmのフラットノズルから押し出し、45℃
の冷却水槽で冷却した後、80℃の温水で5倍延伸、続
いて100℃の熱風で1.4倍延伸し、テープヤーンを
得た。このとき、ノズル孔での樹脂の平均流速は3.8
1cm/sであった。得られたテープヤーンの物性を表
−1(表1)に示す。また、落下テストでは、袋は4回
目に破袋した。
【0041】比較例2 ポリ乳酸 LACEA H−100PL(商品名、三井
化学(株)製)とビオノーレ#1001(商品名、昭和
高分子(株)製)を70対30の重量比でブレンドした
ものを、40mm単軸押出機で、直径100mm、スリ
ット厚み0.8mmの同心円状ノズルから押出し、室温
で冷却した後、200mm幅の原反を得た。その後、剃
刀を使用して原反を幅11mmにスリットし、70℃熱
板上で3倍延伸してテープヤーンを得た(4倍以上には
延伸できなかった)。このとき、ノズル孔での樹脂の平
均流速は0.32cm/sであった。得られたテープヤ
ーンの物性を表−1(表1)に示す。得られたテープヤ
ーンは、袋状に編み込む際、時々糸切れを起こした。ま
た、落下テストでは、2回目に破袋した。
【0042】実施例5 ポリ乳酸 LACEA H−100PL(商品名、三井
化学(株)製)とビオノーレ#1001(商品名、昭和
高分子(株)製)を70対30の重量比でブレンドした
ものを、35mm単軸押出機で直径1.8mmの円形ノ
ズルから押し出し、45℃の冷却水槽で冷却した後、8
0℃の温水で5倍延伸、続いて100℃の熱風で1.4
倍延伸し、モノフィラメントを得た。このとき、ノズル
孔での樹脂の平均流速は3.74cm/sであった。得
られたモノフィラメントの物性を表−2(表2)に示
す。
【0043】実施例6 ポリ乳酸 Nature Works PLA 620
0D(商品名、Cargill Dow LLC製)と
ビオノーレ#1001(商品名、昭和高分子(株)製)
を70対30の重量比でブレンドしたものを、65mm
単軸押出機で直径1.5mmの円形ノズルから押し出
し、45℃の冷却水槽で冷却した後、80℃の温水で5
倍延伸、続いて100℃の熱風で1.4倍延伸し、モノ
フィラメントを得た。このとき、ノズル孔での樹脂の平
均流速は4.16cm/sであった。得られたモノフィ
ラメントの物性を表−2(表2)に示す。
【0044】比較例3 ポリ乳酸 LACEA H−100PL(商品名、三井
化学(株)製)とビオノーレ#1001(商品名、昭和
高分子(株)製)を70対30の重量比でブレンドした
ものを、35mm単軸押出機で直径1.8mmの円形ノ
ズルから押し出し、45℃の冷却水槽で冷却した後、8
0℃の温水で4.5倍延伸、続いて100℃の熱風で
1.2倍延伸し、モノフィラメントを得た。このとき、
ノズル孔での樹脂の平均流速は2.25cm/sであっ
た。得られたモノフィラメントの物性を表−2(表2)
に示す。
【0045】比較例4 ポリ乳酸 Nature Works PLA 300
0D(商品名、Cargill Dow LLC製)と
ビオノーレ#1001(商品名、昭和高分子(株)製)
を70対30の重量比でブレンドしたものを、65mm
単軸押出機で直径1.5mmの円形ノズルから押し出
し、45℃の冷却水槽で冷却した後、80℃の温水で4
倍延伸、続いて100℃の熱風で1.4倍延伸し、モノ
フィラメントを得た。このとき、ノズル孔での樹脂の平
均流速は1.39cm/sであった。得られたモノフィ
ラメントの物性を表−2(表2)に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、乳酸系樹脂と軟質な生
分解性樹脂からなる乳酸系樹脂組成物のテープヤーンや
モノフィラメントを、安定して生産することができる。
また、得られたテープヤーンやモノフィラメントは、従
来よりも実用上の物性に優れており、土嚢体や植生ネッ
トに好適に使用することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08L 67/04 C08L 67/04 67:02) 67:02 (72)発明者 竹原 明宣 千葉県袖ヶ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 大淵 省二 千葉県袖ヶ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 三谷 和弘 愛知県蒲郡市大塚町伊賀久保109 愛知県 三河繊維技術センター内 (72)発明者 市川 靖 愛知県蒲郡市形原町田中2番地 昭和綱業 株式会社内 Fターム(参考) 2B022 AA05 AB01 3E064 AA01 BA10 BA54 BA60 BB01 BC20 EA04 EA30 FA01 4F071 AA44 AF20 BB06 BC01 4J002 CF03X CF18W CF18X CF19W CF19X GG02 GK01 4L035 BB31 BB40 BB85 BB89 BB91 EE20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸系樹脂50〜90重量部とJIS
    K7127の試験方法で測定した弾性率が2500Mp
    a以下の生分解性樹脂50〜10重量部からなる乳酸系
    樹脂組成物を、押出機ノズル部での平均流速が2.5〜
    20cm/sの条件で押出加工してなるテープヤーン。
  2. 【請求項2】 乳酸系樹脂50〜90重量部とJIS
    K7127の試験方法で測定した弾性率が2500Mp
    a以下の生分解性樹脂50〜10重量部からなる乳酸系
    樹脂組成物を、押出機ノズル部での平均流速が2.5〜
    20cm/sの条件で押出加工してなるモノフィラメン
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のテープヤーンからなる土
    嚢袋
  4. 【請求項4】 請求項2記載のモノフィラメントからな
    る植生ネット
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057052A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Advanced Plastics Compounds Co 常温塑性変形性樹脂組成物およびそれを用いた成形体
JP2021067083A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 日鉄エンジニアリング株式会社 植生土嚢

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057052A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Advanced Plastics Compounds Co 常温塑性変形性樹脂組成物およびそれを用いた成形体
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