JP2003226478A - エレベータのかご室送風機 - Google Patents

エレベータのかご室送風機

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JP2003226478A
JP2003226478A JP2002026482A JP2002026482A JP2003226478A JP 2003226478 A JP2003226478 A JP 2003226478A JP 2002026482 A JP2002026482 A JP 2002026482A JP 2002026482 A JP2002026482 A JP 2002026482A JP 2003226478 A JP2003226478 A JP 2003226478A
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JP
Japan
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car
elevator
wing
view
blower
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JP2002026482A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Miyamoto
浩成 宮本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご内の騒音を低減するエレベータのかご室
送風機を提供する。 【解決手段】 エレベーターのかご停止時においては、
羽5は保持装置4のばね要素により、中立の位置(かご
の天井と水平の状態)を維持する。一方、エレベーター
のかご移動時においては、羽5は、かご移動の際に発生
する風と、保持装置4の回転機構により、送風機1の通
風孔を閉ざす方向に移動する。また、羽4が送風機1の
通風孔を完全に塞ぐことがないように、羽4の上下付近
にストッパー6を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部からかご内
に入る騒音を低減するかご室送風機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高速エレベーターにおいては、エレベー
ター走行時の風切り音や、回転体や摺動体等を有する機
器から発せられる音が、エレベーターのかごの隙間から
かご内に入り込み、騒音となる。そのかごの隙間の中
で、かご上部に設けられた送風機の通風孔は、かご内の
騒音に大きく影響を及ぼす。本来、かご内の騒音を低減
するには、隙間を完全に無くすことが効果的であるが、
これは、かご内の換気の必要性や、送風機のモーター負
荷の増大により実施できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のエ
レベーターにおいては、かご上部に設けられた送風機の
通風孔がという問題があった。
【0004】この発明は、かご内の騒音を低減するエレ
ベータのかご室送風機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るエレベ
ータのかご室送風機は、下端に回転機構とばね要素を持
つ羽を通風孔出口に備え、エレベーターのかごの停止時
は、前記羽は前記ばね要素により中立の位置を保持し、
前記かごの移動時は、該かご移動の際に発生する風と前
記回転機構により、前記羽が前記通風孔を閉ざす方向に
運動するようにしたものである。
【0006】また、第2の発明に係るエレベータのかご
室送風機は、羽の運動が電動機を使用しないで行われる
ものである。
【0007】また、第3の発明に係るエレベータのかご
室送風機は、羽の運動により通風孔が完全に塞がること
のないようにストッパーを通風孔付近に備えたものであ
る。
【0008】また、第4の発明に係るエレベータのかご
室送風機は、羽の先端を上下に角度をつけた形状にした
ものである。
【0009】また、第5の発明に係るエレベータのかご
室送風機は、羽の表面に吸音材を添付し、送風機の通風
孔付近にダクト構造を備えたものである。
【0010】また、第6の発明に係るエレベータのかご
室送風機は、羽同士を回転自由度を持った装置で連結す
るものである。
【0011】また、第7の発明に係るエレベータのかご
室送風機は、各羽の長さがそれぞれ異なるようにしたも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る送風機のエ
レベータかごにおける配置図であり、エレベーターのか
ごの天井2上に、送風機1が配置されている。
【0013】実施の形態1.図2(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態1を示す外観
図であり、図2(b)は、側面図、図2(c)は正面図
である。図2に示すように、本装置は、遮音板3、保持
装置4、羽5、ストッパー6から構成されている。遮音
板3は、送風機1の横から騒音がかご内へ流入しないよ
うにする為のものである。保持装置4は、ベアリングの
ような回転機構とばね要素を併せ持つ。
【0014】次に、実施の形態1の動作を図2を参照し
て説明する。エレベーターのかご停止時においては、羽
5は保持装置4のばね要素により、中立の位置(かごの
天井と水平の状態)を維持する。一方、エレベーターの
かご移動時においては、羽5は、かご移動の際に発生す
る風と、保持装置4の回転機構により、送風機1の通風
孔を閉ざす方向に移動する。また、羽4が送風機1の通
風孔を完全に塞ぐことがないように、羽4の上下付近に
ストッパー6を設けている。
【0015】これにより、エレベーター走行時は、羽4
により、送風機1の通風孔が、従来に比べ閉ざされる
為、かご内の騒音レベルが低くなる。また、ストッパー
6により、羽4が送風機1の通風孔を完全に塞ぐことが
ない為、通常通り、かご内の換気も実施できる。
【0016】実施の形態2.図3(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態2を示す外観
図であり、図3(b)は、側面図、図3(c)は正面図
である。図3に示すように、この実施の形態2は、実施
の形態1において、羽4の両面に吸音材7を貼り付けた
構造になっている。
【0017】これにより、送風機1の通風孔に吸音ダク
トを設けることとなり、更なるかご内騒音レベルの低減
となる。
【0018】実施の形態3.図4(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態3を示す外観
図であり、図4(b)は、側面図、図4(c)は正面図
である。図4に示すように、この実施の形態3は、実施
の形態1において、羽4の先端を風の影響を受け易い
様、角度をつけた形状にし、羽4自体が動きやすくなる
ようになっている。
【0019】これにより、エレベーターのかごが高速に
なる前に、羽4が送風機1の通風孔を塞ぐ方向に動く
為、遮音効果があがり、かご内への騒音レベルを低減で
きることができる。
【0020】実施の形態4.図5(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態4を示す外観
図であり、図5(b)は、側面図、図5(c)は正面図
である。図5に示すように、この実施の形態4は、実施
の形態3において、羽4の両面に吸音材7を貼り付けた
構造になっている。
【0021】これにより、送風機1の通風孔に吸音ダク
トを設けることとなり、更なるかご内騒音レベルの低減
となる。
【0022】実施の形態5.図6(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態5を示す外観
図であり、図6(b)は、側面図、図6(c)は正面図
である。図6に示すように、この実施の形態5は、実施
の形態1において、各羽4同士を回転自由度を持った連
結装置8で連結する。また、各羽4の長さをそれぞれ若
干変える。
【0023】これにより、それぞれの羽4の動きを均一
化することができ、安定した遮音効果を発揮することが
できる。また、各羽の長さをそれぞれ若干変えること
で、羽4が風を個々で受けやすくなり、羽4の動きが滑
らかになる。
【0024】実施の形態6.図7(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態6を示す外観
図であり、図7(b)は、側面図、図7(c)は正面図
である。図7に示すように、この実施の形態6は、実施
の形態5において、羽4の両面に吸音材7を貼り付けた
構造になっている。
【0025】これにより、送風機(1)の通風孔に吸音ダ
クトを設けることとなり、更なるかご内騒音レベルの低
減となる。
【0026】実施の形態7.図8(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態7を示す外観
図であり、図8(b)は、側面図、図8(c)は正面図
である。図8に示すように、この実施の形態7は、実施
の形態5において、羽4の先端を風の影響を受け易い様
に角度をつけた形状にし、羽4自体が動きやすくする。
また、各羽4同士を回転自由度を持った連結装置8で連
結する。また、各羽4の長さをそれぞれ若干変える。
【0027】これにより、エレベーターのかごが高速に
なる前に、羽4が送風機1の通風孔を塞ぐ方向に動く
為、遮音効果があがり、かご内への騒音レベルを低減で
きることができる。また、連結装置により、それぞれの
羽4の動きを均一化することができ、各羽4の長さをそ
れぞれ若干変えることで、羽4が風を個々で受けやすく
なり、羽4の動きが滑らかになる為、安定した遮音効果
を発揮することができる。
【0028】実施の形態8.図9(a)は、この発明に
係るエレベータのかご送風機の実施の形態8を示す外観
図であり、図9(b)は、側面図、図9(c)は正面図
である。図9に示すように、この実施の形態8は、実施
の形態7において、羽4の両面に吸音材7を貼り付けた
構造になっている。
【0029】これにより、送風機1の通風孔に吸音ダク
トを設けることとなり、更なるかご内騒音レベルの低減
となる。
【0030】
【発明の効果】第1の発明によれば、かごの移動に伴う
羽の運動により送風機の入口面積がかご停止時より小さ
くなるので、遮音効果があがり、エレベーター走行時の
かご内への騒音レベルを低減できる。
【0031】また、第2の発明によれば、省電力化が図
れる。
【0032】また、第3の発明によれば、ストッパーで
通風孔を完全に塞がないようにするので、本来の送風機
の機能である、かご内の換気も可能となる。
【0033】また、第4の発明によれば、羽の先端を上
下に角度をつけた形状にしたので、風の影響をより受け
て羽自体が動き易くなり、エレベーターのかごが高速に
なる前に遮音効果があがり、かご内への騒音レベルを低
減できることができる。
【0034】また、第5の発明によれば、羽の表面に吸
音材を添付し、送風機の通風孔付近にダクト構造を備え
たので、更にかご内への騒音レベルを低減できることが
できる。
【0035】また、第6の発明によれば、羽同士を、回
転自由度を持った装置で連結することで、それぞれの羽
の動きを均一化することができ、安定した遮音効果を発
揮することができるという効果を奏する。
【0036】また、第7の発明によれば、各羽の長さが
それぞれ異なるので、各羽が風を受けやすくなり、羽の
動きが滑らかになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る送風機のエレベータかごにお
ける配置図である。
【図2】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態1を示す外観図、側面図および正面図である。
【図3】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態2を示す外観図、側面図および正面図である。
【図4】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態3を示す外観図、側面図および正面図である。
【図5】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態4を示す外観図、側面図および正面図である。
【図6】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態5を示す外観図、側面図および正面図である。
【図7】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態6を示す外観図、側面図および正面図である。
【図8】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態7を示す外観図、側面図および正面図である。
【図9】 この発明に係るエレベータのかご送風機の実
施の形態8を示す外観図、側面図および正面図である。
【符号の説明】
1:送風機 2:かごの天井 3:遮音板 4:保持装置 5:羽 6:ストッパー 7:吸音材 8:連結装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に回転機構とばね要素を持つ羽を通
    風孔出口に備え、エレベーターのかごの停止時は、前記
    羽は前記ばね要素により中立の位置を保持し、前記かご
    の移動時は、該かご移動の際に発生する風と前記回転機
    構により、前記羽が前記通風孔を閉ざす方向に運動する
    ことを特徴とするエレベータのかご室送風機。
  2. 【請求項2】 羽の運動は電動機を使用しないで行われ
    ることを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご室
    送風機。
  3. 【請求項3】 羽の運動により通風孔が完全に塞がるこ
    とのないようにストッパーを通風孔付近に備えたことを
    特徴とする請求項1記載のエレベータのかご室送風機。
  4. 【請求項4】 羽の先端を上下に角度をつけた形状にし
    たことを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご室
    送風機。
  5. 【請求項5】 羽の表面に吸音材を添付し、送風機の通
    風孔付近にダクト構造を備えたことを特徴とする請求項
    1または4に記載のエレベータのかご室送風機。
  6. 【請求項6】 羽同士を回転自由度を持った装置で連結
    することを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記
    載のエレベータのかご室送風機。
  7. 【請求項7】 各羽の長さがそれぞれ異なることを特徴
    とする請求項6に記載のエレベータのかご室送風機。
JP2002026482A 2002-02-04 2002-02-04 エレベータのかご室送風機 Pending JP2003226478A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230812A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータかご内換気装置
CN102328866A (zh) * 2011-06-21 2012-01-25 吴江市德菱电梯配套有限公司 一种自动换气式电梯轿厢
CN103332561A (zh) * 2013-07-03 2013-10-02 日立电梯(上海)有限公司 轿厢通风孔结构
JP2018002452A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 株式会社日立製作所 エレベータ装置

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Effective date: 20040706