JP2010180705A - 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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一繁 中村
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博之 香山
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Abstract

【課題】ローター部やステータ部などの冷却を行う際の損失を低減し、送風効率の高い電動送風機及びそれを用いた電気掃除機を提供する。
【解決手段】ブラケット55の上面部69に複数の孔部70を設けると共に、その下流に第2のエアガイド73を設け、吸気口68から流入する空気の少なくとも一部をブラケット55に供給してローター部53やステータ部54などを冷却する構成とすることにより、十分な冷却性能を保持したまま、曲がり損失や急拡大損失などを低減させ、送風効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動送風機及び電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電動送風機としては、図6に示す従来例1のように、ローター部1とステータ部2とそれらを覆うブラケット3とによって構成される電動機4と、電動機4により回転駆動されるインペラ5と、このインペラ5の周囲に複数のトング6で複数の流路7を形成し、インペラ5の排出空気の流速を徐々に遅くして動圧を静圧に変換する圧力回復を行うエアガイド8と、中央に吸気口9を有しインペラ5及びエアガイド8を内包するファンケース10と、エアガイド8を通過した空気をステータ部2とブラケット3の間に導く連通路11を設けて、ステータ部2を冷却するものがある。
この従来例1は、エアガイド8を通過した排出空気を斜めに傾斜した連通路11でステータ部2にスムーズに導くため、後述する従来例2のように排出空気の流れが略直角状に曲がって生じる曲がり損失が大きくならない(例えば、特許文献1参照)。
また、図7に示す従来例2のように、ファンケース21とエアガイド22のトング23との外周部近傍の隙間に環状体24を当接シールする形で設けると共に、ファンケース21の外周部に排気口25を設け、吸気口26から流入した空気の一部が空気の流れA、B、C1、C2で示すように、エアガイド22の下部を通りブラケット27の上面部28に設けられた連通口29を通ってブラケット27内部に供給され、ローター部30とステータ部31を冷却し、残りの空気は排気口25から外部に排気するものもある。
この従来例2は、環状体24を介してファンケース21とエアガイド22のトング23とを当接シールすることで、エアガイド22内の複数の流路をそれぞれ独立させ、排出空気の流速が速い場所の流路間で空気が行き来することによる漏れ損失が生じないようにしている。さらに、ファンケース21に排気口25を設けることにより、ローター部30やステータ部31の冷却に対して余分な量の空気を、空気の流れDで示すように外部に排気することにより、折り返し空気Bが空気の流れC1、C2のように略直角状に曲がることで生じる曲がり損失を低減している(例えば、特許文献2参照)。
また、図8に示す従来例3のように、エアガイド41をパイプ状の流路42とし、流路42から流出した空気が、空気の流れCで示すようにブラケット43の上面部44に設けられた連通口45を通ってブラケット43内部に供給され、ローター部46とステータ部47を冷却するものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開昭62−70697号公報 特開2006−250016号公報 特開2007−278154号公報
しかしながら、図6に示す従来例1は、エアガイド8の流路7の長さが短く、十分に流速が遅くなっていないうちに、流路断面積の大きい連通路11に空気が流れ込むため、エアガイド8の流路7から連通路11への流路断面積が拡大する影響を受けて、急拡大損失が生じてしまうという課題を有していた。
また、図7に示す従来例2は、排気口25を設けることにより、ローター部30やステ
ータ部31の冷却に対して余分な量の空気を空気の流れDで示すように外部に排気することが可能であるため、空気の流れB、C1、C2における略直角状の曲がり損失を低減することができるが、流路を流れる空気の総流量が異なる機器に用いる場合には、排気口25を設計しなおさないと、空気の流れB、C1、C2における曲がり損失や壁面摩擦損失の増大などにより性能が大幅に低下する可能性があるため、様々な機器での共用化が困難であった。
さらに、図8で示す従来例3は、パイプ状のエアガイド41を用いるため、急拡大損失、曲がり損失、漏れ損失などを大きく削減可能であるが、連通口45を通る際の空気の流れCにおける曲がり損失が生じることや、内部に埋設したエアガイド41を成型することが困難であるという課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、ローター部やステータ部などの冷却性能を保持しながら、流路損失を低減することで送風効率を向上させた電動送風機及びそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動送風機は、ローター部とステータ部とそれらを覆うブラケットとによって構成される電動機と、前記電動機により回転駆動されるインペラと、複数のトングにより複数の流路を構成し前記インペラの周辺に配置された第1のエアガイドと、中央に吸気口を有し前記インペラ及び前記第1のエアガイドを内包する第1のファンケースと、前記第1のエアガイド内の複数の流路に対応して前記ブラケットの上面部に設けられた複数の孔部と、前記ブラケットの側面に設けられた複数のブラケット流入口と、前記複数の孔部から複数のブラケット流入口に至る流路を形成する第2のエアガイドと、前記複数の孔部、前記第2のエアガイドおよび前記複数のブラケット流入口を内包するように前記ブラケットの外周を覆う第2のファンケースとを備えたものである。
これによって、エアガイドの流路が急激に曲がる部分を減らして曲がり損失を低減できると共に、第1のエアガイドと第2のエアガイドとを合わせた流路長を長く取ることが出来るので、徐々に流路断面積を拡大していくことが可能であり、流路断面積を急激に拡大させることなく、空気の流速を十分に遅くすることができることにより、急拡大損失を低減することができる。
また、インペラの遠心力で外周側へ追いやった排出空気を第1のエアガイド下部の空間を通して内側に折り返させ、ローター部やステータ部を冷却する必要が無いため、電動送風機全体の軸方向の長さを短くすることができる。
また、エアガイドを第1のエアガイドと第2のエアガイドとで構成し、それらを分離可能にしているため、第1および第2のエアガイドの形状を単純化することができるので、エアガイド全体の成型を容易にすることができる。
また、ファンケースの外周部に排気口を設け、ローター部やステータ部への冷却にとって余分な量の空気を排気する構成とした場合でも、排気口を小さめに設計することで、排気口から出る流量を減らすことができるので、排気口から出る際の急拡大損失を低減させることが可能なだけでなく、吸気口から流入する総流量が低下しても、ローター部やステータ部への冷却性能を維持することができる。
また、吸気口から流入する総流量が増加した場合でも、第1のエアガイドと第2のエアガイドを合わせた流路長を長く取ることが出来るので、流路断面積を急拡大させることな
く、徐々に流路断面積を拡大させることにより、空気の流速を遅くすることが可能なため、急拡大損失や曲がり損失など増加を抑えることが可能であるので、様々な流量の機器への共用化を行いやすい。
そして、この電動送風機を用いた電気掃除機は、送風効率が高く、吸引力が強い、きわめて実用的なものである。
本発明の電動送風機およびそれを用いた電気掃除機は、ブラケット上面部に複数の孔部を設けると共に、その下流に第2のエアガイドを設け、吸気口から流入する空気の少なくとも一部をブラケットに供給してローター部やステータ部などを冷却する構成とすることにより、十分な冷却性能を保持したまま、曲がり損失や急拡大損失などを低減させ、電動送風機の送風効率を向上させることができる。
第1の発明は、ローター部とステータ部とそれらを覆うブラケットとによって構成される電動機と、前記電動機により回転駆動されるインペラと、複数のトングにより複数の流路を構成し前記インペラの周辺に配置された第1のエアガイドと、中央に吸気口を有し前記インペラ及び前記第1のエアガイドを内包する第1のファンケースと、前記第1のエアガイド内の複数の流路に対応して前記ブラケットの上面部に設けられた複数の孔部と、前記ブラケットの側面に設けられた複数のブラケット流入口と、前記複数の孔部から複数のブラケット流入口に至る流路を形成する第2のエアガイドと、前記複数の孔部、前記第2のエアガイドおよび前記複数のブラケット流入口を内包するように前記ブラケットの外周を覆う第2のファンケースとを備えた電動送風機である。
この構成により、ローター部やステータ部への十分な冷却性能を保持したまま、流路内での曲がり損失や急拡大損失などを低減させ、電動送風機の送風効率を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の第1のファンケースの外周部に設けた排気口と、吸気口から流入した空気の流量によって前記排気口を開閉する開閉扉とを備えたことで、吸気口から流入する総流量が多い時には開閉扉が開き、排気口から外部に排気される空気の量を増やして、第2のエアガイド内の流路に流れる流量、およびブラケット流入口からブラケット内部に流れ込む流量を減らすことができ、曲がり損失や壁面摩擦損失などを低減することができる。
そして、総流量が少なくなるに従って開閉扉を閉じていくことにより、総流量が少ない場合でも、ローター部やステータ部の冷却に必要十分な量の空気をブラケット流入口からブラケット内部へ供給することができるため、使用可能流量範囲が広いので、様々な機器への共用化が可能である。
また、第1のエアガイドと第2のエアガイドを合わせた流路は、流路長を長くすることが出来るので、第2のエアガイドの流路断面積を徐々に拡大させて、空気の流速を遅くすることを可能にし、吸気口から流入する総流量が増加した場合でも、流路の終わり際での急拡大損失の増加を抑えることが可能である。そのため、開閉扉が閉じる方向にばらついても送風効率の低下を抑えることができ、生産ばらつきや経時劣化に対しても問題が生じにくい。
第3の発明は、特に、第2の発明の第2のエアガイドの流路はブラケットの外周側に螺旋状に構成されているので、第2のエアガイドの流路の流路長を長く取ることが出来るの
で、徐々に流路断面積を拡大させて、空気の流速を遅くすることが可能であり、吸気口から流入する総流量が増加した場合でも、流路の終わり際での急拡大損失の増加を抑えることが可能である。そのため、開閉扉が閉じる方向にばらついても送風効率の低下を抑えることができるので、生産ばらつきや経時劣化に対しても問題が生じにくい。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の第2のファンケースにおけるブラケット流入口近傍の位置に下部排気口を設けたことにより、ローター部とステータ部への冷却に対して余分な流量の空気をこの下部排気口から排気することが可能となり、ブラケット内部へ流入する際やブラケット内部を流れる際の壁面摩擦損失や曲がり損失などを低減させることができる。さらに、第1のエアガイドおよび第2のエアガイドによって流速が遅くなった気流を排気することが可能となるので、空気が下部排気口から排気される際の急拡大損失を低減させることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明のブラケット流入口を、ローター部またはステータ部の少なくとも一方に設けられたコイルの下方側に風が当たる位置に設けられたことにより、ローター部やステータ部への冷却が効果的に行えるだけでなく、第2のエアガイドの流路を軸方向に長く取ることが可能となる。そのため、徐々に流路断面積を拡大させて空気の流速を十分に遅くすることが可能となり、急拡大損失を低減させることができると共に、流路の曲がり方を緩やかにすることができるので、曲がり損失を低減させることができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の電動機はローター部と接するブラシ部を有するブラシモータであり、ブラケット流入口は前記ブラシ部の近傍に設けられていることにより、ブラシ部の摺動摩擦によって生じる熱を効果的に冷却するだけでなく、第2のエアガイドの流路長を長く取ることが可能となる。そのため、徐々に流路断面積を拡大させて空気の流速を十分に遅くすることが可能となり、急拡大損失を低減させると共に、流路の曲がり方を緩やかにして、曲がり損失を低減させることができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明のブラケット流入口が、第2のエアガイドの流路内の空気の流れの方向に沿って傾いた複数の孔であることにより、第2のエアガイドからブラケット内部へスムーズに空気を送り込むことができるので、ブラケット流入口近傍のブラケット側面などへの衝突損失を低減することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の第2エアガイドのトングを配さない合流域を第2のエアガイドとブラケットの径方向壁面との間に設けていることにより、ブラケット流入口の形状や位置が不均一であったり、ブラケット内部の隙間が狭いところがあった場合でも、流速が速いところと遅いところが生じることによる壁面摩擦損失などを低減させることができる。
第9の発明は、特に、第1〜第8のいずれか1つの発明における電動送風機を有する電気掃除機とすることにより、送風効率が高く、吸引力が強い、きわめて実用的な電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における電動送風機を示す破断正面図であり、図2は同電動送風機に用いる第1のエアガイドの斜視図であり、図3は同電動送風機に用いるブラケット及び第2のエアガイドの斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態における電動送風機51には、電動機52が配置されている。電動機52は、ブラシモータと呼ばれるタイプのモータであり、ローター部53とステータ部54と、それらを覆うブラケット55とブラシ部56からなる。ブラシ部56は、ローター部53やステータ部54より下方側に設けられている。ローター部53には、回転軸57と、整流子部58と、コイル部59a、59bとが設けられ、ステータ部54には、コイル部61a、61bが設けられている。そして、ローター部53に連結された回転軸57には、インペラ62が接続されている。
図2に示すように、第1のエアガイド65は、複数枚のトング63によって複数の流路64を構成するものであり、図1に示すようにインペラ62の周囲に配置され、第1のファンケース66によってインペラ62と第1のエアガイド65が内包されている。
図1に示すように、ファンケーススペーサ67は、吸気口68でインペラ62と当接シールされ、インペラ62から流出された空気が、第1のファンケース66内でインペラ62の出口側から吸気口68側へと再びインペラ62に流入しない構成としており、第1のファンケース66と一体的に成型されている。
なお、本実施の形態では、ファンケーススペーサ67を第1のファンケース66と一体的に成型する構成としているが、ファンケーススペーサ67と第1のファンケース66との間に空気の漏れる隙間が生じない構成であれば、両者を溶着または接着などで一体的に構成しても良い。
第2のエアガイド73は、ブラケット55の外周に設けられ、図3に示すように、ブラケット55の上面部69に在る孔部70からブラケット55外周側下方に向けて、複数のトングに71よって形成された複数の流路64が複数の孔部70に対応して構成されている。なお、第2のエアガイド73の流路72は、ブラケット55の外周に沿って斜めに傾斜させ、螺旋状に構成して流路長を長く取れるようにする方が好ましい。
そして、第2のファンケース74は、孔部70、第2のエアガイド73およびブラケット流入口77を内包するようにブラケット55の外周を覆っており、ネジ75でブラシ部56と共に共締めすることでブラケット55に固定されている。
第2のエアガイド73内の流路72の下流になるブラケット55側面部76には、第2のエアガイド73内の流路72の流れに沿った方向に開けた複数の孔で構成されたブラケット流入口77が設けられている。また、第2のエアガイド73に設けられたトング71とブラケット55の側面部76との間には、合流域78が設けられ、各流路72を通ってきた空気がここで一旦合流する構成となっている。
また、ブラケット流入口77は、ローター部53の下側のコイル59bと、ステータ部54の下側のコイル61bと、ブラシ部56の近傍に設けられている。そのため、ブラケット流入口78から流入した空気がローター部53の下側のコイル59bと、ステータ部54の下側のコイル61bと、ブラシ部56に当たることで、ローター部53とステータ部54とブラシ部56を冷却する構成となっている。
ブラケット55の底面部79には、ブラケット排気口80が設けられ、ブラケット55内に流入した空気が、ローター部53とステータ部54とブラシ部56を冷却した後で外部に排気される構成となっている。
なお、本実施の形態では、ブラケット排気口80をブラケット55の底面部79に設け
ているが、ローター部53などの冷却が可能であれば、ブラケット排気口80をブラケット55の側面部76に設けても良い。また、ブラケット55の上面部69の軸側には貫通口81が設けられている。
そして、図1に示すように、第1のファンケース66の外周には、複数の排気口82が設けられており、インペラ62から第1のエアガイド65の流路64に流入した空気の一部が、空気の流れEで示すようにこの排気口82を通って外部に排気される構成となっている。
また、排気口82近傍には、開閉扉83とヒンジ84設けられており、インペラ63から第1のエアガイド65の流路64に流入する空気の総流量が多い場合は、空気の勢いによって開閉扉83が開く方向に移動し、排気口82から排気する空気の量を増やし、総流量が少ない場合は、重力によって開閉扉83が閉じる方向に移動し、排気口82から排気する空気の量を減らす構成となっている。
なお、本実施の形態では、吸気口68側が地面に対して上方に、且つブラケット55が下方になるように電動送風機51を設置しているため、開閉扉83を重力によって閉じる方向に移動させる構成としている。しかし、電動送風機51を横向きあるいは、上下逆方向に設ける場合には、バネなどを用いてインペラ63から第1のエアガイド65の流路64に流入する空気の総流量が少ない時に開閉扉83が閉じる方向に移動するよう構成してもよい。
以上のように構成された電動送風機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電動送風機51を起動すると、電動機52のローター部53が回転し、それに伴って回転軸57とインペラ62が回転し、その結果、吸気口68から空気が吸い込まれる。そして、インペラ62によって吸気口68から吸い込まれた空気は、第1のエアガイド65内の流路64に流れ込む。
そして、流路64の流路断面積が下流に行くに従って徐々に広くなるようにトング63を設けることで、流路断面積が急激に大きくなることによって生じる急拡大損失を抑えながら、動圧を静圧に変換する圧力回復を行っている。そして、第1のエアガイド65内の流路64に流れ込んだ空気の一部は、空気の流れEで示すように排気口82から外部に排気され、残りの空気は、空気の流れFで示すように、孔部70を通って第2のエアガイド73内の流路72へと流れ込む。
第2のエアガイド73内の流路72に流れ込んだ空気は、さらに圧力回復が行われ、十分に流速が遅くなったところで合流域78に入り、各流路72を通ってきた空気が一旦合流する。そして、ブラケット55の側面部76に設けられたブラケット流入口77を通ってブラケット55内に空気が入り、ローター部53の下側コイル部59bと、ステータ部54の下側コイル部61bと、ブラシ部56とに気流が当たる。
ローター部53の上側コイル部59aと下側コイル部59b、およびステータ部54の上側コイル部61aと下側コイル部61bは、それぞれ繋がっているため、下側コイル部59b、61bに気流を当てることで、下側コイル部59b、61bだけでなく上側コイル部59a、61aも伝熱により冷却される。
さらに、本実施の形態では、インペラ62の回転によりインペラ62の下側が負圧になると、貫通口81を通る空気の流れGが生じるので、この空気の流れGによって上側コイル部59a、61aを冷却することが可能であり、冷却効果の高い構成となっている。
ここで、ブラケット流入口77を第2のエアガイド73内の流路72を流れる空気の流れEの方向に沿うよう、ブラケット55の側面部76に対して斜めに開けることにより、第2のエアガイド73からブラケット55内部へスムーズに空気を送り込むことができるので、ブラケット流入口77近傍のブラケット55側面部への衝突損失を低減することができる。
また、通電により熱を生じるコイル部のうち、下側コイル部59b、61bに直接風を当てたり、整流子部58との摺動摩擦により熱を生じるブラシ部56をステータ部54の下方側に設けて直接風を当てたりする構成としているのは、単に冷却効果を向上させるためだけではない。
すなわち、そのように構成することにより、第2のエアガイド73が回転軸57方向に長さを取ることができるので、第2のエアガイド73の流路72の長さを長くし、徐々に流路72の断面積を拡大させて空気の流速を十分に遅くさせることができるので、急拡大損失を低減させると共に、流路72の曲がり方を緩やかにして、曲がり損失を低減させるためでもある。
さらに、ブラケット流入口77の形状や位置が不均一であったり、ブラケット55内部の隙間が狭いところがあったりする場合でも、合流域78で各流路72を通過した空気が一旦合流されることによって、流速が速いところと遅いところが生じることによる壁面摩擦損失などを低減させることができる。
なお、本実施の形態では、第1のエアガイド65と第2のエアガイド73を合わせた流路長を長くして、十分に流速が遅くなったところで各流路を通る空気の流れが混合されるため、流路断面積が急激に拡大されることによる急拡大損失を抑えることができる。
また、過剰な流量の空気をブラケット55内部に送り込んだ場合、第2のエアガイド73内の流路72を流れる空気の流速が速くなり、壁面摩擦損失や曲がり損失などの損失が増加するが、本実施の形態では、第1のファンケース66の外周部に排気口82を設けているので、冷却に対して余分な流量の空気を外部へ排気して、第2のエアガイド73内の流路72に流れる流量、およびブラケット流入口77からブラケット55内部に流れ込む流量を減らすことができ、曲がり損失や壁面摩擦損失などを低減することができる。
さらに、排気口82に開閉扉83を設けているため、吸気口68から流入する空気の総流量が減った場合、空気の流れEの勢いが弱まることで、開閉扉83が重力により閉じる方向に移動するため、空気の流れFで示す第2のエアガイド73方向へ流れる空気の流量の減少幅を抑えることができるので、ローター部53やステータ部54などへの冷却性能を確保することができる。
ここで、流量が少なくなる場合でも、冷却性能を十分に確保するため、および排気口82から外部へ空気が排出される際の急拡大損失を低減するためには、排気口82は小さめに設計することが望ましい。もし、流量が多くなった場合でも、本実施の形態では、第1のエアガイド65と第2のエアガイド73を合わせた流路長を長く取ることが出来るので、徐々に流路断面積を拡大させることにより、空気の流速を十分に遅くすることが可能になり、吸気口68から流入する総流量が増加した場合でも、流路72の終わり際での急拡大損失の増加を抑えることが可能である。
このように、本実施の形態の電動送風機51は、吸気口68から流入する空気の総流量が変わっても、ローター部53やステータ部54への冷却性能を確保したり、各種圧力損
失の増加を抑えたりすることが可能であるので、使用可能流量幅が広く、様々な機器への共用化が可能である。
以上のように、本実施の形態では、ブラケット55の上面部69に複数の孔部70を設けると共に、その下流に第2のエアガイド73を設け、吸気口68から流入する空気の少なくとも一部をブラケット55に供給して、ローター部53やステータ部54などを冷却することにより、十分な冷却性能を保持したまま、曲がり損失や急拡大損失などを低減させ、送風効率を向上させることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における電動送風機を示す破断正面図である。
本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、第1のファンケース66の外周部に排気口82や開閉扉83を設けず、第2のファンケース91の下流側の軸方向に下部排気口92を設けている点である。その他は実施の形態1と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
排気口を第1のファンケース66に設ける実施の形態1と比較して、第2のエアガイド73を流れる流量が増えることによって壁面摩擦損失や曲がり損失は増加するが、第2のエアガイド73によって流速が遅くなった空気を下部排気口92より外部に排気することが可能となるため、排気口から空気が排気される際の急拡大損失を実施の形態1に比べて低減させることができる。
なお、実施の形態1の構成では、排気口82を通って外部に排気される気流の流れを阻害しないよう、外部の径方向にスペースを必要とするが、本実施の形態では、軸方向に下部排気口92を設けているため、外部の径方向にスペースを必要としない。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における電気掃除機の全体構成を示す構成図である。
図5において、電気掃除機101は、ホース102、延長管103及び床面上を移動して塵埃を吸引する吸引具104を有しており、掃除機本体105には、実施の形態1〜2に示した第2のファンケース105などを有する電動送風機51が内蔵されている。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電気掃除機101を起動すると電動送風機51が送風を行う。電動送風機51は、内部に実施の形態1〜2に示した第2のファンケース105などが設けられているため、電動送風機51内のローター部(図示せず)やステータ部(図示せず)への冷却性能を確保しながら、高い送風効率で動作する。したがって電気掃除機全体としても高い送風効率で動作でき、強い吸引力を得ることができ、きわめて実用的なものである。
以上のように、本発明にかかる電動送風機及びそれを用いた電気掃除機は、十分な冷却性能を保持したまま、曲がり損失や急拡大損失などを低減させ、送風効率を向上させることができるので、家庭用はもちろんのこと業務用の機器にも適用可能である。
本発明の実施の形態1における電動送風機の破断正面図 同電動送風機の第1のエアガイドの斜視図 同電動送風機のブラケットおよび第2のエアガイドの斜視図 本発明の実施の形態2における電動送風機の破断正面図 本発明の実施の形態3における電気掃除機の全体構成図 従来例1の電動送風機の破断正面図 従来例2の電動送風機の破断正面図 従来例3の電動送風機の破断正面図
51 電動送風機
52 電動機
53 ローター部
54 ステータ部
55 ブラケット
56 ブラシ部
59b ローターの下側コイル部
61b ステータの下側コイル部
62 インペラ
63 トング(第1のエアガイド)
64 流路(第1のエアガイド)
65 第1のエアガイド
66 第1のファンケース
68 吸気口
69 ブラケット上面部
70 孔部
71 トング(第2のエアガイド)
73 第2のエアガイド
74 第2のファンケース
77 ブラケット流入口
78 合流域
82 排気口
83 開閉扉
92 下部排気口
101 電気掃除機

Claims (9)

  1. ローター部とステータ部とそれらを覆うブラケットとによって構成される電動機と、前記電動機により回転駆動されるインペラと、複数のトングにより複数の流路を構成し前記インペラの周辺に配置された第1のエアガイドと、中央に吸気口を有し前記インペラ及び前記第1のエアガイドを内包する第1のファンケースと、前記第1のエアガイド内の複数の流路に対応して前記ブラケットの上面部に設けられた複数の孔部と、前記ブラケットの側面に設けられた複数のブラケット流入口と、前記複数の孔部から複数のブラケット流入口に至る流路を形成する第2のエアガイドと、前記複数の孔部、前記第2のエアガイドおよび前記複数のブラケット流入口を内包するように前記ブラケットの外周を覆う第2のファンケースとを備えた電動送風機。
  2. 第1のファンケースの外周部に設けた排気口と、吸気口から流入した空気の流量によって前記排気口を開閉する開閉扉とを備えた請求項1に記載の電動送風機。
  3. 第2のエアガイドの流路はブラケットの外周側に螺旋状に構成されている請求項2に記載の電動送風機。
  4. 第2のファンケースにおけるブラケット流入口近傍の位置に下部排気口を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送風機。
  5. ブラケット流入口は、ローター部またはステータ部の少なくとも一方に設けられたコイルの下方側に風が当たる位置に設けられた請求項1〜4のいずれか1項記載の電動送風機。
  6. 電動機はローター部と接するブラシ部を有するブラシモータであり、ブラケット流入口は前記ブラシ部の近傍に設けられている請求項1〜5のいずれか1項記載の電動送風機。
  7. ブラケット流入口は、第2のエアガイドの流路内の空気の流れの方向に沿って傾いた複数の孔である請求項1〜6のいずれか1項記載の電動送風機。
  8. 第2エアガイドのトングを配さない合流域を第2のエアガイドとブラケットの径方向壁面との間に設けている請求項1〜7のいずれか1項記載の電動送風機。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電動送風機を有する電気掃除機。
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