JP2003226474A - エレベータシステム - Google Patents

エレベータシステム

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JP2003226474A
JP2003226474A JP2002027549A JP2002027549A JP2003226474A JP 2003226474 A JP2003226474 A JP 2003226474A JP 2002027549 A JP2002027549 A JP 2002027549A JP 2002027549 A JP2002027549 A JP 2002027549A JP 2003226474 A JP2003226474 A JP 2003226474A
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Takushi Maeda
卓志 前田
Koichi Sasagawa
耕一 笹川
Masafumi Iwata
雅史 岩田
Naohiko Suzuki
直彦 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客とエレベータとの両方の状態を管理して
エレベータの制御を行うとともに、乗客に対する情報の
伝達が可能なエレベータシステムを得る。 【解決手段】 エレベータ制御装置13から入力される
エレベータの状態情報を管理するエレベータ状態管理部
14と、エレベータの乗り場に存在する乗客の状態情報
を取得する乗客状態取得部11と、取得された乗客の状
態情報を管理する乗客状態管理部12と、エレベータ状
態管理部14および乗客状態管理部12により管理され
ているエレベータと乗客の両方の状態情報に基づいて、
次にとるべきエレベータの行動を決定して制御信号を作
成し、エレベータ制御装置13に出力するとともに、乗
客に提供するための提供情報を作成する協調部15と、
協調部15で作成された提供情報を乗客へ伝達する情報
伝達部16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベータシステ
ムに関し、特に、エレベータとエレベータ制御装置とか
ら構成されるエレベータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば、特開2000−14
3106号公報に示されたエレベータ制御システムの構
成を示す図である。図12において、1はエレベータシ
ステム、2は乗客が携帯している携帯電話等から構成さ
れた無線受送信機、3は建物の出入口扉、4は無線受送
信機2との間で受送信をする出入口の扉制御装置、5は
扉制御装置4と制御受送信装置6との間で情報を受送信
する受送信機、7は制御受送信装置6からの情報を用い
てエレベータの運行を演算、指令するエレベータ制御
機、8は各階床に設けられた受送信機、9はエレベータ
制御機7によって指定された行き先及び停止階床を表示
する表示装置、10は各階床に設けられた乗りかごの呼
びボタンである。
【0003】次に動作を説明する。無線受送信機器2を
携帯する人が、建物の出入口に通過した際に、無線受送
信機2より扉制御装置4へ無線受送信機2を携帯する者
の情報を送信する。この情報には、個人のID情報やエ
レベータの行き先階床などが含まれる。また、当該情報
により、建物出入り通過時点で把握したエレベータの利
用階床と人数の情報は、受送信機5から制御受送信装置
6へ送信される。さらに、その情報はエレベータ制御機
7に送信され、建物入場者が建物出入口からエレベータ
乗り場まで移動する間に、乗りかごの最適運行を計算
し、各乗りかごの行き先階床、停止階床を決定する。そ
の決定は、制御受送信装置6から各階床の受送信機8に
送信され、各乗りかごの表示装置9に示される。エレベ
ータ利用者は、表示された行き先階床から適切な乗りか
ごを選定し利用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のエレベ
ータ制御システムは、乗客が携帯する無線受送信機器2
が建物出入口の通過時に送信した情報に基づいてエレベ
ータを制御するため、例えば、無線受送信機器2で与え
られた情報に対して割り当てられたエレベータが乗り場
に到着しても、乗客がエレベータと関係ない場所に行っ
てしまった場合にはその割当は無駄になってしまう。こ
のように、従来のエレベータ制御システムにおいては、
乗客の乗り場等での状態を管理しないので、乗客の状態
に関係なくエレベータが動作してしまうという問題点が
あった。
【0005】また、従来のエレベータ制御システムにお
いては、各々の乗客に提供情報を伝達する手段を備えて
いないため、乗りかごの表示装置9に単に表示するのみ
であったため、表示装置9の近くに到着するまでエレベ
ータからの情報を知ることができないという問題点があ
った。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、乗客とエレベータとの両方の状
態を管理してエレベータの制御を行うとともに、乗客に
対する情報の伝達が可能なエレベータシステムを得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、エレベータ
と、上記エレベータの運行を制御するエレベータ制御装
置とからなるエレベータシステムであって、上記エレベ
ータ制御装置から上記エレベータの状態情報が入力され
て、当該エレベータの状態情報を管理するエレベータ状
態管理部と、上記エレベータの乗り場に存在する乗客の
状態情報を取得する乗客状態取得部と、取得された上記
乗客の状態情報を管理する乗客状態管理部と、上記エレ
ベータ状態管理部および上記乗客状態管理部により管理
されている上記状態情報に基づいて、次にとるべきエレ
ベータの行動を決定して制御信号を作成し、上記エレベ
ータ制御装置に出力するとともに、乗客に提供するため
の提供情報を作成する協調部と、上記協調部で作成され
た上記提供情報を乗客へ伝達する情報伝達部とを備えた
エレベータシステムである。
【0008】また、上記協調部が、上記乗客状態管理部
により管理されている上記状態情報に基づいて、上記エ
レベータのかご呼びの仮登録、確定登録および登録取消
を、上記エレベータ制御手段に対して行う。
【0009】また、上記協調部が、上記エレベータ状態
管理部および上記乗客状態管理部により管理されている
上記状態情報に基づいて、呼びの再登録および再登録取
消を、上記エレベータ制御手段に対して行う。
【0010】また、上記協調部が作成する上記提供情報
が、上記エレベータ制御手段に対して行った各登録およ
び取消に関する情報を含んでいる。
【0011】また、上記乗客情報取得部が、乗客の所持
する送受信機から発信される乗客に関する情報を受信す
る通信部を備えている。
【0012】また、上記乗客情報取得部が、上記乗り場
およびかご内の乗客を検知するセンサ部と、上記センサ
部により検知された情報から上記乗客の固有情報を抽出
して、上記乗客を識別する乗客識別部とを備えている。
【0013】また、上記乗客状態管理部が、乗客に関す
る属性情報を記憶する乗客属性記憶部を備えている。
【0014】また、上記乗客属性記憶部が、乗客の属性
情報の学習を行う乗客属性学習部を備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明を
実施するための実施の形態1によるエレベータシステム
を説明するための図である。本実施の形態においては、
本発明のエレベータシステムの概要について説明する。
図1において、11は乗客の状態を取得するための乗客
状態取得部、12は乗客状態取得部11で取得された乗
客の状態情報を管理する乗客状態管理部、13はエレベ
ータの運行を制御するエレベータ制御装置、14は、エ
レベータ制御装置13から入力されるエレベータの状態
情報を管理するエレベータ状態管理部、15は乗客状態
管理部12とエレベータ状態管理部14によって管理さ
れている乗客とエレベータとの両方の状態情報に基づい
てエレベータ制御装置13への制御信号を作成するとと
もに、乗客に対して伝達すべき情報を作成する協調部、
16は協調部15で作成された乗客に伝達すべき情報を
乗客に伝達する情報伝達部、17はエレベータ制御装置
13によって制御されるエレベータである。
【0016】動作について説明する。エレベータの乗り
場ホール(以下、乗り場とする。)に設置された乗客状
態取得部11は、例えば、半径10m以内等と、乗客状
態取得部11が設置されている周囲のある範囲の乗客の
状態を取得する。乗客状態取得部11の具体的な構成に
ついては、後述の実施の形態2〜5で説明するが、たと
えば、ビデオカメラとそれの画像処理装置とから構成し
てもよく、あるいは、乗客が携帯している送受信機から
の情報を受信する受信装置から構成するようにしてもよ
い。乗客状態取得部11はその乗客状態取得可能範囲に
いる乗客の状態を時系列で取得する。取得する乗客の状
態としては、乗客の現在地から乗り場までの距離等の位
置に関する情報だけでもよいが、目的階床、所属、年
齢、性別、車椅子使用者、空いているエレベータに乗り
たいというようなエレベータに対する嗜好等の各乗客特
有の様々な属性情報を含むようにしてもよい。乗客状態
取得部11で取得された乗客に関する情報は乗客状態管
理部12で時系列に管理される。
【0017】一方、エレベータ制御装置13は、協調部
15で作成されたエレベータに対する要求に従ってエレ
ベータ17を制御する。制御された結果、エレベータ1
7がどのような状態にあるかはエレベータ状態管理部1
4で管理される。エレベータの状態としては、各エレベ
ータのかご(以下、かごとする。)の現在階、ドアの扉
開中または扉閉中等のドア状態や、かご内が満員である
等のかご負荷状態等がある。
【0018】次に、乗客が乗り場に到着するまでの、協
調部15でエレベータに対して呼び登録要求を作成する
手順を図2を用いて説明する。協調部15では、乗客状
態管理部12で管理されている乗客について新規の乗客
があれば、はじめての検知としてステップST21で認
識する。この後も乗客状態管理部12では新規の乗客に
対する情報を時々刻々と取得しており、その情報は協調
部15に伝えられる。その情報を利用して、ステップS
T22では乗客が乗り場に近づくか遠ざかるかを判定す
る。近づくまたは乗り場に滞在と判定されれば、ステッ
プST23で呼び仮登録条件を満たすか否かを判定す
る。呼び仮登録条件を満たさなければ処理は再度ステッ
プST22に移る。仮登録条件については後述する。呼
び仮登録条件を満たせば、ステップST24で目的階床
情報を付属して呼び仮登録をエレベータ制御装置13に
要求する。ステップST25では呼び確定登録条件を満
たすか否かを判定する。呼び確定登録条件を満たさなけ
れば処理は再度ステップST22に移る。呼び確定登録
条件については後述する。呼び確定登録条件を満たせ
ば、ステップST26で目的階床情報を付属して呼び確
定登録をエレベータ制御装置13に要求する。一方、ス
テップST22で乗客が乗り場から遠ざかると判定され
れば、ステップST27で呼び仮登録および、呼び確定
登録のいずれもが取り消され、ステップST28でその
乗客に対する処理は終了する。ステップST26で呼び
確定登録がなされた時には、協調部15はエレベータ制
御装置13から割当かごに関する情報を受け取り、その
旨を乗客に伝える情報を作成し、情報伝達部16に引き
渡し、情報伝達部16は乗客に通知する。ステップST
27で呼び確定登録が取り消された場合には、協調部1
5はその旨を乗客に伝える情報を作成し、情報伝達部1
6に引き渡し、情報伝達部16は乗客に通知する。な
お、情報伝達部16の具体的な構成については、後述の
実施の形態2〜5において説明するが、例えば、電子メ
ールにより乗客の形態している送受信機に情報を送信す
る送信機から構成するようにしてもよく、あるいは、自
動音声発生装置から構成して、音声により情報を伝達す
るようにしてもよく、あるいは、従来と同様に、乗り場
に設けられた表示装置から構成してもよい。
【0019】次に、図2のステップST23の呼び仮登
録条件およびステップST25の呼び確定登録条件につ
いて説明する。まず、これらの条件について簡単に説明
すれば、エレベータの乗り場の所定のエリア内に所定の
一定時間だけ滞在している等して、エレベータに乗る確
率が所定のレベル以上になった場合に、仮登録がなさ
れ、エレベータに乗る確率が仮登録のそれよりさらに高
くなった場合に、確定登録がなされるというものであ
る。具体例を挙げて説明する。図3(a)は、エレベー
タ乗り場を上から見た図であり、各アルファベット
(A,B,C,D,E)は、予め設定された順に広がる
所定のエリアを示し、Aがエレベータに最も近く、Eが
エレベータに最も遠いエリアを示している。図3(b)
は、図3(a)の各エリアとその滞在時間に対するエレ
ベータに乗る確率の関係を示す図である。図3(b)に
おいて、エレベータに乗る確率はハッチング(図3
(b)の斜線)が細かいほど高く、細かいハッチングが
確定登録に、粗いハッチングが仮登録に相当し、白色は
呼び登録を一切しないことを意味する。近いエリアであ
っても滞在時間が短ければ仮登録となり、比較的遠いエ
リアDでも滞在時間が長ければ確定登録となる。なお、
図3(a)および図3(b)は一例であり、これに限定
されるものではない。例えば、図3(a)および図3
(b)においては、エリアや滞在時間を離散的に定義し
たが、連続に定義するようにしてもよい。さらに、仮登
録をキャンセル可能な登録とし、確定登録をキャンセル
不可能な登録としておき、ステップST27の処理でキ
ャンセルした場合に、仮登録の分はエレベータが来ない
ことになる。
【0020】次に、乗客が乗り場に到着したあと、かご
に乗車するまでの、協調部15でエレベータに対して呼
び再登録要求および呼び取消要求を作成する手順を図4
を用いて説明する。協調部15では割当階に到着直前の
割当かごをステップST31で検索する。ステップST
32で割当済みのかごがないと判断されれば、再びステ
ップST31で割当階に到着直前の割当かごを検索す
る。割当済みかごがあれば、ステップST33でそのか
ごの状態を取得し、ステップST34で満員通過するか
否かを判定する。ここで満員通過すると判定されれば、
処理はステップST38に移る。満員通過でなければ、
ステップST35で割当階の乗客の状態を取得する。こ
のあとかごは割当階に到着し、乗客は乗降を行う。乗客
の乗降が終了し、割当かごが出発すると、ステップST
36にて割当かご出発時の乗客状態を取得する。ステッ
プST35であらかじめ取得したかご到着直前の乗客で
乗車していない乗客が存在するかどうかをステップST
37にて判定する。すべての乗客が乗車していれば、処
理はステップST311に移る。乗車していない乗客が
いれば、かご出発もしくはかご通過後の一定時間後のそ
の乗客の状態をステップST38で取得する。その乗客
が乗り場に存在するか否かをステップST39で判断
し、存在しなければ、処理はステップST311に移
る。まだ乗り場に存在すれば、ステップST310にて
再度図2のステップST22以降の処理によって呼びの
登録をエレベータ制御装置13に要求し、ステップST
311で処理は終了する。ステップST311を終える
と再度ステップST31にて割当階に到着直前の割当済
みのかごを検索する。
【0021】乗客に割り当てられたかごが到着し、乗り
込もうとしたが、満員になって乗車できなかった場合
(積み残し)の例をあげて、図4の動作を具体的に説明
する。図5にはある割当階に到着しようとする割当かご
のかご負荷と、割当かごを待つ乗客の位置の時系列変化
を模式的に示した図である。図5では、かご負荷はかご
定員に対してどれぐらいの割合の乗車があるかを示して
おり、100%が満員を意味している。乗客位置は、H
が乗り場にいることを意味しており、Cがかごに乗り込
んだことを示している。H→×は乗り場にいた乗客が一
定時間後に乗り場から立ち去ったことを意味している。
図5中のAが積み残しの例を示している。図5のAで
は、かごが到着前には満員ではないため割当階に到着し
停車する。かごの出発後のかご負荷を見ると満員で、乗
客位置を見るとCではなくHであるので、満員のためか
ごに乗り込めず積み残しとなっている。H→Hは積み残
されたあと一定時間後もまだ乗客は乗り場に滞在してい
ることを示しており、このような場合には、協調部15
は積み残しと判断し再度呼び登録要求をエレベータ制御
装置13に対して要求する。同時に、積み残しのため再
度呼び登録をしたという情報を情報伝達部16を通じて
乗客に通知する。これにより、乗客は、エレベータが積
み残しをしたことを認識していることを知り、自分で再
度呼び登録動作をしなくてよいことが分かる。一方、図
5のBではH→×となっており、かごが出発した後一定
時間後乗客が乗り場からいなくなれば、協調部15は乗
客の立ち去りと判断し、再度の呼び登録要求は行わな
い。
【0022】図5のCは乗り遅れの例を示している。か
ご出発時のかご負荷が満員でないにもかかわらず、乗客
は乗り場に滞在したままであるので、何らかの原因で乗
り遅れたと判断する。ここで一定時間乗客が存在してい
れば、協調部15は再度自動的に呼び登録をエレベータ
制御装置13に要求すると同時に、乗り遅れのため再度
呼び登録をしたという情報を情報伝達部16を通じて乗
客に通知する。これにより、乗客は、エレベータが自分
が乗り遅れたこと認識していることを知り、自分で再度
呼び登録動作をしなくてもよいことが分かる。
【0023】図5のD、Eは満員通過の例を示してい
る。乗客に割り当てられたかごが直前の階で偶然満員に
なってしまった場合には、割当かごは乗客が待つ階には
停止せずそのまま通過してしまう。協調部15はエレベ
ータ状態管理部14からの情報より、満員通過の事実を
を知り、乗客状態管理部14からの情報により、満員通
過後一定時間後の乗客の位置を知ることができるため、
満員通過による再呼び登録要求が必要か、満員通過後の
立ち去りのため呼び登録要求が不要かを判定し必要に応
じて再度呼び登録をエレベータ制御装置13に対して要
求する。同時に、乗客には情報伝達手段16にて協調部
15の判断結果を通知する。
【0024】図5のFは乗客が正常に乗車できた例を示
している。かご出発後、乗客状態管理部12からの情報
により、乗客の位置がかご内であることがわかると、協
調部15は乗客が正常に乗車できたと判断し、その後、
エレベータ制御装置13に対しては何も要求を行わな
い。ここで、かご内にも乗客状態取得部11を設置すれ
ば、より高い精度で乗客のかごへの乗車を確認すること
ができる。
【0025】以上のように、実施の形態1によれば、エ
レベータシステムは、エレベータの状態と、乗客の状態
の両方を考慮したエレベータの制御を行うことができ
る。また、エレベータシステムは、エレベータの状態
と、乗客の状態の両方を考慮して乗客に提供すべき情報
を乗客に伝達することができる。さらに、乗客は、なに
も操作せずにエレベータからの適切なサービスを受ける
ことができる。
【0026】上記実施の形態1では、乗客状態取得部1
1が乗り場のみに設置されている場合について説明した
が、乗客状態取得部は乗り場だけでなく他の場所に追加
で設置してもよく、その場合はより広範囲に乗客の状態
が取得でき、上記実施の形態1と同様の効果がある。
【0027】実施の形態2.実施の形態1では、乗客の
状態として主に位置と、エレベータの状態として主にか
ご負荷を用いた場合の動作を説明したが、実施の形態2
では、乗客の状態としてその他の属性情報を用いる例を
説明する。
【0028】図6はこの発明を実施するための実施の形
態2によるエレベータシステムを説明するための図であ
る。図6において、51は乗客の所持する送受信機で例
えば携帯電話や無線通信機能付きの携帯情報端末などの
ことである。52は乗車の所持する送受信機51から発
せられた信号を受信したり、乗客の所持する送受信機5
1へ発するべき信号を発信するための通信部である。ま
た、図6において図1と同符号を示したものは、同一ま
たはこれに相当するものである。
【0029】図7は実施の形態2による実際の設置イメ
ージをビルの断面図を用いて示した図である。図7にお
いて、図1および図6と同符号を示したものは、同一ま
たはこれに相当するものである。図7では通信部52が
複数存在する。これは、通信部52はエレベータの各階
の乗り場とエレベータのかごの中に設置されることを意
味している。エレベータ17と通信部52の組み合わせ
は図中では1組しか示していないが、エレベータのかご
が複数台存在するエレベータシステムでは、エレベータ
17と通信部52の組み合わせを複数設置することにな
る。
【0030】動作について説明する。通信部52は乗客
が所持する送受信機51から発信される乗客の位置に関
する情報や属性情報などを受信する。乗客の情報を発信
するには、送受信機51が自発的に一定時間間隔にデー
タを送信しても、通信部52からのデータ要求に応じて
データを送信してもよい。通信部52が受信した乗客の
状態情報は乗客状態管理部12によって管理される。そ
の後、乗客状態管理部12によって管理されている乗客
の状態とエレベータ状態管理部14によって管理されて
いるエレベータの状態情報とを用いて協調部15はエレ
ベータ制御装置13へのエレベータの制御信号を作成す
ると同時に、乗客へ提供すべき情報を作成する。協調部
15では乗客から送信された属性情報に応じたエレベー
タの行動をエレベータ制御装置13に要求し、乗客に提
供すべき情報がある場合には、その情報が通信部52に
送られる。通信部52は受け取った情報を乗客が所持す
る送受信機51に送信する。乗客は所持する送受信機5
1にて受信した情報によってエレベータからどのような
サービスを受けているかを知ることができる。
【0031】次に、協調部15が、乗客が所持する送受
信機51から送信された属性情報に応じてエレベータ制
御装置13へ行動要求を行う具体的な例を説明する。乗
客が所持する送受信機51から得られる乗客の属性情報
として、目的階床に加えて、例えば安全のために誰も乗
車していないかごに乗車したいという情報が乗客状態取
得部11によって得られた例をあげる。得られた属性は
乗客状態管理部12にて管理され、協調部15の判断で
セキュリティ用の呼び登録をエレベータ制御装置13に
要求する。このとき割り当てられたかごは通信部52を
通じて乗客に通知される。ここでセキュリティ用の運転
モードでは、割当かごが割当階に到着するまでの途中の
すべての階への停止を禁止するとする。この際、協調部
15は乗客状態管理部12で時系列で管理されている乗
客の位置情報から乗客が立ち去らないことを監視し続け
る。もし、途中で乗客が立ち去れば協調部15はその呼
びを即座にキャンセルし、呼び取消をエレベータ制御装
置13に要求し、他の階からの呼びにも応答できるよう
にする。 このとき、同時に乗客の所持する送受信機5
1には呼びをキャンセルした旨を通知する。そのほか、
割当かごが割当階に到着した際には、乗客に対してセキ
ュリティエレベータが到着した旨通知する。
【0032】以上のように、実施の形態2によれば、エ
レベータシステムは、乗客の属性情報とエレベータの状
態に応じて効率的にエレベータ制御装置に適切な命令を
発行できるため、エレベータを効率的に運行させること
ができる。また、乗客は、なにも操作せずに適切なエレ
ベータのサービスを受けることができる。
【0033】上記実施の形態2では、乗客状態取得部1
1で取得される乗客の属性情報としては、安全なかごに
乗りたいというエレベータに対する要求の例をあげた
が、これ以外に、車椅子使用者、空いているかごに乗り
たい等の属性情報を用いても良く、そのような乗客の属
性情報に応じたエレベータの運転モード(車椅子であれ
ば、ドア開閉時間を遅くする等)とそれに伴うユーザへ
の提供情報を通知すれば、実施の形態2と同様な効果が
ある。また、属性情報の他の例として、乗客の勤務先、
所属、所属部署の階床、勤務時間帯(出勤時間、退社時
間、昼休み)、年齢、性別等の各乗客特有の様々な情報
を用いるようにしてもよい。
【0034】実施の形態3.上記実施の形態2では、乗
客が所持する送受信機51が高機能で、多種の属性情報
を送信でき、情報伝達部16から情報を受信表示できる
場合について説明したが、実施の形態3では、乗客が所
持する送受信機51が低機能で、乗客の属性情報はユー
ザID等の乗客固有の情報しか送信せず、情報の受信表
示もできない場合について説明する。
【0035】図8はこの発明を実施するための実施の形
態3によるエレベータシステムを説明するための図であ
る。図8において、71はユーザIDのような乗客固有
の情報と、そのユーザIDに対するその他の属性情報と
の関連を記憶しておく乗客属性記憶部である。51は乗
客が所持する送受信機であるが、実施の形態2の場合と
は異なり、ユーザIDを一定時間間隔で発信し続けるI
Dタグを想定する。図8において図1および図6と同符
号を示したものは、同一またはこれに相当するものであ
る。
【0036】次に、動作について説明する。通信部52
は乗客が所持する送受信機51から発信される乗客の位
置に関する情報やユーザIDを受信する。通信部52が
受信した乗客の状態情報は乗客状態管理部12によって
管理される。乗客状態管理部12で乗客の状態を管理す
る際に、通信部52にて得られた乗客のユーザIDを元
に、乗客属性記憶部71に記憶されているその他の属性
情報を検索し、その乗客に関するすべての必要な属性情
報を乗客状態管理部12で管理する。乗客属性記憶部7
1に記憶されている乗客の属性情報には、目的階床、所
属、年齢、性別、車椅子使用の有無、時間帯別セキュリ
ティ運行モードの必要性等各乗客特有の様々な属性情報
が含まれる。その後、乗客状態管理部12によって管理
されている乗客の状態とエレベータ状態管理部14によ
って管理されているエレベータの状態情報とを用いて協
調部15はエレベータ制御装置13へのエレベータの制
御信号を作成すると同時に、乗客へ提供すべき情報を作
成する。協調部15では乗客から送信された属性情報に
応じたエレベータの行動をエレベータ制御装置13に要
求し、乗客に提供すべき情報がある場合には、その情報
が情報伝達部16に渡され、乗客はエレベータからどの
ようなサービスを受けるかを知ることができる。
【0037】以上のように、実施の形態3によれば、エ
レベータシステムは、乗客が所持する送受信機が低機能
であっても、乗客の属性情報とエレベータの状態に応じ
て効率的にエレベータ制御装置に適切な命令を発行でき
るため、エレベータを効率的に運行させることができ
る。また、乗客は、なにも操作せずに適切なエレベータ
のサービスを受けることができる。
【0038】上記実施の形態3では、乗客が所持する送
受信機51がIDタグの場合について説明したが、無線
通信可能な非接触型ICカード等のような他の機器であ
ってもよく、上記実施の形態3と同様の効果がある。
【0039】実施の形態4.上記実施の形態2および3
では、乗客の情報の取得のために乗客が所持する送受信
機を用いる場合について説明したが、実施の形態4では
乗客が送受信機等の機器を所持しない場合について説明
する。
【0040】図9はこの発明を実施するための実施の形
態4によるエレベータシステムを説明するための図であ
る。図9において、81は乗客の状態を取得するための
センサ部で、82はセンサ部81で得られた情報を元に
乗客(もしくは、乗客の属性)を識別する乗客属性識別
部である。図9において図1および図8と同符号を示し
たものは、同一またはこれに相当するものである。
【0041】図10は実施の形態4による実際の設置イ
メージをビルの断面図を用いて示した図である。図10
において図9と同符号を示したものは、同一またはこれ
に相当するものである。図10ではセンサ部81が複数
存在する。これは、センサ部81はエレベータの各階の
乗り場とエレベータのかごの中に設置されることを意味
している。エレベータ17とセンサ部81の組み合わせ
は図中では1組しか示していないが、エレベータのかご
が複数台存在するエレベータシステムでは、エレベータ
17とセンサ部81の組み合わせを複数設置することに
なる。
【0042】次に、動作について説明する。センサ部8
1は図10のように乗り場、かご内やその他の場所に設
置され、乗客の状態を常にセンシング(検知)してい
る。センシング情報としては例えば顔画像などがあげら
れる。センサ部81で取得されたセンシング情報は乗客
属性識別部82に渡され、その乗客に関する属性情報
(固有情報)を抽出して、乗客を識別する。乗客属性識
別部82で抽出された乗客の属性情報は乗客状態管理部
12にて管理される。乗客状態管理部12で乗客の状態
を管理する際に、乗客属性識別部82にて得られた乗客
に関する属性情報がユーザID等の部分的な情報である
場合には、乗客属性記憶部71に記憶されているユーザ
IDからその他の属性情報を検索し、その乗客に関する
すべての必要な属性情報を乗客状態管理部12で管理す
る。乗客属性記憶部71に記憶されている乗客の属性情
報には、目的階床、年齢、性別、車椅子使用の有無、時
間帯別セキュリティ運行モードの必要性等各乗客特有の
様々な属性情報が含まれる。その後、乗客状態管理部1
2によって管理されている乗客の状態とエレベータ状態
管理部14によって管理されているエレベータの状態情
報とを用いて協調部15はエレベータ制御装置13への
エレベータの制御信号を作成すると同時に、乗客へ提供
すべき情報を作成する。協調部15では実施の形態1お
よび2のような動作を行い、乗客に提供すべき情報があ
る場合には、その情報は情報伝達部16によって乗客に
通知される。情報伝達部16は乗り場に設置されたディ
スプレイ等の表示装置で実現できる。乗客はディスプレ
イを見ることによってエレベータからどのようなサービ
スを受けているかを知ることができる。
【0043】以上のように、実施の形態4によれば、乗
客が送受信機を所持しなくても、エレベータシステム
は、乗客が所持する送受信機が低機能であっても、乗客
の属性情報とエレベータの状態に応じて効率的にエレベ
ータ制御装置に適切な命令を発行できるため、エレベー
タを効率的に運行させることができる。また、乗客は、
なにも操作せずに適切なエレベータのサービスを受ける
ことができる。
【0044】また、上記実施の形態4では、センサ部で
取得するセンシング情報として顔画像について説明した
が、センシング情報としては、虹彩や網膜、耳の形等の
他の生体情報や、乗客が名札に記載しているバーコード
等の記号情報であってもよく、上記実施の形態4と同様
の効果がある。
【0045】実施の形態5.実施の形態4では、乗客属
性記憶部71にはあらかじめ乗客の属性情報が記憶され
ている場合を説明したが、実施の形態5では、初期状態
では乗客属性記憶部71には何も記憶されていない場合
を説明する。
【0046】図11はこの発明を実施するための実施の
形態5によるエレベータシステムを説明するための図で
ある。図11において、101は乗客の属性を学習する
乗客属性学習部である。図11において図1、図8およ
び図9と同符号を示したものは、同一またはこれに相当
するものである。
【0047】次に動作について説明する。実施の形態4
で示したように、乗客の乗車時には、乗客状態管理部1
2で乗車した乗客の階床が管理されると同時に、乗客属
性識別部82で乗客属性としてユーザID等の乗客を特
定する情報を得ることができる。一方、その乗客が他の
階で降車した場合に、乗客状態取得部11はその乗客の
降車階を取得できる。乗客属性学習部101は今回の乗
車階および降車階(目的階)を過去の移動履歴とともに
学習し、学習結果を乗客属性記憶部71に記憶させる。
この動作を乗車および降車ごとに行うことによって、乗
客の目的階床をあらかじめ乗客属性記憶部に記憶させて
おかなくても、自動的に属性情報が記憶されていくた
め、あらかじめ乗客属性記憶部に情報を設定しておく必
要がなくなる。
【0048】以上のように、実施の形態5によれば、乗
客属性記憶部にあらかじめ各乗客の属性情報を記憶させ
ておかなくても、乗客状態管理部で乗客の属性情報を取
得ごとに乗客の属性情報を記憶させていくことができ
る。
【0049】また、上記実施の形態5では、学習する乗
客属性を目的階床の例をあげて説明したが、学習する乗
客属性は車椅子運転モードの必要性などその他の属性で
もよく、そのような場合は、車椅子呼びボタンを用いて
属性情報をエレベータシステムに通知すれば上記実施の
形態5と同様な効果がある。
【0050】
【発明の効果】この発明は、エレベータと、上記エレベ
ータの運行を制御するエレベータ制御手段とからなるエ
レベータシステムであって、上記エレベータ制御手段か
ら上記エレベータの状態情報が入力されて、当該エレベ
ータの状態情報を管理するエレベータ状態管理部と、上
記エレベータの乗り場に存在する乗客の状態情報を取得
する乗客状態取得部と、取得された上記乗客の状態情報
を管理する乗客状態管理部と、上記エレベータ状態管理
部および上記乗客状態管理部により管理されている上記
状態情報に基づいて、次にとるべきエレベータの行動を
決定して制御信号を作成し、上記エレベータ制御手段に
出力するとともに、乗客に提供するための提供情報を作
成する協調部と、上記協調部で作成された上記提供情報
を乗客へ伝達する情報伝達部とを備えたエレベータシス
テムであるので、これによって、エレベータシステム
は、エレベータの状態と乗客の状態の両方を考慮したエ
レベータの制御を行うことができる。また、エレベータ
システムは、エレベータの状態と乗客の状態の両方を考
慮して乗客に提供すべき情報を乗客に伝達することがで
きる。
【0051】また、上記協調部が、上記乗客状態管理部
により管理されている上記状態情報に基づいて、上記エ
レベータのかご呼びの仮登録、確定登録および登録取消
を、上記エレベータ制御手段に対して行うようにしたの
で、乗客の状態に応じて早期の呼び仮登録や不要な呼び
取消等の命令をエレベータ制御手段に要求できるため、
エレベータを効率的に運行させることができる。また、
乗客は、なにも操作せずに適切なエレベータのサービス
を受けることができる。
【0052】また、上記協調部が、上記エレベータ状態
管理部および上記乗客状態管理部により管理されている
上記状態情報に基づいて、呼びの再登録および再登録取
消を、上記エレベータ制御手段に対して行うようにした
ので、乗客の状態とエレベータの状態に応じて呼びの再
登録や不要な呼び取消等の命令をエレベータ制御手段に
要求できるため、エレベータを効率的に運行させること
ができる。また、乗客は、なにも操作せずに適切なエレ
ベータのサービスを受けることができる。
【0053】また、上記協調部が作成する上記提供情報
が、上記エレベータ制御手段に対して行った各登録およ
び取消に関する情報を含んでいるので、乗客は、自分の
呼びに対する今後のエレベータの行動を知ることがで
き、重複してエレベータに対して操作を行う必要がなく
なる。
【0054】また、上記乗客情報取得部が、乗客の所持
する送受信機から発信される乗客に関する情報を受信す
る通信部を備えているので、乗客が乗り場に到着する前
から乗客の状態情報を入手することが可能になり、当該
状態情報に基づいたエレベータの制御を行うので、エレ
ベータの待ち時間の短縮を図ることができる。また乗客
は、なにも操作せずに適切なエレベータのサービスを受
けることができる。
【0055】また、上記乗客情報取得部が、上記乗り場
およびかご内の乗客を検知するセンサ部と、上記センサ
部により検知された情報から上記乗客の固有情報を抽出
して、上記乗客を識別する乗客識別部とを備えているの
で、乗客が乗り場に到着する前から乗客の状態に基づい
たエレベータの制御を行うことができる。また、乗客
は、送受信機等をなにも所持しない場合でも、なにも操
作せずに適切なエレベータのサービスを受けることがで
きる。
【0056】また、上記乗客状態管理部が、乗客に関す
る属性情報を記憶する乗客属性記憶部を備えているの
で、乗客状態管理部が乗客属性のうち一部分だけを取得
した場合でも、その他の属性情報を参照することができ
る。
【0057】また、上記乗客属性記憶部が、乗客の属性
情報の学習を行う乗客属性学習部を備えているので、乗
客属性記憶部にあらかじめ各乗客の属性情報を記憶させ
ておかなくても、乗客状態管理部で乗客の属性情報を取
得ごとに乗客の属性情報を記憶させていくことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるエレベータシ
ステムの構成を示したブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるエレベータシ
ステムに設けられた協調部が呼び登録要求を行う手順を
示した流れ図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるエレベータシ
ステムの呼び仮登録条件および呼び確定登録条件の一例
を示した説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるエレベータシ
ステムに設けられた協調部が再登録要求および取消要求
を行う手順を示した流れ図である。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるエレベータシ
ステムにおいて、割当階に到着しようとする割当かごの
かご負荷と、割当かごを持つ乗客の位置の時系列変化を
模式的に示した説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるエレベータシ
ステムの構成を示したブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態2におけるエレベータシ
ステムの実際の設置イメージを示した説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態3におけるエレベータシ
ステムの構成を示したブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態4におけるエレベータシ
ステムの構成を示したブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態4におけるエレベータ
システムの実際の設置イメージを示した説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態5におけるエレベータ
システムの構成を示したブロック図である。
【図12】 従来のエレベータ制御システムの構成を示
した構成図である。
【符号の説明】 1 エレベータシステム、2 無線受送信機、3 建物
の出入口扉、4 出入口扉の制御装置、5 受送信機、
6 制御受送信装置、7 エレベータ制御機、8 受送
信機、9 表示装置、10 乗りかごの呼びボタン、1
1 乗客情報取得部、12 乗客状態管理部、13 エ
レベータ制御装置、14 エレベータ状態管理部、15
協調部、16 情報伝達部、17 エレベータ、51
送受信機、52 通信部、71 乗客属性記憶部、8
1 センサ部、82 乗客属性識別部、101 乗客属
性学習部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 雅史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 鈴木 直彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F002 CA01 FA01 FA03 FA05 FA08 GA04 GA05 GB01 3F303 BA01 BA06 CA10 CA14 CB01 CB21 DC01 DC11 FA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータと、上記エレベータの運行を
    制御するエレベータ制御手段とを備えたエレベータシス
    テムであって、 上記エレベータ制御手段から上記エレベータの状態情報
    が入力されて、当該エレベータの状態情報を管理するエ
    レベータ状態管理部と、 上記エレベータの乗り場に存在する乗客の状態情報を取
    得する乗客状態取得部と、 取得された上記乗客の状態情報を管理する乗客状態管理
    部と、 上記エレベータ状態管理部および上記乗客状態管理部に
    より管理されている上記状態情報に基づいて、次にとる
    べきエレベータの行動を決定して制御信号を作成し、上
    記エレベータ制御手段に出力するとともに、乗客に伝達
    するための提供情報を作成する協調部と、 上記協調部で作成された上記提供情報を乗客へ伝達する
    情報伝達部とを備えたことを特徴とするエレベータシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記協調部が、 上記乗客状態管理部により管理されている上記状態情報
    に基づいて、上記エレベータのかご呼びの仮登録、確定
    登録および登録取消を、上記エレベータ制御手段に対し
    て行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータシス
    テム。
  3. 【請求項3】 上記協調部が、 上記エレベータ状態管理部および上記乗客状態管理部に
    より管理されている上記状態情報に基づいて、呼びの再
    登録および再登録取消を、上記エレベータ制御手段に対
    して行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記協調部が作成する上記提供情報が、 上記エレベータ制御手段に対して行った各登録および取
    消に関する情報を含んでいることを特徴とする請求項2
    または3に記載のエレベータシステム。
  5. 【請求項5】 上記乗客情報取得部が、 乗客の所持する送受信機から発信される乗客に関する情
    報を受信する通信部を備えていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載のエレベータシステム。
  6. 【請求項6】 上記乗客情報取得部が、 上記乗り場およびかご内の乗客を検知するセンサ部と、 上記センサ部により検知された情報から上記乗客の固有
    情報を抽出して、上記乗客を識別する乗客識別部とを備
    えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載のエレベータシステム。
  7. 【請求項7】 上記乗客状態管理部が、 乗客に関する属性情報を記憶する乗客属性記憶部を備え
    ていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに
    記載のエレベータシステム。
  8. 【請求項8】 上記乗客属性記憶部が、 乗客の属性情報の学習を行う乗客属性学習部を備えてい
    ることを特徴とする請求項7記載のエレベータシステ
    ム。
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