JP2003226176A - 車両のシート格納構造 - Google Patents
車両のシート格納構造Info
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- JP2003226176A JP2003226176A JP2002028030A JP2002028030A JP2003226176A JP 2003226176 A JP2003226176 A JP 2003226176A JP 2002028030 A JP2002028030 A JP 2002028030A JP 2002028030 A JP2002028030 A JP 2002028030A JP 2003226176 A JP2003226176 A JP 2003226176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シートを前方へ大きく移動させたときに、シー
トの上方空間および後方空間を十分に確保する。 【解決手段】助手席用シート4が、前後方向に移動可能
とされて、乗員が着座して通常使用される着座保証範囲
の他に、大きく前方へ移動された格納位置をとり得る。
インストルメントパネル1には凹部21が形成されて、
格納位置にあるシート4のシートバック11を前方へ傾
倒させると共に、シートバック11の上部11Bを前方
へ折曲させたときに、ヘッドレスト12あるいは上部1
1Bの一部が凹部21に収納され、この収納時のヘッド
レスト12あるいは上部11Bの高さは、インストルメ
ントパネル1の上面とほぼ同一とされる。シート4のう
ち凹部21に収納された部分を、開閉自在なリッド部材
20によって覆うこともできる。
トの上方空間および後方空間を十分に確保する。 【解決手段】助手席用シート4が、前後方向に移動可能
とされて、乗員が着座して通常使用される着座保証範囲
の他に、大きく前方へ移動された格納位置をとり得る。
インストルメントパネル1には凹部21が形成されて、
格納位置にあるシート4のシートバック11を前方へ傾
倒させると共に、シートバック11の上部11Bを前方
へ折曲させたときに、ヘッドレスト12あるいは上部1
1Bの一部が凹部21に収納され、この収納時のヘッド
レスト12あるいは上部11Bの高さは、インストルメ
ントパネル1の上面とほぼ同一とされる。シート4のう
ち凹部21に収納された部分を、開閉自在なリッド部材
20によって覆うこともできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のシート格納構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用のシートは、通常、シートクッシ
ョンとシートバックとヘッドレストとを有する。車室前
部に配置されたインストルメントパネルの後方には、通
常、運転席用シートの他に、運転席用シートの側方にお
いて助手席用シートが配置される。そして、運転席用シ
ートと助手席用シートの後方の車室内には、後席用シー
トが配置される場合も多い。そして、シート、特に運転
席用シートは勿論のこと、助手席用シートも、スライド
機構によって前後方向に移動可能とされて、規制手段に
よって所望の前後位置でもって規制(ロック)できるよ
うになっているのが一般的である。
ョンとシートバックとヘッドレストとを有する。車室前
部に配置されたインストルメントパネルの後方には、通
常、運転席用シートの他に、運転席用シートの側方にお
いて助手席用シートが配置される。そして、運転席用シ
ートと助手席用シートの後方の車室内には、後席用シー
トが配置される場合も多い。そして、シート、特に運転
席用シートは勿論のこと、助手席用シートも、スライド
機構によって前後方向に移動可能とされて、規制手段に
よって所望の前後位置でもって規制(ロック)できるよ
うになっているのが一般的である。
【0003】助手席用シートを使用しない場合、つまり
助手席用シートに乗員が着座する必要のない場合も多々
生じる。このように助手席用シートを使用しない場合
に、助手席用シート後方の車室内空間を極力有効に利用
できるように、助手席用シートを、乗員が着座される通
常の使用範囲よりも大きく前方へ移動させた格納位置と
することが提案されている(例えば特開2000−23
8560号公報参照)。
助手席用シートに乗員が着座する必要のない場合も多々
生じる。このように助手席用シートを使用しない場合
に、助手席用シート後方の車室内空間を極力有効に利用
できるように、助手席用シートを、乗員が着座される通
常の使用範囲よりも大きく前方へ移動させた格納位置と
することが提案されている(例えば特開2000−23
8560号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、助手席
用シートを通常の使用範囲よりも大きく前方へ移動させ
て格納位置をとり得るようにした場合、シートバックが
起立位置のままでは、少なくともヘッドレストの高さは
インストルメントパネルの上面よりもかなり高い位置に
存在してしまうのが通常であり、車室拡大や視界確保等
の点において好ましくないものとなる。このため、格納
位置にあるシートのシートバックを前方へ傾倒させるこ
とも考えられるが、この場合は、傾倒されたシートバッ
クあるいはこれに連なるヘッドレストがインストルメン
トパネルと干渉してしまうために、シートを大きく前方
へ移動させるには限界があり、格納位置にあるシートの
後方空間を拡大するという観点からは好ましくないもの
となる。
用シートを通常の使用範囲よりも大きく前方へ移動させ
て格納位置をとり得るようにした場合、シートバックが
起立位置のままでは、少なくともヘッドレストの高さは
インストルメントパネルの上面よりもかなり高い位置に
存在してしまうのが通常であり、車室拡大や視界確保等
の点において好ましくないものとなる。このため、格納
位置にあるシートのシートバックを前方へ傾倒させるこ
とも考えられるが、この場合は、傾倒されたシートバッ
クあるいはこれに連なるヘッドレストがインストルメン
トパネルと干渉してしまうために、シートを大きく前方
へ移動させるには限界があり、格納位置にあるシートの
後方空間を拡大するという観点からは好ましくないもの
となる。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、シートを極力大きく前方へ移
動できるようにしつつ、この大きく前方へ移動されたシ
ートの上方および後方の空間が十分に確保できるように
した車両のシート格納構造を提供することにある。
れたもので、その目的は、シートを極力大きく前方へ移
動できるようにしつつ、この大きく前方へ移動されたシ
ートの上方および後方の空間が十分に確保できるように
した車両のシート格納構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はその第1の解決手法として次のようにして
ある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記
載のように、車室内前部に設けられたインストルメント
パネルの後方にシートが設けられた車両のシート格納構
造において、前記シートは、シートクッションと、下端
部が該シートクッションの後端部に前後方向に揺動可能
に連結されたシートバックと、該シートバックの上端部
に設けられたヘッドレストとを有し、前記シートバック
は、上下方向略中間部においてその上部が下部に対して
前方へ折曲可能とされており、前記インストルメントパ
ネルには、前記シートに対応させて凹部が形成されてお
り、前記シートは、スライド機構によって車体に対して
前後方向に移動可能とされており、前記シートを所定位
置まで前方へ移動させた状態で、前記シートバックが前
記シートクッションに対して前方へ傾倒されかつ前記シ
ートバックの上部が下部に対して前方へ折曲されたとき
に、前記ヘッドレストあるいは前記シートバックの少な
くとも一部が前記凹部に収納されると共に、該収納状態
にある該ヘッドレストあるいはシートバックの高さが前
記インストルメントパネルの上面と略同一高さとなるよ
うに設定されている、ようにしてある。これにより、ヘ
ッドレストあるいはシートバックの少なくとも一部をイ
ンストルメントパネルに形成した凹部内に収納させるこ
とにより、インストルメントパネルとシートとの干渉を
防止しつつシートを極力前方へ移動させることが可能と
なり、シートの後方空間を拡大することができる。ま
た、凹部に収納されたシートの一部は、インストルメン
トパネルの上面と略同一高さとされるので、つまりイン
ストルメントパネルの上面よりも上方へ大きく突出しな
いようにされので、上方空間の十分な拡大や視界確保の
点においても好ましいものとなると共に、外観上も好ま
しいものとなる。以上に加えて、シートバックの上部を
前方へ折曲させるようにしてあるので、折曲させない場
合に比して、シート特にシートクッションをより大きく
前方へ移動させることが可能となり、この分シートの後
方空間をより拡大することができる。
め、本発明はその第1の解決手法として次のようにして
ある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記
載のように、車室内前部に設けられたインストルメント
パネルの後方にシートが設けられた車両のシート格納構
造において、前記シートは、シートクッションと、下端
部が該シートクッションの後端部に前後方向に揺動可能
に連結されたシートバックと、該シートバックの上端部
に設けられたヘッドレストとを有し、前記シートバック
は、上下方向略中間部においてその上部が下部に対して
前方へ折曲可能とされており、前記インストルメントパ
ネルには、前記シートに対応させて凹部が形成されてお
り、前記シートは、スライド機構によって車体に対して
前後方向に移動可能とされており、前記シートを所定位
置まで前方へ移動させた状態で、前記シートバックが前
記シートクッションに対して前方へ傾倒されかつ前記シ
ートバックの上部が下部に対して前方へ折曲されたとき
に、前記ヘッドレストあるいは前記シートバックの少な
くとも一部が前記凹部に収納されると共に、該収納状態
にある該ヘッドレストあるいはシートバックの高さが前
記インストルメントパネルの上面と略同一高さとなるよ
うに設定されている、ようにしてある。これにより、ヘ
ッドレストあるいはシートバックの少なくとも一部をイ
ンストルメントパネルに形成した凹部内に収納させるこ
とにより、インストルメントパネルとシートとの干渉を
防止しつつシートを極力前方へ移動させることが可能と
なり、シートの後方空間を拡大することができる。ま
た、凹部に収納されたシートの一部は、インストルメン
トパネルの上面と略同一高さとされるので、つまりイン
ストルメントパネルの上面よりも上方へ大きく突出しな
いようにされので、上方空間の十分な拡大や視界確保の
点においても好ましいものとなると共に、外観上も好ま
しいものとなる。以上に加えて、シートバックの上部を
前方へ折曲させるようにしてあるので、折曲させない場
合に比して、シート特にシートクッションをより大きく
前方へ移動させることが可能となり、この分シートの後
方空間をより拡大することができる。
【0007】上記解決手法を前提とした好ましい態様
は、次のとおりである。前記インストルメントパネルに
は、前記所定位置にあるシートのうち前記凹部に収納さ
れる部分を上方から覆うリッド部材が開閉自在に設けら
れている、ようにすることができる(請求項2対応)。
この場合、リッド部材によって、凹部にシートの一部を
収納したときの見栄えや、凹部にシートの一部を収納し
ないときの見栄えを向上させる上で好ましいものとな
る。
は、次のとおりである。前記インストルメントパネルに
は、前記所定位置にあるシートのうち前記凹部に収納さ
れる部分を上方から覆うリッド部材が開閉自在に設けら
れている、ようにすることができる(請求項2対応)。
この場合、リッド部材によって、凹部にシートの一部を
収納したときの見栄えや、凹部にシートの一部を収納し
ないときの見栄えを向上させる上で好ましいものとな
る。
【0008】前記リッド部材は、前記凹部に前記シート
の一部が収納されていない状態において閉状態とされた
ときは、その上面が前記インストルメントパネルの上面
と略面一とされる、ようにすることができる(請求項3
対応)。この場合、凹部にシートの一部を収納しない状
態での見栄えをより好ましいものとすることができる。
の一部が収納されていない状態において閉状態とされた
ときは、その上面が前記インストルメントパネルの上面
と略面一とされる、ようにすることができる(請求項3
対応)。この場合、凹部にシートの一部を収納しない状
態での見栄えをより好ましいものとすることができる。
【0009】前記リッド部材は、その前端部を中心に揺
動可能とされて、閉状態から後開きに開かれるように設
定されている、ようにすることができる(請求項4対
応)。この場合、リッド部材の開き方向が、大きく前方
へ移動されたシートのヘッドレストやシートバックとの
干渉を避ける方向となるので、小さい開き角度であって
も当該ヘッドレストあるいはシートバックの一部を凹部
に収納することが可能となり、収納作業性向上の上で好
ましいものとなる。
動可能とされて、閉状態から後開きに開かれるように設
定されている、ようにすることができる(請求項4対
応)。この場合、リッド部材の開き方向が、大きく前方
へ移動されたシートのヘッドレストやシートバックとの
干渉を避ける方向となるので、小さい開き角度であって
も当該ヘッドレストあるいはシートバックの一部を凹部
に収納することが可能となり、収納作業性向上の上で好
ましいものとなる。
【0010】前記目的を達成するため、本発明はその第
2の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特
許請求の範囲における請求項5に記載のように、車室内
前部に設けられたインストルメントパネルの後方にシー
トが設けられた車両のシート格納構造において、前記シ
ートは、シートクッションと、下端部が該シートクッシ
ョンの後端部に前後方向に揺動可能に連結されたシート
バックと、該シートバックの上端部に設けられたヘッド
レストとを有し、前記インストルメントパネルには、前
記シートに対応させて凹部が形成されており、前記シー
トは、スライド機構によって車体に対して前後方向に移
動可能とされており、前記シートを所定位置まで前方へ
移動させた状態で、前記シートバックが前記シートクッ
ションに対して前方へ傾倒されたときに、前記ヘッドレ
ストあるいは前記シートバックの少なくとも一部が前記
凹部に収納され、前記インストルメントパネルには、前
記凹部を上方から覆うリッド部材が開閉自在に設けられ
て、前記凹部に収納された前記ヘッドレストあるいはシ
ートバックの少なくとも一部が閉状態にある該リッド部
材によって上方から覆われる、ようにしてある。これに
より、ヘッドレストあるいはシートバックの少なくとも
一部をインストルメントパネルに形成した凹部内に収納
させることにより、インストルメントパネルとシートと
の干渉を防止しつつシートを極力前方へ移動させること
が可能となり、シートの後方空間を拡大することができ
る。また、シートの一部を凹部に収納することにより、
シートがインストルメントパネルの上面よりも大きく上
方へ突出することがなく、上方空間の十分な拡大や視界
確保の点においても好ましいものとなると共に、外観上
も好ましいものとなる。以上に加えて、凹部に収納され
たシートの一部は、リッド部材によって上方から覆われ
るので、外観上の見栄えの上で特に好ましいものとな
る。
2の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特
許請求の範囲における請求項5に記載のように、車室内
前部に設けられたインストルメントパネルの後方にシー
トが設けられた車両のシート格納構造において、前記シ
ートは、シートクッションと、下端部が該シートクッシ
ョンの後端部に前後方向に揺動可能に連結されたシート
バックと、該シートバックの上端部に設けられたヘッド
レストとを有し、前記インストルメントパネルには、前
記シートに対応させて凹部が形成されており、前記シー
トは、スライド機構によって車体に対して前後方向に移
動可能とされており、前記シートを所定位置まで前方へ
移動させた状態で、前記シートバックが前記シートクッ
ションに対して前方へ傾倒されたときに、前記ヘッドレ
ストあるいは前記シートバックの少なくとも一部が前記
凹部に収納され、前記インストルメントパネルには、前
記凹部を上方から覆うリッド部材が開閉自在に設けられ
て、前記凹部に収納された前記ヘッドレストあるいはシ
ートバックの少なくとも一部が閉状態にある該リッド部
材によって上方から覆われる、ようにしてある。これに
より、ヘッドレストあるいはシートバックの少なくとも
一部をインストルメントパネルに形成した凹部内に収納
させることにより、インストルメントパネルとシートと
の干渉を防止しつつシートを極力前方へ移動させること
が可能となり、シートの後方空間を拡大することができ
る。また、シートの一部を凹部に収納することにより、
シートがインストルメントパネルの上面よりも大きく上
方へ突出することがなく、上方空間の十分な拡大や視界
確保の点においても好ましいものとなると共に、外観上
も好ましいものとなる。以上に加えて、凹部に収納され
たシートの一部は、リッド部材によって上方から覆われ
るので、外観上の見栄えの上で特に好ましいものとな
る。
【0011】上記解決手法を前提として次のようにする
こともできる。前記リッド部材は、閉状態とされたとき
に、その上面が前記インストルメントパネルの上面と略
面一とされる、ようにすることができる(請求項6対
応)。この場合、外観上の見栄え向上の上でより一層好
ましいものとなる。
こともできる。前記リッド部材は、閉状態とされたとき
に、その上面が前記インストルメントパネルの上面と略
面一とされる、ようにすることができる(請求項6対
応)。この場合、外観上の見栄え向上の上でより一層好
ましいものとなる。
【0012】前記第1の解決手法あるいは第2の解決手
法を前提として、次のようにすることができる。前記シ
ートが所定位置にあるときは、前記シートクッションの
少なくとも前端部が前記インストルメントパネルの下方
に潜り込んだ状態とされる、ようにすることができる
(請求項7対応)。この場合、シートの後方空間を十分
に拡大する上で好ましいものとなる。
法を前提として、次のようにすることができる。前記シ
ートが所定位置にあるときは、前記シートクッションの
少なくとも前端部が前記インストルメントパネルの下方
に潜り込んだ状態とされる、ようにすることができる
(請求項7対応)。この場合、シートの後方空間を十分
に拡大する上で好ましいものとなる。
【0013】前記凹部の開口縁部の輪郭形状が、前記シ
ートのうち該凹部に収納される部分の輪郭形状と略同一
形状とされている、ようにすることができる(請求項8
対応)。この場合、凹部の大きさを必要最小限としつ
つ、凹部とここに収納されるシートとの間に形成される
隙間を極力小さくする上で好ましいものとなる。
ートのうち該凹部に収納される部分の輪郭形状と略同一
形状とされている、ようにすることができる(請求項8
対応)。この場合、凹部の大きさを必要最小限としつ
つ、凹部とここに収納されるシートとの間に形成される
隙間を極力小さくする上で好ましいものとなる。
【0014】前記シートが助手席用シートとされてい
る、ようにすることができる(請求項9対応)。この場
合、前方へ大きく移動したときにインストルメントパネ
ルとの干渉が問題となる助手席用シートにおいて、前述
したような種々の好ましい結果を得ることができる。
る、ようにすることができる(請求項9対応)。この場
合、前方へ大きく移動したときにインストルメントパネ
ルとの干渉が問題となる助手席用シートにおいて、前述
したような種々の好ましい結果を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、大きく前方へ移動され
たシートの後方空間および上方空間を十分に拡大するこ
とができる。
たシートの後方空間および上方空間を十分に拡大するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3において、1はインス
トルメントパネルであり、車室2の前部に配設されて車
幅方向に長く伸びている。車室2内には、インストルメ
ントパネル1の後方において、前席としての運転席用シ
ート3(図2参照)および助手席用シート4が互いに車
幅方向に間隔をあけて配設されている。車室2内にはさ
らに、前席としての上記各シート3,4の後方におい
て、後席用シート5が配設されている。後席用シート5
は、例えば車幅方向ほぼ全長に渡って伸びるベンチ式と
されている。
トルメントパネルであり、車室2の前部に配設されて車
幅方向に長く伸びている。車室2内には、インストルメ
ントパネル1の後方において、前席としての運転席用シ
ート3(図2参照)および助手席用シート4が互いに車
幅方向に間隔をあけて配設されている。車室2内にはさ
らに、前席としての上記各シート3,4の後方におい
て、後席用シート5が配設されている。後席用シート5
は、例えば車幅方向ほぼ全長に渡って伸びるベンチ式と
されている。
【0017】実施形態では、助手席用シート4が、後述
する格納位置をとり得るようにされたシートとされてお
り、以下この助手席用シート4について説明する。ま
ず、助手席用シート4は、既知のように、シートクッシ
ョン10と、シートクッション10の後端部に連結され
たシートバック11と、シートバック11の上端部に連
結されたヘッドレスト12とを有する。シートバック1
1は、シートクッション10に対して前後方向に揺動可
能に連結されて、起立位置から少なくとも前方へ向けて
傾倒できるようになっている。
する格納位置をとり得るようにされたシートとされてお
り、以下この助手席用シート4について説明する。ま
ず、助手席用シート4は、既知のように、シートクッシ
ョン10と、シートクッション10の後端部に連結され
たシートバック11と、シートバック11の上端部に連
結されたヘッドレスト12とを有する。シートバック1
1は、シートクッション10に対して前後方向に揺動可
能に連結されて、起立位置から少なくとも前方へ向けて
傾倒できるようになっている。
【0018】助手席用シート4は、前後方向に移動可能
とされている。すなわち、フロアパネル6には、前後方
向に長く伸びるスライドレール13が固定されて、シー
トクッション10の下面に固定された支持台14の下部
が、スライドレール13に対して前後方向にスライド可
能に係合されている。このスライドレール13と支持台
14とが、スライド機構を構成する。
とされている。すなわち、フロアパネル6には、前後方
向に長く伸びるスライドレール13が固定されて、シー
トクッション10の下面に固定された支持台14の下部
が、スライドレール13に対して前後方向にスライド可
能に係合されている。このスライドレール13と支持台
14とが、スライド機構を構成する。
【0019】図1において、助手席用シート4は、その
前後方向移動範囲として、着座して使用することが許容
される範囲となる着座保証範囲と、着座保証範囲よりも
大きく前方へ移動された所定位置としtの格納位置とを
とり得るようになっている。着座保証範囲のうちもっと
も後方に位置された助手席用シート4が一点鎖線で示さ
れ、このときの基準ヒップポイントが符号HP1で示さ
れると共に、シートバック11の揺動支点が符号α1で
示される。着座保証範囲のうちもっとも前方に位置され
た助手席用シート4が波線で示され、このときの基準ヒ
ップポイントが符号HP2で示されると共に、シートバ
ック11の揺動支点が符号α2で示される。また、格納
位置にある助手席用シート4が実線で示され、このとき
の基準ヒップポイントが符号HP3で示されると共に、
シートバック11の揺動支点が符号α3で示される。
前後方向移動範囲として、着座して使用することが許容
される範囲となる着座保証範囲と、着座保証範囲よりも
大きく前方へ移動された所定位置としtの格納位置とを
とり得るようになっている。着座保証範囲のうちもっと
も後方に位置された助手席用シート4が一点鎖線で示さ
れ、このときの基準ヒップポイントが符号HP1で示さ
れると共に、シートバック11の揺動支点が符号α1で
示される。着座保証範囲のうちもっとも前方に位置され
た助手席用シート4が波線で示され、このときの基準ヒ
ップポイントが符号HP2で示されると共に、シートバ
ック11の揺動支点が符号α2で示される。また、格納
位置にある助手席用シート4が実線で示され、このとき
の基準ヒップポイントが符号HP3で示されると共に、
シートバック11の揺動支点が符号α3で示される。
【0020】助手席用シート4用のシートベルト(実施
形態では3点式)を車体側に固定するアンカのうち、助
手席用シート4の側方下部に位置されるアンカ(通常は
左右一対設けられる)が符号15で示される。このアン
カ15は、助手席用シート4に着座される乗員の腰部付
近を押さえる腰ベルト部分の各端部を保持するものとな
る。
形態では3点式)を車体側に固定するアンカのうち、助
手席用シート4の側方下部に位置されるアンカ(通常は
左右一対設けられる)が符号15で示される。このアン
カ15は、助手席用シート4に着座される乗員の腰部付
近を押さえる腰ベルト部分の各端部を保持するものとな
る。
【0021】着座保証範囲について説明すると、基本的
には、助手席用シート4に着座している乗員に対して、
上記腰ベルト部が後方および下方という両方向において
乗員を拘束できるような範囲とされる。換言すれば、後
方への拘束が過度になったり(下方への拘束が不足する
場合)や、下方への拘束が過度になったり(後方への拘
束が不足する場合)することがない範囲とされる。
には、助手席用シート4に着座している乗員に対して、
上記腰ベルト部が後方および下方という両方向において
乗員を拘束できるような範囲とされる。換言すれば、後
方への拘束が過度になったり(下方への拘束が不足する
場合)や、下方への拘束が過度になったり(後方への拘
束が不足する場合)することがない範囲とされる。
【0022】着座保証範囲についてより具体的に説明す
ると、各基準ヒップポイントHP1、HP2、HP3と
アンカ15の車体への取付部とを結ぶ仮想線β1、β
2、β3を想定する。各仮想線β1、β2、β3がフロ
アパネル6(水平面)に対してなす傾斜角度をそれぞれ
θ1、θ2、θ3とする。着座保証範囲は、上記傾斜角
度θ1とθ2とが所定角度範囲(例えば25度〜70
度)となるように設定される。しかしながら、助手席用
シート4が着座保証範囲よりも大きく前方へ移動された
格納位置にあるときの傾斜角度θ3は、上記所定角度範
囲から外れた状態となる。なお、格納位置にあるときの
助手席用シート4は、実施形態では、そのシートクッシ
ョン10の少なくとも前端部がインストルメントパネル
1の下方にもぐり込んだ状態とされるが、シートクッシ
ョン10がより深く(より前方へ)移動された状態とす
ることもでき、また実施形態の場合よりも後方に位置さ
れた状態とすることもできる。
ると、各基準ヒップポイントHP1、HP2、HP3と
アンカ15の車体への取付部とを結ぶ仮想線β1、β
2、β3を想定する。各仮想線β1、β2、β3がフロ
アパネル6(水平面)に対してなす傾斜角度をそれぞれ
θ1、θ2、θ3とする。着座保証範囲は、上記傾斜角
度θ1とθ2とが所定角度範囲(例えば25度〜70
度)となるように設定される。しかしながら、助手席用
シート4が着座保証範囲よりも大きく前方へ移動された
格納位置にあるときの傾斜角度θ3は、上記所定角度範
囲から外れた状態となる。なお、格納位置にあるときの
助手席用シート4は、実施形態では、そのシートクッシ
ョン10の少なくとも前端部がインストルメントパネル
1の下方にもぐり込んだ状態とされるが、シートクッシ
ョン10がより深く(より前方へ)移動された状態とす
ることもでき、また実施形態の場合よりも後方に位置さ
れた状態とすることもできる。
【0023】図1〜図5において、インストルメントパ
ネル1のうち、助手席用シート4の前方に相当する部分
には、凹部21が形成されている。この凹部21は、イ
ンストルメントパネル1の上面に向けて開口されると共
に車室後方に向けても開口されている。このような凹部
21とくにその開口縁部の輪郭形状は、助手席用シート
4のヘッドレスト12の輪郭形状に対応していて、ヘッ
ドレスト12よりも若干大きく形成されている。
ネル1のうち、助手席用シート4の前方に相当する部分
には、凹部21が形成されている。この凹部21は、イ
ンストルメントパネル1の上面に向けて開口されると共
に車室後方に向けても開口されている。このような凹部
21とくにその開口縁部の輪郭形状は、助手席用シート
4のヘッドレスト12の輪郭形状に対応していて、ヘッ
ドレスト12よりも若干大きく形成されている。
【0024】インストルメントパネル1には、上記凹部
21を上方から覆うリッド部材20が設けられている。
このリッド部材20は、薄板状とされて、その前端部に
設けた車幅方向に伸びる回動支点20aを中心にした揺
動によって開閉されるようになっており、実施形態では
後開きとされている。このリッド部材20は、凹部21
を上方から覆うと共に、凹部21の車体後方への開口部
分のうち少なくとも上部をも覆うようになっている。リ
ッド部材20は、その閉状態が図1実線、図4一点鎖
線、図5実線、図7実線で示される一方、その開状態が
図1一点鎖線、図4実線、図7一点鎖線で示される。リ
ッド部材20は、閉状態のときは、その上面がインスト
ルメントパネル1の上面と略面一となるように設定され
ている。
21を上方から覆うリッド部材20が設けられている。
このリッド部材20は、薄板状とされて、その前端部に
設けた車幅方向に伸びる回動支点20aを中心にした揺
動によって開閉されるようになっており、実施形態では
後開きとされている。このリッド部材20は、凹部21
を上方から覆うと共に、凹部21の車体後方への開口部
分のうち少なくとも上部をも覆うようになっている。リ
ッド部材20は、その閉状態が図1実線、図4一点鎖
線、図5実線、図7実線で示される一方、その開状態が
図1一点鎖線、図4実線、図7一点鎖線で示される。リ
ッド部材20は、閉状態のときは、その上面がインスト
ルメントパネル1の上面と略面一となるように設定され
ている。
【0025】図2、図3に特に示すように、インストル
メントパネル1には、ステアリングハンドル22、シフ
トノブ23が保持される他、車幅方向略中間部におい
て、オーディオ等の操作部24、空調操作部25が装備
されている。また、インストルメントパネル1には、前
記凹部21の下方において、グローブボックス26が形
成され、その開閉リッドが符号26aで示される。さら
に、インストルメントパネル1内には、助手席用シート
4用のエアバッグユニット45が装備されている(図
1、図7参照)。
メントパネル1には、ステアリングハンドル22、シフ
トノブ23が保持される他、車幅方向略中間部におい
て、オーディオ等の操作部24、空調操作部25が装備
されている。また、インストルメントパネル1には、前
記凹部21の下方において、グローブボックス26が形
成され、その開閉リッドが符号26aで示される。さら
に、インストルメントパネル1内には、助手席用シート
4用のエアバッグユニット45が装備されている(図
1、図7参照)。
【0026】インストルメントパネル1内には、その車
幅方向中間部において、後述するような空調ユニット3
0が装備されている。この空調ユニット30からの空調
エアは、インストルメントパネル1に設けた各種の吹出
口から車室内へと供給される。空調エアの吹出口として
は、実施形態では、次のようなものがある。まず、車幅
方向略中間部の上部位置において、乗員用の吹出口31
が形成される他、車幅方向各端部の上部位置において乗
員用の吹出口32が形成されている。また車幅方向各端
部において、サイドウインドのくもり止め用の空調エア
の吹出口33が形成されている。勿論、インストルメン
トパネル1には、上述の吹出口の他に、車室内下部への
吹出口や、フロントウインドのくもり止め用の吹出口等
も形成されているものである。
幅方向中間部において、後述するような空調ユニット3
0が装備されている。この空調ユニット30からの空調
エアは、インストルメントパネル1に設けた各種の吹出
口から車室内へと供給される。空調エアの吹出口として
は、実施形態では、次のようなものがある。まず、車幅
方向略中間部の上部位置において、乗員用の吹出口31
が形成される他、車幅方向各端部の上部位置において乗
員用の吹出口32が形成されている。また車幅方向各端
部において、サイドウインドのくもり止め用の空調エア
の吹出口33が形成されている。勿論、インストルメン
トパネル1には、上述の吹出口の他に、車室内下部への
吹出口や、フロントウインドのくもり止め用の吹出口等
も形成されているものである。
【0027】空調ユニット30は、車幅方向長さが通常
よりも短くされる一方、前後方向長さが通常よりも長く
なるように形成されている(図2参照)。なお、ダクト
34のうち、凹部21を通る部分は、凹部21の直下方
を通って配設されているが、凹部21の前方を通るよう
に配設してもよい。
よりも短くされる一方、前後方向長さが通常よりも長く
なるように形成されている(図2参照)。なお、ダクト
34のうち、凹部21を通る部分は、凹部21の直下方
を通って配設されているが、凹部21の前方を通るよう
に配設してもよい。
【0028】図6には、空調ユニット30の一例が示さ
れる。この図6において、36はブロアが配設されるブ
ロア室であり、ブロア室36からのエアは、エバポレー
タ37で一旦冷却される。エバポレータ37を通過した
エアは、直接ミックス室38へと流れる一方、ダンパ3
9の切換位置によっては、その一部がヒータコア39を
通過した後にミックス室38へと流れる。ミックス室3
8から、各吹出口へと空調エアが流れる。図6におい
て、ダクト40が吹出口31用であり、ダクト41が車
室下部へ向けて空調エア供給用であり、ダクト42がフ
ロントウインド7へ向けての空調エア供給用である。ま
た、吹出口33用のダクト43は、上記ダクト42から
分岐して形成されている(図1、図7をも参照)。
れる。この図6において、36はブロアが配設されるブ
ロア室であり、ブロア室36からのエアは、エバポレー
タ37で一旦冷却される。エバポレータ37を通過した
エアは、直接ミックス室38へと流れる一方、ダンパ3
9の切換位置によっては、その一部がヒータコア39を
通過した後にミックス室38へと流れる。ミックス室3
8から、各吹出口へと空調エアが流れる。図6におい
て、ダクト40が吹出口31用であり、ダクト41が車
室下部へ向けて空調エア供給用であり、ダクト42がフ
ロントウインド7へ向けての空調エア供給用である。ま
た、吹出口33用のダクト43は、上記ダクト42から
分岐して形成されている(図1、図7をも参照)。
【0029】なお、各ダクトを開閉するダンパは図示を
略してある。また、実施形態では、前述したような空調
ユニット30、ステアリングハンドル22、各操作部2
4、25、エアバッグユニット45等はインストルメン
トパネル1にあらかじめ組み込まれた後(モジュール
化)、車体に組み付けられるようになっている。さら
に、図1、図6、図7中、符号46は、車幅方向ほぼ全
長に渡って伸びる車体強度部材としてのステアリング支
持部材である。
略してある。また、実施形態では、前述したような空調
ユニット30、ステアリングハンドル22、各操作部2
4、25、エアバッグユニット45等はインストルメン
トパネル1にあらかじめ組み込まれた後(モジュール
化)、車体に組み付けられるようになっている。さら
に、図1、図6、図7中、符号46は、車幅方向ほぼ全
長に渡って伸びる車体強度部材としてのステアリング支
持部材である。
【0030】次に、助手席用シート4の移動規制を行う
規制手段について説明する。まず、図8、図9には、助
手席用シート4の支持台14がスライドレール13によ
って前後方向にガイドされる部分の断面構造が示されて
いる。図9に示すように、支持台14には、ブラケット
51、保持ピン52を利用して、ロック部材53が上下
方向にのみ摺動自在に保持されている。一方、スライド
レール13には、前後方向に小ピッチ毎(例えば5mm
毎)に、孔形状の係止部54が多数形成されている。ロ
ック部材53は、図示を略すスプリングによって常時下
方に付勢されている。ロック部材53が、図9に示すよ
うに係止部54に係合されたとき、助手席用シート4の
前後動が規制される。ロック部材53を、図9の状態か
ら上方へ変位させることにより、係止部54との係合を
解除させたときは、助手席用シート4は前後方向に動き
得ることになる(ロック解除)。上記ロック部材53と
係止部54とを利用した助手席用シート4の移動規制お
よび規制解除された状態での前後動は、着座保証範囲に
おいてのみ行われる(着座保証範囲で助手席用シート4
を前後動させたときのロック部材53の移動範囲におい
てのみ、係止部54が形成されている)。
規制手段について説明する。まず、図8、図9には、助
手席用シート4の支持台14がスライドレール13によ
って前後方向にガイドされる部分の断面構造が示されて
いる。図9に示すように、支持台14には、ブラケット
51、保持ピン52を利用して、ロック部材53が上下
方向にのみ摺動自在に保持されている。一方、スライド
レール13には、前後方向に小ピッチ毎(例えば5mm
毎)に、孔形状の係止部54が多数形成されている。ロ
ック部材53は、図示を略すスプリングによって常時下
方に付勢されている。ロック部材53が、図9に示すよ
うに係止部54に係合されたとき、助手席用シート4の
前後動が規制される。ロック部材53を、図9の状態か
ら上方へ変位させることにより、係止部54との係合を
解除させたときは、助手席用シート4は前後方向に動き
得ることになる(ロック解除)。上記ロック部材53と
係止部54とを利用した助手席用シート4の移動規制お
よび規制解除された状態での前後動は、着座保証範囲に
おいてのみ行われる(着座保証範囲で助手席用シート4
を前後動させたときのロック部材53の移動範囲におい
てのみ、係止部54が形成されている)。
【0031】図10に示すように、上記ロック部材53
の規制解除(ロック解除)のための操作部材55が、シ
ートクッション10の下方に配設されている。この操作
部材55は、シートクッション10の下面に対して、ブ
ラケット56、保持ピン57を介して、揺動自在に保持
されている。この操作部材55は、ケーブル58を介し
てロック部材53と連結されている(図9をも参照)。
手動操作によって、操作部材55の操作部55aを上方
に引き上げると、ケーブル58が引張されて、ロック部
材53が上方へ変位される(ロック解除)。なお、ケー
ブル58は、実際には内外2重ケーブルにおけるインナ
ケーブルによって構成されている。前述したようなロッ
ク部材53、係止部54、操作部材55、ケーブル58
等によって第1規制手段が構成される。なお、ロック部
材53の設定位置は、例えば図1の矢印Aで示す部分と
される。
の規制解除(ロック解除)のための操作部材55が、シ
ートクッション10の下方に配設されている。この操作
部材55は、シートクッション10の下面に対して、ブ
ラケット56、保持ピン57を介して、揺動自在に保持
されている。この操作部材55は、ケーブル58を介し
てロック部材53と連結されている(図9をも参照)。
手動操作によって、操作部材55の操作部55aを上方
に引き上げると、ケーブル58が引張されて、ロック部
材53が上方へ変位される(ロック解除)。なお、ケー
ブル58は、実際には内外2重ケーブルにおけるインナ
ケーブルによって構成されている。前述したようなロッ
ク部材53、係止部54、操作部材55、ケーブル58
等によって第1規制手段が構成される。なお、ロック部
材53の設定位置は、例えば図1の矢印Aで示す部分と
される。
【0032】スライドレール13の前端部には、助手席
用シート4が格納位置にあるとき、ロック部材53が係
合される係止部54が1つだけ形成されている。すなわ
ち、助手席用シート4が後述のようにして格納位置とさ
れたとき、ロック部材53がスライドレール13の前端
部にある係止部54に係合することにより、格納位置に
ある助手席用シート4の前後動が規制される。このよう
に、実施形態では、着座保証範囲における前後位置調整
用となるロック部材53が、格納位置にある助手席用シ
ート4の前後動規制用として利用されるように設定され
ている。
用シート4が格納位置にあるとき、ロック部材53が係
合される係止部54が1つだけ形成されている。すなわ
ち、助手席用シート4が後述のようにして格納位置とさ
れたとき、ロック部材53がスライドレール13の前端
部にある係止部54に係合することにより、格納位置に
ある助手席用シート4の前後動が規制される。このよう
に、実施形態では、着座保証範囲における前後位置調整
用となるロック部材53が、格納位置にある助手席用シ
ート4の前後動規制用として利用されるように設定され
ている。
【0033】助手席用シート4は、着座保証範囲を越え
てさらに前方へ移動するのが規制される。このため、ス
ライドレール13には、図11、図12に示すように係
止部材61が一体化されている。一方、支持台14に
は、ブラケット62、保持ピン63を介して、ロック部
材64が上下方向にのみ変位可能に保持されている。ロ
ック部材64は、図示を略すスプリングによって、常時
下方に向けて付勢されている。
てさらに前方へ移動するのが規制される。このため、ス
ライドレール13には、図11、図12に示すように係
止部材61が一体化されている。一方、支持台14に
は、ブラケット62、保持ピン63を介して、ロック部
材64が上下方向にのみ変位可能に保持されている。ロ
ック部材64は、図示を略すスプリングによって、常時
下方に向けて付勢されている。
【0034】着座保証範囲にある助手席用シート4が、
前方へ移動されて、着座保証範囲の前端位置にまで移動
されたとき、ロック部材64がストッパ部材61に対し
て後方から当接されて、助手席用シート4のこれ以上の
前方移動が規制される(図11、図12の状態)。この
規制状態(ロック状態)から、ロック部材64を上方へ
変位させると、ロック部材64とストッパ部材61とが
前後方向において干渉しない位置関係となり、助手席用
シート4は格納位置に向けてさらに前方へ移動すること
が可能となる。
前方へ移動されて、着座保証範囲の前端位置にまで移動
されたとき、ロック部材64がストッパ部材61に対し
て後方から当接されて、助手席用シート4のこれ以上の
前方移動が規制される(図11、図12の状態)。この
規制状態(ロック状態)から、ロック部材64を上方へ
変位させると、ロック部材64とストッパ部材61とが
前後方向において干渉しない位置関係となり、助手席用
シート4は格納位置に向けてさらに前方へ移動すること
が可能となる。
【0035】ロック部材64をストッパ部材61に当接
させることによる規制を解除するための機構が、シート
バック11に関連して設けられている。すなわち、図1
3に示すように、助手席用シート4の側部に設けられる
シートブラケット71は、シートクッション10に固定
される第1ブラケット部71Aと、シートバック11に
固定される第2ブラケット部71Bとを有し、両ブラケ
ット部71Aと71Bとが、連結ピン72によって揺動
可能に連結されている。。この連結ピン72は、シート
バック11の揺動支点を構成する。そして、シートバッ
ク11は、図示を略すスプリングによって常時前方へ向
けて傾倒する方向に付勢されている。
させることによる規制を解除するための機構が、シート
バック11に関連して設けられている。すなわち、図1
3に示すように、助手席用シート4の側部に設けられる
シートブラケット71は、シートクッション10に固定
される第1ブラケット部71Aと、シートバック11に
固定される第2ブラケット部71Bとを有し、両ブラケ
ット部71Aと71Bとが、連結ピン72によって揺動
可能に連結されている。。この連結ピン72は、シート
バック11の揺動支点を構成する。そして、シートバッ
ク11は、図示を略すスプリングによって常時前方へ向
けて傾倒する方向に付勢されている。
【0036】第2ブラケット部71Bには、略円板状の
ロック部材73が一体化されている。このロック部材7
3の外周面には、連結ピン72を中心とする所定円弧範
囲に渡って多数の爪状の係止部74が形成されている。
一方、第1ブラケット部71Aには、保持ピン75によ
って、操作部材76が揺動自在に保持されている。この
操作部材76の一端部には、上記係止部74に係脱可能
な爪状の係合部77が形成されている。そして、操作部
材76は、図示を略すスプリングによって、上記係合部
77が係止部74に係合する方向に常時付勢されてい
る。操作部材76の操作部76aを手動操作によって上
方へ引き上げると、係合部77の係止部74に対する係
合が解除されて、シートバック11は前方へ傾倒可能と
なる。シートバック11の傾倒角度が所望角度となった
位置で操作部76aから手を離せば、係合部77が再び
係止部74に係合されて、シートバック11の所望傾倒
角度が維持される。
ロック部材73が一体化されている。このロック部材7
3の外周面には、連結ピン72を中心とする所定円弧範
囲に渡って多数の爪状の係止部74が形成されている。
一方、第1ブラケット部71Aには、保持ピン75によ
って、操作部材76が揺動自在に保持されている。この
操作部材76の一端部には、上記係止部74に係脱可能
な爪状の係合部77が形成されている。そして、操作部
材76は、図示を略すスプリングによって、上記係合部
77が係止部74に係合する方向に常時付勢されてい
る。操作部材76の操作部76aを手動操作によって上
方へ引き上げると、係合部77の係止部74に対する係
合が解除されて、シートバック11は前方へ傾倒可能と
なる。シートバック11の傾倒角度が所望角度となった
位置で操作部76aから手を離せば、係合部77が再び
係止部74に係合されて、シートバック11の所望傾倒
角度が維持される。
【0037】上記ロック部材73の外周縁部と、前述の
ロック部材64とが、ケーブル78によって連結されて
いる(図11、図12をも参照)。これにより、シート
バック11が前方へ傾倒するとき、ケーブル78が引張
されて、ロック部材64が上方へ変位される。シートバ
ック11が所定角度以上前方へ傾倒したとき、つまり助
手席用シート4に乗員が着座することが不可能な状態と
なったとき、ロック部材64とストッパ部材61との干
渉(ロック)が解除されて、助手席用シート4は格納位
置へ向けて前方へ移動可能とされる。なお、ケーブル7
8は、実際には内外2重ケーブルにおけるインナケーブ
ルによって構成されている。前述したようなストッパ部
材61、ロック部材64、操作部材76、ケーブル78
等によって第2規制手段が構成される。なお、ロック部
材64の設定位置は、例えば第1規制手段用のロック部
材53とほぼ同じ位置、あるいは離れた位置等、適宜の
位置に設定できる。
ロック部材64とが、ケーブル78によって連結されて
いる(図11、図12をも参照)。これにより、シート
バック11が前方へ傾倒するとき、ケーブル78が引張
されて、ロック部材64が上方へ変位される。シートバ
ック11が所定角度以上前方へ傾倒したとき、つまり助
手席用シート4に乗員が着座することが不可能な状態と
なったとき、ロック部材64とストッパ部材61との干
渉(ロック)が解除されて、助手席用シート4は格納位
置へ向けて前方へ移動可能とされる。なお、ケーブル7
8は、実際には内外2重ケーブルにおけるインナケーブ
ルによって構成されている。前述したようなストッパ部
材61、ロック部材64、操作部材76、ケーブル78
等によって第2規制手段が構成される。なお、ロック部
材64の設定位置は、例えば第1規制手段用のロック部
材53とほぼ同じ位置、あるいは離れた位置等、適宜の
位置に設定できる。
【0038】次に、助手席用シート4の使用形態につい
て、その前後移動に着目して説明する。まず、助手席用
シート4が着座保証範囲にあるときは、操作部材55を
操作することにより、係止部54に対するロック部材5
3の係合を解除した状態で助手席用シート4を前後方向
に移動させて、所望の前後位置となった時点で操作部材
55から手を離すことにより、この位置でもって助手席
用シート4の前後移動が規制される。
て、その前後移動に着目して説明する。まず、助手席用
シート4が着座保証範囲にあるときは、操作部材55を
操作することにより、係止部54に対するロック部材5
3の係合を解除した状態で助手席用シート4を前後方向
に移動させて、所望の前後位置となった時点で操作部材
55から手を離すことにより、この位置でもって助手席
用シート4の前後移動が規制される。
【0039】着座保証範囲にある助手席用シート4を格
納位置にすべく、前方へ移動させると、助手席用シート
4が着座保証範囲の前端位置となった時点で、ロック部
材64がストッパ部材61に当接することにより、助手
席用シート4の前方への移動が規制された状態となる。
この規制状態から、操作部材76を操作することによ
り、シートバック11を前方へ所定以上傾倒させると、
上記ロック部材64とストッパ部材61との当接状態が
解除される。この解除状態を維持したまま、助手席用シ
ート4を前方へ大きく移動させることにより、助手席用
シート4は格納位置とされる。そして、格納位置におい
ては、前述のように、ロック部材53が、スライドレー
ル13の前端部に1つだけ設けた係合部54に係合され
て、助手席用シート4が格納位置でロックされる。な
お、格納位置での助手席用シート4のロックは、第2規
制手段側の部材であるロック部材64を利用するように
してもよい。
納位置にすべく、前方へ移動させると、助手席用シート
4が着座保証範囲の前端位置となった時点で、ロック部
材64がストッパ部材61に当接することにより、助手
席用シート4の前方への移動が規制された状態となる。
この規制状態から、操作部材76を操作することによ
り、シートバック11を前方へ所定以上傾倒させると、
上記ロック部材64とストッパ部材61との当接状態が
解除される。この解除状態を維持したまま、助手席用シ
ート4を前方へ大きく移動させることにより、助手席用
シート4は格納位置とされる。そして、格納位置におい
ては、前述のように、ロック部材53が、スライドレー
ル13の前端部に1つだけ設けた係合部54に係合され
て、助手席用シート4が格納位置でロックされる。な
お、格納位置での助手席用シート4のロックは、第2規
制手段側の部材であるロック部材64を利用するように
してもよい。
【0040】格納位置にある助手席用シート4のシート
バック11は、前方へ傾倒された状態であるので、乗員
が着座できないものとなる。また、リッド部材20をあ
らかじめ開いた状態で、シートバック11を前方へ傾倒
させることにより、図1、図5に示すように、ヘッドレ
スト12がインストルメントパネル1の凹部21内に収
納されることになる。凹部21にヘッドレスト12が収
納された状態では、ヘッドレスト12の上面がインスト
ルメントパネル1の上面と略面一となる。凹部21にヘ
ッドレスト12が収納された状態で、リッド部材20が
閉じられる。これにより、凹部21内に収納されたシー
トの一部(実施形態ではヘッドレスト12)が、リッド
部材20によって上方から覆われてインストルメントパ
ネル1の上面側に露出しないようにされるので、外観上
の見栄えがよいものとなる。
バック11は、前方へ傾倒された状態であるので、乗員
が着座できないものとなる。また、リッド部材20をあ
らかじめ開いた状態で、シートバック11を前方へ傾倒
させることにより、図1、図5に示すように、ヘッドレ
スト12がインストルメントパネル1の凹部21内に収
納されることになる。凹部21にヘッドレスト12が収
納された状態では、ヘッドレスト12の上面がインスト
ルメントパネル1の上面と略面一となる。凹部21にヘ
ッドレスト12が収納された状態で、リッド部材20が
閉じられる。これにより、凹部21内に収納されたシー
トの一部(実施形態ではヘッドレスト12)が、リッド
部材20によって上方から覆われてインストルメントパ
ネル1の上面側に露出しないようにされるので、外観上
の見栄えがよいものとなる。
【0041】格納位置にある助手席用シート4の後方
は、大きな空間となる。この助手席用シート4後方の大
きな空間は、例えば、後席用シート5に着座している乗
員のレッグスペース拡大用として利用したり、荷物を収
納したりする等、適宜の用途に利用される。また、助手
席用シート4の後方に後席用シート5が存在しない場
合、例えば運転席用シート3、助手席用シート4の後方
空間が荷室として設定されている場合は、格納位置にあ
る助手席用シート4後方の大きな空間を、その後方にあ
る荷室と連通された拡大荷室として利用すればよい。
は、大きな空間となる。この助手席用シート4後方の大
きな空間は、例えば、後席用シート5に着座している乗
員のレッグスペース拡大用として利用したり、荷物を収
納したりする等、適宜の用途に利用される。また、助手
席用シート4の後方に後席用シート5が存在しない場
合、例えば運転席用シート3、助手席用シート4の後方
空間が荷室として設定されている場合は、格納位置にあ
る助手席用シート4後方の大きな空間を、その後方にあ
る荷室と連通された拡大荷室として利用すればよい。
【0042】図14は、本発明の別の実施形態を示すも
ので、助手席用シート4を着座保証範囲から格納位置に
向けて前方動させるのに連動させて、シートバック11
が自動的に着座不能状態となる前方へ大きく傾倒される
ようにしたものである。図14は、図13の変形となる
ものであり、図13での構成要素と同一構成要素には同
一符号を付してその重複した説明は省略する。なお、シ
ートバック11が前方へ向けて常時付勢されているこ
と、操作部材76が、その係合部77が係止部74に係
合される方向に常時付勢されていることは、図13の場
合と同様である。
ので、助手席用シート4を着座保証範囲から格納位置に
向けて前方動させるのに連動させて、シートバック11
が自動的に着座不能状態となる前方へ大きく傾倒される
ようにしたものである。図14は、図13の変形となる
ものであり、図13での構成要素と同一構成要素には同
一符号を付してその重複した説明は省略する。なお、シ
ートバック11が前方へ向けて常時付勢されているこ
と、操作部材76が、その係合部77が係止部74に係
合される方向に常時付勢されていることは、図13の場
合と同様である。
【0043】以上のことを前提として、ブラケット部7
1Aには、保持ピン81によって中間リンク82が揺動
自在に保持されている。この中間リンク82の一端部と
操作部材76のうち係合部77付近とが、連結リンク8
3によって連結されている。中間リンク82の他端部に
は、上下方向にのみ変位可能として助手席用シート4に
保持されたロッド部材84の上端部が連結されている。
1Aには、保持ピン81によって中間リンク82が揺動
自在に保持されている。この中間リンク82の一端部と
操作部材76のうち係合部77付近とが、連結リンク8
3によって連結されている。中間リンク82の他端部に
は、上下方向にのみ変位可能として助手席用シート4に
保持されたロッド部材84の上端部が連結されている。
【0044】これにより、操作部材76を操作しない状
態で、かつロック部材84に対して上方への外力が作用
しない状態では、操作部材76の係合部77が係止部7
4に係合されている(シートバック11の前後方向の傾
倒角度の変更不可)。操作部材76を操作しない状態で
も、ロッド部材84を上方へ押圧変位させると、この変
位が、中間リンク82、連結リンク83を介して、操作
部材76の係合部77を係止部74から係合解除させる
方向の変位として伝達されて、シートバック11が前方
h傾倒される(前述した付勢力による前方への傾倒
動)。
態で、かつロック部材84に対して上方への外力が作用
しない状態では、操作部材76の係合部77が係止部7
4に係合されている(シートバック11の前後方向の傾
倒角度の変更不可)。操作部材76を操作しない状態で
も、ロッド部材84を上方へ押圧変位させると、この変
位が、中間リンク82、連結リンク83を介して、操作
部材76の係合部77を係止部74から係合解除させる
方向の変位として伝達されて、シートバック11が前方
h傾倒される(前述した付勢力による前方への傾倒
動)。
【0045】スライドレール13には、図14に示す助
手席用シート4が着座保証範囲の前端位置にある状態に
おいて、ロック部材84の直前方位置から前方へ長く伸
びるガイドバー85が一体化されている。このガイドバ
ー85は、一種のカムを構成するもので、助手席用シー
ト4を、着座保証範囲の前端からさらに前方へ移動させ
ると、ロッド部材84がガイドバー85の上面に乗り上
げて、当該ロッド部材84が上方へ変位され、これによ
りシートバック11が自動的に前方へ大きく傾倒され
る。助手席用シート4が格納位置になると(図5の状
態)、ロッド部材84は、ガイドバー85の上面に開口
させた孔状の係止部86に係合されて、再び下方へと変
位された状態となる(格納位置での助手席用シート4の
前後動規制)。
手席用シート4が着座保証範囲の前端位置にある状態に
おいて、ロック部材84の直前方位置から前方へ長く伸
びるガイドバー85が一体化されている。このガイドバ
ー85は、一種のカムを構成するもので、助手席用シー
ト4を、着座保証範囲の前端からさらに前方へ移動させ
ると、ロッド部材84がガイドバー85の上面に乗り上
げて、当該ロッド部材84が上方へ変位され、これによ
りシートバック11が自動的に前方へ大きく傾倒され
る。助手席用シート4が格納位置になると(図5の状
態)、ロッド部材84は、ガイドバー85の上面に開口
させた孔状の係止部86に係合されて、再び下方へと変
位された状態となる(格納位置での助手席用シート4の
前後動規制)。
【0046】格納位置にある助手席用シート4を、着座
保証範囲に向けて後方動させる場合は、まず、操作部材
76の操作部76aを手動操作によって上方へ引き上げ
る。これにより、ロッド部材84が上方へ変位されて、
係止部86に対する係合が解除されて、助手席用シート
4の後方動が可能となる。助手席用シート4が着座保証
範囲にまで後退した状態で、手動によってシートバック
11を起立位置に戻すことにより、助手席用シート4に
着座可能とされる。
保証範囲に向けて後方動させる場合は、まず、操作部材
76の操作部76aを手動操作によって上方へ引き上げ
る。これにより、ロッド部材84が上方へ変位されて、
係止部86に対する係合が解除されて、助手席用シート
4の後方動が可能となる。助手席用シート4が着座保証
範囲にまで後退した状態で、手動によってシートバック
11を起立位置に戻すことにより、助手席用シート4に
着座可能とされる。
【0047】なお、係止部86を設けないようにするこ
ともできる。この場合は、格納位置にあるときは、係合
部77が常に係止部74に対して係合解除された状態と
なる。つまり、シートバック11をその付勢力に抗して
手動で起立位置に戻しても、シートバック11から手を
離した後は再び自動的にシートバック11はその前方へ
の付勢力によって自動的に前方へ傾倒されてしまうこと
になる。
ともできる。この場合は、格納位置にあるときは、係合
部77が常に係止部74に対して係合解除された状態と
なる。つまり、シートバック11をその付勢力に抗して
手動で起立位置に戻しても、シートバック11から手を
離した後は再び自動的にシートバック11はその前方へ
の付勢力によって自動的に前方へ傾倒されてしまうこと
になる。
【0048】図15、図16は、本発明のさらに別の実
施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一構成要
素には同一符号を付してその重複した説明は省略する。
なお、図15は図1に対応し、図16は図5に対応する
ものである。本実施形態では、シートバック11が、下
シートバック部(下部)11Aと上シートバック部(上
部)11Bとの2分割構成とされて、上下の分割シート
バック部11Aと11Bとは、揺動支点となる連結ピン
11aによって前後方向に揺動可能に連結されている。
つまり、上シートバック部11Bが、下シートバック部
11Aに対して、ピン11aを中心にして前方へ折曲可
能とされている。なお、支点11aを中心とする上シー
トバック部11Bの所定以上の後方への傾倒は、図示を
略すストッパによって規制されている(通常の着座使用
状態における位置よりも後方へは揺動できないようにさ
れている)。なお、上シートバック部11Bの下シート
バック部11Aに対する揺動位置の保持は、例えば摩擦
力によって確保するようにしてあり、揺動のための手動
操作を行わない限り現在の揺動位置が保持されるように
なっている。
施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一構成要
素には同一符号を付してその重複した説明は省略する。
なお、図15は図1に対応し、図16は図5に対応する
ものである。本実施形態では、シートバック11が、下
シートバック部(下部)11Aと上シートバック部(上
部)11Bとの2分割構成とされて、上下の分割シート
バック部11Aと11Bとは、揺動支点となる連結ピン
11aによって前後方向に揺動可能に連結されている。
つまり、上シートバック部11Bが、下シートバック部
11Aに対して、ピン11aを中心にして前方へ折曲可
能とされている。なお、支点11aを中心とする上シー
トバック部11Bの所定以上の後方への傾倒は、図示を
略すストッパによって規制されている(通常の着座使用
状態における位置よりも後方へは揺動できないようにさ
れている)。なお、上シートバック部11Bの下シート
バック部11Aに対する揺動位置の保持は、例えば摩擦
力によって確保するようにしてあり、揺動のための手動
操作を行わない限り現在の揺動位置が保持されるように
なっている。
【0049】格納位置にある助手席用シート4のヘッド
レスト12を凹部21に収納するとき、シートバック1
1は、その上シートバック部11Bが下シートバック部
11Aに対して前方へ揺動される(折曲される)。これ
により、図1の場合に比して、シートバック11とイン
ストルメントパネル1との干渉を避けつつ、シートクッ
ション10つまりシート4を全体的により前方へ位置さ
せることが可能となり、助手席用シート4の後方空間を
より拡大することが可能となる。
レスト12を凹部21に収納するとき、シートバック1
1は、その上シートバック部11Bが下シートバック部
11Aに対して前方へ揺動される(折曲される)。これ
により、図1の場合に比して、シートバック11とイン
ストルメントパネル1との干渉を避けつつ、シートクッ
ション10つまりシート4を全体的により前方へ位置さ
せることが可能となり、助手席用シート4の後方空間を
より拡大することが可能となる。
【0050】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。格納位置をとり得るようにされたシートは、助手席
用シートに限らず、運転席シートや後席用シートであっ
てもよい。また、車両としては、後席用シートを有しな
いものであってもよい。さらに、ロック部材53、64
は、例えば揺動変位される形式のもの等、シートの前後
動を規制する機構は適宜の構造のものを採択し得る。凹
部21に収納されるシートの一部は、ヘッドレスト以外
に、シートバック11の一部(上部)とすることもでき
る。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、
実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを
提供することをも暗黙的に含むものである。
はこれに限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。格納位置をとり得るようにされたシートは、助手席
用シートに限らず、運転席シートや後席用シートであっ
てもよい。また、車両としては、後席用シートを有しな
いものであってもよい。さらに、ロック部材53、64
は、例えば揺動変位される形式のもの等、シートの前後
動を規制する機構は適宜の構造のものを採択し得る。凹
部21に収納されるシートの一部は、ヘッドレスト以外
に、シートバック11の一部(上部)とすることもでき
る。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、
実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを
提供することをも暗黙的に含むものである。
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図。
【図2】図1のインストルメントパネルの上面図。
【図3】図1のインストルメントパネルを車室側から見
た正面図。
た正面図。
【図4】インストルメントパネルに形成された凹部を示
す斜視図。
す斜視図。
【図5】インストルメントパネルに形成された凹部にシ
ートの一部が収納された状態を示すもので、図4に対応
した斜視図。
ートの一部が収納された状態を示すもので、図4に対応
した斜視図。
【図6】図2のX6−X6線相当断面図。
【図7】図2のX7−X7線相当断面図。
【図8】スライドレール部分の断面図。
【図9】着座保証範囲でシートの前後動を規制する第1
規制手段の一例を示す断面図。
規制手段の一例を示す断面図。
【図10】第1規制手段の規制を解除するための操作部
の一例を示す要部側面図。
の一例を示す要部側面図。
【図11】格納位置に向けてのシートの前方動を規制す
る第2規制手段の一例を示す側面図。
る第2規制手段の一例を示す側面図。
【図12】図11を矢印X12方向から見た図。
【図13】第2規制手段の規制を解除するための操作部
の一例を示す要部側面図。
の一例を示す要部側面図。
【図14】本発明の別の実施形態を示すもので、図13
に対応した側面図。
に対応した側面図。
【図15】本発明のさらに別の実施形態を示すもので、
図1に対応した図。
図1に対応した図。
【図16】本発明のさらに別の実施形態を示すもので、
図5に対応した図。
図5に対応した図。
1:インストルメントパネル
2:車室
3:運転席用シート
4:助手席用シート
5:後席用シート
10:シートクッション
11:シートバック
12:ヘッドレスト
13:スライドレール
14:シートの支持台
15:シートベルトアンカ
20:リッド部材
20a:回動支点
21:凹部
11A:シートバック部
11B:上シートバック部
11a:揺動支点
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 森野 敏峰
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ
株式会社内
Fターム(参考) 3B087 BA02 BA12 BB03 BD03 DC10
3D022 CA01 CC02 CD01 CD17
Claims (9)
- 【請求項1】車室内前部に設けられたインストルメント
パネルの後方にシートが設けられた車両のシート格納構
造において、 前記シートは、シートクッションと、下端部が該シート
クッションの後端部に前後方向に揺動可能に連結された
シートバックと、該シートバックの上端部に設けられた
ヘッドレストとを有し、 前記シートバックは、上下方向略中間部においてその上
部が下部に対して前方へ折曲可能とされており、 前記インストルメントパネルには、前記シートに対応さ
せて凹部が形成されており、 前記シートは、スライド機構によって車体に対して前後
方向に移動可能とされており、 前記シートを所定位置まで前方へ移動させた状態で、前
記シートバックが前記シートクッションに対して前方へ
傾倒されかつ前記シートバックの上部が下部に対して前
方へ折曲されたときに、前記ヘッドレストあるいは前記
シートバックの少なくとも一部が前記凹部に収納される
と共に、該収納状態にある該ヘッドレストあるいはシー
トバックの高さが前記インストルメントパネルの上面と
略同一高さとなるように設定されている、 ことを特徴とする車両のシート格納構造。 - 【請求項2】請求項1において、 前記インストルメントパネルには、前記所定位置にある
シートのうち前記凹部に収納される部分を上方から覆う
リッド部材が開閉自在に設けられている、ことを特徴と
する車両のシート格納構造。 - 【請求項3】請求項2において、 前記リッド部材は、前記凹部に前記シートの一部が収納
されていない状態において閉状態とされたときは、その
上面が前記インストルメントパネルの上面と略面一とさ
れる、ことを特徴とする車両のシート格納構造。 - 【請求項4】請求項2または請求項3において、 前記リッド部材は、その前端部を中心に揺動可能とされ
て、閉状態から後開きに開かれるように設定されてい
る、ことを特徴とする車両のシート格納構造。 - 【請求項5】車室内前部に設けられたインストルメント
パネルの後方にシートが設けられた車両のシート格納構
造において、 前記シートは、シートクッションと、下端部が該シート
クッションの後端部に前後方向に揺動可能に連結された
シートバックと、該シートバックの上端部に設けられた
ヘッドレストとを有し、 前記インストルメントパネルには、前記シートに対応さ
せて凹部が形成されており、 前記シートは、スライド機構によって車体に対して前後
方向に移動可能とされており、 前記シートを所定位置まで前方へ移動させた状態で、前
記シートバックが前記シートクッションに対して前方へ
傾倒されたときに、前記ヘッドレストあるいは前記シー
トバックの少なくとも一部が前記凹部に収納され、 前記インストルメントパネルには、前記凹部を上方から
覆うリッド部材が開閉自在に設けられて、前記凹部に収
納された前記ヘッドレストあるいはシートバックの少な
くとも一部が閉状態にある該リッド部材によって上方か
ら覆われる、ことを特徴とする車両のシート格納構造。 - 【請求項6】請求項5において、 前記リッド部材は、閉状態とされたときに、その上面が
前記インストルメントパネルの上面と略面一とされる、
ことを特徴とする車両のシート格納構造。 - 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれか1項に
おいて、 前記シートが所定位置にあるときは、前記シートクッシ
ョンの少なくとも前端部が前記インストルメントパネル
の下方に潜り込んだ状態とされる、ことを特徴とする車
両のシート格納構造。 - 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
おいて、 前記凹部の開口縁部の輪郭形状が、前記シートのうち該
凹部に収納される部分の輪郭形状と略同一形状とされて
いる、ことを特徴とする車両のシート格納構造。 - 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれか1項に
おいて、 前記シートが助手席用シートとされている、ことを特徴
とする車両のシート格納構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028030A JP2003226176A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 車両のシート格納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028030A JP2003226176A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 車両のシート格納構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003226176A true JP2003226176A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27749372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002028030A Pending JP2003226176A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 車両のシート格納構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003226176A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1834833A2 (de) | 2006-03-16 | 2007-09-19 | GM Global Technology Operations, Inc. | Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem beweglichen Beifahrersitz |
| US7950714B2 (en) | 2008-06-09 | 2011-05-31 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
| US8177282B2 (en) | 2008-06-09 | 2012-05-15 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
| WO2017200915A1 (en) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| JP2019151166A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車室前部構造 |
-
2002
- 2002-02-05 JP JP2002028030A patent/JP2003226176A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1834833A2 (de) | 2006-03-16 | 2007-09-19 | GM Global Technology Operations, Inc. | Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem beweglichen Beifahrersitz |
| DE102006012137A1 (de) * | 2006-03-16 | 2007-09-20 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem beweglichen Beifahrersitz |
| EP1834833A3 (de) * | 2006-03-16 | 2008-03-26 | GM Global Technology Operations, Inc. | Kraftfahrzeuginneneinrichtung mit einem beweglichen Beifahrersitz |
| US7950714B2 (en) | 2008-06-09 | 2011-05-31 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
| US8177282B2 (en) | 2008-06-09 | 2012-05-15 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
| KR20180137584A (ko) * | 2016-05-19 | 2018-12-27 | 웨이모 엘엘씨 | 차량들의 제2 열 우선순위 좌석 |
| US9855860B2 (en) | 2016-05-19 | 2018-01-02 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| US20180118052A1 (en) * | 2016-05-19 | 2018-05-03 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| WO2017200915A1 (en) * | 2016-05-19 | 2017-11-23 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| JP2019516608A (ja) * | 2016-05-19 | 2019-06-20 | ウェイモ エルエルシー | 車両用の第2列優先着座 |
| US10442316B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-10-15 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| EP3458305A4 (en) * | 2016-05-19 | 2020-01-22 | Waymo Llc | PRIORITY SEATS IN SECOND ROW FOR VEHICLES |
| JP2020128205A (ja) * | 2016-05-19 | 2020-08-27 | ウェイモ エルエルシー | 車両用の第2列優先着座 |
| KR102211512B1 (ko) * | 2016-05-19 | 2021-02-05 | 웨이모 엘엘씨 | 차량들의 제2 열 우선순위 좌석 |
| US11021082B2 (en) | 2016-05-19 | 2021-06-01 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| US11999269B2 (en) | 2016-05-19 | 2024-06-04 | Waymo Llc | Second row priority seating for vehicles |
| JP2019151166A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車室前部構造 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070808 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
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