JP2003225936A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2003225936A
JP2003225936A JP2002024152A JP2002024152A JP2003225936A JP 2003225936 A JP2003225936 A JP 2003225936A JP 2002024152 A JP2002024152 A JP 2002024152A JP 2002024152 A JP2002024152 A JP 2002024152A JP 2003225936 A JP2003225936 A JP 2003225936A
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Japan
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molding machine
injection
unit
nozzle
injection unit
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JP2002024152A
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Tetsukuni Matsumoto
哲訓 松本
Katsuo Ito
克雄 伊東
Masahiro Wakabayashi
正博 若林
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル位置の再現性に優れかつノズル先端を
適正な力で金型の注入ポートに当接させることのできる
電動式の射出成形機を提供する。 【解決手段】 この射出成形機10は、金型側面の注入
ポートに接続されるノズル部100を有するサイド射出
ユニット13と、サイド射出ユニット13を成形機フレ
ーム11の長手方向と幅方向に移動させるためのギヤー
ドモータを用いた電動モータ85,94と、サイド射出
ユニット13の位置に関連した信号を出力する位置セン
サ86と、位置センサ86の信号を入力することにより
電動モータ85,94の作動を電気的に制御するコント
ローラとを具備している。ノズル部100は、Y軸可動
テーブル90を移動させるためのボールねじを用いた駆
動機構91に設けたばね99の弾力によって、金型側面
の注入ポートに適正な力で当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複数種類
の樹脂を射出成形する多色成形機に適した射出成形機に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実公昭63−50098号公報
や、実公平3−56346号公報などに記載されている
ように、多色成形樹脂製品を成形するために、複数の射
出ユニットを備えた射出成形機(多色成形機)が知られ
ている。この種の射出成形機は、射出成形機のほぼ軸線
上に位置するセンタ射出ユニットと、センタ射出ユニッ
トの側方に配置されたサイド射出ユニットを備えてい
る。これら複数の射出ユニットによって、互いに異なる
色の樹脂を同一の金型内に射出することにより、多色成
形品が射出成形される。
【0003】多色成形機は、金型の内部に複数種類(複
数色)の樹脂を射出する必要があるため、金型の正面や
側面あるいは上面などに、各々の樹脂を射出するための
注入ポートが設けられている。これら注入ポートに、各
射出ユニットのノズル部が接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多色成形機は、
枢軸を中心に旋回する回動ベース上にサイド射出ユニッ
トを搭載し、この回動ベースを油圧シリンダ等によって
旋回させることにより、サイド射出ユニットのノズル先
端を金型の注入ポートに押付け嵌合させるようにしてい
る。すなわち油圧による旋回式の射出ユニットが採用さ
れている。
【0005】しかしながら旋回式の射出ユニットを備え
た多色成形機の場合、ノズル先端の位置を注入ポートの
位置に正確に合わせることが難しく、位置合わせのため
の特殊な構造やオペレータの熟練を必要としている。特
に、金型の種類に応じて注入ポートの位置が異なった場
合などに、油圧式の駆動機構を用いた多色成形機では各
注入ポートの位置に応じた最適位置にノズル先端の位置
を合わせることが難しく、ノズル位置の再現性も良くな
い。また、油圧式の駆動機構では、ノズル先端を適正な
力で金型側面の注入ポートに当接させるために特殊な制
御が必要であるなど、改善の余地があった。
【0006】従って本発明の目的は、ノズル部の位置を
調整することが容易となり、しかも多色成形機の電動化
に寄与でき、ノズル先端を金型の注入ポートに適正な力
で当接させることのできる射出成形機を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機は、
金型側面の注入ポートに接続されるノズル部を有する射
出ユニット(サイド射出ユニット)と、前記射出ユニッ
トのノズル部を前記注入ポートの位置に応じて移動させ
るよう前記射出ユニットを駆動するギヤードモータを有
しかつ該ノズル部の先端を前記金型側面に向かって付勢
するノズル押圧手段を有するユニット移動手段と、前記
射出ユニットのノズル部の位置に関連した信号を出力す
る位置センサと、前記位置センサの信号を入力すること
により前記ギヤードモータを制御するコントローラとを
具備している。
【0008】本発明の好ましい形態では、成形機フレー
ムの側部に配置された架台と、前記架台上に設けられ前
記成形機フレームの長手方向に移動可能な第1の可動ベ
ースと、前記第1の可動ベースを前記成形機フレームの
長手方向に移動させる第1のギヤードモータを備えた第
1の駆動機構と、前記第1の可動ベース上に設けられ、
前記成形機フレームの幅方向に移動可能でかつサイド射
出ユニットを搭載した第2の可動ベースと、前記第2の
可動ベースを前記成形機フレームの幅方向に移動させる
第2のギヤードモータを備えた第2の駆動機構とを具備
している。
【0009】本発明の好ましい形態では、前記第1の駆
動機構は、前記成形機フレームの長手方向に延びる送り
ねじと、該送りねじに螺合しかつ前記第1の可動ベース
と共に移動するナット部材と、該送りねじを回転させる
前記第1のギヤードモータとを備えている。前記第2の
駆動機構は、前記成形機フレームの幅方向に延びる送り
ねじと、該送りねじに螺合しかつ前記第2の可動ベース
と共に移動するナット部材と、該送りねじを回転させる
前記第2のギヤードモータとを備えている。
【0010】本発明の好ましい形態では、前記第2の駆
動機構は、該駆動機構の前記ナット部材に設けた第1の
ばね受け部材と、前記第2の可動ベースに設けた第2の
ばね受け部材と、これら第1および第2のばね受け部材
が互いに所定の距離以上離れることを阻止する連結部材
と、これら第1のばね受け部材と第2のばね受け部材と
の間に圧縮した状態で設けられた前記ノズル押圧手段と
してのばねとを具備している。
【0011】本発明の好ましい形態では、前記金型の上
面の注入ポートに接続されるノズル部を有する上部射出
ユニットと、前記上部射出ユニットのノズル部を前記注
入ポートの位置に応じて移動させるよう上部射出ユニッ
トを駆動するギヤードモータを有しかつ該ノズル部の先
端を前記金型上面に向かって付勢するノズル押圧手段を
有する上部ユニット移動手段とをさらに備えている。
【0012】本発明の好ましい形態では、前記上部ユニ
ット移動手段は、前記上部射出ユニットを搭載して上下
方向に傾動可能に設けた傾動ベースと、前記傾動ベース
を上下方向に傾動させる送りねじおよびナット部材を有
するボールねじと、前記傾動ベースと共に上下方向に移
動する第1のばね受け部材と、前記ボールねじの前記ナ
ット部材に設けた第2のばね受け部材と、これら第1お
よび第2のばね受け部材が互いに所定の距離以上離れる
ことを阻止する連結部材と、これら第1のばね受け部材
と第2のばね受け部材との間に圧縮した状態で設けた前
記ノズル押圧手段としてのばねとを具備している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、複数種類(例え
ば4色)の樹脂をほぼ同時に射出成形可能な電動式射出
成形機10を示している。
【0014】この射出成形機10は、射出成形機10の
骨格をなす基体としての成形機フレーム11と、成形機
フレーム11に組付けたセンタ射出ユニット12と、セ
ンタ射出ユニット12の左右両側に配置された一対のサ
イド射出ユニット13,14と、センタ射出ユニット1
2の上側に配置された上部射出ユニット15と、金型1
(図3に一部を示す)を開閉駆動する型締装置16と、
射出成形機10の作動を電気的に制御するコントローラ
17(図1に模式的に示す)を備えている。
【0015】センタ射出ユニット12は、図3に示すよ
うにノズル部20とバレル21とを備えている。バレル
21の内部には図示しないスクリューが設けられてい
る。バレル21の外部に、樹脂を加熱するためのヒータ
が設けられている。図5に示すようにセンタ射出ユニッ
ト12は、スクリュー回転用の電動モータ22と射出用
の電動モータ23等を備えている。
【0016】センタ射出ユニット12のノズル部20の
先端は、金型1(図3に示す)の正面に形成された注入
ポートに対向している。このセンタ射出ユニット12
は、金型1に対して射出成形機10の軸線O方向に移動
することができ、かつ、バレル21やスクリュー等のメ
ンテナンス等を行う際に、枢軸25(図7に示す)を中
心として、2点鎖線P1で示す位置まで旋回させること
ができる。センタ射出ユニット12はカバー26によっ
て覆われている。
【0017】金型1を開閉するための型締装置16は、
固定型1aを取付ける固定側ダイプレート30と、移動
型1bを取付ける移動側ダイプレート31と、移動側ダ
イプレート31を射出成形機10の軸線O方向に移動さ
せる型締・型開き用の電動モータ33およびトグル機構
等の型締機構34(カバー32の内側にある)などを備
えている。
【0018】一対のサイド射出ユニット13,14のう
ち、操作者(オペレータ)が立つ側に位置するサイド射
出ユニット13は、以下に説明するオペレータ側のサイ
ドユニット移動機構40によって、X軸,Y軸,Z軸方
向と、L軸方向とにそれぞれ独立して移動することがで
きるようになっている。
【0019】操作者の反対側に位置するサイド射出ユニ
ット14も、サイドユニット移動機構41(図3に一部
を示す)によって、X軸,Y軸,Z軸方向に移動できる
ようになっている。この明細書で言うX軸とL軸は、射
出成形機10の軸線Oに沿う方向、すなわち成形機フレ
ーム11の長手方向である。Y軸は射出成形機10の幅
方向すなわちX軸と直角をなす方向である。Z軸は、射
出成形機10の高さ方向である。
【0020】図2,図5等に示すようにオペレータ側の
サイドユニット移動機構40は、成形機フレーム11の
下部に設けた互いに平行な一対のガイドレール42と、
ガイドレール42の上をL軸方向に走行可能な移動架台
43と、ガイドシャフト44などを備えている。移動架
台43は、本発明で言う架台の一例である。ガイドレー
ル42とガイドシャフト44は、それぞれL軸に沿って
水平方向に延びている。
【0021】移動架台43の上部に、ガイドシャフト4
4が挿通するスライドブッシュ45が設けられている。
移動架台43の下部に、ガイドレール42に転接する走
行用ローラ46が設けられている。
【0022】移動架台43は、L軸駆動機構50によっ
て、例えばメンテナンス時などに、L軸方向に大きなス
トロークで移動させることができるようになっている。
ボールねじを用いたL軸駆動機構50の一例は、成形機
フレーム11に設けた水平方向に延びる送りねじ52
と、送りねじ52に螺合するナット部材53と、送りね
じ52を回転させるためのハンドルの形態をとる操作部
54とを有している。ナット部材53は移動架台43に
取付けられている。
【0023】移動架台43は、操作部54を回転させる
ことにより、図5,図6に示す前進位置と、図7に示す
後退位置とにわたって、L軸方向に往復移動させること
ができる。そしてこの移動架台43は、ロックピン55
(図4,図5等に示す)によって、前進位置および後退
位置に固定することができるようになっている。
【0024】ロックピン55は、移動架台43に設けた
ブラケット60に形成された孔61と、成形機フレーム
11に形成された孔62との双方に、上方から挿入する
ことにより、移動架台43を図5に示す前進位置に固定
することができる。また、後退位置においては、孔61
と、成形機フレーム11に形成された孔62´との双方
にロックピン55を挿入することにより、移動架台43
を前記後退位置に固定することができる。
【0025】なお、ロックピン55を手動によって孔6
1,62あるいは62´に出し入れする代わりに、ソレ
ノイドやモータ等の電動アクチュエータによって、ロッ
クピン55を孔61,62あるいは62´に出し入れす
るように構成してもよい。
【0026】また、手動式の操作部54の代わりに、サ
ーボモータ等の電動モータによって送りねじ52を回転
させるようにしてもよい。サーボモータによって移動架
台43のL軸方向の位置制御を行うとともに、所望位置
にてサーボオフすることにより、移動架台43を所望位
置にロックすることができる。あるいは、ボールねじを
用いない自走式の移動架台が採用されてもよい。
【0027】図1に示すようにL軸駆動機構50の送り
ねじ52は、その全長にわたって、踏み台を兼ねるカバ
ー65によって覆われている。このカバー65は、丈夫
な金属板等によって作られており、必要に応じて射出成
形機10の操作者(オペレータ)がカバー65の上に乗
っても、変形しないような剛性を有している。カバー6
5の上面は滑り止めの凹凸加工が施されている。このカ
バー65は、移動架台43を図7に示す後退位置に移動
させる際に、射出成形機10から取り外すことができ
る。
【0028】移動架台43の上部に昇降台70(図2に
示す)が内蔵されている。昇降台70は、Z軸駆動機構
71によって、上下方向(Z軸方向)に移動させること
ができる。ボールねじを用いたZ軸駆動機構71の一例
は、上下方向に延びる送りねじ72と、送りねじ72に
螺合するナット部材73と、送りねじ72を回転させる
ためのサーボモータ等の電動モータ75等を含んでい
る。なお、Z軸駆動機構71として、ボールねじの代わ
りに、くさび部材あるいはシム等を用いた高さ調整手段
を用いてもよい。
【0029】昇降台70の上に、例えば4箇所のスライ
ドガイド部材79と、これらスライドガイド部材79に
沿ってX軸方向に移動可能なX軸可動テーブル80と、
この可動テーブル80をX軸方向に移動させるためのX
軸駆動機構81が設けられている。X軸可動テーブル8
0は、本発明で言う第1の可動ベースの一例である。
【0030】ボールねじを用いたX軸駆動機構81は、
本発明で言う第1の駆動機構の一例であり、X軸に沿う
送りねじ82と、送りねじ82に螺合するナット部材8
3と、送りねじ82を回転させるギヤードモータ(減速
機付モータ)を用いた第1の電動モータ85などを備え
ている。
【0031】X軸駆動機構81のナット部材83は、X
軸可動テーブル80に取付けられている。このため、モ
ータ85によって送りねじ82を回転させることによ
り、X軸可動テーブル80をX軸方向に所望量移動させ
ることができる。
【0032】この実施形態の場合、図10に示すよう
に、X軸方向に延びるポテンシオメータ等の位置センサ
(この場合、リニヤスケール)86を移動架台43の昇
降台70に取付け、X軸可動テーブル80に設けたポイ
ンタ部材87のX軸方向の位置に応じた電気信号を、コ
ントローラ17に入力するようになっている。位置セン
サ86の出力信号はコントローラ17に入力され、下記
ノズル部100の先端を金型側面の注入ポートに対応し
た位置までX軸可動テーブル80を移動させるよう、モ
ータ85の回転を制御するようになっている。
【0033】X軸可動テーブル80上に、Y軸方向に移
動可能なY軸可動テーブル90と、このY軸可動テーブ
ル90をY軸方向に移動させるためのY軸駆動機構91
が設けられている。Y軸可動テーブル90は、本発明で
言う第2の可動ベースの一例である。Y軸駆動機構91
は本発明で言う第2の駆動機構の一例である。
【0034】図6に示すようにボールねじを用いたY軸
駆動機構91は、Y軸方向に延びる送りねじ92と、送
りねじ92に螺合するナット部材93と、送りねじ92
を回転させるためのギヤードモータを用いた第2の電動
モータ94と、互いに平行な一対のガイド軸95と、X
軸可動テーブル80に対するY軸可動テーブル90のY
軸方向の位置に関する電気信号(下記ノズル部100の
位置に関連した情報)を出力する位置センサなどを有し
ている。
【0035】この位置センサの出力信号はコントローラ
17に入力され、ノズル部100の先端を金型側面の注
入ポートに当接させることができるよう、モータ94の
回転を制御する。位置センサとしては、例えば前述の図
10に示した位置センサ86と同様のセンサ(リニヤス
ケール)を用いることができる。
【0036】図13に示すように送りねじ92と電動モ
ータ94は、X軸可動テーブル80の上面に取付けられ
ている。各ガイド軸95は、X軸可動テーブル80の上
面に取付けられた一対の支持部材95a(図6に一部の
み示す)にその両端が支持されている。
【0037】Y軸可動テーブル90の両側部の近傍に、
図11に示すボールブッシュ96が一対ずつ設けられて
いる。これら一対のボールブッシュ96のそれぞれにガ
イド軸95を挿通することにより、Y軸可動テーブル9
0がガイド軸95に沿ってY軸方向に案内される。
【0038】ボールブッシュ96の内部には、その周方
向に複数の無限軌道溝が形成され、各軌道溝に多数のボ
ール等の転動体97(図11に示す)が収容されてい
る。これらの転動体97が、ボールブッシュ96の内周
面の周方向複数箇所においてガイド軸95に転接するた
め、ボールブッシュ96は、一般のリニアガイドに比べ
て高剛性でかつ荷重の方向が問題になることがない。
【0039】図6と図13と図14に示すように、ナッ
ト部材93に第1のばね受け部材98aが取付けられて
いる。Y軸可動テーブル90には、第2のばね受け部材
98bが固定されている。これらばね受け部材98a,
98bは、連結部材98cによって、互いに所定の距離
以上離れないようにして連結されている。送りねじ92
の端部は、ベアリング98dを備えた支持部材98eに
よって回転自在に支持されている。支持部材98eはY
軸可動テーブル80上に固定されている。
【0040】そして第1のばね受け部材98aと第2の
ばね受け部材98bとの間に、ノズル押圧手段として機
能する圧縮ばね99が設けられている。このばね99
は、Y軸可動テーブル90を、図6中の矢印P2方向
(下記ノズル部100を金型1の注入ポートに押付ける
方向)に付勢するよう取付けられている。
【0041】モータ94によって送りねじ92を回転さ
せると、ナット部材93と第1のばね受け部材98aが
Y軸方向に螺進することにより、Y軸可動テーブル90
がY軸方向に移動する。ノズル部100の先端が金型1
の注入ポートに当接し、送りねじ92がさらに所定量回
転することにより、図14に2点鎖線P4で示すように
第1のばね受け部材98aが第2のばね受け部材98b
に向かって移動し、ばね99が圧縮される。このばね9
9の反発力によって、ノズル部100が金型に当接する
力が維持される。
【0042】以上説明したX軸駆動機構81とY軸駆動
機構91は、本発明で言うユニット移動手段として機能
するサイドユニット移動機構40を構成している。
【0043】Y軸可動テーブル90上に前述のサイド射
出ユニット13が搭載されている。この射出ユニット1
3は、ノズル部100と、バレル101と、スクリュー
回転用の電動モータ102と、射出用の電動モータ10
3などを備えている。バレル101やモータ102,1
03等は射出ユニット本体104を構成している。
【0044】ノズル部100は、Y軸可動テーブル90
に設けた連結部105に、ボルト等の締結部品によって
着脱可能に固定されている。ノズル部100の先端は金
型1(図3に一部を示す)の分割面の側部に形成された
注入ポートに対向している。バレル101の内部にスク
リューが設けられている。バレル101の外部にヒータ
が設けられている。バレル101の基部には、樹脂を投
入するホッパ109(図4などに示す)が装着される。
【0045】バレル101の熱膨張を吸収するために、
射出ユニット本体104は、図6に示すガイド106に
沿って、バレル101の軸線方向にスライドできるよう
にしている。このため、ヒータの熱によってバレル10
1が熱膨張しても、射出ユニット本体104に熱応力が
作用することを回避できるとともに、射出時にノズル部
100の反力が射出ユニット本体104に加わることを
回避できる。ノズル部100の反力は、連結部105と
Y軸可動テーブル90を介して、ばね99によって支持
される。
【0046】サイド射出ユニット13は、常時は図6に
示すようにノズル部100が連結部105に固定され、
ノズル部100が射出成形機10の軸線Oと直角をなす
方向を向いている。例えばメンテナンス時など、サイド
射出ユニット13を前記後退位置(図7に示す位置)に
移動させる際には、ノズル部100を連結部105から
分離させることにより、軸107を中心として図7に示
す位置に旋回させることが可能である。射出ユニット本
体104はカバー108によって覆われている。
【0047】一対のサイド射出ユニット13,14のう
ち、オペレータの反対側に位置するサイド射出ユニット
14(図3と図4に示す)も、サイドユニット移動機構
41によって、X軸,Y軸,Z軸方向に移動させること
ができるように構成されている。このサイドユニット移
動機構41は、前述のL軸駆動機構50を備えていない
点を除き、オペレータ側のサイドユニット移動機構40
と同様に構成されている。このためオペレータ側のサイ
ドユニット移動機構40と共通の部位に同一の符号を付
して詳細な説明は省略する。ただしこの移動機構41も
オペレータ側の移動機構40と同様に、L軸駆動機構5
0を備えていてもよい。
【0048】図8と図9に示すように、上部射出ユニッ
ト15は、上部フレーム120に設けた傾動ベース12
1に搭載されている。傾動ベース121は、射出成形機
10の軸線O方向に移動可能なスライドベース122に
よって支持されている。スライドベース122は、水平
方向駆動機構127によって、射出成形機10の軸線O
方向に移動させることができる。
【0049】水平方向駆動機構127は、送りねじ12
3と、送りねじ123に螺合するナット部材124と、
送りねじ123を回転させるギヤードモータ等の電動モ
ータ126と、スライドベース122の水平方向の位置
に関する電気信号(下記ノズル部160のX軸方向の位
置に関する情報)を出力する位置センサなどを有してい
る。
【0050】この位置センサの出力信号はコントローラ
17に入力され、ノズル部160の先端を、金型上面の
注入ポートと対応した位置に移動させることができるよ
う、モータ126の回転を制御するようになっている。
位置センサとしては、例えば前述の図10に示した位置
センサ86と同様のセンサ(リニヤスケール)を用いる
ことができる。
【0051】傾動ベース121は、ボールねじを用いた
上下駆動機構130によって、軸131を中心に上下方
向に回動させることができる。上下駆動機構130は、
送りねじ135と、送りねじ135に螺合するナット部
材136と、送りねじ135を回転させるギヤードモー
タ等の電動モータ138と、傾動ベース121の傾斜角
度等に関する位置信号(下記ノズル部160の上下方向
の位置に関する情報)を出力する位置センサなどを有し
ている。
【0052】この位置センサの出力信号はコントローラ
17に入力され、ノズル部160の先端を金型上面の注
入ポートに当接することができるよう、モータ138の
回転を制御するようになっている。この位置センサとし
ては、例えば前述の図10に示した位置センサ86と同
様のセンサ(リニヤスケール)を用いてもよいし、回転
形のポテンシオメータを用いてもよい。
【0053】電動モータ138と送りねじ135は、上
下方向に延びる連結プレート140に取付けられてい
る。連結プレート140の下部は、軸141を中心に前
後方向に回動することができる。
【0054】傾動ベース121の後端部にリンク143
が取付けられている。リンク143には、ベアリング1
50(図12に示す)によって第1のばね受け部材15
1が回動自在に取付けられている。ナット部材136に
第2のばね受け部材152が設けられている。リンク1
43とばね受け部材151とは、互いにベアリング15
0によって軸154を中心に円滑に回動することができ
る。
【0055】これらばね受け部材151,152の間
に、ノズル押圧手段として機能する圧縮ばね153が設
けられている。ばね153は、リンク143を介して傾
動ベース121を図8中の矢印P3方向に付勢してい
る。第1のばね受け部材151と第2のばね受け部材1
52は、連結部材155によって、互いに所定の距離以
上離れることが阻止されている。
【0056】以上説明した水平方向駆動機構127と上
下駆動機構130は、本発明で言う上部ユニット移動手
段を構成している。
【0057】上部射出ユニット15は、ノズル部160
と、バレル161と、スクリュー回転用の電動モータ1
62と、射出用電動モータ163(図9に示す)などを
備えている。バレル161とモータ162,163等
は、射出ユニット本体164を構成している。ノズル部
160の先端は、金型1の分割面の上端に形成された注
入ポートに対向している。
【0058】バレル161の内部にスクリューが設けら
れている。バレル161の外部にヒータが設けられてい
る。バレル161の熱膨張を吸収するために、射出ユニ
ット本体164は、傾動ベース121に対してバレル1
61の軸線方向にスライド可能としている。射出ユニッ
ト本体164はカバー165によって覆われている。
【0059】図8に示すように、上部フレーム120の
一端側は、固定側ダイプレート30を設ける固定盤の上
部170によって支持されている。上部フレーム120
の他端側は一対の支柱171,172によって支持され
ている。このように固定盤の上部170と支柱171,
172とによって上部フレーム120の両端部を支持す
ることにより、上部フレーム120に加わる上部射出ユ
ニット15や駆動機構127,130等の大荷重に耐え
ることができる。
【0060】図9に示すように支柱171,172は、
射出成形機10の軸線方向に互いに位置をずらして設け
られているため、図7に示すようにセンタ射出ユニット
12を枢軸25を中心に旋回させる際に、センタ射出ユ
ニット12と支柱171,172との干渉を避けること
ができる。また、支柱171または172は、センタ射
出ユニット12の旋回のストッパとして機能させること
ができる。
【0061】次に、上記構成の射出成形機10の動作に
ついて説明する。型締装置16によって金型1を閉じ、
センタ射出ユニット12を前進させることにより、セン
タ射出ユニット12のノズル部20の先端を金型1の注
入ポートに嵌合させる。また、サイド射出ユニット1
3,14を、それぞれY軸駆動機構91によってY軸方
向に移動させることにより、各ノズル部100の先端を
金型側面の注入ポートに嵌合させる。ノズル部100
は、ばね99(図6に示す)の弾力によって注入ポート
に押圧される。ばね99が撓むことにより、ノズル部1
00のY軸方向のノズル押圧力を維持することができ
る。
【0062】なお、金型1の注入ポートの位置に応じ
て、ノズル部100の位置を調整することができる。例
えばX軸駆動機構81によって、ノズル部100のX軸
方向の位置を調整する。また、Z軸駆動機構71によっ
て、ノズル部100のZ軸方向の位置を調整することが
できる。
【0063】上部射出ユニット15は、上下駆動機構1
30のモータ138を作動させ、傾動ベース121を回
動降下させることにより、ノズル部160の先端を金型
上面の注入ポートに嵌合させる。ノズル部160は、ば
ね153(図12に示す)の弾力によって注入ポートに
押圧される。このばね153が圧縮されて撓むため、ノ
ズル部160の上下方向のノズル押圧力を維持すること
ができる。
【0064】また、上部射出ユニット15のスライドベ
ース122を、水平方向駆動機構127によって射出成
形機10の軸線O方向に移動させることにより、ノズル
部160の軸線O方向の位置を調整することができる。
【0065】こうして各ノズル部20,100,160
を金型1の注入ポートに嵌合させた状態で、射出・充填
工程等を経て所定の色彩の樹脂を金型1内に射出成形す
る。そののち、冷却・計量工程等を経てノズル部20,
100,160を金型1から離し、型締装置16によっ
て金型1を開くとともに、成形後の製品をエジェクタ機
構によって突き出すことにより、1サイクル分の射出成
形工程が終了する。
【0066】各射出ユニット12,13,14,15に
よって、異なる色彩の樹脂を金型1に射出すれば、1台
の射出成形機10によって多色の射出成形を行うことが
できる。あるいは、各射出ユニット12,13,14,
15によって性質の異なる樹脂を射出すれば、要求され
る製品の機能に応じた性質を有する複数種類の樹脂部品
を同時に成形することもできる。
【0067】この射出成形機10は、各射出ユニット1
2,13,14,15をはじめとして、型締装置16や
駆動機構81,91,127,130などの可動部の駆
動手段が電動化され、コントローラ17等のメモリに記
憶したデジタルデータに基いて数値制御するようにして
いる。このため、一度設定されたノズル位置を何度でも
再現することができ、油圧式の駆動機構を用いる多色成
形機と比較して再現性がきわめて優れている。さらに、
L軸駆動機構50やZ軸駆動機構71等についても電動
化して数値制御を行ってもよく、こうすることにより、
多色成形機のさらなる電動化(全電動化)を実現でき
る。
【0068】センタ射出ユニット12のメンテナンス等
を行う際には、図7に示すように、サイド射出ユニット
13のノズル部100をY軸可動テーブル90の連結部
105から取外し、軸107を中心に射出ユニット本体
104を移動の邪魔にならない位置まで旋回させる。ま
た、ロックピン55を成形機フレーム11の孔62から
外す。そしてL軸駆動機構50によって、サイド射出ユ
ニット13を、L軸方向に、後退位置まで大きなストロ
ークで移動させることにより、センタ射出ユニット12
の側方の空間Sを確保する。
【0069】この状態で、センタ射出ユニット12を2
点鎖線P1で示す位置に旋回させることにより、例えば
バレル21からスクリューを取り出したり、ノズル周り
を清掃するなどのメンテナンス作業を容易に行うことが
できる。
【0070】本発明で言う架台は、前記実施形態のよう
にL軸方向に移動可能な移動架台43であってもよい
が、成形機フレーム11と一体に設けた固定式の架台で
あってもよい。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、比較
的安価に入手できかつ制御が容易でメンテナンス等も容
易なギヤードモータと位置センサ等を用いてノズル位置
の設定等を正確に行うことができる。また、油圧式の駆
動機構を用いる多色成形機と比較してノズル位置の設定
が容易でかつ再現性に優れているなど、多色成形機の電
動化に寄与することができる。
【0072】請求項2に記載した発明によれば、架台上
に設けられた第1の可動ベースと第1の駆動機構および
第2の可動ベースと第2の駆動機構を用いて、サイド射
出ユニットを成形機フレームの長手方向と幅方向に移動
させることにより、金型の注入ポートの位置に応じてノ
ズル部の位置を調整することができる。
【0073】請求項3に記載した発明によれば、第1の
駆動機構として、送りねじとナット部材およびギヤード
モータを用いることにより、第1の可動ベースを成形機
フレームの長手方向に移動させることができ、この方向
へのノズル部の位置を微調整することが可能である。
【0074】請求項4に記載した発明によれば、第2の
駆動機構として、送りねじとナット部材およびギヤード
モータを用いることにより、第2の可動ベースを成形機
フレームの幅方向に移動させることができ、この方向へ
のノズル部の位置を微調整することが可能である。
【0075】請求項5に記載した発明によれば、構造の
簡単なばねを用いたノズル押圧手段により、サイド射出
ユニットのノズル先端を金型側面の注入ポートに適正な
力で押圧することができ、ノズル押圧力を維持すること
ができるとともに、金型側面の注入ポートから樹脂が漏
れることを防止することができる。
【0076】請求項6に記載した発明によれば、上部射
出ユニットのノズル部によって、サイド射出ユニットと
は異なる色や種類の樹脂を、金型上面の注入ポートから
金型内に射出することができ、電動式の多色成形機のバ
リエーションを増すことができる。
【0077】請求項7に記載した発明によれば、構造の
簡単なばねを用いたノズル押圧手段により、上部射出ユ
ニットのノズル先端を金型上面の注入ポートに適正な力
で押圧することができ、ノズル押圧力を維持することが
できるとともに、金型上面の注入ポートから樹脂が漏れ
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す射出成形機の斜視
図。
【図2】 図1に示された射出成形機の側面図。
【図3】 図1に示された射出成形機の上部射出ユニッ
トを省略して示す平面図。
【図4】 図1に示された射出成形機の背面図。
【図5】 図1に示された射出成形機のセンタ射出ユニ
ットとサイド射出ユニットを、それぞれカバーを省略し
て示す側面図。
【図6】 図1に示された射出成形機のセンタ射出ユニ
ットとサイド射出ユニットを、それぞれカバーを省略し
て示す平面図。
【図7】 図6に示されたサイド射出ユニットをL軸方
向に後退させた状態の平面図。
【図8】 図1に示された射出成形機のセンタ射出ユニ
ットと上部射出ユニットを、それぞれカバーを省略して
示す側面図。
【図9】 図1に示された射出成形機のセンタ射出ユニ
ットと上部射出ユニットを、それぞれカバーを省略して
示す平面図。
【図10】 図1に示された射出成形機に用いる位置セ
ンサの側面図。
【図11】 図1に示された射出成形機に使用されるボ
ールブッシュの一例を示す斜視図。
【図12】 図8中のF12−F12線に沿う断面図。
【図13】 図1に示された射出成形機のY軸駆動機構
を示す断面図。
【図14】 図13中のF14−F14線に沿うY軸駆
動機構の断面図。
【符号の説明】
10…射出成形機 11…成形機フレーム 13,14…サイド射出ユニット 15…上部射出ユニット 40,41…サイドユニット移動機構(ユニット移動手
段) 43…移動架台(架台) 80…X軸可動テーブル(第1の可動ベース) 81…X軸駆動機構(第1の駆動機構) 85…第1の電動モータ(ギヤードモータ) 86…位置センサ 90…Y軸可動テーブル(第2の可動ベース) 91…Y軸駆動機構(第2の駆動機構) 94…第2の電動モータ(ギヤードモータ) 98a,98b…ばね受け部材 98c…連結部材 99…ばね(ノズル押圧手段) 100…ノズル部 127…水平方向駆動機構(上部ユニット移動手段) 130…上下駆動機構(上部ユニット移動手段) 151,152…ばね受け部材 153…ばね(ノズル押圧手段) 155…連結部材 160…ノズル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 正博 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社内 Fターム(参考) 4F206 AP06 AR07 JA07 JB28 JL02 JM03 JN09 JP13 JP18 JQ51 JT03 JT32 JT38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型側面の注入ポートに接続されるノズル
    部を有する射出ユニットと、 前記射出ユニットのノズル部を前記注入ポートの位置に
    応じて移動させるよう前記射出ユニットを駆動するギヤ
    ードモータを有しかつ該ノズル部の先端を前記金型側面
    に向かって付勢するノズル押圧手段を有するユニット移
    動手段と、 前記射出ユニットのノズル部の位置に関連した信号を出
    力する位置センサと、 前記位置センサの信号を入力することにより前記ギヤー
    ドモータを制御するコントローラと、 を具備したことを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】成形機フレームの側部に配置された架台
    と、 前記架台上に設けられ前記成形機フレームの長手方向に
    移動可能な第1の可動ベースと、 前記第1の可動ベースを前記成形機フレームの長手方向
    に移動させる第1のギヤードモータを備えた第1の駆動
    機構と、 前記第1の可動ベース上に設けられ、前記成形機フレー
    ムの幅方向に移動可能でかつサイド射出ユニットを搭載
    した第2の可動ベースと、 前記第2の可動ベースを前記成形機フレームの幅方向に
    移動させる第2のギヤードモータを備えた第2の駆動機
    構と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の射出成形
    機。
  3. 【請求項3】前記第1の駆動機構は、前記成形機フレー
    ムの長手方向に延びる送りねじと、該送りねじに螺合し
    かつ前記第1の可動ベースと共に移動するナット部材
    と、該送りねじを回転させる前記第1のギヤードモータ
    とを備えていることを特徴とする請求項2記載の射出成
    形機。
  4. 【請求項4】前記第2の駆動機構は、前記成形機フレー
    ムの幅方向に延びる送りねじと、該送りねじに螺合しか
    つ前記第2の可動ベースと共に移動するナット部材と、
    該送りねじを回転させる前記第2のギヤードモータとを
    備えていることを特徴とする請求項3記載の射出成形
    機。
  5. 【請求項5】前記第2の駆動機構は、 該駆動機構の前記ナット部材に設けた第1のばね受け部
    材と、 前記第2の可動ベースに設けた第2のばね受け部材と、 これら第1および第2のばね受け部材が互いに所定の距
    離以上離れることを阻止する連結部材と、 これら第1のばね受け部材と第2のばね受け部材との間
    に圧縮した状態で設けられた前記ノズル押圧手段として
    のばねと、 を具備したことを特徴とする請求項4記載の射出成形
    機。
  6. 【請求項6】前記金型の上面の注入ポートに接続される
    ノズル部を有する上部射出ユニットと、 前記上部射出ユニットのノズル部を前記注入ポートの位
    置に応じて移動させるよう上部射出ユニットを駆動する
    ギヤードモータを有しかつ該ノズル部の先端を前記金型
    上面に向かって付勢するノズル押圧手段を有する上部ユ
    ニット移動手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の射
    出成形機。
  7. 【請求項7】前記上部ユニット移動手段は、 前記上部射出ユニットを搭載して上下方向に傾動可能に
    設けた傾動ベースと、 前記傾動ベースを上下方向に傾動させる送りねじおよび
    ナット部材を有するボールねじと、 前記傾動ベースと共に上下方向に移動する第1のばね受
    け部材と、 前記ボールねじの前記ナット部材に設けた第2のばね受
    け部材と、 これら第1および第2のばね受け部材が互いに所定の距
    離以上離れることを阻止する連結部材と、 これら第1のばね受け部材と第2のばね受け部材との間
    に圧縮した状態で設けた前記ノズル押圧手段としてのば
    ねと、 を具備したことを特徴とする請求項6記載の射出成形
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105224A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Japan Steel Works Ltd:The 熱可塑性溶融樹脂の塗布による成形体の製造装置および方法
CN107127927A (zh) * 2016-02-29 2017-09-05 住友重机械工业株式会社 注射成型机

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