JP2003224835A - Catv用幹線増幅装置 - Google Patents

Catv用幹線増幅装置

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JP2003224835A
JP2003224835A JP2002024030A JP2002024030A JP2003224835A JP 2003224835 A JP2003224835 A JP 2003224835A JP 2002024030 A JP2002024030 A JP 2002024030A JP 2002024030 A JP2002024030 A JP 2002024030A JP 2003224835 A JP2003224835 A JP 2003224835A
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coaxial
amplifier
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Minoru Shimada
実 島田
Akihiro Yamazaki
彰弘 山崎
Yasushi Saito
也寸志 斉藤
Kazuo Yoshida
一夫 吉田
Hitoshi Kumagai
仁 熊谷
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防水処理が施された同軸接続コネクタを取り外
すことなく内部の増幅ユニット等を交換でき、きわめて
容易にHFC化できるようにする。 【解決手段】ケース1は本体2及び蓋3Aからなり、本
体2を従来の同軸ケーブル用幹線増幅装置と同じ構成と
する。上記ケース本体2に対し、同軸/光切替機能を備
えた増幅ユニット11Aを従来の同軸ケーブル用増幅ユ
ニットと互換可能に設ける。蓋3Aは、従来装置の蓋と
互換可能で、且つ収容容積を大きく形成する。蓋3A内
に電源ユニット12、監視ユニット13、光受信ユニッ
ト61、光送信ユニット62を設け、上記光受信ユニッ
ト61、光送信ユニット62を増幅ユニット11Aに設
けた下り信号用及び上り信号用同軸/光切替器と信号伝
達ケーブル65a、65bで接続する。光受信ユニット
61に対する光下り信号の有無を監視ユニット13によ
り検出し、上記同軸/光切替器を切替え制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向CATVシ
ステムの伝送路に設けられるCATV用幹線増幅装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向CATVシステムは、信号
伝送路として一般に同軸ケーブルを用いて構成してい
る。しかし、近年では、伝送信号の高速化及び大容量化
を図るために、同軸ケーブルと光ファイバケーブルとを
組み合わせて信号伝送を行なうシステムが考えられてい
る。この場合、従来では、コスト面から、同軸部分は現
在敷設されているCATVの同軸ケーブルをそのまま使
用し、光ファイバケーブルのみを新たに敷設して屋外型
光伝送機器に接続することでHFC(Hybrid FiberCoax
ial)化、すなわち、同軸ケーブルと光ファイバケーブ
ルとを組み合わせたシステム構成としている。
【0003】上記のように従来のCATVシステムをH
FC化する場合、屋外型光伝送機器は、従来設置されて
いる屋外型同軸アンプと置き換えることが、現在付設済
みの同軸ケーブルを使用する点で望ましいが、同軸アン
プと置き換えられた光伝送機器にて、端子数の相違や、
防水処理が施された同軸接続コネクタを一度取り外す、
等の作業が発生し、必ずしも置き換えにより容易にHF
C化を行なえないのが現状である。
【0004】図3(a)〜(c)は、本発明の対象とす
る従来の屋外型同軸アンプ、すなわち双方向CATVシ
ステムの伝送路に設けられるCATV用幹線増幅装置の
概略構成を示したもので、(a)はケースの蓋を開いた
状態における左側面図、(b)は同ケース内の各ユニッ
ト収納状態を示す図、(c)は同右側面図である。
【0005】図3において、1はCATV用幹線増幅装
置のケースで、ケース本体2と蓋3からなっている。ケ
ース本体2と蓋3とは、下側が突部4においてボルト5
により連結されており、このボルト5を外すことによ
り、ケース本体2に対して蓋3を容易に取り外し、また
取り付けることが可能となっている。上記ボルト5は、
先端部がケース本体2の突部4に回動可能に取り付けら
れ、ケース本体2に対して蓋3を開閉できるようになっ
ている。
【0006】ケース本体2の上側には、突部6が設けら
れ、この突部6にボルト7が上記ボルト5と同様に回動
可能に取り付けられる。また、蓋3には、上記ケース本
体2の突部6と対応する位置に突部8が設けられる。こ
の突部8は、溝9を備えており、ケース本体2に対して
蓋3を閉じたときにボルト7を回動させて溝9内に挿入
できるようになっている。ボルト7を溝9内に位置させ
た状態で、ボルト7及びボルト5を締め付けることによ
り、蓋3をケース本体2に固定することができる。
【0007】上記ケース本体2内には同軸ケーブル用の
増幅ユニット11が配置され、蓋3内には電源ユニット
12及び監視ユニット13が配置される。
【0008】そして、ケース本体2の左側面には、図3
(a)に示すように同軸ケーブル接続用のコネクタとし
て、下り入力/上り出力用のコネクタ14、第1分岐用
コネクタ15、第2分岐用コネクタ16、及び外部電源
入力用のコネクタ17が装着されると共に、モニタ用の
コネクタとして、入出力モニタ用のコネクタ18、及び
第1/第2分岐モニタ用のコネクタ19が装着される。
【0009】また、ケース本体2の右側面には、図3
(c)に示すように同軸ケーブル接続用のコネクタとし
て、下り入力/上り出力用のコネクタ21、第3分岐用
コネクタ22、第4分岐用コネクタ23、外部電源入力
用のコネクタ24が装着されると共に、モニタ用のコネ
クタとして、入出力モニタ用のコネクタ25、及び第3
/第4分岐モニタ用のコネクタ26が装着される。
【0010】上記CATV用幹線増幅装置は、図4
(a)、(b)に示すように架空に敷設されたメッセン
ジャーワイヤ27に取付金具28にて吊り下げられた状
態で設置される。上記取付金具28は、ケース本体2の
上部に設けられる。上記同軸ケーブル接続用のコネクタ
14〜17、21〜24には、それぞれ同軸ケーブル2
9が接続され、例えば自己融着テープまたは熱収縮チュ
ーブ、あるいはそれと同等の性質のゴムチューブなどに
より防水処理30が施されている。
【0011】図5は、上記ケース1の本体2及び蓋3内
に設けられる各回路部の構成を示したものである。ケー
ス本体2に設けられる増幅ユニット11は、幹線用コネ
クタ31、32及び分岐用コネクタ33、34を備えて
おり、上記コネクタ31〜34によりケース本体2に対
して容易に着脱できるようになっている。
【0012】そして、ケース本体2の左側面に設けられ
る下り入力/上り出力用のコネクタ14は、フィルタ
(PSF)41及び分岐器42を介して上記増幅ユニッ
ト11の幹線用コネクタ31に接続される。上記分岐器
42の分岐端子は、入出力モニタ用のコネクタ18に接
続される。上記下り入力/上り出力用のコネクタ14に
は、CATVヘッドエンド装置(図示せず)からCAT
Vの下り信号が入力されると共に、必要に応じて商用交
流電源(AC電源)が供給される。フィルタ(PSF)
41は、CATV信号からAC電源を分離するためのも
ので、分離したAC電源を電源切替部125に出力す
る。分岐器42は、上記CATVの下り信号及び増幅ユ
ニット11からの上り信号を分岐して入出力モニタ用の
コネクタ18に出力する。
【0013】また、上記分岐器42の分岐端子には、監
視ユニット13が接続される。この監視ユニット13
は、増幅ユニット11の動作状態を監視し、その監視デ
ータを必要に応じて分岐器42よりフィルタ(PSF)
41及び下り入力/上り出力用のコネクタ14を介して
ヘッドエンド装置に出力する。
【0014】一方、ケース本体2の右側面に設けられる
下り入力/上り出力用のコネクタ21は、フィルタ(P
SF)43及び分岐器44を介して増幅ユニット11の
幹線用コネクタ32に接続される。上記分岐器44の分
岐端子は、入出力モニタ用のコネクタ25に接続され
る。上記下り入力/上り出力用のコネクタ21には、端
末装置(図示せず)から上り信号が入力されると共に、
必要に応じて商用交流電源(AC電源)が供給される。
フィルタ(PSF)43は、上り信号からAC電源を分
離して電源切替部125に出力する。分岐器44は、増
幅ユニット11から出力される下り信号及び端末装置か
ら下り入力/上り出力用のコネクタ21に入力される上
り信号を分岐して入出力モニタ用のコネクタ25に出力
する。
【0015】上記増幅ユニット11の幹線用コネクタ3
1、32間には、下り/上り分離用フィルタ111、イ
コライザ(EQ)112、アッテネータ(ATT)11
3、分岐器114、幹線増幅器115、下り/上り分離
用フィルタ116が設けられる。
【0016】上記下り/上り分離用フィルタ111は、
下り信号を通過させるハイパスフィルタ111a及び上
り信号を通過させるローパスフィルタ111bからな
り、ハイパスフィルタ111aの出力信号がイコライザ
112へ送られる。分岐器114は、アッテネータ11
3を介して幹線増幅器115へ送られる下り信号を分岐
して下り内部モニタ端子117へ出力する。幹線増幅器
115は、下り信号を増幅し、下り/上り分離用フィル
タ116へ出力すると共に、信号の一部を分岐増幅器1
18へ出力する。
【0017】上記下り/上り分離用フィルタ116は、
下り信号を通過させるハイパスフィルタ116a及び上
り信号を通過させるローパスフィルタ116bからな
り、幹線増幅器115で増幅された下り信号をハイパス
フィルタ116aを介して幹線用コネクタ32へ出力す
る。また、ローパスフィルタ116bは、端末装置から
下り入力/上り出力用のコネクタ21、フィルタ(PS
F)43及び分岐器44を介して幹線用コネクタ32に
入力される上り信号を選択し、上り混合器119に出力
する。
【0018】上記分岐増幅器118は、幹線増幅器11
5からの下り信号を更に増幅し、下り/上り分離用フィ
ルタ120を介して分岐用コネクタ33へ出力すると共
に、下り/上り分離用フィルタ121を介して分岐用コ
ネクタ34へ出力する。
【0019】上記分岐用コネクタ33から出力される下
り信号は、分岐器45を介して分配器46へ送られ、こ
こで2分配される。分配器46で2分配された一方の信
号はフィルタ(PSF)47を介して第1分岐用コネク
タ15へ送られ、他方の信号はフィルタ48を介して第
2分岐用コネクタ16へ送られる。上記第1分岐用コネ
クタ15及び第2分岐用コネクタ16には、端末装置か
ら上り信号が入力されると共に、必要に応じてAC電源
が入力される。フィルタ(PSF)47、48は、上り
信号からAC電源を分離して電源切替部125へ出力す
る。また、フィルタ(PSF)47、48は、各端末装
置からの上り信号を選択し、分配器46、分岐器45及
び分岐用コネクタ33を介して下り/上り分離用フィル
タ120へ出力する。
【0020】上記分岐器45は、下り信号及び上り信号
の一部を分岐して第1/第2分岐モニタ用のコネクタ1
9に出力する。上記下り/上り分離用フィルタ120
は、分岐増幅器118からの下り信号を選択するハイパ
スフィルタ120a及び分岐用コネクタ33からの上り
信号を選択するローパスフィルタ120bからなり、ロ
ーパスフィルタ120bで選択した上り信号を上り混合
器119へ出力する。
【0021】また、上記分岐増幅器118から下り/上
り分離用フィルタ121及び分岐用コネクタ34を介し
て出力される下り信号は、分岐器50を介して分配器5
1へ送られ、ここで2分配される。分配器51で2分配
された一方の信号はフィルタ(PSF)52を介して第
3分岐用コネクタ22へ送られ、他方の信号はフィルタ
(PSF)53を介して第4分岐用コネクタ23へ送ら
れる。上記第3分岐用コネクタ22及び第4分岐用コネ
クタ23には、端末装置から上り信号が入力されると共
に、必要に応じてAC電源が入力される。フィルタ(P
SF)52、53は、上り信号からAC電源を分離して
電源切替部125へ出力する。また、フィルタ(PS
F)47、48は、各端末装置からの上り信号を選択
し、分配器51、分岐器50及び分岐用コネクタ34を
介して下り/上り分離用フィルタ121へ出力する。
【0022】上記分岐器50は、下り信号及び上り信号
の一部を分岐して第3/第4分岐モニタ用のコネクタ2
6に出力する。上記下り/上り分離用フィルタ121
は、分岐増幅器118からの下り信号を選択するハイパ
スフィルタ121a及び分岐用コネクタ34からの上り
信号を選択するローパスフィルタ121bからなり、ロ
ーパスフィルタ121bで選択した上り信号を上り混合
器119へ出力する。
【0023】上り混合器119は、下り/上り分離用フ
ィルタ116、120、121で選択された上り信号を
混合し、分岐器122を介して上り増幅器123へ出力
する。分岐器122は、上り混合器119で混合された
信号の一部を分岐し、上り内部モニタ端子124へ出力
する。
【0024】上り増幅器123は、上り混合器119で
混合された上り信号を増幅し、下り/上り分離用フィル
タ111のローパスフィルタ111bを介して幹線用コ
ネクタ31へ出力する。
【0025】また、外部電源入力用のコネクタ17、2
4には、必要に応じてAC電源が供給され、電源切替部
125へ送られる。この電源切替部125は、フィルタ
(PSF)41、43、47、48、52、53あるい
は外部電源入力用のコネクタ17、24から与えられる
AC電源を、その供給状態あるいは動作環境等に応じて
選択し、電源ユニット12に出力する。電源ユニット1
2は、電源切替部125で選択されたAC電源を所定の
直流電圧に変換し、増幅ユニット11に動作電源として
供給する。
【0026】上記のように構成されたCATV用幹線増
幅装置は、ヘッドエンド装置から同軸ケーブルを介して
下り入力/上り出力用のコネクタ14に入力されるCA
TV下り信号を増幅ユニット11により増幅し、下り入
力/上り出力用のコネクタ21から出力すると共に、そ
の一部を分岐して分岐用コネクタ15、16、22、2
3から端末装置等に出力する。また、CATV用幹線増
幅装置は、端末装置から下り入力/上り出力用のコネク
タ21、分岐用コネクタ15、16、22、23に入力
される上り信号を混合して増幅し、下り入力/上り出力
用のコネクタ14から同軸ケーブルを介してヘッドエン
ド装置に送出する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た同軸アンプによるCATV用幹線増幅装置を光伝送機
能を備えた幹線増幅装置に置き換えてHFC化を図る場
合、同軸接続コネクタの端子数や配置が異なり、防水処
理が施された同軸接続コネクタを一度取り外す、等の作
業が発生し、必ずしも置き換えにより容易にHFC化を
行なうことができないという問題がある。
【0028】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、同軸接続コネクタの端子数や配置を従来装
置と同じにし、防水処理が施された同軸接続コネクタを
取り外すことなく内部の増幅ユニット等を交換でき、き
わめて容易にHFC化を図ることができるCATV用幹
線増幅装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、双方向CAT
Vシステムの伝送線路に設けられ、下り信号及び上り信
号を増幅するCATV用幹線増幅装置において、同軸ケ
ーブル接続コネクタが装着されるケース本体と、前記ケ
ース本体に着脱可能に設けられ、光ファイバ引き込み用
の開口部を備えた蓋と、前記ケース本体内に着脱可能に
設けられ、下り信号用同軸/光切替器、下り信号用増幅
器、上り信号用同軸/光切替器及び上り信号用増幅器を
備えた増幅ユニットと、前記蓋内に設けられる電源ユニ
ットと、前記蓋内に設けられ、光ファイバケーブルによ
り伝送される光下り信号を受信する光受信ユニットと、
前記蓋内に設けられ、光上り信号を光ファイバケーブル
に送出する光送信ユニットと、前記光受信ユニットと増
幅ユニットの下り信号用同軸/光切替器との間、及び前
記光送信ユニットと増幅ユニットの上り信号用同軸/光
切替器との間を接続する信号伝達ケーブルと、前記光フ
ァイバケーブルにより光受信ユニットに伝送される光下
り信号の有無を検出して前記下り信号用同軸/光切替器
及び上り信号用同軸/光切替器を切替える切替手段とを
具備したことを特徴とする。
【0030】上記の構成とすることにより、従来の同軸
ケーブルのみで構成されたCATV用幹線増幅装置のケ
ース本体に設けられている増幅ユニットを上記下り信号
用同軸/光切替器、下り信号用増幅器、上り信号用同軸
/光切替器及び上り信号用増幅器を備えた増幅ユニット
と交換すると共に、蓋を交換することにより、CATV
システムをHFC化することができる。従って、防水処
理が施された同軸接続コネクタを取り外す必要がなく、
CATV用幹線増幅装置がメッセンジャーワイヤに吊り
下げられた状態のまま、増幅ユニット及び蓋を交換で
き、従来の同軸ケーブルのみで構成されたCATV設備
をきわめて容易にHFC化することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1(a)〜(c)は、本発明の
一実施形態に係るCATV用幹線増幅装置の概略構成を
示したもので、(a)はケースの蓋を開いた状態におけ
る左側面図、(b)は同ケース内の各ユニット収納状態
を示す図、(c)は同右側面図である。なお、図3に示
した従来のCATV用幹線増幅装置と同一部分には、同
一符号を付して詳細な説明は省略する。ケース1を構成
する本体2は、図3に示した従来のものと同じである。
また、蓋3Aは、図3に示した蓋3より深さが深く形成
され、ユニットの収納容積が大きくなっている。上記蓋
3Aの左側面には、図1(a)に示すように光ファイバ
引き込み開口部20aが設けられ、蓋3Aの右側面に
は、図1(c)に示すように光ファイバ引き込み開口部
20bが設けられる。蓋3Aのその他の構成は、図3に
示した蓋3と同様である。
【0032】そして、ケース本体2内には、図1(b)
に示すように増幅ユニット11Aが設けられる。増幅ユ
ニット11Aは、詳細を後述するように同軸ケーブルに
よる伝送信号と光ファイバケーブルによる伝送信号とを
切替えて増幅できるようになっている。また、増幅ユニ
ット11Aのパネル部には、後述する光受信ユニット6
1に対する下り信号用の入力端子130、及び光送信ユ
ニット62に対する上り信号用の出力端子131が設け
られる。
【0033】また、蓋3A内には、電源ユニット12、
監視ユニット13が設けられると共に、光受信ユニット
(光・下り受信機)61及び光送信ユニット(光・上り
送信機)62が設けられる。そして、光受信ユニット6
1の出力端子63と上記増幅ユニット11Aの入力端子
130との間、光送信ユニット62の入力端子64と増
幅ユニット11Aの出力端子131との間は、それぞれ
信号伝達ケーブル65a、65bにより接続される。
【0034】光受信ユニット61は、CATVヘッドエ
ンド装置から光ファイバケーブルにより送られてくる光
下り信号を受信して電気信号に変換し、出力端子63よ
り信号伝達ケーブル65aを介して増幅ユニット11A
の入力端子130へ出力する。
【0035】光送信ユニット62は、増幅ユニット11
Aの出力端子131から信号伝達ケーブル65bを介し
て送られてくる上り信号を光信号に変換し、光ファイバ
ケーブルを介してCATVヘッドエンド装置へ送出す
る。
【0036】図2は、上記ケース1の本体2及び蓋3A
内に設けられる各回路部の構成を示したものである。な
お、図5に示した従来のCATV用幹線増幅装置と同一
部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0037】ケース本体2に設けられる増幅ユニット1
1Aは、図5に示した増幅ユニット11において、分岐
器114と幹線増幅器115との間に下り信号用同軸/
光切替器140を設けると共に、上り増幅器123と下
り/上り分離用フィルタ111との間に上り信号用同軸
/光切替器141を設けたものである。上記同軸/光切
替器140、141は、監視ユニット13からの信号に
よって切替え制御される。
【0038】上記同軸/光切替器140には、光受信ユ
ニット61の出力端子63から信号伝達ケーブル65a
を介して送られてくる下り信号が入力端子130より入
力される。また、同軸/光切替器141は、上り増幅器
123から出力される上り信号を切替信号に従って出力
端子131から出力し、信号伝達ケーブル65bを介し
て光送信ユニット62の入力端子64へ送出する。
【0039】監視ユニット13は、増幅ユニット11A
の各部の動作状態を監視すると共に、CATVヘッドエ
ンド装置から光ファイバケーブルを介して光信号が送ら
れてきているかどうかを検出し、光信号が送られてきて
いる場合には同軸/光切替器140、141を光受信ユ
ニット61、光送信ユニット62側に切替え、光信号が
例えば障害の発生等により送られてきていない場合には
同軸/光切替器140、141を同軸系統、すなわち分
岐器114、下り/上り分離用フィルタ111側に切替
える。
【0040】その他の構成は、図5に示した従来装置と
同様であり、増幅ユニット11Aを幹線用コネクタ3
1、32及び分岐用コネクタ33、34によりケース本
体2に容易に着脱できるようになっている。すなわち、
従来装置のケース本体2に対し、増幅ユニット11を増
幅ユニット11Aに交換すると共に、蓋3を蓋3Aに交
換することにより、CATVシステムをHFC化できる
ように構成している。従って、防水処理が施された同軸
接続コネクタを取り外す必要がなく、図4に示すように
CATV用幹線増幅装置のケース1がメッセンジャーワ
イヤ27に吊り下げられた状態のまま、増幅ユニット1
1A及び蓋3Aを交換でき、従来の同軸ケーブルのみで
構成されたCATV設備をきわめて容易にHFC化する
ことができる。
【0041】上記の構成において、CATVヘッドエン
ド装置から光ファイバケーブルにより送られてくる光下
り信号が光受信ユニット61にて受信されている状態で
は、監視ユニット13からの切替信号により、同軸/光
切替器140、141が光受信ユニット61、光送信ユ
ニット62側に切替えられる。
【0042】光受信ユニット61は、CATVヘッドエ
ンド装置から光ファイバケーブルにより送られてくる光
下り信号を受信して電気信号に変換し、出力端子63よ
り信号伝達ケーブル65aを介して増幅ユニット11A
の入力端子130に出力する。同軸/光切替器140
は、入力端子130に入力された下り信号(光)を選択
して幹線増幅器115に出力する。幹線増幅器115
は、同軸/光切替器140により選択信号された下り信
号(光)を増幅し、下り/上り分離用フィルタ116、
幹線用コネクタ32、分岐器44、フィルタ(PSF)
43を介して下り入力/上り出力用のコネクタ21へ出
力する。また、幹線増幅器115で増幅された下り信号
の一部は分岐増幅器118へ送られて増幅され、下り/
上り分離用フィルタ120等を介して第1分岐用コネク
タ15、及び第2分岐用コネクタ16へ出力されると共
に、下り/上り分離用フィルタ121等を介して第3分
岐用コネクタ22、及び第4分岐用コネクタ23へ出力
される。
【0043】一方、下り入力/上り出力用のコネクタ2
1、第1〜第4分岐用コネクタ15、16、22、23
に入力される端末装置からの上り信号は、下り/上り分
離用フィルタ116、120、121等を介して上り混
合器119で混合され、上り増幅器123で増幅され
る。この上り増幅器123で増幅された上り信号は、同
軸/光切替器141により出力端子131側に切替えら
れ、信号伝達ケーブル65bを介して光送信ユニット6
2の入力端子64へ送られる。光送信ユニット62は、
上り増幅器123から送られてくる上り信号を光信号に
変換し、光ファイバケーブルを介してCATVヘッドエ
ンド装置へ送信する。
【0044】上記のようにCATVヘッドエンド装置と
CATV用幹線増幅装置との間で光信号による伝送が行
なわれている状態において、CATVヘッドエンド装置
から光受信ユニット61に送られてきている光下り信号
が障害の発生等により遮断されると、この状態を監視ユ
ニット13が検出して同軸/光切替器140を分岐器1
14側に、同軸/光切替器141を下り/上り分離用フ
ィルタ111側に切替える。この結果、CATVヘッド
エンド装置とCATV用幹線増幅装置との間において
も、同軸ケーブルによる信号伝送が行なわれるようにな
る。
【0045】その後、障害が復旧し、CATVヘッドエ
ンド装置から光ファイバケーブルを介して送られてくる
光下り信号が光受信ユニット61にて受信されるように
なると、監視ユニット13からの切替信号により、同軸
/光切替器140、141が光受信ユニット61、光送
信ユニット62側に切替えられ、再び光信号による伝送
が行なわれる。
【0046】なお、上記実施形態では、CATVヘッド
エンド装置から光ファイバケーブルにより光受信ユニッ
ト61に送られてくる光下り信号の有無を監視ユニット
13により検出して同軸/光切替器140、141を切
替えるようにしたが、その他、例えば光受信ユニット6
1から同軸/光切替器140に出力される下り信号の有
無を増幅ユニット11A内に設けた検出器により検出
し、その検出信号によって同軸/光切替器140、14
1を切替えるようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ケ
ース本体における同軸接続コネクタの端子数や配置を従
来装置と同じに構成し、同軸/光切替機能を備えた増幅
ユニットを互換できるようにしたので、従来の同軸ケー
ブルのみで構成されたCATV設備をきわめて容易にH
FC化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCATV用幹線増幅
装置の概略構成を示し、(a)はケースの蓋を開いた状
態における左側面図、(b)は同ケース内の各ユニット
収納状態を示す図、(c)は同右側面図。
【図2】同実施形態におけるケース本体及び蓋内に設け
られる各回路部の構成を示す図。
【図3】従来の同軸ケーブルのみで構成されたCATV
用幹線増幅装置の概略構成を示し、(a)はケースの蓋
を開いた状態における左側面図、(b)は同ケース内の
各ユニット収納状態を示す図、(c)は同右側面図。
【図4】(a)は従来のCATV用幹線増幅装置が架空
に敷設されたメッセンジャーワイヤ吊り下げられた状態
を示す正面図、(b)は同右側面図。
【図5】従来のCATV用幹線増幅装置におけるケース
本体及び蓋内に設けられる各回路部の構成を示す図。
【符号の説明】
1…ケース 2…ケース本体 3、3A…蓋 4、6、8…突部 5、7…ボルト 9…溝 11、11A…増幅ユニット 12…電源ユニット 13…監視ユニット 14…下り入力/上り出力用のコネクタ 15、16、22、23…分岐用コネクタ 17、24…外部電源入力用のコネクタ 18…入出力モニタ用のコネクタ 19…第1/第2分岐モニタ用のコネクタ 20a、20b…光ファイバ引き込み開口部 21…下り入力/上り出力用のコネクタ 25…入出力モニタ用のコネクタ 26…第3/第4分岐モニタ用のコネクタ 27…メッセンジャーワイヤ 28…取付金具 29…同軸ケーブル 30…防水処理 31、32…幹線用コネクタ 33、34…分岐用コネクタ 41、43、47、48、52、53…AC電源分離用
のフィルタ(PSF) 42、44、45、50…分岐器 46、51…分配器 61…光受信ユニット 62…光送信ユニット 63…光受信ユニット61の出力端子 64…光送信ユニット62の入力端子 65a、65b…信号伝達ケーブル 111、116、120、121…下り/上り分離用フ
ィルタ 114…分岐器 115…幹線増幅器 118…分岐増幅器 119…上り混合器 123…上り増幅器 125…電源切替部 140…下り信号用同軸/光切替器 141…上り信号用同軸/光切替器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 也寸志 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 (72)発明者 吉田 一夫 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 (72)発明者 熊谷 仁 秋田県由利郡仁賀保町平沢字井戸尻45 秋 田八木電子株式会社内 Fターム(参考) 5C056 FA03 FA08 HA01 HA04 HA08 HA12 HA14 HA15 HA20 JA03 JA06 JA08 5C064 BA01 BA02 BB05 BB10 BC12 BC13 BC14 BC27 BD01 BD07 EA01 5K002 AA06 AA07 GA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向CATVシステムの伝送線路に設
    けられ、下り信号及び上り信号を増幅するCATV用幹
    線増幅装置において、 同軸ケーブル接続コネクタが装着されるケース本体と、 前記ケース本体に着脱可能に設けられ、光ファイバ引き
    込み用の開口部を備えた蓋と、 前記ケース本体内に着脱可能に設けられ、下り信号用同
    軸/光切替器、下り信号用増幅器、上り信号用同軸/光
    切替器及び上り信号用増幅器を備えた増幅ユニットと、 前記蓋内に設けられる電源ユニットと、 前記蓋内に設けられ、光ファイバケーブルにより伝送さ
    れる光下り信号を受信する光受信ユニットと、 前記蓋内に設けられ、光上り信号を光ファイバケーブル
    に送出する光送信ユニットと、 前記光受信ユニットと増幅ユニットの下り信号用同軸/
    光切替器との間、及び前記光送信ユニットと増幅ユニッ
    トの上り信号用同軸/光切替器との間を接続する信号伝
    達ケーブルと、 前記光ファイバケーブルにより光受信ユニットに伝送さ
    れる光下り信号の有無を検出して前記下り信号用同軸/
    光切替器及び上り信号用同軸/光切替器を切替える切替
    手段とを具備したことを特徴とするCATV用幹線増幅
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース本体に装着される同軸ケーブ
    ル接続コネクタは、下り信号及び上り信号入出力用のコ
    ネクタと信号分岐用コネクタとからなることを特徴とす
    る請求項1記載のCATV用幹線増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記増幅ユニットの動作状態を監視する
    監視ユニットを蓋内に設けたことを特徴とする請求項1
    記載のCATV用幹線増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記監視ユニットは、光ファイバケーブ
    ルにより光受信ユニットに伝送される光下り信号の有無
    を検出して下り信号用同軸/光切替器及び上り信号用同
    軸/光切替器を切替える切替手段を備えたことを特徴と
    する請求項3記載のCATV用幹線増幅装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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