JP2003223780A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003223780A
JP2003223780A JP2002016724A JP2002016724A JP2003223780A JP 2003223780 A JP2003223780 A JP 2003223780A JP 2002016724 A JP2002016724 A JP 2002016724A JP 2002016724 A JP2002016724 A JP 2002016724A JP 2003223780 A JP2003223780 A JP 2003223780A
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康幸 飛島
Kenjiro Ido
健二郎 井土
Akira Shimizu
章 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の操作毎に操作パネルの傾く角度のバ
ラツキをなくして角度調整させることのできる電子機器
を提供する。 【解決手段】 多機能電子機器1は機器本体2と操作表
示ユニットと駆動機構4を備えている。操作表示ユニッ
トは機器本体2にスライド自在に支持される。駆動機構
4はカム歯車29とアーム部材30とスライドフレーム
31を備えている。カム歯車29には孔34が形成され
ている。孔34は円弧状に形成されている。アーム部材
30が一端を中心として回転自在に設けられている。ア
ーム部材30には孔34内に侵入する突起部35が設け
られている。アーム部材30の他端はスライドフレーム
31に連結されている。スライドフレーム31は操作表
示ユニットを支持している。カム歯車29が回転してス
ライドフレーム31が前方に移動するのにしたがってス
ライドフレーム31の移動速度が徐々に遅くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示部や各種操作
ボタン等を有する操作パネルを備えた移動体としての自
動車などに装着される電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車のインストルメン
トパネル(以下インパネと呼ぶ)には、電子機器として
のカーステレオ100(図12ないし図15に示す)が
取付けられる。図12ないし図15に例示されたカース
テレオ100は、前記インパネに取付けられる機器本体
101と液晶ディスプレイ等の表示部102やタッチス
イッチや押圧ボタン等の操作ボタン103を有する操作
パネル104とを備えている。
【0003】機器本体101は、CDプレーヤ、MD
(Mini disc)プレーヤやナビゲーション装置を構成す
るCD−ROMプレーヤなどの再生装置を内蔵してい
る。操作パネル104は、液晶ディスプレイ等の表示部
102に前記ナビゲーション装置における地図情報や、
CDプレーヤ及びMDプレーヤの再生状況を示す情報な
どを表示する。また、操作パネル104の操作ボタン1
03は、前記ナビゲーション装置、CDプレーヤ、MD
プレーヤの各種機能の動作指令を行う際に操作される。
また、操作ボタン103は、前記表示部102即ち操作
パネル104の角度を調整する際にも用いられる。
【0004】前述したカーステレオ100は、インパネ
に装着する際にかかる設置スペースを抑制するために、
図13に示すように、機器本体101の使用者に相対す
る面105(以下前面と称する)に前記CD、MD、C
D−ROMなどのディスクを機器本体内に出し入れ自在
とする挿入口を設けている。さらに、カーステレオ10
0は、図12及び図14中に実線で示す前面105を覆
う位置と、図13及び図15中に実線で示す前面105
の少なくとも一部を開放する位置とに亘って、操作パネ
ル104をスライド移動可能としている。このとき、操
作パネル104の下端部が前記前面105から前方に移
動され、またはその前方に移動された下端部が機器本体
101の内部方向に移動されることで操作パネル104
の上端部が前記前面105に沿ってスライドする。この
ように、操作パネル104をスライドさせて、表示部1
02即ち操作パネル104の角度を調整する。尚、操作
パネル104が前面105を覆う位置にあるときは、そ
の前面105を囲むフレーム枠内に収容される。
【0005】前述したカーステレオ100は、アーム部
材106と、ローラ107などを備えて、前記操作パネ
ル104をスライドさせている。前記アーム部材106
は、モータなどの駆動源からの駆動力により前記前面1
05から前方に移動し、その前方に移動した状態から機
器本体101の内部方向に移動するとともに前記操作パ
ネル104の下端部を回転自在に支持している。アーム
部材106は、前記モータの出力軸の回転数と比例した
距離、前記前面105から前方に移動したり機器本体1
01の内部方向に移動する。ローラ107は、操作パネ
ル104の上端部に回転自在に設けられかつ機器本体1
01のフレーム枠の両側内壁に形成された溝108内に
侵入している。前記溝108は、鉛直方向に沿って延び
ている。
【0006】前述したカーステレオ100は、図13及
び図15中に実線で示す位置で、CD、MD、CD−R
OMなどのディスクを機器本体101内に出し入れさせ
る。CD、MD、CD−ROMなどのディスクを機器本
体101内に挿入した後、アーム部材106を機器本体
101の内部方向に移動する。図12及び図14に示す
前面105を覆う位置に操作パネル104を移動させ
る。そして、タッチスイッチや各種の押圧ボタンなどの
前述した操作ボタン103が操作されると、CDプレー
ヤ、MDプレーヤ、CD−ROMプレーヤなどの再生装
置を動作させる。これらプレーヤの再生状況を示す情報
を液晶ディスプレイなどの表示部102に表示する。
又、表示部102に表示される情報を見易くするため、
使用者は、操作ボタン103を1又は複数回操作して図
14の実線で示す位置と図15の実線で示す位置との間
で、操作パネル104を1又は複数ステップ傾かせて所
望する角度(向き)に調整する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のカース
テレオ100では、前面105を覆う位置と、前面10
5の少なくとも一部を開放する位置とに亘って、操作パ
ネル104がスライド移動可能となっている。なお、前
面105を覆う位置では、表示部102の表面が鉛直方
向に沿った格好に操作パネル104が位置づけられる。
また、前面105の少なくとも一部を開放する位置で
は、表示部102の表面が鉛直方向と水平方向との双方
に対して傾いた格好に操作パネル104が位置づけられ
る。
【0008】また、アーム部材106は、前記モータの
出力軸の回転数と比例した距離移動する。このため、前
記アーム部材106は、略等速度で前面105から前方
又は機器本体101の内部方向に移動する。つまり、前
述した従来のカーステレオ100は、使用者が角度調整
のための操作ボタン103を複数回操作すると、その操
作毎に前記アーム部材106を前面105から前方に均
一量移動させる。すると、操作パネル104は、そのア
ーム部材106の移動に応じて複数ステップ傾く。
【0009】例えば、図14中に実線で示す位置から角
度調整のための操作を1回行うと同図中二点鎖線で示す
位置に向ってアーム部材106が距離L0移動する。す
ると、操作パネル104は、角度θ1度傾く。また、図
15中に二点鎖線で示す位置から角度調整のための操作
を1回行うと同図中に実線で示す位置に向ってアーム部
材106が距離L0移動する。すると、操作パネル10
4は、角度θ2度傾く。角度θ1より角度θ2が大き
い。
【0010】このように、前述した操作ボタン103な
どを操作して、前記表示部102の向き即ち操作パネル
104の角度を調整する際に、角度調整のための操作を
複数回行うと操作パネル104が前面105に対して傾
くにしたがってステップ毎の角度が大きくなる。従っ
て、使用者が所望する角度に調整しようとして操作ボタ
ン103を複数回操作した場合、その操作毎に傾く角度
にバラツキが生じるため、決して利便性のよいものとさ
れていなかった。また、使用者に対しては、図14中に
実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に微妙に傾きが
変化してもその変化を実感させず、また、図15中の実
線で示す位置から二点鎖線で示す位置に傾きが変化した
ときに大幅に傾きが変化されたと実感させてしまうた
め、逆に不快感を与える虞があった。
【0011】上記した問題点を鑑みてなされた本発明の
目的は、使用者の操作毎に操作パネルの傾く角度のバラ
ツキをなくして角度調整させることのできる電子機器を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器
は、機器本体の一つの面に対しスライド移動自在に取付
けられた操作パネルを備えた電子機器において、前記操
作パネルの一端部を前記一つの面から前方に移動させか
つ前記一端部または前記操作パネルの他端部を中心とし
て前記操作パネルの前面が上方に向くように傾かせる駆
動手段を備え、前記駆動手段は、前記操作パネルの前記
一つの面に対して傾く際の角速度を一定とすべく前記一
端部を一つの面から前方に移動させるにしたがってその
移動速度が徐々に遅くなるように構成されていることを
特徴としている。
【0013】請求項2に記載の本発明の電子機器は、請
求項1に記載の電子機器において、前記駆動手段は、前
記操作パネルの一端部を支持し、かつ前記一つの面から
前方に移動可能となるように前記機器本体に設けられた
スライド部材と、前記機器本体に回転自在に設けられか
つ駆動源からの駆動力により回転されるとともに、所定
の形状を有する孔が形成された回転部材と、一端が機器
本体に回転自在に設けられかつ他端が前記スライド部材
に連結されているとともに、前記孔に侵入された突起部
を設けたアーム部材と、を備え、前記回転部材の回転に
連動して前記アーム部材を回転させることで前記スライ
ド部材を前記一つの面から前方に移動させ、前記回転部
材の回転に伴い前記突起部が前記孔内を移動することで
前記アーム部材の回転速度を徐々に遅くさせることを特
徴としている。
【0014】請求項3に記載の本発明の電子機器は、請
求項2に記載の電子機器において、前記駆動源は、一定
の駆動力を出力することを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の本発明の電子機器は、請
求項3に記載の電子機器において、前記孔は、前記回転
部材の回転中心から外縁に向って延びた平面形状が円弧
状に形成され、かつ前記回転中心から外縁に向かうにし
たがって徐々に曲率半径が大きく形成されており、前記
スライド部材が前記一つの面から前方に移動するにした
がって前記突起部が前記孔内の前記回転中心寄りの端部
から外縁寄りの端部に向って移動することを特徴として
いる。
【0016】請求項1に記載した本発明の電子機器によ
れば、駆動手段が、操作パネルの一端部が一つの面から
前方に移動するにしたがって、該一端部の移動する速度
が徐々に遅くなって、操作パネルの傾く際の角速度を一
定にする構成である。このため、操作パネルの傾く際の
角速度が徐々に早くなることを抑制できる。なお、本明
細書に記した前方とは、前記一つの面に対して直交しか
つ前記一つの面から操作パネルを操作する使用者に向か
う方向である。
【0017】請求項2に記載した本発明の電子機器によ
れば、駆動手段が、機器本体に移動可能に設けられかつ
操作パネルを支持したスライド部材と、駆動源により回
転されかつ所定の形状を有する孔が形成された回転部材
と、機器本体に一端が回転自在に支持されかつ他端がス
ライド部材と連結されているとともに孔に侵入する突起
部を設けたアーム部材とを備えている。駆動源により回
転部材が回転すると、孔内を突起部が移動してアーム部
材が機器本体に対して回転する。そして、スライド部材
が一つの面から前方に移動したり、機器本体の内部方向
に移動する。
【0018】回転部材を回転すると、アーム部材の突起
部が孔内を移動するので、その移動に伴い孔の形状によ
る作用が働き、アーム部材の回転する角度が回転部材の
回転する角度より小さくなる。このため、操作パネルの
一端部が一つの面から前方に移動するにしたがって、該
一端部の移動する速度を確実に徐々に遅くできる。した
がって、操作パネルの傾く際の角速度が徐々に早くなる
ことを確実に抑制でき、操作パネルの傾く際の角速度を
確実に一定にできる。
【0019】請求項3に記載した本発明の電子機器によ
れば、駆動源は、一定の駆動力を出力する。つまり、駆
動手段は、一定の駆動力により操作パネルの一端部の移
動する速度を徐々に遅くする構成とされている。従っ
て、操作パネルの一端部の移動する速度を徐々に遅くす
るために、駆動力の大きさを調整することなく、操作パ
ネルの傾く際の角速度を一定にすることができる。
【0020】請求項4に記載した本発明の電子機器によ
れば、孔が回転部材の回転中心から外縁まで延びた円弧
状に形成されている。また、操作パネルの一端部が前方
に移動するにしたがって、突起部が孔の回転中心から外
縁に向って移動する。さらに、孔の曲率半径が回転中心
から外縁に向かうにしたがって、徐々に大きくなってい
る。このため、操作パネルの一端部が一つの面から前方
に移動するにしたがって、突起部が回転部材の外縁に向
かう速度が徐々に遅くなり、アーム部材の回転速度が徐
々に遅くなる。
【0021】したがって、操作パネルの一端部が一つの
面から前方に移動するにしたがって、該一端部の移動す
る速度が確実に徐々に遅くなる。このため、操作パネル
の傾く際の角速度が徐々に早くなることを確実に抑制で
き、操作パネルの傾く際の角速度を確実に一定にでき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかる電子
機器としての多機能電子機器1を図1乃至図11を参照
して説明する。図1などに示す多機能電子機器1は、移
動体としての自動車のインストルメントパネルに装着さ
れる。多機能電子機器1は、図1ないし図3に示すよう
に、機器本体2と、操作パネルとしての操作表示ユニッ
ト3と、操作表示ユニット3を図1に示す第1の位置と
図2に示す第2の位置と図3に示す第3の位置とに亘っ
て移動させる駆動手段としての駆動機構4(図4などに
示す)と、を備えている。なお、以下図1中矢印Zで示
す方向を機器本体2の前方と呼ぶ。この矢印Zは、後述
の前面10aに直交しかつ前記前面10aから操作表示
ユニット3などを操作する自動車の乗員(以下使用者と
呼ぶ)に向かう方向である。
【0023】機器本体2は、図4に示す箱状に形成され
たシャーシ10と、図3中手前に位置するシャーシ10
の前方に設けられた一つの面としての前面10aと、こ
のシャーシ10内に収容されるCDプレーヤ6等の再生
装置とを備え、操作表示ユニット3を前面10aに対し
スライド移動させる駆動機構4(図4に示す)を収容し
ている。
【0024】シャーシ10は、図4に示すように、底壁
11と、該底壁11の周縁から立設しかつ前記前面10
aに連なる一対の側壁12などを備えている。一対の側
壁12は、シャーシ10の幅方向に沿って、互いに相対
する。一対の側壁12の各々には、図7ないし図9に示
すガイド孔13が設けられている。ガイド孔13は、前
面10aから離れた側から前面10aに向って、直線部
14と、第1の傾斜部15と、第2の傾斜部16とを順
に配している。
【0025】直線部14は、底壁11に沿って直線状に
延びた長孔形状に形成されている。第1の傾斜部15
は、直線部14と連通している。第1の傾斜部15は、
直線部14から離れるのにしたがって即ち前面10aに
近づくのにしたがって徐々に底壁11に近づく方向に傾
斜している。第2の傾斜部16は、第1の傾斜部15に
連通している。第2の傾斜部16は、第1の傾斜部15
から離れるのにしたがって即ち前面10aに近づくのに
したがって徐々に底壁11から離れる方向に傾斜してい
る。
【0026】また、シャーシ10は、前面10aにはそ
の全ての辺に立設するように一体成形された複数の立設
壁10cを備え、操作表示ユニット3が第1の位置にあ
るときには、複数の立設壁10cによって形成された空
間領域に収容されている。
【0027】また、その収容された操作表示ユニット3
の両側に位置する立設壁10cの内面には鉛直方向に延
在する摺動溝としてのガイド溝17が形成されている。
ガイド溝17は、立設壁10cの内面から凹に形成され
ている。ガイド溝17の長手方向は、前面10aに沿っ
ている。このガイド溝17には、後述する操作表示ユニ
ット3の両側面上方に突設したローラ18が摺動可能に
係合される。
【0028】図示例では、再生装置としてCDプレーヤ
6、MDプレーヤ7、ナビゲーション装置を構成するC
D−ROMプレーヤ8とがシャーシ10内に収容されて
いる。なお、図示してないが、ラジオ放送を受信するA
M/FMチューナ等やテレビ放送波を受信するテレビチ
ューナ等を収容しても良い。これらの再生装置や受信装
置は、例えば、操作表示ユニット3に設けられた後述す
る押しボタン19等を使用者が押圧することによって動
作する。
【0029】前面10aには、図3に示すように、前記
MDプレーヤ7にMDを挿入するための挿入口20と、
CDプレーヤ6及びCD−ROMプレーヤ8にCD及び
CD―ROMを挿入するための挿入口21a及び挿入口
21bとが設けられている。
【0030】さらに、ガイド溝17が形成された立設壁
10cと前面10aとは、図10に示すように、互いに
別体に形成されている。立設壁10cと前面10aとが
互いに固定されるなどして、前述した機器本体2が組立
られる。立設壁10cと前面10aとの間には、ねじり
スプリング22が設けられている。ねじりスプリング2
2は、図7ないし図9に示すように、リング状の円環部
23と、この円環部23から外周方向に向って延びた一
端部24と、円環部23から外周方向に向って延びた他
端部25とを一体に備えている。ねじりスプリング22
は、ローラ18の背面側に配される。ねじりスプリング
22の一端部24は、ローラ18の後述する凹溝26
(図11に示す)内に侵入する。
【0031】ねじりスプリング22は、操作表示ユニッ
ト3が第1の位置と第2の位置、及び第1の位置と第2
の位置との間にあるときは、ローラ18の凹溝26と接
触して、該ローラ18を機器本体2の外方向に向って付
勢する。また、ねじりスプリング22は、操作表示ユニ
ット3が第2の位置と第3の位置の間、及び第3の位置
にあるときは、ローラ18の凹溝26と接触しないとと
もに、ローラ18を付勢しない。
【0032】駆動機構4は、操作表示ユニット3の後述
の下端部3aを前面10aから前方に移動させかつ下端
部3aまたは後述の上端部3bを中心として、操作表示
ユニット3の後述の表示部5の表面5aが上方に向くよ
うに傾かせる機構である。駆動機構4は、図4に示すよ
うに、駆動源としてのモータ27と、複数の駆動歯車2
8と、回転部材としてのカム歯車29と、アーム部材3
0と、スライド部材としてのスライドフレーム31及び
支持アーム32とを備えている。モータ27は、シャー
シ10の底壁11に固定されている。モータ27の出力
軸にはウォーム33が取付けられている。複数の駆動歯
車28は、それぞれ、シャーシ10の底壁11に回転自
在に支持されている。駆動歯車28は互いにかみ合って
いる。
【0033】駆動歯車28のうち一つは、ウォーム33
とかみ合っているとともに、他はカム歯車29とかみ合
っている。駆動歯車28は、モータ27の駆動力をカム
歯車29に伝える。カム歯車29は、円盤状に形成され
かつシャーシ10の底壁11に回転自在に設けられてい
る。このため、カム歯車29は、勿論モータ27の駆動
力により回転する。
【0034】カム歯車29には、所定の形状を有する孔
34が形成されている。孔34は、カム歯車29の表面
29aからその裏面に亘って貫通している。孔34は、
カム歯車29の回転中心から該カム歯車29の外縁に向
って延びて、平面形状が円弧状に形成されている。な
お、カム歯車29の回転中心から外縁に向って延びた円
弧状は、本明細書に記した所定の形状である。孔34
は、回転中心から外縁に向かうにしたがって曲率半径r
1,r2,r3(図5に示す)が徐々に大きくなってい
る。
【0035】孔34の内側にアーム部材30の後述する
突起部35が侵入している。孔34は、使用者による操
作表示ユニット3の角度調整のための操作に応じて操作
表示ユニット3が前述した第1の位置から第2の位置を
経て第3の位置に変位する際に、後述する表示部5の表
面5aと前面10aとのなす角度の変化率が一定となる
形状に形成されている。即ち、前記表面5aと前面10
aとのなす角の単位時間あたりの変化率(角速度)が、
一定となる形状に、孔34は形成されている。
【0036】カム歯車29の表面29aには、その外縁
近傍に角度調整部50が取付けられている。この角度調
整部50は、カム歯車29の表面29aから上方に延在
した複数の遮断部51,51…が設けられている。これ
らの複数の遮断部51はカム歯車29の周方向に沿って
所定の間隔をあけて配されている。角度調整部50は、
図示せぬ光センサからの光を遮断部51が遮断すること
によりカム歯車29の回転角度を調整する。つまり、使
用者が操作表示ユニット3の傾く角度を調整するための
操作を行う度に、モータ27からの駆動力を受けたカム
歯車29の回転角度を調整する。例えば、使用者が操作
表示ユニット3の角度を調整するための押しボタン19
のうちの操作ボタンを1回操作すると、光センサからの
光を遮断部51が2つ遮断したことを検出してその回転
を止める。そして、そのカム歯車29の回転角度に応じ
て、操作表示ユニット3を所定角度傾かせる。
【0037】アーム部材30は、板金などからなり帯状
に形成されている。アーム部材30は、一端がシャーシ
10の底壁11に回転自在に設けられている。アーム部
材30の他端には、長孔36が形成されている。長孔3
6の長手方向は、アーム部材30の長手方向と平行であ
る。アーム部材30の中央部は、カム歯車29の表面2
9aに重ねられる。アーム部材30の中央部には孔34
内に侵入された突起部35を設けている。突起部35は
孔34内に侵入する。アーム部材30は、カム歯車29
が回転すると一端を中心として回転する。又、長孔36
内には、後述の突起37が侵入している。このため、ア
ーム部材30の他端はスライドフレーム31と連結され
ている。
【0038】スライドフレーム31は、シャーシ10の
底壁11に重ねられている。スライドフレーム31は、
前記前面10aを通して機器本体2から突出する方向と
前面10aに没する方向に沿って移動可能となるよう
に、シャーシ10即ち機器本体2に設けられている。な
お、前面10aを通して機器本体2から突出する方向と
は、前面10aから矢印Zに沿って前方に向かう方向で
ある。前面10aに没する方向とは、図1中の矢印Xに
沿って機器本体2の内部に向かう方向である。矢印X
は、前面10aに直交しかつ使用者から離れる方向であ
る。矢印Xは、機器本体2の内部に向かう方向(内部方
向と呼ぶ)をなしている。スライドフレーム31には、
アーム部材30の長孔36内に侵入する突起37が設け
られている。スライドフレーム31は、カム歯車29が
回転すると、図5中実線で示す前記前面10aに没して
機器本体2内に収容された位置と、図6中実線で示す前
記前面10aを通して前面10aから前方に移動して機
器本体2外に突出した位置と、に亘ってスライドする。
【0039】一対の支持アーム32は、スライドフレー
ム31の幅方向の両縁に支持されている。支持アーム3
2は、後述するように操作表示ユニット3の下端部3a
を支持している。このため、スライドフレーム31は、
支持アーム32を介して操作表示ユニット3の下端部3
aを支持している。
【0040】支持アーム32は、平面形状がく字状に形
成されている。支持アーム32は、長手方向の中央部を
中心としてスライドフレーム31の両縁に回転自在に支
持されている。支持アーム32は、長手方向がスライド
フレーム31のスライド方向に沿いかつ長手方向の両端
に近づくのにしたがって徐々に底壁11から離れる状態
で配される。
【0041】支持アーム32の一端部には、図7ないし
図9に示すように、ガイド孔13内に侵入するガイドロ
ーラ38が設けられている。ガイドローラ38は、ガイ
ド孔13内を移動自在である。支持アーム32の他端部
は、操作表示ユニット3の下端部3aを回転自在に支持
している。なお、これらのカム歯車29と、孔34と、
アーム部材30と、突起部35と、スライド部材31な
どを備えて、駆動機構4は、操作表示ユニット3の前面
10aに対して傾く際の角度を一定とすべく、下端部3
aを前面10aから前方に移動させるにしたがってその
移動速度を徐々に遅くする構成となっている。
【0042】前述した構成の駆動機構4は、図1及び図
7に示す第1の位置では、図5中実線で示すように、突
起部35が孔34のカム歯車29の回転中心寄りの端部
に位置しかつスライドフレーム31が前面10aに没し
て機器本体2内に収容されている。さらに、支持アーム
32のガイドローラ38が、ガイド孔13の直線部14
の前面10aから離れた側の端部に位置している。
【0043】第1の位置から前述した第2の位置に向っ
て移動する際には、まず、モータ27がカム歯車29を
図5中の矢印Kに沿って回転させる。すると、カム歯車
29が回転するのに連動して、突起部35がカム歯車2
9の回転中心寄りの端部から外縁に向って孔34内を移
動する。すると、アーム部材30が一端を中心として、
他端が前面10aに近づく方向に回転する。そして、長
孔36内を突起37が移動するなどして、スライドフレ
ーム31が図5中に実線で示す位置から二点鎖線で示す
位置に向って、前面10aから矢印Zに沿って前方に移
動する。
【0044】すると、支持アーム32がスライドフレー
ム31とともに、前面10aから矢印Zに沿って前方に
移動する。このとき、まず、ガイドローラ38が直線部
14内を前面10aに向って移動する。その後、ガイド
ローラ38が第1の傾斜部15内を前面10aに向って
移動する。そして、図2及び図8に示す第2の位置に変
位する。第2の位置では、ガイドローラ38は、ガイド
孔13の第1の傾斜部15と第2の傾斜部16との間に
位置している。
【0045】さらに、モータ27が駆動して、カム歯車
29を矢印Kに向って回転すると、図6中に二点鎖線で
示す位置から実線で示す位置に向って、突起部35が孔
34のカム歯車29の回転中心寄りの端部から外縁寄り
の端部に向って移動する。そして、スライドフレーム3
1が前面10aからより前方に移動する。さらに、支持
アーム32のガイドローラ38が、ガイド孔13の第2
の傾斜部16内を移動して前面10aに近づく。こうし
て、駆動機構4は、第1の位置から前述した第2の位置
を経て第3の位置に変位する。また、第3の位置から第
2の位置を経て第1の位置に変位する際には、駆動機構
4は、モータ27を逆方向に回転させることにより、前
述の記載と逆の動きをする。
【0046】こうして、各支持アーム32が前面10a
から前方に移動したり、前面10aから前方に移動した
位置から機器本体2の内部方向に移動する。なお、前述
した第1の位置から第2の位置を経て第3の位置に移動
する際には、前記孔34内を突起部35が移動しかつ曲
率半径r1,r2,r3が前述したように形成されてい
るので、カム歯車29の回転に連動してアーム部材30
を回転させることで、前記スライドフレーム31即ち操
作表示ユニット3の下端部3aを前面10aから前方に
移動させる。カム歯車29の回転に伴い突起部35が孔
34内を移動することで、アーム部材30の回転速度を
徐々に遅くさせる。そして、カム歯車29の回転する角
度に対しスライドフレーム31即ち下端部3aが前方に
移動する距離が徐々に減少する。
【0047】例えば、図5及び図7中の実線で示す位置
から二点鎖線で示す位置に移動する際には、カム歯車2
9が角度θ度回転すると、スライドフレーム31が距離
L1移動する。このとき、操作パネル3は、角度θT傾
く。図6及び図9中の二点鎖線で示す位置から実線で示
す位置に移動する際には、カム歯車29が角度θ度回転
すると、スライドフレーム31が距離L2移動する。こ
のとき、操作パネル3は、角度θT傾く。距離L1は距
離L2より長い。このように、スライドフレーム31即
ち操作表示ユニット3の下端部3aが前面10aから前
方に移動するにしたがって、スライドフレーム31即ち
操作表示ユニット3の下端部3aが移動する速度が徐々
に遅くなる。そして、操作パネル3が傾く角度θTは、
一定となる。
【0048】また、各支持アーム32がシャーシ10の
内外方向に移動することで、操作表示ユニット3の両側
面上方に設けられたローラ18がガイド溝17に沿って
摺動する。すなわち、モータ27からの駆動力を受けて
各支持アーム32がシャーシ10の外方向に移動するこ
とにより操作表示ユニット3は、その表示部5の表面5
aが上方に向くように傾かされる。さらに、シャーシ1
0の前面10aの少なくとも一部を開放する位置(図3
に示す)に移動される。また、支持アーム32がシャー
シ10の内方向(機器本体2の内部方向)に移動するこ
とにより、傾かされた操作表示ユニット3は前面10a
を覆う位置(図1に示す)に移動され、ローラ18はガ
イド溝17の上端部に位置付けられる。
【0049】操作表示ユニット3は、液晶ディスプレイ
(LCD:Liquid Crystal Display)などからなる画像
情報等を表示する表示部5を備えている。表示部5の表
面5aは、操作表示ユニット3の前面をなしている。操
作表示ユニット3は、表示部5に、CD−ROMプレー
ヤによって再生された地図情報や、テレビチューナが受
信したテレビ放送波の映像等を表示する。
【0050】操作表示ユニット3は、駆動機構4により
前面10aに対してスライド移動自在に、機器本体2に
取付られている。また、操作表示ユニット3は、その表
面に押しボタン19を複数設けている。押しボタン19
は、使用者により図1中矢印Xで示す方向に押圧される
ことにより操作される。これらの押しボタン19が操作
されることにより、シャーシ10の内部に収容された各
種再生装置等が動作するとともに、操作表示ユニット3
が前述したようにスライド移動される。
【0051】例えば、押しボタン19のうちの選択ボタ
ン(例えば、CD、MD等を選択するためのボタン)や
OPENボタンが押圧操作されると、操作表示ユニット
3が駆動機構4により前面10aに対してスライド移動
される。すなわち、選択ボタンによりMDが選択される
と、駆動機構によって操作表示ユニット3がシャーシ1
0の前面10aに形成された挿入口20のみを開放する
位置までスライド移動される。また、OPENボタンが
押圧操作されることにより、シャーシ10の前面10a
に形成されたすべての挿入口(挿入口20、挿入口21
a及び挿入口21b)が開放される位置までスライド移
動される。
【0052】そして、CDやMD等の所望のディスクが
挿入口20及び挿入口21a,21bから挿入又は排出
されると、操作表示ユニット3は、駆動機構4により自
動的にシャーシ10の前面10aを覆う位置(挿入口2
0及び挿入口21a,21bを覆い隠す位置)まで移動
される。なお、シャーシ10の前面10aを開放した状
態で所望のディスクが挿入されると、操作表示ユニット
3は自動的にその前面10aを覆う位置に移動され、例
えば、使用者が押しボタン19のうち再生(プレイ)ボ
タンやサーチボタン等を操作することによりそのディス
クの再生や、サーチ動作等が行われる。
【0053】また、例えば、押しボタン19のうちアン
グルボタンが押圧操作されると、操作表示ユニット3の
傾く角度が調整される。使用者が所望する角度に操作表
示ユニット3を傾かせようとしてアングルボタンを1回
押圧操作すると、その操作に応じてモータ27の駆動力
によりカム歯車29が回転する。そして、角度調整部5
0における2つの遮断部51が光センサからの光を遮断
した場合、モータ27の駆動が停止し、カム歯車29の
回転が止まる。そして、その回転角度に応じて操作表示
ユニット3が所定角度傾く。続けて使用者がアングルボ
タンを押圧操作すると、カム歯車29が更に回転して2
つの遮断部51が光センサからの光を遮断し、その回転
角度に応じて操作表示ユニット3がさらに所定角度傾
く。
【0054】なお、これらのスライド移動は、図示せぬ
マイコン等が駆動機構4のモータ27の回転方向や回転
数を制御することにより行われる。このマイコンは、モ
ータ27に対し常に一定の駆動力を出力させるように制
御する。すなわち、使用者による選択ボタンの操作や、
OPENボタンの操作、及びアングルボタンの操作の各
々の操作毎にモータ27の回転数を変化させることな
く、常に一定の回転数となるように制御する。従って、
そのモータ27からの駆動力により回転されるカム歯車
29の回転速度も一定となり、操作表示ユニット3はモ
ータ27から出力される一定の駆動力により回転される
ことになる。このため、モータ27は、一定の駆動力を
出力して、下端部3aを前面10aから前方に移動させ
るための駆動力をカム歯車29などに与える。
【0055】操作表示ユニット3の両側面の下端部3a
は、支持アーム32に支持されている。支持アーム32
が前述したようにモータ27の駆動力により前面10a
から前方に移動し、その前方に移動した状態から機器本
体2の内部方向に移動するので、操作表示ユニット3の
下端部3aは前面10aから前方に移動し、その前方に
移動した状態から機器本体2の内部方向に移動する。な
お、下端部3aは、本明細書に記した一端部をなしてい
る。
【0056】ローラ18は、円盤状に形成されかつ操作
表示ユニット3の両側面の上端部3bに軸芯周りに回転
自在に設けられている。ローラ18は、前述したガイド
溝17に係合して、軸芯周りに回転することでガイド溝
17に沿って移動自在に設けられている。このため、操
作表示ユニット3の上端部3bは、前面10aに沿って
移動する。なお、ローラ18は、ガイド溝17に沿って
滑らかに摺動すべく該ガイド溝17に対して極僅かな隙
間をもって係合されている。また、ローラ18は、操作
表示ユニット3の側面から突出している。また、上端部
3bは、本明細書に記した他端部をなしている。
【0057】また、ローラ18の外周面18aには、凹
溝26が形成されている。凹溝26は、ローラ18の外
周面18aから凹に形成されており、ローラ18の周方
向に沿って延びている。凹溝26は、ローラ18の全周
に亘って形成されている。凹溝26内には、ねじりスプ
リング22の一端部24が侵入する。
【0058】前述した構成の多機能電子機器1は、M
D、CDやCD−ROMを機器本体2内に挿入して、M
D、CDやCD−ROMの再生を行ったり、表示部5で
地図情報やテレビ放送波の映像を表示する。このとき、
使用者が図1に示す第1の位置と図2に示す第2の位置
とに亘って、操作表示ユニット3を変位させて表示部5
の向きを調整する。
【0059】図1に示す第1の位置では、操作表示ユニ
ット3が前面10aを覆っている。そして、図5中実線
で示すように、突起部35が孔34のカム歯車29の回
転中心寄りの端部に位置しかつスライドフレーム31が
前面10aに没して機器本体2内に収容されている。さ
らに、図7に示すように、支持アーム32のガイドロー
ラ38が、ガイド孔13の直線部14の前面10aから
離れた側の端部に位置している。
【0060】図1に示す第1の位置から図2に示す第2
の位置に向って操作表示ユニット3を移動する際には、
まず、モータ27がカム歯車29を回転させ、カム歯車
29が回転するのに連動して、突起部35がカム歯車2
9の外縁に向って孔34内を移動する。すると、アーム
部材30が一端を中心として、他端が前面10aに近づ
く方向に回転する。そして、長孔36内を突起37が移
動するなどして、スライドフレーム31が前面10aか
ら前方に移動する。
【0061】すると、支持アーム32がスライドフレー
ム31とともに、前面10aから前方に移動する。ま
ず、ガイドローラ38が直線部14内を前面10aに向
って移動する。このため、操作表示ユニット3の下端部
3aが底壁11に沿って移動して前面10aから前方に
移動するとともに、上端部3b即ちローラ18がガイド
溝17及び前面10a即ち鉛直方向に沿って、底壁11
に向って移動する。その後、ガイドローラ38が第1の
傾斜部15内を前面10aに向って移動する。第1の傾
斜部15が徐々に底壁11に近づく方向に傾斜している
ので、ガイドローラ38が徐々に底壁11に近づく。
【0062】支持アーム32が中央部を中心としてスラ
イドフレーム31に回転自在に支持されているので、支
持アーム32の他端部即ち操作表示ユニット3の下端部
3aが徐々に上方に変位する。そして、操作表示ユニッ
ト3は、表示部5の表面5aを上方に向けて、あたかも
ローラ18即ち上端部3bを中心として回転する(傾
く)。そして、図2及び図8に第2の位置に変位する。
第2の位置では、ガイドローラ38は、第1の傾斜部1
5と第2の傾斜部16との間に位置している。こうし
て、第1の位置と第2の位置とに亘って、下端部3aが
前面10aから前方に移動又は前方に移動した状態から
機器本体2の内部方向に移動して、上端部3bが前面1
0aに沿ってスライドして、操作表示ユニット3が上端
部3bを中心として回転する。このように、表示部5の
表面5aが上方に向くように、操作表示ユニット3が傾
く。
【0063】第1の位置と第2の位置の間では、ねじり
スプリング22の一端部24は、凹溝26に接触してい
るとともにローラ18を付勢している。また、前述した
第1の位置から第2の位置に向って変位する(操作表示
ユニット3が上端部3bを中心として回転する)際に
は、スライドフレーム31が前面10aから前方に移動
する速度が徐々に遅くなっている。このため、表示部5
の表面5aが傾く角度の変化率が一定となる。
【0064】多機能電子機器1は、MD、CDやCD−
ROMを機器本体2内に挿入したり、これらを機器本体
2外に排出する際には、操作表示ユニット3を図3に示
す第3の位置に移動させる。
【0065】第2の位置から第3の位置に操作表示ユニ
ット3が移動する際には、モータ27が駆動して、カム
歯車29を更に矢印Kに向って回転する。突起部35が
孔34のカム歯車29の外縁寄りの端部に向って移動す
る。そして、アーム部材30が一端を中心として更に回
転して、スライドフレーム31即ち操作表示ユニット3
の下端部3aが前面10aから更に前方に移動する。
【0066】さらに、支持アーム32のガイドローラ3
8が、ガイド孔13の第2の傾斜部16内を移動して前
面10aに近づく。前面10aに近づくのにしたがっ
て、第2の傾斜部16が底壁11から徐々に離れる方向
に傾斜しているので、ガイドローラ38が底壁11から
徐々に離れる。そして、支持アーム32が中央部を中心
として回転自在に支持されているので、操作表示ユニッ
ト3の下端部3aが徐々に下方に変位する。さらに、操
作表示ユニット3の下端部3aが前面10aから前方に
移動するので、ローラ18即ち操作表示ユニット3の上
端部3bが前面10aに沿って移動して底壁11に近づ
く。こうして、操作表示ユニット3が第2の位置から第
3の位置に変位する際には、下端部3aを中心として回
転し、前記挿入口20及び挿入口21a,21bを開放
する。即ち、操作表示ユニット3は、前面10aの一部
を外部に露出させて開放する。また、前述した第2の位
置から第3の位置に向って変位する際には、スライドフ
レーム31が前面10aから前方に移動する速度が徐々
に遅くなっている。このため、表示部5の表面5aが傾
く角度の変化率が一定となる。このように、駆動機構4
は、下端部3a又は上端部3bを中心として回転させ
て、表示部5の表面5aが上方に向くように、操作表示
ユニット3を傾かせる。また、第3の位置から第2の位
置を経て第1の位置に変位する際には、駆動機構4は、
モータ27を逆方向に回転させることにより、前述の記
載と逆の動きをする。
【0067】本実施形態によれば、駆動機構4が、操作
表示ユニット3の下端部3aが前面10aから前方に移
動するにしたがって、該下端部3aの前方に移動する速
度が徐々に遅くなって、操作表示ユニット3の傾く際の
角速度が一定となる構成である。このため、操作表示ユ
ニット3の第1の位置から第2の位置及び第2の位置か
ら第3の位置に向かう際に傾く角速度が、第1の位置か
ら第2の位置及び第2の位置から第3の位置に向かうに
したがって徐々に早くなることを抑制できる。したがっ
て、使用者のアングルボタンなどの操作毎に操作表示ユ
ニット3の傾く角度のバラツキをなくすことができ、使
用者に不快感を与えることを防止でき、該使用者が容易
に操作表示ユニット3の向きを調整できるようになる。
【0068】駆動機構4が、スライドフレーム31と、
モータ27により回転されかつ円弧状の孔34が形成さ
れたカム歯車29と、機器本体2に一端が回転自在に支
持されかつ他端がスライドフレーム31と連結されてい
るとともに孔34に侵入する突起部35を設けたアーム
部材30とを備えている。このため、モータ27により
カム歯車29が回転すると、孔34内を突起部35が移
動してアーム部材30がシャーシ10に対して回転す
る。そして、スライドフレーム31が前面10aから前
方に移動したり機器本体2の内部方向に移動する。突起
部35が、孔34内を移動するので、カム歯車29の回
転する角度よりアーム部材30の回転する角度が小さく
なる。
【0069】また、孔34がカム歯車29の回転中心か
ら外縁まで延びた円弧状に形成されている。さらに、孔
34の曲率半径r1,r2,r3が外縁に向かうにした
がって徐々に大きくなっている。また、第1の位置で
は、突起部35が孔34の回転中心寄りに位置し、第2
の位置では突起部35が孔34の外縁寄りに位置する。
操作パネル3の下端部3aが前面10aから前方に移動
するにしたがって、突起部35がカム歯車29の回転中
心から外縁に向って徐々に移動する。このため、操作表
示ユニット3の下端部3aが前方に移動するのにしたが
って、突起部35の外縁に向かう速度が徐々に遅くな
り、アーム部材30の回転速度が徐々に遅くなる。
【0070】したがって、操作表示ユニット3の下端部
3aが前面10aから前方に移動するにしたがって、該
下端部3aの移動する速度が確実に徐々に遅くなる。こ
のため、操作表示ユニット3の第1の位置から第2の位
置及び第2の位置から第3の位置に向かう際に傾く速度
が、第1の位置から第2の位置及び第2の位置から第3
の位置に向かうにしたがって徐々に早くなることを確実
に抑制できる。したがって、使用者のアングルボタンな
どの操作毎に操作表示ユニット3の傾く角度のバラツキ
をより確実になくすことができ、使用者に不快感を与え
ることをより確実に防止でき、該使用者がより容易に操
作表示ユニット3の向きを調整できるようになる。
【0071】また、モータ27の出力する駆動力が一定
である。つまり、駆動機構4は、一定の駆動力により操
作パネル3の下端部3aの移動する速度を徐々に遅くす
る構成とされている。このため、操作パネル3の下端部
3aの移動する速度を徐々に遅くするために、駆動力の
大きさを調整することなく、操作パネル3の傾く際の角
速度を一定にすることができる。従って、簡便な構成で
操作表示ユニット3の傾く際の角速度が徐々に速くなる
ことを防止でき、操作表示ユニット3の傾く際の角速度
を確実に一定にできる。したがって、モータ27の回転
数を操作表示ユニット3の傾きに応じて変化させる場合
と比較して、多機能電子機器1の低コスト化を図ること
ができる。
【0072】次に、本発明の発明者らは、多機能電子機
器1の一例を本発明品として実際に製作して、前述した
実施形態の効果を確認した。このとき、同時に図12な
いし図15に示された従来のカーステレオの一例を比較
例として製作した。比較例では、図14中実線で示す位
置から二点鎖線で示す位置までのアーム部材の移動距離
L0が20mmとなり、角度θ1は13.3度となる。
さらに、図15中二点鎖線で示す位置から実線で示す位
置までのアーム部材の移動距離L0が20mmとなり、
角度θ2は18.8度となる。このように、比較例で
は、操作パネルが傾くのにしたがって、操作パネルの傾
く際の角速度が速くなることが明らかとなった。
【0073】これに対して本発明品は、図5及び図7中
の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動する際
にカム歯車29の回転角度θが60度であり、スライド
フレーム31の移動距離L1が43.15mmであり、
操作パネル3の傾く角度θTは30度である。図6及び
図9中の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動
する際に、カム歯車29の回転角度θが60度であり、
スライドフレーム31の移動距離L2が20.08mm
であり、操作パネル3の傾く角度θTは30度である。
このように、スライドフレーム31即ち操作表示ユニッ
ト3の下端部3aが前面10aから前方に移動するのに
したがって、スライドフレーム31即ち操作表示ユニッ
ト3の下端部3aが移動する速度が徐々に遅くなること
が明らかとなった。さらに、操作パネル3の傾く角度θ
Tが30度で一定となることが明らかとなった。
【0074】なお、図5及び図7中の実線で示す位置か
ら二点鎖線で示す位置に移動する為のモータ37の駆動
は、操作パネル3が第1の位置から第2の位置に向かっ
て移動する際の最初のステップである。図6及び図9中
の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動する為
のモータ37の駆動は、操作パネル3が第2の位置から
第3の位置に向かって移動する際の最後のステップであ
る。
【0075】したがって、本発明品は、使用者のアング
ルボタンなどの操作毎に操作表示ユニット3の傾く角度
のバラツキをなくすことができ、使用者に不快感を与え
ることを防止できることがあきらかとなった。そして、
使用者が容易に操作表示ユニット3の向きを調整できる
ようになることがあきらかとなった。
【0076】前述した実施形態では、多機能電子機器1
は、CDプレーヤ6とMDプレーヤ7とCD−ROMプ
レーヤ8とを内蔵して、CD、MD、CD−ROMを再
生する。しかしながら、本発明の電子機器は、CD、M
D、CD−ROM以外の他の記録媒体を再生可能な再生
装置を内蔵しても良いことは勿論である。
【0077】前述した実施形態では、操作表示ユニット
3の表示部5に押しボタン19を複数設けている。しか
しながら、本発明では、表示部5に所謂タッチスイッチ
(タッチパネルとも呼ぶ)を設けても良いことは勿論で
ある。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、操作パネルの一端部が一つの面から前方
に移動するにしたがって、該一端部の前方に移動する速
度が徐々に遅くなって、操作パネルの傾く際の角速度が
一定となる。このため、操作パネルの傾く際の角速度が
徐々に早くなることを抑制できる。したがって、使用者
の操作毎に操作パネルの傾く角度のバラツキをなくすこ
とができ、使用者に不快感を与えることを防止でき、該
使用者が容易に操作パネルの向きを調整できるようにな
る。
【0079】請求項2に記載の本発明によれば、駆動手
段が、機器本体に移動可能に設けられかつ操作パネルを
支持したスライド部材と、駆動源により回転されかつ所
定の形状の孔が形成された回転部材と、機器本体に一端
が回転自在に支持されかつ他端がスライド部材と連結さ
れているとともに孔に侵入する突起部を設けたアーム部
材とを備えている。駆動源により回転部材が回転する
と、孔内を突起部が移動してアーム部材が機器本体に対
して回転する。そして、スライド部材が一つの面から前
方に移動したり、機器本体の内部方向に移動する。
【0080】回転部材が回転すると、アーム部材の突起
部が孔内を移動するので、その移動に伴い孔の形状によ
る作用が働き、アーム部材の回転する角度が回転部材の
回転する角度より小さくなる。このため、操作パネルの
一端部が一つの面から前方に移動するにしたがって、該
一端部の移動する速度を確実に徐々に遅くできる。した
がって、操作パネルの傾く際の角速度が徐々に早くなる
ことを確実に抑制でき、操作パネルの傾く際の角速度を
確実に一定にできる。したがって、使用者の操作毎に操
作パネルの傾く角度のバラツキをより確実になくすこと
ができ、使用者に不快感を与えることをより確実に防止
でき、該使用者がより容易に操作パネルの向きを調整で
きるようになる。
【0081】請求項3に記載の本発明によれば、駆動源
が一定の駆動力を出力する。つまり、駆動手段は、一定
の駆動力により操作パネルの一端部の移動する速度を徐
々に遅くする構成とされている。従って、操作パネルの
一端部の移動する速度を徐々に遅くするために、駆動力
の大きさを調整することなく、操作パネルの傾く際の角
速度を一定にすることができる。したがって、簡便な構
成で操作パネルの傾く際の角速度を一定にでき、低コス
ト化を図ることができる。
【0082】請求項4に記載の本発明によれば、孔が回
転部材の回転中心から外縁まで延びた円弧状に形成され
ている。また、操作パネルの一端部が前方に移動するに
したがって、突起部が回転部材の回転中心から外縁に向
って移動する。孔の曲率半径が外縁にむかうにしたがっ
て徐々に大きくなっている。このため、操作パネルの一
端部が一つの面から前方に移動するにしたがって、突起
部が回転部材の外縁に向かう速度が徐々に遅くなり、ア
ーム部材の回転速度が遅くなる。
【0083】したがって、操作パネルの一端部が一つの
面から前方に移動するにしたがって、該一端部の移動す
る速度が確実に徐々に遅くなる。このため、操作パネル
の傾く速度が徐々に早くなることをより確実に抑制で
き、操作パネルの傾く際の角速度をより確実に一定にで
きる。したがって、使用者の操作毎に操作パネルの傾く
角度のバラツキをより一層確実になくすことができ、使
用者に不快感を与えることをより一層確実に防止でき、
該使用者がより一層容易に操作パネルの向きを調整でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる多機能電子機器の
外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニ
ットが第2の位置に変位した状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示された多機能電子機器の操作表示ユニ
ットが第3の位置に変位した状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示された多機能電子機器の駆動機構など
を示す斜視図である。
【図5】図1に示された位置に操作表示ユニットが位置
づけられた状態での駆動機構などの状態を示す平面図で
ある。
【図6】図3に示された位置に操作表示ユニットが位置
づけられた状態での駆動機構などの状態を示す平面図で
ある。
【図7】図1に示された位置に操作表示ユニットが位置
づけられた状態での支持アームなどの状態を示す側面図
である。
【図8】図2に示された位置に操作表示ユニットが位置
づけられた状態での支持アームなどの状態を示す側面図
である。
【図9】図3に示された位置に操作表示ユニットが位置
づけられた状態での支持アームなどの状態を示す側面図
である。
【図10】図1に示された多機能電子機器の前面と立設
壁とを分解して示す正面図である。
【図11】図7中の矢印XI方向からみた平面図であ
る。
【図12】従来の電子機器としてのカーステレオの外観
を示す斜視図である。
【図13】図12に示されたカーステレオの操作表示ユ
ニットが前面の一部を開放した状態を示す斜視図であ
る。
【図14】図12中のA−A線に沿った断面図である。
【図15】図13中のB−B線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 多機能電子機器(電子機器) 2 機器本体 3 操作表示ユニット(操作パネル) 3a 下端部(一端部) 3b 上端部(他端部) 4 駆動機構(駆動手段) 5a 表面(前面) 10a 前面(一つの面) 27 モータ(駆動源) 29 カム歯車(回転部材) 30 アーム部材 31 スライドフレーム(スライド部材) 34 孔 35 突起部 r1,r2,r3 曲率半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井土 健二郎 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 清水 章 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 4E360 AB04 AB12 AB22 BA08 BB02 BB03 BB19 BB20 BC06 EA03 EA13 EA18 ED16 ED17 ED23 ED27 FA08 FA16 GA06 GA46 GA52 GB13 GB14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の一つの面に対しスライド移動
    自在に取付けられた操作パネルを備えた電子機器におい
    て、 前記操作パネルの一端部を前記一つの面から前方に移動
    させかつ前記一端部または前記操作パネルの他端部を中
    心として前記操作パネルの前面が上方に向くように傾か
    せる駆動手段を備え、 前記駆動手段は、前記操作パネルの前記一つの面に対し
    て傾く際の角速度を一定とすべく前記一端部を一つの面
    から前方に移動させるにしたがってその移動速度が徐々
    に遅くなるように構成されていることを特徴とする電子
    機器。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、 前記操作パネルの一端部を支持し、かつ前記一つの面か
    ら前方に移動可能となるように前記機器本体に設けられ
    たスライド部材と、 前記機器本体に回転自在に設けられかつ駆動源からの駆
    動力により回転されるとともに、所定の形状を有する孔
    が形成された回転部材と、 一端が機器本体に回転自在に設けられかつ他端が前記ス
    ライド部材に連結されているとともに、前記孔に侵入さ
    れた突起部を設けたアーム部材と、を備え、 前記回転部材の回転に連動して前記アーム部材を回転さ
    せることで前記スライド部材を前記一つの面から前方に
    移動させ、前記回転部材の回転に伴い前記突起部が前記
    孔内を移動することで前記アーム部材の回転速度を徐々
    に遅くさせることを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】 前記駆動源は、一定の駆動力を出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記孔は、前記回転部材の回転中心から
    外縁に向って延びた平面形状が円弧状に形成され、かつ
    前記回転中心から外縁に向かうにしたがって徐々に曲率
    半径が大きく形成されており、 前記スライド部材が前記一つの面から前方に移動するに
    したがって前記突起部が前記孔内の前記回転中心寄りの
    端部から外縁寄りの端部に向って移動することを特徴と
    する請求項3に記載の電子機器。
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