JP2003223499A - 施設機器管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 代替品を含む施設機器の情報を合理的に管理
することの可能な施設機器管理システムを提供するこ
と。 【解決手段】 施設機器ＤＢと、この施設機器ＤＢの施
設機器情報を購買者・小売販売者に表示する表示手段
と、施設機器の供給業者にも表示する表示手段６７を有
する。また、各施設機器の代替品を供給業者が登録する
ための登録手段を有する。そして、代替品は元となる施
設機器と関連づけられて施設機器の表示からその代替品
の表示６７に移行される。施設機器はその属するカテゴ
リーにより当該カテゴリーに属する施設機器の供給業者
を検索するための検索手段を備える。さらに、当該検索
手段により検索された供給業者に代替品の供給を促す通
知手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、施設機器管理シス
テムに関するものである。さらに詳しくは、建築物にお
ける施設及び／又は機器である施設機器に関する施設機
器情報を例えばインターネットブラウザ等で購買者及び
／又は小売販売者に表示し、管理を行うための施設機器
管理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、コンピューターで機器の情報
を一元管理することは行われており、また、管理用のコ
ンピューターにはインターネット等を利用してアクセス
が可能である。

【０００３】一方、建築物等における施設や機器の情報
を管理する際において、これら施設機器の製品は永年の
間にモデルチェンジが行われ、一部は廃盤となる。した
がって、施設機器情報の管理は代替品の情報が含まれな
ければ意味のないものとなるおそれがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実状に鑑
みて、本発明は、代替品を含む施設機器の情報を合理的
に管理することの可能な施設機器管理システムを提供す
ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る施設機器管理システムの特徴は、建築
物における施設及び／又は機器である施設機器に関する
施設機器情報を含む施設機器ＤＢと、この施設機器ＤＢ
の前記施設機器情報を購買者及び／又は小売販売者に表
示する表示手段と、前記施設機器ＤＢの前記施設機器情
報を施設機器の供給業者にも表示する表示手段とを有
し、前記各施設機器の代替品を前記供給業者が登録する
ための登録手段を有し、前記代替品は元となる施設機器
と関連づけられて前記施設機器の表示からその代替品の
表示に移行が可能であることにある。

【０００６】また、前記施設機器はその属するカテゴリ
ーにより当該カテゴリーに属する施設機器の供給業者を
検索するための検索手段を備え、さらに、当該検索手段
により検索された供給業者に代替品の供給を促す通知手
段を備えていてもよい。通知手段は例えばメールシステ
ム等を利用することができる。

【０００７】

【発明の効果】このように、上記本発明に係る施設機器
管理システムの特徴によれば、代替品を含む施設機器の
情報を直接情報を管理のために利用する購買者又は小売
販売者のみならず、供給業者に提示するので、供給業者
はこれらの情報を有効に活用して合理的に代替品を提案
・登録することができるようになった。しかも、代替品
は元となる施設機器と関連づけられており、元の施設機
器から代替品の表示に切り替えることが可能なので、購
買者等も代替品を探して利用することができ、永年にわ
たって管理システムを活用することができるようになっ
た。

【０００８】本発明の他の目的、構成及び効果について
は以下に示す発明の実施の形態の項で明らかになるであ
ろう。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら、
本発明をさらに詳しく説明する。図１は本発明にかかる
電子商取引（以下「ＥＣ」）サーバーの施設機器管理シ
ステム１を示す図である。このＥＣサーバーの施設機器
管理システム１は、各コンピューター等を接続するネッ
トワーク２と、商品情報等を管理するサーバーコンピュ
ーター３と、購買者コンピューター群４と、小売販売者
コンピューター群５と、供給業者コンピューター群６と
を備えている。ネットワーク２は例えばＴＣＰ／ＩＰ等
の通信プロトコルに従いインターネットを構成し、複数
のコンピューター相互間のデーター通信を実現する。サ
ーバーコンピューター３は複数のコンピューター群によ
り構成してもよく、各コンピューター群４，５，６は、
それぞれが複数の情報端末の一例であるクライアントコ
ンピューター４ａ，５ａ，６ａを備えている。

【００１０】本実施形態では、住宅における施設機器の
管理を例にとって説明する。ここで、「施設」とは例え
ば風呂周りの施設や配管設備等を含み、「機器」とは例
えば空調機器や照明器具等をいう。また、「購買者」は
「住宅の住人」等であり、「供給業者」は「施設機器メ
ーカーや施設機器の卸売業者」等である。「小売販売
者」は、「供給業者」がこれを兼務している場合もある
が、通常は施工時の業者やメーカー代理店等である。

【００１１】クライアントコンピューター４ａ，５ａ，
６ａ及びサーバーコンピューター３は、図示省略するＣ
ＰＵ，メモリ及びハードディスク等の記憶装置、データ
ー及びアドレス等のバス並びにマウス、キーボード及び
ディスプレイ等のインターフェイスを備えている。本明
細書では「データーベース」を「ＤＢ」と省略表示す
る。

【００１２】サーバーコンピューター３は、複数のクラ
イアントコンピューター４ａ，５ａ，６ａからの要求に
応えて後述のデーターベースをＷＷＷ（ワールドワイド
ウエブ）ブラウザ等により表示し、その記録内容を更新
する。そして、以下に示す各手段又は構成要素がソフト
ウエアにより実現されている。

【００１３】図２にサーバーコンピューター３における
システムブロック図を示す。コンピューター本体９内で
は、ハードウエアを省略してソフトウエアの構成のみを
表示している。アプリケーションソフトウエアはＤＢサ
ーバー１０、ＷＷＷサーバー１１及びメールサーバー１
２である。１０はリレーショナルデーターベースアプリ
ケーションであり、表示フォーマットを決定するフォー
ム１３，特定のデーター処理を行うスクリプト１４，特
定条件のデーターを検索するクエリー１５が利用され
る。また、購買者の情報を記録する購買者ＤＢ３１、小
売販売者の情報を記録する小売販売者ＤＢ３２、供給業
者の情報を記録する供給業者ＤＢ３３、施設機器に関す
る情報を記録する施設機器ＤＢ３４及び管理対象である
機器等の個別情報を記憶する個別管理ＤＢ３５をそれぞ
れ備えている。

【００１４】各ＤＢ３１〜３５はフォーム１３，スクリ
プト１４及びクエリー１５により処理され、ＷＷＷブラ
ウザで表示されるハイパーテキスト１９と関連づけら
れ、ＷＷＷサーバー１０及びルーター３ａ等を介してネ
ットワーク２（インターネット）上に公開される。ま
た、メールサーバー１２はメーリングリスト２０にリス
トアップされた供給業者の業者ｅ−ｍａｉｌアドレス３
０８にメールを配信する。

【００１５】図２のサーバー３は、それぞれ表１〜５に
示すフィールドを有する購買者ＤＢ３１、小売販売者Ｄ
Ｂ３２、供給業者ＤＢ３３、施設機器ＤＢ３４及び個別
管理ＤＢ３５を有している。なお、以下の表１〜５の符
号１０１〜５０５に示す各項目はデーターベースの構造
としてのフィールドを示す。また、図３〜９のｆを付し
た符号１０１ｆ〜５０５ｆに示す各項目は、ｆを付さな
い符号１０１〜５０５のフィールドにそれぞれ対応する
画面に表示され又は入力を行うためのフィールドであ
る。以下の表記では、文書短縮のために「フィールド」
という語を省略する場合がある。

【００１６】

【表１】 ［購買者ＤＢ３１］ １０１ 購買者ＩＤ １０２ 購買者パスワード １０３ 購買者氏名・名称 １０４ 購買者住所 １０５ 販売者ＩＤ

【００１７】

【表２】 ［小売販売者ＤＢ３２］ ２０１ 販売者ＩＤ ２０２ 販売者パスワード ２０３ 販売者氏名・名称 ２０４ 販売者住所 ２０５ 販売者ＵＲＬ

【００１８】

【表３】 ［供給業者ＤＢ３３］ ３０１ 業者ＩＤ ３０２ 業者パスワード ３０３ 業種分野 ３０４ 業者氏名・名称 ３０５ 業者住所 ３０６ 業者ＰＲ ３０７ 業者ＵＲＬ ３０８ 業者ｅ−ｍａｉｌアドレス

【００１９】

【表４】 ［施設機器ＤＢ３４］ ４０１ 施設機器ＩＤ ４０２ 施設機器名 ４０３ カテゴリー ４０４ 供給業者ＩＤ ４０５ 製造状況 ４０６ 在庫 ４０７ 納期 ４０８ 価格 ４０９ 商品画像 ４１０ 商品説明 ４１１ 施設機器紹介ＵＲＬ ４１２ 代替施設機器ＩＤ群

【００２０】

【表５】 ［個別管理ＤＢ３５］ ５０１ 個別管理ＩＤ ５０２ 個別管理部位名 ５０３ 購買者ＩＤ ５０４ 施設機器ＩＤ ５０５ 取付部近傍図面

【００２１】上記各ＤＢにおいて、各ＩＤ１０１，２０
１，３０１、４０１、５０１はインデックスフィールド
であり、各レコードのユニーク性（単一性）を保つため
のキー項目である。各ＩＤ１０１，２０１，３０１、４
０１、５０１は、自然数が１ずつ増加するように自動付
与するとよいが、購買者ＩＤ１０１や小売業者ＩＤ２０
１、業者ＩＤ３０１については各主体のメールアドレス
（ｅ−ｍａｉｌアドレス）やホームページのアドレス
（ＵＲＬ）をＩＤとして用いてもよい。各パスワード１
０２，２０２，３０２は各ＩＤ１０１，２０１，３０１
に対応して自動付与される。各氏名・名称１０３，２０
３，３０４及び各住所１０４，２０４，３０５もそれぞ
れの主体により入力される。また、「水道配管」といっ
た供給業者の業種分野３０３、供給業者のＰＲコメント
である業者ＰＲ３０６、小売販売者及び供給業者のホー
ムページ等へのリンクを実現する各ＵＲＬ２０５，３０
７、及び業者ｅ−ｍａｉｌアドレス３０８も各主体によ
り入力される。

【００２２】ここで、購買者ＤＢ３１の購買者ＩＤ１０
１と個別管理ＤＢ３５の購買者ＩＤ５０３、購買者ＤＢ
３１の販売者ＩＤ１０５と小売業者ＤＢ３２の販売者Ｉ
Ｄ２０１、供給業者ＤＢ３３の業者ＩＤ３０１と施設機
器ＤＢ３４の供給業者ＩＤ４０４、施設機器ＤＢ３４の
施設機器ＩＤ４０１と個別管理ＤＢ３５の施設機器ＩＤ
５０４との間にはそれぞれリレーションが付与されてい
る。

【００２３】表４に示す施設機器ＤＢ３４は具体的な施
設機器毎に作成される商品マスター的役割を担うＤＢで
あり、「６０Ｗクリプトン電球」や「３２Ｗ丸形昼白色
電球」といった施設機器名４０２、「照明器具」や「空
調機器」といった施設機器の属するカテゴリー４０３等
のフィールドが入力されている。加えて、当該施設機器
が現在製造中或いは製造を中止したものであるか否かを
示す製造状況４０５、在庫数量４０６、納期４０７、価
格４０８、商品画像４０９、商品説明４１０、施設機器
を紹介してあるＨＰへのリンクを実現する施設機器紹介
ＵＲＬ４１１、当該施設機器の代替となりうる施設機器
のＩＤ群である代替施設機器ＩＤ群４１２のフィールド
が記憶され、これらは必要に応じて順次更新される。そ
して、供給業者ＩＤ４０４と供給業者ＤＢ３３の業者Ｉ
Ｄ３０１とのリレーションによって、当該施設機器の供
給業者が特定される。

【００２４】表５に示す個別管理ＤＢ３５において、個
別管理部位名５０２は、例えば、「１Ｆリビング埋込ス
ポットライト」のように対象となる個別部位の具体的内
容が分かるように入力される。また、購買者ＩＤ５０３
は上述した購買者ＤＢ３１の購買者ＩＤ１０１とのリレ
ーションにより当該個別部位のユーザーが特定するため
に用いる。一方、施設機器ＩＤ５０４は上述の施設機器
ＤＢ３４の施設機器ＩＤ４０１とのリレーションによ
り、管理対象の商品を特定するために用いられる。ま
た、取付部近傍図面５０５より取付部近傍の具体的な図
面を参照することができるようになっている。

【００２５】続いて、さらに図３〜９を参照しながら、
クライアントコンピューター４ａ又は５ａにおける表示
画面の例とデーター処理手順について説明する。なお、
各コンピューターにおける処理手順は基本的にフォーム
ファイル１３，スクリプトファイル１４及びクエリーフ
ァイル１５により実行される。

【００２６】図３に示すように、サーバーコンピュータ
３にアクセスした小売販売者のクライアントコンピュー
ター５ａの画面表示５０には小売販売者ログインメニュ
ー６１が表示される。そして以下に示す各表示画面５０
に表示される入力ボタン５１，キャンセルボタン５２又
は全画面戻りボタン５３の操作により、入力事項がサー
バーコンピュータ３に送信される。

【００２７】入力が求められる項目としては、小売販売
者の販売者ＩＤ２０１ｆ、販売者パスワード２０２ｆ、
購買者の購買者ＩＤ１０１ｆ、購買者パスワード１０２
ｆである。これらの入力により、小売販売者は購買者の
代わりにログインが可能となる。本実施形態では、購買
者から依頼を受けた小売販売者がログインを行う場合に
ついて説明するが、購買者単独でログインすることもで
きる。その際には、小売販売者ＩＤ２０１ｆ、小売販売
者パスワード２０２ｆの入力を省略すればよい。

【００２８】入力ボタン５１を押すと、表示画面５０に
は、図４に示すように、特定の購買者氏名・名称１０３
ｆを明示して施設機器カテゴリー選択メニュー６２が表
示される。本実施形態では、照明器具７１ａ，空調機器
７１ｂ，風呂７１ｃ，水道配管７１ｄ，ガス機器７１ｅ
及び家具７１ｆの各選択表示７１が列挙される。

【００２９】図４において、各表示７１ａ〜７１ｆのい
ずれかをクリックすると、これがトリガとなって、既に
入力済みの購買者ＩＤ１０１に基づき当該購買者の購買
者ＩＤ５０１が入力されている個別管理ＤＢ３５がクエ
リー１５により検索される（図１０、ステップＳ１）。
そして、図４に示す施設機器カテゴリー選択メニュー６
２において選択した選択表示７１に相当するカテゴリー
４０３が入力されている施設機器ＤＢ３４のレコードが
クエリー１５により検索される（図１１、ステップＳ
２）。次に、ステップＳ１にてヒットした当該購買者の
個別管理ＤＢ３５のレコードの中から、ステップＳ２に
てヒットした施設機器ＤＢ３４の施設機器ＩＤ４０１と
の間にリレーションが付与されている個別管理ＩＤ５０
１の個別管理ＤＢ３５のレコードが抽出される（図１
０、ステップＳ３）。そして、ステップＳ２にてヒット
した施設機器ＤＢ３４のレコードの供給者ＩＤ４０４を
参照してクエリー１５により、供給業者ＤＢ３３の業者
ＩＤ３０１とのリレーションを利用して当該施設機器を
供給可能な供給業者の供給業者ＤＢ３３が検索される。

【００３０】例えば、図４に示す施設機器選択メニュー
６３において、「照明器具」の選択表示７１ａをクリッ
クすると、画面表示５０には図５に示す施設機器選択メ
ニュー６３が表示される。この施設機器選択メニュー６
３には、施設機器のカテゴリー４０３ｆとして「照明器
具」を明示してリストフィールド５５が表示される。こ
のリストフィールド５５には、上記ステップＳ１〜３に
てヒットした個別管理ＤＢ３５における個別管理部位名
５０２ｆ、施設機器ＤＢ３４における施設機器名４０２
ｆ及び供給業者ＤＢ３３における供給業者の業者氏名・
名称３０４ｆが列挙され、複数レコードが表示される場
合は、スクロールバー５６により移動可能である。な
お、いずれかのレコードに該当する行をダブルクリック
することで、その業者の業者ＰＲ３０６を表示したり業
者ＵＲＬ３０７を利用して業者のホームページにジャン
プすることができる。

【００３１】図５に示す施設機器選択メニュー６３にお
いて、いずれかのレコードをクリックすることで選択
し、入力ボタン５１を押すと、図６に示す施設機器個別
表示画面６４が表示される。この施設機器表示画面６４
には、上記ステップＳ１〜３により特定したＤＢのフィ
ールドが表示される（図１０、ステップＳ４）。本実施
形態では、個別管理部位名５０２ｆ、施設機器名４０２
ｆ、価格４０８ｆ、製造状況４０５ｆ、在庫４０６ｆ、
納期４０７ｆ、商品画像４０９ｆ、商品説明４１０ｆ、
当該施設機器のスペック等を示すＨＰへリンクされた施
設機器紹介ＵＲＬ４１１ｆ，小売販売業者２０３ｆ、供
給業者３０４ｆが表示される。

【００３２】また、施設機器個別表示画面６４において
は、キャンセルボタン５２及び前画面戻りボタン５３の
他に、購入ボタン５８ａ及び代替品要求ボタン５８ｂが
表示される。ここで、表示された内容を参照し、当該表
示された商品を購入する際には、購入ボタン５８ａを押
すことで、図示しない商品購入プログラムが起動し、所
定の記入等を行うことで購入手続が完了する。一方、当
該表示された商品が気に入らなかったり、或いは、製造
状況４０５ｆより既に製造を中止されており、在庫４０
６ｆがない等の場合には、代替品要求ボタン５８ｂを押
すことにより代替品要求の手続が開始される（図１０、
ステップＳ５）。

【００３３】図６に示す施設機器個別表示画面６４にお
いて、代替品要求ボタン５８ｂを押すと、上記ステップ
において特定された施設機器ＤＢ３４の代替施設機器Ｉ
Ｄ群４１２を利用して、クエリー１５により代替機器に
該当する施設機器ＩＤ４０１が検索され、代替品のレコ
ードを抽出する（図１０、ステップＳ６）。

【００３４】そして、実際に代替品要求ボタン５８ｂを
押すと、表示画面５０には、図７に示す施設機器代替品
リスト６５が表示される。この施設機器代替品リスト６
５には、施設機器名として代替品検索の元となった施設
機器の施設機器名４０２ｆ及びカテゴリー４０３ｆを明
示して、リストフィールド５５が表示される。このリス
トフィールド５５には、上記ステップＳ６にてヒットし
た代替品のレコードの内容が表示される。本実施形態で
は、施設機器名４０２ｆ、供給業者名３０４ｆ及び販売
者名２０３ｆが列挙される（図１０、ステップＳ７）。

【００３５】そして、リストフィールド５５のいずれか
の行をクリックすることで選択し、入力ボタン５１を押
すことで、当該施設機器の代替品が選択される（図１
０、ステップＳ８）。そして、図示しない購入プログラ
ムが起動され、所定の記入等を行うことで購入手続が完
了する（図１０、ステップＳ９）。

【００３６】次に、図８、９、１１を参照しながら、供
給業者が代替品をサーバーコンピュータ３に登録する際
の手続手順について説明する。先ず、上記実施形態にお
いて、購買者が図６に示す施設機器個別表示６４におい
て代替品要求ボタン５４ｂを押し、上記ステップＳ６の
検索の結果、代替品が未登録であった場合について説明
する。

【００３７】その際、購買者が図４に示す施設機器カテ
ゴリー選択メニュー６２において選択した選択表示５２
に対応するカテゴリー４０３の施設機器ＤＢ３４がクエ
リー１５により検索される。そして、該当レコードの供
給業者ＩＤ４０４を利用してリレーションにより供給業
者ＩＤ３０１を求め、その供給業者のｅ−ｍａｉｌアド
レス３０８に代用品要求のメールがメールサーバー１２
から配信される。また、メールの配信が数度にわたると
きなどは、メーリングリスト２０に当該供給業者のｅ−
ｍａｉｌアドレス３０８が入力される。また、配信され
るメールには、図８に示す代替施設機器登録ログインメ
ニュー６６のＵＲＬが記載されている。メールを受信し
た供給業者は図８に示す代替施設機器登録ログインメニ
ュー６６へのアクセスを促されると共に、自社の製品を
代替品として登録しようとする際には、代替施設機器登
録ログインメニュー６６にてログインを行う。

【００３８】当該ＵＲＬにアクセスした供給業者のクラ
イアントコンピュータ６ａに表示される代替施設機器登
録ログインメニュー６６において、先ず、供給業者ＩＤ
３０１ｆ、供給業者パスワード３０２ｆの入力が求めら
れる。また、図４と同様の施設機器のカテゴリーに関す
る選択表示７１が表示され、供給業者は選択表示７１の
いずれかをクリックして選択することで、代替品登録手
続が開始される（図１１、ステップ１１）。

【００３９】選択表示７１を選択すると、当該カテゴリ
ーに対応するカテゴリー４０３の施設機器ＤＢ３４がク
エリー１５により検索され（図１１、ステップＳ１
２）、図５に示す施設機器選択メニュー６３の如く、元
施設機器名４０２ｆ等が列挙されたリストが表示される
（図１１、ステップＳ１３）。ここで、新たに代替品を
登録しようとする元施設機器名４０２ｆのレコードをク
リックすることで、新たに登録使用とする代替品のカテ
ゴリーの選択手続が完了する（図１１、ステップＳ１
４）。その後、表示画面５０には、図９に示す代替施設
機器登録画面６７が表示され、既に施設機器のカテゴリ
ー４０３ｆ及び元施設機器の施設機器名４０２ｆは明示
されており、新たに登録しようとする代替品の施設機器
名４０２ｆ、在庫情報４０６ｆ、納入可能な納期４０７
ｆ、希望する価格４０８ｆ、品画像４０９ｆ、商品説明
４１０ｆ、登録しようとする施設機器のスペック等を示
すＨＰのＵＲＬ４１１ｆ、小売販売業者ＩＤ２０１ｆ等
の入力が求められる。これらのうち必要な項目を入力
し、入力ボタン５１を押すと、新規なレコードが作成さ
れ（図１１、ステップＳ１５）、その新たなレコードの
施設機器ＩＤ４０１が元レコードの代替施設機器ＩＤ群
４１２に転記される（図１１、ステップＳ１６）。さら
には、図９に示す代替施設機器登録画面６７の内容が新
たなレコードに転記され（図１１、ステップＳ１７）、
代替品登録が完了する（図１１、ステップＳ１８）。

【００４０】次に、図１２を参照しながら、購買者が代
替品の登録を供給業者に求める手順について説明する。
先ず、購買者が図３に示すログインメニュー６１に近似
したフォームのログインメニューからサーバーコンピュ
ータ３にログインする（図１２、ステップＳ２１）。そ
して、上述した小売販売業者がログインする場合とほぼ
同様の手順に従って、図６に示す施設機器個別表示画面
６４に至り（図１２、ステップＳ２２）、代替品要求ボ
タン５８ｂを押すと（図１２、ステップＳ２３）、代替
品を要求する施設機器のカテゴリー４０３に基づきクエ
リー１５により該当する施設機器ＤＢ３４を検索し（図
１２、ステップＳ２４）、ヒットした施設機器ＤＢ３４
に記憶されている供給業者ＩＤ４０１とその供給業者の
供給業者ＤＢ３３の供給業者ＩＤ３０１との間のリレー
ションにより、該当するカテゴリーの供給業者の業者ｅ
−ｍａｉｌアドレス３０８を取得し、メールサーバ１２
によりメールを配信することで、供給業者に代替品の登
録を促す。

【００４１】最後に、本発明のさらに他の実施形態の可
能性について列挙する。上記実施形態では、購買者、小
売販売者及び供給業者がコンピューター４〜６を介して
サーバー３に接続した。しかし、これらの者は、コンピ
ュータのみならず、携帯電話やＰＤＡ等の情報端末でサ
ーバー３に接続することも可能である。本発明は、情報
端末であるクライアントからサーバーにアクセスし処理
を行うクライアントサーバーシステムとして構築され得
る。

【００４２】「供給業者」と「小売販売者」とが同一主
体である場合は、業者ＤＢと小売販売者ＤＢとが同一Ｄ
Ｂとして構成されてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】施設機器管理システムの説明図である。

【図２】施設機器管理システムのサーバーにおけるソフ
トウエア構成を示す説明図である。

【図３】施設機器管理システムのクライアントにおける
小売販売者ログインメニュー画面である。

【図４】施設機器カテゴリーの選択画面である。

【図５】照明器具関連の施設機器を選択するための一覧
画面である。

【図６】施設機器の個別表示画面である。

【図７】施設機器の代替品リストである。

【図８】供給業者が代替施設機器を登録するためのログ
イン画面である。

【図９】代替施設機器の登録画面である。

【図１０】購買者の代替品購入のための手順を示すフロ
ーチャートである。

【図１１】供給業者の代替品登録のための手順を示すフ
ローチャートである。

【図１２】購買者等の代替品登録の要望手順を示すフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１ 施設機器管理システム ２ ネットワーク ３ サーバーコンピューター ３ａ ルーター ４ 購買者コンピューター群 ５ 小売販売者コンピューター群 ６ 供給業者コンピューター群 ４ａ，５ａ，６ａ クライアントコンピューター ９ コンピューター本体 １０ ＤＢサーバー １１ ＷＷＷサーバー １２ メールサーバー １３ フォームファイル １４ スクリプトファイル １５ クエリーファイル １９ ハイパーテキスト ２０ メーリングリスト ３１ 購買者ＤＢ ３２ 小売販売者ＤＢ ３３ 供給業者ＤＢ ３４ 施設機器ＤＢ ３５ 個別管理ＤＢ ５０ 表示画面 ５１ 新規登録ボタン ５２ キャンセルボタン ５３ 前画面戻りボタン ５４ 個別フィールド ５５ リストフィールド ５６ スクロールバー ５７ リスト番号フィールド ５８ａ 購入ボタン ５８ｂ 代替品要求ボタン ６１ 小売販売者ログインメニュー ６２ 施設機器カテゴリー選択メニュー ６３ 施設機器選択メニュー ６４ 施設機器個別表示画面 ６５ 施設機器代替品リスト ６６ 代替施設機器登録ログインメニュー ６７ 代替施設機器登録画面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 崇克 大阪府大阪市中央区北久宝寺４丁目３番11 号 ネクストウェア株式会社内 (72)発明者 浦久保 圭司 奈良県奈良市学園大和町１丁目157−２ (72)発明者 酒巻 芳正 兵庫県神戸市北区桂木３丁目６−６

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 建築物における施設及び／又は機器であ
   る施設機器に関する施設機器情報を含む施設機器ＤＢ
   と、この施設機器ＤＢの前記施設機器情報を購買者及び
   ／又は小売販売者に表示する表示手段と、前記施設機器
   ＤＢの前記施設機器情報を施設機器の供給業者にも表示
   する表示手段とを有し、前記各施設機器の代替品を前記
   供給業者が登録するための登録手段を有し、前記代替品
   は元となる施設機器と関連づけられて前記施設機器の表
   示からその代替品の表示に移行が可能であることを特徴
   とする施設機器管理システム。
2. 【請求項２】 前記施設機器はその属するカテゴリーに
   より当該カテゴリーに属する施設機器の供給業者を検索
   するための検索手段を備え、さらに、当該検索手段によ
   り検索された供給業者に代替品の供給を促す通知手段を
   備えていることを特徴とする請求項１記載の施設機器管
   理システム。