JP2003223011A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2003223011A
JP2003223011A JP2002023084A JP2002023084A JP2003223011A JP 2003223011 A JP2003223011 A JP 2003223011A JP 2002023084 A JP2002023084 A JP 2002023084A JP 2002023084 A JP2002023084 A JP 2002023084A JP 2003223011 A JP2003223011 A JP 2003223011A
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undercoat layer
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electrophotographic
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JP2002023084A
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Tomoko Takai
朋子 高井
Tetsuya Fujii
徹也 藤井
Seiji Miyaoka
清二 宮岡
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性支持体上に下引き層及び光導電層を有
する電子写真感光体であって、下引き層の吸湿率を下
げ、高温高湿の環境下でも優れた電子写真特性及び画質
を有し、かつ、下引き層が光導電層等の塗布液に溶解す
ることがなく製造できる電子写真感光体を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 導電性支持体上に、少なくとも下引き層
及び光導電層を有し、該下引き層を構成する成分が、ポ
リエステル化合物とアミノ樹脂を含有する電子写真感光
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の高分子化合
物を下引き層の構成成分として用いた電子写真感光体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特に電子写真方式を採用した複写
機、プリンター及びファクシミリ等に用いられる電子写
真用感光体において、導電性支持体上に直接光導電層を
形成した場合、帯電性が低く、また繰り返し時の電位の
安定性に欠ける等の問題があった。
【0003】また、導電性支持体と光導電層との接着性
の不足により光導電層が剥離したり、導電性支持体上に
光導電層を塗布する際に塗布欠陥が発生する等の問題も
あった。
【0004】さらに、導電性支持体表面の凹凸により光
導電層の膜厚のむらを生じ、その結果として黒点、白抜
けなどの画像欠陥が発生する等の問題もあった。
【0005】これらの問題を解決するための手段とし
て、導電性支持体と光導電層との間に下引き層を設ける
ことが試みられている。この下引き層に要求される基本
的役割としては、(1)未露光時には、導電性支持体か
らの電荷注入を防止すること、(2)露光時には、感光
体中の電荷を導電性支持体に放出すること、(3)電荷
の蓄積がなく、連続使用時において電気特性の変化がな
いこと、(4)導電性支持体表面の凹凸の影響を軽減さ
せること、(5)導電性支持体との密着性及び下引き層
の上に形成される電荷発生層等に対して均一且つ強固な
密着性を有すること等が挙げられる。上記した下引き層
を構成する材料としては、カゼイン、ポリアミド樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹
脂、フェノキシ樹脂等が知られている。しかしながら、
これらの樹脂を用いた下引き層を導入すると感光体の環
境特性が低下する傾向がある。具体的には高温高湿の環
境下で帯電性が低下したり、黒点などの画像欠陥が発生
する等の現像が発生する。これは、高温高湿の環境下で
下引き層が吸湿するために下引き層の体積低抗率が低下
し、導電性支持体と光導電層の直接の接合をなくすとい
う下引き層本来の機能が低下するためと考えられる。ま
た、下引き層の上には光導電層を積層するため、下引き
層は光導電層塗布液と接触する。これらの塗布液は一般
に、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、酢酸エチル、塩化メチレン、トルエン、キシレ
ン、セロソルブ、1,1,2−トリクロロエタン、メタ
ノール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、1,2−ジクロロエタン、
シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等の溶剤を単独でもしくは2種類以上を
混合して用いるため、溶解力が強く、前記のように下引
き層に一般に用いられているような樹脂は溶解してしま
うことが多い。下引き層が塗布液に溶解すると、下引き
層の上に積層した光導電層中に下引き層の材料が混入す
るため電子写真感光体の性能が低下するばかりでなく、
浸漬塗工等をする際には、塗布液中に下引き層用材料が
混入し、塗布液が使用できなくなるという問題が発生す
る。従って、下引き層は上記の溶剤に対する耐溶剤性が
優れたものでなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みてなされたものであり、下引き層の吸湿率を下げ、高
温高湿の環境下でも優れた電子写真特性及び画質を有
し、かつ、下引き層が光導電層等の塗布液に溶解するこ
とがなく製造できる電子写真感光体を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性支持体
上に、少なくとも下引き層及び光導電層を有する電子写
真感光体において、前記下引き層を構成する成分が、ポ
リエステル化合物とアミノ樹脂を含有することを特徴と
する電子写真感光体に関する。また、本発明は、前記ポ
リエステル化合物が下記構造式(I)で表される2価基
を有する電子写真感光体に関する。
【0008】
【化2】 また、本発明は、前記下引き層を構成する成分にイオン
性低分子化合物を含有する電子写真感光体に関する。ま
た、本発明は、前記イオン性低分子化合物が無水トリメ
リト酸、無水ピロメリト酸、トリメリト酸、ピロメリト
酸、アミノ酸モノマー、アミノ酸ダイマー、アミノ酸ト
リマー及びアミノ酸オリゴマーからなる群より選ばれる
少なくとも1種の化合物である電子写真感光体に関す
る。また、本発明は、前記アミノ樹脂が次式(1)を満
たすものである電子写真感光体に関する。 1.0≧アミノ樹脂を構成する繰り返し単位当たりの平均ベンゼン環個数≧0. 5 (1)
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明において導電性支持体としては、例えば、アルミ
ニウム、アルミニウム合金、鋼、鉄、銅等の金属板、酸
化スズ、酸化インジウム、酸化クロム等の金属化合物
板、導電性粒子(例えば、カーボンブラック、銀粒子な
ど)を適当なバインダとともにプラスチックの上に被覆
した基体、プラスチック、紙、ガラスなどに蒸着やスパ
ッタリング等で導電性を付与したものを用いることがで
き、これらの支持体の形状は、円筒状、シート等とさ
れ、これらは何ら形状、寸法、表面粗度等に制限される
ことはない。
【0010】本発明において下引き層はポリエステル化
合物及びアミノ樹脂を含む。すなわち、ポリエステル化
合物とアミノ樹脂とを同時に存在させて、下引き層を形
成するための乾燥時の加熱により反応させることが必要
である。ポリエステル化合物とアミノ樹脂とを反応させ
ることによりポリエステル化合物中の吸湿性を有する置
換基を減少させ、下引き層の吸湿率を下げ、耐溶剤性を
向上させることができる。
【0011】本発明におけるポリエステル化合物は、下
記構造式(I)で表される2価基を有するものであるこ
とが好ましい。
【0012】
【化3】
【0013】ポリエステル化合物の具体例としては下記
の構造を有する化合物1、化合物2、化合物3等、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネー
トなどが挙げられるが、本発明は、これら例示の化合物
を用いるものに限定されるものではない。
【0014】
【化4】 (m、nは重合度で正の整数を表し、m/nは、好まし
くは0.05〜20、より好ましくは1〜20であ
る。) ポリエステル化合物は、GPCでポリスチレン換算した
重量平均分子量が10,000〜150,000である
ことが好ましく、10,000〜80,000であるこ
とがより好ましい。
【0015】本発明におけるアミノ樹脂は、ベンゾグア
ナミン、メラミン等の1分子中に1個以上、好ましくは
2個以上のアミノ基を有する化合物と、ホルムアルデヒ
ド等のアルデヒドとを反応(付加反応)させた反応物
に、さらにブタノール等のアルコール等を反応(エーテ
ル化反応)させた樹脂であり、このような樹脂が1種類
で又は2種類以上で平均として上記式(1)を満たすも
のであれば、特に制限はない。このようなアミノ樹脂と
しては、例えば、ベンゾグアナミン樹脂、ベンゾグアナ
ミン/メラミン共縮合樹脂、ベンゾグアナミン樹脂とメ
ラミン樹脂との混合物等を挙げることができる。アミノ
樹脂を構成する繰り返し単位当たりの平均ベンゼン環個
数は、式(1)に示すとおり、0.5〜1.0の範囲に
入っていることが好ましく、0.7〜1.0の範囲に入
っていることがより好ましい。0.5未満であると、下
引き層の吸湿率を下げる効果が得られず高温高湿下での
電子写真特性及び画質が低下する傾向がある。アミノ樹
脂は、GPCでポリスチレン換算した重量平均分子量が
300〜5,000であることが好ましく、2,000
〜5,000であることがより好ましい。
【0016】アミノ樹脂として、ベンゾグアナミン樹脂
とメラミン樹脂との混合物を使用する場合は、その樹脂
のタイプにもよるが、ベンゾグアナミン樹脂/メラミン
樹脂(重量比)を、概ね、50/50〜95/5、好ま
しくは70/30〜95/5とすることが望ましい。
【0017】このとき、アミノ樹脂(ベンゾグアナミン
樹脂とメラミン樹脂との混合物)を構成する繰り返し単
位当たりの平均ベンゼン環個数(A)は、次のようにし
て算出できる。ベンゾグアナミン樹脂や、メラミン樹脂
の各々の平均結合ホルムアルデヒド数(x)、平均結合
アルキルエーテル基数(y)は、NMR解析及びリン酸
分解法によって容易に知ることができる。この値をもと
にして各樹脂の繰り返し単位当りの分子量(w)を各々
求めることができる。例えば、結合アルキルエーテル基
をブチルエーテル基とし、ベンゾグアナミン樹脂(x=
2.1、y=1.1)m1g/メラミン樹脂(x=3.
5、y=2.1)m2gの混合物についてみると、 w1(ベンゾグアナミン樹脂)=187−(2.1+
1.1)+30×2.1+57×1.1=309.5 w2(メラミン樹脂)=126−(3.5+2.1)+
30×3.5+57×2.1=345.1 であり、Aは
【0018】
【数1】 として算出できる。前記において 187 ベンゾグアナミンの分子量 126 メラミンの分子量 30 −CH2O− ホルムアルデヒドの分子量 57 −C49 アルキルエーテル基部分の分子量 である。
【0019】前記ポリエステル化合物とアミノ樹脂の重
量比は99/1〜30/70の範囲内に入っていること
が好ましく、95/5〜50/50の範囲内に入ってい
ることがより好ましく、90/10〜80/20の範囲
内に入っていることが特に好ましい。99/1より大き
いと吸水率が増加する傾向があり、30/70より小さ
いと電子写真特性、具体的に光応答性が低下する傾向に
ある。
【0020】本発明におけるイオン性低分子化合物は、
例えば、テトラシアノエチレン、無水トリメリト酸、無
水ピロメリト酸、トリメリト酸、ピロメリト酸、ジチオ
ベンジルニッケル錯体、ジチオマレオニトリルニッケル
錯体などのアクセプタ性の分子、ヒドラゾン誘導体、エ
ナミン誘導体、ブタジエン誘導体などのドナー性の分
子、アミノ酸モノマー、アミノ酸ダイマー、アミノ酸ト
リマー、アミノ酸オリゴマーなどのアミド結合を有する
分子などを用いることができる。これらのイオン性低分
子化合物は二種類以上を混合して用いてもよい。無水ト
リメリト酸、無水ピロメリト酸、トリメリト酸、ピロメ
リト酸、アミノ酸モノマー、アミノ酸ダイマー、アミノ
酸トリマー及び/又はアミノ酸オリゴマーが電子写真特
性の点から好ましい。下引き層にイオン性低分子化合物
を含有させる場合、イオン性低分子化合物の量は、ポリ
エステル化合物及びアミノ樹脂の合計100重量部に対
して0.1〜30重量部とすることが好ましく、0.1
〜10重量部とすることがより好ましい。イオン性低分
子化合物を含有させることにより、ポリエステル化合物
とアミノ樹脂との乾燥時の加熱による反応が促進され、
0.1重量部未満ではその効果が不十分となり、30重
量部を超えると吸水率が増加する傾向がある。
【0021】下引き層には必要に応じて本発明を構成す
る物質の他に、酸化チタン、酸化アルミニウム、ジルコ
ニア、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛、アルミナ、チタ
ンブラック、シリカ、チタン酸鉛、チタン酸バリウム等
の微粒子等を単独で又は2種以上混合して使用できる。
下引き層にこのような微粒子を含有させる場合、微粒子
の量は、ポリエステル化合物及びアミノ樹脂の合計10
0重量部に対して10〜100重量部とすることが好ま
しく、50〜100重量部とすることがより好ましい。
このような微粒子を含有させることにより、導電性を付
与する効果があり、10重量部未満ではその効果が不十
分となる。
【0022】下引き層を構成する方法として、前記ポリ
エステル化合物、アミノ樹脂、及び必要に応じてイオン
性低分子化合物及び微粒子を溶剤に分散、溶解した溶液
を導電性基体上に浸漬塗工法、スプレー塗工法、ロール
塗工法、アプリケータ塗工法、ワイヤバー塗工法などの
塗工法を用いて塗工し、乾燥して形成することができ
る。乾燥温度、乾燥時間は、所望の膜厚を得るよう適宜
選択するため、特に好ましい範囲はないが、一般的に、
乾燥温度は好ましくは50〜200℃、より好ましくは
100〜150℃であり、乾燥時間は好ましくは10〜
120分、より好ましくは10〜60分である。
【0023】この場合、用いる溶剤としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テ
トラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、塩化メチレ
ン、トルエン、キシレン、セロソルブ、1,1,2−ト
リクロロエタン、メタノール、イソプロピルアルコー
ル、イソブチルアルコール、n−ブチルアルコール、
1,2−ジクロロエタン、シクロヘキサン、シクロヘキ
サノン、ジオキサン等の溶剤を単独でもしくは2種類以
上を混合して用いることができる。
【0024】下引き層の厚さは通常、0.01μm〜1
0.0μm、好ましくは、0.1μm〜3.0μmであ
る。この厚さが0.01μm未満であると、下引き層を
均一に形成するのが困難になり、10.0μmを超える
と電子写真特性が低下する傾向にある。本発明の電子写
真感光体を構成する光導電層は、光導電性物質である電
荷発生物質、電荷輸送物質を含有する単一の層からなる
単層型、あるいは電荷発生物質を含有する電荷発生層と
電荷輸送物質を含有する電荷輸送層の2層からなる積層
型のいずれであってもよいが、特に積層型の光導電層を
採用した場合において、本発明による著しい改善の効果
が得られる。
【0025】本発明において、光導電層に用いられる電
荷発生物質としては、アゾキシベンゼン系、ジスアゾ
系、トリスアゾ系、ベンゾイミダゾール系、多環式キノ
リン系、インジゴイド系、キナクドリン系、フタロシア
ニン系、ペリレン系、メチン系等の有機顔料が使用でき
る。
【0026】積層型感光体において、(i)電荷発生層
を前記電荷発生物質のみを用いて均一層を形成する場合
には真空蒸着法が用いられ、また、(ii)電荷発生層
を前記電荷発生物質と他の成分とを用いて形成する場合
は、前記電荷発生物質、結合剤及び可塑剤、硬化触媒、
流動性付与剤、ピンホール制御剤などの必要に応じて使
用される添加剤を、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエ
ン、酢酸エチル、塩化メチレン、トルエン、キシレン、
セロソルブ、1,1,2−トリクロロエタン、メタノー
ル、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、
n−ブチルアルコール、1,2−ジクロロエタン、シク
ロヘキサン、シクロヘキサノン、ジオキサン、1−メト
キシ−2−プロパノール、アニソール等の溶剤を単独で
もしくは2種類以上を混合した溶剤の均一に溶解又は分
散させた後、導電性基体(下引き層がある場合には、下
引き層)の上に浸漬塗工法、スプレー塗工法、ロール塗
工法、アプリケータ塗工法、ワイヤバー塗工法などの塗
工法を用いて塗布し、乾燥して形成することができる。
【0027】結合剤としては、シリコーン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリメタクリレート樹脂、ポリアクリ
ルアミド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリイソプレン樹
脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリクロロ
プレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、エチルセルロ
ース樹脂、ニトロセルロース樹脂、尿素樹脂、フェノー
ル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
ホルマール樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル/塩化ビ
ニル共重合体、ポリエステルカーボネート樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂等が挙げられる。また、熱及び/又
は光硬化性樹脂も使用できる。いずれにしても電気絶縁
性で通常の状態で皮膜を形成しうる樹脂であれば特に制
限はない。
【0028】上記の(ii)の場合、電荷発生層中の結
合剤樹脂は、電荷発生物質100重量部に対して5〜2
00重量部とするのが好ましく、更に好ましくは、10
〜100重量部である。5重量部未満では、電荷発生層
の皮膜が不均一となりやすく画質が劣る傾向にある。2
00重量部を超えると、感度が低下し、残留電位が高く
なる傾向にある。
【0029】可塑剤としては、ハロゲン化パラフィン、
ジメチルナフタリン、ジブチルフタレート等が挙げられ
る。流動性付与剤としては、モダフロー(モンサントケ
ミカル社製)、アクロナール4F(バスフ社製)等が挙
げられる。ピンホール制御剤としては、ベンゾイン、ジ
メチルフタレート等が挙げられる。これらは、各々、前
記電荷を発生する電荷発生物質100重量部に対して5
重量部以下で使用することが好ましい。
【0030】電荷発生層の厚さは通常0.01〜2.0
μm、好ましくは、0.1〜0.8μmである。この厚
さが0.01μm未満であると、電荷発生層を均一に形
成するのが困難になりやすく、2.0μmを超えると、
電子写真特性が低下する傾向にある。
【0031】電荷輸送層は、電荷輸送物質、結合剤、及
びその他の添加剤を含むものである。
【0032】電荷輸送層に用いる電荷輸送物質として
は、フルオレイン、フルオレンオン、2,7−ジニトロ
−9−フルオレノン、4−インデノ(1,2,6)チオ
フェン−4−オン、3,7−ジニトロ−ジベンゾチオフ
ェン−5−オキシド、1−ブロモピレン、2−フェニル
ピレン、カルバゾール、3−フェニルカルバゾール、2
−フェニルインドール、2−フェニルナフタリン、オキ
サゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、ト
リフェニルアミン、イミダゾール、クリセン、テトラフ
ェン、アクリデン、各種ヒドラゾン類、スチリル化合
物、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ−
N−ビニルカルバゾール、1−フェニル−3−(4−ジ
エチルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフ
ェニル)ピラゾリン、ポリビニルピレン、2−フェニル
−4−(4−ジエチルアミノフェニル)−5−フェニル
オキサゾール、ポリビニルインドロキノキサリン、1,
1−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−4,4−ジ
フェニル−1,3−ブタジエン、ポリビニルベンゾチオ
フェン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルアクリジ
ン、ポリビニルピラゾリン、N,N′−ビス(3−メチ
ルフェニル)−N,N′−ビス(2−ナフチル)−1,
1′−ビフェニル−4,4′−ジアミン等並びにこれら
の誘導体などが挙げられる。
【0033】電荷輸送層の結合剤である樹脂としては、
上記の電荷発生層の結合剤の例で述べたような樹脂から
一般に市販されているものを商業的に入手できる。この
樹脂は、電荷輸送物質100重量部に対して、電子写真
特性が低下しないように450重量部以下の使用が望ま
しく、低分子電荷輸送物質に対しては、皮膜特性の関係
上50重量部以上が望ましい。また、電荷輸送層に、電
荷発生層と同様な添加剤、例えば可塑剤、硬化剤、流動
性付与剤、ピンホール制御剤などの添加剤を必要に応じ
て含有させることができる。添加剤は、各々、電荷輸送
物質100重量部に対して5重量部以下で使用するのが
好ましい。
【0034】電荷輸送層を形成するには、電荷輸送物
質、結合剤及び添加剤を電荷発生層の作製に用いられる
として例示した溶剤に均一に溶解した後、この溶液を、
電荷発生層の上に浸漬塗工法、スプレー塗工法、ロール
塗工法、アプリケータ塗工法、ワイヤバー塗工法などの
塗工法を用いて塗布し、乾燥して形成することができ
る。
【0035】電荷輸送層の厚さは通常5〜50μm、好
ましくは8〜40μmである。この厚さが5μm未満で
あると、初期で電位が低くなり、50μmを超えると、
電子写真特性が低下する傾向にある。
【0036】本発明の電子写真感光体において、感光層
の上に電荷輸送層の結合剤と同系列の樹脂等からなる保
護層を形成してもよい。保護層の膜厚は、0.01〜1
0μm、好ましくは、0.1〜3μmである。この厚さ
が0.01μm未満では、保護層の効果が少なく、耐久
性が劣り、10μmを超えると、感度が低下し、残留電
位が増大する傾向にある。
【0037】本発明になる電子写真感光体を用いて印字
を行う場合には、従来と同様に帯電、露光を施した後、
現像を行い、普通紙上に画像を転写し、定着すればよ
い。
【0038】
【実施例】次に、実施例によって本発明を詳述するが、
本発明はこれによって制限されるものではない。
【0039】以下の例中に用いる各材料を次に列記す
る。括弧内には略号を示す。 (1)電荷を発生する光導電性物質(電荷発生物質) フタロシアニン組成物 〔フタロシアニン組成物の作製〕チタニルフタロシアニ
ン36g及び塩化インジウムフタロシアニン12gから
なるフタロシアニン混合物48gを、硫酸2.4リット
ルに溶解し、室温で30分間撹拌した後、これを氷水で
冷却したイオン交換水48リットルに、50分間かけて
滴下し、再沈させた。さらに、冷却下で30分間撹拌し
た後、ろ過により沈殿物を分離した。1回目の洗浄とし
て、沈殿物に洗浄水として、イオン交換水4リットルを
加え、撹拌し、次いで、ろ過により沈殿物を回収した。
同様の洗浄操作を、さらに、4回続けて行い、5回目の
操作で、ろ過した洗浄水(すなわち洗浄後の洗浄水)の
pH及び伝導率を測定した(23℃)。
【0040】洗浄水のpHは3.4であり、伝導率は6
5.0μS/cmであった。なお、pHの測定には、横
河電機社製モデルPH51を使用し、伝導率の測定は、
柴田科学器械工業社製モデルSC−17Aを使用した。
【0041】この後、メタノール4リットルで3回洗浄
した後、60℃で4時間真空加熱乾燥し、得られた沈殿
物を乾燥した。得られた乾燥物のX線回折スペクトルを
測定した結果、ブラッグ角(2θ±0.2度)の27.
2度に明瞭なピークを示していた。なお、X線回折スペ
クトルは、理学電機(株)製RAD−IIIAを使用し
て測定した。
【0042】次いで、この乾燥物10gに、イオン交換
水700g、トルエン250g及び1mmφジルコニア
ビーズ1kgを加え、60〜70℃で5時間粉砕及び加
熱攪拌し、冷却後、ろ過、遠心分離を行い、溶剤を除去
後、メタノールで充分洗浄して、60℃で4時間真空加
熱乾燥し、フタロシアニン組成物の結晶を得た。得られ
たフタロシアニン組成物の結晶のX線回折スペクトルを
測定した結果、ブラッグ角(2θ±0.2度)の17.
9度、24.0度、26.2度及び27.2度に主な回
折ピークを示していた。なお、このX線回折スペクトル
を図1に示した。 (2)電荷輸送物質 N,N′−ビス(3−メチルフェニル)N,N′−ビス
(2−ナフチル)−1,1′−ビフェニル−4,4′−
ジアミン ((株)アナン製) (3)下引き層用イオン性低分子化合物 無水トリメリト酸(TMA) (和光純薬社製) (4)結合剤 (A)下引き層用ポリエステル化合物 ポリエステル樹脂:バイロン290(V−290)固形
分100重量% (東洋紡株式会社製) 繰り返し単位: (化合物2)の繰り返し単位 GPCでポリスチレン換算の重量平均分子量: 53,
000 ポリカーボネート樹脂:レキサン141−111(L1
41) 固形分100%(GE製) 繰り返し単位: (化合物1)の繰り返し単位 (B)下引き層用アミノ樹脂 ベンゾグアナミン樹脂:メラン351W(ML351
W) 固形分60% (日立化成工業株式会社製) 平均結合ホルムアルデヒド数 2.1個/トリアジン核 平均結合ブチルエーテル基数 1.1個/トリアジン核 GPCでポリスチレン換算の重量平均分子量: 2,8
00 メラミン樹脂:メラン2000(ML2000) 固形分50% (日立化成工業株式会社製) 平均結合ホルムアルデヒド数 3.5個/トリアジン核 平均結合ブチルエーテル基数 2.1個/トリアジン核 GPCでポリスチレン換算の重量平均分子量: 2,5
00 (C)電荷発生層用 ポリビニルアセタール樹脂:KS−5Z 固形分100%(積水化学工業株式会社製) (D)電荷輸送層用 ポリカーボネート樹脂:タフゼットB−500 固形分100%(出光興産株式会社製)
【0043】実施例1 V−290を90g、ML351W16.7g(上記式
(1)の値は1.0)及びTMA0.5gをテトラヒド
ロフラン893.4gに溶解した。この溶液を、アルミ
ニウムドラム(外径60.1×管長さ247×厚さ2
単位mm)の上に浸せき塗工法で塗布し、130℃で3
0分乾燥して膜厚0.3μmの下引き層を形成した。
【0044】次に、10.2gのフタロシアニン組成
物、2.7gのKS−5Z、及びベンゾグアナミン樹脂
ML351W6.8g及び1−メトキシ−2−プロパノ
ール980.3gを、超音波分散機を用いて80時間分
散し、得られた電荷発生層用塗工液を、上記の下引き層
上に浸漬塗工法で塗工し、130℃で30分間乾燥し
て、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。次に、
N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−N,N′−ビ
ス(2−ナフチル)−1,1′−ビフェニル−4,4′
−ジアミン107.5g、ポリカーボネート樹脂タフゼ
ットB−500、107.5gを、テトラヒドロフラン
628gとアニソール157gの混合溶剤に完全に溶解
した。この電荷輸送層用塗工液を浸漬塗工法により、前
記電荷発生層上に塗工し、120℃で30分間乾燥し
て、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光
体を作製した。
【0045】実施例2 V−290を90g及びML351W 16.7g(上
記式(1)の値は1.0)をテトラヒドロフラン89
3.4gに溶解した。この溶液を用いて実施例1と同様
にして下引き層を形成した。次に、実施例1と同様にし
て、下引き層の上に電荷発生層、電荷輸送層を形成し、
電子写真感光体を形成した。
【0046】実施例3 V−290を90g、ML351W14.0g及びML
2000 7.2g(上記式(1)の値は0.72)を
テトラヒドロフラン893.4gに溶解した。この溶液
を用いて実施例1と同様にして下引き層を形成した。次
に、実施例1と同様にして、下引き層の上に電荷発生
層、電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を形成した。
【0047】実施例4 L141を90g及びML351W 16.7g(上記
式(1)の値は1.0)をテトラヒドロフラン893.
4gに溶解した。この溶液を用いて実施例1と同様にし
て下引き層を形成した。次に、実施例1と同様にして、
下引き層の上に電荷発生層、電荷輸送層を形成し、電子
写真感光体を形成した。
【0048】実施例5 V−290を90g及びML2000 20.0g(上
記式(1)の値は0)をテトラヒドロフラン893.4
gに溶解した。この溶液を用いて実施例1と同様にして
下引き層を形成した。次に、実施例1と同様にして、下
引き層の上に電荷発生層、電荷輸送層を形成し、電子写
真感光体を形成した。
【0049】比較例1 V−290を100g、テトラヒドロフラン893.4
gに溶解した。この溶液を用いて実施例1と同様にして
下引き層を形成した。次に、実施例1と同様にして、下
引き層の上に電荷発生層、電荷輸送層を形成し、電子写
真感光体を形成した。
【0050】比較例2 KS−5Zを90g及びML351W 16.7g(上
記式(1)の値は1.0)をテトラヒドロフラン89
3.4gに溶解した。この溶液を用いて実施例1と同様
にして下引き層を形成した。次に、実施例1と同様にし
て、下引き層の上に電荷発生層、電荷輸送層を形成し、
電子写真感光体を形成した。
【0051】(感光体の評価法)前記実施例及び比較例
で得られた電子写真感光体の電子写真特性及び画像を2
3℃、50%RHの常温常湿の環境と40℃、90%R
Hの高温高湿の環境で評価した。画像評価は、画像評価
機(負帯電、反転現像方式)を用いて100kP印字後
の黒点、カブリを評価した。電子写真特性(感度、残留
電位、暗減衰率)は、シンシア30HC(緑屋電気社
製)により評価した。コロナ帯電方式で感光体を−65
0Vまで帯電させ、780nmの単色光を50mS感光
体に露光し種々の特性測定を行った。上記の特性の定義
は、以下の通りである。感度(E1/2)は、初期帯電
電位−650Vを露光0.2秒後に半減させるのに要す
る780nmの単色光の照射エネルギ−量であり、残留
電位(Vr)は、光量20mJ/m2の光を露光し、露
光0.2秒後に感光体の表面に残る電位である。暗減衰
率(DDR)は、感光体の初期帯電電位−650Vと初
期帯電後暗所1秒放置後の表面電位V1(−V)を用い
て(V1/650)×100と定義した。
【0052】(下引き層の吸水率評価法)前記実施例及
び比較例で得られた下引き層の吸水率を調べた。前記実
施例及び比較例で得られた下引き層用の溶液を各々金属
シャーレに固形分が2gになる量を秤取りこれを下引き
層の乾燥時と同じ条件で乾燥し、乾燥後の下引き層の重
量(仮にA(g)とする)を測定した。その後、23
℃、90%RHの環境下で4日間放置して吸湿させ、吸
湿後の下引き層の重量(仮にB(g)とする)を測定し
た。この結果を式(2)にあてはめて吸水率を計算し
た。 (吸水率)=(B−A)/A×100 (2) 表1に吸水率を示した。
【0053】(下引き層の耐溶剤性評価法)前記実施例
及び比較例で得られた下引き層の溶出率を調べた。前記
実施例及び比較例で得られた下引き層用の溶液を各々金
属シャーレに固形分が1gになる量を秤取りこれを13
0℃15分乾燥し、乾燥後の下引き層の重量(仮にA
(g)とする)を測定した。このシャーレをテトラヒド
ロフラン中に2分間浸漬した後、風乾後、130℃10
分乾燥し下引き層の重量(仮にB(g)とする)を測定
した。この結果を式(3)にあてはめて溶出率を計算し
た。 (溶出率)=(B−A)/A×100 (3) 表1に溶出率を示した。
【0054】
【表1】
【0055】表1からわかるように構造式(I)を含む
ポリエステル化合物にアミノ樹脂を組み合わせることで
各々の吸水率を低下させ、耐溶剤性を向上させることが
できる。一方、比較例2に示したようにポリエステル化
合物以外のものを組み合わせた場合は逆に吸水率が上昇
している。比較例1のようにアミノ樹脂を組み合わせな
い下引き層を有する電子写真感光体は高温高湿の環境で
黒点の発生などの特性の悪化が顕著であり、耐溶剤性が
ない。実施例1〜5のように、ポリエステル化合物とア
ミノ樹脂を組み合わせた下引き層は溶剤に不溶で、吸水
率が低下しており、この下引き層を用いた電子写真感光
体は高温高湿の環境下でも常温常湿の環境下と同じ電子
写真特性及び画像特性を示している。また更に実施例1
〜4のように、式(1)を満足するアミノ樹脂を組み合
わせた場合、常温常湿の環境下と同じく高温高湿の環境
下でも黒点、カブリ等の発生なく、特に良好な特性を示
している。以上の結果は本発明が有効であることを示し
ている。
【0056】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、高温高湿の
環境下での電子写真特性、画像特性の安定性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フタロシアニン組成物のX線回折スペクトルを
示すチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮岡 清二 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎事業所内 Fターム(参考) 2H068 AA43 AA44 BA60 BB23 BB36 BB37 BB51

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、少なくとも下引き層
    及び光導電層を有し、該下引き層を構成する成分が、ポ
    リエステル化合物とアミノ樹脂を含有することを特徴と
    する電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 ポリエステル化合物が下記構造式(I)
    で表される2価基を有することを特徴とする請求項1記
    載の電子写真感光体。 【化1】
  3. 【請求項3】 下引き層を構成する成分にイオン性低分
    子化合物を含有することを特徴とする請求項1又は2記
    載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 イオン性低分子化合物が無水トリメリト
    酸、無水ピロメリト酸、トリメリト酸、ピロメリト酸、
    アミノ酸モノマー、アミノ酸ダイマー、アミノ酸トリマ
    ー及びアミノ酸オリゴマーからなる群より選ばれる少な
    くとも1種の化合物である請求項1、2又は3記載の電
    子写真感光体。
  5. 【請求項5】 アミノ樹脂が次式(1)を満たす請求項
    1、2、3又は4記載の電子写真感光体。 1.0≧アミノ樹脂を構成する繰り返し単位当たりの平均ベンゼン環個数≧0. 5 (1)
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