JP2003222217A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JP2003222217A
JP2003222217A JP2002023261A JP2002023261A JP2003222217A JP 2003222217 A JP2003222217 A JP 2003222217A JP 2002023261 A JP2002023261 A JP 2002023261A JP 2002023261 A JP2002023261 A JP 2002023261A JP 2003222217 A JP2003222217 A JP 2003222217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アッパリンクのトラニオンに対する変位規制
機能を確保しながら、効率的な組み付け作業を行うこと
ができるトロイダル型無段変速機を提供すること。 【解決手段】 トラニオン59の上側軸部59aに設け
られ、アッパリンク62がトラニオン59に対して傾転
軸方向に変位するのを規制するアッパリンク変位規制部
材10を備えたトロイダル型無段変速機において、アッ
パリンク変位規制部材10を、アッパリンク62に開口
したトラニオン軸部挿入穴65の内径D1より小さい外径
D2を持ち、かつ、傾転軸Lに直交する方向にスライド可
能なストッパプレート70と、該ストッパプレート70
をトラニオン59に固定するボルト71と、を有する構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に適用され
るトロイダル型無段変速機、特に、アッパリンクのトラ
ニオン傾転軸方向の変位を規制するアッパリンク変位規
制技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、トロイダル型無段変速機として
は、例えば、特開2001−182793号公報に記載
のものが知られている。
【0003】この従来公報には、アッパリンク及びロア
リンクとトラニオンとの交角変化により干渉したときに
発生する干渉力によって、パワーローラにスリップが発
生することがないようにすることを目的とし、アッパリ
ンク及びロアリンクをトラニオンの傾転軸方向に変位可
能に変速機ケースに支持すると共に、トラニオンの上側
軸部にアッパリンクのトラニオンに対する傾転軸方向の
変位を規制するストッパプレートをボルトにより固定
し、アッパリンクがトラニオン以外の部品と干渉する弊
害を回避し得るようにした技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトロイダル型無段変速機にあっては、アッパリンク
に開口した軸部挿入穴の内径より大きな外径を持つスト
ッパプレートをボルトにより固定したものであるため、
変速機の組み付け作業において、面倒で効率の悪い作業
手順になるという問題点があった。
【0005】詳細に説明すると、ストッパプレートの取
り付けに際し、変速機ケースを頂壁が下になるように反
転させ、変速機ケースの底部開口から、まず、ボルト及
びストッパプレートを変速機ケースの頂壁の内面に落と
し込む。次いで、アッパリンクを変速機ケースに取り付
け、その後、トラニオンの上端軸部をアッパリンクに開
口した軸部挿入穴に連節した状態で、変速機ケースの頂
壁に形成された開口部(この開口部は変速機の完成後に
トラニオンの傾転を検査するためのもの)から予め落と
し込まれたボルト及びストッパプレートを所定位置に設
定し、開口部から挿入した工具によりボルトを締結する
ことでなされる。
【0006】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、アッパリンクのトラ
ニオンに対する変位規制機能を確保しながら、効率的な
組み付け作業を行うことができるトロイダル型無段変速
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、トラニオンの上側軸部に設けられ、ア
ッパリンクがトラニオンに対して傾転軸方向に変位する
のを規制するアッパリンク変位規制部材を備えたトロイ
ダル型無段変速機において、前記アッパリンク変位規制
部材を、アッパリンクに開口した軸部挿入穴の内径より
小さい外径を持ち、かつ、傾転軸に直交する方向にスラ
イド可能なストッパプレートと、該ストッパプレートを
トラニオンに固定するプレート固定部材と、を有する構
成とした。
【0008】
【発明の作用および効果】本発明にあっては、変速機の
組み立てに際し、まず、ストッパプレートの中心をトラ
ニオンの傾転軸心と一致させた同心状態でプレート固定
部材により仮固定する。この仮固定したストッパプレー
トを有するトラニオンの先端軸部を、予め変速機ケース
に取り付けられているアッパリンクの軸部挿入穴に差し
込む。このとき、ストッパプレートは、アッパリンクに
開口した軸部挿入穴の内径より小さい外径を持つため、
ストッパプレートを有するトラニオンの先端軸部を、そ
のままアッパリンクの軸部挿入穴に差し込むことができ
る。
【0009】そして、各部品を組み付けた後、変速機ケ
ースの頂壁に形成された開口部からの作業によりストッ
パプレートを傾転軸に直交する方向にスライドし、この
状態でプレート固定部材によりストッパプレートをトラ
ニオンに固定することで組み付けを完了する。
【0010】よって、組み付け完了後はアッパリンクと
オーバーラップするスライドした位置でストッパプレー
トがトラニオンの上側軸部に固定されることで、アッパ
リンクのトラニオンに対する変位規制機能を確保しなが
ら、上記のように、組み付け作業を非常に簡便で効率的
に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるトロイダル
型無段変速機を実現する実施の形態を、請求項1,2,
3,4に記載された発明に対応する第1実施例と、請求
項1,2,3,4,5,6に記載された発明に対応する
第2実施例と、請求項1,2,4,7,8に記載された
発明に対応する第3実施例と、請求項1,4,7,9に
記載された発明に対応する第4実施例と、に基づいて説
明する。
【0012】(第1実施例)図1は第1実施例のトロイ
ダル型無段変速機を示す縦断正面図、図2は第1実施例
のトロイダル型無段変速機を示す縦断側面図である。
【0013】図1において、1は変速機ケース、2はア
ッパリンクポスト、3はロアリンクポスト、4はロアカ
バー、10はアッパリンク変位規制部材、11はプーリ
兼ロアワッシャ、12はスペーサ、40はカムフラン
ジ、41はローディングカム、42は入力ディスク、4
3はCVTシャフト、44は出力ディスク、45はパワ
ーローラ、46はギアハウジング、47は出力ギア、4
8は皿バネ、49はローディングナット、57は左右傾
転同期ワイヤ、58は前後傾転同期ワイヤ、59はトラ
ニオン、60はトラニオンシャフト、61はサーボピス
トン、62はアッパリンク、63はロアリンク、64は
球面軸受、65はトラニオン軸部挿入穴、66はリンク
側傾転角度ストッパ、Lは傾転軸である。
【0014】第1実施例のトロイダル型無段変速機は、
図2に示すように、車両前方位置に転動面を対向させて
第1の入力ディスク42及び第1の出力ディスク44を
配置し、車両後方位置に転動面を対向させて第2の出力
ディスク44及び第2の入力ディスク42を配置したダ
ブルキャビティ構成としている。
【0015】前記パワーローラ45は、これら2組の入
出力ディスク42,44間に動力伝達可能に挟圧されて
いて、第1の入出力ディスク42,44間の左右位置に
一対配置され、第2の入出力ディスク42,44間の左
右位置に一対配置される。
【0016】前記トラニオン59は、パワーローラ45
を支持すると共に、パワーローラ回転軸線と直交する傾
転軸L(首振り軸線)の周りに傾転可能である。なお、
このトラニオン59は、パワーローラ45の数に対応し
て、第1の入出力ディスク42,44間の左右位置に一
対配置され、第2の入出力ディスク42,44間の左右
位置に一対配置される。
【0017】前記アッパリンク62は、アッパリンクポ
スト2に対して支持しないフリー状態であり、4個のト
ラニオン59の上側軸部59aを連結するために、4箇
所の角隅部にトラニオン軸部挿入穴65が開口されてい
る。そして、このアッパリンク62に開口したトラニオ
ン軸部挿入穴65と、前記トラニオン59の上側軸部5
9aとの間には球面軸受64が介装されている。なお、
アッパリンクポスト2からは、入出力ディスク42,4
4の転動面に向けて潤滑油が供給される。
【0018】前記ロアリンク63は、ロアリンクポスト
3に対して支持しないフリー状態であり、4個のトラニ
オン59の下側軸部59bを連結するために、4箇所の
角隅部にトラニオン軸部挿入穴65が開口されている。
そして、このロアリンク63に開口したトラニオン軸部
挿入穴65と、前記トラニオン59の下側軸部59bと
の間には球面軸受64が介装されている。
【0019】前記アッパリンク変位規制部材10は、ト
ラニオン59の上側軸部59aに設けられ、アッパリン
ク62がトラニオン59に対して傾転軸Lの方向に変位
するのを規制する。なお、詳しい構成は後述する。
【0020】前記プーリ兼ロアワッシャ11は、前記ト
ラニオン59とロアリンク63との間に設けた球面軸受
64の傾転軸L方向の位置を規制すると共に、前後傾転
同期ワイヤ58のプーリを兼用する部材で、トラニオン
59及びトラニオンシャフト60と一体に傾転する。
【0021】前記左右傾転同期ワイヤ57は、左右のト
ラニオン59,59の傾転同期を図るべく、ロアリンク
63の上部位置において、入出力ディスク間に配置され
た左右のトラニオン59,59間に8の字状に巻き付け
られる。
【0022】前記前後傾転同期ワイヤ58は、前後のト
ラニオン59,59の傾転同期を図るべく、前後のプー
リ兼ロアワッシャ11,11間に8の字状に巻き付けら
れる。
【0023】前記リンク側傾転角度ストッパ66は、ア
ッパリンク62側に設けられ、図外のトラニオン側傾転
角度ストッパとの当接により、パワーローラ45と入出
力ディスクとの接触点が、それぞれの転動面から外れる
ことがないようにトラニオン59の傾転範囲を規制す
る。
【0024】図3〜図6は第1実施例のアッパリンク変
位規制部材10を示す図である。このアッパリンク変位
規制部材10は、図4に示すように、アッパリンク62
に開口したトラニオン軸部挿入穴65の内径D1より小さ
い外径D2を持ち、かつ、傾転軸Lに直交する方向にスラ
イド可能なストッパプレート70と、該ストッパプレー
ト70をトラニオン59に固定するボルト71(プレー
ト固定部材)と、を有する構成である。
【0025】前記ストッパプレート70には、中央部に
ボルト71が挿通すると共に内径にスライド余裕代を持
たせた長穴形状のスライド穴72を形成し、前記トラニ
オン59の上端面には、その中央位置にボルト螺合穴7
3を開穴している。そして、ストッパプレート70の中
心をトラニオン59の傾転軸心と一致させた同心状態
(図3及び図4の状態)でボルト71を仮締めすること
により、ストッパプレート70を径方向にスライド可能
とし、ストッパプレート70を傾転軸Lに直交する方向
(図4の矢印方向)へ偏心移動させた後、ストッパプレ
ート70を図5及び図6に示す偏心状態とし、この位置
にてボルト71を本締めすることで、ストッパプレート
70をトラニオン59に固定するようにしている。
【0026】前記ストッパプレート70には、図1に示
す偏心位置にて球面軸受64の位置に開口する潤滑油穴
74を設けている。なお、この潤滑油穴74は、図1に
示すように、パワーローラ45に作用するスラスト力を
球面軸受64が受ける位置、言い換えると、トラニオン
59の傾転軸Lより外側位置(ケース側位置)に開口す
るのが望ましい。
【0027】また、前記ストッパプレート70は、アッ
パリンク62がトラニオン59に対して傾転軸Lの方向
に変位するのを規制すると共に、球面軸受64がアッパ
リンク62からトラニオン59の傾転軸Lの方向に移動
しないように規制する軸受移動規制部材を兼用する。
【0028】次に、作用を説明する。
【0029】[無段変速作用]トロイダル型無段変速機
は、トラニオン59を傾転軸Lの方向に変位し、パワー
ローラ45を傾転させることによって変速比を無段階に
変える。つまり、図外のCVTコントローラからの制御
指令に基づいてサーボピストン61の一方のサーボピス
トン室に作動油が導かれ、他方のサーボピストン室から
作動油が排出されると、トラニオン59が傾転軸Lの方
向に変位する。これにより、パワーローラ45の回転中
心がディスク回転中心位置に対してオフセットする。こ
のオフセットによりパワーローラ45と入出力ディスク
との接触部で発生するサイドスリップ力によりパワーロ
ーラ45が傾転する。この傾転運動およびオフセット
は、図外のプリセスカムを介してフィードバックされ、
所定の傾転角となった時点でトラニオン59に与えた変
位が元のディスク回転中心位置に戻され、パワーローラ
45の傾転動作を停止する。
【0030】この変速の際には、入出力ディスク42,
44とパワーローラ45との接触半径比が変化して連続
的に無段階変速が行われるが、リンク側傾転角度ストッ
パ66を用い、トラニオン59の傾転範囲を最大増速側
位置と最大減速側位置にて規制することで、トラニオン
59が正規の傾転範囲を超えて傾転することが防止され
る。
【0031】また、ストッパプレート70により覆われ
ることでケース内飛散オイルが導入されずらいトラニオ
ン59の上側の球面軸受64へのオイル供給について
は、ストッパプレート70に潤滑油穴74を開口したた
め、入出力ディスク42,44の回転により変速機ケー
ス1内に飛散しているオイルがストッパプレート70の
潤滑油穴74を介して球面軸受64へ供給される。
【0032】しかも、この潤滑油穴74からは、球面軸
受64の傾転軸Lより外側位置にオイルが供給されるた
め、このオイル供給位置は、パワーローラ45に作用す
るスラスト力を受ける球面軸受64の位置に一致し、潤
滑性が改善され、安定した変速性能や耐久性の確保に有
用である。
【0033】[トロイダル型無段変速機の組み立て作
用]トロイダル型無段変速機の各部品を変速機ケース1
に組み付ける際には、全てのものを変速機ケース1の中
で組み付けるのではなく、下記の部品については、変速
機ケース1の外で予めサブアッセンブリされる。
【0034】入力部品ユニット 図2に示すように、カムフランジ40と、ローディング
カム41と、フロント側の入力ディスク42と、CVT
シャフト43と、から構成される。
【0035】出力部品ユニット 図2に示すように、一対の出力ディスク44,44と、
ギアハウジング46と、出力ギア47と、から構成され
る。
【0036】これらの入出力部品ユニットを変速機ケー
ス1の外で組み立てた後、変速機ケース1の下側から
(実際は変速機ケース1を逆さまにして、)(1)アッパ
リンク62→(2)出力部品ユニット→(3)入力部品ユニッ
ト→(4)リア側の入力ディスク42→(5)トラニオン59
の順に変速機ケース1に組み付ける。但し、トラニオン
59は、リア側の入力ディスク42より先でも組み付け
可能である。
【0037】この組み付け手順でゆくと、変速機ケース
1内でアッパリンク62に対してトラニオン59を挿通
する必要がある。
【0038】これに対し、予めストッパプレート70の
中心をトラニオン59の傾転軸心と一致させた同心状態
(図3及び図4の状態)で、ストッパプレート70をボ
ルト71により仮固定しておく。このとき、ストッパプ
レート70の外径D2は、アッパリンク62に開口したト
ラニオン軸部挿入穴65の内径D1より小さいため、スト
ッパプレート70を有するトラニオン59の先端軸部5
9aを、そのままアッパリンク62のトラニオン軸部挿
入穴65に差し込むことができる。
【0039】そして、各部品を組み付けた後、変速機ケ
ース1の頂壁に形成された開口部1aからの作業によ
り、ストッパプレート70を傾転軸Lに直交する方向
(図4の矢印方向)に偏心移動させた後、図5及び図6
に示すストッパプレート70の偏心状態で、ボルト71
を本締めすることによりストッパプレート70をトラニ
オン59に固定することで組み付けを完了する。なお、
変速機ケース1の頂壁に形成された開口部1aは、変速
機の完成後にトラニオン59の傾転を検査するために開
けられたものである。
【0040】よって、組み付け完了後は、図5及び図6
に示すように、アッパリンク62とオーバーラップする
スライドした位置でストッパプレート70がトラニオン
59の上側軸部59aに固定されることで、アッパリン
クポスト2に対しフリー状態のアッパリンク62が、ト
ラニオン59から外れるように変位しようとしても、そ
の変位はストッパプレート70により規制される。
【0041】次に、効果を説明する。
【0042】(1) トラニオン59の上側軸部59aに設
けられ、アッパリンク62がトラニオン59に対して傾
転軸Lの方向に変位するのを規制するアッパリンク変位
規制部材10を有するトロイダル型無段変速機におい
て、アッパリンク変位規制部材10は、アッパリンク6
2に開口したトラニオン軸部挿入穴65の内径D1より小
さい外径D2を持ち、かつ、傾転軸Lに直交する方向にス
ライド可能なストッパプレート70と、該ストッパプレ
ート70をトラニオン59に固定するボルト71と、を
有する構成としたため、アッパリンク62のトラニオン
59に対する変位規制機能を確保しながら、効率的な組
み付け作業を行うことができる。
【0043】(2) ストッパプレート70には、中央部に
ボルト71が挿通すると共に内径にスライド余裕代を持
たせた長穴形状のスライド穴72を形成し、トラニオン
59の上端面には、その中央位置にボルト螺合穴73を
開穴し、ストッパプレート70の中心をトラニオン59
の傾転軸心と一致させた同心状態でボルト71を仮締め
することにより、ストッパプレート70を径方向にスラ
イド可能とし、ストッパプレート70を傾転軸Lに直交
する方向へ偏心移動させた後、ボルト71を本締めする
ことで、ストッパプレート70をトラニオン59に固定
するようにしたため、ストッパプレート70をトラニオ
ン59と一体とした形で組み付け作業を行えるので、組
み付け作業を非常に簡便で効率的に行うことができる。
【0044】(3) ストッパプレート70に、プレート偏
心位置にて球面軸受64の位置に開口する潤滑油穴74
を設けたため、潤滑油穴74の無いストッパプレート7
0により球面軸受64を塞ぐ場合に比べ、球面軸受64
の潤滑性を改善し、安定した変速性能と耐久性の確保を
達成することができる。
【0045】(4) ストッパプレート70は、球面軸受6
4がアッパリンク62からトラニオン59の傾転軸Lの
方向に移動しないように規制する軸受移動規制部材を兼
用するため、トラニオン59の上部構造を簡潔にし、安
価に構成することが可能である。さらに、トラニオン5
9をアッパリンク62のトラニオン軸部挿入穴65に挿
入する時に、トラニオン59の上部の球面軸受64がト
ラニオン59から欄化するのを防止することができる。
【0046】(第2実施例)この第2実施例は、第1実
施例のアッパリンク変位規制部材10を構成するストッ
パプレート70に、回転方向の移動を規制する回転移動
規制部材を設けた例である。
【0047】すなわち、図7及び図8に示すように、回
転移動規制部材は、トラニオン59の上端面のうち、ボ
ルト71を挟んで潤滑油穴74とは反対側位置に固定さ
れた位置決めピン75と、ストッパプレート70に開口
された長穴76により構成される。この位置決めピン7
5と長穴76とは、ストッパプレート70とボルト71
との軸心が一致している状態からストッパプレート70
の偏心状態まで互いの嵌合が維持される。
【0048】なお、第2実施例の他の構成及び作用につ
いては、第1実施例と同様であるので、説明を省略す
る。
【0049】次に、効果を説明する。この第2実施例の
トロイダル型無段変速機にあっては、第1実施例の(1)
〜(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0050】(5) ストッパプレート70に回転方向の移
動を規制する回転移動規制部材を設けたため、ストッパ
プレート70の下面とアッパリンク62の上面とが擦れ
合う場合でもストッパプレート70の偏心位置が変わっ
たり、ボルト71の緩みを誘発することを防止できる。
【0051】(6) 回転移動規制部材を、トラニオン59
の上端面に固定された位置決めピン75と、ストッパプ
レート70に開口され、位置決めピン75に嵌合する長
穴76により構成したため、ストッパプレート70とボ
ルト71との軸心が一致している状態からストッパプレ
ート70の偏心状態までのスライド区間の全域でストッ
パプレート70に回転方向の移動を規制することができ
る。
【0052】(第3実施例)第3実施例は、アッパリン
ク変位規制部材10を構成するストッパプレート70
を、トラニオン59とを2面幅で嵌合すると共に、トラ
ニオン側傾転角度ストッパとして兼用させた例である。
【0053】すなわち、図9及び図10に示すように、
トラニオン59に2面幅突起77を設け、ストッパプレ
ート70に2面幅突起77と嵌合する2面幅長穴78を
形成し、ストッパプレート70をトラニオン59との間
で2面幅で嵌合することにより、パワーローラ回転軸方
向にスライド可能で、かつ、回転方向への移動は規制す
る構成とされている。
【0054】そして、ストッパプレート70には、2箇
所位置にトラニオン側傾転角度ストッパ面79,79が
形成され、アッパリンク62の上面には、リンク側傾転
角度ストッパ66',66'が形成される。このストッパ
面79とストッパ66'との当接により、トラニオン5
9の傾転角度が最大変速比及び最小変速比の傾転角度位
置の範囲に規制される。
【0055】なお、第3実施例の他の構成及び作用につ
いては、第1実施例と同様であるので、説明を省略す
る。
【0056】次に、効果を説明する。この第3実施例の
トロイダル型無段変速機にあっては、第1実施例の(1),
(2),(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができ
る。
【0057】(7) ストッパプレート70は、トラニオン
59との間で2面幅で嵌合し、パワーローラ回転軸方向
にスライド可能で、かつ、回転方向への移動は規制する
構成としたため、ストッパプレート70の偏心位置を4
つのトラニオン59で簡潔に揃えられ、かつ、トラニオ
ン59が変速による傾転動作時にストッパプレート70
の下面とアッパリンク62の上面とが擦れ合う場合でも
2面幅部分で力を受けることで、ストッパプレート70
の偏心位置が変わったり、ボルト71の緩みを誘発する
のを防止することができる。
【0058】(8) ストッパプレート70は、トラニオン
59の傾転角度を最大変速比及び最小変速比の傾転角度
位置の範囲に規制するトラニオン側傾転角度ストッパを
兼用するようにしたため、トラニオン59に傾転角度ス
トッパを直接加工する場合に比べ、ストッパプレート7
0は容易に加工できる分、安価に実現できる。加えて、
アッパリンク62の上面側に傾転範囲規制機能を移すこ
とで、アッパリンク62とロアリンク63との上下間隔
(=トラニオン59の上下支持間隔)を狭めることが可
能である。アッパリンク62とロアリンク63との上下
間隔を狭めることで、トラニオン59の変形を抑制する
ことができるし、特に、パワーローラ45の耐久性向上
に有利である。
【0059】(第4実施例)第4実施例は、アッパリン
ク変位規制部材10の構成要素であるプレート固定部材
を、トラニオン59に止められるスナップリング81と
した例である。
【0060】すなわち、図11及び図12に示すよう
に、第4実施例のアッパリンク変位規制部材10は、プ
レート固定部材をトラニオン59のプレート軸部80の
リング溝に止められるスナップリング81としている。
そして、ストッパプレート70には、中央部にトラニオ
ン59のプレート軸部80が挿通すると共に内径にスラ
イド余裕代を持たせたスライド穴82を形成している。
なお、このプレート軸部80とスライド穴82とは、第
3実施例と同様に、2面幅にて嵌合する。
【0061】前記トラニオン59のプレート軸部80に
は、ストッパプレート70を偏心位置で位置決めするピ
ン83を傾転軸Lに直交するピン穴84に挿入してい
る。そして、前記トラニオン59の上端面には、その中
央位置にピン穴84が連通するボルト螺合穴73を開穴
している。ここで、このボルト螺合穴73に螺合するボ
ルト71'は、その先端部形状を、傾斜面案内によりピ
ン83を押し込む先細り形状としている。なお、他の構
成は第1実施例と同様であるので対応する構成に同一符
号を付して説明を省略する。
【0062】次に、作用を説明する。
【0063】第4実施例のアッパリンク変位規制部材1
0は、変速機の組み付けの際、図11に示すように、ス
トッパプレート70の中心をトラニオン59の傾転軸心
と一致させた同心状態でスナップリング81により止め
ることで、ストッパプレート70を径方向にスライド可
能とする。これにより、トラニオン59の先端軸部59
aをアッパリンク62に開口したトラニオン軸部挿入穴
65にそのまま差し込むことができる。
【0064】そして、トラニオン59の組み付け後、変
速機ケース1の頂壁に形成された開口部1aからの作業
により、ボルト螺合穴73にボルト71'を差し込み螺
合することで、図12に示すように、ボルト71'に押
されて飛び出すピン83によりストッパプレート70を
傾転軸Lに直交する方向へ偏心移動させ、この偏心状態
でのスナップリング81の止め力により、ストッパプレ
ート70をトラニオン59に固定する。
【0065】次に、効果を説明する。
【0066】この第4実施例のトロイダル型無段変速機
にあっては、第1実施例の(1),(4)及び第3実施例の(7)
の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0067】(9) アッパリンク変位規制部材10は、プ
レート固定部材をトラニオン59のプレート軸部80に
止められるスナップリング81とし、ストッパプレート
70には、中央部にトラニオン59のプレート軸部80
が挿通すると共に内径にスライド余裕代を持たせたスラ
イド穴82を形成し、トラニオン59のプレート軸部8
0には、ストッパプレート70を偏心位置で位置決めす
るピン83を傾転軸Lに直交するピン穴84に挿入し、
トラニオン59の上端面には、その中央位置にピン穴8
4が連通するボルト螺合穴73を開穴し、ストッパプレ
ート70の中心をトラニオン59の傾転軸心と一致させ
た同心状態でスナップリング81により止めることで、
ストッパプレート70を径方向にスライド可能とし、ボ
ルト螺合穴73にボルト71'を差し込み螺合すること
で、ボルト71'に押されて飛び出すピン83によりス
トッパプレート70を傾転軸Lに直交する方向へ偏心移
動させ、この偏心状態でのスナップリング81の止め力
により、ストッパプレート70をトラニオン59に固定
するようにしたため、ストッパプレート70の偏心作業
が非常に簡便になり、効率的な作業が行えると共に、偏
心方向も4つのトラニオン59で揃えることが容易であ
る。
【0068】(他の実施例)以上、本発明のトロイダル
型無段変速機を第1実施例〜第4実施例に基づき説明し
てきたが、具体的な構成については、これら第1実施例
〜第4実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲
の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の
変更や追加等は許容される。
【0069】例えば、アッパリンク変位規制部材は、ア
ッパリンクに開口した軸部挿入穴の内径より小さい外径
を持ち、かつ、傾転軸に直交する方向にスライド可能な
ストッパプレートと、該ストッパプレートをトラニオン
に固定するプレート固定部材と、を有する構成であれ
ば、実施例に記載した構成に限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のトロイダル型無段変速機を示す縦
断正面図である。
【図2】第1実施例のトロイダル型無段変速機を示す縦
断側面図である。
【図3】第1実施例のトロイダル型無段変速機の組み付
け時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部拡大
断面図である。
【図4】第1実施例のトロイダル型無段変速機の組み付
け時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部拡大
平面図である。
【図5】第1実施例のトロイダル型無段変速機の組み立
て完了時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部
拡大断面図である。
【図6】第1実施例のトロイダル型無段変速機の組み立
て完了時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部
拡大平面図である。
【図7】第2実施例のトロイダル型無段変速機の組み立
て完了時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部
拡大断面図である。
【図8】第2実施例のトロイダル型無段変速機の組み立
て完了時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部
拡大平面図である。
【図9】第3実施例のトロイダル型無段変速機の組み付
け時と組み立て完了時におけるアッパリンク変位規制部
材を示す一部拡大断面図である。
【図10】第3実施例のトロイダル型無段変速機の組み
立て完了時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一
部拡大平面図である。
【図11】第4実施例のトロイダル型無段変速機の組み
付け時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一部拡
大断面図である。
【図12】第4実施例のトロイダル型無段変速機の組み
立て完了時におけるアッパリンク変位規制部材を示す一
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 変速機ケース 1a 開口部 2 アッパリンクポスト 3 ロアリンクポスト 4 ロアカバー 10 アッパリンク変位規制部材 11 プーリ兼ロアワッシャ 12 スペーサ 40 カムフランジ 41 ローディングカム 42 入力ディスク 43 CVTシャフト 44 出力ディスク 45 パワーローラ 46 ギアハウジング 47 出力ギア 48 皿バネ 49 ローディングナット 57 左右傾転同期ワイヤ 58 前後傾転同期ワイヤ 59 トラニオン 59a 上端軸部 60 トラニオンシャフト 61 サーボピストン 62 アッパリンク 63 ロアリンク 64 球面軸受 65 トラニオン軸部挿入穴 66 リンク側傾転角度ストッパ L 傾転軸 70 ストッパプレート 71 ボルト(プレート固定部材) 72 スライド穴 73 ボルト螺合穴 74 潤滑用油穴 75 位置決めピン 76 長穴 77 2面幅突起 78 2面幅長穴 79 トラニオン側傾転角度ストッパ面 80 プレート軸部 81 スナップリング 82 スライド穴 83 ピン 84 ピン穴

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸に対向配置された入力ディスク及び
    出力ディスクと、 これら入出力ディスク間に動力伝達可能に挟圧したパワ
    ーローラと、 該パワーローラを支持すると共に、パワーローラ回転軸
    と直交する傾転軸の周りに傾転可能な複数のトラニオン
    と、 前記複数のトラニオンの上側軸部及び下側軸部をそれぞ
    れ連結するアッパリンク及びロアリンクと、 前記アッパリンク及びロアリンクに開口した軸部挿入穴
    と、前記トラニオンの上側軸部及び下側軸部との間にそ
    れぞれ介装された球面軸受と、 前記トラニオンの上側軸部に設けられ、アッパリンクが
    トラニオンに対して傾転軸方向に変位するのを規制する
    アッパリンク変位規制部材と、 を備えたトロイダル型無段変速機において、 前記アッパリンク変位規制部材を、アッパリンクに開口
    した軸部挿入穴の内径より小さい外径を持ち、かつ、傾
    転軸に直交する方向にスライド可能なストッパプレート
    と、該ストッパプレートをトラニオンに固定するプレー
    ト固定部材と、を有する構成としたことを特徴とするト
    ロイダル型無段変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトロイダル型無段変速
    機において、 前記アッパリンク変位規制部材は、プレート固定部材を
    トラニオンに螺合固定されるボルトとし、 前記ストッパプレートには、中央部にボルトが挿通する
    と共に内径にスライド余裕代を持たせたスライド穴を形
    成し、前記トラニオンの上端面には、その中央位置にボ
    ルト螺合穴を開穴し、 前記ストッパプレートの中心をトラニオンの傾転軸心と
    一致させた同心状態で前記ボルトを仮締めすることによ
    り、ストッパプレートを径方向にスライド可能とし、ス
    トッパプレートを傾転軸に直交する方向へ偏心移動させ
    た後、前記ボルトを本締めすることで、ストッパプレー
    トをトラニオンに固定することを特徴とするトロイダル
    型無段変速機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のトロイダル型無段変速
    機において、 前記ストッパプレートに、偏心位置にて前記球面軸受の
    位置に開口する潤滑油穴を設けたことを特徴とするトロ
    イダル型無段変速機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    のトロイダル型無段変速機において、 前記ストッパプレートは、前記球面軸受がアッパリンク
    からトラニオンの傾転軸方向に移動しないように規制す
    る軸受移動規制部材を兼用することを特徴とするトロイ
    ダル型無段変速機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    のトロイダル型無段変速機において、 前記ストッパプレートの回転方向の移動を規制する回転
    移動規制部材を設けたことを特徴とするトロイダル型無
    段変速機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のトロイダル型無段変速
    機において、 前記回転移動規制部材は、トラニオンの上端面に固定さ
    れ、ストッパプレートに開口された長穴に嵌合する位置
    決めピンであることを特徴とするトロイダル型無段変速
    機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    のトロイダル型無段変速機において、 前記ストッパプレートは、トラニオンとの間で2面幅で
    嵌合し、パワーローラ回転軸方向にスライド可能で、か
    つ、回転方向への移動は規制する構成であることを特徴
    とするトロイダル型無段変速機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のトロイダル型無段変速
    機において、 前記ストッパプレートは、トラニオンの傾転角度を最大
    変速比及び最小変速比の傾転角度位置の範囲に規制する
    トラニオン側傾転角度ストッパを兼用することを特徴と
    するトロイダル型無段変速機。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のトロイダル型無段変速
    機において、 前記アッパリンク変位規制部材は、プレート固定部材を
    トラニオンのプレート軸部に止められるスナップリング
    とし、 前記ストッパプレートには、中央部にトラニオンのプレ
    ート軸部が挿通すると共に内径にスライド余裕代を持た
    せたスライド穴を形成し、前記トラニオンのプレート軸
    部には、ストッパプレートを偏心位置で位置決めするピ
    ンを傾転軸に直交するピン穴に挿入し、前記トラニオン
    の上端面には、その中央位置にピン穴が連通するボルト
    螺合穴を開穴し、 前記ストッパプレートの中心をトラニオンの傾転軸心と
    一致させた同心状態でスナップリングにより止めること
    で、ストッパプレートを径方向にスライド可能とし、前
    記ボルト螺合穴にボルトを差し込み螺合することで、ボ
    ルトに押されて飛び出すピンによりストッパプレートを
    傾転軸に直交する方向へ偏心移動させ、この偏心状態で
    のスナップリングの止め力により、ストッパプレートを
    トラニオンに固定することを特徴とするトロイダル型無
    段変速機。
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