JP2003222197A - 高負荷伝動ベルト - Google Patents

高負荷伝動ベルト

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JP2003222197A JP2002018564A JP2002018564A JP2003222197A JP 2003222197 A JP2003222197 A JP 2003222197A JP 2002018564 A JP2002018564 A JP 2002018564A JP 2002018564 A JP2002018564 A JP 2002018564A JP 2003222197 A JP2003222197 A JP 2003222197A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/166V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー帆布に摩擦係数低減材が付着した張力
帯を用いることによって、ブロックや張力帯の摩耗が少
なくなり、発熱を緩和することによって物性の低下を軽
減し、張力帯のクラックを防止するとともにブロックと
張力帯とのあいだのがたつきの発生を抑えることができ
る高負荷伝動ベルトを提供する。 【解決手段】 張力帯3に複数のブロック2を嵌合して
なるベルトであって、張力帯3の少なくとも片面にカバ
ー帆布6が被覆されている高負荷伝動ベルト1であり、
カバー帆布6には摩擦係数低減材を含有させたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、張力帯の長手方向
に沿って多数のブロックを固定した高負荷伝動ベルトに
関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト式無段変速装置に使用するベルト
は、プーリのV溝幅を変えることによってプーリに巻き
かかる有効径を変化させ変速比を調節する様な変速プー
リに巻き掛けて使用するものであり、プーリからの側圧
が大きくなるのでベルトは大きな側圧に耐えるものでな
くてはならない。また、無段変速の用途以外にも通常の
ゴムベルトでは寿命が短くなりすぎるような高負荷伝動
の用途には特別に高負荷に耐えうるようなベルトを用い
る必要がある。
【0003】そのようなベルトとして使用されるものの
中に、センターベルトにブロックを固定してベルト幅方
向の強度を高めた高負荷伝動ベルトがあり、具体的な構
成としては、心体をゴムなどのエラストマー中に埋設し
たセンターベルトにボルトやリベットなどの止着材を用
いてセンターベルトに使用しているエラストマーよりも
比較的硬質のエラストマーからなるブロックを止着固定
したものや、特開昭63−34342に示すようにブロ
ックの両側面に溝を有しており、一対の張力帯を前記側
面に設けた溝に嵌合したようなベルトがある。
【0004】このような引張伝動式の高負荷伝動ベルト
はベルトの走行中にブロックと張力帯との間で常に摩擦
を生じ、応力の集中や発熱により張力帯やブロックが劣
化するという問題がある。また、このようなベルトの場
合、上記のように無段変速の用途として使われるため
に、ベルトを巻きかけるプーリの有効径を変化させるこ
とによって変速するような仕組みとなっており、ベルト
は小プーリ径で用いられることになる。
【0005】特に小プーリ径にベルトが巻きかかる際
に、張力帯の内周面側がブロックに挟まれた状態になっ
て応力が集中するとともに大きな摩擦力が発生し、張力
帯を構成するゴムが劣化してクラックが生じたり、ベル
ト切断の原因となったりしていた。
【0006】そこでそのような張力帯にかかる応力の集
中を緩和するために特開昭62−151646には、張
力帯の内周面に設けた凸部上端がブロックの凸部下端位
置よりも上に位置するように設定して、ベルトがプーリ
に巻きかかって屈曲した際に張力帯の凸部がブロックに
よって挟まれることがないようにしたベルトが提案され
ている。
【0007】また、特開平9−25999にはブロック
と張力帯の嵌合する部分において張力帯内周面に形成す
る凹部の曲率半径よりブロックの形成する凸部の曲率半
径を小さく設定することによって両者の間に隙間を設け
るようにしたベルトが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭62−15
1646や特開平9−25999のような構成を採るこ
とによって、ベルトの屈曲によってブロックと張力帯と
の間で摩擦が発生するとともにの内周面に応力が集中し
て、張力帯に亀裂を生じることや、発熱を来たしてゴム
などの材料が劣化するといった問題が発生することは緩
和することができる。
【0009】しかし、基本的にブロックによって拘束さ
れた張力帯が屈曲する、特に小プーリ径にて屈曲するこ
とによってより強くブロックと張力帯との間の摩擦が発
生して発熱すること、また内周面が大きく圧縮されてど
うしても内部発熱が発生し、張力帯の劣化につながった
り、樹脂製のブロックを軟化させてブロックの破損につ
ながったりする問題が解消されない。
【0010】そこで、本発明は前記のような問題を解決
してブロックと張力帯との間で発生する摩擦を小さくす
ることによって発熱を防止し、特に小プーリ径にてベル
トが屈曲するような用い方をしたとしても、発生する摩
擦力が小さく、張力帯の内周側の応力集中を緩和して発
熱を少なくし、張力帯やブロックの熱による劣化を緩和
し、ひいてはベルト寿命を延長することができる高負荷
伝動ベルトの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために本発明の請求項1では、張力帯と、該張力帯
の長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロック
とからなり、張力帯の少なくとも片面にカバー帆布が被
覆されている高負荷伝動ベルトにおいて、カバー帆布に
は摩擦係数低減材を含有させたことを特徴とする。
【0012】カバー帆布に摩擦係数低減材が付着した張
力帯を用いることによって、ブロックと張力帯との間の
摩擦が小さくなって、発熱の問題が解消され、少プーリ
径にて圧縮された場合でも発熱は緩和されることにな
る。
【0013】請求項2では摩擦係数低減材はエラストマ
ー中に分散した状態でカバー帆布に含浸被覆している高
負荷伝動ベルトである。
【0014】摩擦係数低減材をエラストマー中に分散さ
せることによって、従来から行われてきたコーティング
やフリクションといった方法で帆布に付着させることが
でき、カバー帆布に付着させることが困難な摩擦係数低
減材を容易にカバー帆布に付着させることができる。
【0015】請求項3では、粉末状の摩擦係数低減材を
分散したエラストマーが、カバー帆布の表裏面及び内部
が互いに連通状態になるように含浸被覆している高負荷
伝動ベルトとしている。帆布の表裏面を互いに連通状態
にすることによって、摩擦係数低減材をカバー帆布の構
成繊維に絡ませることができ、より大量の摩擦係数低減
材を含有させることができる。
【0016】請求項4では、摩擦係数低減材をレゾルシ
ン−ホルマリン−ゴムラテックス処理液に添加して分散
したものを処理液としてカバー帆布を処理して乾燥させ
ることで摩擦係数低減材を集束させ、その後ゴム糊にて
処理する高負荷伝動ベルトとしている。
【0017】多量の摩擦係数低減材をレゾルシン−ホル
マリンの初期縮合物である樹脂分とゴムラテックスの固
形分を介して繊維材料の表面やその付近に集束させるこ
とができ、帆布の摩耗を防止し、低い摩擦係数を長期に
維持することができる。
【0018】請求項5では、摩擦係数低減材を含有した
カバー帆布に更に摩擦係数低減材を含有した第2のエラ
ストマー層を積層配置した高負荷伝動ベルトとしてい
る。
【0019】カバー帆布に摩擦係数低減材を含有させた
上に、更に摩擦係数低減材を含有した第2のエラストマ
ー層を積層配置することによって、第2のエラストマー
層がまず摩擦係数を低減させる働きをし、長期走行する
ことによって第2のエラストマー層が摩耗したとしても
その後にカバー帆布内に含有させた摩擦係数低減材によ
って更に摩擦係数の低減効果が持続する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
具体的に説明する。
【0021】図1は、本発明に係る高負荷伝動ベルト1
の一例を示す斜視概略図であり、図2はその側断面図で
ある。本発明の高負荷伝動ベルト1は、エラストマー4
内にロープ状の心体5をスパイラル状に埋設してなる同
じ幅の二本の張力帯3a、3bと、この張力帯3a、3
bの、上面に所定ピッチで形成された凹部6に嵌合し、
係止固定されている複数のブロック2とから構成されて
いる。このブロック2の両側面2a、2bは、プーリの
V溝と係合する傾斜のついた面となっており、駆動され
たプーリから動力を受け取って、係止固定されている張
力帯3a、3bを引張り、駆動側プーリの動力を従動側
プーリに伝動している。
【0022】ブロック2は、図1に示すように、上ビー
ム部11および下ビーム部12と、上下ビーム部11、
12の中央部同士を連結したセンターピラー13からな
っており、ブロック2の両側面には張力帯3a、3bを
嵌めこむ溝14が形成されている。また、溝14内の溝
上面および溝下面には張力帯3の上面に設けた凹条部1
5と下面に設けた凹条部16に係合する凸条部17、1
8が設けられている。
【0023】図3は、別のベルトの例であり、ビーム部
31の両端から上方に向かって一対のサイドピラー3
2、33が延びており、このサイドピラー32、33の
上端からそれぞれブロック2の中心に向かって延びるロ
ック部34、35が対向するように設けられている。そ
して、これらビーム部31、サイドピラー32、33及
びロック部34、35によって張力帯3a、3bが嵌合
する嵌合溝30が形成されている。この嵌合溝30に、
張力帯3a、3bが、ロック部34、35間の開口部よ
り挿入され装着される。また、ロック部34、35の嵌
合溝30側には、凸部37がそれぞれ設けられており、
この凸部37が、張力帯3a、3bに所定ピッチで設け
られている凹部36に嵌合する。これによって、張力帯
3a、3bは、装着後はブロック2から抜けにくい状態
となる。
【0024】このブロック2は合成樹脂素材のみからな
っており、アルミニウム合金などの金属などからなるイ
ンサート材は一切埋設されていない。ただし、ここで金
属などからなるインサート材というのは、それだけでほ
ぼブロックの形状を呈する骨組的なものことを指し、例
えば合成樹脂素材中に配合する形で加える短繊維やウィ
スカなどの補強材を添加することはインサート材を埋設
することを意味するものではない。
【0025】張力帯3a、3bのエラストマー4として
使用されるものは、クロロプレンゴム、天然ゴム、ニト
リルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、水素化ニトリル
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アルキル化クロ
ロスルホン化ポリエチレンなどの単一材またはこれらを
適宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタンゴム等が挙
げられる。そして、心体5としてはポリエステル繊維、
ポリアミド繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、スチール
ワイヤ等から選ばれたロープが用いられる。また、心体
5はロープをスパイラル状に埋設したもの以外にも、上
記の繊維の織布、編布や金属薄板等を使用することもで
きる。
【0026】図2に示すベルトでは、張力帯3(3a、
3b)は上下両面にカバー帆布6を接着積層している。
このカバー帆布6には図4に示すようにエラストマー4
0中に分散させた形で摩擦係数低減材41を含有させて
いる。摩擦係数低減材41を含有させることによって、
ブロック2と張力帯3との間で擦れあったとしても、摩
擦力は小さく、2つのブロックによって挟まれることに
よって発生する応力の集中も緩和されることになり、発
生する熱も小さなものとすることができるので、ブロッ
ク2や張力帯3の摩耗や劣化を防止し、ベルトの寿命を
延ばすことができるものである。本発明では、カバー帆
布6は張力帯3の上下両面に積層するものに限定される
ものではなく、張力帯3の下面のみに積層したものや、
上下面のみならず全面を覆ったものであっても構わな
い。
【0027】摩擦係数低減材41とは摩擦係数を低減さ
せることのできる部材であり、具体的にはポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシエチ
レン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重
合体などのフッ素樹脂、セラミックパウダー、ガラスビ
ーズ、超高分子量ポリエチレン、グラファイト、二硫化
モリブデン、フェノール樹脂、ガラス繊維、カーボン繊
維、アラミド繊維等をあげることができ、これらのうち
の少なくとも1種、好ましくはセラミックパウダー、ガ
ラスビーズ、超高分子量ポリエチレン、グラファイト、
二硫化モリブデン、ポリテトラフルオロエチレンなどの
フッ素樹脂、フェノール樹脂のなかの少なくとも1種、
更に好ましくはポリテトラフルオロエチレンなどのフッ
素樹脂を用いることが好ましい。
【0028】摩擦係数低減材41は付着させるカバー帆
布6はポリアミド、アラミド、ポリエステル、ポリベン
ゾオキサゾールなどの繊維を用いることができ、織り方
も平織り、綾織、朱子織りなど限定されるものではな
い。カバー帆布6を構成する繊維フィラメントの径より
も小さいことが好ましく、1〜50μmの範囲程度のも
のを用いることが好ましく、更に好ましくは1〜20μ
mの範囲内のものがよい。
【0029】摩擦係数低減材のカバー帆布6への付着方
法としては、エラストマー40へ混入してカバー帆布6
に均一に含浸・被覆させることによって付着含有させる
方法を挙げることができる。この場合のエラストマー4
0としては張力帯3を形成する素材と同じ物を用いるこ
とができ、クロロプレンゴム、天然ゴム、ニトリルゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、水素化ニトリルゴム、
クロロスルホン化ポリエチレン、アルキル化クロロスル
ホン化ポリエチレンなどの単一材またはこれらを適宜ブ
レンドしたゴムあるいはポリウレタンゴム等が挙げられ
る。
【0030】また、エラストマー40への摩擦係数低減
材41の配合量としては、エラストマーの固形分100
質量部に対して50〜400質量部程度、より好ましく
は100〜250質量部を配合することができる。50
質量部未満であると摩擦係数低減の効果が十分に得られ
ず、400質量部を超えるとカバー帆布との接着の面
や、加工性の面で不具合が生じるので好ましくない。
【0031】また、請求項3にかかわる発明は、まさに
図4に示すものであるが、摩擦係数低減材41として粉
末状のままの摩擦係数低減材41をエラストマー40中
に配合して、そのエラストマー41をカバー帆布6の表
裏面および帆布の内部において連通してつながった状態
で経糸7、緯糸8を被覆するように付着させる態様を採
っている。
【0032】この発明では、摩擦係数低減材41が粉末
状のままでエラストマー40中に分散して化学的に結合
しておらず隙間Sを有している。そのため、カバー帆布
6が摩擦作用を受けた場合、摩擦係数低減材41がエラ
ストマー40表面に大きく露出し、摩擦係数を効果的に
低減させることができる。また粉末状にすることによっ
てカバー帆布を構成する経糸、緯糸に絡むように大量に
付着させることができる。
【0033】粉末状の摩擦係数低減材41として特に好
ましく用いられるのは、フッ素樹脂である。フッ素樹脂
としてはポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルコキシエチレン共重合体、テトラフルオロエ
チレン−エチレン共重合体の一種以上が用いられる。こ
れらフッ素樹脂は造粒又は破砕により粉末状とされ、そ
の平均粒直径が500μm以下である。フッ素樹脂など
の摩擦係数低減材によって摩擦を低減させて発熱や摩耗
を防止する効果は、フッ素樹脂の原子の数の割合に比例
して効果が大きくなる。そのためには前記のように平均
粒直径が500μm以下であることが好ましく500μ
mを超えるとフッ素樹脂の表面積が減少して効果が少な
くなり、0.1μm以下になると逆に粉末が分散しすぎ
て、摩擦する面にフッ素樹脂が露出しにくくなるので好
ましくない。乳化重合や懸濁重合などの方法で得られた
粒子直径の3〜30μm程度のフッ素樹脂が摩擦係数低
減の効果が大きい。
【0034】請求項4では、カバー帆布に摩擦係数低減
材を付着させるのに、摩擦係数低減材をレゾルシン−ホ
ルマリン−ゴムラテックス処理液に分散してカバー帆布
の接着処理とともに摩擦係数低減材を付着させている。
接着処理の方法としては従来から行われている方法と同
様のものであり、摩擦係数低減材を含んだレゾルシン−
ホルマリン−ゴムラテックス(RFL)処理液にカバー
帆布を浸漬し、乾燥後加熱することによって接着するこ
とができ、同時に摩擦係数低減材を帆布の表面に付着さ
せることができる。
【0035】RFL処理液は、レゾルシンとホルマリン
の初期縮合物とゴムラテックスとを混合したものであ
り、レゾルシンとホルマリンのモル比は3/1〜1/3
にすることが接着力を高めるうえで好適である。また、
レゾルシンとホルマリンの初期縮合物は、これをゴムラ
テックスのゴム分100質量部に対してその樹脂分が5
〜50質量部になるようにゴムラテックスとを混合した
上、摩擦係数低減材を含む全固形分濃度を10〜40%
濃度の調節する。
【0036】ゴムラテックスのゴムとしては、スチレン
−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合体(VP)、
スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、クロロプレ
ン(CR)、アクリロニトリルブタジエン共重合体(N
BR)、水素化NBR(H−NBR)、クロロスルホン
化ポリエチレン(CSM)、天然ゴム等の一種または二
種以上のブレンド物を使用することができる。
【0037】請求項5によると、今まで説明したように
摩擦係数低減材41をエラストマー40やRFL処理液
中に配合して、カバー帆布6に付着・含有させたものの
上に、更に摩擦係数低減材43をエラストマー44散配
合した第2のエラストマー層44を積層配置するもので
ある(図5)。このように摩擦係数低減材43を含有し
た第2のエラストマー層44を配置することによって、
最初に第2のエラストマー層44により摩擦係数を低減
する効果を得ることができ、長期の走行によってこの第
2のエラストマー層44が摩耗してしまっても、その後
カバー帆布6に含有させた摩擦係数低減材41によって
引き続き摩擦係数の低減効果を得ることができるので長
期に渡って効果を持続することができる。
【0038】第2のエラストマー44は、エラストマー
42中に摩擦係数低減材43を配合したものであり、エ
ラストマー42としてはクロロプレンゴム、天然ゴム、
ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、水素化ニト
リルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アルキル化
クロロスルホン化ポリエチレンなどの単一材またはこれ
らを適宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタンゴム等
が挙げられ、摩擦係数低減材43としては同様にポリテ
トラフルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキ
シエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレ
ン共重合体などのフッ素樹脂、セラミックパウダー、ガ
ラスビーズ、超高分子量ポリエチレン、グラファイト、
二硫化モリブデン、フェノール樹脂、ガラス繊維、カー
ボン繊維、アラミド繊維等を挙げることができる。
【0039】第2のエラストマー層44におけるエラス
トマー42への摩擦係数低減材43の配合量も、カバー
帆布6への含浸に用いるものと同様で、エラストマー4
2の固形分100質量部に対して50〜400質量部程
度、より好ましくは100〜250質量部を配合するこ
とができる。50質量部未満であると摩擦係数低減の効
果が十分に得られず、400質量部を超えるとカバー帆
布との接着の面や、加工性の面で不具合が生じるので好
ましくない。
【0040】本発明はブロック2として樹脂材料中にイ
ンサート材を埋設しているもの、インサート材を埋設し
ていないものに限らず適用されるものである。また、ブ
ロックと張力帯を固定する構造においても、ブロックの
両側面に設けた溝に一対の張力帯を嵌合固定するものの
他に、図示はしないが張力帯の上下からブロックをあて
がってリベットなどの止着材で固定するものなど様々な
形態のベルトで適用することができる。
【0041】張力帯3a、3bのエラストマー4として
使用されるものは、クロロプレンゴム、天然ゴム、ニト
リルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、水素化ニトリル
ゴムなどの単一材またはこれらを適宜ブレンドしたゴム
あるいはポリウレタンゴム等が挙げられる。そして、心
体5としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラ
ミド繊維、ガラス繊維、スチールワイヤ等から選ばれた
ロープが用いられる。また、心体5はロープをスパイラ
ル状に埋設したもの以外にも、上記の繊維の織布、編布
や金属薄板等を使用することもできる。
【0042】ブロックの樹脂として用いることができる
のは、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド(PAI)樹
脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリイミド(P
I)樹脂、ポリエーテルスルフォン(PES)樹脂、ポ
リエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂等の合成樹
脂が用いられるが、中でも低摩擦係数で耐摩耗性に優
れ、剛性があるとともに曲げに対しても弾力性を有して
おり、簡単に破損してしまうことのない樹脂がよく、ポ
リアミド樹脂、なかでもナイロン46が好ましいといえ
る。
【0043】また、ブロックを形成する合成樹脂中に繊
維状の補強材やウィスカ状の補強材を配合することは可
能であり、繊維状の補強材は15〜40重量%の範囲で
配合する。15重量%未満であると補強効果が少なくブ
ロックの耐磨耗性が十分でないなどの問題があり、40
重量%を超えると樹脂への配合が困難になったり射出成
形が困難になったりするなどの問題があるので好ましく
ない。
【0044】合成樹脂に配合する繊維状補強材として
は、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ポリアミド
繊維、ポリエステル繊維などを挙げることができる。そ
の中でも前記のブロックを構成する樹脂で好ましい例で
あるナイロン46と炭素繊維を組み合わせて用いること
によって炭素繊維がナイロン46の吸水性の欠点を改善
し、剛性を大幅に向上させることができて、且つナイロ
ン46の有する耐摩耗性、耐衝撃性、耐疲労性を生かす
ことができるものである。炭素繊維の中でも、PAN系
炭素繊維を用いることが好ましい。また、炭素繊維と組
み合わせてアラミド繊維を配合することによってブロッ
クの靭性が向上し、耐摩耗性や、耐衝撃性を一層向上さ
せることができる。
【0045】ここで、使用されるPAN系炭素繊維は、
熱可塑性樹脂と相性が良く、用いる炭素繊維の長さは1
〜5mmのものが好ましい。1mm未満であると、ブロ
ックの補強が十分になされず、また、5mmを越える
と、樹脂との混練が困難になること、また、混練時に折
れて短くなってしまうので好ましくない。
【0046】また、前記繊維状補強材として上記の有機
繊維のほかにも酸化亜鉛ウィスカ、チタン酸カリウムウ
ィスカ、ホウ酸アルミニウムウィスカなどの無機繊維を
配合してもよい。
【0047】また、酸化亜鉛ウィスカは、高比重、高剛
性であるため、プーリとの接触時の振動を低減でき、ノ
イズの発生を小さくすることができる。なお、この酸化
亜鉛ウィスカの配合量が少ない場合は、添加した効果が
発現せず、多すぎると、混練できず、成形することが困
難となる。
【0048】このような材料構成とすることによって、
プーリと接する際に受ける側圧にも十分に耐えうる剛
性、靭性等の強度を有するとともに、耐摩耗性に優れ、
更には、摩擦時に発生する熱に対しても強いブロックと
することが可能となり、プーリから受ける動力を効率よ
く張力帯3a、3bに引張力として伝えることができ、
引張伝動式の高負荷伝動ベルトを構成することができ
る。
【0049】なお、これらの他に、二硫化モリブデン、
グラファイト、フッ素系樹脂から選ばれてなる少なくと
も一つを混入することによってもブロック2の潤滑性を
向上させることができる。フッ素系樹脂としては、ポリ
4フッ化エチレン(PTFE)、ポリフッ化エチレンプ
ロピレンエーテル(PFPE)、4フッ化エチレン6フ
ッ化プロピレン共重合体(PFEP)、ポリフッ化アル
コキシエチレン(PFA)等が挙げられる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1では、張
力帯と、該張力帯の長手方向に沿って所定ピッチで設け
た複数のブロックとからなり、張力帯の少なくとも片面
にカバー帆布が被覆されている高負荷伝動ベルトにおい
て、カバー帆布には摩擦係数低減材を含有させたことを
特徴とする。
【0051】カバー帆布に摩擦係数低減材が付着した張
力帯を用いることによって、ブロックと張力帯との間の
摩擦が小さくなって、発熱の問題が解消され、少プーリ
径にて圧縮された場合でも発熱は緩和されることにな
る。
【0052】請求項2では摩擦係数低減材はエラストマ
ー中に分散した状態でカバー帆布に含浸被覆している高
負荷伝動ベルトである。
【0053】摩擦係数低減材をエラストマー中に分散さ
せることによって、従来から行われてきたコーティング
やフリクションといった方法で帆布に付着させることが
でき、カバー帆布に付着させることが困難な摩擦係数低
減材を容易にカバー帆布に付着させることができる。
【0054】請求項3では、粉末状の摩擦係数低減材を
分散したエラストマーが、カバー帆布の表裏面及び内部
が互いに連通状態になるように含浸被覆している高負荷
伝動ベルトとしている。帆布の表裏面を互いに連通状態
にすることによって、摩擦係数低減材をカバー帆布の構
成繊維に絡ませることができ、より大量の摩擦係数低減
材を含有させることができる。
【0055】請求項4では、摩擦係数低減材をレゾルシ
ン−ホルマリン−ゴムラテックス処理液に添加して分散
したものを処理液としてカバー帆布を処理して乾燥させ
ることで摩擦係数低減材を集束させ、その後ゴム糊にて
処理する高負荷伝動ベルトとしている。
【0056】多量の摩擦係数低減材をレゾルシン−ホル
マリンの初期縮合物である樹脂分とゴムラテックスの固
形分を介して繊維材料の表面やその付近に集束させるこ
とができ、帆布の摩耗を防止し、低い摩擦係数を長期に
維持することができる。
【0057】請求項5では、摩擦係数低減材を含有した
カバー帆布に更に摩擦係数低減材を含有した第2のエラ
ストマー層を積層配置した高負荷伝動ベルトとしてい
る。
【0058】カバー帆布に摩擦係数低減材を含有させた
上に、更に摩擦係数低減材を含有した第2のエラストマ
ー層を積層配置することによって、第2のエラストマー
層がまず摩擦係数を低減させる働きをし、長期走行する
ことによって第2のエラストマー層が摩耗したとしても
その後にカバー帆布内に含有させた摩擦係数低減材によ
って更に摩擦係数の低減効果が持続する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高負荷伝動ベルトの一例を示す斜
視概略図である。
【図2】高負荷伝動ベルトの側断面図である。
【図3】本発明に係る高負荷伝動ベルトの他の例を示す
斜視概略図である。
【図4】張力帯のカバー帆布付近の拡大断面図である。
【図5】別の実施例にかかわる張力体のカバー帆布付近
の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 高負荷伝動ベルト 2 ブロック 3 張力帯 3a 張力帯 3b 張力帯 4 エラストマー 5 心体 6 カバー帆布 7 縦糸 8 緯糸 9 上ビーム部 10 下ビーム部 11 センターピラー 12 溝 40 エラストマー 41 摩擦係数低減材 42 エラストマー 43 摩擦係数低減材 44 第2のエラストマー層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張力帯と、該張力帯の長手方向に沿って
    所定ピッチで設けた複数のブロックとからなり、張力帯
    の少なくとも片面にカバー帆布が被覆されている高負荷
    伝動ベルトにおいて、カバー帆布には摩擦係数低減材を
    含有させてなることを特徴とする高負荷伝動ベルト。
  2. 【請求項2】 摩擦係数低減材はエラストマー中に分散
    しており、該エラストマーをカバー帆布に含浸被覆して
    いる請求項1記載の高負荷伝動ベルト。
  3. 【請求項3】 粉末状の摩擦係数低減材を分散したエラ
    ストマーが、カバー帆布の表裏面及び内部が互いに連通
    状態になるように含浸被覆している請求項2記載の高負
    荷伝動ベルト。
  4. 【請求項4】 摩擦係数低減材をレゾルシン−ホルマリ
    ン−ゴムラテックス処理液に添加して分散したものを処
    理液としてカバー帆布を処理して乾燥させることで摩擦
    係数低減材を集束させ、その後ゴム糊にて処理する請求
    項1記載の高負荷伝動ベルト。
  5. 【請求項5】 摩擦係数低減材を含有したカバー帆布に
    更に摩擦係数低減材を含有した第2のエラストマー層を
    積層配置した請求項1〜4記載の高負荷伝動ベルト。
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