JP2003221617A - 材料の焼入れ方法および焼入れ装置 - Google Patents

材料の焼入れ方法および焼入れ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改善された焼入れ方法および焼入れ装置を提
供する。 【解決手段】 焼入れ装置100は、第1冷却部10
1、第2冷却部103および中央冷却部105を備えて
いる。第1冷却部101および第2冷却部103は、そ
れぞれ、支持部107,115と、パイプ109,11
7と、スペーサ111と、を有する。パイプ109,1
17は、流体ソースに取り付けられた流入口を有する。
前記パイプ109,117の円周方向には、流体を噴射
するための孔が規則的に設けられており、これによっ
て、環状の鍛造物Fを軸対称的に冷却することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料に熱処理を加
える方法および装置に関する。具体的には、本発明は、
流体によるインピンジメント冷却を鍛造物に行う方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な焼入れ技術には、浴焼入れ(ba
th quenching)やファンによる焼入れ(fan quenchin
g)などがある。浴焼入れプロセスは、鍛造物を油のコ
ンテナに浸漬するものである。このような油は、鍛造物
を冷却するヒートシンクとして機能する。このようなプ
ロセスでは、一般的に、油を攪拌して、熱伝達を促進さ
せる。
【0003】油による浴焼入れプロセスには、多くの欠
点がある。第1の欠点は、油を扱うことによるものであ
る。油を扱った後には、環境上および安全上の懸念を取
り除くための特殊な工程を行う必要がある。
【0004】第2の欠点は、廃棄物に関する。使用後の
油を、適切に、廃棄しなければならない。環境上および
安全上の懸念を取り除くため、使用後の油を適切に廃棄
する必要がある。
【0005】第3の欠点は、予測性に関する。油による
浴焼入れは、完全に制御可能なプロセスではない。例え
ば、油による浴焼入れプロセスは、伝熱を局部的に厳密
に制御する能力に欠ける。通常、油による浴焼入れで
は、伝熱係数が、鍛造物全体に亘って均一になり、その
値は、約70〜140BTU/hrft2°Fの範囲で
ばらつく。
【0006】最後の欠点は、残留応力に関するものであ
る。油による浴焼入れでは、伝熱係数がばらつくことに
起因して、残留応力値が大きくなる傾向がある。このよ
うに残留応力値が大きくなると、鍛造物に亀裂や歪曲が
生じ易い。
【0007】第2の一般的な焼入れ技術は、ファンによ
る焼入れである。ファンによる焼入れプロセスは、強制
対流を用いて鍛造物を冷却するものである。1台もしく
は複数台のファンによって、空気を鍛造物に送り、これ
によって、熱伝達率を増大させる。油による浴焼入れに
伴う環境上の問題を回避することはできるが、ファンに
よる焼入れプロセスにも、幾つかの欠点がある。注目す
べきことに、ファンによる焼入れプロセスでは、高温エ
アロスペース用合金製鍛造物に所望の材料特性を与える
のに必要な熱伝達率を得ることはできない。第2に、フ
ァンによる焼入れプロセスは、鍛造物の様々な部分の熱
伝達率を局部的に制御する能力に欠ける。
【0008】新規の高温エアロスペース用合金には、焼
入れプロセスが必要となる。このような新規の合金を用
いる場合には、焼入れ中の冷却速度の下限を高くして、
治金学的な要求事項(例えば、引張強度)を満たす必要
がある。このため、ファンによる焼入れは、このような
新規の高温用エアロスペース合金のための選択肢ではな
くなる。
【0009】さらに、このような新規の高温用エアロス
ペース合金を用いる場合には、焼入れプロセス中に冷却
速度の上限を制御することによって、鍛造物に亀裂が生
じないようにしなければならない。従って、油による浴
焼入れもまた、このような新規の高温用エアロスペース
合金のための選択肢ではなくなる。
【0010】すなわち、焼入れプロセスの際に、冷却速
度を制限された範囲内に収めることによって、鍛造物に
所望の材料特性を与える必要がある。残念なことに、一
般的な焼入れ技術によっては、ある用途(例えば、この
ような新規の高温用エアロスペース合金)に対して、こ
のような目的を十分に達成することはできない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改善
された焼入れ方法および焼入れ装置を提供することであ
る。
【0012】本発明の目的は、環境上の問題を低減させ
る焼入れ技術を提供することである。
【0013】本発明の目的は、焼入れ中に亀裂や歪曲を
受けて廃棄物となる製品を減少させる焼入れ技術を提供
することである。
【0014】本発明の更なる目的は、続いて行われる製
造加工中に残留応力を受けて廃棄物となる製品を減少さ
せる焼入れ技術を提供することである。
【0015】本発明の目的は、原材料の消費量を減少さ
せる焼入れ技術を提供することである。
【0016】本発明の更なる目的は、制御可能な焼入れ
技術を提供することである。
【0017】本発明の更なる目的は、冷却速度を制限さ
れた範囲内に維持することが可能な焼入れ技術を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態による
と、本発明の以上の目的および他の目的を、材料のある
焼入れ方法によって、達成することができる。前記の焼
入れ方法は、第1の部分および第2の部分を有する材料
を提供するステップと、第1の部分に流体を噴射して、
第1の部分の冷却速度を第2の部分の冷却速度よりも大
きくするステップと、を有するものである。
【0019】本発明の他の形態によると、本発明の以上
の目的および他の目的を、焼入れ中に鍛造物の冷却速度
を調整する方法によって、達成することができる。前記
方法は、第1の冷却速度を有する第1の部分および第2
の冷却速度を有する第2の部分を備えた鍛造物を提供す
るステップと、流体を第1の部分に噴射することにより
第1冷却速度と第2冷却速度との差を減少させるステッ
プと、を有する。
【0020】本発明の他の形態によると、本発明の以上
の目的および他の目的を、材料の焼入れ装置によって、
達成することができる。前記装置は、材料を受容する支
持部と、前記支持部に隣接させて設けられた流出口と、
を有し、前記流出口によって前記材料の第1の部分に流
体が衝突させられることによって、前記材料の前記の第
1の部分における冷却速度が、前記材料の第2の部分に
おける冷却速度よりも大きくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、焼入れ装置100の一
実施例を示す拡大斜視図である。焼入れ装置100は、
タービンディスクや空気シールといった環状の鍛造品F
(図には、一部のみが示されている)を受容し得るもの
である。この焼入れ装置100は、環状の形状に適合す
るものであるが、どのような形状の鍛造物Fを熱処理す
るのにも利用できる。
【0022】同様に、焼入れ装置100は、いかなる材
料からなる鍛造物の焼入れにも利用できる。しかし、好
適な材料は、高温エアロスペース用合金である。一般的
に、このような材料は、高温状態での性能特性(例え
ば、引張強度、クリープ耐性、耐酸化性および耐腐食
性)が適切なものでなければならない。粗粒ニッケル合
金は、特に、焼入れプロセスの高温状態(例えば、18
00〜2100°F(982〜1149℃))における
延性の溝(ductility trough)に起因して、焼き割れが
生じ易い。高温エアロスペース用材料の例としては、I
N100、IN1100、IN718、ワスパロイやI
N625といったニッケル合金が挙げられる。
【0023】以上のような特性を得るためには、上述し
た合金の焼入れプロセスを、厳密な制御下で行う必要が
ある。焼入れプロセス中に鍛造物に亀裂が生じないよう
にするとともに、続いて行われる製造加工中に残留応力
による影響が生じないようにするために、厳密な制御を
行う必要がある。通常、焼入れ中に亀裂が生じた鍛造物
の大半は、廃棄物として扱われる。
【0024】焼入れ装置100は、鍛造物Fの表面全体
にインピンジメント冷却を行うことが可能なものである
ことが好ましい。焼入れ装置100は、第1冷却部10
1、第2冷却部103、および中央冷却部105を有す
る。以下、各部分について、さらに詳細に説明する。
【0025】図3には、第1冷却部101が示されてい
る。第1冷却部101は、好ましくは、鍛造物Fの底部
に対応する。第1冷却部101は、焼入れ装置100の
周りに配置された1つもしくは複数の支持部107を備
えている。図には、3つの支持部107が示されている
が、本発明において、支持部107を、適した数だけ用
いることが可能である。
【0026】支持部107は、同心状の複数のパイプ1
09を配置するための溝部を備えている。図には、5本
のパイプ109が示されているが、本発明では、パイプ
109を何本用いることも可能である。パイプ109の
数は、鍛造物Fの形状によって決まる。鍛造物Fの寸法
が大きいほど、多数のパイプ109が必要となる。
【0027】支持部107には、一般的な固定具によっ
て複数のスペーサ111が固定されている。これらのス
ペーサ111によって、パイプ109が支持部107に
固定される。図では、各スペーサ111によって複数の
パイプ109が固定されているが、各スペーサ111に
よって、パイプを1本だけ固定することも可能である。
このようにした場合、パイプ109を個々に調整するこ
とができ、他のパイプ109に影響を及ぼさずに済む。
スペーサの他の重要な機能については、後述する。
【0028】図2に示されているように、鍛造物Fの頂
部の形状と底部の形状とをそれぞれ異なるものとするこ
とも可能である。従って、第2冷却部103の形状が、
第1冷却部101の形状の鏡像とならない場合もある。
むしろ、第2冷却部103は、鍛造物Fの頂部に適合す
ることが好ましい。
【0029】第1冷却部101と同様に、第2冷却部1
03は、1つもしくは複数の支持部115、同心状の複
数のパイプ117、およびスペーサ119を備えてい
る。スペーサ119が支持部115に固定された状態
で、パイプ117がスペーサ119によって支持部11
5に固定される。支持部107,115およびスペーサ
111,119は、焼入れプロセスに必要な条件を満た
すいかなる材料からも形成できる。
【0030】汎用性を得るためには、焼入れ装置100
を、様々な形状の鍛造物Fに適合可能とする必要があ
る。あらゆる鍛造物Fの固有の形状に、第1冷却部10
1および第2冷却部103をほぼ合致させなければなら
ない。このことは、一般的技術により達成できる。例え
ば、各鍛造物の形状に対して専用の支持部107,11
5を焼入れ装置100に備えることによって、達成でき
る。
【0031】代わりの実施例として、同じ支持部10
7,115を、あらゆる鍛造物Fに用いることも可能で
ある。様々な形状に適合させるために、このような汎用
性支持部には、各パイプ109,117の選択的な位置
決めを可能とする機構(図示せず)を備えるべきであ
る。実施可能な構成として、このような汎用性支持部
に、高さが調整可能なプラットフォームを備え、これら
のプラットフォーム上にパイプ109,117を配置す
ることが可能である。これらのプラットフォームに、ね
じ付きシャフトを備えて、高さを調整可能とすることが
できる。
【0032】さらに、最外のパイプ109,117が鍛
造物Fの外周部を取り囲むように、支持部107,11
5の寸法および形状を決定することができる。このよう
な構成によれば、焼入れ装置100によって鍛造物Fの
外周部を焼入れすることができる。しかし、全ての鍛造
物Fの外周部を、焼入れしなければならないわけではな
い。例えば、鍛造物Fの外周部の厚さが小さい場合に
は、通常、焼入れを行う必要はない。
【0033】図4および図5には、パイプ109のうち
の1本が示されている。パイプ109は、環状であり、
これによって、環状の鍛造物Fを軸対称的に冷却するこ
とができる。パイプ109は、適した材料であれば、ど
のような材料から形成することも可能であり、例えば、
工具鋼(tooling steel)(例えば、AMS5042、
AMS5062、AISI4340)、ステンレス鋼
(AISI310,AISI316、17−4HP)、
銅、もしくは黄銅から形成することができる。例えば、
パイプ109の内径を、約0.7”〜1.3”(17.
8mm〜33.0mm)とし、厚さを適した大きさにす
ることが可能である。これらの特定の値は、焼入れプロ
セスに必要な条件によって決まる。
【0034】パイプ109,117は、それぞれ、一般
的な技術により流体ソース127に取り付けられた流入
口(図示せず)を備えている。流体ソース127に一般
的なバルブ(図示せず)を備え、これによって、各パイ
プ109,117へ流れる流体の流量を制御することが
できる。これらのバルブを、手動もしくはコンピュータ
により制御することができる。このような制御を行うこ
との利点は、以下で明らかとなる。
【0035】パイプ109,117には、孔131の配
列が設けられている。好ましくは、これらの孔131
は、パイプ109,117に亘って規則的に配置されて
おり、これによって、鍛造物Fを軸対称的に冷却するこ
とができる。しかし、孔131の配置を非対称とするこ
とも可能である。図5に示されているように、パイプ1
09,117の円周の約25度〜270度の角度αに亘
って孔131を配置することも可能である。好ましく
は、角度αは、約90度である。
【0036】パイプ109,117における孔131
は、流体を冷却部101,103から流出させるための
流出ノズルとなっている。流体は、孔131から流出
し、鍛造物Fを冷却する。ノズル構成を所望のものとす
るためには、孔131の端部を、鋭角とすることも円滑
なものとすることも可能である。孔131の特定の形状
については、以下で述べる。
【0037】図6には、中央冷却部105が示されてい
る。好ましくは、中央冷却部105は、鍛造物Fの内側
の孔に収容される。鍛造物Fの外周部と同様に、内周部
もまた焼入れする必要がない場合がある。鍛造物Fの内
周部における厚さが小さい場合には、通常、焼入れを行
う必要がない。
【0038】パイプ109,117と同様に、中央冷却
部105もまた、パイプであり、このパイプは、一般的
技術によって流体ソース127に取り付けられた流入口
133を備えている。中央冷却部105の外側端部に
は、複数の孔135が設けられている。中央冷却部10
5の寸法および形状は、鍛造物Fの形状によって決ま
る。
【0039】焼入れ装置100の組み立ては、以下のよ
うに行う。組み立て後の第1冷却部101に、鍛造物F
を収容する。具体的には、鍛造物Fはスペーサ111上
に配置される。続いて、第2冷却部103を鍛造物F上
に配置する。同様に、スペーサ119が鍛造物F上に配
置される。次に、中央冷却部105を環状の鍛造物Fの
中央の孔に収容する。好ましくは、中央冷却部105
を、第1冷却部101の支持部107上に配置するとと
もに、スペーサ111の端部に接触させて鍛造物Fから
離間させる。しかし、他の構成を用いることも可能であ
る。ここで、焼入れ装置100は、焼入れプロセスを開
始できる状態となる。
【0040】鍛造物Fを焼入れするための流体として
は、適したものであれば、いかなる流体(例えばガス)
を焼入れ装置100に用いることも可能である。好まし
くは、本発明に空気を用いる。流体ソース127の直径
は、約2.5”〜3.5”(63.5mm〜88.9m
m)である。さらに、流体ソース127によって、約1
2lb/secの大気(例えば65〜95°F(18.
3〜35℃))が、約45〜75psigの圧力下で、
焼入れ装置100に供給されるようにすることが可能で
ある。ここでもまた、これらの所定値は、焼入れプロセ
スに必要な条件によって決まる。
【0041】主に、本発明の1つの目的は、鍛造物Fの
冷却速度を厳密に制御することである。このような厳密
な制御は、鍛造物Fにインピンジメント冷却を行うこと
により可能となる。インピンジメント冷却は、強制対流
冷却の一種であり、他の強制対流冷却方法よりも、はる
かに高い伝熱係数が得られるものである。例えば、空気
による一般的な強制対流方式によると、一般的な装置を
用いた場合に、伝熱係数は、約50BTU/hrft2
°Fとなる。これに対して、インピンジメント冷却で
は、約300BTU/hrft2°Fまでの伝熱係数を
得ることができる。
【0042】図7には、パイプ109,117および鍛
造物Fの空間的位置関係が示されている。第1冷却部1
01および第2冷却部103が示されているが、図示さ
れているような空間的位置関係は、中央冷却部105に
もあてはまる。図示されているように、スペーサ111
によって、鍛造物Fとパイプ109,117との間に間
隙が生じる。
【0043】好ましくは、パイプの孔131の径dは、
焼入れプロセスを行うのに十分な量の流体を鍛造物Fに
噴射するのに適した大きさである。例えば、孔131の
径を、約0.55”〜0.75”(13.97mm〜1
9.05mm)とすることができる。径dの大きさをこ
のような値にした場合、約0.002〜0.01lb/
secの流体が、約200〜1000ft/secの速
度で、各孔131を流れるようにすることが好ましい。
【0044】スペーサ111によってパイプ109,1
17と鍛造物Fとの間に形成された間隙は、本発明にお
いて不可欠な構成である。スペーサ111によって、パ
イプ109,117と鍛造物Fとの間に間隔Zが画定さ
れる。径dに対する間隔Zの比率(Z/d)は、約1.
0〜6.0とすべきである。
【0045】パイプ109,117において互いに隣接
する孔131は、円周方向に間隔Xだけ離間されてい
る。このように孔131が円周方向に離間されているこ
とによって、鍛造物Fへの流体の流れが、冷却速度を所
望の大きさするのに適したものとなる。孔131が円周
方向に配列されていることによっても、鍛造物Fの軸対
称的な冷却が促進される。径dに対する円周方向の間隔
Xの比率(X/d)は、約0.0〜24.0とすべきで
ある。
【0046】さらに、パイプ109において互いに隣接
する孔131は、径方向に、間隔Yだけ離間されてい
る。同様に、孔131が径方向に離間されていることに
よって、鍛造物Fへの流体の流れが、冷却速度を所望の
大きさとするのに適したものとなる。径dに対する径方
向の間隔Yの比率(Y/d)は、約0.0〜26.0と
すべきである。
【0047】本発明は、以上のパラメータを用いて、鍛
造物Fの全ての部分にインピンジメント冷却を行うこと
を可能とする。インピンジメント冷却は、乱流(turbul
ence)を促進しかつ噴射の到達速度を増大させる効果を
有することにより、焼入れ装置100の伝熱係数を著し
く増大させることができるため、適している。
【0048】本発明では、上述したパラメータを好適な
範囲内で変化させることによって、本発明の他の目的、
つまり鍛造物Fの様々な領域で冷却速度に大きな差が生
じないようにすることを達成することができる。理想的
には、本発明では、鍛造物の全領域に亘って冷却速度を
均一にすることを試みる。
【0049】本発明では、鍛造物Fのある領域でのイン
ピンジメント冷却を、他の領域よりも重点的に行うこと
によって、鍛造物Fにおける温度勾配を減少させる。熱
伝達に関しては、物体の体積によって熱容量(thermal
mass)が決まり、物体の表面積によって冷却容量(cool
ing capacity)が決まる。体積に対する表面積の比率が
小さい物体の場合、体積に対する表面積の比率が大きい
物体よりも、熱伝達が起こり難い。
【0050】本発明では、鍛造物Fにおいて、体積に対
する表面積の比率が小さい領域における伝熱を促進させ
る。実際には、本発明では、鍛造物Fにおいて体積が大
きい部分の近傍の表面を、体積が小さい部分の近傍の表
面よりも重点的に冷却する。
【0051】本発明によると、上述した特徴のいずれか
を変化させれば、インピンジメント冷却を局部的に調整
することができる。例えば、鍛造物Fの所望の領域にお
ける冷却を選択的に調整するには、パイプ109,11
7の径、孔131の径、スペーサ111の寸法、もしく
は孔131の密度(すなわち、間隔Xもしくは間隔Y)
をシステムの設計の段階で調整する。焼入れ装置100
の運転中に、鍛造物Fの所望の領域における冷却を選択
的に調整するには、各パイプ109,111,133内
部の圧力を調整する。上述した、流体ソース127のバ
ルブを用いれば、圧力を調整することができる。圧力調
整のための別の技術を用いることも可能である。
【0052】本発明によると、焼入れプロセス中に、上
述した状態を維持することができる。すなわち、焼入れ
装置100において、焼入れプロセスの全温度範囲に亘
って、パイプ109,111,133内の圧力を選択さ
れた値に維持することができる。代わりの実施例とし
て、焼入れプロセス中にパイプ109,111,133
内の圧力を動的に調整することも可能である。例えば、
粗粒ニッケル合金製の鍛造物Fが延性の溝の温度範囲
(例えば1800〜2100°F)から出るまで、焼入
れ装置100を所望の圧力で運転し、焼入れプロセスの
残りを、焼入れ装置100をより低い圧力で動作させて
行なうことができる。これ以外の様々な方法も可能であ
る。
【0053】本発明によると、油を用いた浴焼入れによ
る伝熱係数(例えば、70〜140BTU/hrft2
°F)やファンを用いた焼入れによる伝熱係数(例え
ば、50BTU/hrft2°F)よりも、高い伝熱係
数を得ることができる。本発明によると、伝熱係数を約
300BTU/hrft2°Fとすることができる。
【0054】このように伝熱係数が高いにも拘わらず、
本発明による焼入れを行った場合、製品の残留応力が、
油による浴焼入れを行なう場合よりも、小さくなる。油
による浴焼入れの場合、冷却速度がばらつくことによっ
て、残留応力の値が大きくなる。これに対して、本発明
では、鍛造物Fの冷却の強度を相違させる(すなわち、
鍛造物に亘る温度勾配を制御する)ことが可能であるた
め、残留応力を小さくすることができる。ファンによる
焼入れでは、高温エアロスペース用合金を焼入れするの
に必要な冷却の条件を満たすことができないため、ファ
ンによる焼入れにより生じる残留応力を参考にすること
は、妥当ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼入れ装置の一実施例を示す拡大斜視
図。
【図2】図1の線II−IIに沿った、焼入れ装置の断
面図。
【図3】図1に示された焼入れ装置の1つの構成要素を
示す平面図。
【図4】図3に示された構成要素の一部を詳細に示す
図。
【図5】図4の線V−Vに沿った、前記構成要素の断面
図。
【図6】図1に示された焼入れ装置の第2の構成要素の
立面図。
【図7】図1に示された焼入れ装置に鍛造物が配置され
た状態の一部を示す立面図。
【符号の説明】
100…焼入れ装置 101…第1冷却部 103…第2冷却部 105…中央冷却部 109,117…パイプ 111,119…スペーサ 131…孔 135…孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 651 C22F 1/00 651B 692 692Z (72)発明者 アルバート ラビノビッチ アメリカ合衆国,コネチカット,ウエスト ハートフォード,ファーミントン アベ ニュー 1129 (72)発明者 ウィリアム ジェイ.ワード,ジュニア アメリカ合衆国,コネチカット,マルボ ロ,サウス ストーニーブルック ドライ ブ 38

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料の焼入れ方法であって、 第1の部分および第2の部分を有する材料を提供するス
    テップと、 前記の第1の部分に流体を供給して、前記の第1の部分
    の冷却速度を前記の第2の部分の冷却速度よりも大きく
    するステップと、 を有することを特徴とする、材料の焼入れ方法。
  2. 【請求項2】 前記流体がガスであることを特徴とする
    請求項1記載の焼入れ方法。
  3. 【請求項3】 前記の流体を供給するステップによっ
    て、前記の第1の部分と前記の第2の部分との間の温度
    勾配を実質的に減少させることを特徴とする請求項1記
    載の焼入れ方法。
  4. 【請求項4】 前記の流体を供給するステップでは、前
    記流体を前記の第1の部分に衝突させて、前記の第1の
    部分にインピンジメント冷却を行うことを特徴とする請
    求項1記載の焼入れ方法。
  5. 【請求項5】 焼入れ中に、前記の流体を供給するステ
    ップを一定の状態で行うことを特徴とする請求項1記載
    の焼入れ方法。
  6. 【請求項6】 焼入れ中に、前記の流体を供給するステ
    ップを変化させることを特徴とする請求項1記載の焼入
    れ方法。
  7. 【請求項7】 前記流体の圧力を調整することによっ
    て、前記の流体を供給するステップを変化させることを
    特徴とする請求項6記載の焼入れ方法。
  8. 【請求項8】 焼入れ時の鍛造物の冷却速度を調整する
    方法であって、 第1の冷却速度を有する第1の部分および第2の冷却速
    度を有する第2の部分を備えた鍛造物を提供するステッ
    プと、 流体を前記の第1の部分に供給することにより前記の第
    1の冷却速度と前記の第2の冷却速度との差を減少させ
    るステップと、 を有することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 前記流体がガスであることを特徴とする
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記の流体を供給するステップによっ
    て、前記の第1の部分と前記の第2の部分との間の温度
    勾配を実質的に減少させることを特徴とする請求項8記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記の流体を供給するステップでは、
    前記流体を前記の第1の部分に衝突させて、前記の第1
    の部分にインピンジメント冷却を行うことを特徴とする
    請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 焼入れ中に、前記の流体を供給するス
    テップを一定の状態で行うことを特徴とする請求項8記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 焼入れ中に、前記の流体を供給するス
    テップを変化させることを特徴とする請求項8記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 前記流体の圧力を調整することによっ
    て、前記の流体を供給するステップを変化させることを
    特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 第1の部分および第2の部分を有する
    材料を焼入れする装置であって、 前記材料を受容する支持部と、 前記支持部に隣接させて設けられた流出口と、を備えて
    おり、 前記流出口により前記材料の前記の第1の部分に流体が
    衝突させられることによって、前記の第1の部分におけ
    る冷却速度が前記の第2の部分における冷却速度よりも
    大きくなることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 前記流出口は、径(d)を有するとと
    もに、前記支持部に配置された前記材料から距離(Z)
    だけ離間されており、Z/dは、約1.0〜6.0であ
    ることを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記流出口は、それぞれ径(d)を有
    する複数の流出口からなり、互いに隣接する前記流出口
    は、間隔(s)だけ離間されており、s/dは、約2
    6.0未満であることを特徴とする請求項15記載の装
    置。
  18. 【請求項18】 前記間隔は、円周方向の間隔(X)で
    あり、X/dは、約26.0未満であることを特徴とす
    る請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記間隔は、径方向の間隔(Y)であ
    り、Y/dは、約24.0未満であることを特徴とする
    請求項17記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記流出口は、環状のパイプに設けら
    れた複数の流出口であることを特徴とする請求項15記
    載の装置。
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