JP2003221616A - アルミホイールの炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処理設備 - Google Patents
アルミホイールの炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処理設備Info
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- JP2003221616A JP2003221616A JP2002019942A JP2002019942A JP2003221616A JP 2003221616 A JP2003221616 A JP 2003221616A JP 2002019942 A JP2002019942 A JP 2002019942A JP 2002019942 A JP2002019942 A JP 2002019942A JP 2003221616 A JP2003221616 A JP 2003221616A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱損失が少なく、処理時間が短く、かつ、経済
的なアルミホイールの炉内搬送方法を提供する。 【解決手段】 軸心方向に複数のアルミホイールWを積
載可能な長さを有するローラ単体Rを所定間隔で配置し
て炉内搬送ローラRa,Rbを構成するとともに、前記
炉内搬送ローラを独立駆動する炉内搬送ローラ群に分割
し、アルミホイールを当該アルミホイールの胴部下端面
にて直接搬送ローラに支持させて搬送する。
的なアルミホイールの炉内搬送方法を提供する。 【解決手段】 軸心方向に複数のアルミホイールWを積
載可能な長さを有するローラ単体Rを所定間隔で配置し
て炉内搬送ローラRa,Rbを構成するとともに、前記
炉内搬送ローラを独立駆動する炉内搬送ローラ群に分割
し、アルミホイールを当該アルミホイールの胴部下端面
にて直接搬送ローラに支持させて搬送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミホイールの
炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処理設備に
関するものである。
炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処理設備に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミホイールの溶体化処理設備
は、ローラハース型焼入炉とローラハース型焼戻炉とか
ら構成され、アルミホイールはトレイ上に段積み状態で
保持されて炉内搬送するようにしていた。
は、ローラハース型焼入炉とローラハース型焼戻炉とか
ら構成され、アルミホイールはトレイ上に段積み状態で
保持されて炉内搬送するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数のア
ルミホイールをトレイに保持して搬送する場合、トレイ
自体をも加熱するため熱損失が大で燃料費が高くつくば
かりか、トレイへのアルミホイールの積込および積卸し
に時間がかかり、生産効率が低下するという課題を有す
る。
ルミホイールをトレイに保持して搬送する場合、トレイ
自体をも加熱するため熱損失が大で燃料費が高くつくば
かりか、トレイへのアルミホイールの積込および積卸し
に時間がかかり、生産効率が低下するという課題を有す
る。
【0004】また、トレイの製作および修理が必要で経
費がかかる。
費がかかる。
【0005】さらに、トレイに多数のアルミホイールを
収容した状態で焼入処理するため、アルミホイール間あ
るいはアルミホイールの部位間で冷却ムラが生じ、焼入
歪バラツキが生じる等の課題を有していた。
収容した状態で焼入処理するため、アルミホイール間あ
るいはアルミホイールの部位間で冷却ムラが生じ、焼入
歪バラツキが生じる等の課題を有していた。
【0006】したがって、本発明は前記課題を解決する
ために、アルミホイールを搬送ローラに直接支持して炉
内搬送し、熱効率の向上、焼入処理における冷却ムラの
減少および生産効率の向上を図ることができるアルミホ
イールの炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処
理設備を提供することを目的とする。
ために、アルミホイールを搬送ローラに直接支持して炉
内搬送し、熱効率の向上、焼入処理における冷却ムラの
減少および生産効率の向上を図ることができるアルミホ
イールの炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処
理設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸心方向に複
数のアルミホイールを積載可能な長さを有するローラ単
体を所定間隔で配置して炉内搬送ローラを構成するとと
もに、前記炉内搬送ローラを独立駆動する炉内搬送ロー
ラ群に分割し、アルミホイールを当該アルミホイールの
胴部下端面にて直接搬送ローラに支持させて搬送するア
ルミホイールの炉内搬送方法である。
数のアルミホイールを積載可能な長さを有するローラ単
体を所定間隔で配置して炉内搬送ローラを構成するとと
もに、前記炉内搬送ローラを独立駆動する炉内搬送ロー
ラ群に分割し、アルミホイールを当該アルミホイールの
胴部下端面にて直接搬送ローラに支持させて搬送するア
ルミホイールの炉内搬送方法である。
【0008】また、浸漬焼入装置を備えたローラハース
式焼入炉の上方にローラハース式焼戻炉を当該ローラハ
ース式焼戻炉の装入テーブルが前記ローラハース式焼入
炉の抽出テーブル側に位置するように配置し、前記装入
テーブルと抽出テーブルとを搬送装置を介して連結する
とともに、前記各炉の炉内搬送ローラが軸心方向に複数
のアルミホイールを積載可能な長さを有するローラ単体
を所定間隔で配置して構成され、かつ、独立駆動する炉
内搬送ローラ群に分割され、アルミホイールの胴部下端
面にて直接搬送ローラに支持させて搬送するようにした
アルミホイールの溶体化処理設備である。
式焼入炉の上方にローラハース式焼戻炉を当該ローラハ
ース式焼戻炉の装入テーブルが前記ローラハース式焼入
炉の抽出テーブル側に位置するように配置し、前記装入
テーブルと抽出テーブルとを搬送装置を介して連結する
とともに、前記各炉の炉内搬送ローラが軸心方向に複数
のアルミホイールを積載可能な長さを有するローラ単体
を所定間隔で配置して構成され、かつ、独立駆動する炉
内搬送ローラ群に分割され、アルミホイールの胴部下端
面にて直接搬送ローラに支持させて搬送するようにした
アルミホイールの溶体化処理設備である。
【0009】なお、前記ローラハース式焼入炉内および
ローラハース式焼戻炉内の搬送ローラを、炉内に上下方
向に複数段設けることが好ましい。
ローラハース式焼戻炉内の搬送ローラを、炉内に上下方
向に複数段設けることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
1〜図3にしたがって説明する。図1、図2は、本発明
にかかるアルミホイールWの溶体化処理設備Tを示し、
大略、浸漬焼入装置15を備えたローラハース式焼入炉
(以下、焼入炉という)T1と、ローラハース式焼戻炉
(以下、焼戻炉という)T2と、搬送装置30とからな
る。
1〜図3にしたがって説明する。図1、図2は、本発明
にかかるアルミホイールWの溶体化処理設備Tを示し、
大略、浸漬焼入装置15を備えたローラハース式焼入炉
(以下、焼入炉という)T1と、ローラハース式焼戻炉
(以下、焼戻炉という)T2と、搬送装置30とからな
る。
【0011】前記焼入炉T1は、複数の帯域からなり、
各帯域は図1、図3に示すように、炉壁1との間に雰囲
気循環路3を形成するように循環バッフル2が設けら
れ、直火バーナ4により加熱された炉内雰囲気を循環フ
ァン5によりスリット板6を介して下方に噴出し、下記
するアルミホイールWを所定温度に加熱し、その後、炉
内雰囲気は前記雰囲気循環路3に戻り、直火バーナ4に
より再度加熱される工程を繰り返すものである。
各帯域は図1、図3に示すように、炉壁1との間に雰囲
気循環路3を形成するように循環バッフル2が設けら
れ、直火バーナ4により加熱された炉内雰囲気を循環フ
ァン5によりスリット板6を介して下方に噴出し、下記
するアルミホイールWを所定温度に加熱し、その後、炉
内雰囲気は前記雰囲気循環路3に戻り、直火バーナ4に
より再度加熱される工程を繰り返すものである。
【0012】また、前記焼入炉T1内には、軸心方向に
複数のアルミホイールWを積載可能な長さを有するロー
ラ単体Rを所定間隔で配置してなる炉内搬送ローラ列R
aが複数段(図ではRa1,Ra2,Ra3の3段)に
配設されている。
複数のアルミホイールWを積載可能な長さを有するロー
ラ単体Rを所定間隔で配置してなる炉内搬送ローラ列R
aが複数段(図ではRa1,Ra2,Ra3の3段)に
配設されている。
【0013】なお、前記各炉内搬送ローラ列Raは複数
の独立駆動する搬送ローラ群で構成され、各駆動分割部
でアルミホイールWの間隔を検出し、設定間隔以下であ
れば、その検出位置以前の搬送ローラを一時停止し、前
記設定間際になれば再起動する。
の独立駆動する搬送ローラ群で構成され、各駆動分割部
でアルミホイールWの間隔を検出し、設定間隔以下であ
れば、その検出位置以前の搬送ローラを一時停止し、前
記設定間際になれば再起動する。
【0014】そして、前記焼入炉T1の抽出扉10の外
方に傾動式連結ローラ31を介在させて浸漬焼入装置1
5が設置され、装入扉11の外方には昇降式装入装置2
0が設置されている。
方に傾動式連結ローラ31を介在させて浸漬焼入装置1
5が設置され、装入扉11の外方には昇降式装入装置2
0が設置されている。
【0015】前記浸漬焼入装置15は、焼入水槽16、
焼入用エレベータ17および移送用エレベータ18とか
らなり、前記焼入用エレベータ17は内部に独立駆動の
搬送ローラ列Rcを2段Rc1,Rc2備え、モータM
1により昇降するものである。
焼入用エレベータ17および移送用エレベータ18とか
らなり、前記焼入用エレベータ17は内部に独立駆動の
搬送ローラ列Rcを2段Rc1,Rc2備え、モータM
1により昇降するものである。
【0016】前記移送用エレベータ18は、前記焼入用
エレベータ17から焼入済のアルミホイールWを受け取
るとともに下記する搬送装置30へ移送するもので、独
立駆動の搬送ローラ列Rdを2段Rd1,Rd2備え、
モータM2により昇降するものである。
エレベータ17から焼入済のアルミホイールWを受け取
るとともに下記する搬送装置30へ移送するもので、独
立駆動の搬送ローラ列Rdを2段Rd1,Rd2備え、
モータM2により昇降するものである。
【0017】前記焼戻炉T2は前記焼入炉T1の上方に
配設され、また、この焼戻炉T2の装入扉13および抽
出扉12の外方に傾斜式連結ローラ31が配設され、前
記焼入炉T1と同様、独立駆動する搬送ローラ群からな
る炉内搬送ローラ列Rbが複数段(図ではRb1,Rb
2,Rb3の3段)配設され、かつ、炉T2内は焼入炉
T1と同様構成からなる複数の帯域からなり、この焼戻
炉T2の抽出扉13の外方には昇降式抽出装置12が配
設されている。
配設され、また、この焼戻炉T2の装入扉13および抽
出扉12の外方に傾斜式連結ローラ31が配設され、前
記焼入炉T1と同様、独立駆動する搬送ローラ群からな
る炉内搬送ローラ列Rbが複数段(図ではRb1,Rb
2,Rb3の3段)配設され、かつ、炉T2内は焼入炉
T1と同様構成からなる複数の帯域からなり、この焼戻
炉T2の抽出扉13の外方には昇降式抽出装置12が配
設されている。
【0018】前記搬送装置30は、下記する水切装置4
0で水切りを行った焼入済のアルミホイールWを前記焼
戻炉T2の装入側に搬送するもので、1列の駆動ローラ
群からなる独立駆動の搬送ローラ列Reを備え、モータ
M3により昇降する昇降装置32と図示しない搬送テー
ブルとからなる。
0で水切りを行った焼入済のアルミホイールWを前記焼
戻炉T2の装入側に搬送するもので、1列の駆動ローラ
群からなる独立駆動の搬送ローラ列Reを備え、モータ
M3により昇降する昇降装置32と図示しない搬送テー
ブルとからなる。
【0019】なお、40は前記搬送装置30が最下位置
にあるとき、焼入済のアルミホイールWを搬送装置30
から受け取り、反転することにより水切りを行う水切装
置である。
にあるとき、焼入済のアルミホイールWを搬送装置30
から受け取り、反転することにより水切りを行う水切装
置である。
【0020】つぎに、前記構成からなるアルミホイール
の溶体化熱処理設備Tの操業方法を説明する。
の溶体化熱処理設備Tの操業方法を説明する。
【0021】昇降式装入装置20上に搬送されたアルミ
ホイールWは、プッシャ22により前記焼入炉T1の上
段、中段および下段に複数個ずつ、所定時間(たとえば
1分間隔)をもって順次装入される。
ホイールWは、プッシャ22により前記焼入炉T1の上
段、中段および下段に複数個ずつ、所定時間(たとえば
1分間隔)をもって順次装入される。
【0022】焼入炉T1内に装入されたアルミホイール
Wは、炉内抽出端まで低速で搬送され、この間に、アル
ミホイールWはスリット板6から噴出する加熱気体によ
り焼入温度(約535℃)に加熱される。
Wは、炉内抽出端まで低速で搬送され、この間に、アル
ミホイールWはスリット板6から噴出する加熱気体によ
り焼入温度(約535℃)に加熱される。
【0023】上段のアルミホイールWが炉内抽出端にく
ると、上段の搬送ローラ列Ra1のみが停止(1分間)
する。なお、その間、中段および下段のアルミホイール
Wは搬送されている。
ると、上段の搬送ローラ列Ra1のみが停止(1分間)
する。なお、その間、中段および下段のアルミホイール
Wは搬送されている。
【0024】そして、中段のアルミホイールWが炉内抽
出端にくると、中段の搬送ローラ列Ra2も停止すると
ともに抽出扉10が下降して上段および中段部分を開放
する。ついで、上段と中段の傾動式連結ローラ31を傾
動して水平状態にすると同時に炉内抽出端部の搬送ロー
ラ群と焼入用エレベータ17の2段の搬送ローラ列Rc
1,Rc2を駆動して、上段および中段のアルミホイー
ルWを該搬送ローラ列Rc1,Rc2に移送する。
出端にくると、中段の搬送ローラ列Ra2も停止すると
ともに抽出扉10が下降して上段および中段部分を開放
する。ついで、上段と中段の傾動式連結ローラ31を傾
動して水平状態にすると同時に炉内抽出端部の搬送ロー
ラ群と焼入用エレベータ17の2段の搬送ローラ列Rc
1,Rc2を駆動して、上段および中段のアルミホイー
ルWを該搬送ローラ列Rc1,Rc2に移送する。
【0025】前記焼入用エレベータ17上にアルミホイ
ールWが移載されると、この焼入用エレベータ17はモ
ータM1により下降してアルミホイールWを水O中に浸
漬して焼入れを行い、その後、上昇して焼入用エレベー
タ17の上段アルミホイールWが前記移送用エレベータ
18の上段搬送ローラ列Rb1と同位置で停止させ、各
段のアルミホイールWを移送用エレベータ18の搬送ロ
ーラ列Rd1,Rd2上に移送する。
ールWが移載されると、この焼入用エレベータ17はモ
ータM1により下降してアルミホイールWを水O中に浸
漬して焼入れを行い、その後、上昇して焼入用エレベー
タ17の上段アルミホイールWが前記移送用エレベータ
18の上段搬送ローラ列Rb1と同位置で停止させ、各
段のアルミホイールWを移送用エレベータ18の搬送ロ
ーラ列Rd1,Rd2上に移送する。
【0026】前記移送用エレベータ18上にアルミホイ
ールWが移載されると、移送用エレベータ18は1段下
降し、上段(搬送ローラ列Rd1)のアルミホイールW
は水切装置40へ搬送され、ここで90°時計方向に往
復回動して水切りされ、再度、搬送装置30上に搬送さ
れ、その後、昇降装置32は上昇して前記焼戻炉T2の
上段と同位置で停止する。ついで、装入扉13が下降し
て上段部分を開放するとともに、傾動式連結ローラ31
を傾動して水平状態にすると、炉内装入端の搬送ローラ
群と搬送装置30の搬送ローラ列Rcを駆動して焼戻炉
T2へ装入される。以降、焼戻炉T2内で所定温度(約
170℃)に加熱され時効処理(焼戻)される。
ールWが移載されると、移送用エレベータ18は1段下
降し、上段(搬送ローラ列Rd1)のアルミホイールW
は水切装置40へ搬送され、ここで90°時計方向に往
復回動して水切りされ、再度、搬送装置30上に搬送さ
れ、その後、昇降装置32は上昇して前記焼戻炉T2の
上段と同位置で停止する。ついで、装入扉13が下降し
て上段部分を開放するとともに、傾動式連結ローラ31
を傾動して水平状態にすると、炉内装入端の搬送ローラ
群と搬送装置30の搬送ローラ列Rcを駆動して焼戻炉
T2へ装入される。以降、焼戻炉T2内で所定温度(約
170℃)に加熱され時効処理(焼戻)される。
【0027】その後、昇降装置32は下降して停止する
が、この間に、前記移送用エレベータ18は1段上昇
し、残りのアルミホイールWを前記同様、水切装置40
へ搬送し、その後、前記同様焼戻炉T2へ搬送される。
なお、この場合、アルミホイールWは焼戻炉Tの中段に
装入されるものである。
が、この間に、前記移送用エレベータ18は1段上昇
し、残りのアルミホイールWを前記同様、水切装置40
へ搬送し、その後、前記同様焼戻炉T2へ搬送される。
なお、この場合、アルミホイールWは焼戻炉Tの中段に
装入されるものである。
【0028】なお、前述のように、焼入用エレベータ1
7からアルミホイールWが移送用エレベータ18へ搬送
されると、焼入炉T1の下段(搬送ローラ列Ra3)に
位置するアルミホイールWは抽出扉10の開放、傾動式
連結ローラ31の傾動によりアルミホイールWを焼入用
エレベータ17の下段(搬送ローラ列Rc2)に載置し
たのち1段上昇し、前記同様傾動連結ローラ31を介し
て焼入炉T1の上段に位置するアルミホイールWが移送
用エレベータ18の上段に搬送され、以後、前記と同一
工程を経て焼戻炉T2の下段、上段に装入され、焼戻工
程の終了したアルミホイールWは順次焼戻炉T2の抽出
扉12を介して昇降式抽出装置21から取り出されるこ
とになる。
7からアルミホイールWが移送用エレベータ18へ搬送
されると、焼入炉T1の下段(搬送ローラ列Ra3)に
位置するアルミホイールWは抽出扉10の開放、傾動式
連結ローラ31の傾動によりアルミホイールWを焼入用
エレベータ17の下段(搬送ローラ列Rc2)に載置し
たのち1段上昇し、前記同様傾動連結ローラ31を介し
て焼入炉T1の上段に位置するアルミホイールWが移送
用エレベータ18の上段に搬送され、以後、前記と同一
工程を経て焼戻炉T2の下段、上段に装入され、焼戻工
程の終了したアルミホイールWは順次焼戻炉T2の抽出
扉12を介して昇降式抽出装置21から取り出されるこ
とになる。
【0029】なお、前記実施の形態においては、焼入炉
T1および焼戻炉T2とも搬送ローラ列Ra,Raを3
段に設けたが、必ずしもこれに限らず1段、2段であっ
てもよい。また、水切装置40も必要に応じて設ければ
よい。
T1および焼戻炉T2とも搬送ローラ列Ra,Raを3
段に設けたが、必ずしもこれに限らず1段、2段であっ
てもよい。また、水切装置40も必要に応じて設ければ
よい。
【0030】さらに、前記実施の形態においては、同一
のアルミホイールWを処理する場合であるが、材質、形
状、大きさの異なるアルミホイールWを他のアルミホイ
ールWとともに処理する場合には、各搬送ローラ列の搬
送速度を変えて同時に処理すればよい。
のアルミホイールWを処理する場合であるが、材質、形
状、大きさの異なるアルミホイールWを他のアルミホイ
ールWとともに処理する場合には、各搬送ローラ列の搬
送速度を変えて同時に処理すればよい。
【0031】さらにまた、前記焼入炉T1と焼戻炉T2
に設ける搬送ローラ列Ra、Rbを1段あるいは2段と
する場合、前記移送用エレベータ18を設けず、搬送装
置30で兼用し、かつ、焼入用エレベータ17の搬送ロ
ーラ列Raも1段としてもよい。
に設ける搬送ローラ列Ra、Rbを1段あるいは2段と
する場合、前記移送用エレベータ18を設けず、搬送装
置30で兼用し、かつ、焼入用エレベータ17の搬送ロ
ーラ列Raも1段としてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
アルミホイールの炉内搬送方法およびアルミホイールの
溶体化処理設備によれば、アルミホイールはトレイに載
置することなく直接搬送ローラに支持させて炉内搬送す
るため、焼入炉、焼戻炉における燃料費は、トレイに装
入して搬送する方式に比べ、アルミホイール1個当り4
7%低減することができた。
アルミホイールの炉内搬送方法およびアルミホイールの
溶体化処理設備によれば、アルミホイールはトレイに載
置することなく直接搬送ローラに支持させて炉内搬送す
るため、焼入炉、焼戻炉における燃料費は、トレイに装
入して搬送する方式に比べ、アルミホイール1個当り4
7%低減することができた。
【0033】また、焼入れを行うにあたっても、アルミ
ホイール毎に行うためアルミホイールの冷却ムラが生じ
ない。
ホイール毎に行うためアルミホイールの冷却ムラが生じ
ない。
【0034】さらに、トレイを不要にするため、製作、
修理が不要であるばかりか、トレイへの積込、積卸し工
程がなく、工程を大幅に削減することができる。
修理が不要であるばかりか、トレイへの積込、積卸し工
程がなく、工程を大幅に削減することができる。
【0035】また、焼入炉、焼戻炉における搬送ローラ
を複数の独立駆動する搬送ローラ群とし、かつ、この搬
送ローラを各炉に複数段設けることにより、1つの溶体
化処理設備で処理時間が異なる異種類のアルミホイール
を同時に熱処理することができる。
を複数の独立駆動する搬送ローラ群とし、かつ、この搬
送ローラを各炉に複数段設けることにより、1つの溶体
化処理設備で処理時間が異なる異種類のアルミホイール
を同時に熱処理することができる。
【図1】 本発明にかかるアルミホイールの溶体化設備
装置の一端部の断面図。
装置の一端部の断面図。
【図2】 本発明にかかるアルミホイールの溶体化設備
装置の他端部の断面図。
装置の他端部の断面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
T〜アルミホイールの溶体化処理設備、T1〜ローラハ
ース式焼入炉、W〜アルミホイール、Ra(Ra1〜R
a3),Rb(Rb1〜Rb3)〜搬送ローラ列、1
0,12〜抽出扉、11,13〜装入扉、15〜浸漬焼
入装置、16〜焼入水槽、30〜搬送装置。
ース式焼入炉、W〜アルミホイール、Ra(Ra1〜R
a3),Rb(Rb1〜Rb3)〜搬送ローラ列、1
0,12〜抽出扉、11,13〜装入扉、15〜浸漬焼
入装置、16〜焼入水槽、30〜搬送装置。
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フロントページの続き
(72)発明者 横山 明
北海道苫小牧市字勇払145番1 トヨタ自
動車北海道株式会社内
(72)発明者 外囿 心一
北海道苫小牧市字勇払145番1 トヨタ自
動車北海道株式会社内
(72)発明者 田中 治秀
北海道苫小牧市字勇払145番1 トヨタ自
動車北海道株式会社内
Fターム(参考) 3F033 BB01 BC03 BC07 BC08
4K034 AA12 AA19 BA06 EA12 EB01
4K050 AA02 BA03 CG04 CG05
Claims (3)
- 【請求項1】 軸心方向に複数のアルミホイールを積載
可能な長さを有するローラ単体を所定間隔で配置して炉
内搬送ローラを構成するとともに、前記炉内搬送ローラ
を独立駆動する炉内搬送ローラ群に分割し、アルミホイ
ールを当該アルミホイールの胴部下端面にて直接搬送ロ
ーラに支持させて搬送することを特徴とするアルミホイ
ールの炉内搬送方法。 - 【請求項2】 浸漬焼入装置を備えたローラハース式焼
入炉の上方にローラハース式焼戻炉を当該ローラハース
式焼戻炉の装入テーブルが前記ローラハース式焼入炉の
抽出テーブル側に位置するように配置し、前記装入テー
ブルと抽出テーブルとを搬送装置を介して連結するとと
もに、前記各炉の炉内搬送ローラが軸心方向に複数のア
ルミホイールを積載可能な長さを有するローラ単体を所
定間隔で配置して構成され、かつ、独立駆動する炉内搬
送ローラ群に分割され、アルミホイールの胴部下端面に
て直接搬送ローラに支持させて搬送するようにしたこと
を特徴とするアルミホイールの溶体化処理設備。 - 【請求項3】 前記ローラハース式焼入炉内およびロー
ラハース式焼戻炉内の搬送ローラが、炉内に上下方向に
複数段設けたものであることを特徴とする前記請求項2
に記載のアルミホイールの溶体化処理設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019942A JP2003221616A (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | アルミホイールの炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019942A JP2003221616A (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | アルミホイールの炉内搬送方法およびアルミホイールの溶体化処理設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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