JPS6056402B2 - 鍛造物品の熱処理装置 - Google Patents

鍛造物品の熱処理装置

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JPS6056402B2
JPS6056402B2 JP2580981A JP2580981A JPS6056402B2 JP S6056402 B2 JPS6056402 B2 JP S6056402B2 JP 2580981 A JP2580981 A JP 2580981A JP 2580981 A JP2580981 A JP 2580981A JP S6056402 B2 JPS6056402 B2 JP S6056402B2
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JP
Japan
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forged
furnace
conveyor
heat
heat treatment
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JP2580981A
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JPS57140815A (en
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道宏 浜村
輝幸 福垣内
初男 尾畑
公一 松村
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Matsuda KK
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Matsuda KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱間鍛造した鍛造物品を連続的に搬送しつつ
、焼鈍もしくは廃車する鍛造物品の熱処理装置の改良に
関する。
一般に、熱間鍛造した鍛造物品は、100O゜C程度の
高温であり、鍛造物品の使用目的に応じて、焼鈍処理や
廃車処理を施している。
ところで、鍛造物品をコンベアで搬送しつつ連続的に上
記の如く熱処理を行なう連続熱処理ラインでは、高温の
鍛造物品を必要な温度にまで冷却したうえで、その温度
に維持した保温炉内に約30分位滞在させる必要がある
従来のこの種の連続熱処理ラインでは、保温炉を長尺に
形成し、鍛造物品を長尺の保温炉内を通過させることに
より必要な保温時間を確保するようにしていたため、ラ
イン長が不可避的に長くなつて設置スペース上も設備コ
スト上も不利であるうえ、長尺の保温炉の内部温度を均
一に維持することは仲々に困難て冷却むらを生ずる原因
となる問題があつた。本発明は、かかる問題に鑑みてな
されたものであつて、保温炉として多数のバッチ的に熱
処理する炉を用い、しかも鍛造物品の連続搬送を中断す
ることなしに、連続した鍛造物品の焼鈍または廃車を行
なうことができる鍛造物品の熱処理装置を提供すること
を目的としている。
即ち、本発明において、コンベアにより連続的に搬送さ
れてくる鍛造物品を複数個すつ各保温炉に順次に分配供
給する供給機構を設け、この供給機構により、各保温炉
での設定保温時間が経過するごとに連続搬送されてくる
鍛造物品をその保温炉に必要数連続して供給するように
して、鍛造物品の流れを中断させることなく、順次各保
温炉に振分けるようにしたことを基本的な特徴としてい
る。
以下、図示の実施例に基づいて本発明をより具体的に説
明する。
第1図及び第2図において、1は鍛造された鍛造物品の
投入部、2は投入部1に投入されてくる鍛造物品を斜め
上方に搬送する第1コンベア、3は第1コンベア2に沿
つてその上面側を貫通させた状態で囲繞する風洞、4は
風洞3の下端側に設置した冷却用プロア、5は第1コン
ベア2の上端から落下してくる鍛造物品を受取つて分配
のため水平方向に搬送する第2コンベア、6,7,8,
9は第2コンベア5の両側に各一対ずつ配置した計4つ
の保温炉、10は第2コンベア5によつて搬送されてく
る鍛造物品を各保温炉6〜9に順次に分配供給する供給
機構、11は各保温炉6〜9によつて焼鈍又は焼準され
た複数の鍛造物品を各保温炉6〜9から受取つて、次工
程のために搬出する第3コンベアである。
上記プロアは、プロア管4aを風洞3の側壁に沿つ伸長
させ、プロア管4aからは多数の小孔を開設した枝管4
b,4cを風洞3内に突出させ、第1コンベア2によつ
て搬送されてくる高温の鍛造物品に冷却エアを吹き付け
て強制空冷し、焼鈍に必要な温度、例えば600℃にま
で冷却する。
なお、第1図において、12は第1コンベア2の上.端
の駆動ローラ13をベルト駆動する駆動モータで、この
駆動モータ12、さらには、第1コンベア2および風洞
3は、床面14に立設した第1フレーム15に支持され
ている。一方、第2フレーム16の上面に水平に支持さ
.れる第2コンベア5は、第1コンベア2とは反対側の
端部側の駆動ローラ17を第2フレーム16上に支持し
た駆動モータ18によりベルト駆動することにより駆動
する。
第2コンベア6の両側に配置する各保温炉は、第3図に
示すように、第2コンベア5の下側にその上面が位置す
るように第2フレーム16に支持し、保温炉6について
示すように、上蓋6aを第2コンベア5に向けて開いた
状態で供給装置10により振り分けられた鍛造物品を受
入れ、保温炉9について示すように、焼鈍が終了したと
きには下蓋9bを開いて内部に収納した多数の鍛造物品
を一度に第3コンベア11上に放出する。
これら各保温炉6〜9は、第4図に示すように、炉外壁
20て周囲を囲つた断熱材21て内部を4つに仕切つて
内部に計4個の炉室22を形成し、各炉室22の内壁面
はヒータコイル等の加熱手段23て囲い、各加熱手段2
3には炉外壁20にまで引出して形成した各端子ボック
ス24から保温に必要な電力を供給して、炉室22の内
部温度を一定の焼鈍温度、例えば600℃に維持する。
一方、前記供給機構10は、手前側の炉室6及び9に鍛
造物品を分配供給するための第1供給機構26と、残り
の炉室7及び8に鍛造物品を分配供給するための第2供
給機構27とを、共通の支持フレーム28によつて第2
コンベア5の上方に支持した構造を有する。第1供給機
構26は、細長板状の振分板30を下端に支持した昇降
ロッド31を昇降駆動する昇降シリンダ32と、昇降ロ
ッド31の中間部に設けた軸方向のスプラインにロッド
に直交する方向から噛合うラック杆33を駆動すること
により、昇降ロッド31を回転させて、振分板30の向
きを変換する方向転換用シリンダ34とからなる。
また、第2供給機構27は、下端に振分板35を支持し
た回転軸36の上部に形成したピニオンに回転軸36と
直交する方向から噛合うラック杆37を進退駆動し、回
転軸36を回転させて振分板35の向きを転換する方向
転換用シリンダ38とからなる。なお、第1図及ひ第2
図において、39,39は風洞3の上部の熱気を各保温
炉6〜9に供給する一対の温風供給管、40は各温風供
給管39の途中にあつて温風を加圧供給する温風送風機
てある。
このようにすれば、高温の鍛造物品を冷却することによ
り自らは高温となつたエアを利用できるので、保温炉の
保温に要するエネルギを軽減することができる。次に、
上記実施例の作動を説明する。
いま、第1コンベア2によつて連続的に搬送されてきた
鍛造物品を保温炉6から順に保温炉9の順序て繰返し分
配供給する場合を考える。
最初、保温炉6に鍛造物品を供給する場合には、第1供
給機構26の昇降シリンダ32を下降させ、かつ昇降ロ
ッド31の下端に支持した振分板30の向きを保温炉6
側に向け、上蓋6aを開いた状態で第2コンベア5上を
搬送されてくる鍛造物品を連続的に保温炉6内に落下さ
せる。
この保温炉6への鍛造物品供給に12分を要するとする
と、12分後には、昇降シリンダ32を上昇させて鍛造
物品を素通りさせ、保温炉6の上蓋6aを閉じて焼鈍を
開始する。そして、保温炉7への供給は、上蓋7aを開
くと同時に第2供給機構24の振分板35を保温炉7側
に向けることにより開始する。
開始から12分後には、方向転換用シリンダ38を作動
して振分板35を保温炉8側に向けて上蓋8aを開いて
、保温炉8への供給を行なう。保温炉8への供給が完了
する直前には、保温炉9の上蓋9aを開くとともに、第
1供給機構26の振分板30を保温炉9側に向けた状態
て第2コンベア5上まで下降させ、保温炉9への供給を
開始する。
この保温炉9への供給がほぼ完了する時点ては、最初の
保温炉6の焼鈍時間は、3紛以上であり、必要な焼鈍時
間が確保できたので、保温炉6の下蓋6bを開いて焼鈍
した多数の鍛造物品を一度に搬出コンベア11上に放出
し、搬出コンベア11上で放冷しながら、次工程へと搬
送する。放出を完了した保温炉6の下蓋6bは再ひ閉じ
、次いで上蓋6aを開き、同時に、方向転換シリンダ3
4を駆動して振分板30を保温炉9から保温炉6側に方
向転換し、保温炉9の上蓋9aは閉じて焼鈍を開始する
一方、保温炉6への鍛造物品の供給を開始する。以後、
上記のプロセスをサイクリツクに繰返すことにより、第
1,第2コンベア2,5による鍛造物品の連続搬送を中
断することなしに、しかも各保温炉6〜9でバッチ的に
焼鈍処理を順次に行なうことができる。
なお、上記実施例では、搬出用の第3コンベア1によつ
て搬送する鍛造物品は放冷としたが、例えば搬送路上方
にプロア(図示せず)を設け、エアブローによる強制空
冷を行なうようにしてもよい。
また、上記熱処理装置を焼準炉として使用するときには
、プロア4によるエアブローを止め、かつ各保温炉6〜
9の設定温度を焼準に必要な温度、例えば900′Cに
設定すればよい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、連続
搬送されてくる鍛造物品を供給機構により各保温炉に分
配供給し、しかも焼鈍又は焼準を終了した保温炉に遊び
なく、次の鍛造物品を供給するようにしたので、バッチ
的に熱処理する炉を用いながら、鍛造物品の連続した熱
処理が行なえ、熱処理ラインのライン長を大幅に短縮す
ることができ、熱効率の向上、冷却むらの解消を図るこ
とができるといつた利点を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる熱処理装置の全体概
略説明図、第2図は同じく平面図、第3図は第1図A−
A線方向拡大断面図、第4図は第1図のB−B線方向拡
大断面図である。 2・・・・・・第1コンベア、3・・・・・・風洞、4
・・・・・・ブ胎ア、5・・・・・・第2コンベア、6
〜9・・・・・・保温炉、10・・・・・・供給機構、
11・・・・・・第3コンベア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍛造処理した高温の鍛造物品を連続搬送するコンベ
    アと、コンベア上の鍛造物品を焼準又は焼鈍するための
    所定温度に冷却する冷却手段と、コンベアの側方に沿つ
    て配置され、複数個の鍛造物品を受入れて設定時間所定
    温度に保温する複数の保温炉と、連続して搬送されてく
    る鍛造物品を分配順に各保温炉に順次供給し、始めの保
    温炉での設定時間の終了に合わせて鍛造物品の供給を完
    了し、繰返し供給する分配供給機構と、設定時間の経過
    した保温炉から順次鍛造物品を排出する排出機構とから
    なる鍛造物品の熱処理装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の鍛造物品の熱処理装置
    において、保温炉がコンベアの両側に沿つて配置されて
    いる鍛造物品の熱処理装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の鍛造物品の熱処理装置
    において、保温炉が焼鈍のための保温炉である鍛造物品
    の熱処理装置。 4 特許請求の範囲第1項記載の鍛造物品の熱処理装置
    において、冷却手段がエアブロアである鍛造物品の熱処
    理装置。
JP2580981A 1981-02-23 1981-02-23 鍛造物品の熱処理装置 Expired JPS6056402B2 (ja)

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