JP2003221078A - 包装体及び包装容器 - Google Patents

包装体及び包装容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数で低コストかつ効率的に包装
体を得ることができ、しかも内容物から発生する気体を
外部に放出することのできる容器を提供すること。 【解決手段】 内容物を収容した後に容器本体の開口部
上縁に樹脂フィルム4を接着することにより密封された
包装体であって、前記容器本体は容器壁を貫通する貫通
孔6を備え、該貫通孔6の上縁には環状の凸部7が形成
され、前記開口部上縁と前記樹脂フィルム4の下面とが
接着され、前記凸部7の上面と前記樹脂フィルム4の下
面とが接着されずに密接しているか、弱く接着されてい
て、内容物から発生した気体を前記貫通孔6から外部へ
放出することができる包装体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物を収容した
後に容器本体の開口部上縁に樹脂フィルムを接着するこ
とにより密封された包装体に関する。特に、容器本体
が、容器壁を貫通する貫通孔を備え、内容物から発生し
た気体を当該貫通孔から外部へ放出することができる包
装体に関する。また、そのような包装体に好適に使用さ
れる包装容器にする。
【0002】
【従来の技術】電子レンジによる食品加熱時の水蒸気
や、発酵食品等の保存時の炭酸ガスなどのように内容物
から発生する気体を外部に放出することのできる容器が
各種知られている。
【0003】例えば、特開平6−329179号公報
(特許文献1)には、少なくとも1箇所に孔を有する可
撓性容器と、前記孔を閉鎖するように接着されたシート
状圧力調整弁とを有してなり、前記可撓性容器内の圧力
が一定以上になったとき前記シート状圧力調整弁が開く
ようになっていることを特徴とする自動調理用パッケー
ジが記載されている。当該圧力調整弁は可撓性シートと
該可撓性シートの片側面に塗布された接着剤からなり、
前記可撓性シートは前記片側面中央部において接着剤非
塗布部分を有し、該接着剤非塗布部分が非円形であるこ
とが記載されている。このとき、接着の剥がれは所定圧
力以上においてのみ生じ、所定圧力以下になると接着状
態が再現される、と記載されている。
【0004】また、特開2000−344267号公報
(特許文献2)には、容器本体に蓋体を被せてある包装
容器において、蓋体には帯封巻回ゾーン内に貫通孔を設
けてあり、当該貫通孔を閉塞できるようにした一部分ま
たは全体が熱収縮可能な帯封が包装容器に対して熱収縮
にて巻き締めてあり、電子レンジ等による加温時には内
圧上昇にて貫通孔から帯封を押し上げて貫通孔を外部へ
連通させ得るようにしてあることを特徴とする帯封が施
された包装容器が記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開平6−329179号公報(特許請
求の範囲、0046欄)
【特許文献2】特開2000−344267号公報(特
許請求の範囲)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−329179号公報記載の容器では、シート状圧力
調整弁として、少なくとも可撓性シートと接着剤からな
るものを使用する必要があり、容器本体と蓋材に加えて
余分な部品が必要になる分だけ製造コストもかさむし、
製造も容易でなくなる。また、特開2000−3442
67号公報記載の容器でも、容器本体と蓋材以外に帯封
が必要であり、包装に際して加熱して帯封を収縮させる
必要があるし、蓋を開けるためには帯封を先に外す必要
もあった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、少ない部品点数で低コストかつ効率的に
包装体を得ることができ、しかも内容物から発生する気
体を外部に放出することのできる容器を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、内容物を収
容した後に容器本体の開口部上縁に樹脂フィルムを接着
することにより密封された包装体であって、前記容器本
体は容器壁を貫通する貫通孔を備え、該貫通孔の上縁に
は環状の凸部が形成され、前記開口部上縁と前記樹脂フ
ィルムの下面とが接着され、前記凸部の上面と前記樹脂
フィルムの下面とが接着されずに密接し、内容物から発
生した気体を前記貫通孔から外部へ放出することができ
る包装体を提供することによって解決される。前記貫通
孔の上縁に形成された環状の凸部の上面と前記樹脂フィ
ルムの下面とを接着せずに密接させることで、保存時に
容器内部と容器外部との間での空気の流通を実質的に防
止することができる。その上で、内部で気体が発生した
場合には、環状の凸部の上面と前記樹脂フィルムの下面
との間に生じた間隙から内部の気体を外部に放出するこ
とができ、気体放出後も両者の間が密接可能なものであ
る。
【0009】また、上記課題は、内容物を収容した後に
容器本体の開口部上縁に樹脂フィルムを接着することに
より密封された包装体であって、前記容器本体は容器壁
を貫通する貫通孔を備え、該貫通孔の上縁には環状の凸
部が形成され、前記開口部上縁及び前記凸部の上面が前
記樹脂フィルムの下面と接着され、前記凸部の上面と前
記樹脂フィルムの下面との間の接着力が、前記開口部上
縁と前記樹脂フィルムとの間の接着力よりも小さく、内
容物から発生した気体を前記貫通孔から外部へ放出する
ことができる包装体を提供することによっても解決され
る。前記貫通孔の上縁に形成された環状の凸部の上面と
前記樹脂フィルムの下面との間の接着力を、前記開口部
上縁と前記樹脂フィルムとの間の接着力よりも小さくす
ることにより、内部で気体が発生した場合には、先に前
者の接着が破壊され、環状の凸部の上面と前記樹脂フィ
ルムの下面との間に生じた間隙から内部の気体を外部に
放出することができるものである。この場合には、保存
時に容器内部と容器外部との間で空気が流通することが
なく、内容物の完全な密封が可能である。これにより例
えばレトルト殺菌操作なども可能となり、長期保存に適
した容器とすることができる。
【0010】上記いずれの態様においても、前記凸部の
上面の高さが前記開口部上縁の高さよりも高いか、ある
いはそれと等しい高さであることが好適である。凸部の
上面の高さを開口部上縁の高さよりも高くすることによ
り、樹脂フィルムが凸部上面を下方に押圧する形で封を
することができる。その結果、包装体の内部の圧力が所
定値以上になるまでは、貫通孔を通して気体を放出しに
くく、また、気体放出後も凸部の上面と樹脂フィルムの
下面とを密接させることが容易である。一方、凸部の上
面の高さを開口部上縁の高さと等しくすることにより、
内容物を封入する際に接着操作が容易になる。特に、前
記凸部の上面が前記樹脂フィルムの下面と接着される場
合には、凸部の上面の高さを開口部上縁の高さと等しく
することが好ましい。
【0011】また、前記いずれかの包装体を加熱した際
に、包装体の内部の圧力が所定値以上になったところで
前記貫通孔を通して水蒸気が放出され、水蒸気が放出さ
れる際に放出音を発生し、加熱操作を終了すべき時期を
知らせることができる包装体も好適である。本発明のよ
うに狭い隙間を通じて加圧気体が放出される場合には振
動音を発生することが多く、たとえば電子レンジ等を用
いて加熱した際に、内容物が十分に加熱されたタイミン
グを容易に知ることができる。電子レンジでの加熱にお
いては、内圧が上昇して内部の水蒸気の放出が開始する
のと同時に加熱終了を知らせることができるので、加熱
時の水分の蒸発による味覚の変化や食感の悪化を防止す
ることができる。
【0012】さらに、前記包装体が、包装体内の空間が
複数の区画に分割されており、少なくとも一つの区画に
内容物が収容され、内容物が収容されてない区画部分に
前記貫通孔を備え、両区画の間を連結する通気溝を有す
るものであることが好適である。内容物の収容されてい
ない区画に貫通孔を設けることで、内容物が貫通孔から
漏れ出ることを防止しやすくできる。また、内容物の収
容されていない比較的小さい区画に貫通孔を設けること
で、前記凸部の上面の高さを開口部上縁の高さよりも少
し高くするだけで、樹脂フィルムが凸部上面を下方に押
圧する力を大きくできる。
【0013】また、前記いずれかの包装体において貫通
孔の下縁が剥離可能な封止材で覆われてなることが好適
である。こうすることで、特に前記貫通孔の上縁に形成
された環状の凸部の上面と前記樹脂フィルムの下面とを
接着せずに密接する態様で封じてある場合においても、
保存時に容器内部と容器外部との間で空気が流通するこ
とがなく、内容物の完全な密封が可能である。
【0014】また、本発明の課題は、上記の各種包装体
に好適に使用される下記の容器を提供することによって
も達成される。すなわち、容器の開口部上縁に樹脂フィ
ルムを接着することにより密封することのできる包装容
器であって、該容器の容器壁を貫通する貫通孔を備え、
該貫通孔の上縁には環状の凸部が形成され、該凸部の上
面と前記樹脂フィルムの下面とが密接することができる
包装容器を提供することによっても達成される。このと
き、前記凸部の上面の高さが前記開口部上縁の高さより
も高いか、あるいはそれと等しい高さであることが好適
である。また、前記容器が複数の区画に分割されてお
り、少なくとも一つの区画に内容物を収容することがで
き、内容物が収容されない区画部分に前記貫通孔を備
え、両区画の間を連結する通気溝を有することも好適で
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明をさら
に詳細に説明する。図1は本発明で使用する容器本体の
一例の平面図であり、図2はその裏面図、図3はその正
面図、図4は図1のA−A’断面図(一部)、図5はフ
ランジ部周辺の斜視図である。また、図6〜9は内容物
を入れて樹脂フィルムで封じた後の使用状態における上
記A−A’相当の位置での模式断面図である。図6は樹
脂フィルムでシールした直後の状態を、図7は内圧が上
昇して気体を放出している状態を、図8は冷却されて再
度密接した状態を、図9は樹脂フィルムを剥離している
状態をそれぞれ示す。
【0016】図1〜5に示した容器本体1はポリプロピ
レンの射出成形品であり、内容積は約1リットルであ
る。材料は一定以上の剛性を有して内容物を収容可能な
ものであれば特に限定されないが、生産性と密封性を考
慮すればプラスチックであることが好適である。プラス
チックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリア
クリロニトリル樹脂などが例示されるが、成形性、剛
性、ヒートシール性等の観点からポリプロピレンが特に
好適に使用される。このとき、耐熱性が要求される場合
にはタルクなどの無機フィラーを配合したポリプロピレ
ンを使用することが好ましく、これによってレトルト殺
菌処理も可能となる。無機フィラーの配合量は10〜5
0重量%であることが好ましい。容器本体1の成形方法
は特に限定されず、射出成形やシートの熱成形などが採
用可能であるが、上縁に環状の凸部が形成された貫通孔
を寸法精度良く成形し易い点から、射出成形が好適であ
る。また、シートを熱成形する成形方法は、低コストで
成形品が得られる点から好ましい。図に示した容器本体
1の平均肉厚は、1.5mm程度である。肉厚は一定以
上の剛性を有すれば特に限定されないが、通常0.2m
m以上、好適には0.5mm以上である。
【0017】容器本体1中央に位置する円筒状の大区画
2内に内容物が収容される。収容される内容物は後に気
体を発生する可能性のあるものである。例えば電子レン
ジで加熱する際に水蒸気を発生する食品や、炭酸ガスを
発生する可能性のある発酵食品などである。
【0018】内容物を収容してから、容器本体1の開口
部上縁3に樹脂フィルム4(図1〜5では図示せず)を
接着して密封し、包装体が製造される。ここで開口部上
縁3とは、容器本体1の開口部の外周の上面のことであ
り、本例のように容器が複数の区画に分割されている場
合にはその全体を取り囲むように配置された部分であ
る。開口部上縁3では、樹脂フィルム4と接着される面
が、概ね平面に形成されている。本例のように平面で樹
脂フィルム4と接着することで、接着力を向上させるこ
とができる。開口部上縁3と樹脂フィルム4とを接着す
る方法は特に限定されない。接着剤を使用して接着して
も良いが、生産性や衛生性の観点からは熱又は超音波に
よってフィルム材料と容器材料とを融着させる方法が好
ましく採用される。開口部上縁は樹脂フィルムと接着可
能であれば良く、必ずしも平面でなくても良い。例えば
フランジ部の上面に連続する凸条を形成し、その凸条の
最上部を開口部上縁とすることもできる。この場合に
は、凸条の最上部でのみ樹脂フィルムと接着されるの
で、幅細の線状に接着することができ、樹脂フィルムの
剥離が容易な包装体とすることができる。また、開口部
上縁全体が一つの平面上になくても良く、例えばフラン
ジ部が斜め下方向に形成されていて、その部分で樹脂フ
ィルムが屈曲して接着されていても良い。
【0019】本図の例で使用した樹脂フィルム4は、二
軸延伸ポリプロピレンからなる基材層とポリアクリロニ
トリル樹脂からなる酸素バリア樹脂層とポリエチレン樹
脂からなるヒートシール層とがこの順番に積層されたも
のであり、全体の厚みは0.09mmである。ポリエチ
レン樹脂からなる面が容器本体1の開口部上縁3に接す
るようにヒートシールされる。フィルムの材料は特に限
定されず、容器形状、容器寸法、内容物等に対応して適
当に選択される。単層フィルムであっても良いし、本例
のように多層フィルムであっても良い。本例のように二
軸延伸された樹脂層とヒートシール層とからなる積層体
が、電子レンジ加熱に対する寸法精度とヒートシール性
に優れて好適である。その厚みは容器形状等に対応して
適当に設定されるが、後で説明する弁機能を効率的に発
揮するためには、容器本体よりも肉薄であることが必要
であり、好適には0.2mm以下、より好適には0.1
mm以下である。
【0020】容器本体1のフランジ部5の中央付近に、
フランジ部5を上下方向に貫通する貫通孔6が設けら
れ、その上縁には円環状の凸部7が形成されている。本
例での凸部7の形状は円環状であるが、環状多角形等の
他の形であっても良い。また、フランジ部5に設けられ
た小区画8と大区画2を分割する分割壁9が設けられて
おり、その上面は樹脂フィルム4と接着される。分割壁
9には、大区画2と小区画8の間を連結する通気溝10
が形成されていて、樹脂フィルム4を接着した後でも通
気が可能である。内容物の収容されていない小区画8に
貫通孔6を設けることで、内容物が貫通孔6から漏れ出
ることを防止しやすくなる。また、比較的高い位置にあ
るフランジ部5に貫通孔6を形成することで、液漏れを
効率的に防止できるとともに、デザイン的にも自然なも
のになる。
【0021】図では貫通孔6が設けられたフランジ部5
は対称の位置に2つ形成されていて、効率的に内部の気
体を放出できるようになっているが、1つであっても3
つ以上あっても構わない。また貫通孔は上下方向に貫通
するものに限定されず、容器壁を貫通するものであれ
ば、その方向は斜め方向であっても水平方向であっても
構わない。しかしながら樹脂フィルムでのシールのし易
さ等を考慮すると、上下方向に貫通することが好まし
い。ここで貫通孔の上縁とは樹脂フィルム側の縁部のこ
とをいう。また容器を複数の区画に分割せず、貫通孔を
内容物が収容される区画内に形成しても良い。例えば容
器中央に貫通孔を設けてその周囲に内容物を収容するよ
うにしても良い。
【0022】図6〜9に樹脂フィルム4が接着されたフ
ランジ部5の断面模式図を示す。開口部上縁3と分割壁
9の上面は、樹脂フィルム4の下面と熱融着によって接
着されているが、貫通孔6の上縁の円環状の凸部7の上
面と樹脂フィルム4の下面とは接着されておらず、密接
しているだけである。貫通孔6の上縁の円環状の凸部7
の上面の高さが前記開口部上縁3の高さよりも高くなっ
ている。そのため、図6に示されるように、樹脂フィル
ム4が凸部7の上面を下方に押圧する形となり、内容物
の漏れ出しを防止することができる。
【0023】例えば水分を含んだ食品を内容物として収
容した包装体を電子レンジで加熱したような場合には、
包装体の内部の圧力が所定値以上になったところで樹脂
フィルム4が図7に示すように上方に脹らみ、大区画2
から通気溝10及び小区画8を経て、貫通孔6を通して
水蒸気が外部に放出される。すなわち、樹脂フィルム4
が凸部7の上面を押圧する力に対応して圧力弁として機
能することができる。凸部7の上面の高さと開口部上縁
3の高さの差は、本例では0.4mmである。当該高さ
の差は、容器形状やフィルム材料によって異なるが、通
常0.1mm以上であることが好ましく、0.2mm以
上であることがより好ましい。また差が大きすぎると樹
脂フィルム4の接着時にシワが入りやすいので、10m
m以下であることが好ましく、5mm以下であることが
より好ましく、2mm以下であることがさらに好まし
い。
【0024】本図の包装体では、水蒸気が放出される際
に放出音を発生するので、加熱操作を終了すべき時期を
知らせることができる。電子レンジで加熱調理する際の
問題点としては、加熱し過ぎによる水分揮発に由来する
味覚の変化が挙げられるが、本図の包装体では、水蒸気
が放出開始されたタイミングを認識できるので、それを
確実に防止できる。この加熱終了のタイミングは、包装
体の内容物や温度、周辺の気温などの影響も受けない。
しかも、内圧が所定値以上になるまでは水蒸気を放出し
ないので、十分な加熱が可能である。また、放出音を受
信するセンサーを電子レンジに設置すれば、自動的に加
熱を停止するシステムとすることも可能である。
【0025】加熱処理が終了し、電子レンジ等の加熱装
置から取り出された包装体は冷却されて、水蒸気の凝縮
及び気体の収縮により、内部空間の気圧が減少し、大気
圧よりも低い気圧となる。図8に示すように大区画2と
それに連通する小区画8の気圧が低下し、結果として小
区画8を覆う樹脂フィルム4が大気圧に押されて下方に
凹んだ形状となり、樹脂フィルム4の下面が凸部7の上
面に加熱前よりも強く押し付けられることになる。その
結果、気圧の高い外部から気圧の低い内部に外気が流入
しにくく、内部の液体等も漏れ出しにくくなる。樹脂フ
ィルム4が大気圧に押されて下方に凹んだ形状となるた
めには、小区画8の底面から凸部7の上面までの高さが
0.5mm以上あることが好ましく、本例では1.4m
mである。また、小区画8の面積が大きいほうが、樹脂
フィルム4の下面が凸部7の上面に強く押し付けられる
ことになるから、小区画8の寸法が8mm以上であるこ
とが好ましい。最近では、コンビニエンスストア等で水
分を含有する食品を電子レンジ加熱してから、そのまま
行楽地等へ携行する場合も多いが、このような場合であ
っても移動中の液漏れを防止できる。
【0026】加熱後に包装体を開封するには、図9に示
すように、フランジ部5の下面の分割壁9の真下の位置
に形成された切断溝11でフランジ部5の一部を切断
し、切断されたフランジ部5の一部を把持して大区画2
を覆う樹脂フィルム4を剥離することができる。本図の
フランジ部5では、図1、2及び5に示すように、切断
溝11の一部が上下方向に貫通部12となっていて切断
を容易にしてある。また図2に示されるように、フラン
ジ部5の外側面には0.5mmの幅で、分割溝未形成部
13が設けられている。これによって、切断溝11のエ
ッジが露出して手を傷つけることを防止できるととも
に、外力によって不用意に切断溝11が切断されるのを
防止できる。本例でのフランジ部5の肉厚は、分割壁9
の位置で2mm、通気溝10の位置で1mmである。し
たがって切断溝11の深さはそれら肉厚よりもわずかに
浅い深さであり、通気溝10の位置では1mm弱、分割
壁9の位置では2mm弱の深さで形成されている。通気
溝10と切断溝11とは相互に連通していない。
【0027】本図では図示していないが、貫通孔6の下
縁14が剥離可能なテープなどからなる封止材で覆われ
てなることも好適である。こうすることで、本図で示し
た例のように、貫通孔6の上縁に形成された環状の凸部
7の上面と樹脂フィルム4の下面とを接着せずに密接す
る態様で封じてある場合においても、保存時に容器内部
と容器外部との間で空気が流通することがなく、内容物
の完全な密封が可能となる。また、こうすることで、内
容物を封入した後で、レトルトあるいはボイル殺菌処理
を行うことも可能となる。
【0028】また、上記のような実施態様以外にも、前
記凸部7の上面が樹脂フィルム4の下面と接着され、凸
部7の上面と樹脂フィルム4の下面との間の接着力を、
開口部上縁3と樹脂フィルム4との間の接着力よりも小
さくした実施態様も採用可能である。凸部7の上面と樹
脂フィルム4の下面との間の接着力を、開口部上縁3と
樹脂フィルム4との間の接着力よりも小さくすることに
より、内部で気体が発生した場合には、先に前者の接着
が破壊され、凸部7の上面と樹脂フィルム4の下面との
間に生じた間隙から内部の気体を外部に放出することが
できるものである。この場合には、凸部7の上面と樹脂
フィルム4の下面との間の接着力を調整することによ
り、気体を放出する際の圧力を調整できる。またこの場
合には保存時に容器内部と容器外部との間で空気が流通
することはなく、前述のような封止材を使用しなくても
内容物の完全な密封が可能である。また、内容物を封入
した後で、レトルトあるいはボイル殺菌処理を行うこと
も可能である。
【0029】この場合の凸部7の上面と樹脂フィルム4
の下面との間の接着方法は特に限定されず、凸部7の上
面に粘着剤や接着剤を塗布しても良いし、凸部7の上面
の面積を小さくして、小面積の熱融着を行ってもよい。
【0030】図10に本発明の別の実施態様である容器
本体の一例の平面図を示す。図11はそのB−B’断面
図を、図12はそのフランジ部周辺の斜視図を、また図
13は樹脂フィルムで封じた後のフランジ部分の断面図
をそれぞれ示す。
【0031】図10〜13で示された容器本体は、厚さ
0.8mmのポリアクリロニトリル樹脂シート(三井化
学株式会社製「ゼクロン」)を熱成形して得られたもの
である。熱成形して得られた容器のフランジ部5に設け
られた円環状の凸部7に囲まれた部分の中央に1mm径
の孔を打ち抜いて貫通孔6を形成していて、射出成形品
よりも安価に成形できる。凸部7の直径は5mmであ
り、その上面の高さは、開口部上縁3よりも0.5mm
高くなっている。凸部7の周囲には外径15mmの円形
の小区画8が形成されており、小区画8の底面から凸部
7の上面までの高さは2mmである。小区画8は内容物
が収容される大区画2と通気溝10を介して連通してい
る。
【0032】この容器では、大区画2内に内容物が収容
されてから開口部上縁3に樹脂フィルム4が接着されて
封がなされるが、このとき凸部7の上面は樹脂フィルム
4に密接しているが、接着はされていない。こうするこ
とによって、図1〜9に記載された容器と同様に、内部
で発生した気体を貫通孔6から外部に放出することが可
能である。本容器は、貫通孔6の直径が小さいから、比
較的少量の気体を放出する用途、例えば発酵によって気
体を発生する発酵食品を内容物とする容器に適してい
る。また、小区画8を小さい面積で設けていることか
ら、フランジ部5の寸法を小さくすることができ、容器
のコンパクト化が可能である。小区画8の寸法は20m
m以下であることが好ましい。
【0033】図14に本発明のさらに別の実施態様であ
る容器本体の一例の平面図を示す。図15はそのC−
C’断面図を、図16はそのフランジ部周辺の斜視図
を、また図17は樹脂フィルムで封じた後のフランジ部
分の断面図をそれぞれ示す。
【0034】図14〜17で示された容器本体は、タル
クを30重量%配合したポリプロピレン樹脂を射出成形
して得られたものであり、容器の厚みは約0.8mmで
ある。容器本体1には1箇所のフランジ部5が設けられ
ており、フランジ部5の中央付近に、フランジ部5を上
下方向に貫通する貫通孔6が設けられ、その上縁には円
環状の凸部7が形成されている。また、フランジ部5に
設けられた小区画8と内容物が収容される大区画2を分
割する分割壁9が設けられており、その上面は樹脂フィ
ルム4と接着される。分割壁9の両側には、大区画2と
小区画8の間を連結する2本の通気溝10,10’が形
成されていて、樹脂フィルム4を接着した後でも通気が
可能である。
【0035】通気溝10,10’が2本形成されている
ことで、内容物から大量に気体が発生した場合であって
も樹脂フィルム4の剥離なしに気体を放出することが可
能である。特に電子レンジで加熱した際に一気に発生す
る水蒸気を放出するときにこの点は有用であり、通気溝
が1本の場合には水蒸気とともに液状の水が排出されて
しまうおそれがある。上記図1〜9で示した容器では、
フランジ部5を2箇所に設けることで大量の水蒸気を放
出できるようにしているが、フランジ部5を1箇所のみ
に設ける方が、容器をコンパクトにでき、容器重量を軽
くできるから、陳列や輸送に便利である。
【0036】本容器では、分割壁9の上面の形状は略四
角形であり、当該上面と樹脂フィルム4とが接着されて
いる。分割壁9は、大区画2と小区画8の間に存在し
て、その上面と樹脂フィルム4とが接着されているもの
であればよく、その形状は特に限定されない。例えば、
電子レンジで加熱して大区画2の内部圧力が高くなりす
ぎた場合に、分割壁9の上面と樹脂フィルム4との間の
接着が容易に破壊されて内部のガスを安全に放出できる
ように、大区画2側に角が向くように配置された三角形
にしても良いし、小面積の円形にしても良い。
【0037】図14〜17で示された容器では、小区画
8の底面が大区画2の方向に向かって低くなるように傾
斜している。これによって、電子レンジで加熱して発生
した水蒸気が凝縮して小区画8内に付着した水滴を、通
気溝10,10’を通じて大区画2内に戻すことができ
る。小区画8の底面から凸部7の上面までの高さは一番
浅いところで0.5mm、一番深いところで1mmであ
る。貫通孔6の直径は上端が2mm、下端が1mmであ
り、下に行くほどその直径が小さくなっている。貫通孔
6の上縁に形成された円環状の凸部7の外径は3mmで
ある。
【0038】本容器では、凸部7の上面の高さは、開口
部上縁3及び分割壁9の上面の高さと等しい高さに設定
されている。これによって樹脂フィルム4によって封を
する操作が容易となる。本容器のように凸部7の上面の
高さを開口部上縁3よりも高くしない場合には、開口部
上縁3及び分割壁9の上面のみならず、凸部7の上面も
接着することが好ましい。このとき、凸部7の上面と樹
脂フィルム4の下面との間の接着力を、開口部上縁3と
樹脂フィルム4との間の接着力よりも小さくすること
で、容器内圧が上昇したときに凸部7の上面と樹脂フィ
ルム4の下面との間のみで接着が破壊され、そこを通じ
て内部の気体を貫通孔6から放出させることができる。
【0039】凸部7の上面と樹脂フィルム4の下面との
間の接着力を、開口部上縁3と樹脂フィルム4との間の
接着力よりも小さくする方法は特に限定されない。本容
器のように凸部7の上面の面積が開口部上縁3の面積よ
りも小さい場合には、同じ接着方法で接着しても接着力
に差が生じて、凸部7の上面と樹脂フィルム4の下面と
の間のみで接着を破壊することも可能である。しかしな
がら、より確実に凸部7の上面と樹脂フィルム4の下面
との間のみで接着を破壊するには、凸部7の上面と樹脂
フィルム4の下面との間での接着方法をより弱い接着方
法とすることが好ましい。そのような方法としては、樹
脂フィルム4を熱シールする際に、凸部7に対応する部
分のシール温度を低く設定する方法、凸部7に対応する
部分のシール圧力を低く設定する方法、樹脂フィルム4
の熱シール面の凸部7に対応する部分を熱シール強度の
低い材料で覆うか置き換える方法などが好適な方法とし
て挙げられる。
【0040】図14〜17で示された容器は、電子レン
ジ加熱する容器として好適に使用される。本容器では凸
部7の上面と樹脂フィルム4の下面との間でも接着され
ているので、保存中に内容物の完全な密封が可能であ
る。また、内容物を密封した後でレトルト殺菌処理を施
すことも可能であるので、長期間の保存の可能な食品容
器として有用である。
【0041】以上説明したように、本発明の容器は、気
体を発生する内容物の包装体として有用に使用される。
内容物としては、電子レンジ加熱用の冷凍保存食品、常
温保存食品などに有効であり、特に水分を大量に含むい
わゆる「汁物」の包装に適している。また、キムチや味
噌等の、保存時に炭酸ガスを発生する発酵食品の包装に
も適している。以下、実施例を使用して、本発明をさら
に具体的に説明する。
【0042】
【実施例】前述の図1〜9に示した容器本体1と樹脂フ
ィルム4を使用して実験を行った。容器本体1に水を注
入してから、175℃の温度に設定したヒートシーラー
で、開口部上縁3と樹脂フィルム4の下面とを接着し、
凸部7の上面と樹脂フィルム4の下面とを接着しないよ
うにして樹脂フィルム4で封止した。このとき、水の量
を150〜900gの範囲で50gずつ変更して、電子
レンジ加熱試験に供した。
【0043】電子レンジは出力500Wのものを使用
し、水を封入した包装体を入れて4、5及び6分間加熱
した。加熱終了後に水温を測定し、その後室温まで放冷
してから残った水の重量を測定した。また、対照品とし
て樹脂フィルムで封止しない例も測定した。
【0044】図18に、樹脂フィルムで封止した本発明
の包装体について横軸に水の封入重量(g)を、縦軸に
蒸発率(%)をとったグラフを示す。ここで、蒸発率
(%)とは、加熱前後の水の減少量(g)を水の封入重
量(g)で割って100を掛けた値である。また、図1
9に、樹脂フィルムで封止しなかった対照品での対応す
るグラフを示す。図20に、本発明の包装体について横
軸に水の封入重量(g)を、縦軸に加熱後の水温(℃)
をとったグラフを示し、図21に樹脂フィルムで封止し
なかった対照品での対応するグラフを示す。
【0045】図18に示されるように、本発明の容器を
使用した場合、水の封入重量が一定以上の場合には水は
ほとんど蒸発していない。これらの場合には、所定時間
の電子レンジでの加熱期間中に貫通孔6から水蒸気が放
出されることがなかった。4分加熱で封入重量が300
g以下、5分加熱で350g以下、6分加熱で450g
以下の場合には、加熱期間中に貫通孔6から水蒸気が放
出されたが、放出に際しては放出音が発生し、それは電
子レンジの外でも十分に聞き取れる音量であった。水蒸
気が放出された場合、封入重量が小さくなるほど早い時
期から水蒸気の放出が開始され、蒸発率が上昇する。し
かしながら、図19に示されるように、封をしなかった
対照サンプルでは全ての封入重量において蒸発が認めら
れ、一定量以上では蒸発を防止できた本発明の包装体と
大きく異なっていた。
【0046】また、図20、21に示されるように、本
発明の容器を使用した場合には、同じ封入重量の対照品
に比べて加熱後の温度が高くなっており、結果として加
熱時間の短縮が可能である。特に、十分に加熱されてい
るはずの封入重量が小さいサンプルにおいても両者の間
に温度差が生じているのは、本発明の包装体において内
圧が上昇しているためと考えられる。
【0047】図18、20に示すように、本発明の包装
体の場合、水蒸気が放出される際には既に約90℃まで
温度が上昇しており、十分に加熱されてから水蒸気が放
出されていることがわかる。しかも水蒸気が放出される
タイミングは放出音で認識できるから、過剰な水蒸気を
放出することがない。したがって、十分に高温にしなが
ら水分の揮発を最低限に抑える事が可能である。
【0048】さらに、本発明で水蒸気を放出したサンプ
ルについて、加熱後にそのまま放冷したところ、小区画
8を覆う樹脂フィルム4が下方に凹んだ形状となり、貫
通孔6の上縁に形成された凸部7の上面と樹脂フィルム
4の下面とが強く押し付けられる形になり、包装体をゆ
すっても液漏れは全く認められなかった。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、少ない部品点数で低コ
ストかつ効率的に包装体を得ることができ、しかも内容
物から発生する気体を外部に放出することのできる容器
を提供することができる。特に本発明の容器は、電子レ
ンジ加熱食品用の包装体や発酵食品用の包装体とするこ
とが好適である。
【0050】電子レンジ加熱食品用の包装体とする場合
には、十分に加熱されてから水蒸気が放出され、しかも
水蒸気が放出されるタイミングが放出音で認識できるか
ら、過剰な水蒸気を放出することがない。十分に高温に
しながらも水分の揮発を最低限に抑える事ができるか
ら、水分の蒸発によって味が濃くなることを防止できる
し、柔らかい食感も維持できる。
【0051】本包装体では、十分に高温になったタイミ
ングを放出音で知らせることができるので、加熱調理が
不十分になることが防止でき、過熱殺菌の効果も得られ
易い。また、加熱中に容器内が圧力のかかった高温の水
蒸気で充満されるので、いわば蒸し器と同様な蒸し調理
も可能であるし、食品の加熱ムラも少なくできる。
【0052】しかも、水蒸気を放出した包装体を、加熱
後にそのまま放冷した場合にも液漏れを防止できるの
で、例えばコンビニエンスストアの店頭などで電子レン
ジ加熱してから行楽地に運ぶような場合に好適に使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する容器本体の一例の平面図であ
る。
【図2】図1の容器本体の裏面図である。
【図3】図1の容器本体の正面図である。
【図4】図1の容器本体のA−A’断面図(一部)であ
る。
【図5】図1の容器本体のフランジ部周辺の斜視図であ
る。
【図6】樹脂フィルムでシールした直後の状態の断面模
式図である。
【図7】内圧が上昇して気体を放出している状態の断面
模式図である。
【図8】冷却されて再度密接した状態の断面模式図であ
る。
【図9】樹脂フィルムを剥離している状態の断面模式図
である。
【図10】本発明の別の実施態様である容器本体の一例
の平面図である。
【図11】図10の容器本体のB−B’断面図である。
【図12】図10の容器本体のフランジ部周辺の斜視図
である。
【図13】図10の容器本体を樹脂フィルムで封じた後
のフランジ部分の断面図である。
【図14】本発明のさらに別の実施態様である容器本体
の一例の平面図である。
【図15】図14の容器本体のC−C’断面図である。
【図16】図14の容器本体のフランジ部周辺の斜視図
である。
【図17】図14の容器本体を樹脂フィルムで封じた後
のフランジ部分の断面図である。
【図18】樹脂フィルムで封止した時の水分蒸発率を示
したグラフである。
【図19】樹脂フィルムで封止しなかった時の水分蒸発
率を示したグラフである。
【図20】樹脂フィルムで封止した時の水の温度を示し
たグラフである。
【図21】樹脂フィルムで封止しなかった時の水の温度
を示したグラフである。
【符号の説明】
1 容器本体 2 大区画 3 開口部上縁 4 樹脂フィルム 5 フランジ部 6 貫通孔 7 凸部 8 小区画 9 分割壁 10 通気溝 11 切断溝 12 貫通部 13 分割溝未形成部 14 下縁
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AB01 BA05A BA33A BB16A BC07A CA06 CA17 CA24 EA06 EA11 EA35 EB25 EE48 FA01 FB13 FC01 GB02 GD10 3E084 AA02 AA12 AA24 BA01 CA10 CC03 FA09 FD13 GB08 HB01 HD01 KA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を収容した後に容器本体の開口部
    上縁に樹脂フィルムを接着することにより密封された包
    装体であって、前記容器本体は容器壁を貫通する貫通孔
    を備え、該貫通孔の上縁には環状の凸部が形成され、前
    記開口部上縁と前記樹脂フィルムの下面とが接着され、
    前記凸部の上面と前記樹脂フィルムの下面とが接着され
    ずに密接し、内容物から発生した気体を前記貫通孔から
    外部へ放出することができる包装体。
  2. 【請求項2】 内容物を収容した後に容器本体の開口部
    上縁に樹脂フィルムを接着することにより密封された包
    装体であって、前記容器本体は容器壁を貫通する貫通孔
    を備え、該貫通孔の上縁には環状の凸部が形成され、前
    記開口部上縁及び前記凸部の上面が前記樹脂フィルムの
    下面と接着され、前記凸部の上面と前記樹脂フィルムの
    下面との間の接着力が、前記開口部上縁と前記樹脂フィ
    ルムとの間の接着力よりも小さく、内容物から発生した
    気体を前記貫通孔から外部へ放出することができる包装
    体。
  3. 【請求項3】 前記凸部の上面の高さが、前記開口部上
    縁の高さよりも高いか、あるいはそれと等しい高さであ
    る請求項1又は2記載の包装体。
  4. 【請求項4】 前記包装体の内部の圧力が所定値以上に
    なったところで前記貫通孔を通して気体が放出され、そ
    の後前記凸部の上面と前記樹脂フィルムの下面とが再度
    密接することができる請求項1〜3のいずれか記載の包
    装体。
  5. 【請求項5】 前記包装体を加熱した際に、包装体の内
    部の圧力が所定値以上になったところで前記貫通孔を通
    して水蒸気が放出され、水蒸気が放出される際に放出音
    を発生し、加熱操作を終了すべき時期を知らせることが
    できる請求項1〜4のいずれか記載の包装体。
  6. 【請求項6】 前記包装体内の空間が複数の区画に分割
    されており、少なくとも一つの区画に内容物が収容さ
    れ、内容物が収容されてない区画部分に前記貫通孔を備
    え、両区画の間を連結する通気溝を有する請求項1〜5
    のいずれか記載の包装体。
  7. 【請求項7】 前記貫通孔の下縁が剥離可能な封止材で
    覆われてなる請求項1〜6のいずれか記載の包装体。
  8. 【請求項8】 容器の開口部上縁に樹脂フィルムを接着
    することにより密封することのできる包装容器であっ
    て、該容器の容器壁を貫通する貫通孔を備え、該貫通孔
    の上縁には環状の凸部が形成され、該凸部の上面と前記
    樹脂フィルムの下面とが密接することができる包装容
    器。
  9. 【請求項9】 前記凸部の上面の高さが前記開口部上縁
    の高さよりも高いか、あるいはそれと等しい高さである
    請求項8記載の包装容器。
  10. 【請求項10】 前記容器が複数の区画に分割されてお
    り、少なくとも一つの区画に内容物を収容することがで
    き、内容物が収容されない区画部分に前記貫通孔を備
    え、両区画の間を連結する通気溝を有する請求項8又は
    9記載の包装容器。
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