JP2003220937A - 自動車の制御方法およびその装置 - Google Patents

自動車の制御方法およびその装置

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JP2003220937A
JP2003220937A JP2002022501A JP2002022501A JP2003220937A JP 2003220937 A JP2003220937 A JP 2003220937A JP 2002022501 A JP2002022501 A JP 2002022501A JP 2002022501 A JP2002022501 A JP 2002022501A JP 2003220937 A JP2003220937 A JP 2003220937A
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brake
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accelerator pedal
automobile
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Shoji Yoshida
章二 吉田
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TOSHO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止状態の維持が容易な自動車の制御装置を
提供する。 【解決手段】 自動車1の走行中にアクセルペダル5か
ら足を放して、ブレーキペダル22を踏む。自動車1が停
止した状態から、ブレーキペダル22の踏み続けが3秒以
上経過する。論理回路11からの出力信号29の出力で電磁
弁28がブレーキパイプ25を閉塞してブレーキシステム21
の作動状態を保持する。ブレーキペダル22を踏み続けた
り、ハンドブレーキを引くことなく、自動車1の停止状
態を容易に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の走行を制
御する自動車の制御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車としては、走行速
度を自動に変化させる自動変速機付きの自動車、いわゆ
るオートマティック車が知られている。このオートマテ
ィック車は、その機構上、一般的に、シフトロッドをド
ライブにした状態で信号待ちや交通渋滞などで停車して
いる際に、駆動手段であるエンジンからの動力が走行軸
に伝わることにより生じる、いわゆるクリープ現象が生
じるおそれがあるから、ブレーキペダルを踏み続けてい
るか、あるいはサイドブレーキを引いておかなければな
らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
オートマティック車では、シフトロッドをドライブにし
た状態で、ブレーキペダルを踏んで、停車状態を維持す
る場合には、このブレーキペダルを踏み続けなければな
らないから、運転手の疲労が増加してしまうとともに、
ブレーキペダルを踏むことにより点灯するブレーキ灯に
よる夜間の後続自動車などの運転手の目の疲労が増加し
てしまう。
【0004】さらに、注意力が散漫してしまうことによ
りブレーキペダルへの踏力が緩んだ際に生じるクリープ
現象によって自動車が走行して停止中の前方の自動車に
追突して事故が発生してしまうおそれがある。この結
果、運転手による停止した状態の維持が容易ではないと
いう問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、停止した状態の維持が容易な自動車の制御方法お
よびその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車の制御方
法は、自動車の走行を制御する自動車の制御方法であっ
て、前記自動車を停止させた状態で、この自動車を停止
させるブレーキペダルの踏み込みが所定時間経過した際
に、この自動車の停車した状態を保持するものである。
【0007】そして、ブレーキペダルを踏んで走行中の
自動車を停止させた状態で、このブレーキペダルの踏み
込みが所定時間経過すると、この自動車の停車した状態
が保持されるので、この自動車の、例えばブレーキペダ
ルを踏み続けたりハンドブレーキを引くことなく、自動
車の停止した状態を容易に維持できる。
【0008】また、本発明の自動車の制御装置は、自動
車の走行を制御する自動車の制御装置であって、踏み込
みにて前記自動車の走行を停止させるブレーキペダルを
備えた停止手段と、前記停止手段にて自動車を停止させ
た状態で、前記ブレーキペダルの踏み込みが所定時間経
過した際に、前記停止手段による前記自動車の停止した
状態を保持する制御手段とを具備したものである。
【0009】そして、ブレーキペダルを踏んで走行中の
自動車を停止手段にて停止させた状態で、このブレーキ
ペダルの踏み込みが所定時間経過すると、この自動車の
停車した状態が制御手段にて保持されるので、この自動
車の、例えばブレーキペダルを踏み続けたりハンドブレ
ーキを引くことなく、自動車の停止した状態を容易に維
持できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車の制御装置
の一実施の形態の構成を図1および図2を参照して説明
する。
【0011】図1および図2において、1は走行車とし
ての自動車で、この自動車1は、この自動車1の走行速
度を自動的に変化させる、例えばオートマティックトラ
ンスミッション(Automatic Transmission:AT)などの
自動変速機2を備えたオートマティック車である。ま
た、この自動車1は、この自動車1を走行駆動させる駆
動手段としての駆動システム3を備えている。
【0012】この駆動システム3は、自動車1の駆動源
となる原動機としてのエンジン4を有している。また、
この駆動システム3は、運転手の足での踏み込みにより
エンジン4および自動変速機2が論理回路11からの駆動
信号8により制御されて、自動車1の走行速度を変化さ
せるアクセルペダル5を備えている。そして、このアク
セルペダル5には、このアクセルペダル5の踏み込みで
オフし、このアクセルペダル5の踏み込みを止めること
によりオンするアクセルペダル作動スイッチ6が取り付
けられている。
【0013】ここで、このアクセルペダル作動スイッチ
6は、アクセルペダル5の不作動時にオンしてアクセル
ペダル作動スイッチ電圧信号としてのアクセルペダル作
動信号7を出力させる。また、このアクセルペダル作動
スイッチ6は、アクセルペダルの5作動時にオフしてア
クセルペダル作動信号7の出力をオフさせる。
【0014】そして、このアクセルペダル作動スイッチ
6から出力されたアクセルペダル作動信号7は、エンジ
ン4および自動変速機2のそれぞれを制御して、自動車
1の速度などを自動的に制御する制御手段としての中央
処理装置(Central Processing Unit:CPU)である論理
回路11に入力される。この論理回路11は、外部に接地さ
れており、入力される信号に対して出力する信号を所定
の時間間隔で遅らせる遅延回路12を備えている。
【0015】さらに、この論理回路11には、自動車1の
走行速度である車速を検知する車速センサ13から出力さ
れる車速センサ電圧信号である車速信号14が入力され
る。ここで、この車速センサ13は、自動車1の速度が0
km/h、すなわちこの自動車1が完全に停止している
際に、車速信号14の出力をオフさせる。さらに、この車
速センサ13は、自動車1の1速度が0km/h以上、す
なわちこの自動車1が走行している際に、車速信号14の
出力をオンさせる。なお、この車速信号14は、自動車1
の車速に比例した周波数の電圧信号である。
【0016】また、論理回路11には、この論理回路11を
作動させる作動電圧としての作動電源15を供給させる蓄
電池としてのバッテリ16を介して、エンジン4の駆動を
開始させる始動手段としてのイグニッションスイッチ17
が取り付けられている。そして、この論理回路11には、
イグニッションスイッチ17のオンによりバッテリ16を介
して作動電源15が供給されるとともに、この作動電源15
の供給がイグニッションスイッチ17のオフにより0V、
すなわちオフとなる。
【0017】さらに、この論理回路11は、自動車1の走
行を停止させる停止手段としてのブレーキシステム21に
接続されており、このブレーキシステム21は、運転手の
足で踏み込むことにより自動車1の走行速度を減退させ
てこの自動車1を停止させるブレーキペダル22を備えて
いる。そして、このブレーキペダル22には、このブレー
キペダル22の作動時にオンし、このブレーキペダル22の
踏み込みを止めることによりオフするブレーキペダル作
動スイッチ23が取り付けられている。
【0018】ここで、このブレーキペダル作動スイッチ
23は、ブレーキルペダル22の作動時にオンしてブレーキ
ペダル作動スイッチ電圧信号としてのブレーキペダル作
動信号24を出力させる。また、このブレーキペダル作動
スイッチ23は、ブレーキペダル22の不作動時にオフして
ブレーキペダル作動信号24の出力をオフさせる。
【0019】また、ブレーキシステム21は、ブレーキペ
ダル22の踏み込みにより生じた圧力をブレーキパイプ25
内のブレーキオイル26に伝えるブレーキマスタシリンダ
27を備えている。このブレーキマスタシリンダ27には、
ブレーキパイプ25が接続されており、このブレーキパイ
プ25の内部には、ブレーキ作動油としてのブレーキオイ
ル26が充填されている。
【0020】さらに、このブレーキパイプ25には、この
ブレーキパイプ25の内部を開閉可能に閉塞して、このブ
レーキパイプ25内におけるブレーキオイル26の流動を解
除可能に停止させて、このブレーキパイプ25内のブレー
キオイル26の油圧を保持させる開閉手段としての電磁弁
28が取り付けられている。この電磁弁28は、ブレーキパ
イプ25内を閉塞することにより、ブレーキペダル22を放
しても、このブレーキペダル22を踏んだ状態、すなわち
自動車1の停止状態を維持する。また、この電磁弁28
は、図示しない電磁石にてブレーキパイプ25内を解放ま
たは閉じたりする弁であり、論理回路11から出力される
出力信号29により開閉駆動が制御されている。
【0021】ここで、この論理回路11は、イグニッショ
ンスイッチ17の作動に基づいたバッテリ16からの作動電
源15を電力源として、車速センサ13からの車速信号14、
ブレーキペダル作動スイッチ23からのブレーキペダル作
動信号24、およびアクセルペダル作動スイッチ6からの
アクセルペダル作動信号7に基づいて電磁弁28への出力
信号29を制御する。
【0022】具体的に、この論理回路11は、運転手がブ
レーキペダル22を踏み込んで自動車1を完全に停止させ
た後、このブレーキペダル22の踏み込みを継続して所定
時間、例えば3秒以上行って経過した際に、ブレーキシ
ステム21の電磁弁28によるブレーキパイプ25の閉塞を保
持することにより、このブレーキシステム21を作動させ
て、自動車1の停止状態を維持しこの自動車1を走行で
きないようにする。
【0023】さらに、この論理回路11は、ブレーキシス
テム21の電磁弁28によるブレーキパイプ25の閉塞にてこ
のブレーキシステム21を作動させた状態で、駆動システ
ム3のアクセルペダル5を踏み込むことにより、電磁弁
28への出力信号29の出力を停止させる。このとき、この
論理回路11は、電磁弁28によるブレーキパイプ25の閉塞
を解除させて、このブレーキパイプ25内のブレーキオイ
ル26への作動油圧力を0にして、このブレーキオイル26
の制動力を解放させることにより、ブレーキシステム21
を不作動にし、自動車1の停止状態の維持を解除させ
て、この自動車1を走行できるようにする。
【0024】また、この論理回路11には、ブレーキシス
テム21の電磁弁28による自動車1の停止状態の保持を示
す表示手段としての作動確認表示灯であるパイロットラ
ンプ(Pilot Lamp:PL)31が取り付けられている。この
パイロットランプ31は、外部に接地されており、自動車
1の図示しない運転席のメータパネルなどに取り付けら
れている。また、このパイロットランプ31は、論理回路
11からの出力信号29に基いて電磁弁28にてブレーキパイ
プ25を閉塞してブレーキシステム21が作動している際に
点灯して、自動車1が走行できない状態であることを運
転手に確認させる。さらに、このパイロットランプ31
は、論理回路11からの出力信号29の停止に基いて電磁弁
28にてブレーキパイプ25を開放させてブレーキシステム
21が不作動の際に消灯して、自動車1が走行可能である
ことを運転手に確認させる。
【0025】次に、上記一実施の形態の自動車の制御方
法を図2を参照して説明する。
【0026】まず、自動車1を走行可能にする場合に
は、イグニッションスイッチ17をオンし、駆動システム
3のエンジン4を駆動させる。すると、このイグニッシ
ョンスイッチ17のオンに基づいてバッテリ16から作動電
源15が論理回路11へと供給される。
【0027】この状態で、運転手がアクセルペダル5を
踏んで自動車1を走行させると、車速センサ13から車速
信号14が論理回路11へと出力されるとともに、アクセル
ペダル作動スイッチ6がオフとなるので、このアクセル
ペダル作動スイッチ6から論理回路11へのアクセルペダ
ル作動信号7の出力が停止される。
【0028】このとき、自動車1を走行させている際
に、運転手はブレーキペダル22を踏まないから、ブレー
キペダル作動スイッチ23がオフとなるので、このブレー
キペダル作動スイッチ23から論理回路11へのブレーキペ
ダル作動信号24の出力もまた停止される。このため、こ
の論理回路11からブレーキシステム21の電磁弁28への出
力信号29の出力もまた停止されている。
【0029】この状態から、自動車1の走行速度を減速
させる場合には、運転手がアクセルペダル5から足を放
してブレーキペダル22を踏むか、あるいはブレーキペダ
ル22を踏まずにアクセルペダル5から足を放すだけで慣
性減速させるかのいずれかである。
【0030】このとき、運転手がアクセルペダル5から
足を放してブレーキペダル22を踏むか、あるいはブレー
キペダル22を踏まずにアクセルペダル5から足を放すだ
けのいずれかの場合であっても、アクセルペダル5の踏
み込みは解除されるので、アクセルペダル作動スイッチ
6がオンし、このアクセルペダル作動スイッチ6から論
理回路11へとアクセルペダル作動信号7が出力される。
また、未だ自動車1は走行中であるから、車速センサ13
から論路回路11へと車速信号14が出力されている。
【0031】さらに、論理回路11は、電磁弁28への出力
信号29の出力を停止させているので、この電磁弁28がオ
フ状態にあるから、ブレーキシステム21のブレーキパイ
プ25内のブレーキオイル26は、このブレーキパイプ25内
を自由に流動できる。
【0032】そして、ブレーキペダル22を踏んだ場合に
は、ブレーキペダル作動スイッチ23がオンし、このブレ
ーキペダル作動スイッチ23から論理回路11へとブレーキ
ペダル作動信号24が出力される。
【0033】ただし、ブレーキペダル22を踏まずに、ア
クセルペダル5から足を放してこのアクセルペダル5の
踏み込みを解除させて慣性減速させた場合には、ブレー
キペダル作動スイッチ23がオフであるので、このブレー
キペダル作動スイッチ23から論理回路11へのブレーキペ
ダル作動信号24の出力が停止されている。
【0034】さらに、アクセルペダル5から足を放し
て、ブレーキペダル22を踏んで自動車1を完全に停止さ
せた場合には、この自動車1の走行速度が0km/hと
なるので、車速センサ13から論理回路11への車速信号14
の出力が停止される。
【0035】この状態で、ブレーキペダル22の踏み込み
を3秒以上継続させ続けた場合には、ブレーキペダル作
動スイッチ23からの継続したブレーキペダル作動信号24
の出力と、アクセルペダル作動スイッチ6からの継続し
たアクセルペダル作動信号7の出力とのそれぞれに基づ
いて論理回路11の遅延回路12よりこの論理回路11から電
磁弁28へと出力信号29が出力される。
【0036】すると、この論理回路11からの電磁弁28へ
の出力信号29の出力により、この電磁弁28がオンし、こ
の電磁弁28にてブレーキシステム21のブレーキパイプ25
が閉塞される。
【0037】この結果、電磁弁28によるブレーキパイプ
25の閉塞により、このブレーキパイプ25内のブレーキオ
イル26の流動が停止されるので、ブレーキペダル22から
足を放してもブレーキマスタシリンダ27内の油圧が保持
された状態となるから、ブレーキペダル22を踏み込んだ
状態と同じ状態が維持されるので、自動車1を停止させ
た状態が維持される。
【0038】同時に、論理回路11によりパイロットラン
プ31が点灯されるので、このパイロットランプ31を運転
手が目視することにより、ブレーキペダル22を踏むこと
なく、さらには図示しないハンドブレーキとしてのサイ
ドブレーキを引くことなくブレーキシステム21が作動し
て自動車1の停止状態が維持されていることを確認でき
る。
【0039】さらに、この状態で、運転手がアクセルペ
ダル5を踏むと、アクセルペダル作動スイッチ6がオフ
となり、このアクセルペダル作動スイッチ6から論理回
路11へのアクセルペダル作動信号7の出力が停止され
る。
【0040】すると、このアクセルペダル作動信号7の
停止に基づいて論理回路11から電磁弁28への出力信号29
を停止して、この電磁弁28によるブレーキシステム21の
ブレーキパイプ25の閉塞を解除させる。
【0041】この結果、このブレーキパイプ25内のブレ
ーキオイル26への作動油圧力を0にして、このブレーキ
オイル26の制動力を解放させて、自動車1を走行可能状
態に復帰させる。
【0042】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、自動変速機2を備えた自動車1は、この自動変速機
2の機構上、一般的に、図示しないシフトロッドをドラ
イブにした状態で信号待ちや交通渋滞などで停車してい
る際に、エンジン4からの動力が図示しない走行軸に伝
わることにより、いわゆるクリープ現象が生じるおそれ
があるので、運転手は、ブレーキペダル22を踏み続ける
か、あるいはサイドブレーキを引いておかなければなら
ない。
【0043】そこで、アクセルペダル5から足を放し
て、ブレーキペダル22を踏んで自動車1を完全に停止さ
せた状態から、さらにブレーキペダル22の踏み込みを継
続させ続けることにより、ブレーキペダル22から足を放
しても、このブレーキペダル22を踏み込んだ状態と同じ
状態を維持させる構成とする。
【0044】この結果、この自動車1のブレーキペダル
22を踏み続けたり、サイドブレーキを引くことなく、こ
の自動車1の停止状態を容易に維持できるから、運転手
の疲労の増加や、各種の制御灯の点灯による燃費悪化、
これら制御灯の電球の寿命の短縮、図示しないブレーキ
灯の点灯による夜間の後続自動車などの運転手の目への
疲労増加、さらには、注意力が散漫することによりブレ
ーキペダル22への踏力が緩んだ際に生じるクリープ現象
によって自動車1が走行し始めて停止中の前方の自動車
などへの追突事故などをそれぞれ緩和および防止でき
る。
【0045】また、アクセルペダル5から足を放してブ
レーキペダル22を踏み自動車1を停止させた状態から、
さらにブレーキペダル22の踏み込みを3秒以上継続させ
続けなければ、論理回路11からブレーキシステム21の電
磁弁28へと出力信号29が出力されず、この電磁弁28にて
ブレーキシステム21のブレーキパイプ25内が閉塞される
ことはない。
【0046】このため、自動車1が停止した状態でブレ
ーキペダル22を3秒以内踏んだだけでは、ブレーキシス
テム21にて自動車1の停止状態が維持されないので、こ
のブレーキペダル22を踏んだ際に生じる誤作動をより確
実に防止できる。
【0047】さらに、ブレーキシステム21の電磁弁28に
てブレーキパイプ25を閉じた状態で、運転手がアクセル
ペダル5を踏むことにより、論理回路11にて電磁弁28に
よるブレーキパイプ25の閉塞が解除されて、自動車1が
走行可能状態に復帰される。よって、ブレーキペダル22
を踏まず、かつサイドブレーキを引かずに、電磁弁28に
よるブレーキパイプ25の閉塞にてブレーキシステム21を
作動させた際におけるこのブレーキシステム21の解除
を、誤操作などすることなく容易かつ確実にできるか
ら、運転手の操作性をより向上できる。
【0048】また、電磁弁28によるブレーキパイプ25の
閉塞にてブレーキシステム21を作動させた際に、パイロ
ットランプ31が点灯するので、このパイロットランプ31
を運転手が目視することにより、ブレーキペダル22を踏
まず、かつサイドブレーキを引かずに、ブレーキシステ
ム21が作動して自動車1の停止状態が維持されているこ
とを容易かつ確実に確認できる。
【0049】なお、上記一実施の形態では、自動変速機
2を備えた自動車1、いわゆるオートマティック車につ
いて説明したが、クリープ現象が生じ得ない、いわゆる
クラッチ機構を有するマニュアル車であっても対応させ
て用いることができる。
【0050】また、アクセルペダル5から足を放してブ
レーキペダル22を踏み自動車1を停止させた状態から、
ブレーキペダル22の踏み込みを3秒以上継続させ続ける
ことにより、ブレーキシステム21にて自動車1の停止状
態が維持される構成としたが、運転時にブレーキペダル
22を踏んだ際に生じる誤作動などを確実に防止できれ
ば、3秒以外の所定の時間や直後などであってもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明の自動車の制御方法によれば、自
動車を停止させた状態で、ブレーキペダルの踏み込みが
所定時間経過すると、この自動車の停車状態が保持され
るので、例えばブレーキペダルを踏み続けたりハンドブ
レーキを引くことなく、自動車の停止状態を容易に維持
できる。
【0052】また、本発明の自動車の制御装置によれ
ば、自動車を停止手段にて停止させた状態で、ブレーキ
ペダルの踏み込みが所定時間経過すると、この自動車の
停車状態が制御手段にて保持されるので、例えばブレー
キペダルを踏み続けたりハンドブレーキを引くことな
く、自動車の停止状態を容易に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車の制御装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】同上制御装置の作動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動車 3 駆動手段としての駆動システム 5 アクセルペダル 6 アクセルペダル作動スイッチ 7 アクセルペダル作動信号 11 制御手段としての論理回路 13 車速センサ 14 車速信号 21 停止手段としてのブレーキシステム 22 ブレーキペダル 23 ブレーキペダル作動スイッチ 24 ブレーキペダル作動信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の走行を制御する自動車の制御方
    法であって、 前記自動車を停止させた状態で、この自動車を停止させ
    るブレーキペダルの踏み込みが所定時間経過した際に、
    この自動車の停車した状態を保持することを特徴とする
    自動車の制御方法。
  2. 【請求項2】 自動車の停車した状態の保持を、アクセ
    ルペダルの踏み込みにて解除させることを特徴とする請
    求項1記載の自動車の制御方法。
  3. 【請求項3】 アクセルペダルの踏み込みを解除させた
    際に出力されるアクセルペダル作動信号と、ブレーキペ
    ダルを踏み込んだ際に出力されるブレーキペダル作動信
    号と、自動車の走行速度に比例した車速信号とのそれぞ
    れに基づいて、前記時自動車の停止した状態を保持する
    ことを特徴とする請求項2記載の自動車の制御方法。
  4. 【請求項4】 自動車の走行を制御する自動車の制御装
    置であって、 踏み込みにて前記自動車の走行を停止させるブレーキペ
    ダルを備えた停止手段と、 前記停止手段にて自動車を停止させた状態で、前記ブレ
    ーキペダルの踏み込みが所定時間経過した際に、前記停
    止手段による前記自動車の停止した状態を保持する制御
    手段とを具備したことを特徴とした自動車の制御装置。
  5. 【請求項5】 踏み込みにて自動車を走行させるアクセ
    ルペダルを備えた駆動手段を具備し、 制御手段は、前記自動車の停車した状態の保持を、前記
    アクセルペダルの踏み込みにて解除させることを特徴と
    した請求項4記載の自動車の制御装置。
  6. 【請求項6】 アクセルペダルの踏み込みを解除させた
    際にアクセルペダル作動信号を出力するアクセルペダル
    作動スイッチと、 ブレーキペダルを踏み込んだ際にブレーキペダル作動信
    号を出力させるブレーキペダル作動スイッチと、 自動車の走行速度に比例した車速信号を出力する車速セ
    ンサとを具備し、 制御手段は、前記アクセルペダル作動スイッチからのア
    クセルペダル作動信号、前記ブレーキペダル作動スイッ
    チからのブレーキペダル作動信号、および前記車速セン
    サからの車速信号のそれぞれに基づいて、前記時自動車
    の停止した状態を保持することを特徴とした請求項5記
    載の自動車の制御装置。
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Cited By (6)

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