JP2003220847A - 四輪駆動装置 - Google Patents

四輪駆動装置

Info

Publication number
JP2003220847A
JP2003220847A JP2002017950A JP2002017950A JP2003220847A JP 2003220847 A JP2003220847 A JP 2003220847A JP 2002017950 A JP2002017950 A JP 2002017950A JP 2002017950 A JP2002017950 A JP 2002017950A JP 2003220847 A JP2003220847 A JP 2003220847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
drive
wheel drive
torque
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002017950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4000857B2 (ja
Inventor
Toshiharu Takasaki
俊治 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2002017950A priority Critical patent/JP4000857B2/ja
Publication of JP2003220847A publication Critical patent/JP2003220847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4000857B2 publication Critical patent/JP4000857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断続機構(ADD機構)を切り離し状態から
接続状態へ切り換える際、ロックショックの発生を抑制
することができる四輪駆動装置を提供すること。 【解決手段】 フロントプロペラシャフト11と右前輪
15との間を断続可能なADD機構17を切り離し状態
から接続状態へ切り換える際、ステップS6において、
フロントプロペラシャフト11が回転を開始する予め定
めた必要トルクでトランスファクラッチ4を締結し、そ
の後、ステップS7において、ADD機構17の入力回
転数と出力回転数とが同期したと判断された時、ステッ
プS8において、ADD機構17を切り離し状態からロ
ック状態へ切り換えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後輪への駆動ト
ルク配分を可変に制御する電子制御トルクスプリット四
輪駆動車の副駆動系にADD(Automatic Disconnecting
Differential)機構付きのディファレンシャルが採用さ
れた四輪駆動装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、四輪駆動装置としては、例えば、
米国特許第5411110号公報に記載のものが知られ
ている。
【0003】この従来公報には、2WDモードと、トル
ク配分制御4WDモードと、前後輪ロック4WDモード
を切換可能な4WDシステムと、副駆動系であるフロン
トディファレンシャルと右前輪との間に設けられたAD
D機構とを有し、2WD走行時には、フロントディファ
レンシャルと前輪を切り離してフロントプロペラシャフ
トが回転しないようにし、走行抵抗を低減して燃費低減
を図るようにし、2WDモードからトルク配分制御4W
Dモードを選択すると、公報のFig-18のフローチャート
に示しているように、後輪駆動系と前輪駆動系との間に
介装されたトランスファクラッチを締結し、その後、リ
ヤプロペラシャフトの回転数とフロントプロペラシャフ
トの回転数が一致するとADD機構をロックする技術が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
四輪駆動装置のにあっては、ADD機構をロックするに
あたって、フロントプロペラシャフトとフロントディフ
ァレンシャルとの間のトランスファクラッチを完全締結
した後に、ADD機構をロックしているため、加速走行
等で前輪と後輪とに回転差が生じるような場合、ADD
機構の入出力回転数に差が出てしまい、この時にADD
機構をロックすると、入出力回転数落差によりショック
が生じる。
【0005】また、このショックは、上記従来技術のよ
うに、トランスファクラッチを強く締結してロック状態
にする場合には、トランスファクラッチの締結トルクが
そのまま入力され、大きなロックショックを発生してし
まう。
【0006】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、断続機構を切り離し
状態から接続状態へ切り換える際、ロックショックの発
生を抑制することができる四輪駆動装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、主駆動軸及びディファレ
ンシャルを介して駆動される主駆動輪とからなる主駆動
系と、副駆動軸及びディファレンシャルを介して駆動さ
れる副駆動輪とからなる副駆動系と、前記主駆動軸と副
駆動軸との間に介装され、クラッチ締結により副駆動軸
を駆動するトランスファクラッチと、を備えた四輪駆動
装置において、前記副駆動軸と副駆動輪との間を断続可
能な断続機構と、前記断続機構を切り離しと接続の制御
を行う断続機構切換制御手段と、前記副駆動軸の回転数
を検出する副駆動軸回転数検出手段と、車速に同期して
回転する副駆動系もしくは主駆動系の回転数を検出する
同期回転数検出手段と、を設け、前記断続機構切換制御
手段は、前記断続機構を切り離し状態から接続状態へ切
り換える際、前記副駆動軸が回転を開始する予め定めた
必要トルクで前記トランスファクラッチを締結し、その
後、前記副駆動軸回転数検出手段で検出した副駆動軸回
転数と前記同期回転数検出手段で検出した回転数とが同
期した時に切り換えることを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
された四輪駆動装置において、前記副駆動系のディファ
レンシャル内の油温を測定もしくは推定する油温検出手
段を設け、前記断続機構切換制御手段は、ディファレン
シャル油温が低いほど、前記トランスファクラッチを締
結する必要トルクを大きな値に設定したことを特徴とす
る。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項1または
請求項2に記載された四輪駆動装置において、主駆動輪
のみ駆動する二輪駆動モードと、主駆動輪及び副駆動輪
で駆動する四輪駆動モードを選択可能なモード選択手段
を設け、前記断続機構切換制御手段は、前記モード選択
手段を二輪駆動モードから四輪駆動モードに切り換えた
際に、前記断続機構を切り離し状態から接続状態へ切り
換えることを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項3に記載
された四輪駆動装置において、前記モード選択手段によ
る四輪駆動モードの選択時には、主駆動輪と副駆動輪の
回転速度差に応じて前記トランスファクラッチの締結ト
ルクを制御する駆動配分トルク制御手段を設けたことを
特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明では、請求項1ないし
請求項4の何れかに記載された四輪駆動装置において、
前記断続機構は、副駆動系のディファレンシャルと左右
副駆動輪のうち一方との間に設けられたことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1に係る発明にあって
は、副駆動軸と副駆動輪との間を断続可能な断続機構を
切り離し状態から接続状態へ切り換える際、断続機構切
換制御手段において、副駆動軸が回転を開始する予め定
めた必要トルクでトランスファクラッチが締結され、そ
の後、副駆動軸回転数検出手段で検出した副駆動軸回転
数と、同期回転数検出手段で検出した回転数(車速に同
期した副駆動系もしくは主駆動系の回転数)とが同期し
た時に切り離し状態から接続状態へ切り換えられる。
【0013】よって、断続機構の入出力回転数が同期し
ていることを確認して断続機構が接続されるため、断続
機構の入出力回転数落差によるロックショックの発生を
抑制することができる。しかも、断続機構の入出力回転
数に僅かな落差があっても、トランスファクラッチは副
駆動軸が回転を開始する予め定めた必要トルク、言い換
えると、副駆動軸を回転させる最小限のトルクで締結さ
れているため、ロックショックの発生を小さく抑えるこ
とができる。
【0014】請求項2に係る発明にあっては、油温検出
手段において、副駆動系のディファレンシャル内の油温
が測定もしくは推定され、断続機構切換制御手段におい
て、ディファレンシャル油温が低いほど、トランスファ
クラッチを締結する必要トルクが大きな値に設定され
る。
【0015】すなわち、ディファレンシャル油温が低い
時は、オイル粘度が増大し、副駆動系のディファレンシ
ャルのフリクショントルクが大きくなり、小さなトルク
配分では副駆動系のプロペラシャフトが回転しない、も
しくは、必要回転数まで上昇するのに時間を要する。こ
れを防止するため、予め低油温まで見込んだ配分トルク
に設定すると、通常温度域で不要に大きなトルクが配分
されるため、断接機構がロックした後、本来の駆動トル
ク配分制御に復帰する際、トルク段差が大きくてショッ
クや異音が発生する。
【0016】これに対し、ディファレンシャル油温が低
いほど、トランスファクラッチを締結する必要トルクを
大きな値に設定することで、油温が高いときには必要ト
ルクが小さな値に設定され、油温が低いときでも確実に
副駆動軸が回転を開始する必要トルクを付与することが
できる。
【0017】よって、低油温時において断接機構のロッ
クによる四輪駆動走行を可能としながら、通常の油温域
において断接機構のロックに伴うショックや異音の発生
を回避することができる。
【0018】請求項3に係る発明にあっては、断続機構
切換制御手段において、モード選択手段を二輪駆動モー
ドから四輪駆動モードに切り換えた際に、断続機構が切
り離し状態から接続状態へ切り換えられるため、二輪駆
動モードの選択時における燃費の向上と、二輪駆動モー
ドから四輪駆動モードへの選択時における切り換え応答
性の確保と、の両立を達成することができる。
【0019】請求項4に係る発明にあっては、モード選
択手段による四輪駆動モードの選択時には、駆動配分ト
ルク制御手段において、主駆動輪と副駆動輪の回転速度
差に応じてトランスファクラッチの締結トルクが制御さ
れるため、四輪駆動モードの選択時に主駆動輪の駆動ス
リップが抑えられた高い駆動性能による四輪駆動走行を
達成することができる。
【0020】請求項5に係る発明にあっては、断続機構
が、副駆動系のディファレンシャルと左右副駆動輪のう
ち一方との間に設けられているため、1つの断続機構の
みにより副駆動軸と副駆動輪の切り離しと接続を行うこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の四輪駆動装置を実
現する実施の形態を、請求項1乃至請求項5に係る発明
に対応する第1実施例に基づいて説明する。
【0022】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
1は第1実施例の四輪駆動装置が適用された後輪駆動ベ
ースの四輪駆動車を示す全体システム図であり、図1に
おいて、1はエンジン、2は変速機、3は変速機出力
軸、4はトランスファクラッチ、5はリヤプロペラシャ
フト(主駆動軸)、6はリヤディファレンシャル、7は
右リヤドライブシャフト、8は左リヤドライブシャフ
ト、9は右後輪(主駆動輪)、10は左後輪(主駆動
輪)、11はフロントプロペラシャフト(副駆動軸)、
12はフロントディファレンシャル、13は右フロント
ドライブシャフト、14は左フロントドライブシャフ
ト、15は右前輪(副駆動輪)、16は左前輪(副駆動
輪)、17はADD機構(断接機構)、18はADDア
クチュエータ、19は油圧供給装置、20はトランスフ
ァユニットである。
【0023】前記トランスファクラッチ4のクラッチ解
放時、エンジン1,変速機2及び変速機出力軸3からの
駆動力が、リヤプロペラシャフト5とリヤディファレン
シャル6と左右のリヤドライブシャフト7,8を介し
て、右後輪9及び左後輪10へと伝達される(主駆動
系)。
【0024】前記トランスファクラッチ4のクラッチ締
結時、エンジン1,変速機2及び変速機出力軸3からの
駆動力の一部が、トランスファクラッチ4からフロント
プロペラシャフト11とフロントディファレンシャル1
2と左右のフロントドライブシャフト13,14を介し
て、右前輪15及び左前輪16へと伝達される(副駆動
系)。
【0025】前記トランスファクラッチ4は、リヤプロ
ペラシャフト5とフロントプロペラシャフト11との間
に介装され、油圧供給装置19からの制御圧により締結
される油圧クラッチで、トランスファクラッチ4と油圧
供給装置19によりトランスファユニット20を構成し
ている。
【0026】前記ADD機構17は、フロントディファ
レンシャル12の右出力部と右フロントドライブシャフ
ト13との間に介装され、ADDアクチュエータ18に
より駆動されるシフトフォークの移動により、フロント
ディファレンシャル12の右出力部と右フロントドライ
ブシャフト13とを接続するロック状態と、フロントデ
ィファレンシャル12の右出力部と右フロントドライブ
シャフト13とを切り離すフリー状態とが切り換えられ
る。ここで、ADDアクチュエータ18としては、バキ
ューム式やモータ式が採用される。
【0027】前記トランスファクラッチ4とADD機構
17の電子制御系を説明すると、図1において、21は
4WDコントローラ、22はモードスイッチ(モード選
択手段)、23は右後輪速センサ、24は左後輪速セン
サ、25は右前輪速センサ(同期回転数検出手段)、2
6は左前輪速センサ、27はリヤプロペラシャフト回転
センサ、28はフロントプロペラシャフト回転センサ
(副駆動軸回転数検出手段)、29はトランスファ油温
センサ、30はフロントデフ油温センサ(油温検出手
段)、31はADD位置検出スイッチである。
【0028】前記4WDコントローラ21は、モードス
イッチ22によりトルク配分制御四輪駆動モードを選択
している時、後輪9,10と前輪15,16の回転速度
差に応じてトランスファクラッチ4の締結トルクを制御
する駆動配分トルク制御部21a(駆動配分トルク制御
手段)と、モードスイッチ22により二輪駆動モードか
らトルク配分制御四輪駆動モードへの切り換え時、フロ
ントプロペラシャフト11が回転を開始する必要トルク
(フロントデフ油温に応じて設定)でトランスファクラ
ッチ4を締結し、その後、フロントプロペラシャフト回
転センサ28で検出した回転数に基づいて算出したAD
D入力回転数と、右前輪速センサ25で検出したADD
出力回転数と、が同期した時にADD機構17を切り離
し状態から接続状態へ切り換えるADD制御部21b
(断続機構切換制御手段)とを有する。なお、ADD入
力回転数は、フロントプロペラシャフト回転数にフロン
トディファレンシャル12の終減速ギヤ比を掛け合わせ
ることで算出される。
【0029】前記モードスイッチ22は、ドライバーに
よるスイッチ操作により、後輪9,10のみを駆動する
二輪駆動モードと、回転速度差に応じて前後輪への駆動
力配分を制御するトルク配分制御四輪駆動モードと、後
輪9,10と前輪15,16をロック状態にする前後輪
ロック四輪駆動モードと、のいずれかを選択することが
できる。そして、ADD制御部21bにおいて、モード
スイッチ22を二輪駆動モードからトルク配分制御四輪
駆動モードに切り換えた際に、ADD機構17を切り離
し状態から接続状態へ切り換える。
【0030】前記各車輪速センサ23,24,25,2
6は、右後輪速と左後輪速と右前輪速と左前輪速をそれ
ぞれ検出し、その信号を4WDコントローラ21に送
る。
【0031】前記リヤプロペラシャフト回転センサ27
(車速センサ)は、リヤプロペラシャフト5の回転数を
検出し、その信号を4WDコントローラ21に送る。
【0032】前記フロントプロペラシャフト回転センサ
28は、フロントプロペラシャフト11の回転数を検出
し、その信号を4WDコントローラ21に送る。
【0033】前記トランスファ油温センサ29は、トラ
ンスファクラッチ4内の油温を検出し、その信号を4W
Dコントローラ21に送る。
【0034】前記フロントデフ油温センサ30は、フロ
ントディファレンシャル12内の油温を測定し、その信
号を4WDコントローラ21に送る。そして、ADD制
御部21bにおいて、フロントデフ油温が低いほど、ト
ランスファクラッチ4を締結する必要トルクを大きな値
に設定する。
【0035】前記ADD位置検出スイッチ31は、AD
Dアクチュエータ18に設けられ、ADD機構17の接
続動作(ロック動作)が完了する位置までストロークす
ると切り換わるスイッチ信号を4WDコントローラ21
に送る。
【0036】次に、作用を説明する。
【0037】[ADD機構の切換制御処理]図2は4W
Dコントローラ21のADD制御部21bで実行される
ADD機構17の切り離し状態から接続状態への切換制
御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステッ
プについて説明する。なお、この処理は、例えば、10ms
ecという一定の制御周期毎に繰り返し実行される。
【0038】ADD機構17を切り離している二輪駆動
モードの選択時に処理が開始され、ステップS1では、
必要入力情報として、モードスイッチ22からのスイッ
チ信号、右前輪速センサ25からの右前輪速信号、フロ
ントプロペラシャフト回転センサ28からの軸回転信
号、フロントデフ油温センサ30からのフロントデフ油
温信号、ADD位置検出スイッチ31からのスィツチ信
号が読み込まれる。
【0039】ステップS2では、モードスイッチ22か
らのスイッチ信号が二輪駆動モードを示す信号からトル
ク配分制御四輪駆動モードを示す信号に切り換わったこ
とにより、ADD機構17のロックを許可するか否かが
判断される。
【0040】ステップS3では、ADD位置検出スイッ
チ31からADD機構17のロック動作が完了する位置
までストロークすることで出力されるロック完了信号が
入力されたか否かが判断され、ロック完了信号が入力さ
れるまではステップS4へ移行し、ロック完了信号が入
力されるとステップS9へ移行する。
【0041】ステップS4では、フロントデフ油温セン
サ30からの電圧信号(アナログ信号)をデジタル値に
変換する。
【0042】ステップS5では、ステップS4で得られ
たフロントデフ油温のデジタル変換値と、図3に示す必
要トルクマップとにより、必要トルクが算出される。こ
こで、必要トルクとは、フロントプロペラシャフト11
が回転を開始するために必要なトランスファクラッチ4
の締結トルクをいう。そして、図3に示すように、フロ
ントデフ油温が最低温度Tminのときに最も大きな値、
フロントデフ油温が最低温度から油温T1までは急勾配
により低下する値、フロントデフ油温が油温T1から油
温T2までは緩勾配により低下する値、フロントデフ油
温が油温T2以上の領域では一定値、により与えられ
る。
【0043】ステップS6では、ステップS5で算出さ
れた必要トルクを得る制御要求が駆動配分トルク制御部
21aに出力される。駆動配分トルク制御部21aは、
この要求を受けてトランスファクラッチ4を必要トルク
にて締結する油圧制御指令を油圧供給装置19に対して
出力する。
【0044】ステップS7では、ADD機構17の入出
力回転が同期しているか否かが判断され、Yesの場合
はステップS8へ移行し、Noの場合はエンドへ移行す
る。ここで、ADD機構17の入力回転数は、フロント
プロペラシャフト回転数にフロントディファレンシャル
12の終減速ギヤ比を掛け合わせることで算出され、A
DD機構17の出力回転数は、右前輪速センサ25から
の右前輪速信号に基づいて算出され、例えば、ADD機
構17の入力回転数と出力回転数が、設定誤差範囲内で
ある場合にADD機構17の入出力回転が同期している
と判断される。
【0045】ステップS8では、ADD機構17のロッ
ク実行指令がADDアクチュエータ18に対して出力さ
れる。
【0046】ステップS9では、ステップS3において
ADD位置検出スイッチ31からADD機構17のロッ
ク完了信号を受けた場合、ADD機構17のロック実行
指令が解除される。
【0047】ステップS10では、左右前輪15,16
への配分トルクを通常制御算出値にリカバーする指令が
駆動配分トルク制御部21aに対し出力される。
【0048】[ADD機構の切換制御作用]ドライバが
モードスイッチ22に対する操作により、二輪駆動モー
ドからトルク配分制御四輪駆動モードを選択すると、図
2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップ
S2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ス
テップS6へと進む流れとなり、ステップS6では、フ
ロントデフ油温に応じて算出された必要トルクを得るク
ラッチ締結力にてトランスファクラッチ4が締結され
る。
【0049】このトランスファクラッチ4の締結によ
り、リヤプロペラシャフト5に伝達されていた駆動トル
クの一部がトランスファクラッチ4を介してフロントプ
ロペラシャフト11に伝達され、ADD機構17の切り
離しにより回転を停止していたフロントプロペラシャフ
ト11が回転を開始する。
【0050】そして、ステップS6からステップS7へ
進み、ステップS7において、ADD機構17の入出力
回転が同期していると判断されると、ステップS8へ進
み、ステップS8において、ADD機構17をロックす
る指令が出力される。
【0051】そして、ADD機構17がADDアクチュ
エータ18により駆動されるシフトフォークの移動によ
り、フロントディファレンシャル12の右出力部と右フ
ロントドライブシャフト13とを接続するロック状態に
なると、ADD位置検出スイッチ31からADD機構1
7のロック完了信号が出力されるため、図2のフローチ
ャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステッ
プS3→ステップS9→ステップS10へと進む流れと
なり、左右前輪15,16への配分トルクを前後輪回転
速度差に応じて算出し、トランスファクラッチ4のクラ
ッチ締結力を制御する通常の駆動配分トルク制御に受け
渡される。
【0052】よって、ADD機構17の入出力回転数が
同期していることを確認してADD機構17がロックさ
れるため、ADD機構17の入出力回転数落差によるロ
ックショックの発生を抑制することができる。しかも、
ADD機構17の入出力回転数に僅かな落差があって
も、トランスファクラッチ4はフロントプロペラシャフ
ト11が回転を開始する予め定めた必要トルク、言い換
えると、フロントプロペラシャフト11を回転させる最
小限のトルクで締結されているため、ロックショックの
発生を小さく抑えることができる。
【0053】[ADD機構の切換制御の対比作用]AD
D機構17をロック側に切り換える際、フロントプロペ
ラシャフト11へ必要トルクを配分する場合と、フロン
トプロペラシャフト11へ予め定めた一定トルクを配分
する場合との対比作用について説明する。
【0054】まず、フロントディファレンシャル12内
の油温が低い時は、オイル粘度が増大し、前輪駆動系
(副駆動系)のフロントディファレンシャル12のフリ
クショントルクが大きくなり、トランスファクラッチ4
からの小さなトルク配分ではフロントプロペラシャフト
11が回転しない、もしくは、必要回転数まで上昇する
のに時間を要する。
【0055】これを防止するため、予め低油温まで見込
んだ大きな値による一定トルクに設定すると、図6に示
すように、通常温度域では、不要に大きなトルクが配分
されるため、ADD機構がロックした後、本来の駆動ト
ルク配分制御に復帰する際、トルク段差が大きくてショ
ックや異音が発生する。
【0056】そこで、常温時にトルク段差によるショッ
ク等を防止するため、図5に示すように、常温以上の油
温域を想定し、小さな値による一定トルクに設定し、低
油温域ではADD機構が切り換わらないようにする案が
ある。
【0057】しかし、この場合、低油温時には四輪駆動
モードによる走行ができなくなり、低油温であるか否か
にかかわらず、四輪駆動走行が重視されるオフロード走
行を想定した車両では、寒冷地悪路走行等においてドラ
イバの要求する四輪駆動走行が行えなくなる。
【0058】これに対し、第1実施例では、図4に示す
ように、フロントディファレンシャル12内の油温が低
いほど、トランスファクラッチ4を締結する必要トルク
を大きな値に設定することで、低油温時にはトルク落差
によるショックが発生し得るが、低油温時のみに限定さ
れることで、その頻度は小さく、実質上、問題とはなら
ない。しかも、油温が高くなればなるほどトルク段差は
小さくなりショックを小さくすることができる。そし
て、常温域においては、トルク段差が小さく抑えられ、
ショックはほとんど発生しない。
【0059】よって、第1実施例にあっては、フロント
ディファレンシャル12内の油温が低温域では確実にフ
ロントプロペラシャフト11が回転を開始する必要トル
クを付与し、フロントディファレンシャル12内の油温
が常温から高温域では必要トルクを小さな値に設定する
ようにしたため、低油温時においてADD機構17のロ
ックによる四輪駆動走行を可能としながら、通常の油温
域において断接機構のロックに伴うショックや異音の発
生を回避することができる。すなわち、オフロード走行
を想定した車両への適用に好適である。
【0060】次に、効果を説明する。
【0061】(1) フロントプロペラシャフト11と右前
輪15との間を断続可能なADD機構17を切り離し状
態から接続状態へ切り換える際、ステップS6におい
て、フロントプロペラシャフト11が回転を開始する予
め定めた必要トルクでトランスファクラッチ4を締結
し、その後、ステップS7において、ADD機構17の
入力回転数と出力回転数とが同期したと判断された時、
ステップS8において、ADD機構17を切り離し状態
からロック状態へ切り換えるようにしたため、ADD機
構17の入出力回転数落差によるロックショックの発生
を抑制することができる。
【0062】(2) フロントデフ油温センサ30におい
て、フロントディファレンシャル12内の油温を測定
し、ステップS5において、フロントデフ油温が低いほ
ど、トランスファクラッチ4を締結する必要トルクを大
きな値に設定するようにしたため、低油温時における四
輪駆動走行と、通常の油温域におけるショックや異音の
発生回避との両立を図ることができる。
【0063】(3) ステップS2において、モードスイッ
チ22を二輪駆動モードからトルク配分制御四輪駆動モ
ードに切り換えた際に、ADD機構17を切り離し状態
からロック状態へ切り換えるロック許可を出すようにし
たため、二輪駆動モードの選択時には、フロントプロペ
ラシャフト11等による前輪駆動系を切り離すことで、
走行抵抗が減り燃費が向上するし、二輪駆動モードから
トルク配分制御四輪駆動モードへの選択時には、切り離
された前輪駆動系を即座に接続するため、高い切り換え
応答性により四輪駆動走行を確保することができる。
【0064】(4) モードスイッチ22によるトルク配分
制御四輪駆動モードの選択時には、駆動配分トルク制御
部21aにおいて、左右後輪9,10と左右前輪15,
16の前後輪回転速度差に応じてトランスファクラッチ
4の締結トルクを制御するようにしたため、トルク配分
制御四輪駆動モードの選択時に左右後輪9,10の駆動
スリップが抑えられた高い駆動性能による四輪駆動走行
を達成することができる。
【0065】(5) ADD機構17を、フロントディファ
レンシャル12の右出力部と右前輪15との間に設けら
たため、1つのADD機構17のみによりフロントプロ
ペラシャフト11と左右前輪15,16の切り離しと接
続を行うことができる。
【0066】(他の実施例)以上、本発明の四輪駆動装
置を第1実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成
については、この第1実施例に限られるものではなく、
特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しな
い限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0067】例えば、第1実施例では、トランスファク
ラッチとして油圧締結による油圧クラッチの例を示した
が、締結トルクを可変に制御できるものであれば電磁ク
ラッチ等であっても良い。
【0068】第1実施例では、フロントディファレンシ
ャル内の油温をフロントデフ油温センサ30により直接
的に測定する油温検出手段とする例を示したが、外気温
度や二輪駆動状態や四輪駆動状態の継続時間等により、
フロントディファレンシャル内の油温を推定演算により
検出する手段としても良い。
【0069】第1実施例では、ドライバにより駆動モー
ドを自由に選択可能なモードスイッチ22を用い、二輪
駆動モードからトルク配分制御四輪駆動モードに切り換
えた際に、ADD機構17を切り離し状態から接続状態
へ切り換える例を示したが、車両の走行状態に応じて二
輪駆動モードと四輪駆動モードを自動的に切り換えるシ
ステムにおいて、二輪駆動モードと四輪駆動モードへの
切り換え指令が出力されたら、ADD機構17を切り離
し状態から接続状態へ切り換えるものにも適用すること
ができる。
【0070】第1実施例では、駆動配分トルク制御部2
1aにおいて前後輪回転速度差に応じてトランスファク
ラッチ4の締結トルクを制御する例を示したが、例え
ば、横加速度やアクセル開度や車速等の車両情報や走行
情報を、前後輪速度差情報と共に、もしくは、前後輪速
度差情報とは独立に用いてトランスファクラッチ4の締
結トルクを制御するようにしても良い。
【0071】第1実施例では、フロントプロペラシャフ
トの回転数(副駆動軸回転数)と、前輪の回転数(副駆
動輪)と、を比較してADD機構の入出力回転の同期判
断を行う例を示したが、要するに、副駆動軸であるフロ
ントプロペラシャフトが車速に応じた回転をしているこ
とを判断すれば良く、例えば、フロントプロペラシャフ
トの回転数(副駆動軸回転数)と、リヤプロペラシャフ
ト(主駆動軸)や後輪(主駆動輪)の回転数と、を比較
してADD機構の入出力回転の同期判断を行っても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の四輪駆動装置が適用された後輪駆
動ベースの四輪駆動車を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例装置の4WDコントローラのADD
制御部で実行されるADD機構の切り離し状態から接続
状態への切換制御処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】第1実施例装置のADD機構の切換制御で用い
られるフロントデフ油温に対する必要トルクマップであ
る。
【図4】第1実施例装置においてフロントデフ油温に対
するADD機構締結前の配分トルクとADD機構締結の
ための必要トルクとADD締結後の配分トルクを示すト
ルク特性図である。
【図5】第1実施例装置と対比される四輪駆動装置にお
いてフロントデフ油温に対するADD機構締結前の配分
トルクとADD機構締結のための必要トルクとADD締
結後の配分トルクとADD機構切換不可領域を示す図で
ある。
【図6】第1実施例装置と対比される四輪駆動装置にお
いてフロントデフ油温に対するADD機構締結前の配分
トルクとADD機構締結のための必要トルクとADD締
結後の配分トルクとトルク段差を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 変速機 3 変速機出力軸 4 トランスファクラッチ 5 リヤプロペラシャフト(主駆動軸) 6 リヤディファレンシャル 7 右リヤドライブシャフト 8 左リヤドライブシャフト 9 右後輪(主駆動輪) 10 左後輪(主駆動輪) 11 フロントプロペラシャフト(副駆動軸) 12 フロントディファレンシャル 13 右フロントドライブシャフト 14 左フロントドライブシャフト 15 右前輪(副駆動輪) 16 左前輪(副駆動輪) 17 ADD機構(断接機構) 18 ADDアクチュエータ 19 油圧供給装置 20 トランスファユニット 21 4WDコントローラ 22 モードスイッチ(モード選択手段) 23 右後輪速センサ 24 左後輪速センサ 25 右前輪速センサ(同期回転数検出手段) 26 左前輪速センサ 27 リヤプロペラシャフト回転センサ 28 フロントプロペラシャフト回転センサ(副駆動軸
回転数検出手段) 29 トランスファ油温センサ 30 フロントデフ油温センサ(油温検出手段) 31 ADD位置検出スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主駆動軸及びディファレンシャルを介し
    て駆動される主駆動輪とからなる主駆動系と、 副駆動軸及びディファレンシャルを介して駆動される副
    駆動輪とからなる副駆動系と、 前記主駆動軸と副駆動軸との間に介装され、クラッチ締
    結により副駆動軸を駆動するトランスファクラッチと、 を備えた四輪駆動装置において、 前記副駆動軸と副駆動輪との間を断続可能な断続機構
    と、 前記断続機構の切り離しと接続の制御を行う断続機構切
    換制御手段と、 前記副駆動軸の回転数を検出する副駆動軸回転数検出手
    段と、 車速に同期して回転する副駆動系もしくは主駆動系の回
    転数を検出する同期回転数検出手段と、を設け、 前記断続機構切換制御手段は、前記断続機構を切り離し
    状態から接続状態へ切り換える際、前記副駆動軸が回転
    を開始する予め定めた必要トルクで前記トランスファク
    ラッチを締結し、その後、前記副駆動軸回転数検出手段
    で検出した副駆動軸回転数と前記同期回転数検出手段で
    検出した回転数とが同期した時に切り換えることを特徴
    とする四輪駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された四輪駆動装置にお
    いて、 前記副駆動系のディファレンシャル内の油温を測定もし
    くは推定する油温検出手段を設け、 前記断続機構切換制御手段は、ディファレンシャル油温
    が低いほど、前記トランスファクラッチを締結する必要
    トルクを大きな値に設定したことを特徴とする四輪駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された四
    輪駆動装置において、 主駆動輪のみ駆動する二輪駆動モードと、主駆動輪及び
    副駆動輪で駆動する四輪駆動モードを選択可能なモード
    選択手段を設け、 前記断続機構切換制御手段は、前記モード選択手段を二
    輪駆動モードから四輪駆動モードに切り換えた際に、前
    記断続機構を切り離し状態から接続状態へ切り換えるこ
    とを特徴とする四輪駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された四輪駆動装置にお
    いて、 前記モード選択手段による四輪駆動モードの選択時に
    は、主駆動輪と副駆動輪の回転速度差に応じて前記トラ
    ンスファクラッチの締結トルクを制御する駆動配分トル
    ク制御手段を設けたことを特徴とする四輪駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    された四輪駆動装置において、 前記断続機構は、副駆動系のディファレンシャルと左右
    副駆動輪のうち一方との間に設けられたことを特徴とす
    る四輪駆動装置。
JP2002017950A 2002-01-28 2002-01-28 四輪駆動装置 Expired - Fee Related JP4000857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002017950A JP4000857B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 四輪駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002017950A JP4000857B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 四輪駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003220847A true JP2003220847A (ja) 2003-08-05
JP4000857B2 JP4000857B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=27742896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002017950A Expired - Fee Related JP4000857B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 四輪駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4000857B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2353918A1 (en) 2010-01-13 2011-08-10 Jtekt Corporation Driving force transmission apparatus and control method therefor
CN102166957A (zh) * 2010-02-26 2011-08-31 爱信Ai株式会社 车辆驱动状态控制装置
JP2012214176A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
EP2634033A1 (en) 2012-02-29 2013-09-04 Jtekt Corporation Four-wheel-drive vehicle and control unit for four-wheel-drive vehicle
JP2014069769A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Nissan Motor Co Ltd 駆動力配分装置
JP2020032773A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 Gknドライブラインジャパン株式会社 全輪駆動車における制御システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2353918A1 (en) 2010-01-13 2011-08-10 Jtekt Corporation Driving force transmission apparatus and control method therefor
CN102166957A (zh) * 2010-02-26 2011-08-31 爱信Ai株式会社 车辆驱动状态控制装置
JP2011178185A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Aisin Ai Co Ltd 車両の駆動状態制御装置
US9061685B2 (en) 2010-02-26 2015-06-23 Aisin Ai Co., Ltd. Drive state control apparatus for vehicle
JP2012214176A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 車両用駆動装置
EP2634033A1 (en) 2012-02-29 2013-09-04 Jtekt Corporation Four-wheel-drive vehicle and control unit for four-wheel-drive vehicle
CN103287261A (zh) * 2012-02-29 2013-09-11 株式会社捷太格特 四轮驱动车以及四轮驱动车的控制装置
US9022158B2 (en) 2012-02-29 2015-05-05 Jtekt Corporation Four-wheel-drive vehicle and control unit for four-wheel-drive vehicle
JP2014069769A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Nissan Motor Co Ltd 駆動力配分装置
JP2020032773A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 Gknドライブラインジャパン株式会社 全輪駆動車における制御システム
JP7213038B2 (ja) 2018-08-28 2023-01-26 ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド 全輪駆動車における制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4000857B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1547841B1 (en) Four-wheel drive system
JP6356799B2 (ja) 車両制御システムおよび車両制御方法
JP2011178185A (ja) 車両の駆動状態制御装置
US20160236675A1 (en) Drive apparatus for vehicle
US7594560B2 (en) Four-wheel drive vehicle
JP5120241B2 (ja) 車両用クリープ走行制御装置および車両用クリープ走行制御方法
JP4000857B2 (ja) 四輪駆動装置
JP2011112174A (ja) 車両用変速機制御装置
JP2013230745A (ja) 車両制御システム
US10843564B2 (en) Control system for all-wheel drive vehicle
JP2004254375A (ja) 車両の駆動力制御装置
KR101787261B1 (ko) 4륜구동 차량의 디스커넥트 제어 장치 및 그 방법
JP4848914B2 (ja) トルク伝達機構の制御装置、制御方法、その制御方法を実現するプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
KR20140089256A (ko) 4륜 구동 차량의 디스커넥트 시스템 및 그의 제어방법
JP6470372B2 (ja) 車両の駆動力配分制御装置
JP3531619B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP2002321542A (ja) 車両の駆動制御装置
JP2013230748A (ja) 車両制御システム
JP4162512B2 (ja) 車両の駆動装置
WO2023047587A1 (ja) 4輪駆動車の走行駆動制御装置
JP3678049B2 (ja) 車両の変速装置
JP3769547B2 (ja) 車両の駆動装置
JP4958516B2 (ja) 四輪駆動制御装置
JP2010210046A (ja) 車両の制御装置
JP6218612B2 (ja) 車両の駆動力配分制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070806

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees