JP2003220672A - 加飾されたアクリル板とその製造方法 - Google Patents

加飾されたアクリル板とその製造方法

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JP2003220672A JP2002020737A JP2002020737A JP2003220672A JP 2003220672 A JP2003220672 A JP 2003220672A JP 2002020737 A JP2002020737 A JP 2002020737A JP 2002020737 A JP2002020737 A JP 2002020737A JP 2003220672 A JP2003220672 A JP 2003220672A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇華転写シートがアクリル板から剥離しやす
く、また、アクリル板を3次元形状に変形させる場合で
も昇華転写による意匠を全面均一に際立たせることがで
きる。 【解決手段】 厚み0.5〜12mmの透光性のアクリ
ル板上に、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィ
ン系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む有色層を形成
し、有色層上に昇華転写シートを圧接すると共に加熱
し、昇華転写シートの昇華染料を有色層中を透過させて
少なくともアクリル板を染色することを特徴とする加飾
されたアクリル板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室の浴槽など
に使用できる加飾されたアクリル板とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】浴室まわりの製品、特に浴槽関連製品に
は、耐水性、耐熱性、耐薬品性を要求されるものが多
く、従来はFRP素材を使用したものが多く製造されて
きた。一方で、浴槽関連製品にも加飾の要求があり、こ
のような要求に沿うための方法として、昇華転写法が採
用されている。この方法としては、特開2000−23
3598に記載されているものがあり、大理石、抽象柄
等の意匠を有する昇華転写シートを、アクリル板の背面
に昇華転写シートを圧接して180〜280℃で加熱す
ることによりアクリル板の背面を染色し、その後、昇華
転写シートを剥離するものである。しかし、従来のこの
昇華転写法による場合、昇華染料がアクリル板に染着し
たとしても、アクリル板の透光性により背面が透けて見
えることに起因して、昇華転写による意匠を際立たせる
ことができないので、アクリル板を3次元形状に変形さ
せた後、白色塗料などを塗装して着色塗装膜を形成する
ことにより隠蔽性を付与していた。なお、アクリル板を
3次元形状に変形させた後に着色塗装膜を形成するの
は、平面状態で着色塗装膜を形成してからアクリル板を
3次元形状に変形させると、着色塗装膜に割れ(クラッ
ク)が発生しやすく、3次元形状の金型に着色塗装膜の
破片が付着してしまうからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の昇華転
写法では、アクリル板の背面に昇華転写シートを直接圧
接した状態で加熱するため、昇華転写シートがアクリル
板にこびり付いてしまい昇華転写シートを剥離しにくか
った。また、着色塗装膜を塗装した後に3次元形状に変
形させなければならないので、着色塗装膜の厚みにムラ
が発生しやすく、部分的に色差が出やすかった。このた
め、昇華転写による意匠を全面均一に際立たせることが
できなかった。したがって、この発明の目的は、アクリ
ル板上に昇華染料を透過する有色層を介在させること
で、昇華転写シートがアクリル板から剥離しやすく、ま
た、アクリル板を3次元形状に変形させる場合でも昇華
転写による意匠を全面均一に際立たせることができる、
加飾されたアクリル板とその製造方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、上記目的
を達成するために、つぎのように構成した。請求項1に
記載の加飾されたアクリル板は、表層に透過昇華染料層
を有する厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル板上
に、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹
脂のうち少なくとも一種以上を含む有色層が形成されて
いることを特徴とするものである。請求項2に記載の加
飾されたアクリル板は、厚み0.5〜12mmで透光性
のアクリル板上に形成された透過昇華染料層を有する染
料受容層上に、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレ
フィン系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む有色層が
形成されていることを特徴とするものである。請求項3
に記載の加飾されたアクリル板の製造方法は、厚み0.
5〜12mmで透光性のアクリル板上に、フッ素系樹
脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なく
とも一種以上を含む有色層を形成し、有色層上に昇華転
写シートを圧接すると共に加熱することにより昇華転写
シートの昇華染料を有色層中を透過させて少なくともア
クリル板の表層に染着させることを特徴とするものであ
る。請求項4に記載の加飾されたアクリル板の製造方法
は、厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル板上に透
光性の染料受容層を形成し、さらにフッ素系樹脂、シリ
コーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種
以上を含む有色層を形成し、有色層上に昇華転写シート
を圧接すると共に加熱することにより昇華転写シートの
昇華染料を有色層中を透過させて少なくとも染料受容層
または/およびアクリル板の表層に染着させることを特
徴とするものである。請求項5に記載の加飾されたアク
リル板の製造方法は、剥離性を有する基体シートに、フ
ッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のう
ち少なくとも一種以上を含む有色層が形成された加熱転
写シートを用いて、転写法またはラミネート法によりア
クリル板上に有色層を形成するものである。請求項6に
記載の加飾されたアクリル板の製造方法は、剥離性を有
する基体シートに、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、
オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む有色
層が形成され、有色層上に透光性の染料受容層が形成さ
れた加熱転写シートを用いて、転写法またはラミネート
法によりアクリル板上に有色層を形成するものである。
請求項7に記載の加飾されたアクリル板の製造方法は、
厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル板上に、フッ
素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち
少なくとも一種以上を含む有色層を形成し、有色層上に
昇華転写シートを圧接した積層物を得、積層物を加熱し
て三次元形状に変形させ、この加熱により昇華転写シー
トの昇華染料を有色層中を透過させて少なくともアクリ
ル板の表層に染着させることを特徴とするものである。
請求項8に記載の加飾されたアクリル板の製造方法は、
厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル板上に、透光
性の染料受容層およびフッ素系樹脂、シリコーン系樹
脂、オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む
有色層を形成し、有色層上に昇華転写シートを圧接した
積層物を得、積層物を加熱して三次元形状に変形させ、
この加熱により昇華転写シートの昇華染料を有色層中を
透過させて少なくとも染料受容層または/およびアクリ
ル板の表層に染着させることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明を詳しく説明する。
【0006】まず、この発明の製造方法に用いられるア
クリル板1、有色層2、染料受容層3、昇華転写シート
4等の説明をする(図1〜図4参照)。
【0007】アクリル板1は、厚み0.5〜12mmで
透光性を有するものである。厚みが0.5mm未満であ
ると、耐水性、耐熱性、耐薬品性が低下し、厚みが12
mmを超えると、三次元形状に変形させにくく、コスト
が高くなるからである。透光性である理由は、昇華転写
された意匠が、アクリル板1を通して観察される必要が
あるからである。アクリル板1の光線透過率としては7
0%以上のものが好ましく、また、有色よりも無色が好
ましい。その理由は、光線透過率が70%を下回った
り、有色であったりすると、昇華転写により形成された
意匠がぼやけて見える場合があるからである。アクリル
板1の材質は、ポリアクリル酸樹脂、ポリアクリル酸メ
チル樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリ
ル酸イソブチル樹脂、ポリメタクリル酸グリシジル樹
脂、ポリメタクリル酸ヒドロキシエチル樹脂、アクリル
酸−メタクリル酸メチル共重合体樹脂、アクリル酸イソ
ブチルーアクリルアミド共重合体樹脂、ポリアクリルニ
トリル樹脂などを使用することができる。好ましくは、
耐薬品性、耐温水性のあるポリメタクリル酸メチル樹脂
である。三次元形状に変形しやすくするために、アクリ
ル酸メチル樹脂やアクリル酸エチル樹脂などのアクリル
酸エステル樹脂やアクリルゴムがアクリル板1に含まれ
ていてもよい。
【0008】有色層2は、フッ素系樹脂、シリコーン系
樹脂、オレフィン系樹脂の少なくとも一種以上を含む有
色の層である。有色層2は、押し出し法やインフーショ
ン法、キャスティング法等で形成したフィルムであって
もよいし、印刷層や塗装膜であってもよい。また有色層
2は転写法により形成されたものでもよい。有色層2の
色の種類としては、白色、黄色、ベージュ色などがある
が、特に白色が好ましい。白色が好ましいのは、昇華染
料による色柄を他の色が混じることなく表現できるとと
もに、意匠全体の明度を向上させることができるからで
ある。フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系
樹脂の少なくとも一種以上を有色層2に含ませるのは、
加熱により昇華染料を透過させることを可能とするとと
もに、昇華転写シート4がアクリル板1にこびり付いて
しまい剥がしにくくなるのを防止するためである。ま
た、これらの樹脂は延伸性を有するため、三次元形状に
変形させる際にも有色層に割れ(クラック)を生じにく
いからである。また、有色層でアクリル板を覆うことに
よりアクリル板1または後述する染料受容層に染色され
た昇華染料を飛散させにくくする性質を有するからであ
る。有色層2の厚みは、3〜60μmがある。有色層2
の厚みが3μm未満では着色層による隠蔽効果が薄れて
しまう。有色層2の厚みが60μmを超えると昇華染料
の透過性が落ちる。特に好ましくは10〜25μmであ
る。
【0009】フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフルオロエチレン
・パーフルオロアルキルビニルエーテル樹脂(PF
A)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体樹脂(FEP)、テトラフルオロエチレン
・エチレン共重合体樹脂(ETFE)、ポリクロロトリ
フルオロエチレン樹脂(PCTTE)、クロロトリフル
オロエチレン・エチレン共重合体樹脂(ECTFE)、
ポリビニリデンフルオライド樹脂(PVDF)、ポリビ
ニルフルオライド樹脂(PVF)、ポリテトラフルオロ
エチレン樹脂などがある。特に好ましいのは、ポリクロ
ロトリフルオロエチレン樹脂(PCTTE)、クロロト
リフルオロエチレン・エチレン共重合体樹脂(ECTF
E)、ポリビニリデンフルオライド樹脂(PVDF)で
ある。その理由は、三次元形状への変形がしやすく、昇
華染料の透過性が良好である。
【0010】シリコーン系樹脂としては、ポリジメチル
シロキサン樹脂、及びこれらを変性したものがある。変
性したものとしては、エポキシ変性樹脂、アルコキシ変
性樹脂、フッ素変性樹脂、カルボキシ変性樹脂、ポリエ
ーテル変性樹脂などがある。
【0011】オレフィン系樹脂としては、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂、シクロオレフィン樹脂、4
−メチルペンテン樹脂などがある。
【0012】上記樹脂を有色とするためには、上記の樹
脂中に顔料や染料などを含ませるとよい。この際、昇華
染料の色を明確に認識させるために白または白をベース
とした明度の高い色材を使用することができる。顔料と
しては、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛等の白色
顔料があり、混合割合としては、上記樹脂の重量100
に対し0.5〜10がある。白色の顔料を上記フッ素系
樹脂等に混合、分散しやすくするために、分散剤、界面
活性剤等を含ませることも可能である。
【0013】上記樹脂中に顔料を混合させない場合は、
上記樹脂中にボイド(微少空間)を形成して、光の透過
率、反射率を抑えることで、視覚上白色化して見えるよ
うにすることができる。ボイドを形成する方法として
は、樹脂をフィルムとして製膜する際の引張り力により
素材内にボイドを形成する方法や、樹脂内に発泡剤を含
ませて発泡させることによりボイドを形成する方法など
がある。
【0014】染料受容層3は、有色層2を透過してきた
昇華染料を捕捉し、発色させる透光性の層である(図
3、図4参照)。透光性である理由は、昇華転写された
意匠は、アクリル板1とこの染料受容層3等を通して観
察されるからである。また、昇華転写シート4から転写
された意匠に、色彩的に与える影響を極力小さくするた
めである。染料受容層3の材質は、ポリエステル樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ビニル系樹
脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂などがある。こ
れらの樹脂は、3次元形状に変形させる際に割れ(クラ
ック)が入りにくいので効果的である。結晶性の構造を
有するポリエステル系樹脂等が特に好ましい。昇華染料
を確実に捕捉することができるとともに、後加工でアク
リル板1を3次元形状に変形させる際に熱をかけても、
昇華染料が染料受容層3中を真直ぐに透過して意匠が歪
まないような性質が要求されるからである。染料受容層
3には、キレート剤を含ませることで、染料の拡散を防
止し、耐久性や定着性を良好にすることができる。染料
受容層3の厚みは、1〜100μmがある。特に好まし
くは5〜30μmである。
【0015】上記有色層2、染料受容層3の他の層とし
ては、接着層がある(図示せず)。接着層は、有色層2
や染料受容層3がアクリル板1に接着しやすいように、
有色層2とアクリル板1との間、あるいは、染料受容層
3とアクリル板1との間に、必要により設ける層であ
る。接着層は、透光性を有するものである。透光性であ
る理由は、昇華転写された意匠が、アクリル板1とこの
接着層等を通して観察される必要があるからである。ま
た、昇華転写シート4から昇華転写された意匠に、色彩
的に与える影響を極力小さくするためである。接着層の
材質としては、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ビニル系樹脂などがある。本発明を構
成するアクリル板1、有色層2および染料受容層3並び
に接着層には、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、防カビ剤、抗菌剤等が含まれていてもよい。特に紫
外線吸収剤を含むことで、耐光性をアップすることがで
き、比較的耐光性の悪い昇華染料でも使用することがで
きるようになるので効果的である。
【0016】有色層2をアクリル板1上に形成する方法
を説明する。有色層2を構成する樹脂を溶融押し出し
法、Tダイ法、インフーション法、カレンダー法、キャ
スティング法等でフィルム化し、これを直接アクリル板
1に貼り合わせる方法や、必要に応じて後述する染料受
容層3を積層した後にアクリル板1に貼り合わせる方法
がある(図2、図4参照)。あるいは、上記樹脂を印刷
法・コーティング法・ディッピング法等でアクリル板1
上に直接積層してもよい。貼り合わせる方法としては、
多段プレス法や熱ラミネート法などがある。
【0017】また、剥離性を有する基体シートにフッ素
系樹脂、シリコーン樹脂、オレフィン系樹脂のうち一種
以上を少なくとも含む有色層2を形成した加熱転写シー
トを用いて、転写法・ラミネート法によりアクリル板1
上に有色層2を形成してもよい。この場合、有色層2と
昇華染料層6とが形成された一枚の加熱転写シートを用
いて、アクリル板1に有色層が転写されるようにしても
よい。この場合の加熱転写シートとしては、基体シート
/昇華染料層6/有色層2の層構成としたものがあり、
有色層を転写する際の加熱により昇華染料層6の昇華染
料が有色層2を透過するものである。転写法の具体例と
しては、次のようなものがある。ポリエチレンテレフタ
レート樹脂などの剥離性を有する基体シートの表面に押
し出し法、キャスティング法、印刷法、コーティング法
等で有色層2(必要により、染料受容層3、接着層)を
転写層として設けた加熱転写シートを作成し、これをア
クリル板1上に重ね合わせて、230〜250℃に加熱
されたシリコンパッド又はシリコンロール、鉄ロールな
どにて上から500〜2000Paの圧力をかけて、ア
クリル板1に基体シート側より圧接することにより、ア
クリル板1に加熱転写シートを貼り合わせ、基体シート
を剥離する。
【0018】昇華転写シート4の説明をする(図1、図
3参照)。昇華転写シート4は、基本的に、基材シート
5/昇華染料層6の順に積層されたものである。なお、
昇華転写シート4は、前記したように有色層が形成され
たもの、つまり、基材シート5/昇華染料層6/有色層
2の層構成としたものであってもよい。基材シート5と
してはポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等のフ
ィルム・紙、及びこれらの複合物が使用できる。昇華染
料層6は、昇華染料を樹脂バインダーや溶剤中に含ませ
たインキで形成するとよい。昇華染料としては、大気圧
下で60℃〜280℃で昇華または蒸発する染料を使用
することができる。一例としてアゾ系、アゾメチン系、
ナフトキノン系、インドアニリン系、メチン系、キノフ
タロン系、アントラキノン系、キノリン系、ペリノン
系、アントラインチジアゾール系、またはキレート色素
等の染料が使用できる。昇華染料層6のパターンとして
は、文字、記号、模様、色彩などがある。昇華染料層6
を基材シート5上に形成する方法としては、オフセット
印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等
の印刷法、インクジェットプリンタ、バブルジェット
(登録商標)プリンタ等のプリンタを用いたプリント方
式等を用いることができる。
【0019】以上説明したアクリル板1、有色層2、染
料受容層3、昇華転写シート4等を用いた、この発明の
加飾されたアクリル板1の製造方法を説明する。つま
り、厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル板1上に
フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、オレフィン系樹脂の少
なくとも一種以上を含む有色層2を形成し、有色層2上
に昇華転写シート4を圧接すると共に加熱することによ
り昇華転写シート4の昇華染料を有色層2を透過させて
アクリル板1または染料受容層3を染着させるものであ
る。また、厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル板
1上に染料受容層3およびフッ素系樹脂、シリコン系樹
脂、オレフィン系樹脂の少なくとも一種以上を含む有色
層2を少なくとも形成し、有色層2上に昇華転写シート
4を圧接すると共に加熱することにより昇華転写シート
4の昇華染料を有色層2を透過させて染料受容層3また
は/およびアクリル板1を染着させるものである。
【0020】次に、有色層2上に昇華転写シート4を圧
接すると共に加熱し、昇華転写シート4の昇華染料を有
色層2を透過させてアクリル板1の表層または染料受容
層3に染着させる。つまり、アクリル板1に形成された
有色層2上に、昇華転写シート4の昇華染料層6側を重
ね合わせ、180〜280℃に加熱されたシリコンパッ
ドやシリコンラバー、シリコンロール、加熱板等を、圧
力10〜200Paで押し付けることにより、昇華染料
層6の昇華染料が、有色層2を透過して、アクリル板1
の表層が直に染色されるか、染料受容層3が形成されて
いる場合は、染料受容層3が染色される。
【0021】なお、有色層が染色されることもある。染
色されたパターンは、昇華転写シート4に形成された昇
華染料のパターンである。昇華染料層6の染料がアクリ
ル板1に染色された後に、基材シート5を剥離して、製
品が完成する(図6参照)。図中7は、昇華染料層6の
染料がアクリル板1の表層に透過して形成された透過昇
華染料層を示す。このようにして、厚み0.5〜12m
mで透光性のアクリル板に、フッ素系樹脂、シリコーン
系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種以上を
含む有色層が形成されているアクリル板を得ることがで
きる。また、昇華転写により染色された面は染料受容層
であってもよい。この発明では、アクリル板に昇華転写
された染料は、着色層により覆われているため飛散せ
ず、昇華転写による染料のアクリル板に対する定着率が
向上する。また、着色層として塗料を噴霧する必要がな
いので、環境、人に対し悪い影響を及ぼすなどの問題が
発生しない。
【0022】上記昇華転写するタイミングとしては、ア
クリル板1上に有色層2を少なくとも形成し、有色層2
上に昇華転写シート4を圧接した積層物を得、積層物を
三次元形状に変形させる前に加熱する際を昇華転写する
タイミングとしてもよいし、積層物を加熱して三次元形
状に変形させる際を昇華転写するタイミングとしてもよ
い(図5参照)。あるいは積層物を三次元形状に変形さ
せた後に加熱する際を昇華転写するタイミングとしても
よい。アクリル板1上に染料受容層3が形成される場合
も同様である。積層物を加熱して三次元形状に変形させ
る際を昇華転写するタイミングとすると、積層物を三次
元形状に変形させる際の熱を、アクリル板1あるいは染
料受容層3を染色するための熱として利用することがで
きるので効果的である。三次元形状に変形させる方法と
しては、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、超高圧成
形、プラグインアシスト成形等の方法を使用することが
できる。三次元形状に変形すると同時に染色できる製品
としては、浴槽床、浴槽、洗面ボウル、台所システムキ
ッチン扉などの水周り製品の他、電灯カサやパチンコ台
銘板等もある。
【0023】なお、上記各方法を用いるときに凸形状の
金型の外面に、上記積層物の有色層2側が接触するよう
にするのが好ましい。有色層2が、シリコーン系樹脂、
オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種以上を含んでい
るため、有色層2が金型表面に対して滑りやすい特性を
有するため、三次元に変形した積層物が金型から離れや
すいので効果的だからである。
【0024】
【実施例】(実施例1)Tダイ押し出し法にて作成した
厚み50μmのポリクロロトリフルオロエチレン(PC
TTE)からなる白色の有色層上に、染料受容層として
ポリエステル樹脂にベンゾトリアゾール系の紫外線吸収
剤、ビス−1.2.2.6.6−ペンタメチル−4−ピペリジルか
らなる光安定剤を含んだコーティング剤を厚み5μmで
形成し、接着層としてポリエステル・アクリル樹脂から
なる透明の層を厚み2μmとなるようにフローコーター
でコートして形成し、有色層/染料受容層/接着層の順
に積層されたフィルムを作成した。このフィルムの接着
層側をタテ1.2m×ヨコ1.8m×厚み5mmの透明
のアクリル板に多段プレスで150℃の温度条件で30
分挟むことで接着させ、有色層/染料受容層/接着層/
アクリル板の順に積層されたものを得た。
【0025】一方、パソコンに入力された大理石と幾何
学模様とが複合された柄を構成するパターン状となるよ
うに、シアン色としてナフトキノン系染料、マゼンタ色
としてアゾ系染料、イエロー色としてキノフタロン染料
を含有させてインキとした3色のインクを用いて昇華染
料層をインクジェットでプリントして幅1.5m、長さ
2mのチタン紙からなる基材シート上に形成して昇華転
写シートを得た。
【0026】前記有色層/染料受容層/接着層/アクリ
ル板の順に積層されたものを85℃に予備加熱し、有色
層上に前記昇華転写シートの昇華染料層側を重ね合わ
せ、昇華転写シートの上から220℃に加熱されたシリ
コンラバーを備えた加熱プレス機で圧接すると共に加熱
した。
【0027】これにより、昇華転写シートの昇華染料は
積層物の有色層中を透過し、染料受容層が染色された。
このようにして加飾されたアクリル板は、アクリル板側
から見ると、大理石と幾何学模様とが複合された柄の美
麗な意匠が白色のバックグラウンド(有色層)上に施さ
れたものであった。この加飾されたアクリル板を真空成
形により、立上がりの大きい浴槽の形状となるように三
次元形状に変形させた。アクリル板を150℃に加熱し
た。金型温度は80℃であった。このとき、凸形状の真
空成形用の金型の外面に、上記積層物の有色層側が接触
するようにした。立上がりの大きい浴槽の形状であるに
もかかわらず、有色層が金型表面に対して滑りやすい特
性を有するため、三次元に変形した積層物が金型から離
れやすかった。加飾されたアクリル板は、浴槽の形状に
変形させた後もその内面はフッソ系樹脂からなる有色層
に覆われているため、ヨゴレ・カビ等がつかない浴槽と
なった。
【0028】(実施例2)シリーコーン樹脂で離型処理
した厚み100μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(基体シート)上に、フッ化ビニリデン樹
脂100部に対し酸化チタン30部、溶剤50部に溶解
分散させたコーティング液を用いて厚み5μmの白色の
有色層となるようにフローコーターでコーティングし
た。その上に、ポリニビルブチラール樹脂にベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤、および粒径が10〜20μm
のシリカゾル(ポリニビルブチラール樹脂に対して重量
比10%)を含んだコーティング剤を用いて厚み5μm
の染料受容層を形成し、ポリエステル・アクリル樹脂を
用いて厚み2μmの接着層をフローコーターでコーティ
ングした加熱転写シートを作成した。この加熱転写シー
トの接着層側をタテ1.2m×ヨコ1.8m×厚み5m
mの透明のアクリル板に多段プレスで150℃の温度条
件にて30分挟むことで接着させ、基体シート/有色層
/染料受容層/接着層/アクリル板の順に積層されたも
のを得た後、基体シートを剥離して加飾用板を得た。
【0029】一方、シアン色としてナフトキノン系染
料、マゼンタ色としてアゾ系染料、イエロー色としてキ
ノフタロン染料を含有させてインキとした3色のインク
を用いたインクジェットで昇華染料層をプリントして幅
1.5m、長さ2mの真空成形可能なポリエチレンテレ
フタレートフィルム(基材シート)上に形成して昇華転
写シートを得た。昇華染料層のパターンは、パソコンに
入力された大理石と幾何学模様とが複合された柄を構成
するパターンとした。
【0030】前記有色層/染料受容層/接着層/アクリ
ル板の順に積層されたものの有色層上に前記昇華転写シ
ートの昇華染料層側を重ね合わせ、この状態で真空成形
により、立上がりの大きい浴槽の形状となるように三次
元形状に変形させた。三次元形状に変形させる際、アク
リル板は110〜120℃に加熱され、金型温度は80
℃であった。このときの加熱により、昇華転写シートの
昇華染料が有色層中を通過し、染料受容層を染色した
が、染色濃度が足らないため、180℃で7分の追加加
熱を行い規定濃度になるようにした。その後、昇華転写
シートのポリエチレンテレフタレートフィルム(基材シ
ート)を剥離した。このとき、有色層上に昇華転写シー
トの昇華染料層側を重ね合わせたにもかかわらず、有色
層がフッ化ビニリデン樹脂を含むため、昇華転写シート
と有色層との離型は良好であった。加飾された浴室用ア
クリル板は、浴槽の形状に変形させた後もその内面はフ
ッソ系樹脂からなる有色層に覆われているため、汚れ・
カビ等がつかない浴槽となった。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上の構成を採るので、次の
ような効果を奏する。フッ素系樹脂、シリコーン系樹
脂、オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む
有色層を介しているので、アクリル板の背面に昇華転写
時の熱がかかっても、昇華転写シートがアクリル板にこ
びり付きにくくなり、剥離しやすくなる。有色層を有す
るので、有色層の厚みにムラが発生せず、部分的に色差
が出ることがない。このため、昇華転写による意匠を全
面均一に際立たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の加飾されたアクリル板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図2】 この発明の加飾されたアクリル板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の加飾されたアクリル板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の加飾されたアクリル板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の加飾されたアクリル板の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の加飾されたアクリル板とその製造
方法の一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 アクリル板 2 有色層 3 染料受容層 4 昇華転写シート 5 基材シート 6 昇華染料層 7 透過昇華染料層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表層に透過昇華染料層を有する厚み0.5
    〜12mmで透光性のアクリル板上に、フッ素系樹脂、
    シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なくとも
    一種以上を含む有色層が形成されていることを特徴とす
    る加飾されたアクリル板。
  2. 【請求項2】厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル
    板上に形成された透過昇華染料層を有する染料受容層上
    に、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹
    脂のうち少なくとも一種以上を含む有色層が形成されて
    いることを特徴とする加飾されたアクリル板。
  3. 【請求項3】厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル
    板上に、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン
    系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む有色層を形成
    し、有色層上に昇華転写シートを圧接すると共に加熱す
    ることにより昇華転写シートの昇華染料を有色層中を透
    過させて少なくともアクリル板の表層に染着させること
    を特徴とする加飾されたアクリル板の製造方法。
  4. 【請求項4】厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル
    板上に透光性の染料受容層を形成し、さらにフッ素系樹
    脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なく
    とも一種以上を含む有色層を形成し、有色層上に昇華転
    写シートを圧接すると共に加熱することにより昇華転写
    シートの昇華染料を有色層中を透過させて少なくとも染
    料受容層または/およびアクリル板の表層に染着させる
    ことを特徴とする加飾されたアクリル板の製造方法。
  5. 【請求項5】剥離性を有する基体シートに、フッ素系樹
    脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なく
    とも一種以上を含む有色層が形成された加熱転写シート
    を用いて、転写法またはラミネート法によりアクリル板
    上に有色層を形成する請求項3に記載の加飾されたアク
    リル板の製造方法。
  6. 【請求項6】剥離性を有する基体シートに、フッ素系樹
    脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なく
    とも一種以上を含む有色層が形成され、有色層上に透光
    性の染料受容層が形成された加熱転写シートを用いて、
    熱転写法またはラミネート法によりアクリル板上に有色
    層を形成する請求項3または4に記載の加飾されたアク
    リル板の製造方法。
  7. 【請求項7】厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル
    板上に、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン
    系樹脂のうち少なくとも一種以上を含む有色層を形成
    し、有色層上に昇華転写シートを圧接した積層物を得、
    積層物を加熱して三次元形状に変形させ、この加熱によ
    り昇華転写シートの昇華染料を有色層中を透過させて少
    なくともアクリル板の表層に染着させることを特徴とす
    る加飾されたアクリル板の製造方法。
  8. 【請求項8】厚み0.5〜12mmで透光性のアクリル
    板上に、透光性の染料受容層およびフッ素系樹脂、シリ
    コーン系樹脂、オレフィン系樹脂のうち少なくとも一種
    以上を含む有色層を形成し、有色層上に昇華転写シート
    を圧接した積層物を得、積層物を加熱して三次元形状に
    変形させ、この加熱により昇華転写シートの昇華染料を
    有色層中を透過させて少なくとも染料受容層または/お
    よびアクリル板の表層に染着させることを特徴とする加
    飾されたアクリル板の製造方法。
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