JP2003220047A - 生体情報測定装置 - Google Patents

生体情報測定装置

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JP2003220047A JP2002023033A JP2002023033A JP2003220047A JP 2003220047 A JP2003220047 A JP 2003220047A JP 2002023033 A JP2002023033 A JP 2002023033A JP 2002023033 A JP2002023033 A JP 2002023033A JP 2003220047 A JP2003220047 A JP 2003220047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人体自身がAC電源部を有した他
の機器などからの電源ハムノイズを受けにくく、人体抵
抗電位が安定して、正確な人体インピーダンスを測定す
ることができる生体情報測定装置の提供を目的とする。 【解決手段】 人体に高周波電流を印加する定電流印加
手段9の電極対10の内の基準電位側の電極10bを人
体と電極間の接触抵抗が小さくなる部位に配置するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体のインピーダ
ンスと人体の個人別情報により体脂肪率等の生体情報を
算出する生体情報測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、個人で健康管理を行う指標の一つ
として人体インピーダンスを測定することによる体脂肪
率などの生体情報測定装置が急激に普及してきている。
この生体情報測定装置は図10に示すように本体1にリ
ード線2で接続された高周波電流を人体へ印加する第1
の電極対3、高周波電流の身体通電経路内に配置して人
体抵抗電位を測定する第2の電極対4とからなり、第2
の電極対4の内の一つの電極の人体抵抗電位と他方の電
極の人体抵抗電位から第2の電極対間(すなわち人体抵
抗の測定部位間)の電位差と、人体に印加している高周
波電流値とによって人体のインピーダンスを測定するも
のである。この人体インピーダンス値と、予め統計的手
法によって導き出した相関式をもとに、体脂肪率などの
生体情報を算出している。
【0003】また、この種の生体情報測定装置として、
人体に流れる高周波電流の電流経路を両手間としたもの
や、両足間としたもの、また、人体の胴体部を含めた電
流経路としたものなどがある。更に、日々の測定をより
容易に人体インピーダンスを測定して体脂肪率などの生
体情報を測定するものとして、特開2000−3339
27公報に記載されている体脂肪率計がある。これは、
図11に示すように様式便座5とこの便座にそれぞれ配
設した右尻部と左尻部が接触する尻電極対6と、左右い
づれか一方の手に接触する手電極対7があり、これらの
電極間の人体インピーダンスを測定して体脂肪率を算出
して報知手段8へ体脂肪率を転送し、使用者に対して測
定された体脂肪率を報知するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の体脂肪率計では様式便座に座り、右尻部や左尻部に
尻電極部を接触させる際に、電極との接触面である人体
の尻部の肌が乾燥していたり、様式便座の前方へ浅く座
ったり上半身を前方へ傾けたりして、尻電極部に人体の
体重を十分加重できていないときには、人体と電極面と
の接触抵抗が大きくなってしまう。接触抵抗が大きくな
ると、高周波電流を十分に流すことができなくなり人体
インピーダンスを測定できなくなるばかりでなく、人体
が高周波電流を印加する電極対から電気的に大きな接触
抵抗で接続された場合、人体自身がAC電源部を有した
他の機器などからの電源ハムノイズを受け易くなること
で、人体抵抗電位が安定しなくなり、正確な人体インピ
ーダンスを測定できないという課題を有している。ま
た、接触抵抗を小さくするために電極装着する部位に心
電計による心電図測定の際の電極装着と同様に導電性ク
リームを塗布しなければならないという課題を有してい
る。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、人体に高周波電流を印加する定電流印加手段の基準
電位側の電極を人体との接触抵抗が小さくなる部位に配
置することにより、人体と電極間の接触抵抗の影響を低
減させ、正確な人体インピーダンスを測定することがで
きる生体情報測定装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の生体情報測定装置は、人体に高周波
電流を印加する定電流印加手段の基準電位側の電極を人
体と電極間の接触抵抗が小さくなる部位に配置するもの
である。
【0007】上記発明によれば、人体自身がAC電源部
を有した他の機器などからの電源ハムノイズを受けにく
くなり、人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピー
ダンスを測定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、基準電
位から人体抵抗に応じて印加電圧を変えて一定の電流を
人体の測定部位間に印加する定電流印加手段と、人体の
測定部位間に前記定電流印加手段により高周波電流を印
加する第1の電極対と、この高周波電流の身体通電経路
内に配置して人体抵抗電位を測定する第2の電極対と、
前記第1の電極対間に流れる高周波電流と前記第2の電
極対間の人体抵抗電位により人体インピーダンスを計測
する計測手段と、人体の個人別情報を入力する人体個別
情報手段と、前記人体インピーダンスと前記人体の個人
別情報により体脂肪率等の生体情報を算出する制御手段
とを備え、前記第1の電極対の内、定電流印加手段の基
準電位側の電極は、人体との接触抵抗が低くなる部位に
配置したことで、人体自身がAC電源部を有した他の機
器などからの電源ハムノイズを受けにくくなり、人体抵
抗電位が安定して、正確な人体インピーダンスを測定す
ることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、特に請求項1に
記載の発明において、手および足の裏に高周波電流を印
加する第1の電極を配置し、人体に高周波電流を印加す
る定電流手段の基準電位側に接続された第1の電極を足
の裏に配置したことで、手のひらより比較的湿度が高
く、電極との接触抵抗が小さくなるため、人体自身がA
C電源部を有した他の機器などからの電源ハムノイズを
受けにくくなり、人体抵抗電位が安定して、正確な人体
インピーダンスを測定することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、特に請求項1に
記載の発明において、手および大腿部に高周波電流を印
加する第1の電極を配置し、人体に高周波電流を印加す
る定電流手段の基準電位側に接続された第1の電極を手
に配置したことで、大腿部より比較的汗腺が多く、電極
との接触抵抗が小さくなるため、人体自身がAC電源部
を有した他の機器などからの電源ハムノイズを受けにく
くなり、人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピー
ダンスを測定することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、特に請求項1に
記載の発明において、手および腕に高周波電流を印加す
る第1の電極を配置し、人体に高周波電流を印加する定
電流手段の基準電位側に接続された第1の電極を手に配
置したことで、腕より比較的汗腺が多く、電極との接触
抵抗が小さくなるため、人体自身がAC電源部を有した
他の機器などからの電源ハムノイズを受けにくくなり、
人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピーダンスを
測定することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、特に請求項1に
記載の発明において、一方の手のひらおよび他方の手の
指に高周波電流を印加する第1の電極を配置し、人体に
高周波電流を印加する定電流手段の基準電位側に接続さ
れた第1の電極を手のひらに配置したことで、手の指よ
り比較的汗腺が多く、電極との接触抵抗が大きいため、
接触抵抗が小さくなるため、人体自身がAC電源部を有
した他の機器などからの電源ハムノイズを受けにくくな
り、人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピーダン
スを測定することができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、特に請求項1に
記載の発明において、一方の手首および他方の手の指に
高周波電流を印加する第1の電極を配置し、人体に高周
波電流を印加する定電流手段の基準電位側に接続された
第1の電極を手の指に配置したことで、手首より比較的
汗腺が多く、電極との接触抵抗が小さくなるため、人体
自身がAC電源部を有した他の機器などからの電源ハム
ノイズを受けにくくなり、人体抵抗電位が安定して、正
確な人体インピーダンスを測定することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における生体情報測定装置の構成図である。図におい
て、定電流印加手段9は基準電位から人体抵抗に応じて
印加電圧を変えて一定の電流を人体の測定部位間に印加
するものである。10は電極10a、10bからなる第
1の電極対で人体の手や足などの測定部位間に配置さ
れ、定電流印加手段9によって人体に一定の電流が印加
される。11は電極11a、11bからなる第2の電極
対で、人体に印加された電流が流れる経路内に配置され
ており、計測手段12により第2の電極対11間の電位
差から人体インピーダンスを計測する。また、人体の性
別、年齢、身長、体重などの各個人毎の情報を入力する
人体個別情報手段13の個人別情報と、計測手段12に
て計測された人体インピーダンスによって、体脂肪率等
の生体情報を算出する制御手段14を有している。
【0016】図2(a)は第1の電極対10の内の電極
10aと第2の電極対11の内の電極11aの人体への
接触の位置関係を示したもので、矢印で示すように電極
10aは手のひらの人差し指側に配置され、電極11a
は手のひらの小指側に配置されており、使用者が手電極
部15を手で握ることにより人体(手)と電極10a、
11aとが接触するように構成されている。また、図2
(b)は第1の電極対10の内の電極10bと第2の電
極対11の内の電極11bの人体への接触の位置関係を
示したもので、矢印で示すように電極10bは足の裏の
指側に配置され、電極11bは足の裏の足首側に配置さ
れており、使用者が足電極部16の上に乗ることにより
人体と電極とが接触するように構成されている。
【0017】定電流印加手段9の内部回路は図3に示す
ように、周波数fの高周波信号を発生する高周波信号発
生部17と人体インピーダンスに応じて人体への印加電
圧を変えて一定電流を印加する定電流発生部18から構
成されており、定電流発生部18の出力端子は出力イン
ピーダンスが低く、定電流印加手段9の基準電位として
いる。印加周波数は人体内部の細胞膜を印加電流が通過
できるように10〜100kHz程度としており、印加
電流は使用者が感じないように0.1〜1mA程度とし
ている。
【0018】計測手段12の内部回路は図4に示すよう
に、差動増幅部19、フィルター部20、演算部21か
ら構成されている。ここで、第2の電極対11のそれぞ
れの電極の人体抵抗電位が差動増幅部19に入力され第
2の電極対11の人体抵抗電位差信号が出力される。電
極11a、11bのそれぞれの人体抵抗電位信号は、図
5(a)に示すように、定電流印加手段9からの高周波
電流の周波数fの信号に同期した信号となる。この信号
の差(図中の斜線部)である人体抵抗電位差は、第2の
電極対11間の人体抵抗電位の差が大きい、すなわち、
人体インピーダンスが大きいほど振幅が大きくなる。次
に、この人体抵抗電位差信号の高周波信号発生部17の
印加周波数f以外のノイズはフィルター部20にてカッ
トされ、さらに、演算部21により、第1の電極対10
間に印加した一定の電流と人体抵抗電位差信号により人
体インピーダンスが演算される。なお、第2の電極対1
1に接続されている差動増幅部19の入力端子は数10
0kΩ程度と入力インピーダンスが高く、第2の電極対
11と人体との接触抵抗が100〜1kΩ程度でもほと
んど影響しない設定となっている。
【0019】次に、各構成要素についての動作を説明す
る。使用者は人体の性別、年齢、身長、体重などの各個
人毎の情報を入力する人体個別情報手段13へ個人別情
報を入力して、手電極部15を握り、足電極部16の上
に乗って、人体と電極とを接触させる。定電流印加手段
9により一定の高周波電流を人体に印加し、計測手段1
2にて人体インピーダンスを計測する。制御手段14で
は、人体個別情報手段13にて設定された個人別情報の
うち身長と体重と、計測された人体インピーダンスから
予め統計的手法によって求められた「人体インピーダン
スと体密度の相関式」により、体脂肪率を算出して、報
知手段(図示せず)にて使用者に体脂肪率を報知する。
【0020】体脂肪率の算出方法としては一般的にBr
ozek(ブロゼク)の式が有名であり、人体インピー
ダンスと体密度の関係から、体脂肪率=((4.570
/体密度)−4.412)×100により求められる。
更に、性別、年齢などによってより体密度との相関を高
めるために計算式を分けて使用している。
【0021】ここで、人体と、第1の電極対10および
第2の電極対11との接触抵抗と人体インピーダンス計
測との関係を述べる。第2の電極対11に接続されてい
る差動増幅部19の入力端子は数100kΩ程度と入力
インピーダンスが高く、第2の電極対11と人体との1
00〜1kΩ程度の接触抵抗はほとんど影響しないが、
第1の電極対10と人体との接触抵抗が大きい場合、人
体自身がAC電源部を有した他の機器などからの電源ハ
ムノイズを受け易くなる。特に接触抵抗が大きい場合
は、図5(b)に示すように、第2の電極対11からの
計測手段12への人体抵抗電位差信号は、定電流印加手
段9での高周波電流の周波数fの信号に電源ハムノイズ
の50Hzや60Hzが重畳した信号となり、電源ハム
ノイズの重畳の程度によっては計測手段12の電圧測定
範囲を超過(点線で示す)してしまう。人体抵抗電位差
信号が計測手段12の電圧測定範囲を超過していない期
間(T1)は、電源ハムノイズが重畳していてもフィル
ター部20にて高周波信号発生部17の印加周波数f以
外のノイズは電源ハムノイズを含めカットされるが、人
体抵抗電位差信号が計測手段12の電圧測定範囲を超過
した期間(T2、T3)は、人体抵抗電位差信号の振幅
が小さくなり、正確な人体抵抗電位差信号を検出でき
ず、正確な人体インピーダンスを計測することができな
くなってしまう。
【0022】一般的に、人体の生理学的発汗として、気
温が高いときなどに出る汗など体温調節のための温熱性
発汗と、驚いたときや感動したとき、緊張したときなど
に出る汗など精神性発汗がある。全身の内、手のひらや
足の裏などは温熱性発汗に加え精神性発汗が起こり、他
の部分は温熱性発汗のみが起こる。このため、手のひら
や足の裏は人体の他の表面に比べ汗が出やすく、人体表
面と電極との接触抵抗としては小さくなる。
【0023】本実施例では、手のひらと足の裏にて人体
インピーダンスを計測しており、計測の際には手のひら
は手電極部15を握り、足の裏は足電極部16の上に乗
ることとしている。手のひらと足の裏の各電極部との接
触抵抗は、手電極部15を握る握力に比べ、足電極部1
6には人体の体重がかかるため、足の裏と足電極部16
との接触抵抗は小さくなる。よって、人体インピーダン
スを計測する第1の電極対10a、10bの内の、定電
流印加手段9の基準電位側に接続されている電極10b
を足の裏側に配置することで、人体自身がAC電源部を
有した他の機器などからの電源ハムノイズを受けにくく
なり、人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピーダ
ンスを測定することができる。
【0024】(実施例2)図6は、本発明の第2の実施
例における生体情報測定装置の外観図である。図に示す
ように、本実施例の生体情報測定装置は、電極25a、
25bからなる第1の電極対25、及び電極26a、2
6bからなる第2の電極対26が便座22及び本体23
の側部に設けた手電極部24にそれぞれ設けられてい
る。
【0025】本実施例では、実施例1の定電流印加手段
9の基準電位側に接続された第1の電極対10bにあた
る電極が、右手に接触する電極25bとして手電極部2
4の手のひらの人差し指側に配置されたものであり、そ
れ以外の同じ構成および、同じ作用効果を果たす部分に
ついては実施例1と同様であり詳細な説明を省略する。
【0026】上記構成にて、手と大腿部にて人体インピ
ーダンスを計測しており、計測の際には手で手電極部2
4を握ることで、電極25b、26bが手のひらに接触
し、大腿部を露出した状態で便座22に座ることによ
り、大腿部が便座22に配置された電極25a、26a
に接触する。大腿部と電極25a、26aとの接触抵抗
は、便座22への座り方や上半身の姿勢により電極への
人体の体重のかかり方が変化して不安定なものになる。
また、人体の汗腺は手のひらには蜜に分布しているが、
大腿部の汗腺は手のひらに比べると少なく、大腿部と便
座22に設けた電極25a、26aとの接触抵抗は手の
ひらよりも大きくなる。そこで、人体インピーダンスを
計測する第1の電極対25a、25bの内、定電流印加
手段の基準電位側に接続されている電極25bを手のひ
ら側に配置することで、人体自身がAC電源部を有した
他の機器などからの電源ハムノイズを受けにくくなり、
人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピーダンスを
測定することができる。
【0027】(実施例3)図7(a)は第3の実施例に
おける生体情報測定装置の外観図である。図に示すよう
に、本実施例の生体情報測定装置は腕電極部27と手電
極部28とをリード線29にて接続したものである。腕
電極部27にはマジックテープ(登録商標)等の巻きつ
け固定部30にて使用者の一方の腕に巻きつけて固定さ
れる。また、腕電極部27の使用者の皮膚に接触する面
には、第1の電極対31の内の電極31aと、第2電極
対32の内の電極32aが配置されている。手電極部2
8には第1の電極対31の内の電極31bと、第2電極
対32の内の電極32bが配置されている。使用状態は
図7(b)に示すように一方の腕に腕電極部27を巻き
つけ、他方の手にて手電極部28を握る。
【0028】本実施例では、実施例1の定電流印加手段
9の基準電位側に接続された第1の電極対10の電極1
0bにあたる電極が手電極部28の電極31bとして手
のひらの人差し指側に配置されたものであり、それ以外
の同じ構成および、同じ作用効果を果たす部分について
は実施例1と同様であり詳細な説明を省略する。
【0029】上記構成により、手と腕にて人体インピー
ダンスを計測しており、計測の際には腕には腕電極部2
7が巻きつけられ、手で手電極28を握ることとしてい
る。腕の腕電極部27との接触抵抗は、マジックテープ
等の巻きつけ固定部30の巻きつけ方や腕の皮膚の乾燥
度合いによって電極と腕の皮膚表面との接触抵抗が変化
して不安定なものになる。また、人体の汗腺は手のひら
には蜜に分布しているが、腕の表面の汗腺は手のひらに
比べると少なく、腕と腕電極部27との接触抵抗は手の
ひらよりも大きくなる。そこで、人体インピーダンスを
計測する第1の電極対31の内の、定電流印加手段9の
基準電位側に接続されている第1の電極31bを手のひ
ら側に配置することで、人体自身がAC電源部を有した
他の機器などからの電源ハムノイズを受けにくくなり、
人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピーダンスを
測定することができる。
【0030】(実施例4)図8(a)は本発明における
第4の実施例における生体情報測定装置の外観図であ
る。図に示すように本実施例の生体情報測定装置は、一
方の手の指が接触する指電極部33と手電極部34が一
体に構成されている。また、指電極部33の使用者の指
が接触する面には、第1の電極対35の内の電極35a
と、第2電極対36の内の電極36aが配置され、手電
極部34には第1の電極対35の内の電極35bと、第
2電極対36の内の電極36bが配置されている。使用
状態は図8(b)に示すように一方の手の指で指電極部
33をはさみ込み、他方の手にて手電極部34を握った
状態となる。
【0031】本実施例では、実施例1の定電流印加手段
9の基準電位側に接続された第1の電極対10bにあた
る電極が手電極部34の電極35bとして手のひらの人
差し指側に配置されたものであり、それ以外の同じ構成
および、同じ作用効果を果たす部分については実施例1
と同様であり詳細な説明を省略する。
【0032】上記構成にて、一方の手の指と他方の手の
ひらにて人体インピーダンスを計測しており、計測の際
には一方の手の指は指電極部33をはさみ込み、他方の
手のひらで手電極部34を握ることとしている。一方の
手の指と指電極部33との接触抵抗は、一方の手の指の
接触強度(指の挟みこむ力)や指の皮膚の乾燥度合いに
よって電極と手の指の皮膚表面との接触抵抗が変化して
不安定なものになる。また、人体の汗腺は手のひらには
蜜に分布しているが、指の表面の汗腺は手のひらに比べ
ると少なく、また、電極との接触面積も手のひらよりも
小さくなるため、手の指と指電極部33との接触抵抗は
手のひらよりも大きくなる。そこで、人体インピーダン
スを計測する第1の電極対35の内、定電流印加手段9
の基準電位側に接続されている第1の電極35bを手の
ひら側に配置することで、人体自身がAC電源部を有し
た他の機器などからの電源ハムノイズを受けにくくな
り、人体抵抗電位が安定して、正確な人体インピーダン
スを測定することができる。
【0033】(実施例5)図9(a)は本発明における
第5の実施例における生体情報測定装置の外観図であ
る。図に示すように、本発明の生体情報測定装置は一方
の手の指が接触する指電極部37と手首電極部38が一
体に構成されている。また、手首電極部38にはマジッ
クテープ等の巻きつけ固定部39にて使用者の一方の手
首に巻きつけて固定される。また、指電極部37の使用
者の指が接触する面には、第1の電極対40の内の電極
40aと、第2電極対41の内の電極41aが配置され
ている。手首電極部38には第1の電極対40の内の電
極40bと、第2電極対41の内の電極41bが配置さ
れている。使用状態は図9(b)に示すように一方の手
の指で指電極部37をはさみ込み、他方の手首に手首電
極部38を巻きつけた状態となる。
【0034】本実施例では、実施例1の定電流印加手段
9の基準電位側に接続された第1の電極対10bにあた
る電極が指電極部37の電極40aとして手の指側に配
置されたものであり、それ以外の同じ構成および、同じ
作用効果を果たす部分については実施例1と同様であり
詳細な説明を省略する。
【0035】上記構成により、一方の手の指と他方の手
首にて人体インピーダンスを計測しており、計測の際に
は一方の手の指は指電極部37をはさみ込み、他方の手
首には手首電極部38が巻きつけられることとしてい
る。手首の手首電極部38との接触抵抗は、マジックテ
ープ等の巻きつけ固定部39の巻きつけ方や手首の皮膚
の乾燥度合いによって電極と手首の皮膚表面との接触抵
抗が変化して不安定なものになる。また、人体の汗腺は
手のひらには蜜に分布しており、指の表面の汗腺も同じ
く多く分布しているが、手首の皮膚の表面には汗腺分布
が少なく、手首と手首電極部38との接触抵抗は手の指
よりも大きくなる。そこで、人体インピーダンスを計測
する第1の電極対40の内、定電流印加手段9の基準電
位側に接続されている電極40aを手の指側に配置する
ことで、人体自身がAC電源部を有した他の機器などか
らの電源ハムノイズを受けにくくなり、人体抵抗電位が
安定して、正確な人体インピーダンスを測定することが
できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜6に記載の発
明によれば、人体に高周波電流を印加する定電流手段の
基準電位側に接続された第1の電極を人体と第1の電極
対間の接触抵抗が低くなる部位に配置したことで、人体
自身がAC電源部を有した他の機器などからの電源ハム
ノイズを受けにくくなり、人体抵抗電位が安定して、正
確な人体インピーダンスを測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における生体情報測定装置の
構成図
【図2】(a)本発明の実施例1における生体情報測定
装置の電極と手の接続図 (b)本発明の実施例1における生体情報測定装置の電
極と足の接続図
【図3】本発明の実施例1における定電流印加手段の内
部回路図
【図4】本発明の実施例1における計測手段の内部回路
【図5】(a)人体抵抗電位信号の波形図 (b)人体抵抗電位信号に電源ハムノイズが重畳したと
きの波形図
【図6】本発明の実施例2における生体情報計測装置の
外観図
【図7】(a)本発明の実施例3における生体情報計測
装置の外観図 (b)本発明の実施例3における生体情報計測装置と人
体との接続図
【図8】(a)本発明の実施例4における生体情報計測
装置の外観図 (b)本発明の実施例4における生体情報計測装置と人
体との接続図
【図9】(a)本発明の実施例5における生体情報計測
装置の外観図 (b)本発明の実施例5における生体情報計測装置と人
体との接続図
【図10】従来の生体情報測定装置の構成図
【図11】従来の体脂肪率計の外観図
【符号の説明】
9 定電流印加手段 10、25、31、35、40 第1の電極対 11、26、32、36、41 第2の電極対 12 計測手段 13 人体個別情報手段 14 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元治 伸夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永里 洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平野 真 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C027 AA06 CC00 DD05 EE01 EE05 FF02 GG00 KK00 KK01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電位から人体抵抗に応じて印加電圧
    を変えて一定の電流を人体の測定部位間に印加する定電
    流印加手段と、人体の測定部位間に前記定電流印加手段
    により高周波電流を印加する第1の電極対と、この高周
    波電流の身体通電経路内に配置して人体抵抗電位を測定
    する第2の電極対と、前記第1の電極対間に流れる高周
    波電流と前記第2の電極対間の人体抵抗電位により人体
    インピーダンスを計測する計測手段と、人体の個人別情
    報を入力する人体個別情報手段と、前記人体インピーダ
    ンスと前記人体の個人別情報により体脂肪率等の生体情
    報を算出する制御手段とを備え、前記第1の電極対の
    内、定電流印加手段の基準電位側の電極は、人体との接
    触抵抗が低くなる部位に配置することを特徴とした生体
    情報測定装置。
  2. 【請求項2】 第1の電極対は人体の手および足の裏に
    接触する位置に配置され、定電流印加手段の基準電位側
    の電極は足の裏に接触する位置に配置することを特徴と
    した請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 【請求項3】 第1の電極対は人体の手および大腿部に
    接触する位置に配置され、定電流印加手段の基準電位側
    の電極は手に接触する位置に配置することを特徴とした
    請求項1に記載の生体情報測定装置。
  4. 【請求項4】 第1の電極対は人体の手および腕に接触
    する位置に配置され、定電流印加手段の基準電位側の電
    極は手に接触する位置に配置することを特徴とした請求
    項1に記載の生体情報測定装置。
  5. 【請求項5】 第1の電極対は人体の一方の手のひらお
    よび他方の手の指に接触する位置に配置され、定電流印
    加手段の基準電位側の電極は手のひらに接触する位置に
    配置することを特徴とした請求項1に記載の生体情報測
    定装置。
  6. 【請求項6】 第1の電極対は人体の一方の手首および
    他方の手の指に接触する位置に配置され、定電流印加手
    段の基準電位側の電極は手の指に接触する位置に配置す
    ることを特徴とした請求項1に記載の生体情報測定装
    置。
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