JP2003219612A - ステータ組立方法及び同組立装置 - Google Patents

ステータ組立方法及び同組立装置

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JP2003219612A
JP2003219612A JP2002014467A JP2002014467A JP2003219612A JP 2003219612 A JP2003219612 A JP 2003219612A JP 2002014467 A JP2002014467 A JP 2002014467A JP 2002014467 A JP2002014467 A JP 2002014467A JP 2003219612 A JP2003219612 A JP 2003219612A
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holding jig
stator
ring shape
shaped
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JP2002014467A
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Tadashi Nagata
直史 永田
Akihiro Usui
明弘 臼井
Takuro Uemura
拓朗 植村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 分割コア71のヨーク部72をクランプ
するために複数の保持部51・・・(本図では1個のみを
示す)を鎖状に連結した保持治具50と、この保持治具
50の一端に配置することで保持部51・・・を直線的に
並べることのできる直線配列機構20と、保持治具50
の他端に配置することでポール部73の先端を径外方に
向くように保持部51・・・をリング状に並べるととも
に、逆方向に巻き直すことでポール部73の先端を径内
方に向くように保持部51・・・をリング状に並べるリン
グ状配列機構40と、から構成した。 【効果】 分割コアの巻線同士を電気的に接続したまま
ステータの組立を完了することのできる。この結果、ス
テータの組立性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機や電動機に
使用するステータ組立方法及びステータ組立装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ステータ組立装置として、例えば特開平
9−233773号公報「ステータコア組立方法及び装
置」が知られている。上記技術は、同公報の図1及び図
2によれば、放射状に配置した複数の治具13(符号は
公報の符号を流用した)に巻線済みの分割コア1を装着
し、分割コア1をリング状に並べ、可動盤11に取付け
たカム15を基台10に下降させ、カム15の傾斜カム
面15aで治具13の傾斜面13fを押すことで分割コ
ア1同士を縮径するようにラジアル方向に移動し、隣り
合う分割コア1の突起6を隣り合う分割コア1の凹溝7
に圧入し、分割コア1同士をリング状に結合させるステ
ータコア組立装置である。
【0003】すなわち、上記技術は、円弧状のヨーク
と、このヨーク部から径方向内方に延ばしたポール部と
からなるティースを複数枚重ね分割コアを構成し、この
分割コアのポール部に巻線を施し、巻線済みの複数の分
割コアを複数個用意し、これらの巻線済みの複数の分割
コアをリング状に連ねることでステータを組立る技術で
あると言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この技術は、個々に分
割コアに巻線を施して連結するため、分割コアの連結後
巻線同士を電気的に接続する必要が生ずる。一般的に、
巻線同士の接続にはプリント基板や多層にした銅製のブ
スバー等を用いることが多い。しかし、これでは、構成
部品の点数が増加し構造が複雑になるばかりでなく、組
立工数も嵩むばかりである。すなわち、分割コアの巻線
同士を電気的に接続したままステータの組立を完了する
技術が望まれる。
【0005】そこで、本発明の目的は、分割コアの巻線
同士を電気的に接続したままステータの組立を完了する
ことのできるステータ組立方法及びステータ組立装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1のステータ組立方法は、円弧状のヨーク部か
ら略T字形を呈するように直線状のポール部を延ばして
なる分割コアを複数個準備するとともに、ヨーク部を着
脱可能に保持する保持部を所定のピッチで備えてなる鎖
状の保持治具を準備する工程と、一直線にした保持治具
の保持部の各々にヨーク部を保持させ、ポール部を突出
させた状態で並べる工程と、保持治具をリング状にする
ことでポール部の先端を径外方に向けて分割コアをリン
グ状に並べる工程と、ポール部に逐次巻線を施す工程
と、ポール部の先端を径内方に向くように保持治具を逆
方向に巻き直すことで分割コアをリング状に組立てる工
程と、からなることを特徴とする。
【0007】分割コアを複数個準備するとともに鎖状の
保持治具を準備し、一直線にした保持治具の保持部にヨ
ーク部を保持し、保持治具をリング状にすることでポー
ル部の先端を径外方に向けて分割コアをリング状に並
べ、この状態でポール部に逐次巻線を施し、ポール部の
先端を径内方に向くように保持治具を逆方向に巻き直す
ことで分割コアをリング状に組立てるようにした。この
結果、分割コアの巻線同士を電気的に接続したままステ
ータの組立を完了することのできる。
【0008】請求項2は、円弧状のヨーク部から直線状
のポール部を延ばした略T字状の分割コアに巻線を施
し、この巻線済みの分割コアをリング状に並べることで
組立るステータ組立装置において、このステータ組立装
置を、分割コアのヨーク部をクランプするために複数の
保持部を鎖状に連結した保持治具と、この保持治具の一
端に配置することで保持部を直線的に並べることのでき
る直線配列機構と、保持治具の他端に配置することでポ
ール部の先端を径外方に向くように保持部をリング状に
並べるとともに、逆方向に巻き直すことでポール部の先
端を径内方に向くように保持部をリング状に並べるリン
グ状配列機構と、から構成したことを特徴とする。
【0009】直線配列機構で保持治具を直線的に並べた
状態で分割コアのヨーク部をクランプし、リング状配列
機構で保持治具を巻き取ることでポール部の先端を径外
方に向くように分割コアをリング状に並べ、この状態で
ポール部に巻線を施し、直線配列機構で保持治具を直線
的に戻し、リング状配列機構で保持治具を逆方向に巻き
直すことでポール部の先端を径内方に向くようにリング
状に並べ、ステータを組立てる。複数の保持部を鎖状に
連結した保持治具を設け、この保持治具の一端に直線配
列機構を配置し、保持治具の他端にリング状配列機構を
配置することで、分割コアの巻線を連続的に施すことが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るステータ組立装置の平
面図である。ステータ組立装置10は、分割コア71を
保持する保持治具50と、この保持治具50の一端に設
けた直線配列機構20と、保持治具50の他端に設けた
リング状配列機構40と、これらの保持治具50、直線
配列機構20及びリング状配列機構40を載せるベース
11と、から構成した装置であり、一直線にした保持治
具50の保持部51にヨーク部72を保持させ、保持治
具50をリング状にし、この状態でポール部73に巻線
を施し、保持治具50を逆方向に巻き直すことで分割コ
ア71をリング状のステータに組立てるための装置であ
る。
【0011】保持治具50は、分割コア71・・・(・・・は
複数個を示す。以下同じ)をクランプするために複数の
保持部51・・・を鎖状に連結した治具であり、保持部5
1の構造は後述する。
【0012】直線配列機構20は、ベース11から垂直
に延ばしたステー部12に取付けた支持体21と、この
支持体21に渡した一対のガイドレール22,22と、
これらのガイドレール22,22の間に配置するととも
に支持体21に回転可能に取付けた送りねじ23と、こ
の送りねじ23を回転させるために支持体21に配置し
たモータ24と、このモータ24を回転させることで送
りねじ23によりガイドレール22,22上をスライド
させるスライダ25と、このスライダ25の腕部26先
端に回転可能に取付けるとともに保持治具50の一端に
連結する一端側ジョイント27と、鎖状の保持治具50
をガイドするためにステー部12に設けたガイドユニッ
ト28と、からなる。
【0013】ガイドユニット28は、ステー部12に取
付けた取付けブラケット31と、この取付けブラケット
31に固定した支持ホルダ32と、この支持ホルダ32
にスイング自在に取付けることで保持治具50をガイド
する治具ガイド33と、この治具ガイド33を押圧する
押圧ピン34と、この押圧ピン34を支持するためにス
タッド35,35を介して取付けブラケット31に取付
けたピンホルダ36と、これらのピンホルダ36と押圧
ピン34との間に介在させることで治具ガイド33を保
持治具50に押し付ける圧縮ばね37と、からなる。な
お、38は押圧ピン34をスライド自在に支持するため
に取付けブラケット31に開けた孔である。
【0014】図2は本発明に係るステータ組立装置の正
面図である。リング状配列機構40は、ベース11に垂
直に立てた筒体41と、この筒体41にベアリング4
2,42を介して回転可能に取付けた回転軸43と、こ
の回転軸43を正逆回転させるとともに所定の角度に止
めるステップモータ44と、からなる。46,46は保
持治具50を所定の大きさの円弧に巻き付ける鍔部、4
7,47は鍔部46,46の近傍に取付けた連結部、4
8,48は連結部47,47に取付けることで保持治具
50の他端に連結する他端側ジョイントである。
【0015】図3は本発明に係るステータ組立装置の側
面図であり、ステータ組立装置10は、円弧状のヨーク
部72から直線状のポール部73を延ばした略T字状の
分割コア71に巻線を施し、この巻線済みの分割コア7
1をリング状に並べることで組立るステータ組立装置1
0において、このステータ組立装置10を、分割コア7
1のヨーク部72をクランプするために複数の保持部5
1・・・(本図では1個のみを示す)を鎖状に連結した保
持治具50と、この保持治具50の一端に配置すること
で保持部51・・・を直線的に並べることのできる直線配
列機構20と、保持治具50の他端に配置することでポ
ール部73の先端を径外方に向くように保持部51・・・
をリング状に並べるとともに、逆方向に巻き直すことで
ポール部73の先端を径内方に向くように保持部51・・
・をリング状に並べるリング状配列機構40と、から構
成したことを示す。
【0016】以下、保持治具50の保持部51の詳細を
述べる。図4は本発明に係るステータ組立装置の保持治
具の分解斜視図である。保持治具50(図1参照)は、
分割コア71(図1参照)の数だけの保持部51・・・を
鎖状に連結したものであり、保持部51は、略角柱の本
体駒52と、本体駒52の上下にボルト53,53で止
めることで分割コア71をクランプする上下連結駒5
5,56と、からなる。本体駒52は、治具ガイド32
に嵌合させる溝57と、ボルト53,53を捩じ込むめ
ねじ部58,58を備える。
【0017】上連結駒55は、本体部61から段差を付
けて一対の連結腕62,62を延ばし、これらの連結腕
62,62にそれぞれ連結孔63,63を開け、本体部
61に分割コア71の押え部64を形成し、本体部61
にボルト貫通孔65を形成したものであり、連結腕62
は、隣り合う上連結駒55,55同士を連結するために
ピン66、カラー67、ガイドスリーブ68及び止め輪
69を備える。
【0018】下連結駒56は、上連結駒55と略同一構
成の駒であり、同様に隣り合う下連結駒56,56同士
を連結するためにピン66、カラー67、ガイドスリー
ブ68及び止め輪69を備える。なお、ガイドスリーブ
68は、前述したリング状配列機構40(図2参照)で
保持治具50をリング状にするときにときに、回転軸4
3の鍔部46,46の外周に位置決めすることで保持治
具50を一定の曲率の円弧にする役目をなす。
【0019】以下、図5〜図7で分割コア71を直線的
に配列する状態、リング状配列機構40(図1参照)を
正逆に回転させることで分割コア71をリング状に配列
する状態について説明する。ここで、リング状配列機構
40を正逆の向きは、分割コア71のポール部73の先
端が径外方に向くように配列する場合を正転、分割コア
71のポール部73の先端が径内方に向くように配列す
る場合を逆転と定義する。
【0020】図5は本発明に係るステータ組立装置の分
割コアの配列説明図(その1)である。分割コア71
は、円弧状のヨーク部72と、このヨーク部72から略
T字形を呈するように直線状に延ばしたポール部73
と、ヨーク部72の一端に形成する凸部74と、ヨーク
部72の他端に形成する凹部75とからなる。
【0021】ここで、保持治具50に分割コア71をク
ランプするときの理論上の平面的位置関係を説明する。
すなわち、保持部51,51同士を繋ぐピン66,66
の中心に凸部74の先端及び凹部75の根元を一致させ
るようにクランプする。保持部51,51同士を繋ぐピ
ン66の中心に凸部74の先端及び凹部75の根元を一
致させることで、これらの凸部74の先端及び凹部75
の根元を結ぶ軌跡Cは直線にときも円弧にしたときもズ
レを生ずることはない。また、直線にした保持治具50
の保持部51・・・の各々にヨーク部72・・・を保持させる
ことで、保持治具50に分割コア71を保持させやす
い。この結果、保持作業の作業時間の短縮を図ることが
できる。
【0022】図6は本発明に係るステータ組立装置の分
割コアの配列説明図(その2)であり、図1に示すリン
グ状配列機構40を正転(図面矢印方向に回転)させた
ときの分割コア71の向きを示す。ポール部73の先端
を径外方に向くように保持治具50をリング状に並べた
ことを示し、この状態で分割コア71に連続的に巻線を
施す。ポール部73・・・に逐次巻線を施すことで、例え
ば、巻線機を所定の位置に固定して巻線作業を進行する
ことができ、巻線作業を効率よく進めることができる。
【0023】図7は本発明に係るステータ組立装置の分
割コアの配列説明図(その3)であり、図1に示すリン
グ状配列機構40を逆転(図面矢印方向に回転)させた
ときの分割コア71の向きを示す。ポール部73・・・の
先端を径内方に向くように保持治具50をリング状に並
べたことを示し、この状態で分割コア71・・・の組立て
を終了する。すなわち、保持治具50をリング状にする
ことでポール部73・・・の先端が径外方に向くように分
割コア71・・・をリング状に並べ、この状態でポール部
73・・・に逐次巻線を施し、再度、ポール部73・・・の先
端を径内方に向くように保持治具50を逆方向に巻き直
すことで分割コア71・・・をリング状に組立てるように
した。この結果、分割コア71・・・の巻線同士を電気的
に接続したままステータの組立を完了することのでき
る。
【0024】以上に述べたステータ組立装置10の作用
を次に説明する。図8(a)〜(c)は本発明に係るス
テータ組立装置の作用説明図(その1)である。 (a)において、ステータ組立装置10の初期状態の姿
を示し、鎖状の保持治具50は直線状態である。 (b)において、直線状態の保持治具50の保持部51
・・・に分割コア71・・・のヨーク部72・・・矢印・・・の如
くそれぞれをクランプする。 (c)において、リング状配列機構40を矢印の如く
正転させるとともに、直線配列機構20を矢印の如く
移動させ、保持治具50を回転軸43に巻き付ける。
【0025】図9(a)〜(c)は本発明に係るステー
タ組立装置の作用説明図(その2)である。 (a)において、さらに、リング状配列機構40を回転
させ、保持治具50の巻き付けを完了する。すなわち、
保持治具50をリング状にすることでポール部73・・・
の先端を径外方に向けて分割コア71・・・をリング状に
並べたことを示す。 (b)において、ポール部73・・・の先端を径外方に向
けて分割コア71・・・をリング状に並べた状態で、逐
次、ポール部73・・・に巻線76・・・を施す。 (c)において、直線配列機構20を矢印の如く移動
させ、リング状配列機構40を矢印の如く回転させ、
巻線済みの分割コア71・・・を直線に戻す。
【0026】図10(a),(b)は本発明に係るステ
ータ組立装置の作用説明図(その3)である。 (a)において、リング状配列機構40を矢印の如く
逆転させ、直線配列機構20を矢印の如く移動させ、
保持治具50を、再度、回転軸43に巻き付ける。 (b)において、ポール部73・・・の先端を径内方に向
くように保持治具50を逆方向に巻き直すことで分割コ
ア71・・・をリング状に配置し、ステータ70の組立を
完了する。
【0027】すなわち、分割コア71の巻線76・・・同
士を電気的に接続したままステータ70の組立を完了す
ることのできるとすれば好ましいことである。そこで、
分割コア71を複数個準備するとともに鎖状の保持治具
50を準備し、一直線にした保持治具50の保持部51
・・・にヨーク部72・・・を保持させ、保持治具50をリン
グ状にし、この状態でポール部73・・・に巻線76・・・を
施し、保持治具50を逆方向に巻き直すことで分割コア
71・・・をリング状に組立てるようにした。この結果、
分割コア71・・・の巻線同士を電気的に接続したままス
テータ70の組立を完了することのできる。
【0028】例えば、個々に分割コアに巻線を施して連
結する場合に必要なプリント基板や多層にした銅製のブ
スバー等を廃止することができる。この結果、ステータ
70の信頼性の向上を図ることができるとともに、ステ
ータ70のコストの低減を図ることができる。
【0029】一直線にした保持治具50の保持部51・・
・の各々にヨーク部72(図8参照)を保持させること
で、保持治具50に分割コア71・・・を保持させるとき
の作業性の向上を図ることができる。この結果、保持作
業の作業時間の短縮を図ることができる。保持治具50
をリング状にすることでポール部73・・・の先端を径外
方に向けて分割コア71・・・をリング状に並べ、ポール
部73・・・に逐次巻線を施すことで、例えば、巻線機を
所定の位置に固定して巻線作業を進行することができ、
巻線作業を効率よく進めることができる。
【0030】図11は本発明に係るステータ組立方法の
フロー図である(符号は図1参照)。なお、ST××は
ステップ番号を示す。 ST01:円弧状のヨーク部72から略T字形を呈する
ように直線状のポール部73を延ばしてなる分割コア7
1を複数個準備するとともに、ヨーク部72を着脱可能
に保持する保持部51を所定のピッチで備えてなる鎖状
の保持治具50を準備する。 ST02:一直線にした保持治具50の保持部51の各
々にヨーク部72を保持させ、ポール部73を突出させ
た状態で並べる。
【0031】ST03:保持治具50をリング状にする
ことでポール部73の先端を外方に向けて分割コア71
をリング状に並べる。 ST04:ポール部73に逐次巻線を施す。 ST05:保持治具50を直線状に戻すことで巻線済み
の分割コア71を直線状に並べる。 ST06:ポール部73の先端を径内方に向くように保
持治具50を逆方向に巻き直すことで分割コア71をリ
ング状に組立てる。
【0032】本発明に係るステータ組立方法は、円弧状
のヨーク部72から略T字形を呈するように直線状のポ
ール部73を延ばしてなる分割コア71を複数個準備す
るとともに、ヨーク部72を着脱可能に保持する保持部
51を所定のピッチで備えてなる鎖状の保持治具50を
準備する工程と、一直線にした保持治具50の保持部5
1の各々にヨーク部72を保持させ、ポール部73を突
出させた状態で並べる工程と、保持治具50をリング状
にすることでポール部73の先端を径外方に向けて分割
コア71をリング状に並べる工程と、ポール部73に逐
次巻線を施す工程と、ポール部73の先端を径内方に向
くように保持治具50を逆方向に巻き直すことで分割コ
ア71をリング状に組立てる工程と、から構成したもの
であると言える。
【0033】分割コア71の巻線同士を電気的に接続し
たままステータ70(図10参照)の組立を完了するこ
とのできるとすれば好ましいことである。そこで、分割
コア71を複数個準備するとともに鎖状の保持治具50
を準備し、一直線にした保持治具50の保持部51にヨ
ーク部72を保持させ、保持治具50をリング状にする
ことでポール部73の先端を径外方に向けて分割コア7
1をリング状に並べ、この状態でポール部73に逐次巻
線を施し、ポール部73の先端を径内方に向くように保
持治具50を逆方向に巻き直すことで分割コア71をリ
ング状に組立てるようにした。この結果、分割コア71
の巻線同士を電気的に接続したままステータ70(図1
0参照)の組立を完了することのできる。すなわち、ス
テータの組立性の向上を図ることができる。
【0034】一直線にした保持治具50の保持部51の
各々にヨーク部72を保持させることで、保持治具50
に分割コア71を保持させるときの作業性の向上を図る
ことができる。この結果、保持作業の作業時間の短縮を
図ることができる。
【0035】保持治具50をリング状にすることでポー
ル部73の先端を径外方に向けて分割コア71をリング
状に並べ、ポール部73に逐次巻線を施すことで、例え
ば、巻線機を所定の位置に固定して巻線作業を進行する
ことができ、巻線作業を効率よく進めることができる。
【0036】尚、実施の形態では図1に示すように、保
持治具50の保持部51を9個用意したが、これに限る
ものではなく、保持部はステータに組立る分割コアの数
だけあればよい。
【0037】また、実施の形態では図5に示すように、
保持部51,51同士を繋ぐピン66,66の中心に凸
部74の先端及び凹部75の根元を一致させるようにク
ランプする。保持部51,51同士を繋ぐピン66の中
心に凸部74の先端及び凹部75の根元を一致させるこ
とで、これらの凸部74の先端及び凹部75の根元を結
ぶ軌跡Cを一致させたが、必ずしも一致させる必要はな
く、例えば、保持部をリング状にしたときの軌跡よりも
ポール部を径内方に向けて組立たときの分割コアの凸部
先端と凹部根元を結ぶ軌跡が小さく設定する場合は直線
状で分割コア同士に所定のクリアランスを持たせればよ
い。このことで、分割コアをポール部を径外方に向けて
リング状にしたときには分割コア同士の間隔が大きくな
り、巻線を施しやすくなる。
【0038】さらに、実施の形態では図1に示すよう
に、直線配列機構20の駆動源としてモータ24及び送
りねじ23(ボールねじ)を用いたが、これに限るもの
ではなく、駆動源として空気圧又は油圧で駆動するシリ
ンダを用いてもよい。例えば、駆動源としてエアシリン
ダを用いることで、分割コア(又は保持治具)をリング
状に配列する際に、若しくは直線状に配列りする際に、
エアーを供給するだけでよい。従って、特別な制御を必
要とせず直線配列機構の簡素化を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、一直線にした保持治具の保持部の
各々にヨーク部を保持させ、ポール部を突出させた状態
で並べる工程と、保持治具をリング状にすることでポー
ル部の先端を径外方に向けて分割コアをリング状に並べ
る工程と、ポール部に逐次巻線を施す工程と、ポール部
の先端を径内方に向くように保持治具を逆方向に巻き直
すことで分割コアをリング状に組立てる工程を設けるた
ので、分割コアの巻線同士を電気的に接続したままステ
ータの組立を完了することのできる。この結果、ステー
タの組立性の向上を図ることができる。
【0040】請求項2は、分割コアのヨーク部をクラン
プするために複数の保持部を鎖状に連結した保持治具
と、この保持治具の一端に配置することで保持部を直線
的に並べることのできる直線配列機構と、保持治具の他
端に配置することでポール部の先端を径外方に向くよう
に保持部をリング状に並べるとともに、逆方向に巻き直
すことでポール部の先端を径内方に向くように保持部を
リング状に並べるリング状配列機構とを設けたので、分
割コアの巻線を連続的に施すことができる。例えば、個
々に分割コアに巻線を施して連結する場合に必要なプリ
ント基板や多層にした銅製のブスバー等を廃止すること
ができる。この結果、ステータの信頼性の向上を図るこ
とができるとともに、ステータのコストの低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステータ組立装置の平面図
【図2】本発明に係るステータ組立装置の正面図
【図3】本発明に係るステータ組立装置の側面図
【図4】本発明に係るステータ組立装置の保持治具の分
解斜視図
【図5】本発明に係るステータ組立装置の分割コアの配
列説明図(その1)
【図6】本発明に係るステータ組立装置の分割コアの配
列説明図(その2)
【図7】本発明に係るステータ組立装置の分割コアの配
列説明図(その3)
【図8】本発明に係るステータ組立装置の作用説明図
(その1)
【図9】本発明に係るステータ組立装置の作用説明図
(その2)
【図10】本発明に係るステータ組立装置の作用説明図
(その3)
【図11】本発明に係るステータ組立方法のフロー図
【符号の説明】
10…ステータ組立装置、20…直線配列機構、40…
リング状配列機構、50…保持治具、51…保持部、7
1…分割コア、72…ヨーク部、73…ポール部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植村 拓朗 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AE00 5H615 AA01 BB01 BB02 PP01 PP10 PP13 QQ19 SS11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧状のヨーク部から略T字形を呈する
    ように直線状のポール部を延ばしてなる分割コアを複数
    個準備するとともに、前記ヨーク部を着脱可能に保持す
    る保持部を所定のピッチで備えてなる鎖状の保持治具を
    準備する工程と、 一直線にした保持治具の保持部の各々に前記ヨーク部を
    保持させ、前記ポール部を突出させた状態で並べる工程
    と、 前記保持治具をリング状にすることで前記ポール部の先
    端を径外方に向けて前記分割コアをリング状に並べる工
    程と、 前記ポール部に逐次巻線を施す工程と、 前記ポール部の先端を径内方に向くように前記保持治具
    を逆方向に巻き直すことで前記分割コアをリング状に組
    立てる工程と、からなるステータ組立方法。
  2. 【請求項2】 円弧状のヨーク部から直線状のポール部
    を延ばした略T字状の分割コアに巻線を施し、この巻線
    済みの分割コアをリング状に並べることで組立るステー
    タ組立装置において、 このステータ組立装置は、前記分割コアのヨーク部をク
    ランプするために複数の保持部を鎖状に連結した保持治
    具と、この保持治具の一端に配置することで前記保持部
    を直線的に並べることのできる直線配列機構と、前記保
    持治具の他端に配置することで前記ポール部の先端を径
    外方に向くように前記保持部をリング状に並べるととも
    に、逆方向に巻き直すことで前記ポール部の先端を径内
    方に向くように前記保持部をリング状に並べるリング状
    配列機構と、からなることを特徴とするステータ組立装
    置。
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