JP2003219504A - 電気車の駆動制御方法および制御装置 - Google Patents
電気車の駆動制御方法および制御装置Info
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- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Abstract
こと。 【解決手段】直流を任意の周波数の交流に変換するVV
VFインバータ1と、VVVFインバータ1の直流側に接
続されたフィルタコンデンサ3と、VVVFインバータ1
の交流側に接続された電気車用の電動機2とから主回路
を構成し、VVVFインバータ1の出力電圧指令とVV
VFインバータ1の出力電流とから電動機2の回転速度を
推定して速度推定値を得る速度推定手段9を備え、速度
推定手段9により得られた速度推定値に基づいてVVV
Fインバータ1を制御することで、電動機2の駆動制御を
行なう電気車の駆動制御装置において、速度推定手段9
により得られた速度推定値が異常な値に収束したことを
検出する速度異常検出手段10と、速度異常検出手段10に
より速度推定値が異常な値に収束していると判定された
場合に、VVVFインバータ1を停止させる保護手段11
とを備える。
Description
ずに可変電圧可変周波数インバータ(以下、VVVFイ
ンバータと称する)により電動機を駆動する電気車の駆
動制御方法および制御装置に係り、特に過電流や温度上
昇、車両推力の低下を抑制できるようにした電気車の駆
動制御方法および制御装置に関するものである。
気車用の電動機の回転速度を検出する速度検出器が備え
られ、当該速度検出器により検出された速度に基づいて
制御が行なわれている。
えた電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロック
図である。
装置の構成例を示している。
グラフ4で集電される。
して、フィルタリアクトル6およびフィルタコンデンサ
3が接続されている。
Fインバータ1の直流側が接続されており、またVVV
Fインバータ1の交流側には、電気車用の誘導電動機2
が接続されて駆動される。
機2との間には、誘導電動機2に流れる電流を検出する
電流検出器19が設けられている。
御部7、およびベクトル制御部8により制御される。
術ではあるが、以下に簡単にその概要について説明す
る。
を示す図である。
b軸静止座標系、dq軸回転座標系と出力電圧の関係を
示している。
座標系d軸までの位相角がθdqであり、静止座標系a軸
から出力電圧までの位相角がθである。
と2次磁束が一致する状態である。
令TMRefに基づいて、d軸(励磁)電流指令IdRefとq軸
(トルク)電流指令IqRefとが算出される。
2次側自己インダクタンス、p:極対数、φ2Ref:2次
磁束指令である。
は、電流検出器19によりそれぞれ検出されて、ベクト
ル制御部8に入力される。
基づいて、d軸(励磁)電流Idとq軸(トルク)電流
Iqとが分離生成される。
するように、PI制御器により、d軸電圧指令VdRefが
補正される。
するように、PI制御器により、q軸電圧指令VqRefが
補正される。
誘起電圧を補償するフィードフォワード項である。
ス、σ:漏れ係数(=1−M・M/L1/L2)、Kp:
比例ゲイン、Ki:積分ゲインである。
指令VuRef,VvRef,VwRefへと変換されて、ベクトル制
御部8から出力される。
f,VvRef,VwRefを入力とし、VVVFインバータ1内
のスイッチング素子へのゲート指令が生成出力される。
個々ではその詳細な説明については省略する。
される。
応じて然るべきゲート指令が出力される。
オフとし、スイッチング素子が閉とされる。
られ、ロータ回転速度Frが検出される。
流指令IdRefとq軸(トルク)電流指令IqRefとに基づい
て算出される。
ンダクタンスである。
は、次式で演算される。
積分することで、静止座標系のa軸から回転座標系のd
軸までの位相角θdqが算出される。
例であり、良好な過渡応答と高精度な定常特性を得るこ
とができる。
うな従来の電気車の駆動制御装置においては、速度検出
器22は、誘導電動機2の回転軸上に備えられている。
導電動機2の大きさに制約を与えるため、大出力な誘導
電動機2を備えることが困難である。
線と共に機器内を引き回されることで、ノイズ等の重畳
に起因する検出速度の擾乱が生じ、出力トルクに悪影響
を及ぼす。
取り扱いが作業効率を低下させる等の課題がある。
出された速度を用いずに、速度を推定する電気車の駆動
制御装置の出現が望まれている。
電気車の駆動制御装置においては、推定された速度が真
の速度とほぼ一致することが不可欠である。そして、こ
の推定された速度値が真値より大きく異なる値に収束し
ている場合には、すべり周波数が過大となり、主磁束量
の低下が生じる。
定の値よりも低下した状態で動作継続を行なう場合に
は、過電流やそれに伴なう温度上昇等が生じることがあ
る。
て、車両の加減速度が減少することもある。
場合、目標とする動作点へ引き込まれることもあるが、
この場合、過渡的に大きなトルク変動が生じて乗り心地
が劣化する等、電気車の駆動制御装置としては望ましい
ものではない。
VVFインバータにより電動機を駆動する電気車の駆動
制御方法および駆動制御装置において、速度推定値が異
常な値に収束した場合に、過電流や温度上昇を抑制し、
計画した車両の加減速度と実際の加減速度との差異を低
減して車両推力の低下を抑制することで所定の車両加速
性能を確保することが可能な電気車の駆動制御方法およ
び制御装置を提供することにある。
めに、請求項1に対応する発明では、直流を任意の周波
数の交流に変換するVVVFインバータと、VVVFイ
ンバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、
VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される電
気車用の電動機とから主回路を構成し、VVVFインバ
ータの出力電圧指令とVVVFインバータの出力電流と
から電動機の回転速度を推定して速度推定値を得、当該
速度推定値に基づいてVVVFインバータを制御するこ
とにより、電動機の駆動制御を行なう電気車の駆動制御
方法において、速度推定値が異常な値に収束した場合に
は、保護動作によりVVVFインバータを停止させるよ
うにしている。
の駆動制御方法においては、速度推定値が異常な値に収
束した場合に、保護動作によってVVVFインバータを
停止させることにより、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することができる。
を任意の周波数の交流に変換するVVVFインバータ
と、VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタ
コンデンサと、VVVFインバータの交流側に接続され
て駆動される電気車用の電動機とから主回路を構成し、
VVVFインバータの出力電圧指令とVVVFインバー
タの出力電流とから電動機の回転速度を推定して速度推
定値を得る速度推定手段を備え、速度推定手段により得
られた速度推定値に基づいてVVVFインバータを制御
することにより、電動機の駆動制御を行なう電気車の駆
動制御装置において、速度推定手段により得られた速度
推定値が異常な値に収束したことを検出する速度異常検
出手段と、速度異常検出手段により速度推定値が異常な
値に収束していると判定された場合に、VVVFインバ
ータを停止させる保護手段とを備えている。
の駆動制御装置においては、速度推定値が異常な値に収
束していることを判定し、異常な収束を示した場合に、
保護動作によってVVVFインバータを停止させること
により、平均トルクの低下や過電流、温度上昇、トルク
急変等の問題を回避することができる。
請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置におい
て、速度異常検出手段としては、電気車の一編成中に有
する外部の速度情報に基づいて、速度推定値が異常な値
に収束したことを検出する手段を備えている。
の駆動制御装置においては、電気車の駆動制御装置のた
めに備える速度検出器でなく、その他の電気車制御に必
要であり、そのために備える速度情報を取り込んで速度
推定値と比較することで、速度推定値が異常な値に収束
していることを判定し、異常な収束を示した場合に、保
護動作によってVVVFインバータを停止させることに
より、平均トルクの低下や過電流、温度上昇、トルク急
変等の問題を回避することができる。さらに、電気車編
成中に存在する速度検出器の速度情報と比較することに
より、異常検出精度が向上し、システムの信頼性を向上
することができる。
請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置におい
て、速度異常検出手段としては、電気車以外の他の電気
車の駆動制御装置により得られた速度推定値に基づい
て、当該速度推定値が異常な値に収束したことを検出す
る手段を備えている。
の駆動制御装置においては、他の1つ以上の電気車の駆
動制御装置と速度推定値を比較することで、自身で推定
した速度値が異常な値に収束したことを判定し、異常な
収束を示した場合に、保護動作によってVVVFインバ
ータを停止させることにより、平均トルクの低下や過電
流、温度上昇、トルク急変等の問題を回避することがで
きる。この場合、通常、同一の制御ユニット内部での実
現が可能であり、特別なハードやソフトを付加すること
なく、容易に実現することができる。
記請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置にお
いて、速度異常検出手段としては、電動機のインピーダ
ンスを逐次演算するインピーダンス演算手段と、インピ
ーダンス演算手段により演算された電動機のインピーダ
ンスに基づいて、速度推定値が異常な値に収束したこと
を検出する手段とを備えている。
の駆動制御装置においては、逐次演算される電動機のイ
ンピーダンスを、健全時のインピーダンスである電動機
のインピーダンス基準と比較し、その誤差率が大きい場
合に、速度推定値が異常な値に収束したことを判定し、
異常な収束を示した場合に、保護動作によってVVVF
インバータを停止させることにより、平均トルクの低下
や過電流、温度上昇、トルク急変等の問題を回避するこ
とができる。
請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置におい
て、速度異常検出手段としては、電動機の有効電力を逐
次演算する有効電力演算手段と、有効電力演算手段によ
り演算された電動機の有効電力に基づいて、速度推定値
が異常な値に収束したことを検出する手段とを備えてい
る。
の駆動制御装置においては、逐次演算される電動機の有
効電力を、健全状態を想定した電動機の有効電力基準と
比較し、その誤差が大きい場合に、速度推定値が異常な
値に収束したことを判定し、異常な収束を示した場合
に、保護動作によってVVVFインバータを停止させる
ことにより、平均トルクの低下や過電流、温度上昇、ト
ルク急変等の問題を回避することができる。
請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置におい
て、速度異常検出手段としては、電動機の出力トルクを
逐次演算するトルク演算手段と、トルク演算手段により
演算された電動機の出力トルクに基づいて、速度推定値
が異常な値に収束したことを検出する手段とを備えてい
る。
の駆動制御装置においては、逐次演算される電動機の出
力トルクをトルク指令と比較し、その誤差が大きい場合
に、速度推定値が異常な値に収束したことを判定し、異
常な収束を示した場合に、保護動作によってVVVFイ
ンバータを停止させることにより、平均トルクの低下や
過電流、温度上昇、トルク急変等の問題を回避すること
ができる。
記請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置にお
いて、速度異常検出手段としては、VVVFインバータ
への直流入力側の電流値を検出する電流検出手段と、電
流検出手段により検出された電流値に基づいて、速度推
定値が異常な値に収束したことを検出する手段とを備え
ている。
の駆動制御装置においては、検出されたVVVFインバ
ータへの直流入力側の電流値を、健全状態を想定した電
流基準値と比較し、その誤差が大きい場合に、速度推定
値が異常な値に収束したことを判定し、異常な収束を示
した場合に、保護動作によってVVVFインバータを停
止させることにより、平均トルクの低下や過電流、温度
上昇、トルク急変等の問題を回避することができる。
請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置におい
て、速度異常検出手段としては、電動機の誘起電圧を演
算する誘起電圧演算手段と、誘起電圧演算手段により演
算された電動機の誘起電圧に基づいて、速度推定値が異
常な値に収束したことを検出する手段とを備えている。
の駆動制御装置においては、逐次演算される電動機の誘
起電圧の大きさを、健全状態を想定した電動機の誘起電
圧基準と比較し、その誤差率が大きい場合に、速度推定
値が異常な値に収束したことを判定し、異常な収束を示
した場合に、保護動作によってVVVFインバータを停
止させることにより、平均トルクの低下や過電流、温度
上昇、トルク急変等の問題を回避することができる。
記請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置にお
いて、速度異常検出手段としては、電動機の磁束量を演
算する磁束演算手段と、磁束演算手段により演算された
電動機の磁束量に基づいて、速度推定値が異常な値に収
束したことを検出する手段とを備えている。
車の駆動制御装置においては、逐次演算される2電動機
の次磁束の大きさを2次磁束指令と比較し、その誤差が
大きい場合に、速度推定値が異常な値に収束したことを
判定し、異常な収束を示した場合に、保護動作によって
VVVFインバータを停止させることにより、平均トル
クの低下や過電流、温度上昇、トルク急変等の問題を回
避することができる。
上記請求項2に対応する発明の電気車の駆動制御装置に
おいて、速度異常検出手段としては、電動機の1次イン
ダクタンスを演算する1次インダクタンス演算手段と、
1次インダクタンス演算手段により演算された電動機の
1次インダクタンスに基づいて、速度推定値が異常な値
に収束したことを検出する手段とを備えている。
車の駆動制御装置においては、逐次演算される電動機の
1次インダクタンスの大きさを1次インダクタンス基準
と比較し、その誤差が大きい場合に、速度推定値が異常
な値に収束したことを判定し、異常な収束を示した場合
に、保護動作によってVVVFインバータを停止させる
ことにより、平均トルクの低下や過電流、温度上昇、ト
ルク急変等の問題を回避することができる。
て図面を参照して詳細に説明する。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図10と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。
動制御装置は、図1に示すように、前記図10に、速度
推定部9と、速度異常検出部10と、保護手段であるア
ンド回路11とを付加した構成としている。
1の出力電圧指令と、前記電流検出器19により検出さ
れるVVVFインバータ1の出力電流とから、前記誘導
電動機2の回転速度を推定して速度推定値を得る。
り得られた速度推定値が異常な値に収束したことを検出
する。
成中に有する外部の速度情報に基づいて、上記速度推定
値が異常な値に収束したことを検出する。
より速度推定値が異常な値に収束していると判定された
場合に、VVVFインバータ1を停止させる。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
前記図11にて説明した従来技術と同一である。
ルク指令TMRefに基づき、d軸(励磁)電流指令IdRef、
q軸(トルク)電流指令IqRef、d軸(励磁)電流Id、
q軸(トルク)電流Iq、d軸電圧指令VdRef、q軸電圧
指令VqRef、3相電圧指令VuRef,VvRef,VwRefを演算
する。
ω1の演算、およびロータ速度の推定を行なう。
タ速度を推定する方式としては、各種の方式があるが、
一例として、ここでは誘起電圧に基づく方式について説
明する。
W相電流Iwは、電流検出器19によりそれぞれ検出さ
れ、前記(2)式により、d軸(励磁)電流Idとq軸
(トルク)電流Iqとが演算される。
御部8からの出力であるd軸電圧指令VdRefとq軸電圧
指令VqRefに基づき、d軸誘起電圧Edとq軸誘起電圧E
qが算出される。
磁束が一致する状態であり、この時、d軸誘起電圧Ed
は零となる。
d軸と2次磁束が一致していない軸ずれ状態を表わして
いる。
は、次式で決定される。
軸ずれ補正項である。
は、次式で演算される。
(5)式で演算される。
制御装置以外の機器に必要とされる外部の速度信号を速
度基準ωR*として入力し、これを速度推定値ωRhと比較
することで、速度推定値ωRhが異常な値に収束している
ことを検出する。
Rhとの偏差の絶対値が所定値αを超過した場合には、速
度推定異常と判定する。
力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
動作となる。
となり、ゲート指令GsT=0となる。
VVFインバータ1の全スイッチング素子へのゲートが
オフとなる。
ることができる。
Fインバータ1の周波数を調整する本実施の形態の構成
では、推定した速度が異常な値に収束する可能性があ
る。
比べて、過大なすべり周波数を与えることとなり、トル
クの低下や過電流、温度上昇等の問題が生じる。
(9)式の軸ずれ補償項の作用により、目標とする動作
点へ引き込まれる場合もあるが、この場合、過渡的に大
きな推力変動が生じて乗り心地が劣化する等、電気車の
駆動制御装置としては望ましくない。
速度信号を速度基準として取り込み、速度推定値と比較
することで、速度推定値が異常な値に収束していること
を判定することができる。
ンバータ1を保護動作により停止させることで、トルク
の低下や過電流、温度上昇、トルク急変等の問題を回避
することが可能である。
要とされない。
信号と比較するため、異常検知精度が向上し、システム
の信頼性を向上することができる。
報とは、本来、電気車の駆動制御装置に使用する目的で
はなく、他の機器で必要とされるために備わる速度情報
の全てを含むものである。
の速度メータやモニタ機器、閉じめ保安装置のために備
えられる速度検出器、あるいは自動列車制御装置AT
C、自動列車停止装置ATS、自動列車運転装置AT
O、速度段リレー回路等から得られる速度情報等により
構成することが可能である。
動制御装置を例として示しているが、同様に、他の電動
機に適用した場合も同様の作用効果を得ることができ
る。
磁石同期電動機(PMSM)、永久磁石リラクタンス電
動機(PRM)、シンクロナスリラクタンス電動機(S
yRM)等がある。
りゲートを停止した場合、電気的な推力は得られないこ
ともある。すなわち、力行中の場合、加速しない。ブレ
ーキ中では、電気ブレーキが出力されない分、機械的ブ
レーキが動作し、所定の減速度は確保されるが、エネル
ギー効率やブレーキシューの磨耗等の点より望ましいも
のとは言い難い。
場合、再度、VVVFインバータ1の再起動を行なう方
が望ましい場合も多い。
車の駆動制御装置では、速度推定値が異常な値に収束し
ていることを判定し、異常な収束を示した場合に、保護
動作によってVVVFインバータ1を停止させることに
より、平均トルクの低下や過電流、温度上昇、トルク急
変等の問題を回避することが可能となる。
態による電気車の駆動制御装置の概略要部構成例を示す
ブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ
述べる。
動制御装置は、図2に示すように、前記図1における速
度異常検出部10として、本電気車以外の他の電気車の
駆動制御装置により得られた速度推定値に基づいて、速
度推定値が異常な値に収束したことを検出する構成とし
ている。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
速度推定部9で推定された誘導電動機2の回転速度ωRh
が入力される。
装置から同様に推定される別の誘導電動機の速度推定値
ωRh2、ωRh3、ωRh4が入力される。
値ωRh、ωRh2、ωRh3、ωRh4に基づき、自身の速度推
定値ωRhが異常であるか否かを判定する。
て算出する。
の収束値の異常を判定する基準は、前記(11)式と同
様である。
の駆動制御装置と速度推定値を比較することで、自身で
推定した速度が、異常な値に収束したことを判定する。
各誘導電動機の回転速度は、車輪径の差や空転・滑走と
いった条件で若干の差異を示すが、概ね車両速度(を各
電動機の回転速度に換算したもの)に一致している。
された速度に比べて大きな差異がある場合には、速度推
定値の異常であると判定できる。
の効果を得ることができる。
機が備えられており、各誘導電動機を1台のVVVFイ
ンバータで駆動制御する個別制御方式という駆動方式が
ある。この個別駆動方式の場合、各々の誘導電動機を駆
動する4つの駆動制御装置を合わせて、1つの制御ユニ
ットとして構成することが通例である。
各々の速度推定値をやりとりすることは、特別なハード
やソフトを付加することなく、容易に実現することが可
能である。
駆動制御装置が自身の速度推定異常を判定するようにし
ているが、速度異常検出部10は、複数の電気車の駆動
制御装置で共有し、いずれかの電気車の駆動制御装置が
速度推定異常であることを判定するように構成してもよ
い。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図3に示すように、前記図1に、インピ
ーダンス演算部12と、インピーダンス基準演算部13
とを付加した構成としている。
2のインピーダンスを逐次演算する。
定値が正常に収束している健全状態での誘導電動機2の
インピーダンス基準を演算する。
算部12により演算された誘導電動機2のインピーダン
スと、インピーダンス基準演算部13により演算された
誘導電動機2のインピーダンス基準とに基づいて、前記
速度推定値が異常な値に収束したことを検出する。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
には、電流検出器19により検出された相電流Iu,Iw
と、ベクトル制御部8からの出力であるdq軸電圧指令
VdRef,VqRefとが入力され、誘導電動機2のインピーダ
ンスZが算出される。
d,Iqは、前記(2)式で演算される。
1は、次式で演算される。
ルの大きさV1Refは、次式で演算される。
座標系上の電流ベクトルの大きさI1と電圧指令ベクト
ルの大きさV1Refとから、次式で算出される。
推定値ωRhが入力される。
ωRhが正常に収束している健全状態での誘導電動機2の
インピーダンスを表わすものとして、あらかじめ関数化
しておくことが望ましい。
ピーダンスZとインピーダンス基準Z*とが入力され、
双方を比較することで、速度推定値が異常な値に収束し
ていることが検出される。
するインピーダンスZの比率を演算し、この比率が下限
値αと上限βとの間に無い場合には、速度推定値異常と
判定される。
出力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
状態での誘導電動機2のインピーダンスは、出力トルク
に応じて数倍の変化を示す。
く行なう場合、(16)式に示したインピーダンス基準
は、速度推定値のみならず、トルク指令TMRef(あるい
はそれに準ずるトルク電流指令IqRefやトルク電流Iq)
の関数として与えることが望ましい。
モータパラメータと各指令値に基づき、インピーダンス
基準Z*を逐次演算することも可能である。
動機2のインピーダンスを、健全時のインピーダンスで
あるインピーダンス基準と比較し、その誤差率が大きい
場合に、速度推定値異常(FED=0)と判定する。
過大となっていることと等価である。
波数とロータ周波数とが一致している状態で極大とな
る。このため、すべりが過大である状態では、インピー
ダンスが低下する。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図4に示すように、前記図1に、有効電
力演算部14と、有効電力基準演算部15とを付加した
構成としている。
効電力を逐次演算する。
正常に収束している健全状態での誘導電動機2の有効電
力基準を演算する。
4により演算された誘導電動機2の有効電力と、有効電
力基準演算部15により演算された誘導電動機2の有効
電力基準とに基づいて、前記速度推定値が異常な値に収
束したことを検出する。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
電流検出器19により検出された相電流Iu,Iwと、ベ
クトル制御部8からの出力であるdq軸電圧指令VdRef,
VqRefとが入力され、VVVFインバータ1から出力さ
れる有効電力Pが算出される。
d,Iqは、前記(2)式により演算される。
ンバータ1の1次周波数ω1が入力される。
軸電圧基準Vd*、Vq*が、次式により算出される。
ンダクタンス、σ:漏れ係数(=1−M×M/L1/L
2)、だだし、M:相互インダクタンス、L2:2次側
自己インダクタンスである。
る。
式により逐次演算するのでなく、あらかじめ1次周波数
ω1とトルク指令TMRef(あるいはそれに準ずるトルク電
流指令IqRefやトルク電流)の関数として、次式により
定義するようにしておいてもよい。
電力Pと有効電力基準P*とが入力され、双方を比較す
ることで、速度推定値が異常な値に収束していることが
検出される。
Pとの偏差を演算し、この偏差が下限値αと上限βとの
間にない場合には、速度推定値異常と判定される。
出力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
動機2の有効電力を、健全状態を想定した有効電力基準
と比較し、その偏差が大きい場合に、速度推定値異常
(FED=0)と判定する。
過大となっていることと等価であるが、この場合、主磁
束が低下した状態となる。このため、所望なトルクが出
力されず、有効電力の低下となって現われる。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図5に示すように、前記図1に、トルク
演算部16を付加した構成としている。
トルクを逐次演算する。
により演算された誘導電動機2の出力トルクとトルク指
令とに基づいて、速度推定値が異常な値に収束したこと
を検出する。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
流検出器19により検出された相電流Iu,Iwと、ベク
トル制御部8からの出力であるdq軸電圧指令VdRef,Vq
Refとが入力される。
Pは、前記(19)式により演算される。
R1と2次抵抗R2で消費される電力を差し引くことで、
その概算を求めることができる。
には、次式により算出することができる。
は、速度推定値ωRhを用いて、次式により演算される。
トルクTMhとトルク指令TMRefとが入力され、双方を比
較することで、速度推定値が異常な値に収束しているこ
とが検出される。
クTMhとの偏差を演算し、この偏差が下限値αと上限
βとの間にない場合には、速度推定値異常と判定され
る。
出力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
ルクを、トルク指令と比較し、その偏差が大きい場合
に、速度推定値異常(FED=0)と判定する。
過大となっていることと等価であり、主磁束が低下した
状態である。このため、所望なトルクが出力されない。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
るようにしているが、トルクメータを誘導電動機2に備
えて、このトルクメータで検出された値に基づいて、速
度推定値の異常を判定するようにしても、同様の作用効
果を得ることができる。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図6に示すように、前記図1に、FL電
流基準演算部17と、電流検出器18とを付加した構成
としている。
タ1への直流入力側の電流値、すなわちフィルタリアク
トル6の電流値を検出する。
ルタリアクトル6の電流基準を演算する。
より検出された電流値と、FL電流基準演算部17によ
り演算されたフィルタリアクトル電流基準とに基づい
て、前記速度推定値が異常な値に収束したことを検出す
る。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
れる電流を検出する電流検出器18が設けられる。
ンバータ1の1次周波数ω1が入力される。
電流基準IL*は、前記(21)式の有効電力基準P*と
直流電圧Vdcとを用いて、次式により演算される。
トル6電流基準IL*と検出されたフィルタリアクトル6
電流ILとが入力され、双方を比較することで、速度推
定値が異常な値に収束していることが検出される。
準IL*とフィルタリアクトル6電流ILとの偏差を演算
し、この偏差が下限値αと上限βとの間にない場合に
は、速度推定値異常と判定される。
出力される。正常と判定した場合には、FED=1であ
り、異常と判定した場合には、FED=0とする。
アクトル電流ILを、健全状態を想定したフィルタリア
クトル電流基準と比較し、その偏差が大きい場合に、速
度推定値異常(FED=0)と判定する。
過大となっていることと等価であり、主磁束が低下した
状態である。このため、所望なトルクが出力されず、有
効電力の低下、すなわちVVVFインバータ1への直流
入力電流の低下として現われる。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
ンサ3より架線側のフィルタリアクトル6の電流を検出
するようにしているが、フィルタコンデンサ3からVV
VFインバータ1への入力直流電流を検出するようにし
ても、同様の作用効果を得ることができる。
は、VVVFインバータ1への入力直流電流を直接検出
する構成が極めて有効である。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図7に示すように、前記図1に、誘起電
圧演算部20と、誘起電圧基準演算部21とを付加した
構成としている。
起電圧を演算する。
正常に収束している健全状態での誘導電動機2の誘起電
圧基準を演算する。
0により演算された誘導電動機2の誘起電圧と、誘起電
圧基準演算部21により演算された誘導電動機2の誘起
電圧基準とに基づいて、前記速度推定値が異常な値に収
束したことを検出する。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
電流検出器19により検出された相電流Iu,Iwと、ベ
クトル制御部8からの出力であるdq軸電圧指令VdRef,
VqRefとが入力され、dq軸座標系上の誘起電圧E
d,Eqが、前記(8)式により演算される。
れる。
ンバータ1の周波数ω1に基づき、次式のようにして誘
起電圧基準E*が演算される。
電圧の大きさEと誘起電圧基準E*とが入力され、双方
を比較することで、速度推定値が異常な値に収束してい
ることが検出される。
圧基準E*との偏差を演算し、この偏差が下限値αと上
限βとの間にない場合には、速度推定値異常と判定され
る。
出力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
圧の大きさを、健全状態を想定した誘起電圧基準と比較
し、その偏差が大きい場合に、速度推定値異常(FED=
0)と判定する。
過大となっていることと等価であり、主磁束が低下した
状態である。このため、健全状態で生じる誘起電圧基準
に比べて、小さい誘起電圧しか生じない。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
誘起電圧の大きさをその基準と比較するようにしている
が、誘導電動機2の誘起電圧は、健全状態でq軸方向に
しか生じないため、前記(8)式により演算されたq軸
誘起電圧Eqと誘起電圧基準E*とを比較して、速度推定
値の異常を判定するようにしてもよい。
VVFインバータ1の出力電圧の大きさやq軸電圧に基
づいて、速度推定値の異常を判定するようにしても、同
様の作用効果を得ることができる。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図8に示すように、前記図1に、磁束演
算部23を付加した構成としている。
を演算する。
より演算された誘導電動機2の磁束量と磁束指令とに基
づいて、前記速度推定値が異常な値に収束したことを検
出する。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
検出器19により検出された相電流Iu,Iwと、ベクト
ル制御部8からの出力であるdq軸電圧指令VdRef,VqRe
fとが入力され、誘導電動機2の主磁束が演算される。
て、ab軸静止座標系上での電流値Ia,Ibが演算され
る。
VbRefは、次式により演算される。
φ2bは、次式により推定演算される。
り、dq軸座標系上の2次磁束φ2d,φ2qに変換され
る。
される。
磁束の大きさφ2と2次磁束指令φ2Refとが入力され、
双方を比較することで、速度推定値が異常な値に収束し
ていることが検出される。
磁束指令φ2Refとの偏差を演算し、この偏差が下限値α
と上限βとの間にない場合には、速度推定値異常と判定
される。
力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
束の大きさを、2次磁束指令と比較し、その偏差が大き
い場合に、速度推定値異常(FED=0)と判定する。
過大となっていることと等価であり、2次磁束が低下し
た状態である。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
さをその基準と比較するようにしているが、2次磁束
は、健全状態でd軸方向にしか生じないため、前記(3
5)式により演算されたd軸2次磁束φ2dと2次磁束指
令φ2Refとを比較して、速度推定値の異常を判定するよ
うにしてもよい。
磁束に基づく構成を示しているが、1次磁束やギャップ
磁束に基づく構成とするようにしても、同様の作用効果
を得ることができる。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
態による電気車の駆動制御装置の概略構成例を示すブロ
ック図であり、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
動制御装置は、図9に示すように、前記図1に、1次イ
ンダクタンス演算部24を付加した構成としている。
動機2の1次インダクタンスを演算する。
ス演算部24により演算された誘導電動機2の1次イン
ダクタンスと1次インダクタンス基準とに基づいて、速
度推定値が異常な値に収束したことを検出する。
による電気車の駆動制御装置の作用について説明する。
の説明を省略し、ここでは異なる部分の作用についての
み述べる。
御で駆動した場合、定常状態において、q軸電圧Vq
は、次式により表わされる。
(38)式の関係に基づき、次式のように、1次インダ
クタンスL1が推定演算される。
(2)式により求める。
インダクタンスL1と1次インダクタンス基準L1*とが
入力され、双方を比較することで、速度推定値が異常な
値に収束していることが検出される。
の基準L1*との偏差を演算し、この偏差が下限値αと上
限βとの間にない場合には、速度推定値異常と判定され
る。
出力される。
=1であり、異常と判定した場合には、FED=0とする。
ンダクタンスを、1次インダクタンス基準と比較し、そ
の偏差が大きい場合に、速度推定値異常(FED=0)と
判定する。
過大となっていることと等価であり、2次磁束が低下し
た状態である。この場合、q軸誘起電圧が低下するた
め、q軸電圧自体が小さくなる。この結果、前記(3
9)式により演算される1次インダクタンスは、正確な
値を推定することができない。
異常な値に収束したことを判定することができる。
の効果を得ることができる。
ンスを推定する構成を示しているが、ギャップ磁束や2
次磁束を推定する構成とするようにしても、同様の作用
効果を得ることができる。
車の駆動制御装置でも、平均トルクの低下や過電流、温
度上昇、トルク急変等の問題を回避することが可能とな
る。
記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階で
はその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施す
ることが可能である。また、各実施の形態は可能な限り
適宜組合わせて実施してもよく、その場合には組合わせ
た作用効果を得ることができる。さらに、上記各実施の
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組合わせにより、種々の
発明を抽出することができる。例えば、実施の形態に示
される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されて
も、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の
少なくとも一つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べら
れている効果(の少なくとも一つ)が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成を発明として抽出す
ることができる。
度検出器を用いずにVVVFインバータにより電動機を
駆動する電気車の駆動制御方法および制御装置におい
て、速度推定値が異常な値に収束した場合に、保護動作
によりVVVFインバータを停止させるようにしている
ので、速度推定値が異常な値に収束した場合に、過電流
や温度上昇を抑制し、計画した車両の加減速度と実際の
加減速度との差異を低減して車両推力の低下を抑制する
ことで所定の車両加速性能を確保することが可能とな
る。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
施の形態を示すブロック図。
装置の概略構成例を示すブロック図。
Claims (11)
- 【請求項1】 直流を任意の周波数の交流に変換する可
変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)
と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィ
ルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に
接続されて駆動される電気車用の電動機とから主回路を
構成し、 前記VVVFインバータの出力電圧指令と前記VVVF
インバータの出力電流とから前記電動機の回転速度を推
定して速度推定値を得、当該速度推定値に基づいて前記
VVVFインバータを制御することにより、前記電動機
の駆動制御を行なう電気車の駆動制御方法において、 前記速度推定値が異常な値に収束した場合には、保護動
作により前記VVVFインバータを停止させるようにし
たことを特徴とする電気車の駆動制御方法。 - 【請求項2】 直流を任意の周波数の交流に変換する可
変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)
と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィ
ルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に
接続されて駆動される電気車用の電動機とから主回路を
構成し、 前記VVVFインバータの出力電圧指令と前記VVVF
インバータの出力電流とから前記電動機の回転速度を推
定して速度推定値を得る速度推定手段を備え、 前記速度推定手段により得られた速度推定値に基づいて
前記VVVFインバータを制御することにより、前記電
動機の駆動制御を行なう電気車の駆動制御装置におい
て、 前記速度推定手段により得られた速度推定値が異常な値
に収束したことを検出する速度異常検出手段と、 前記速度異常検出手段により速度推定値が異常な値に収
束していると判定された場合に、前記VVVFインバー
タを停止させる保護手段と、 を備えて成ることを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項3】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電気車の一編成中に有する外部の速度情報に基づい
て、前記速度推定値が異常な値に収束したことを検出す
る手段を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装
置。 - 【請求項4】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電気車以外の他の電気車の駆動制御装置により得ら
れた速度推定値に基づいて、当該速度推定値が異常な値
に収束したことを検出する手段を備えたことを特徴とす
る電気車の駆動制御装置。 - 【請求項5】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電動機のインピーダンスを逐次演算するインピーダ
ンス演算手段と、 前記インピーダンス演算手段により演算された電動機の
インピーダンスに基づいて、前記速度推定値が異常な値
に収束したことを検出する手段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項6】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電動機の有効電力を逐次演算する有効電力演算手段
と、 前記有効電力演算手段により演算された電動機の有効電
力に基づいて、前記速度推定値が異常な値に収束したこ
とを検出する手段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項7】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電動機の出力トルクを逐次演算するトルク演算手段
と、 前記トルク演算手段により演算された電動機の出力トル
クに基づいて、前記速度推定値が異常な値に収束したこ
とを検出する手段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項8】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記VVVFインバータへの直流入力側の電流値を検出
する電流検出手段と、 前記電流検出手段により検出された電流値に基づいて、
前記速度推定値が異常な値に収束したことを検出する手
段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項9】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制御
装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電動機の誘起電圧を演算する誘起電圧演算手段と、 前記誘起電圧演算手段により演算された電動機の誘起電
圧に基づいて、前記速度推定値が異常な値に収束したこ
とを検出する手段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項10】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制
御装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電動機の磁束量を演算する磁束演算手段と、 前記磁束演算手段により演算された電動機の磁束量に基
づいて、前記速度推定値が異常な値に収束したことを検
出する手段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。 - 【請求項11】 前記請求項2に記載の電気車の駆動制
御装置において、 前記速度異常検出手段としては、 前記電動機の1次インダクタンスを演算する1次インダ
クタンス演算手段と、 前記1次インダクタンス演算手段により演算された電動
機の1次インダクタンスに基づいて、前記速度推定値が
異常な値に収束したことを検出する手段と、 を備えたことを特徴とする電気車の駆動制御装置。
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