JP2003219476A - 移動体通信端末及び車両システム - Google Patents

移動体通信端末及び車両システム

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JP2003219476A
JP2003219476A JP2002012660A JP2002012660A JP2003219476A JP 2003219476 A JP2003219476 A JP 2003219476A JP 2002012660 A JP2002012660 A JP 2002012660A JP 2002012660 A JP2002012660 A JP 2002012660A JP 2003219476 A JP2003219476 A JP 2003219476A
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Hidenori Sato
英徳 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通機関で移動中に直接通話ができなくて
も、自分のいる位置や、列車、行き先等の列車情報を発
呼者に伝達することが可能となる。 【解決手段】 列車11の無線装置13は、CTC装置1
2より取得した列車の位置情報及び識別情報を含む当該
列車の列車情報を車内に送信する。携帯電話機14が車
内モードへ変更されると、無線送受信部24が起動して
無線装置13より列車情報を取得する。そして、他の携
帯電話機15より列車11内の携帯電話機14に対し発
呼がかかると、列車11内の携帯電話機14は、自動的
に列車情報を発呼元の携帯電話機15へ送信する。発呼
元の発呼元の携帯電話機15は、列車11内の携帯電話
機14から列車情報を通信制御部23にて受信して、自
分のいる位置や、列車、行き先等の列車情報を表示装置
に表示したり、スピーカーから出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信端末及び車
両システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機に代表される移動体通信端末
は、他端末からの発呼を受け付けると通常音声や映像で
のリアルタイム通信が開始される。また、端末使用者が
車両運転中等の理由により応対できない状況にある場合
は、端末のモードを変更することによって、発呼側の端
末に応対不能である旨を伝えるメッセージがスピーカー
から流れたりディスプレイに表示されたりするようにな
っている(以下ドライブモードと呼ぶ)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】端末所有者が列車等の
交通機関内に乗車している間は、通常マナーの観点から
端末による通話を自粛することが求められる。この時端
末使用者は自分の持つ端末をドライブモードに変更する
ことになる。また、端末が出力する電波が問題となる場
合、端末の電源を切る事も推奨される。
【0004】ところが例えば駅等で複数の人間が待ち合
わせを行う場合、前記ように端末をドライブモードに設
定したり電源を切ったりすると、駅で待っている人間は
この端末の所持者と話すことができない為、待ち合わせ
の相手が現在どこにいるのか、ひいてはあとどの程度の
時間で到着するのかがわからないという不便さが生じて
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すため、
請求項1の発明では、他端末と通信を行う移動体通信端
末であって、例えばCTC(列車集中制御)システムに代
表されるような交通機関の位置情報及び識別情報を含む
交通機関情報を保持する制御装置と、前記交通機関情報
を例えばBluetooth等の近距離無線技術を用いて車両内
に無線で流す無線装置とを有する交通機関の車両内にお
いて車内モードに変更すると、他端末から発呼がかかっ
た際、通常の音声等の通信を行わず、前記無線装置を介
し前記制御装置から受信した前記交通機関情報を発呼元
の他端末に対し送信することを特徴とする。これによ
り、交通機関で移動中に直接通話ができなくても、自分
のいる位置や、列車、行き先等の情報を発呼者に伝達す
ることが可能となる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の移動体通
信端末において、車両内に設置された無線装置との間で
通信が確立すると、自動的に前記交通機関情報を発呼元
の他端末に対し送信する車内モードに変更することを特
徴とする。これにより、使用者は交通機関へ乗車する際
に移動体通信端末に対して行う操作が不要となる。
【0007】請求項3の発明では、請求項1の移動体通
信端末において、請求項1の移動体通信端末において、
車両内に設置された無線装置との間で通信が途絶える
と、自動的に前記交通機関情報を発呼元の他端末に対し
送信する前に設定されていたモードに戻すことを特徴と
する。これにより、使用者は交通機関から降車する際に
移動体通信端末に対して行う操作が不要となる。
【0008】請求項4の発明では、交通機関の車両内に
設置され、交通機関の位置情報及び識別情報を保持する
制御装置と、同じく前記交通機関の車両内に設置された
無線装置と、前記車両に設置され公衆回線の基地局との
通信を行う車両基地局とで構成された車両システムであ
って、前記無線装置は、車両内の移動体通信端末と通信
が確立すると当該移動体通信端末の電話番号を受信し、
前記車両基地局は、他端末から当該車両内の移動体通信
端末に対して発呼がかかった場合、前記基地局と通信を
行い、前記制御装置が保持する交通機関情報を発呼元の
他端末に対し送信することを特徴とする。これにより、
使用者は交通機関内にて移動体通信端末の電源を切って
いても、発呼者に対して自分のいる位置や、列車、行き
先等の情報を伝達することが可能となる。
【0009】請求項5の発明では、請求項4の車両シス
テムを有する車両内に設置された無線装置との間で通信
が確立すると、自動的に前記車両内の無線装置との通信
を行う無線通信部以外の電源を落とすことを特徴とす
る。これにより、使用者は交通機関へ乗車する際に移動
体通信端末の電源を落とす操作が不要となる。
【0010】請求項6の発明では、請求項4の車両シス
テムを有する車両内に設置された無線装置との間での通
信が途絶えると、前記車両内の無線装置と通信を行う無
線通信部以外の電源を立ち上げことを特徴とすることを
特徴とする。これにより、使用者は交通機関から降車す
る際に移動体通信端末の電源を入れる操作が不要とな
る。
【0011】請求項7の発明では、請求項1〜3,5,
6記載の移動体通信端末において、受信した交通機関情
報を表示装置に表示するか、音声情報としてスピーカー
から流すことのうち少なくとも一方を行うことを特徴と
する。これにより、発呼者は相手がどこにいるのかを知
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
構成例である実施の形態1の車両システムと移動体通信
端末との講成例である。11は交通機関としての列車を
表す。制御装置であるCTC装置12は列車の位置情報や
識別情報を少なくとも含む当該列車の列車情報を保持し
ている。識別情報とは列車名や行き先等列車固有の情報
を指す。無線装置13はCTC装置12より情報を取得
し、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線技術により
車内に送信する。移動体通信端末である携帯電話機14
は無線装置13より送信された情報を受信し、保持す
る。携帯電話機15は携帯電話機14に対して発呼を行
う。基地局16及び基地局17は公衆回線18を通して
携帯電話機14と携帯電話機15の通信を中継する。
【0013】図2は、図1に示す携帯電話機14及び携
帯電話機15共通の構成例である。制御部21はソフト
ウェアにより装置全体の制御を行う。メモリ22は受信
した情報等のデータを格納する。通信制御部23は公衆
回線18の基地局16,17との無線通信を行うブロッ
クであり、アンテナも含んでいる。無線送受信部24は
Bluetooth等の近距離無線技術により無線装置13と通
信を行うブロックであり、アンテナも含んでいる。ユー
ザーインターフェイス25は入力キーやタッチパネル及
びインターフェイス回路からなる。オーディオインター
フェイス26はスピーカーやマイクロフォン及びこれら
の駆動回路、音声信号処理回路からなる。ビデオインタ
ーフェイス27はLCD等の表示装置やカメラ及びこれら
の制御回路、映像信号処理回路からなる。データバス2
8は各ブロック間でデータをやりとりする為の通信路で
ある。
【0014】次に、図1及び図2を参照して動作を説明
する。列車11に設けられた無線装置13は、列車11
が駅に到着する直前や、出発直後、駅通過時、あるいは
一定時間間隔等で、CTC装置12より取得した列車の位
置情報及び識別情報を少なくとも含む当該列車の列車情
報をBluetooth等の近距離無線技術によって車内に送信
する。
【0015】携帯電話機14を所持する端末使用者がユ
ーザーインターフェイス25を操作し、車内モードへ変
更を行うと、無線送受信部24が起動し、受信可能な状
態になる。無線送受信部24が無線装置13より列車情
報を取得すると、その列車情報は随時メモリ22に書き
込まれる他、ビデオインターフェイス27の表示装置に
「現在○○駅と××駅の間です」等の文字メッセージと
して表示される。また、モード変更を行った時点で携帯
電話機14は無線送受信部24を通して無線装置13に
対し、情報を送信するよう要求してもよい。要求を受け
た無線装置13は一度だけ情報の送信を行う。
【0016】そして、他の携帯電話機15より、列車1
1内の携帯電話機14に対して発呼がかかると、列車1
1内の携帯電話機14は、当該携帯電話機14のユーザ
は何ら操作することなく自動的にメモリ22に書き込ま
れている列車情報を通信制御部23を介し発呼元の携帯
電話機15へ送信する。
【0017】発呼元の携帯電話機15は、基地局16、
公衆回線18、基地局17を介し列車11内の携帯電話
機14から列車情報を通信制御部23にて受信すると、
ビデオインターフェイス27の表示装置に「お相手はた
だいま○○線の◇◇駅行き各駅停車に乗車し△△駅と×
×駅の間です」等の文字列を表示したり、また同様のメ
ッセージをオーディオインターフェイス26のスピーカ
ーから出力する。端末使用者はユーザーインターフェイ
ス25を操作することにより、表示装置への出力のみを
有効にしたり、あるいはスピーカーへの出力のみを有効
にしたりすることも可能である。
【0018】従って、本実施の形態1によれば、他の携
帯電話機15より列車11内の携帯電話機14に対して
発呼がかかった場合でも、列車11内の携帯電話機14
のユーザは何ら操作することなく書き込まれている当該
列車の位置情報および識別情報を含む当該列車の列車情
報を発呼元の携帯電話機15へ送信するので、列車等の
交通機関による移動中に直接通話ができなくても、自分
のいる位置や、列車、行き先等の列車情報を発呼者に伝
達することが可能となる。
【0019】実施の形態2 次に実施の形態2について説明する。列車11内の車両
システムと移動体通信端末との講成、携帯電話の構成及
び無線装置13の動作は実施の形態1と同じであるの
で、実施の形態2特有の動作のみを説明する。
【0020】つまり、実施の形態2では、携帯電話機1
4の無線送受信部24は常に受信可能な状態にある。携
帯電話機14の端末使用者が列車に乗車し、無線装置1
3より情報を受信すると、制御部21は通信が確立した
と判断し、自動的に車内モードへ変更を行う。このた
め、携帯電話機14の端末使用者は、ユーザーインター
フェイス25等から強制的に通常の通話モードへモード
変更を行わない限り通話することができなくなる。その
後の携帯電話機14及び携帯電話機15の動作は実施の
形態1と同じである。
【0021】そして、携帯電話機14の端末使用者が列
車11から降車する等して、一定時間列車情報が受信で
きなくなると、携帯電話機14の端末使用者は、ユーザ
ーインターフェイス25等から強制的に通常の通話モー
ドへモード変更を行わなくても、制御部21は自動的に
通常の通話モードへモード戻す。
【0022】従って、本実施の形態2によれば、上記実
施の形態1と同様に、列車11等の交通機関で移動中に
直接通話ができなくても、自分のいる位置や、列車、行
き先等の列車情報を発呼者に伝達することが可能となる
と共に、さらに実施の形態1の場合とは異なり、列車1
1へ乗降車するたびに、通常の通話モードから車内モー
ドへ、またはその逆に自動的に切り替わるようにしたの
で、実施の形態1の場合よりも携帯電話機の使用勝手が
向上する。
【0023】なお、上記実施の形態2の説明では、列車
11へ乗降車するたびに、通常の通話モードから車内モ
ードへ、またはその逆に自動的に切り替わるようにした
が、端末使用者の設定により、列車11へ乗降車するた
びに、通常の通話モードから車内モードへ、またはその
逆に自動的に切り替わるもードと、実施の形態1のよう
に端末使用者が手動で切り替えるモードとを切り替えら
れるようにしても勿論よい。
【0024】実施の形態3 図3は、本発明の実施の形態3の車両システムと移動体
通信端末との講成例である。31は列車を表す。CTC装
置32は列車の位置情報や識別情報を少なくとも含む当
該列車の列車情報を保持している。携帯電話機34はBl
uetooth等の近距離無線技術により無線装置33と通信
を行い、自端末の電話番号を送信する。無線装置33は
取得した携帯電話機34の電話番号を、有線回線または
無線回線を通じて列車基地局39に送出する。列車基地
局39はCTC装置32より情報を取得し、携帯電話機3
4の代わりに基地局36との通信を行う。携帯電話機3
5は携帯電話機34に対して発呼を行う。基地局36及
び基地局37は公衆回線38を通して列車基地局39と
携帯電話機35の通信を中継する。なお、携帯電話機3
4及び35の構成は実施の形態1と同じである。
【0025】次に動作を説明する。携帯電話機34を所
持する端末使用者が、列車31に乗車する際、あるいは
乗車中に、ユーザーインターフェイス25等を操作して
携帯電話機34の電源を落とす操作を行うと、制御部2
1の制御によって、電源が落ちる直前に無線送受信部2
4が起動し、自端末の電話番号を送信する。
【0026】列車31の無線装置33はこれを受信する
と、携帯電話機34に対して応答を返す。この応答を無
線送受信部24から受信した携帯電話機34は、ビデオ
インターフェイス27の表示装置に通信が確立した旨を
メッセージとして表示し、電源を落とす。一定時間内に
応答が無ければ、通信が成立しなかった旨をメッセージ
として表示し、同じく電源を落とす。
【0027】無線装置33は、受信した携帯電話機34
の電話番号を列車基地局39に送出する。列車基地局3
9は受信した全ての携帯電話の電話番号を保持する。そ
して、この保持している電話番号のどれかに対し他の携
帯電話機35から発呼がかかった場合、列車基地局39
は、CTC装置32から現在の位置情報及び識別情報を少
なくとも含む当該列車の列車情報を取得し、これを公衆
回線38の基地局36を介し発呼をかけてきた携帯電話
機35等に対して送信する。
【0028】なお、発呼元の携帯電話機35の動作は実
施の形態1の携帯電話機15と同じである。
【0029】そして、携帯電話機34を所持する端末使
用者が、列車31から降車する等してユーザーインター
フェイス25から電源を立ち上げる操作を行うと、電源
が立ち上がった直後に電源が立ち上がったことを示す情
報が無線送受信部24から送信される。列車31の無線
装置33はこれを受信すると、列車基地局39にこの情
報を送出する。これを取得した列車基地局39は、保持
していた携帯電話機34の電話番号を破棄する。このた
め、これ以後、携帯電話機34に対し発呼があっても、
この列車基地局39では、列車情報を発呼元端末に送信
する動作をすることはなくなる。
【0030】従って、本実施の形態3によれば、携帯電
話機34を所持する端末使用者が、列車31に乗車する
際、あるいは乗車中に携帯電話機34の電源を落とす操
作を行うと、無線送受信部24が起動し自端末の電話番
号を列車31の無線装置33に送信し、無線装置33は
受信した携帯電話機34の電話番号を列車基地局39に
送出し、列車基地局39は保持している電話番号のどれ
かに対し発呼がかかった場合、も含む当該列車31の列
車情報を発呼元に送信するようにしたので、携帯電話機
の使用者は列車31内にて移動体通信端末の電源を切っ
ていても、発呼者に対して自分のいる位置や、列車、行
き先等の列車情報を伝達することが可能となる。
【0031】実施の形態4.次に、実施の形態4につい
て説明する。なお、ステムの構成及び携帯電話の構成は
実施の形態3と同じであるので、図3を参照して実施の
形態4特有の動作についてのみ説明する。
【0032】実施の形態4の場合、無線装置33は、列
車31が駅から発車した直後に加え、一定時間間隔で車
内にBluetooth等を用いて特定の識別情報を送信する。
【0033】携帯電話機34の無線送受信部24は、電
源オン状態にあり、常に受信可能な状態にある。携帯電
話機34の端末使用者が列車に乗車し、無線装置33よ
り上記特定の識別情報を受信すると、携帯電話機34の
制御部21は、当該携帯電話機34が列車31内に位置
すると判断し、無線送受信部24から無線装置33に対
し当該携帯電話機34の電話番号を送信させ、無線送受
信部24と制御部21等の近距離無線通信関連部分以外
への電源供給を停止する。このため、携帯電話機34
は、通信制御部23を介し通常の通話はできなくなる。
なお、これは全電源を落とす通常の電源オフとは異な
る。
【0034】この時、携帯電話機34は、無線送受信部
24以外にもビデオインターフェイス部27の電源も落
とさないでおき、「現在列車に乗車していますので一部
の電源を落としています」といった文字メッセージをビ
デオインターフェイス部27の表示装置に表示させても
よい。
【0035】列車31の無線装置33は、受信した電話
番号を列車基地局39に送出する。なお、列車基地局3
9及び携帯電話機35の動作は実施の形態3と同じであ
る。
【0036】そして、列車31内の携帯電話機34で
は、無線送受信部24等の近距離無線通信関連部分につ
いては電源がオンであるので、無線装置33からの上記
特定の別情報を受信した後でも、自端末の電話番号もし
くは特定の識別情報を定期的に毎回送信しており、無線
装置33は、携帯電話機34から当該携帯電話機34の
電話番号もしくは特定の識別情報の送信が無かった場合
は、携帯電話機34を所持する端末使用者が降車したも
のと判断し、これを列車基地局39に通知する。これを
受けた列車基地局39は、携帯電話機34の電話番号を
破棄する。このため、これ以後、携帯電話機34に対し
発呼があっても、この列車基地局39では、列車情報を
発呼元端末に送信する動作をすることはなくなる。
【0037】一方、無線送受信部24等の近距離無線通
信関連部分については電源がオンで、それ以外への電源
がオフの携帯電話機34では、無線装置33から一定時
間以上、特定の識別情報の受信しなくなったかった場合
には、列車31から降車したものと判断して、制御部2
1が自動的に無線送受信部24等の近距離無線通信関連
部分以外の電源も立ち上げて、通常の通話モードへ移行
する。なお、このようにせず、、無線装置33から一定
時間以上、特定の識別情報の受信しなくなったかった場
合、そのままでも良いし、または全ての電源を落とし
て、ユーザの電源オン操作がない限り、通常の通話も出
来ないようにしても勿論よい。
【0038】従って、本実施の形態4によれば、上記実
施の形態3と同様に、列車31内の携帯電話機34に発
呼があった場合には、発呼元に対して自分のいる位置
や、列車、行き先等の列車情報を伝達することが可能と
なると共に、上記実施の形態3の場合とは異なり、列車
31に乗降車する際に、無線送受信部24等の近距離無
線通信関連部分以外の電源がオフ・オンとなるようにし
たので、列車31に乗降車する際に端末所有者がその携
帯電話機34の電源オフ・オンの操作をする必要がなく
なり、携帯電話機の使用勝手が向上する。
【0039】なお、上記実施の形態4の説明では、列車
11へ乗降車するたびに、無線送受信部24等の近距離
無線通信関連部分以外の電源がオフ・オンに自動的に切
り替わるようにしたが、端末使用者の設定により、列車
11へ乗降車するたびに、、無線送受信部24等の近距
離無線通信関連部分以外の電源がオフ・オンに自動的に
切り替わるもードと、実施の形態3のように端末使用者
が手動で電源がオフ・オンに切り替えるモードとを切り
替えられるようにしても勿論よい。
【0040】また、上記実施の形態1〜4の説明では、
発呼する側の通信端末を携帯電話機として説明したが、
通本発明ではこれに限らず、通常の電話機のような固定
端末でも構わない事は言うまでもない。
【0041】また、上記実施の形態1〜4の説明では、
交通機関として列車を一例に説明したが、本発明ではこ
れに限らず、バスや、船、飛行機など他の交通機関でも
勿論かまわない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、列車
等の交通機関がCTC装置等で保有する位置情報及び識別
情報を少なくとも含む当該列車の列車情報をBluetooth
等の短距離無線を通じて車内に送信し、これを受信した
移動体通信端末が、発呼側の端末に送信する車内モード
を設けたので、端末使用者が交通機関内にいて通話が不
可能な状態にあっても、発呼者に対し自分の居場所を通
知することができる
【0043】また、交通機関に乗降する際に、車内モー
ドに自動的に移行したり戻したりする機能を移動体通信
端末に設けたので、端末使用者が移動体通信端末に対し
て行う操作を省略することができ、使用勝手が向上す
る。
【0044】また、交通機関に設置された列車基地局
が、車内の移動体通信端末の電話番号を取得し、この電
話番号に発呼があった場合、CTC装置等で保有する位置
情報及び識別情報を少なくとも含む当該列車の列車情報
を発呼側の移動体通信端末に送信するようにしたので、
車内で移動体通信端末の電源を落としていても、発呼者
に対し自分の居場所を通知することができる。
【0045】また、交通機関に乗降する際に、前記列車
基地局に電話番号を送信した後、自動的に車両内の無線
装置と通信を行う無線通信部以外の電源を落としたり立
ち上げたりする車内モードを移動体通信端末に設けたの
で、端末使用者が移動体通信端末に対して行う操作を省
略することができる。
【0046】また、発呼側の移動体通信端末において
は、受信した位置情報及び識別情報を少なくとも含む当
該列車の列車情報をLCD等の表示装置に表示したりスピ
ーカーからメッセージを流したりするようにしたので、
発呼者は相手の所在地を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成例である実施の形態1の車両シ
ステムと移動体通信端末との講成例を示す図。
【図2】 図1に示す携帯電話機14及び携帯電話機1
5共通の構成例を示す図。
【図3】 実施の形態3の車両システムと移動体通信端
末との講成を示す図。
【符号の説明】
11 列車(交通機関)、12 CTC装置(制御装
置)、13 無線装置、14,15 携帯電話機(移動
体通信端末)、16,17 基地局、18 公衆回線
39 列車基地局(車両基地局)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他端末と通信を行う移動体通信端末であ
    って、 交通機関の位置情報及び識別情報を含む交通機関情報を
    保持する制御装置と、前記交通機関情報を車両内に無線
    で流す無線装置とを有する交通機関の車両内において車
    内モードに変更すると、 他端末から発呼がかかった際、通常の音声等の通信を行
    わず、前記無線装置を介し前記制御装置から受信した前
    記交通機関情報を発呼元の他端末に対し送信することを
    特徴とする移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1の移動体通信端末において、 車両内に設置された無線装置との間で通信が確立する
    と、自動的に前記交通機関情報を発呼元の他端末に対し
    送信する車内モードに変更することを特徴とする移動体
    通信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1の移動体通信端末において、 車両内に設置された無線装置との間で通信が途絶える
    と、自動的に前記交通機関情報を発呼元の他端末に対し
    送信する前に設定されていたモードに戻すことを特徴と
    する移動体通信端末。
  4. 【請求項4】 交通機関の車両内に設置され、交通機関
    の位置情報及び識別情報を保持する制御装置と、同じく
    前記交通機関の車両内に設置された無線装置と、前記車
    両に設置され公衆回線の基地局との通信を行う車両基地
    局とで構成された車両システムであって、 前記無線装置は、車両内の移動体通信端末と通信が確立
    すると当該移動体通信端末の電話番号を受信し、 前記車両基地局は、他端末から当該車両内の移動体通信
    端末に対して発呼がかかった場合、前記基地局と通信を
    行い、前記制御装置が保持する交通機関情報を発呼元の
    他端末に対し送信することを特徴とする車両システム。
  5. 【請求項5】 請求項4の車両システムを有する車両内
    に設置された無線装置との間で通信が確立すると、自動
    的に前記車両内の無線装置との通信を行う無線通信部以
    外の電源を落とすことを特徴とする移動体通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項4の車両システムを有する車両内
    に設置された無線装置との間での通信が途絶えると、前
    記車両内の無線装置と通信を行う無線通信部以外の電源
    を立ち上げことを特徴とすることを特徴とする移動体通
    信端末。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3,5,6記載の移動体通信
    端末において、 受信した交通機関情報を表示装置に表示するか、音声情
    報としてスピーカーから流すことのうち少なくとも一方
    を行うことを特徴とする移動体通信端末。
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