JP2003219316A

JP2003219316A - 電子回路ユニット、及びその接続構造

Info

Publication number: JP2003219316A
Application number: JP2002011402A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Tateishi; 正明立石
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 2002-01-21
Filing date: 2002-01-21
Publication date: 2003-07-31

Abstract

(57)【要約】【課題】安価で、生産性が良好であると共に、接続の
簡単な電子回路ユニット、及びその接続構造を提供す
る。【解決手段】本発明の電子回路ユニットにおいて、第
１の同軸型コネクタ６は、枠体１の側板１ａから直角方
向に外方へ突出する突出部からなる第１の外部導体７
と、この第１の外部導体７内に設けられた絶縁体８と、
この絶縁体８によって、第１の外部導体７と絶縁された
状態で第１の外部導体７内に取り付けられた第１の中心
導体９とで構成されたため、枠体１が第１の同軸型コネ
クタ６の第１の外部導体７を兼ね、従って、安価な電子
回路ユニットを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、同軸型コネクタを
使用したテレビチューナ等に適用して好適な電子回路ユ
ニット、及びその接続構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の電子回路ユニットの構成を図１
０，図１１に基づいて説明すると、金属板で形成された
ロ型の枠体５１は、四方が囲まれると共に、上下方向が
開放状態となった４つの側板５１ａと、一つの側板５１
ａに設けられた孔５１ｂと、４つの側板５１ａで囲まれ
た収納部５１ｃとを有する。

【０００３】金属板からなるシールド板５２は、枠体５
１内に取り付けられて、収納部５１ｃが複数個の区画室
に区分けされている。プリント基板からなる回路基板５
３は、導電パターン５４と、この導電パターン５４に接
続された状態で、回路基板５３に搭載されたコイル、Ｉ
Ｃ部品、チップコンデンサ、或いはチップ抵抗等の種々
の電気部品５５とで構成されている。

【０００４】そして、この回路基板５３は、一端部に設
けられた切り欠き部からなる逃げ部５３ａを有すると共
に、この回路基板５３は、枠体５１の孔５１ｂに逃げ部
５３ａを対向した状態で、枠体５１の収納部５１ｃ内に
適宜手段によって配置されている。

【０００５】雄型の同軸型コネクタ５６は、筒状の外部
導体５７と、この外部導体５７内に設けられた絶縁体５
８と、この絶縁体５８によって、外部導体５７と絶縁さ
れた状態で外部導体５７内に取り付けられたＬ字状の中
心導体５９とで構成されている。

【０００６】また、外部導体５７は、前方の外面に設け
られたネジ山５７ａと、中間部に設けられた鍔部５７ｂ
と、鍔部５７ｂの後方に設けられた薄肉からなるカシメ
部５７ｃと、中心部に貫通して設けられた孔５７ｄとを
有する。

【０００７】そして、外部導体５７の孔５７ｄ内には、
絶縁体５８を介して中心導体５９が取り付けられると共
に、この同軸型コネクタ５６は、カシメ部５７ｄが枠体
５１の孔５１ｂに挿通され、枠体５１の収納部５１ｃ内
に突出したカシメ部５７ｄが冶具（図示せず）でカシメ
付けられて、同軸型コネクタ５６が枠体５１に取り付け
られた構成となっている。

【０００８】また、同軸型コネクタ５６が枠体５１に取
り付けられた際、外部導体５７は、枠体５１に接地され
た状態になると共に、カシメ部５７ｄは、回路基板５３
の逃げ部５３ａに位置した状態となって、カシメ作業を
可能となし、また、枠体５１に取り付けられた同軸型コ
ネクタ５６の中心導体５９は、導電パターン５４に半付
けされて接続される。

【０００９】次に、この電子回路ユニットの接続構造を
説明すると、この同軸型コネクタ５６には、ここでは図
示しないが、外部導体と中心導体を有する雌型の同軸型
コネクタがネジ山５７ａにねじ込みされて、外部導体同
士と中心導体同士が電気的に結合されるようになってい
る。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】従来の電子回路ユニッ
トの同軸型コネクタ５６は、枠体５１と別個に外部導体
５７を必要とし、コスト高になるという問題がある。ま
た、外部導体５７が枠体５１にカシメ付けられて取り付
けられるものであるため、組立作業が面倒で、生産性が
悪くなるという問題がある。また、そのカシメ作業は、
収納部５１ｃである狭小な区画室内で行わねばならず、
従って、そのカシメ作業が面倒で、組立性が悪くなると
いう問題がある。また、電子回路ユニットの接続構造
は、雄型の同軸型コネクタ５６と雌型の同軸型コネクタ
とをねじ込みするため、その接続が面倒であるという問
題がある。

【００１１】そこで、本発明は、安価で、生産性が良好
であると共に、接続の簡単な電子回路ユニット、及びそ
の接続構造を提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第１の解決手段として、金属板からなる側板を有する
枠体と、この枠体に設けられた第１の同軸型コネクタ
と、前記枠体内に配設された回路基板とを備え、前記第
１の同軸型コネクタは、前記側板から直角方向に外方へ
突出する突出部からなる第１の外部導体と、この第１の
外部導体内に設けられた絶縁体と、この絶縁体によっ
て、前記第１の外部導体と絶縁された状態で前記第１の
外部導体内に取り付けられた第１の中心導体とで構成さ
れた。

【００１３】また、第２の解決手段として、前記第１の
外部導体は、円筒状部で構成された。また、第３の解決
手段として、前記第１の外部導体は、スリットを設けて
互いに分離した複数個の突片で構成された。

【００１４】また、第４の解決手段として、電子回路ユ
ニットと、第２の同軸型コネクタを備え、前記第２の同
軸型コネクタは、筒状の第２の外部導体と、この第２の
外部導体内に設けられた絶縁体と、この絶縁体によっ
て、前記第２の外部導体と絶縁された状態で前記第２の
外部導体内に取り付けられた第２の中心導体とで構成さ
れ、前記第１，第２の同軸型コネクタは、前記第１，第
２の外部導体が接続されると共に、前記第１，第２の中
心導体が接続された接続構造とした。

【００１５】また、第５の解決手段として、前記第１，
第２の同軸型コネクタは、前記第１，第２の外部導体同
士が互いにはめ合わせられて直接接続されると共に、前
記第１，第２の中心導体同士が互いにはめ合わせされて
直接接続された接続構造とした。また、第６の解決手段
として、前記第２の同軸型コネクタは、前記枠体に取付
可能なケースに保持され、前記第１，第２の同軸型コネ
クタ同士が接続された状態で、前記ケースが前記枠体に
取り付けられた接続構造とした。また、第７の解決手段
として、前記ケースは、スナップ結合によって前記枠体
に取り付けられた接続構造とした。

【００１６】また、第８の解決手段として、導電材から
なる外部接続体と、この外部接続体と絶縁された状態
で、前記外部接続体内に設けられた導電材からなる内部
接続体とを備えた中継部材を有し、前記第１，第２の外
部導体が前記外部接続体にはめ合わされて前記外部接続
体を介して接続されると共に、前記第１，第２の中心導
体が前記内部接続体にはめ合わされて前記内部接続体を
介して接続され、前記第１，第２の同軸型コネクタが前
記中継部材を介して接続されるようにした接続構造とし
た。また、第９の解決手段として、絶縁材からなるパネ
ルを有し、前記中継部材が前記パネルに形成された接続
構造とした。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の電子回路ユニット、及び
その接続構造の図面を説明すると、図１は本発明の電子
回路ユニットの平面図、図２は図１の２−２線における
断面図、図３は本発明の電子回路ユニットの正面図であ
る。

【００１８】また、図４は本発明の電子回路ユニットの
接続構造の第１実施例に係る要部の断面図、図５は図４
の５−５線における断面図、図６は本発明の電子回路ユ
ニットの接続構造の第１実施例に係る一部の拡大図、図
７は本発明の電子回路ユニットの接続構造の第２実施例
に係る要部の断面図、図８は本発明の電子回路ユニット
の接続構造の第３実施例に係る要部の断面図、図９は本
発明の電子回路ユニットの接続構造の第３実施例に係
り、パネルの要部の斜視図である。

【００１９】次に、本発明の電子回路ユニットの構成を
図１〜図３に基づいて説明すると、金属板で形成された
ロ型の枠体１は、四方が囲まれると共に、上下方向が開
放状態となった４つの側板１ａと、４つの側板１ａで囲
まれた収納部１ｂと、側板１ａに設けられた複数個の孔
１ｃとを有する。

【００２０】なお、この実施例において、枠体１は、上
下方向が開放したロ型のもので説明したが、枠体は、上
下方向の一方の開放部が底板、或いは上板で塞がれたも
のを使用しても良い。

【００２１】金属板からなるシールド板２は、枠体１内
に取り付けられて、収納部１ｂが複数個の区画室に区分
けされている。プリント基板からなる回路基板３は、導
電パターン４と、この導電パターン４に接続された状態
で、回路基板３に搭載されたコイル、ＩＣ部品、チップ
コンデンサ、或いはチップ抵抗等の種々の電気部品５と
で構成されている。そして、この回路基板３は、枠体１
の収納部１ｂ内に適宜手段によって配置されている。

【００２２】雄型の第１の同軸型コネクタ６は、円筒状
部からなる第１の外部導体７と、この第１の外部導体７
内に設けられた絶縁体８と、この絶縁体８によって、第
１の外部導体７と絶縁された状態で第１の外部導体７内
に取り付けられたＬ字状の第１の中心導体９とで構成さ
れている。

【００２３】また、第１の外部導体７は、枠体１の一つ
の側板１ａに絞り加工等によって設けられ、側板１ａに
対して直角方向で、外方に突出する突出部からなる円筒
状部７ａと、この円筒状部７ａの中心部に貫通して設け
られた孔７ｂとを有する。

【００２４】そして、第１の外部導体７の孔７ｂ内に
は、圧入、或いは成型加工によって絶縁体８が設けられ
ると共に、この絶縁体８を介して第１の中心導体９が取
り付けられている。このように、第１の同軸型コネクタ
６は、枠体１の一部が第１の外部導体７を兼ねたものと
なっている。

【００２５】また、第１の同軸型コネクタ６の第１の外
部導体７は、枠体１と同一の接地状態になると共に、枠
体１に取り付けられた第１の同軸型コネクタ６の第１の
中心導体９は、導電パターン４に半付けされて接続され
る。

【００２６】なお、この実施例における第１の外部導体
７は、円筒状部で構成されたもので説明したが、スリッ
トを設けて複数個の突片で構成したものでも良い。

【００２７】次に、本発明の電子回路ユニットの接続構
造の第１実施例の構成を図４〜図６に基づいて説明する
と、絶縁材からなる箱形のケース１０は、四角状の平板
部１０ａと、この平板部１０ａの四方から直角方向に延
びる４個の側板部１０ｂと、この側板部１０ｂに設けら
れた孔１０ｃと、側板部１０ｂの一端に形成されたスナ
ップ結合用の係止部１０ｄとを有する。

【００２８】絶縁材からなる板状の保持部１１は、ケー
ス１０内に収納された状態で、適宜手段によりケース１
０に取り付けられている。雌型の第２の同軸型コネクタ
１２は、円筒状の第２の外部導体１３と、この第２の外
部導体１３内に設けられた絶縁体１４と、この絶縁体１
４によって、第２の外部導体１３と絶縁された状態で第
２の外部導体１３内に取り付けられたバネ性のある二股
状の第２の中心導体１５とで構成されている。

【００２９】また、第２の外部導体１３は、筒状部１３
ａと、筒状部１３ａの一端から直角方向に延びて設けら
れた抱持部１３ｂとを有し、この第２の外部導体１３の
筒状部１３ａ内には、圧入、或いは成型加工によって絶
縁体１４が設けられると共に、この絶縁体１４を介して
取り付けられた第２の中心導体１５は、二股状をなした
接続部１５ａが外方に突出した状態となっている。

【００３０】このように構成された第２の同軸型コネク
タ１２は、ケース１０内に収納された状態で、保持部１
１によって、ケース１０に取り付けられている。

【００３１】同軸ケーブル１６は、芯線１７と、この芯
線１７の外部に設けられた絶縁部（図示せず）を覆うよ
うに形成されたシールド用の網目状の導体１８と、この
導体１８の外部を覆う絶縁材のチューブ１９とで構成さ
れている。

【００３２】そして、この同軸ケーブル１６は、ケース
１０の孔１０ｃに挿通され、図６に示すように、芯線１
７が第２の中心導体１５の接続部１５ａに挟持されて、
第２の中心導体１５に接続され、また、網目状の導体１
８が第２の外部導体１３の抱持部１３ｂで抱持されて、
第２の外部導体１３に接続されている。

【００３３】このように、ケース１０，第２の同軸型コ
ネクタ１２，及び同軸ケーブル１６が一体化された製品
は、図４に示すように、第２の同軸型コネクタ１２が前
述した第１の同軸型コネクタ６にはめ合わされて、両者
が直接接続されると共に、ケース１０の係止部１０ｄが
枠体１の孔１ｃにスナップ結合して、ケース１０が枠体
１に取り付けられる。

【００３４】この時、第１，第２の外部導体７，１３同
士は、互いにはめ合わされて直接接続されると共に、第
１，第２の中心導体９，１５同士は、互いにはめ合わさ
れて直接接続された状態となる。

【００３５】次に、本発明の電子回路ユニットの接続構
造の第２実施例の構成を図７に基づいて説明すると、前
述した電子回路ユニットが電子機器内に組み込まれる
と、第１の同軸型コネクタ６は、パネル２０の孔２０ａ
に対向した状態となる。

【００３６】同軸ケーブル２１は、ここでは詳述しない
が前記第１実施例と同様の構成を有し、この同軸ケーブ
ル２１は、絶縁材からなる本体部２２に保持された状態
となっている。

【００３７】また、第２の同軸型コネクタ２３は、本体
部２２に取り付けられ、同軸ケーブル２１の網目状の導
体（図示せず）に接続された円筒状の第２の外部導体２
４と、第２の外部導体２４内に位置して本体部２２に取
り付けられ、同軸ケーブル２１の芯線（図示せず）に接
続されたバネ性のある第２の中心導体２５とで構成され
ている。

【００３８】そして、このようにして構成された第２の
同軸コネクタ２３は、パネル２０の孔２０ａに挿通され
て、電子回路ユニットの第２の同軸型コネクタ６にはめ
合わされて接続される。この時、第１，第２の外部導体
７，２４同士は、互いにはめ合わされて直接接続される
と共に、第１，第２の中心導体９，２５同士は、互いに
はめ合わされて直接接続された状態となる。

【００３９】次に、本発明の電子回路ユニットの接続構
造の第３実施例の構成を図８、図９に基づいて説明する
と、前述した電子回路ユニットが内蔵される絶縁材から
なる電子機器のパネル２６は、平板状の壁部２６ａと、
この壁部２６ａに設けられた孔２６ｂと、この孔２６ｂ
の周囲から前後方向に突出した円筒状部２６ｃとを有す
る。

【００４０】中継部材２７は、パネル２６に形成され、
パネル２６に埋設され、円筒状部２６ｃの外面に配置さ
れた導電材からなる複数個の外部接続体２８と、パネル
２６の孔２６ｂ（円筒状部２６ｃ）内に取り付けられた
バネ性のある導電材からなる内部接続体２９とで構成さ
れている。

【００４１】そして、電子回路ユニットが電子機器内に
組み込まれると、第１の同軸型コネクタ６は、中継部材
２７にはめ合わされて接続される。この時、第１の外部
導体７と外部接続体２８同士は、互いにはめ合わされて
接続されると共に、第１の中心導体９と内部接続体２９
同士は、互いにはめ合わされて接続された状態となる。

【００４２】同軸ケーブル３０は、ここでは詳述しない
が前記第１実施例と同様の構成を有し、この同軸ケーブ
ル３０は、絶縁材からなる本体部３１に保持された状態
となっている。

【００４３】また、第２の同軸型コネクタ３２は、本体
部３１に取り付けられ、同軸ケーブル３０の網目状の導
体（図示せず）に接続された円筒状の第２の外部導体３
３と、第２の外部導体３３内に位置して本体部３１に取
り付けられ、同軸ケーブル３０の芯線（図示せず）に接
続された第２の中心導体３４とで構成されている。

【００４４】そして、このようにして構成された第２の
同軸コネクタ３２は、パネル２６に設けられた中継部材
２７にはめ合わされて接続されて、第１，第２の同軸型
コネクタ６，３２が中継部材２７を介して接続される。
この時、第２の外部導体３３と外部接続体２８同士は、
互いにはめ合わされて接続されると共に、第２の中心導
体３４と内部接続体２９同士は、互いにはめ合わされて
接続された状態となる。

【００４５】なお、この第３実施例の中継部材は、パネ
ルに一体的に設けたもので説明したが、中継部材をパネ
ルと別部材によって形成しても良い。

【００４６】

【発明の効果】本発明の電子回路ユニットは、金属板か
らなる側板を有する枠体と、この枠体に設けられた第１
の同軸型コネクタと、枠体内に配設された回路基板とを
備え、第１の同軸型コネクタは、側板から直角方向に外
方へ突出する突出部からなる第１の外部導体と、この第
１の外部導体内に設けられた絶縁体と、この絶縁体によ
って、第１の外部導体と絶縁された状態で第１の外部導
体内に取り付けられた第１の中心導体とで構成されたた
め、枠体が第１の同軸型コネクタの第１の外部導体を兼
ね、従って、安価な電子回路ユニットを提供できる。ま
た、第１の同軸型コネクタは、従来のような、外部導体
のカシメ作業が無く、組立性が良く、生産性の良好な電
子回路ユニットを提供できる。

【００４７】また、第１の外部導体は、円筒状部で構成
されたため、構成が簡単で、生産性が良く、且つ、シー
ルド効果の良好なものが得られる。

【００４８】また、第１の外部導体は、スリットを設け
て互いに分離した複数個の突片で構成されたため、構成
が簡単で、生産性が良く、且つ、突片に撓みを生じて、
もう一方の同軸型コネクタのはめ合わせの良好なものが
得られる。

【００４９】また、電子回路ユニットと、第２の同軸型
コネクタを備え、第２の同軸型コネクタは、筒状の第２
の外部導体と、この第２の外部導体内に設けられた絶縁
体と、この絶縁体によって、第２の外部導体と絶縁され
た状態で第２の外部導体内に取り付けられた第２の中心
導体とで構成され、第１，第２の同軸型コネクタは、第
１，第２の外部導体が接続されると共に、第１，第２の
中心導体が接続された接続構造としたため、簡単なはめ
合わせによって両者の接続構造が得られて、その接続が
簡単となる。

【００５０】また、第１，第２の同軸型コネクタは、第
１，第２の外部導体同士が互いにはめ合わせられて直接
接続されると共に、第１，第２の中心導体同士が互いに
はめ合わせされて直接接続されたため、簡単なはめ合わ
せによって両者の接続構造が得られて、その接続が簡単
となる。

【００５１】また、第２の同軸型コネクタは、枠体に取
付可能なケースに保持され、第１，第２の同軸型コネク
タ同士が接続された状態で、ケースが枠体に取り付けら
れたため、第２の同軸型コネクタの取付がケースによっ
て補強され、第２の同軸型コネクタの取付強度の大きな
ものが得られる。

【００５２】また、ケースは、スナップ結合によって枠
体に取り付けられたため、ケースの取付の簡単なものが
得られる。

【００５３】また、導電材からなる外部接続体と、この
外部接続体と絶縁された状態で、外部接続体内に設けら
れた導電材からなる内部接続体とを備えた中継部材を有
し、第１，第２の外部導体が外部接続体にはめ合わされ
て外部接続体を介して接続されると共に、第１，第２の
中心導体が内部接続体にはめ合わされて内部接続体を介
して接続され、第１，第２の同軸型コネクタが中継部材
を介して接続されるようにしたため、第１，第２の同軸
型コネクタの間隔が大きくなっても、中継部材によっ
て、確実に接続きる接続構造を提供できる。

【００５４】また、絶縁材からなるパネルを有し、中継
部材がパネルに形成されたため、パネルが中継部材を兼
ねることができて、構成が簡単で、生産性の良好なもの
が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電子回路ユニットの平面図。

【図２】図１の２−２線における断面図。

【図３】本発明の電子回路ユニットの正面図。

【図４】本発明の電子回路ユニットの接続構造の第１実
施例に係る要部の断面図。

【図５】図４の５−５線における断面図。

【図６】本発明の電子回路ユニットの接続構造の第１実
施例に係る一部の拡大図。

【図７】本発明の電子回路ユニットの接続構造の第２実
施例に係る要部の断面図。

【図８】本発明の電子回路ユニットの接続構造の第３実
施例に係る要部の断面図。

【図９】本発明の電子回路ユニットの接続構造の第３実
施例に係り、パネルの要部の斜視図。

【図１０】従来の電子回路ユニットの平面図。

【図１１】図１０の１１−１１線における断面図。

【符号の説明】

１枠体１ａ側板１ｂ収納部１ｃ孔２シールド板３回路基板４導電パターン５電気部品６第１の同軸型コネクタ７第１の外部導体７ａ円筒状部７ｂ孔８絶縁体９第１の中心導体１０ケース１０ａ平板部１０ｂ側板部１０ｃ孔１０ｄ係止部１１保持部１２第２の同軸型コネクタ１３第２の外部導体１３ａ筒状部１３ｂ抱持部１４絶縁体１５第２の中心導体１５ａ接続部１６同軸ケーブル１７芯線１８導体１９チューブ２０パネル２０ａ孔２１同軸ケーブル２２本体部２３第２の同軸型コネクタ２４第２の外部導体２５第２の中心導体２６パネル２６ａ壁部２６ｂ孔２６ｃ円筒状部２７中継部材２８外部接続体２９内部接続体３０同軸ケーブル３１本体部３２第２の同軸型コネクタ３３第２の外部導体３４第２の中心導体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】金属板からなる側板を有する枠体と、こ
の枠体に設けられた第１の同軸型コネクタと、前記枠体
内に配設された回路基板とを備え、前記第１の同軸型コ
ネクタは、前記側板から直角方向に外方へ突出する突出
部からなる第１の外部導体と、この第１の外部導体内に
設けられた絶縁体と、この絶縁体によって、前記第１の
外部導体と絶縁された状態で前記第１の外部導体内に取
り付けられた第１の中心導体とで構成されたことを特徴
とする電子回路ユニット。
【請求項２】前記第１の外部導体は、円筒状部で構成
されたことを特徴とする請求項１記載の電子回路ユニッ
ト。
【請求項３】前記第１の外部導体は、スリットを設け
て互いに分離した複数個の突片で構成されたことを特徴
とする請求項１記載の電子回路ユニット。
【請求項４】請求項１から３の何れかに記載の電子回
路ユニットと、第２の同軸型コネクタを備え、前記第２
の同軸型コネクタは、筒状の第２の外部導体と、この第
２の外部導体内に設けられた絶縁体と、この絶縁体によ
って、前記第２の外部導体と絶縁された状態で前記第２
の外部導体内に取り付けられた第２の中心導体とで構成
され、前記第１，第２の同軸型コネクタは、前記第１，
第２の外部導体が接続されると共に、前記第１，第２の
中心導体が接続されたことを特徴とする電子回路ユニッ
トの接続構造。
【請求項５】前記第１，第２の同軸型コネクタは、前
記第１，第２の外部導体同士が互いにはめ合わされて直
接接続されると共に、前記第１，第２の中心導体同士が
互いにはめ合わされて直接接続されたことを特徴とする
請求項４記載の電子回路ユニットの接続構造。
【請求項６】前記第２の同軸型コネクタは、前記枠体
に取付可能なケースに保持され、前記第１，第２の同軸
型コネクタ同士が接続された状態で、前記ケースが前記
枠体に取り付けられたことを特徴とする請求項５記載の
電子回路ユニットの接続構造。
【請求項７】前記ケースは、スナップ結合によって前
記枠体に取り付けられたことを特徴とする請求項６記載
の電子回路ユニットの接続構造。
【請求項８】導電材からなる外部接続体と、この外部
接続体と絶縁された状態で、前記外部接続体内に設けら
れた導電材からなる内部接続体とを備えた中継部材を有
し、前記第１，第２の外部導体が前記外部接続体にはめ
合わされて前記外部接続体を介して接続されると共に、
前記第１，第２の中心導体が前記内部接続体にはめ合わ
されて前記内部接続体を介して接続され、前記第１，第
２の同軸型コネクタが前記中継部材を介して接続される
ようにしたことを特徴とする請求項４記載の電子回路ユ
ニットの接続構造。
【請求項９】絶縁材からなるパネルを有し、前記中継
部材が前記パネルに形成されたことを特徴とする請求項
８記載の電子回路ユニットの接続構造。