JP4024103B2 - 高周波回路の接続構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は衛星放送受信用コンバータ等に使用して好適な高周波回路の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の高周波回路の接続構造の構成を図13に基づいて説明すると、プリント基板からなる回路基板51は、一面側の配線パターン52が設けられ、この配線パターン52に種々の電気部品(図示せず)が搭載されて、所望の高周波回路が形成されている。
また、配線パターン52は、間隔を置いて配設された第1,第2の導体52a、52bと、この第1,第2の導体52a、52b間を通る第3の導体52cを有する。
【0003】
この回路基板51の他面側の全面には、シールド用の接地用パターン53が設けられ、ここでは図示しないが、このように構成された回路基板51は、電気部品52を内部に位置した状態で枠体に取り付けられて、接地用パターン53が外側、即ち、枠体から露出して、接地用パターン53は枠体と共に、電気部品をシールドするようになっている。
【0004】
ジャンパー部材54は、リン青銅からなるパイプ状のシールド部55と、このシールド部55の内部にモールドされた絶縁体56と、この絶縁体56の中心部に埋設されたジャンパー線57とで構成されている。
【0005】
このジャンパー線57は、コ字状に形成され、直線状をなした基部57aと、この基部57aの両端部から直角に折り曲げられた一対の端子部57bを有し、基部57aの中央部が絶縁体56で保持されると共に、シールド部55でシールドされ、また、基部57aの両端部と端子部57bがシールド部55から露出した状態となっている。
【0006】
このようなジャンパー部材54は、外側である回路基板51の接地用パターン53側に配設され、シールド部55が接地用パターン53に半付けされる。
また、ジャンパー線57の一対の端子部57bは、回路基板51の孔51aに挿通されて、それぞれ第1,第2の導体52a、52bに半田付けされ、ジャンパー線57が第3の導体52cと交差した状態で、第1,第2の導体52a、52bを接続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の高周波回路の接続構造に使用されるジャンパー部材54は、絶縁体56とジャンパー線57がシールド部55にモールドされるため、製造コストが高く、高価になるという問題がある。
また、ジャンパー部材54は、基部57aの両端部と端子部57bがシールド部材55から露出し、回路基板51に取り付けられた際、基部57aの両端部と端子部57bが外側に位置する接地用パターン53側から露出して、高周波特性が悪くなるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は安価で、高周波特性の良好な高周波回路の接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、一面側に設けられた配線パターンに電気部品を搭載して、所望の高周波回路が形成された回路基板と、この回路基板の他面側に配設された接地用パターンと、前記回路基板の他面側に配設されたジャンパー部材とを備え、前記ジャンパー部材は、下面側が開放された箱形のカバーと、このカバー内に収納された絶縁基体と、この絶縁基体に位置決めされた状態で、両端が前記絶縁基体の下面より下方に突出するジャンパー線とで構成され、前記ジャンパー線は、前記絶縁基体に位置決めされ、前記カバー内に位置して電気的にシールドされた基部と、前記絶縁基体の下面より下方に突出する端子部とを有し、前記配線パターンは、第1,第2の導体間を通る第3の導体が設けられ、前記接地用パターンには、第1、第2の導体のそれぞれに対向した位置にパターン削除部が設けられ、前記回路基板の前記他面側に配設された前記ジャンパー部材は、前記ジャンパー線を位置決めした前記絶縁基体が前記回路基板上に載置されると共に、前記ジャンパー線が前記第3の導体と交差した状態で、前記端子部を前記回路基板の前記パターン削除部を貫通して前記第1,第2の導体に接続され、前記カバーの下端部が前記接地用パターンに接触した状態で、前記カバーが前記回路基板に取り付けられた構成とした。
【0010】
また、第2の解決手段として、前記カバーの外周部の全周が前記接地用パターンに半田付けされた構成とした。
また、第3の解決手段として、前記ジャンパー線は、直線状の基部と、この基部の両端部から折り曲げられた一対の端子部とを有し、前記絶縁基体は、横方向に貫通する貫通孔を有し、前記基部が前記貫通孔に挿通されて位置決め保持された構成とした。
【0011】
また、第4の解決手段として、前記ジャンパー線は、直線状の基部と、この基部の両端部から折り曲げられた一対の端子部とを有し、前記基部が前記絶縁基体の上部に設けられた溝部内に位置して位置決めされた構成とした。
また、第5の解決手段として、前記ジャンパー線は、直線状の基部と、この基部の両端部から折り曲げられた一対の端子部とを有し、前記端子部が前記絶縁基体に設けられた上下方向の孔に挿通されて位置決め保持された構成とした。
【0012】
また、第6の解決手段として、前記回路基板は、枠体の一端側に設けられた開放部に取り付けられて、前記電気部品が前記枠体内に位置すると共に、前記接地用パターン、及び前記ジャンパー部材が前記枠体外に露出した構成とした。
また、第7の解決手段として、前記接地用パターンには、前記枠体外に位置した状態でフィードホーンが取り付けられて、衛星放送受信用コンバータを構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の高周波回路の接続構造の図面を説明すると、図1は本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例を示す平面図、図2は本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例に係り、高周波回路の概要を示す下面図、図3は本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例を示す断面図である。
【0014】
また、図4は本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例に係り、要部の拡大断面図、図5は本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例に係り、ジャンパー部材を裏返した状態の分解斜視図、図6は本発明の高周波回路の接続構造の第2実施例に係り、要部の拡大断面図、図7は本発明の高周波回路の接続構造の第2実施例に係り、ジャンパー部材の分解斜視図である。
【0015】
また、図8は本発明の高周波回路の接続構造の第3実施例に係り、要部の拡大断面図、図9は本発明の高周波回路の接続構造の第3実施例に係り、ジャンパー部材の分解斜視図、図10は本発明の高周波回路の接続構造の第4実施例に係り、要部の拡大断面図、図11は本発明の高周波回路の接続構造の第5実施例に係り、要部の拡大断面図、図12は本発明の高周波回路の接続構造の第6実施例に係り、要部の拡大断面図である。
【0016】
本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例の構成について、衛星放送受信用コンバータを例にして図1〜図5に基づいて説明すると、金属板からなる枠体1は、上下が開放したロ字状で構成されている。
プリント基板からなる回路基板2は、一面側の配線パターン3が設けられ、この配線パターン3に種々の電気部品4が搭載されて、所望の高周波回路が形成されている。
【0017】
そして、配線パターン3は、間隔を置いて配設された第1,第2の導体3a、3bと、この第1,第2の導体3a、3b間を通る第3の導体3cを有する。
また、回路基板2の他面側の全面には、シールド用の接地用パターン5が設けられると共に、この接地用パターン5には、第1,第2の導体3a、3bとそれそれ対向し、回路基板2に設けられた孔2aの周囲に削除部5aが設けられている。
【0018】
そして、このような構成を有する回路基板2は、ロ字状の枠体1の一方の開放部を塞ぐように、枠体1に取り付けられる。
即ち、回路基板2は、電気部品4を枠体1の内部に位置した状態で、接地用パターン5が外側、即ち、枠体1から露出し、接地用パターン5を枠体1に半田付けすることによって取り付けられる。
これによって、電気部品4が電気的にシールドされるようになる。
【0019】
また、ここでは図示しないが、枠体1の他方の開放部には、開放部を塞ぐカバーが設けられ、このカバーと、枠体1,及び回路基板2とで電気部品4をシールドするための筺体が形成されるようになっている。
【0020】
L字状のフィードホーン6は、枠体1の外側に位置した状態で回路基板2に取り付けられ、垂直偏波Vと水平偏波Hとを入力できるようになっていると共に、枠体1には、高周波回路に接続された2個の同軸型コネクタ7が取り付けられ、この同軸型コネクタ7によって、所望の信号が出力されるようになっている。
【0021】
ジャンパー部材8は、箱形のカバー9と、このカバー9内に収納された絶縁基体10と、この絶縁基体10に位置決め保持され、一部がカバー9によってシールドされたジャンパー線11とで構成されている。
【0022】
そして、カバー9は、半田付けが容易で、材料費が安価なブリキ等によって構成され、矩形状の上面壁9aと、上面壁9aの4辺から下方に折り曲げられた4つの側面壁9bと、下面に設けられた開放部9cとで構成されている。
【0023】
また、ポリテトラフルオロエチレン等の絶縁材からなる絶縁基体10は、直方体状をなし、上面の長手方向(横方向)の両端部に設けられた一対の切り欠き部10aと、この一対切り欠き部10aの底面を繋ぐように、横方向に貫通して設けられた貫通孔10dとを有し、この絶縁基体10は、カバー9内に収納されて取り付けられる。
この時、絶縁基体10の下面は、カバー9の開放部9cから露出した状態で、カバー9の下部と面一状態となっている。
【0024】
また、銅線等からなるジャンパー線11は、コ字状に形成され、直線状の基部11aと、この基部11aの両端部から直角に折り曲げられた一対の端子部11bを有し、このジャンパー線11は、直線状の基部57aが絶縁基体10の貫通孔10dに挿通されて位置決め保持されると共に、端子部11bが切り欠き部10aの側面に沿って折り曲げられて、端子部11bが切り欠き部10aを通って、絶縁基体10の下面から突出した状態で、絶縁基体10に保持されている。
【0025】
即ち、ジャンパー線11は、コ字状の基部11aが絶縁基体10を抱持することによって取り付けられると共に、絶縁基体10に取り付けられたジャンパー線11は、絶縁基体10と共にカバー9内に収納される。
そして、ジャンパー線11がカバー9内に収納された際、基部11a、及び端子部11bの一部が箱形のカバー9でシールドされた状態で、端子部11bが絶縁基体10の下面、及びカバー9の開放部9cから外方に突出した状態となっている。
【0026】
また、このジャンパー部材8の組立は、図5に示すように、先ず、直線状のジャンパー線11を貫通孔10dに挿通した後、一対の切り欠き部10aから横方向に突出した端部を、切り欠き部10aの側面に沿って折り曲げする。
すると、図5の二点鎖線で示すように一対の端子部11bが形成される。
次に、このようにジャンパー線11を取り付けた絶縁基体10をカバー9の開放部9cに合わせ、カバー9内に絶縁基体10を収納して、両者を組み合わせると、ジャンパー部材8の組立が完了する。
【0027】
このようなジャンパー部材8は、外側である回路基板2の接地用パターン5側に配設され、カバー9の下端部が接地用パターン5に接触すると共に、カバー9の外周部の全周下端部が接地用パターン5に半付けされる。
これによって、ジャンパー線11は、接地用パターン5とカバー9によって完全に囲まれて、電気的なシールドが確実となる。
【0028】
また、ジャンパー線11の一対の端子部11bは、回路基板2の孔2aに挿通されて、それぞれ第1,第2の導体3a、3bに半田付けされ、ジャンパー線11が第3の導体3cと交差した状態で、第1,第2の導体3a、3bに接続される。
【0029】
次に、このようなジャンパー部材8を必要とする高周波回路の例を図2に基づいて説明すると、フィードホーン6から入力された垂直偏波Vと水平偏波Hは、それぞれRFアンプ15、16を経た後、高域側の周波数帯と低域側の周波数帯とに分けられる。
【0030】
そして、垂直偏波Vと水平偏波Hの高域側の周波数帯はそれぞれバンドパスフィルタ17,18を介してミキサ19,20に入力され、同様に低域側の周波数帯も、それぞれバンドパスフィルタ21、22を介してミキサ23,24に入力される。
【0031】
また、高域側の周波数帯のそれぞれのバンドパスフィルタ17,18とミキサ19,20は、互いに隣り合う位置に配置されて、一つの局部発振器25がミキサ19,20に接続されて共用できるようにすると共に、低域側の周波数帯のそれぞれのバンドパスフィルタ21,22とミキサ23,24は、互いに隣り合う位置に配置されて、一つの局部発振器26がミキサ23,24に接続されて共用できるようになっている。
【0032】
この時、図2に示すように、垂直偏波Vの高域側のバンドパスフィルタ17を接続する線路と、水平偏波Hの低域側のバンドパスフィルタ22を接続する線路は互いに交差した状態となる。
そして、この例では、水平偏波Hの低域側のバンドパスフィルタ22がジャンパー部材8(点線で図示)によって接続された構成となっている。
【0033】
その結果、ジャンパー部材8の両端には、配線パター3の第1,第2の導体3a、3bが設けられ、この第1,第2の導体3a、3b間には、垂直偏波Vの高域側の線路である第3の導体3cが設けられたものとなっている。
【0034】
なお、水平偏波Hの低域側のバンドパスフィルタ22を接続する線路を第3の導体とし、垂直偏波Vの高域側のバンドパスフィルタ17をジャンパー部材8によって接続しても良く、また、垂直偏波Vの低域側のバンドパスフィルタ20を接続する線路と水平偏波Hの高域側のバンドパスフィルタ18を接続する線路とが交差するようにして、この箇所にジャンパー部材を用いるようにしても良い。
【0035】
また、図6,図7は本発明の高周波回路の接続構造の第2実施例を示し、この第2実施例の構成を説明すると、この第2実施例は、第1実施例の貫通孔10dに代えて、絶縁基体10の上下方向に貫通する孔10bを設けたものである。
【0036】
そして、コ字状のジャンパー線11は、基部11aが絶縁基体10の上部に位置した状態で、一対の端子部11bが孔10bに挿通されて位置決め保持されると共に、端子部11bの一部が絶縁基体10の下面から下方に突出したものである。
その他の構成は、前記第1実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0037】
また、図8,図9は本発明の高周波回路の接続構造の第3実施例を示し、この第3実施例の構成を説明すると、絶縁基体10の上面には、長手方向(横方向)を横切る溝部10cが設けられ、ジャンパー線11の直線状の基部11aが溝部10c内に没入した状態で配置されると共に、溝部10cによって位置決めされ、且つ、一対の端子部11bが孔10bに挿通されて位置決め保持されると共に、端子部11bの一部が絶縁基体10の下面から下方に突出したものである。
【0038】
その他の構成は、前記第2実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
そして、このようにジャンパー線11の基部11aの直線状部を溝部10c内に没入させることによって、カバー9に対するジャンパー線11の絶縁が容易となって、ジャンパー部材8の組立性が容易となる。
【0039】
また、図10は本発明の高周波回路の接続構造の第4実施例を示し、この第4実施例の構成を説明すると、この第4実施例は、第3実施例の孔10bを無くして、絶縁基体10の上面には、長手方向(横方向)を横切る溝部10cが設けられ、ジャンパー線11の直線状の基部11aが溝部10c内に没入した状態で配置されると共に、溝部10cによって位置決め保持されて、一対の端子部11bが絶縁基体10の両端部から下方に突出したものである。
【0040】
そして、この絶縁基体10は、回路基板2上に載置され、ジャンパー線11を位置決めした状態で、ジャンパー線11と共にカバー9によって覆われた構成となっている。
その他の構成は、前記第3実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0041】
また、図11は本発明の高周波回路の接続構造の第5実施例を示し、この第5実施例は、カバー9の側面壁9bから突出する突出部9dが回路基板2を貫通し、この突出部9dの先端部をカシメたり、或いは、捻ったりすることによって、カバー9の下端部が接地用パターン5に接触した状態で、カバー9が回路基板2に取り付けられたものである。
その他の構成は、前記第1実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0042】
また、図12は本発明の高周波回路の接続構造の第6実施例を示し、この第6実施例は、カバー9の側面壁9bから折り曲げられた折曲部9eが設けられると共に、この折曲部9eと回路基板2を貫通するビス12が設けられ、ビス12のネジ部にねじ込まれたナット13によって、カバー9の下端部が接地用パターン5に接触した状態で、カバー9が回路基板2に取り付けられたものである。
その他の構成は、前記第1実施例と同様であり、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0043】
【発明の効果】
本発明の高周波回路の接続構造は、一面側に設けられた配線パターンに電気部品を搭載して、所望の高周波回路が形成された回路基板と、この回路基板の他面側に配設された接地用パターンと、回路基板の他面側に配設されたジャンパー部材とを備え、ジャンパー部材は、下面側が開放された箱形のカバーと、このカバー内に収納された絶縁基体と、この絶縁基体に位置決めされた状態で、両端が絶縁基体の下面より下方に突出するジャンパー線とで構成され、ジャンパー線は、絶縁基体に位置決めされ、カバー内に位置して電気的にシールドされた基部と、絶縁基体の下面より下方に突出する端子部とを有し、配線パターンは、第1,第2の導体間を通る第3の導体が設けられ、回路基板の他面側に配設されたジャンパー部材は、ジャンパー線を位置決めした絶縁基体が回路基板上に載置されると共に、ジャンパー線が第3の導体と交差した状態で、端子部を回路基板に貫通して第1,第2の導体に接続され、カバーの下端部が接地用パターンに接触した状態で、カバーが回路基板に取り付けられた構成とした。
このような構成によって、ジャンパー線の基部は、カバー内に収納され、カバーによって電気的にシールドされた状態となって、従来に比して、高周波特性の良好な高周波回路の接続構造を提供することができる。
また、本発明は、従来のようなジャンパー線の埋設(モールド)が無いため、安価な高周波回路の接続構造を提供することができる。
【0044】
また、カバーの外周部の全周が接地用パターンに半田付けされたため、ジャンパー線のシールドが確実となって、高周波特性の一層良好な高周波回路の接続構造を提供することができる。
【0045】
また、ジャンパー線は、直線状の基部と、この基部の両端部から折り曲げられた一対の端子部とを有し、絶縁基体は、横方向に貫通する貫通孔を有し、基部が貫通孔に挿通されて位置決め保持されたため、ジャンパー部材の組立が簡単で、生産性の良好なものが得られると共に、ジャンパー線は絶縁基体に埋設(モールド)することなしに取り付けできて、安価なものが得られる。
【0046】
また、ジャンパー線は、直線状の基部と、この基部の両端部から折り曲げられた一対の端子部とを有し、基部が絶縁基体の上部に設けられた溝部内に位置して位置決めされたため、ジャンパー部材の組立が簡単で、生産性の良好なものが得られると共に、ジャンパー線は絶縁基体に埋設(モールド)することなしに取り付けできて、安価なものが得られる。
【0047】
また、ジャンパー線は、直線状の基部と、この基部の両端部から折り曲げられた一対の端子部とを有し、端子部が前記絶縁基体に設けられた上下方向の孔に挿通されて位置決め保持されたため、ジャンパー部材の組立が簡単で、生産性の良好なものが得られると共に、ジャンパー線は絶縁基体に埋設(モールド)することなしに取り付けできて、安価なものが得られる。
【0048】
また、回路基板は、枠体の一端側に設けられた開放部に取り付けられて、電気部品が枠体内に位置すると共に、接地用パターン、及びジャンパー部材が枠体外に露出したため、特に、ジャンパー部材が枠体外に配置されたものに使用した場合に好適な接続構造を提供することができる。
【0049】
また、接地用パターンには、枠体外に位置した状態でフィードホーンが取り付けられて、衛星放送受信用コンバータを構成したため、特に、衛星放送受信用コンバータに使用した場合に好適な接続構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例を示す平面図。
【図2】本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例に係り、高周波回路の概要を示す下面図。
【図3】本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例を示す断面図。
【図4】本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例に係り、要部の拡大断面図。
【図5】本発明の高周波回路の接続構造の第1実施例に係り、ジャンパー部材を裏返した状態の分解斜視図。
【図6】本発明の高周波回路の接続構造の第2実施例に係り、要部の拡大断面図。
【図7】本発明の高周波回路の接続構造の第2実施例に係り、ジャンパー部材の分解斜視図。
【図8】本発明の高周波回路の接続構造の第3実施例に係り、要部の拡大断面図。
【図9】本発明の高周波回路の接続構造の第3実施例に係り、ジャンパー部材の分解斜視図。
【図10】本発明の高周波回路の接続構造の第4実施例に係り、要部の拡大断面図。
【図11】本発明の高周波回路の接続構造の第5実施例に係り、要部の拡大断面図。
【図12】本発明の高周波回路の接続構造の第6実施例に係り、要部の拡大断面図。
【図13】従来の高周波回路の接続構造を示す要部の断面図。
【符号の説明】
1 枠体
2 回路基板
2a 孔
3 配線パターン
3a 第1の導体
3b 第2の導体
3c 第3の導体
4 電気部品
5 接地用パターン
5a 削除部
6 フィードホーン
7 同軸型コネクタ
8 ジャンパー部材
9 カバー
9a 上面壁
9b 側面壁
9c 開放部
9d 突出部
9e 折曲部
10 絶縁基体
10a 切り欠き部
10b 孔
10c 溝部
10d 貫通孔
11 ジャンパー線
11a 基部
11b 端子部
12 ビス
13 ナット
V 垂直偏波
H 水平偏波
15 RFアンプ
16 RFアンプ
17 バンドパスフィルタ
18 バンドパスフィルタ
19 ミキサ
20 ミキサ
21 バンドパスフィルタ
22 バンドパスフィルタ
23 ミキサ
24 ミキサ
25 局部発振器
26 局部発振器
Claims (1)
- 一面側に設けられた配線パターンに電気部品を搭載して、所望の高周波回路が形成された回路基板と、この回路基板の他面側に配設された接地用パターンと、前記回路基板の他面側に配設されたジャンパー部材とを備え、前記ジャンパー部材は、下面側が開放された箱形のカバーと、このカバー内に収納された絶縁基体と、この絶縁基体に位置決めされた状態で、両端が前記絶縁基体の下面より下方に突出するジャンパー線とで構成され、前記ジャンパー線は、前記絶縁基体に位置決めされ、前記カバー内に位置して電気的にシールドされた基部と、前記絶縁基体の下面より下方に突出する端子部とを有し、前記配線パターンは、第1,第2の導体間を通る第3の導体が設けられ、前記接地用パターンには、第1、第2の導体のそれぞれに対向した位置にパターン削除部が設けられ、前記回路基板の前記他面側に配設された前記ジャンパー部材は、前記ジャンパー線を位置決めした前記絶縁基体が前記回路基板上に載置されると共に、前記ジャンパー線が前記第3の導体と交差した状態で、前記端子部を前記回路基板の前記パターン削除部を貫通して前記第1,第2の導体に接続され、前記カバーの下端部が前記接地用パターンに接触した状態で、前記カバーが前記回路基板に取り付けられたことを特徴とする高周波回路の接続構造。
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