JP3344388B2 - マイクロ波導波管装置 - Google Patents

マイクロ波導波管装置

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JP3344388B2
JP3344388B2 JP31128999A JP31128999A JP3344388B2 JP 3344388 B2 JP3344388 B2 JP 3344388B2 JP 31128999 A JP31128999 A JP 31128999A JP 31128999 A JP31128999 A JP 31128999A JP 3344388 B2 JP3344388 B2 JP 3344388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波集積回路
(MICともいう)を含むマイクロ波導波管装置に関
し、特に小型化に適するマイクロ波導波管装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のマイクロ波導波管装置に
ついて、図6の構造図を参照して説明する。(a)は横
断面図、(b)は縦断面図である。図示したマイクロ波
集積回路1はマイクロ波信号端子1aと中間周波数信号
端子1b及び電源端子1cを含む低周波数信号端子とを
一面から突出させている。これら端子1a〜1cはマイ
クロ波集積回路1と他のマイクロ波回路及び電気回路5
Dとの電気的接続部となる。マイクロ波集積回路1の一
面は、金属板6の一面に取り付けられて(搭載されて)
おり、端子1a〜1cは金属板6を貫通して突出してい
る。
【0003】金属板6の他面は、金属カバー9Bと共に
導波管2Eを形成する部分と、プリント基板3Dの一面
に密着すると共に導電接続される部分とに分かれる。マ
イクロ波集積回路1の端子1aは導波管2Eの内部に挿
入されて同軸・導波管変換器を形成する。端子1b及び
1cは、プリント基板3Dも貫通して突出し、プリント
基板3Dの他面に搭載された一般に複数の回路部品5a
に接続されて中間周波数信号回路,電源回路などの電気
回路5Dを形成する。電気回路5Dは、金属カバー9A
で覆われて金属板6(又はプリント基板3Dの一面に形
成された全面導体層)と共に他回路から電磁シールドさ
れている。
【0004】なお、図6とほぼ同じ構成のマイクロ波導
波管装置が、特開平9−83202号公報に開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマイク
ロ波導波管装置は、金属板と金属カバーが3点構成であ
るので構造的に複雑なため、部品代が高くなること,及
び組み立て工数が大きくなるという欠点があった。
【0006】また、このマイクロ波導波管装置は、プリ
ント基板(3D)を覆う金属カバー(9A)と導波管
(2D)を構成する金属カバー(9B)を共通の金属カ
バーにしようとしても、プリント基板(3D)の厚みの
バラツキにより、金属板(6)と金属カバー(9B)と
の隙間が空いたり、プリント基板(3D)と金属カバー
(9A)との隙間が空いたりするため、電気回路の電磁
シールドが不完全になるという欠点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、上述の欠点を解
消し、構造の簡素化により部品点数を削減して価格を低
減し、かつ、上記導波管回路及びプリント基板上の電気
回路の電磁シールドを確保できるマイクロ波導波管装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるマイクロ波
導波管装置は、マイクロ波信号端子と中間周波数信号端
子及び電源端子を含む低周波数信号端子とを一面から突
出させるマイクロ波集積回路と、一面に前記マイクロ波
集積回路を搭載して他面に前記マイクロ波信号端子及び
前記低周波数信号端子を貫通させる金属板と、一面が前
記金属板の他面に密着すると共に前記マイクロ波信号端
子及び前記低周波数信号端子の貫通部分を除いて導電接
続される第1のプリント基板と、前記第1のプリント基
板を複数の支持体によって所定間隔だけ離して前記金属
板との間に挟み込む金属カバーとを備え、前記マイクロ
波集積回路のマイクロ波信号端子のみを貫通させる前記
第1のプリント基板の他面の部分が、前記金属カバーの
所定の前記支持体との間に導波管を構成し、前記導波管
の構成部を除く前記第1のプリント基板の他面が、前記
低周波数信号端子に接続された電気回路を搭載すること
を特徴とする。
【0009】前記マイクロ波導波管装置の第一は、前記
第1のプリント基板の他面の前記導波管の構成部が、全
面導体層を備える構成をとることができる。
【0010】前記マイクロ波導波管装置の第二は、前記
第1のプリント基板の前記導波管を構成する部分に対応
する前記金属板が、前記第1のプリント基板の一面との
間に電気回路搭載用の空間を有するように形成されてい
る構成をとることができる。
【0011】前記マイクロ波導波管装置の第三は、前記
導波管が、開口部を前記金属板に対して垂直方向にする
ように前記金属カバーに形成したEベンドと前記金属板
及び前記第1のプリント基板に形成した導電性の貫通穴
を備える構成をとることができる。
【0012】前記マイクロ波導波管装置の第四は、前記
導波管開口部前記金属板の長手方向に対して水平に
直交する方向にるように前記金属カバーにHベンド
を形成している構成をとることができる。
【0013】前記マイクロ波導波管装置の第五は、前記
導波管の開口部が、前記マイクロ波集積回路の突出した
マイクロ波信号端子の部分から前記金属板の長手方向
対して水平に直交する方向に形成されている構成をとる
ことができる。
【0014】前記マイクロ波導波管装置の第六は、前記
導波管が、開口部を前記金属板に対して垂直方向にする
ようにEベンド及び貫通穴を前記金属カバーに形成した
構成をとることができる。
【0015】前記マイクロ波導波管装置の第七は、互い
に異なる前記マイクロ波集積回路のマイクロ波信号端子
間の接続が、共通の前記導波管を介して行なわれる構成
をとることができる。
【0016】前記マイクロ波導波管装置の第八は、前記
第1のプリント基板の他面と前記金属カバーとの間に複
数の金属製支持体で所定の間隔を保った少なくとも1枚
のプリント基板を備え、貫通した前記マイクロ波信号端
子を含む前記第1のプリント基板の他面とこの他面に対
向する第2のプリント基板の全面導体層を有する一面と
前記金属製支持体とによって前記導波管を構成する構成
をとることができる。
【0017】前記マイクロ波導波管装置の第九は、前記
導波管の構成部分を除く前記プリント基板が、前記低周
波数信号端子に直接あるいは間接的に接続されると共に
他回路に対して電磁シールドされている電気回路を搭載
する構成をとることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0019】図1は本発明の第一の実施形態によるマイ
クロ波導波管装置の構造図であり、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。図1に示したマイクロ波導波
管装置に用いるマイクロ波集積回路1は、図6に示した
マイクロ波集積回路1と同じものであり、マイクロ波信
号端子1aと中間周波数信号端子1bと電源端子を含む
低周波数信号端子1cとを一面(図の下方)から突出さ
せている。金属板6は、一面(図の上方)にマイクロ波
集積回路1の一面を取り付け(搭載し)、マイクロ波信
号端子1aと中間周波数信号端子1bと低周波数信号端
子1cとを上記一面から他面(図の下方)に貫通させ
る。プリント基板3の一面は金属板6の他面全体に密着
すると共に導電接続される。但し、端子1a〜1cはプ
リント基板3も貫通してプリント基板3の他面から突出
する。プリント基板3の端子1a〜1cが貫通する部分
は、端子1a〜1cが接触しないようなスルーホール構
造としてもよい。また、プリント基板3の厚み方向の側
面は金属メッキを行う。なお、以下の実施の形態の説明
においては、その実施の形態の特徴の把握を容易にする
ために、先述した構成要素等については必要時以外には
説明を省略する。
【0020】プリント基板3は金属板6と金属カバー4
とで挟み込んで固定する。この時、金属カバー4の一面
はプリント基板3の他面との間に導波管2を形成する必
要があるので、導波管2に基本モードのみが通過するよ
うに複数の支持体41〜46によって金属カバー4の一
面とプリント基板3の他面とを所定間隔だけ離して固定
する。支持体41〜46は金属カバー4の上面と一体に
形成するのがよい。支持体41がプリント基板3を導波
管2と低周波数信号回路(電気回路5)との仕切りとさ
れる。プリント基板3の導波管2に相当する部分は、そ
の他面を全面導体としてもよく,あるいは導体層を全く
なくしてもよい。この導体層がない場合の導波管2はプ
リント基板3の部分が誘電体層を形成することになる。
従って、上記両者ではプリント基板3と金属カバー4の
一面との間隔を導波管2に基本モードのみが通過するよ
うに変える必要がある。また、プリント基板3の導波管
2に相当する部分の他面を導体層なしにするばあいは、
導波管2の開口部22におけるプリント基板3の側面の
金属メッキをなくする必要がある。
【0021】図1のマイクロ波導波管装置では、金属カ
バー4の一面あるいはプリント基板3の全面導体層とし
た他面と,金属板6の支持体41,44及び45によっ
て囲まれた部分が導波管2を構成している。導波管2の
開口部22は金属板6と平行方向((b)図の左方向)
に形成されている。また、導波管2とマイクロ波信号端
子1aとが同軸-導波管回路を形成し、例えばマイクロ
波集積回路1が発振器である場合にはマイクロ波信号を
マイクロ波信号端子1aから導波管2に送出,あるいは
受信機である場合にはマイクロ波信号を導波管2からマ
イクロ波信号端子1aに入力する。
【0022】一方、中間周波数信号回路,低周波数信号
回路および電源回路などの電気回路5が、金属カバー4
の一面と金属カバー4の支持体41〜46とで導波管2
を取り囲むように形成した部分のプリント基板3の他面
上に構成される。回路部品5a等を含む電気回路5はマ
イクロ波集積回路の端子1b及び1cと金属線等によっ
て接続され、図1のマイクロ波導波管装置は一体の複合
電気回路を構成する。なお、このマイクロ波導波管装置
の電気回路5と他回路との電源及び低周波数信号の接続
は金属カバー4に設けた貫通コンデンサや同軸線路(図
示せず)を通して行われる。また、プリント基板3上の
電気回路5は、金属カバー4と金属板6とによって挟み
こまれた構造になっているので、他回路から電磁シール
ドされている。
【0023】図2は本発明の第二の実施形態によるマイ
クロ波導波管装置の縦断面図である。
【0024】図2に示したマイクロ波導波管装置は、図
1のマイクロ波導波管装置とほぼ同じ設計思想に基づい
た構成となっている。従って、マイクロ波集積回路1,
導波管2及び金属カバー4は、図1のマイクロ波導波管
装置と同じである。しかしながら図2のマイクロ波導波
管装置は、プリント基板に搭載できる電気回路の規模を
大きくできる構成とするために、プリント基板3を3A
に,金属板6を6Aに形状変更している。つまり、この
マイクロ波導波管装置では、導波管2を形成するプリン
ト基板3Aの一面にも電気部品及び機構部品を含む電気
回路5Aが搭載できるように、プリント基板3Aと共に
導波管2を構成する金属板6Aを導波管2の構成部の近
傍において電気回路5A用の回路部品5bが搭載できる
直方体状の空間62を有するように形状変更している。
即ち、プリント基板3Aの金属板6Aによる空間62の
部分には回路部品5aに加えて回路部品5bを搭載し、
図1における電気回路5の規模を電気回路5Aに拡大し
ている。なお、プリント基板3Aは、他面に形成した電
気回路5Aに加え,導波管2の近傍の一面にも電気回路
5Aを搭載するので、この導波管2の部分の他面につい
ては全面に導体層を設けることが望ましい。回路部品5
bを含む部分の電気回路5Aも、金属板6Aの空間62
を形成する部分とその近傍のプリント基板3Aとで他回
路から電磁シールドされている。
【0025】図3は本発明の第三の実施形態によるマイ
クロ波導波管装置の縦断面図である。
【0026】図3に示したマイクロ波導波管装置も、図
1のマイクロ波導波管装置とほぼ同じ設計思想に基づい
た構成となっている。しかしながら図3のマイクロ波導
波管装置は、導波管2A(2)の開口部22Aを金属板
6B(6)に対して垂直方向(図の上方)に向けるよう
にして、他の導波管装置との接続の多様化を図ってい
る。このマイクロ波導波管装置では、金属カバー4Aの
導波管2Aの部分にEベンド21(Eコーナーでもよ
い)を設け、この導波管2Aの曲がり方向にあるプリン
ト基板3B及び金属板6Bに導波管2Aの口径と同じ寸
法の導波管を貫通させて構成している。プリント基板3
Bの導波管壁部分には導体層を設けなければならない。
金属板6Bの導波管壁部分は勿論導体層を有する。
【0027】また、導波管2Aには、開口部22Aを金
属板6(6B)に対して直角方向、つまり金属板の長手
方向に対して水平に直交する方向(図面の手前方向又は
奥行き方向)にするように、金属カバー4AにHベンド
(Hコーナーでもよい)を形成してもよい。この場合、
プリント基板3B及び金属板6Bには、導波管用の貫通
穴を設ける必要がなく、図1のプリント基板3及び金属
板6を用いることになる。そして、図2の如く、プリン
ト基板3B(3)の一面にも電気回路を搭載できる。
【0028】さらに、導波管2Aの開口部22Aをマイ
クロ波集積回路1の突出したマイクロ波信号端子1aの
部分から金属板6Bに対して直角方向(図面の手前方向
又は奥行き方向)にするように形成してもよい。この場
合も、プリント基板3B及び金属板6Bには、導波管用
の貫通穴を設ける必要がなく、図1のプリント基板3及
び金属板6を用いることになる。なお、金属カバー4A
には上記導波管を構成するために別の支持体及び支持体
41に相当する電気回路5との仕切り用支持体が必要で
ある。このマイクロ波導波管装置にも、図2と同様の導
波管2を形成するプリント基板3Bの一面にも電気部品
及び機構部品を含む電気回路5Aが搭載できるようにす
ることが可能なのは勿論である。
【0029】上述したとおり、図3を参照して説明した
各種のマイクロ波導波管装置は、導波管2Aの開口面2
2Aの方向を多様に変化させており、複数のマイクロ波
集積回路やマイクロ波導波管装置の接続方法を多様にす
る効果がある。
【0030】図4は本発明の第四の実施形態によるマイ
クロ波導波管装置の一部載欠した縦断面図である。
【0031】図4に示したマイクロ波導波管装置は、前
述したマイクロ波集積回路1と2つのマイクロ波信号端
子11a及び11eを持つマイクロ波集積回路11とを
共通使用の導波管2Bを介して接続したものである。な
お、電気回路5Bに接続されるマイクロ波集積回路11
の中間周波数信号端子1bと低周波数信号端子1cは低
周波数信号端子11dに纏めて示している。マイクロ波
集積回路1が受信機であれば、マイクロ波集積回路11
はマイクロ波低雑音増幅器であることが多い。この場
合、マイクロ波集積回路11は、金属板6C等が形成す
る導波管2Cの開口部22Bから入力されたマイクロ波
信号をマイクロ波信号端子11eに受け,増幅されたマ
イクロ波信号をマイクロ波信号端子11aから出力す
る。このマイクロ波信号はマイクロ波集積回路1とマイ
クロ波集積回路11とが共有する導波管2Bを介して受
信機であるマイクロ波集積回路1にマイクロ波信号端子
1aから入力される。
【0032】また、マイクロ波集積回路1を発振器,マ
イクロ波集積回路11を変調送信機とすると、マイクロ
波信号端子1aから出力されたマイクロ波信号は共有の
導波管2Bを介してマイクロ波集積回路11のマイクロ
波信号端子11aに入力される。そして、マイクロ波集
積回路11によって変調及び増幅されたマイクロ波信号
は、マイクロ波信号端子11e及び開口部22Bを介し
てアンテナ等に供給される。
【0033】ここで、マイクロ波集積回路1及びマイク
ロ波集積回路11は、図1の如くマイクロ波集積回路1
を1個だけ搭載する場合と同様に、金属板6C,プリン
ト基板3C及び支持体47,48等を追加した金属カバ
ー4Bをそれぞれ一つずつ面積を増加させて備えるだけ
でよい。図4ではマイクロ波集積回路が2個だけの場合
を示したが、多数の増幅器を縦続接続する場合など,多
数のマイクロ波集積回路を用いる場合にも、金属板6
C,プリント基板3C及び金属カバー4Bはそれぞれ一
つずつ備えるだけでよい。また、電気回路5Bの規模を
拡大する場合には、金属板6Cを図2と同様の形状に変
更してよいことは勿論である。さらに、この縦続接続の
構成は図3を参照して説明した導波管2Aの開口部が金
属板6Bに対して直角方向にあるマイクロ波導波管装置
にも適用できる。
【0034】図5は本発明の第五の実施形態によるマイ
クロ波導波管装置の構造図であり、(a)は横断面図、
(b)は縦断面図である。
【0035】図5に示したマイクロ波導波管装置は、基
本的な構成は図1のマイクロ波導波管装置と同じである
が、上記電気回路の搭載規模を増加させるために、プリ
ント基板3と金属カバー4との間にプリント基板7を追
加している。金属板6に密着しているプリント基板3と
プリント基板7との間には、金属カバー4の支持体41
乃至46の位置に支持体41乃至46とほぼ同じ形状・
寸法の金属ブロック81乃至86を設置している。プリ
ント基板3の他面及びプリント基板7の一面全体に導電
体層を形成している場合には,プリント基板3の他面,
プリント基板7の一面,金属ブロック81,84及び8
5によって囲まれた部分が導波管2Cを構成する。導波
管2Dはマイクロ波信号端子1aに電気的に接続され
る。金属ブロック81乃至86は、プリント基板3の他
面と対向するプリント基板7の一面との間隔を上述の所
定寸法にして導波管2Dに高次モードが伝送しないよう
にする必要がある。プリント基板3の他面に導電体層を
形成しない場合も同様に導波管2Dに高次モードが伝送
しないようにする。
【0036】電気回路5Cは、図1におけるプリント基
板3の導波管2(本図の2D)を除く他面の回路(回路
部品5aで表している)に加え、プリント基板7の両面
に搭載できる(回路部品5c乃至5eで表している)。
支持体41で隔てられたプリント基板7他面の電気回路
5Cは、支持体41に設けた貫通コンデンサや同軸線路
等(図示せず)で接続される。プリント基板3及び7上
の電気回路5Cは、金属板6と金属カバー7と金属ブロ
ック82とによって外部回路に対して電磁シールドされ
る。
【0037】図5のマイクロ波導波管装置は、プリント
基板7と同様のプリント板及びプリント板間に所定の間
隔を保つ金属ブロック81乃至86と同様の金属ブロッ
クを多層に構成することにより、面積を一定にしたまま
電気回路5Cの規模の拡大を図ることができ、小型化の
効果が上がる。なお、プリント基板7が多層基板である
場合は、プリント基板の数を少なくすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、マイクロ
波信号端子と中間周波数信号端子及び電源端子を含む低
周波数信号端子とを一面から突出させるマイクロ波集積
回路と、一面に前記マイクロ波集積回路を搭載して他面
に前記マイクロ波信号端子及び前記低周波数信号端子を
貫通させる金属板と、一面が前記金属板の他面に密着す
ると共に前記マイクロ波信号端子及び前記低周波数信号
端子の貫通部分を除いて導電接続される第1のプリント
基板と、前記第1のプリント基板を複数の支持体によっ
て所定間隔だけ離して前記金属板との間に挟み込む金属
カバーとを備え、前記マイクロ波集積回路のマイクロ波
信号端子のみを貫通させる前記第1のプリント基板の他
面の部分が、前記金属カバーの所定の前記支持体との間
に導波管を構成し、前記導波管の構成部を除く前記第1
のプリント基板の他面が、前記低周波数信号端子に接続
された電気回路を搭載するので、構造の簡素化による部
品点数の削減による価格低減ができるだけでなく、導波
管部及びプリント基板搭載の電気回路に対する電磁シー
ルドを保持する効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態によるマイクロ波導波
管装置の構造図であり、(a)は横断面図、(b)は縦
断面図である。
【図2】本発明の第二の実施形態によるマイクロ波導波
管装置の縦断面図である。
【図3】本発明の第三の実施形態によるマイクロ波導波
管装置の縦断面図である。
【図4】本発明の第四の実施形態によるマイクロ波導波
管装置の一部載欠した縦断面図である。
【図5】本発明の第五の実施形態によるマイクロ波導波
管装置の構造図であり、(a)は横断面図、(b)は縦
断面図である。
【図6】従来技術によるマイクロ波導波管装置の構造図
であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【符号の説明】
1,11 マイクロ波集積回路(MIC) 1a,11a,11e マイクロ波信号端子 1b 中間周波数信号端子 1c,11d 低周波数信号端子 2,2A〜2D 導波管 22,22A,22B 開口部 3,3A〜3C,7 プリント基板 4,4A,4B 金属カバー 41〜46 支持体 5,5A〜5C 電気回路 5a〜5e 回路部品 6,6A〜6C 金属板 81〜86 金属ブロック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 3/12 H01P 1/00 H04B 1/03 H04B 1/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波信号端子と中間周波数信号端
    子及び電源端子を含む低周波数信号端子とを一面から突
    出させるマイクロ波集積回路と、一面に前記マイクロ波
    集積回路を搭載して他面に前記マイクロ波信号端子及び
    前記低周波数信号端子を貫通させる金属板と、一面が前
    記金属板の他面に密着すると共に前記マイクロ波信号端
    子及び前記低周波数信号端子の貫通部分を除いて導電接
    続される第1のプリント基板と、前記第1のプリント基
    板を複数の支持体によって所定間隔だけ離して前記金属
    板との間に挟み込む金属カバーとを備え、 前記マイクロ波集積回路のマイクロ波信号端子のみを貫
    通させる前記第1のプリント基板の他面の部分が、前記
    金属カバーの所定の前記支持体との間に導波管を構成
    し、 前記導波管の構成部を除く前記第1のプリント基板の他
    面が、前記低周波数信号端子に接続された電気回路を搭
    載することを特徴とするマイクロ波導波管装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のプリント基板の他面の前記導
    波管の構成部が、全面導体層を備えることを特徴とする
    請求項1記載のマイクロ波導波管装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のプリント基板の前記導波管を
    構成する部分に対応する前記金属板が、前記第1のプリ
    ント基板の一面との間に電気回路搭載用の空間を有する
    ように形成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のマイクロ波導波管装置。
  4. 【請求項4】 前記導波管が、開口部を前記金属板に対
    して垂直方向にするように前記金属カバーに形成したE
    ベンドと前記金属板及び前記第1のプリント基板に形成
    した導電性の貫通穴を備えることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のマイクロ波導波管装置。
  5. 【請求項5】 前記導波管開口部前記金属板の長手
    方向に対して水平に直交する方向にるように前記金
    属カバーにHベンドを形成していることを特徴とする請
    求項1又は請求項2又は請求項3記載のマイクロ波導波
    管装置。
  6. 【請求項6】 前記導波管の開口部が、前記マイクロ波
    集積回路の突出したマイクロ波信号端子の部分から前記
    金属板の長手方向に対して水平に直交する方向に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
    求項3記載のマイクロ波導波管装置。
  7. 【請求項7】 前記導波管が、開口部を前記金属板に対
    して垂直方向にするようにEベンド及び貫通穴を前記金
    属カバーに形成したことを特徴とする請求項1又は請求
    項2又は請求項3記載のマイクロ波導波管装置。
  8. 【請求項8】 互いに異なる前記マイクロ波集積回路の
    マイクロ波信号端子間の接続が、共通の前記導波管を介
    して行なわれることを特徴とする請求項1乃至請求項7
    のいずれか記載のマイクロ波導波管装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のプリント基板の他面と前記金
    属カバーとの間に複数の金属製支持体で所定の間隔を保
    った少なくとも1枚のプリント基板を備え、貫通した前
    記マイクロ波信号端子を含む前記第1のプリント基板の
    他面とこの他面に対向する第2のプリント基板の全面導
    体層を有する一面と前記金属製支持体とよって前記導波
    管を構成することを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3記載のマイクロ波導波管装置。
  10. 【請求項10】 前記導波管の構成部分を除く前記プリ
    ント基板が、前記低周波数信号端子に直接あるいは間接
    的に接続されると共に他回路に対して電磁シールドされ
    ている電気回路を搭載することを特徴とする請求項1又
    は請求項2又は請求項3又は請求項9記載のマイクロ波
    導波管装置。
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