JP2003219156A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2003219156A
JP2003219156A JP2002011063A JP2002011063A JP2003219156A JP 2003219156 A JP2003219156 A JP 2003219156A JP 2002011063 A JP2002011063 A JP 2002011063A JP 2002011063 A JP2002011063 A JP 2002011063A JP 2003219156 A JP2003219156 A JP 2003219156A
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Shigeyuki Kawakatsu
習志 川勝
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した原稿の画像データの画像が細かい文
字や図形等を有する場合、あるいは受信側のファクシミ
リ装置の使用者が高齢者や視覚障害者等の視力の弱い者
である場合等においても、原稿の画像が見易く好適に使
用することができるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 原稿の画像データとその原稿の大きさデ
ータを受信する通信部2と、この通信部2で受信した原
稿の大きさと記録媒体の大きさとを比較し、受信原稿の
画像の大きさが記録媒体の大きさに適合するように当該
受信原稿の画像データを拡大する受信画像データ拡大部
3と、この受信画像データ拡大部3で拡大された受信原
稿の画像データの画像を記録媒体に記録する記録部4
と、受信原稿の画像データの画像が複数枚の記録媒体に
分割して記録されたことを示す分割情報の画像データを
生成する分割情報生成部5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した原稿の画
像データを拡大することにより原稿の画像を見易くする
ことが可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なファクシミリ装置による原稿の
画像データの送受信では、画像データの送信前に送信側
のファクシミリ装置と受信側のファクシミリ装置との間
で通信を行ない、受信側のファクシミリ装置が使用する
記録紙の大きさについての情報を送信側のファクシミリ
装置において取得する。そして、送信される原稿の画像
データの画像が記録紙に収まるように、取得した記録紙
の大きさの情報に基づいて画像データの送受信及び記録
紙への記録が行なわれる。
【0003】すなわち、受信側の記録紙の大きさが送信
側の原稿の大きさと同じか又は大きい場合には、送信側
のファクシミリ装置は等倍の原稿の画像データを送信
し、受信側のファクシミリ装置は受信した原稿の画像デ
ータを等倍のまま記録紙に記録する。一方、受信側の記
録紙の大きさが送信側の原稿の大きさよりも小さい場合
には、送信側のファクシミリ装置において受信側の記録
紙の大きさに適合するように縮小した原稿の画像データ
を送信し、受信側のファクシミリ装置はその縮小した原
稿の画像データを受信して記録紙に記録する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファク
シミリ送信に際しては、送信する画像データのデータ量
が過大とならないようにする必要があるために、走査線
密度をあまり高くすることはできない。そのため、受信
側のファクシミリ装置において記録紙に記録した画像は
ある程度粗い画像となってしまい、細かい文字や図形等
が見え難い場合がある。また、高齢者や視覚障害者等に
とっては、通常の大きさの文字や図形等であっても見え
難い場合がある。したがって、前述のように、受信側の
記録紙の大きさに合わせて原稿の画像データを縮小して
送信した場合には、記録紙に記録される文字や図形等は
更に小さく見え難いものとなる場合が多い。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、受信した原稿の画像が見え難いという事態が生
じることを防止し、受信した原稿の画像データの画像が
細かい文字や図形等を有する場合、あるいは受信側のフ
ァクシミリ装置の使用者が高齢者や視覚障害者等の視力
の弱い者である場合等においても、原稿の画像が見易く
好適に使用することができるファクシミリ装置を提供す
ることを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載するファクシミリ装置は、原稿の画
像データとその原稿の大きさデータを受信する通信部
と、この通信部で受信した原稿の大きさと記録媒体の大
きさとを比較し、受信原稿の画像の大きさが前記記録媒
体の大きさに適合するように当該受信原稿の画像データ
を拡大する受信画像データ拡大部と、この受信画像デー
タ拡大部で拡大された受信原稿の画像データの画像を記
録媒体に記録する記録部とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0007】請求項2に記載するファクシミリ装置は、
請求項1に記載する構成において、前記記録部は、前記
受信画像データ拡大部で拡大された受信原稿の画像デー
タの画像が1枚の記録媒体に記録できない場合には、当
該画像データの画像を複数枚の記録媒体に分割して記録
することを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載するファクシミリ装置は、
請求項2に記載する構成において、受信原稿の画像デー
タの画像が複数枚の記録媒体に分割して記録されたこと
を示す分割情報の画像データを生成する分割情報生成部
を備え、この分割情報生成部において生成された分割情
報の画像データを、受信原稿の画像データに付加してそ
の画像を記録媒体に記録することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るフ
ァクシミリ装置1について図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の実施形態に係るファクシミリ装置1の電
気的構成を示すブロック図である。この図1に示すよう
に、本発明の実施形態に係るファクシミリ装置1は、原
稿の画像データとその原稿の大きさデータを受信する通
信部2と、この通信部2で受信した原稿の大きさと記録
媒体の大きさとを比較し、受信原稿の画像の大きさが記
録媒体の大きさに適合するように当該受信原稿の画像デ
ータを拡大する受信画像データ拡大部3と、この受信画
像データ拡大部3で拡大された受信原稿の画像データの
画像を記録媒体に記録する記録部4と、受信原稿の画像
データの画像が複数枚の記録媒体に分割して記録された
ことを示す分割情報の画像データを生成する分割情報生
成部5とを備えたものである。ここで、記録媒体とは、
受信した原稿の画像データの画像を記録するための各種
の媒体のことであるが、本実施形態においては、受信し
た原稿の画像データの画像をその表面に表わすための普
通紙や感熱紙等の記録紙を用いている。よって、本実施
形態では記録媒体は記録紙として説明する。
【0010】また、このファクシミリ装置1は、その機
能を果たすため、原稿の画像を走査してそれを画像デー
タとして読み取るためのスキャナや原稿自動供給装置
(ADF:Automatic Document Feeder)等を有する画
像読取部6と、この画像読取部6において読み取る原稿
の大きさを検出するための原稿サイズセンサ7と、ファ
クシミリ送受信等のために画像データの符号化及び復号
を行なうコーデック(CODEC:Coder and Decode
r)8と、このコーデック8において符号化された画像
データやファクシミリ受信した画像データを一時的に記
憶しておくための画像メモリ9と、使用者が動作指示や
設定等の入力を行なうためのスタートキーやテンキー等
の各種操作キーを有して構成される操作部10と、ファ
クシミリ装置1の設定状態や動作状態等を表示する液晶
表示画面やLEDランプ等を有して構成される表示部1
1と、これらのファクシミリ装置1の各部の動作制御を
行なう制御部12とを有している。
【0011】制御部12は、ファクシミリ装置1の全体
の動作を制御する部分であって、MPU(Microprocess
ing Unit)13と、ROM(Read Only Memory)14
と、RAM(Random Access Memory)15とを有して構
成されている。ここで、MPU13は、バス16を介し
てファクシミリ装置1を構成する各部と接続されてお
り、これらの各部の動作制御を行なう演算処理回路であ
る。ROM14はMPU13の動作に必要な各種の動作
プログラム等を記憶するメモリである。このROM14
に記憶される動作プログラムには、分割情報生成プログ
ラム17が含まれる。そして、この制御部12が、分割
情報生成プログラム17に従って動作することにより、
後述する分割情報生成部5を構成する。RAM15はフ
ァクシミリ装置1の動作の実行に伴って取得された各種
データ等を一時的に記憶するメモリである。このRAM
15に記憶されるデータ等には、受信画像データの画像
を記録部4において記録する処理の単位であるプリント
ジョブを管理するためのプリントジョブ管理テーブル1
8が含まれる。
【0012】通信部2は、ファクシミリ装置1がファク
シミリ送受信を行なうための通信制御手段であって、フ
ァクシミリ装置1を公衆電話回線に接続するためのモデ
ム19と、網制御装置(NCU)20とを有して構成さ
れている。この通信部2は、ファクシミリ受信の際に
は、受信原稿の画像データとその受信原稿の大きさデー
タの受信を行なう。ここで、受信原稿の画像データと
は、受信原稿の画像を電子データとしたものであり、受
信原稿の大きさデータとは、例えば、A4やB5等のよ
うな受信原稿の大きさに関するデータである。
【0013】受信画像データ拡大部3は、通信部2で受
信した原稿の大きさと記録紙の大きさとを比較し、受信
原稿の画像の大きさが記録紙の大きさに適合するように
当該受信原稿の画像データを拡大する部分であって、プ
リンタ画像処理部21と、ページメモリ22とを有して
構成されている。ここで、プリンタ画像処理部21は、
画像メモリ9に記憶されている画像データをコーデック
8において復号して読み出し、記録部4において記録す
る画像データを生成する処理を行なう部分である。ペー
ジメモリ22は、プリンタ画像処理部21において画像
データを生成する処理を行なう際における画像データの
展開等のために一時的に使用するメモリである。
【0014】この受信画像データ拡大部3は、画像メモ
リ9に記憶されている画像データを読み出してページメ
モリ22に展開する際に、受信原稿の画像データを拡大
する処理を行なう。この受信原稿の画像データを拡大す
る処理は、通信部2で受信した原稿の大きさと記録紙の
大きさとを比較し、受信原稿の画像の大きさが記録紙の
大きさに適合するように行なう。例えば、受信原稿の大
きさがA4であって記録紙の大きさがA3である場合に
は、受信原稿の画像データを140%拡大する処理を行
なう。また、受信原稿の大きさがA4であって記録紙の
大きさもA4である場合には、受信原稿の画像データの
画像をA4の記録紙2枚に記録するため、受信原稿の画
像データを135%拡大する処理を行なう。この際、通
常にA4からA3に拡大する場合よりもわずかに倍率を
小さくしているので、2枚の記録紙に分けることにより
余白に消える画像部分をなくすことができる。また、受
信原稿の大きさ及び記録紙の大きさがこれ以外のサイズ
である場合においても同様に、受信原稿の大きさよりも
1サイズ以上大きい大きさの記録紙を用いることとして
原稿の画像データを拡大する処理を行い、そのような大
きい大きさの記録紙がない場合には、2枚の記録紙を用
いることにより、原稿の画像データを拡大して記録でき
るようにする。ここで、受信原稿の大きさは、通信部2
において受信した原稿の大きさデータから取得し、記録
紙の大きさは、後述する記録部4の記録紙サイズセンサ
23により検出する。
【0015】記録部4は、受信画像データ拡大部3で拡
大された原稿の画像データの画像を記録紙に記録する部
分であって、受信画像データ拡大部3をも構成するプリ
ンタ画像処理部21及びページメモリ22と、プリンタ
機構部24と、記録紙サイズセンサ23とを有して構成
されている。ここで、プリンタ機構部24は、プリンタ
画像処理部21において生成された画像データの画像を
記録紙上に形成するための機構部であり、ここでは、そ
の機構として電子写真方式を採用している。したがっ
て、図示しないが、感光ドラムや、その周囲に配置され
た帯電器、露光器、現像器等、あるいは現像器にトナー
を供給するトナーカートリッジや、記録紙を供給する記
録紙供給機構等を有する。記録紙サイズセンサ23は、
記録部4に供給される記録紙の大きさを検出するための
センサである。
【0016】そして、記録部4は、受信画像データ拡大
部3で拡大された画像データの画像が1枚の記録紙に記
録できない場合には、プリンタ画像処理部21において
画像データを分割し、当該画像データの画像を複数枚の
記録紙に分割して記録する。ここで、2枚の記録紙に分
割して記録する場合には、画像データの向きを90°回
転させて記録紙に記録する。すなわち、例えば受信原稿
の大きさデータがA4であってその画像データの画像を
A4の記録紙2枚に記録する場合には、画像データの向
きを90°回転させることにより、横置きのA4の記録
紙2枚に分割して受信原稿の画像データを好適に記録す
ることができる。また、分割された画像データの画像を
見易くするため、分割部分において画像がある程度重複
するようにして分割処理を行なうと好適である。そこ
で、例えば、その受信原稿の画像データの走査線全体の
前半53%を分割される画像データの前半部分とし、後
半53%を分割される画像データの後半部分とすること
により、走査線全体の中の6%の重複部分を設けること
ができる。これにより、分割された画像の分割部分にお
いてそれぞれ画像の内容が重複するので、画像を見易い
ものとすることができる。
【0017】分割情報生成部5は、受信原稿の画像デー
タの画像が複数枚の記録紙に分割して記録されたことを
示す分割情報の画像データを生成する部分であって、こ
こでは、制御部12が、分割情報生成プログラム17に
従って動作することにより分割情報生成部5が構成され
る。ここで生成される分割情報の画像データとしては、
例えば、「continue」、「続き有」等の続きの
ページがあることを示す文字や、「1」、「2」等のペ
ージ番号等がある。そして、この分割情報生成部5にお
いて生成された分割情報の画像データは、記録部4のプ
リンタ画像処理部21において、受信原稿の画像データ
の一部に付加されて記録紙に記録される。この分割情報
の画像データが付加される位置は、分割されたそれぞれ
の画像データの上端や下端等の元の画像データの画像と
重ならない位置とすると好適である。
【0018】次に、本発明の実施形態に係るファクシミ
リ装置1により原稿の画像データを受信する際の動作処
理について、図2及び図3に示すフローチャートに基づ
いて説明する。なお、これらの図において、丸で囲まれ
た「A」、「B」及び「C」の記号は、それぞれ図にお
ける同じ記号と連続するものとする。また、このフロー
チャートに示すファクシミリ装置1の各部の動作は、R
OM14に記憶されている各種の動作プログラム等に従
って制御部12の制御の下に行なわれる。
【0019】このファクシミリ装置1による原稿の画像
データの受信に際しては、まず、呼出信号を検出したか
否かについて判断する(S1)。呼出信号を検出しない
場合には(S1:NO)、そのまま待機する。呼出信号
を検出した場合には(S1:YES)、回線を接続し
(S2)、CED(Called Station Identification:
被呼端末識別信号)を送信する(S3)。次に、DIS
(Digital Identification Signal:デジタル識別信
号)の所定のビットに、記録紙サイズセンサ23により
検出した記録紙の大きさのデータを格納する(S4)。
そして、NSF(Non-Standard Facilities:非標準機
能識別信号)、DIS、及びCSI(CalledSubscriber
Identification:デジタル識別信号)を送信する(S
5)。
【0020】次に、NSS(Non-Standard facilities
Set-up:非標準機能設定信号)、DCS(Digital Comm
and Signal:デジタル命令信号)、及びTSI(Transm
itting Subscriber Identification)を受信する(S
6)。このうち、DCSには、受信原稿の大きさデータ
が含まれているので、この受信原稿の大きさデータをR
AM15に記憶する(S7)。その後、原稿の画像デー
タを受信し、画像メモリ9に記憶する(S8)。そし
て、原稿1ページ分の画像データの受信が終了したか否
かについて判断する(S9)。1ページ分の画像データ
の受信が終了していない場合には(S9:NO)、処理
はS8へ戻り、引き続いて原稿の画像データを受信して
画像メモリ9に記憶する(S8)。1ページ分の画像デ
ータの受信が終了した場合には(S9:YES)、RA
M15のプリントジョブ管理テーブル18に当該受信原
稿についてのプリントジョブを登録する(S10)。こ
こで、プリントジョブとは、受信原稿の画像データの画
像を記録部4において記録する処理の単位のことであ
り、1の受信原稿の画像データを受信する毎に1のプリ
ントジョブがプリントジョブ管理テーブル18に登録さ
れる。
【0021】次に、ポストメッセージを受信する(S1
1)。ここで、ポストメッセージとは、EOM(End Of
Message:メッセージ終了信号)、MPS(MultiPage
Signal:マルチページ信号)、又はEOP(End Of Pro
cedures:手順終了信号)のいずれかの信号のことであ
る。これらのうち、EOMは、受信している原稿の最後
のページの終了と、通信モード等が異なる他の原稿が存
在することを示す信号であり、MPSは、受信している
原稿のページの終了と、その原稿に次のページが存在す
ることを示す信号であり、EOPは、受信している原稿
の最後のページの終了と、他の原稿が存在しないことを
示す信号である。したがって、これらの信号のいずれを
受信したかによりファクシミリ装置1の次の動作が決定
する。そこで、次に、受信したポストメッセージがいず
れの信号であるかについて判断する(S12)。
【0022】受信したポストメッセージがMPSである
ときは(S12:MPS)、受信している原稿のページ
の受信が終了し、なおかつ次のページが存在すると判断
することができるので、MCF(Message Confirmatio
n:メッセージ確認信号)を送信した後(S13)、処
理はS8へ戻り、引き続き受信原稿の次のページの受信
を行なう。受信したポストメッセージがEOMであると
きは(S12:EOM)、受信している原稿の最後のペ
ージの受信が終了し、なおかつ他に通信モード等が異な
る他の原稿が存在すると判断することができるので、M
CFを送信した後(S14)、処理はS5へ戻り、ファ
クシミリ通信の前手順を行なってから次の受信原稿の受
信を行なう。受信したポストメッセージがEOPである
ときは(S12:EOP)、受信している原稿の最後の
ページの受信が終了し、なおかつ他に受信原稿が存在し
ないと判断することができるので、回線を切断し(S1
5)、処理を終了する。
【0023】次に、本発明の実施形態に係るファクシミ
リ装置1により受信原稿の画像データの画像を記録紙に
記録する際の動作処理について、図4から図6に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。なお、これらの図に
おいて、丸で囲まれた「D」、「E」、及び「F」の記
号は、それぞれ図における同じ記号と連続するものとす
る。また、このフローチャートに示すファクシミリ装置
1の各部の動作は、ROM14に記憶されている各種の
動作プログラム等に従って制御部12の制御の下に行な
われる。
【0024】このファクシミリ装置1による受信原稿の
画像の記録紙への記録に際しては、まず、プリントジョ
ブ管理テーブル18にプリントジョブが登録されている
か否かについて判断する(S21)。このプリントジョ
ブとは、処理S10においてプリントジョブ管理テーブ
ル18に登録されたものを指す。そして、プリントジョ
ブが登録されていない場合には(S21:NO)、記録
部4において記録するべき受信原稿が存在しないと判断
することができるので、そのまま待機する。プリントジ
ョブが登録されている場合には(S21:YES)、次
に、受信原稿の大きさが記録紙の大きさと同じであるか
否かについて判断する(S22)。ここで、受信原稿の
大きさは、処理S7においてRAM15に記憶した受信
原稿の大きさデータから取得し、記録紙の大きさは、記
録部4の記録紙サイズセンサ23により検出する。
【0025】受信原稿の大きさが記録紙の大きさと同じ
である場合には(S22:YES)、受信原稿の画像デ
ータの画像を拡大して2枚の記録紙に分割して記録する
こととする。そこで、受信画像データ拡大部3において
受信原稿の画像データを拡大する処理を行なう(S2
3)。ここでは、例として受信原稿の大きさと記録紙の
大きさが双方ともにA4であって、その受信原稿の画像
データの画像を横置きのA4の記録紙2枚に分割して記
録する場合について説明する。この場合、前述の通り通
常にA4からA3に拡大する場合よりもわずかに倍率を
小さくすることとし、受信原稿の画像データを135%
拡大する処理を行なう。そして、拡大後の受信原稿の画
像データの走査線全体の前半53%を受信原稿の画像デ
ータの前半部分として分割する(S24)。この処理
は、記録部4のプリンタ画像処理部21において行な
う。その後、分割情報生成部5において受信原稿の後半
部分の画像データが存在することを示す分割情報の画像
データを生成し、受信原稿の前半部分の画像データの下
端に付加する(S25)。そして、当該受信原稿の前半
部分の画像データを記録部4において記録紙に記録する
(S26)。次に、拡大後の受信原稿の画像データの走
査線全体の後半53%を受信原稿の画像データの後半部
分として分割する(S27)。この処理は、記録部4の
プリンタ画像処理部21において行なう。その後、分割
情報生成部5において受信原稿の前半部分の画像データ
が存在することを示す分割情報の画像データを生成し、
受信原稿の後半部分の画像データの上端に付加する(S
28)。そして、当該受信原稿の後半部分の画像データ
を記録部4において記録紙に記録する(S29)。
【0026】次に、受信原稿の画像データに次のページ
が存在するか否かについて判断する(S30)。次のペ
ージが存在する場合には(S30:YES)、処理はS
22へ戻り、当該次のページの画像データの拡大及び記
録の処理を行なう。一方、次のページが存在しない場合
には(S30:NO)、記録部4において記録する処理
が終了した受信原稿の画像データを画像メモリ9から消
去し、当該受信原稿に関するプリントジョブをプリント
ジョブ管理テーブル18から抹消する(S31)。これ
により、処理は終了する。
【0027】一方、処理S22において、受信原稿の大
きさが記録紙の大きさと同じでない場合には(S22:
NO)、次に、受信原稿の大きさが記録紙の大きさより
小さいか否かについて判断する(S32)。受信原稿の
大きさが記録紙の大きさより小さい場合には(S32:
YES)、受信画像データ拡大部3において受信原稿の
画像データを記録紙の大きさに合わせて拡大する処理を
行なう(S33)。ここでは、例として受信原稿の大き
さがB5であって記録紙の大きさがA4である場合につ
いて説明する。この場合、B5の受信原稿の画像データ
の画像がA4の記録紙に収まるように、受信原稿の画像
データを115%拡大する処理を行なう。そして、拡大
後の受信原稿の画像データを記録部4において記録紙に
記録する(S34)。
【0028】次に、受信原稿の画像データに次のページ
が存在するか否かについて判断する(S35)。次のペ
ージが存在する場合には(S35:YES)、処理はS
22へ戻り、当該次のページの画像データの拡大及び記
録の処理を行なう。一方、次のページが存在しない場合
には(S35:NO)、記録部4において記録する処理
が終了した受信原稿の画像データを画像メモリ9から消
去し、当該受信原稿に関するプリントジョブをプリント
ジョブ管理テーブル18から抹消する(S36)。これ
により、処理は終了する。
【0029】一方、処理S32において、受信原稿の大
きさが記録紙の大きさより小さくない場合には(S3
2:NO)、受信原稿の大きさが記録紙の大きさより大
きいと判断することができるので、受信原稿の画像デー
タの画像を拡大して2枚の記録紙に分割して記録するこ
ととする。そこで、受信画像データ拡大部3において受
信原稿の画像データを拡大する処理を行なう(S3
7)。ここでは、例として受信原稿の大きさがB4であ
って記録紙の大きさがA4であり、その受信原稿の画像
データの画像を横置きのA4の記録紙2枚に分割して記
録する場合について説明する。この場合、通常にB4か
らA3に拡大する場合よりもわずかに倍率を小さくする
こととし、受信原稿の画像データを111%拡大する処
理を行なう。そして、拡大後の受信原稿の画像データの
走査線全体の前半53%を受信原稿の画像データの前半
部分として分割する(S38)。この処理は、記録部4
のプリンタ画像処理部21において行なう。その後、分
割情報生成部5において受信原稿の後半部分の画像デー
タが存在することを示す分割情報の画像データを生成
し、受信原稿の前半部分の画像データの下端に付加する
(S39)。そして、当該受信原稿の前半部分の画像デ
ータを記録部4において記録紙に記録する(S40)。
次に、拡大後の受信原稿の画像データの走査線全体の後
半53%を受信原稿の画像データの後半部分として分割
する(S41)。この処理は、記録部4のプリンタ画像
処理部21において行なう。その後、分割情報生成部5
において受信原稿の前半部分の画像データが存在するこ
とを示す分割情報の画像データを生成し、受信原稿の後
半部分の画像データの上端に付加する(S42)。そし
て、当該受信原稿の後半部分の画像データを記録部4に
おいて記録紙に記録する(S43)。
【0030】次に、受信原稿の画像データに次のページ
が存在するか否かについて判断する(S44)。次のペ
ージが存在する場合には(S44:YES)、処理はS
22へ戻り、当該次のページの画像データの拡大及び記
録の処理を行なう。一方、次のページが存在しない場合
には(S44:NO)、記録部4において記録する処理
が終了した受信原稿の画像データを画像メモリ9から消
去し、当該受信原稿に関するプリントジョブをプリント
ジョブ管理テーブル18から抹消する(S45)。これ
により、処理は終了する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るファクシミリ装置によれば、原稿の画像データと
その原稿の大きさデータを受信する通信部と、この通信
部で受信した原稿の大きさと記録媒体の大きさとを比較
し、受信原稿の画像の大きさが前記記録媒体の大きさに
適合するように当該受信原稿の画像データを拡大する受
信画像データ拡大部と、この受信画像データ拡大部で拡
大された受信原稿の画像データの画像を記録媒体に記録
する記録部とを備えたことにより、受信原稿の画像デー
タの画像を自動的に拡大して記録紙等の記録媒体に記録
することができるので、受信した原稿の画像が見え難い
という事態が生じることを防止することができる。すな
わち、受信した原稿の画像データの画像が細かい文字や
図形等を有する場合、あるいは受信側のファクシミリ装
置の使用者が高齢者や視覚障害者等の視力の弱い者であ
る場合等においても、原稿の画像が見易く好適に使用す
ることが可能なファクシミリ装置とすることができる。
【0032】本発明の請求項2に係るファクシミリ装置
によれば、上述の効果に加えて、前記記録部は、前記受
信画像データ拡大部で拡大された受信原稿の画像データ
の画像が1枚の記録媒体に記録できない場合には、当該
画像データの画像を複数枚の記録媒体に分割して記録す
ることにより、受信原稿の画像の大きさが前記記録媒体
の大きさよりも大きい場合であっても、受信原稿の画像
データの画像を拡大して記録媒体に記録することができ
る。したがって、そのような場合であっても受信した原
稿の画像が見え難いという事態が生じることを防止する
ことができる。
【0033】本発明の請求項3に係るファクシミリ装置
によれば、上述の効果に加えて、受信原稿の画像データ
の画像が複数枚の記録媒体に分割して記録されたことを
示す分割情報の画像データを生成する分割情報生成部を
備え、この分割情報生成部において生成された分割情報
の画像データを、受信原稿の画像データに付加してその
画像を記録媒体に記録することにより、受信原稿の画像
データの画像が複数枚の記録媒体に分割して記録された
場合において、当該記録媒体に記録された画像が分割さ
れて記録されたものであることをファクシミリ装置の使
用者が容易に知ることができる。したがって、分割され
た受信原稿の画像を記録した記録媒体の一部が紛失する
ことを防止できるとともに、当該分割された受信原稿の
画像をより一層見易いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置によ
り原稿の画像データを受信する際の動作処理を示すフロ
ーチャートの前半部分である。
【図3】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置によ
り原稿の画像データを受信する際の動作処理を示すフロ
ーチャートの後半部分である。
【図4】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置によ
り受信原稿の画像データの画像を記録紙に記録する際の
動作処理を示すフローチャートの一部である。
【図5】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置によ
り受信原稿の画像データの画像を記録紙に記録する際の
動作処理を示すフローチャートの一部である。
【図6】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置によ
り受信原稿の画像データの画像を記録紙に記録する際の
動作処理を示すフローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 通信部 3 受信画像データ拡大部 4 記録部 5 分割情報生成部 13 MPU 14 ROM 15 RAM 17 分割情報生成プログラム 18 プリントジョブ管理テーブル 21 プリンタ画像処理部 22 ページメモリ 23 記録紙サイズセンサ 24 プリンタ機構部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像データとその原稿の大きさデ
    ータを受信する通信部と、この通信部で受信した原稿の
    大きさと記録媒体の大きさとを比較し、受信原稿の画像
    の大きさが前記記録媒体の大きさに適合するように当該
    受信原稿の画像データを拡大する受信画像データ拡大部
    と、この受信画像データ拡大部で拡大された受信原稿の
    画像データの画像を記録媒体に記録する記録部とを備え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記記録部は、前記受信画像データ拡大
    部で拡大された受信原稿の画像データの画像が1枚の記
    録媒体に記録できない場合には、当該画像データの画像
    を複数枚の記録媒体に分割して記録することを特徴とす
    る請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 受信原稿の画像データの画像が複数枚の
    記録媒体に分割して記録されたことを示す分割情報の画
    像データを生成する分割情報生成部を備え、この分割情
    報生成部において生成された分割情報の画像データを、
    受信原稿の画像データに付加してその画像を記録媒体に
    記録することを特徴とする請求項2記載のファクシミリ
    装置。
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