JP2003217542A - 電子機器及び電子時計 - Google Patents
電子機器及び電子時計Info
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 1
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子機器において、ボタン電池を組み込む際
に電子回路部をショートさせるという異常事態の発生を
防止すること。 【解決手段】 ボタン電池保持構造において、マイナス
端子22は1枚の細長い導電性弾性部材をV字型に折り
曲げて2本のアームを形成し、相対的に軽い方のアーム
に絶縁性カバー22dを施して操作アーム22bとし且
つ他方のアームを接点アーム22aとして構成されてい
る。そして、マイナス端子22は、その折り曲げ部22
cを地板30に形成された支点押え部30aと基板40
の間にシーソー回転可能に支持されて、基板40に取付
けられている。このようなシーソー構造によって、ボタ
ン電池を組み込む際に、プラス端子21の先端とマイナ
ス端子22の接点アーム22aの先端がボタン電池10
のマイナス電極面に同時に接触しないようにした。
に電子回路部をショートさせるという異常事態の発生を
防止すること。 【解決手段】 ボタン電池保持構造において、マイナス
端子22は1枚の細長い導電性弾性部材をV字型に折り
曲げて2本のアームを形成し、相対的に軽い方のアーム
に絶縁性カバー22dを施して操作アーム22bとし且
つ他方のアームを接点アーム22aとして構成されてい
る。そして、マイナス端子22は、その折り曲げ部22
cを地板30に形成された支点押え部30aと基板40
の間にシーソー回転可能に支持されて、基板40に取付
けられている。このようなシーソー構造によって、ボタ
ン電池を組み込む際に、プラス端子21の先端とマイナ
ス端子22の接点アーム22aの先端がボタン電池10
のマイナス電極面に同時に接触しないようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子腕時計、腕装
着型情報端末、腕装着型歩数計の如き小型電子機器のボ
タン電池保持構造に関する。
着型情報端末、腕装着型歩数計の如き小型電子機器のボ
タン電池保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器に採用されているボタン
電池保持構造は、図4に示す如く、一対のプラス端子2
1と21、これら一対のプラス端子の間に配置された1
個のマイナス端子24、及びこれらの端子が取り付けら
れた基板40とで構成されている。一対のプラス端子2
1と21は、ボタン電池10をその外周面で保持するよ
うに位置付られ且つその固定端21bが基板40に固定
されたバネ板状の端子である。また、プラス端子21の
自由端21aはプラス接点として機能するだけでなく、
その形状はボタン電池10の外周形状に対応しており、
組み込まれたボタン電池10を強固に把持する把持機能
をも発揮するようになっている。マイナス端子24は、
自由端の接点アーム24aと固定アーム24bとを有す
る細長いバネ板部材であって、その固定アーム24bは
ねじ25とピン26によって基板40に固定されてい
る。
電池保持構造は、図4に示す如く、一対のプラス端子2
1と21、これら一対のプラス端子の間に配置された1
個のマイナス端子24、及びこれらの端子が取り付けら
れた基板40とで構成されている。一対のプラス端子2
1と21は、ボタン電池10をその外周面で保持するよ
うに位置付られ且つその固定端21bが基板40に固定
されたバネ板状の端子である。また、プラス端子21の
自由端21aはプラス接点として機能するだけでなく、
その形状はボタン電池10の外周形状に対応しており、
組み込まれたボタン電池10を強固に把持する把持機能
をも発揮するようになっている。マイナス端子24は、
自由端の接点アーム24aと固定アーム24bとを有す
る細長いバネ板部材であって、その固定アーム24bは
ねじ25とピン26によって基板40に固定されてい
る。
【0003】ところで、コイン電池とも称されるボタン
電池10は、その外周面をプラス電極面10aとし、そ
の裏面をマイナス電極面10bとする円板構造である。
このため、図5に示す如く、ボタン電池10を電子機器
に組み込む際に、一時的にそのマイナス電極面10bに
ボタン電池保持構造のプラス端子21とマイナス端子2
4が同時に接触し、電子機器に内蔵されている電子回路
部等がショートすることがあった。マイナス端子24の
自由端の接点アーム24aの先端部は、図5に示す如
く、プラス端子21の自由端21aの先端部に接近して
いるからである。このようなショートが発生すると、電
子回路部を構成するICメモリのデータがリセットされ
てしまったり、データが破壊されてしまうという問題が
あった。
電池10は、その外周面をプラス電極面10aとし、そ
の裏面をマイナス電極面10bとする円板構造である。
このため、図5に示す如く、ボタン電池10を電子機器
に組み込む際に、一時的にそのマイナス電極面10bに
ボタン電池保持構造のプラス端子21とマイナス端子2
4が同時に接触し、電子機器に内蔵されている電子回路
部等がショートすることがあった。マイナス端子24の
自由端の接点アーム24aの先端部は、図5に示す如
く、プラス端子21の自由端21aの先端部に接近して
いるからである。このようなショートが発生すると、電
子回路部を構成するICメモリのデータがリセットされ
てしまったり、データが破壊されてしまうという問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、組み込まれたボタン電池をその弾性力で把持するプ
ラス端子と、前記プラス端子の間に配置されたマイナス
端子とで構成されたボタン電池保持構造を具備する電子
機器において、ボタン電池を組み込む際にそのマイナス
電極面に前記プラス端子と前記マイナス端子が同時に接
触しないようなボタン電池保持構造であって、簡単な構
成のボタン電池保持構造を提供することである。
は、組み込まれたボタン電池をその弾性力で把持するプ
ラス端子と、前記プラス端子の間に配置されたマイナス
端子とで構成されたボタン電池保持構造を具備する電子
機器において、ボタン電池を組み込む際にそのマイナス
電極面に前記プラス端子と前記マイナス端子が同時に接
触しないようなボタン電池保持構造であって、簡単な構
成のボタン電池保持構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、組み込まれたボタン電池をその弾性力で把持するプ
ラス端子と、前記プラス端子の間に配置されたマイナス
端子と、前記プラス端子と前記マイナス端子が取付けら
れた基板とで構成された電池保持構造を具備する電子機
器において、前記電池保持構造の前記マイナス端子を、
接点アームと相対的に軽い絶縁性操作アームとをV字型
に一体に結合し、且つその結合部を枢軸とする細長い弾
性部材で構成した。
に、組み込まれたボタン電池をその弾性力で把持するプ
ラス端子と、前記プラス端子の間に配置されたマイナス
端子と、前記プラス端子と前記マイナス端子が取付けら
れた基板とで構成された電池保持構造を具備する電子機
器において、前記電池保持構造の前記マイナス端子を、
接点アームと相対的に軽い絶縁性操作アームとをV字型
に一体に結合し、且つその結合部を枢軸とする細長い弾
性部材で構成した。
【0006】そして、前記マイナス端子を、1枚の細長
い導電性弾性部材をV字型に折り曲げて2本のアームを
形成し、相対的に軽い方のアームに絶縁性カバーを施し
て操作アームとし且つ他方のアームを接点アームとして
構成した。
い導電性弾性部材をV字型に折り曲げて2本のアームを
形成し、相対的に軽い方のアームに絶縁性カバーを施し
て操作アームとし且つ他方のアームを接点アームとして
構成した。
【0007】また、前記マイナス端子を、1枚の細長い
絶縁性弾性部材をV字型に折り曲げて2本のアームを形
成し、相対的に重い方のアームに導電性カバーを施して
接点アームとし且つ他方のアームを操作アームとして構
成した。
絶縁性弾性部材をV字型に折り曲げて2本のアームを形
成し、相対的に重い方のアームに導電性カバーを施して
接点アームとし且つ他方のアームを操作アームとして構
成した。
【0008】更に、前記マイナス端子を、導電性弾性部
材の接点アームと相対的に軽い絶縁性弾性部材の操作ア
ームとで構成した。
材の接点アームと相対的に軽い絶縁性弾性部材の操作ア
ームとで構成した。
【0009】更にまた、上記課題を解決するために、組
み込まれたボタン電池をその弾性力で把持するプラス端
子と、前記プラス端子の間に配置されたマイナス端子
と、前記プラス端子と前記マイナス端子が取付けられた
基板とで構成されたボタン電池保持構造を具備する電子
腕時計において、前記ボタン電池保持構造のマイナス端
子は、接点アームと前記接点アームよりも軽い絶縁性の
操作アームとをV字型に一体に結合し、且つその結合部
を枢軸とする細長い弾性部材で構成されたものであり、
且つ、前記マイナス端子の結合部を地板と前記基板との
間に差込んで組付けた。
み込まれたボタン電池をその弾性力で把持するプラス端
子と、前記プラス端子の間に配置されたマイナス端子
と、前記プラス端子と前記マイナス端子が取付けられた
基板とで構成されたボタン電池保持構造を具備する電子
腕時計において、前記ボタン電池保持構造のマイナス端
子は、接点アームと前記接点アームよりも軽い絶縁性の
操作アームとをV字型に一体に結合し、且つその結合部
を枢軸とする細長い弾性部材で構成されたものであり、
且つ、前記マイナス端子の結合部を地板と前記基板との
間に差込んで組付けた。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子機器に採用され
ているボタン電池保持構造は、図1に示す如く、一対の
プラス端子21と21、これらプラス端子の間に配置さ
れた1個のマイナス端子22、及びこれらの端子が取り
付けられた基板40とで構成されている。一対のプラス
端子21と21は、ボタン電池10をその外周面で保持
するように位置付られ且つその固定端21bが基板40
に固定されたバネ板状の端子である。また、プラス端子
21の自由端21aはプラス接点として機能するだけで
なく、その形状はボタン電池10の外周形状に対応して
おり、組み込まれたボタン電池10を強固に把持する把
持機能をも発揮するようになっている。このように、一
対のプラス端子21の構成は従来のボタン電池保持構造
のものと同じである。なお、プラス端子は、一体化され
た構造にしてもよい。
ているボタン電池保持構造は、図1に示す如く、一対の
プラス端子21と21、これらプラス端子の間に配置さ
れた1個のマイナス端子22、及びこれらの端子が取り
付けられた基板40とで構成されている。一対のプラス
端子21と21は、ボタン電池10をその外周面で保持
するように位置付られ且つその固定端21bが基板40
に固定されたバネ板状の端子である。また、プラス端子
21の自由端21aはプラス接点として機能するだけで
なく、その形状はボタン電池10の外周形状に対応して
おり、組み込まれたボタン電池10を強固に把持する把
持機能をも発揮するようになっている。このように、一
対のプラス端子21の構成は従来のボタン電池保持構造
のものと同じである。なお、プラス端子は、一体化され
た構造にしてもよい。
【0011】これに対して、本発明に係る電子機器に採
用されているボタン電池保持構造のマイナス端子22
は、シーソー型部材で構成されたものであって、従来の
ボタン電池保持構造のものと著しく相違する。即ち、マ
イナス端子22は、接点アーム22aと操作アーム22
bとをV字型に一体に結合し、且つその結合部22cを
枢軸とする細長い弾性部材で構成されている。
用されているボタン電池保持構造のマイナス端子22
は、シーソー型部材で構成されたものであって、従来の
ボタン電池保持構造のものと著しく相違する。即ち、マ
イナス端子22は、接点アーム22aと操作アーム22
bとをV字型に一体に結合し、且つその結合部22cを
枢軸とする細長い弾性部材で構成されている。
【0012】マイナス端子22は、その折り曲げ部22
cを地板30に形成された支点押え部30aと基板40
の間にシーソー回転可能に支持されて、基板40に取付
けられている。地板30に形成された支点押え部30a
は、図1に示す如く、断面が略逆三角形状であって、そ
の下端部は丸みを帯び、且つ基板40隙間を設けて配置
されている。前記隙間は、マイナス端子22の結合部の
厚みよりも僅かに小さい隙間である。これによって、細
長い弾性部材のマイナス端子22は、その折り曲げ部2
2cを支点押え部30aと基板40の間に横から組み込
むことができる。
cを地板30に形成された支点押え部30aと基板40
の間にシーソー回転可能に支持されて、基板40に取付
けられている。地板30に形成された支点押え部30a
は、図1に示す如く、断面が略逆三角形状であって、そ
の下端部は丸みを帯び、且つ基板40隙間を設けて配置
されている。前記隙間は、マイナス端子22の結合部の
厚みよりも僅かに小さい隙間である。これによって、細
長い弾性部材のマイナス端子22は、その折り曲げ部2
2cを支点押え部30aと基板40の間に横から組み込
むことができる。
【0013】操作アーム22bには絶縁カバー22dが
施されている。そして、操作アーム22bは細長い弾性
部材の接点アーム22aよりも相対的に軽くしてある。
これによって、基板40が水平又は操作アーム側に多少
傾いても、図1(A)に示す如く、操作アーム22bは
結合部22cより持ちあがり、逆に、細長い弾性部材の
接点アーム22aは基板40上に着座している。
施されている。そして、操作アーム22bは細長い弾性
部材の接点アーム22aよりも相対的に軽くしてある。
これによって、基板40が水平又は操作アーム側に多少
傾いても、図1(A)に示す如く、操作アーム22bは
結合部22cより持ちあがり、逆に、細長い弾性部材の
接点アーム22aは基板40上に着座している。
【0014】従って、操作アーム22bの先端部は、地
板30の上面よりも十分に上側に位置し、プラス端子2
1の自由端21aの先端部に接近している。逆に、細長
い弾性部材の接点アーム22aの先端部は、地板30の
上面よりも下側に位置し、プラス端子21の自由端21
aの先端部から十分に離れている。
板30の上面よりも十分に上側に位置し、プラス端子2
1の自由端21aの先端部に接近している。逆に、細長
い弾性部材の接点アーム22aの先端部は、地板30の
上面よりも下側に位置し、プラス端子21の自由端21
aの先端部から十分に離れている。
【0015】マイナス端子22は、図2及び図3に示す
如く、1枚の細長い導電性弾性部材をV字型に折り曲げ
て2本のアームを形成し、相対的に軽い方のアームに絶
縁性カバー22dを施して操作アーム22bとし、且つ
他方のアームを接点アーム22aとして構成する。マイ
ナス端子22の接点アーム22aと操作アーム22bの
結合部22cは左右の横方向に設けられた小突出部を有
する。これら結合部22cの左右の小突出部は、支点部
材23で回転可能に基板40に支持されている。支点部
材23は、輪列受などの部品で実現できる。このような
構成によっても、マイナス端子22のシーソー構造を実
現できる。この場合、マイナス端子22は基板40に横
からでなく上から組み込むことができる。なお、図2に
おいて、50は基板40上に形成されている電子回路部
等の導電パターンである。
如く、1枚の細長い導電性弾性部材をV字型に折り曲げ
て2本のアームを形成し、相対的に軽い方のアームに絶
縁性カバー22dを施して操作アーム22bとし、且つ
他方のアームを接点アーム22aとして構成する。マイ
ナス端子22の接点アーム22aと操作アーム22bの
結合部22cは左右の横方向に設けられた小突出部を有
する。これら結合部22cの左右の小突出部は、支点部
材23で回転可能に基板40に支持されている。支点部
材23は、輪列受などの部品で実現できる。このような
構成によっても、マイナス端子22のシーソー構造を実
現できる。この場合、マイナス端子22は基板40に横
からでなく上から組み込むことができる。なお、図2に
おいて、50は基板40上に形成されている電子回路部
等の導電パターンである。
【0016】また、マイナス端子22は、1枚の細長い
絶縁性弾性部材をV字型に折り曲げて2本のアームを形
成し、相対的に重い方のアームに導電性カバーを施して
接点アーム22aとし、且つ他方のアームを操作アーム
22bとして構成してもよい。なお、前記絶縁性弾性部
材は各種の合成樹脂部材で実現できる。
絶縁性弾性部材をV字型に折り曲げて2本のアームを形
成し、相対的に重い方のアームに導電性カバーを施して
接点アーム22aとし、且つ他方のアームを操作アーム
22bとして構成してもよい。なお、前記絶縁性弾性部
材は各種の合成樹脂部材で実現できる。
【0017】更に、マイナス端子22は、導電性弾性部
材の接点アーム22aと、相対的に軽い絶縁性弾性部材
の操作アーム22bを一体に結合して構成してもよい。
なお、前記絶縁性弾性部材は各種の合成樹脂部材で実現
できる。
材の接点アーム22aと、相対的に軽い絶縁性弾性部材
の操作アーム22bを一体に結合して構成してもよい。
なお、前記絶縁性弾性部材は各種の合成樹脂部材で実現
できる。
【0018】本発明に係る電子機器にボタン電池10を
組み込む際、そのボタン電池保持構造は図1(A)の如
く、マイナス接点22の接点アーム22aは基板40に
着座し、その先端部は基板押えとして機能する地板30
の上面よりも下方に存在し、且つプラス端子21の自由
端21aの先端部から十分に離れている。他方、操作ア
ーム22bは持ち上がり、その先端部は地板30の上面
よりも十分に上方に存在し、且つプラス端子21の自由
端21aの先端部からは接近している。
組み込む際、そのボタン電池保持構造は図1(A)の如
く、マイナス接点22の接点アーム22aは基板40に
着座し、その先端部は基板押えとして機能する地板30
の上面よりも下方に存在し、且つプラス端子21の自由
端21aの先端部から十分に離れている。他方、操作ア
ーム22bは持ち上がり、その先端部は地板30の上面
よりも十分に上方に存在し、且つプラス端子21の自由
端21aの先端部からは接近している。
【0019】このような状態を維持しているので、ボタ
ン電池10をプラス接点21に把持させるように上方か
ら押し込むと、図1(B)の如く、操作アーム22bの
先端部はボタン電池10のマイナス電極面10bに接触
して押し下げられ、シーソーの作用で接点アーム22a
は持ち上がり、接点アーム22aの先端部はボタン電池
10のマイナス電極面10bに接触するようになる。従
って、図5に示す如く、ボタン電池10のマイナス電極
面10bに、ボタン電池保持構造のプラス端子21とマ
イナス接点22が同時に接触することはなくなった。
ン電池10をプラス接点21に把持させるように上方か
ら押し込むと、図1(B)の如く、操作アーム22bの
先端部はボタン電池10のマイナス電極面10bに接触
して押し下げられ、シーソーの作用で接点アーム22a
は持ち上がり、接点アーム22aの先端部はボタン電池
10のマイナス電極面10bに接触するようになる。従
って、図5に示す如く、ボタン電池10のマイナス電極
面10bに、ボタン電池保持構造のプラス端子21とマ
イナス接点22が同時に接触することはなくなった。
【0020】図1は、ボタン電池10を水平に又はそれ
に近い状態で押し込む場合を想定しているが、ボタン電
池10を傾けた状態で押し込んでも、ボタン電池10の
マイナス電極面10bに、ボタン電池保持構造のプラス
端子21とマイナス接点22が同時に接触することはな
くなった。
に近い状態で押し込む場合を想定しているが、ボタン電
池10を傾けた状態で押し込んでも、ボタン電池10の
マイナス電極面10bに、ボタン電池保持構造のプラス
端子21とマイナス接点22が同時に接触することはな
くなった。
【0021】即ち、図1において、ボタン電池10を右
に傾けて押し込もうとすると、上述の水平に又はそれに
近い状態で押し込む場合と同じく、操作アーム22bの
先端部はボタン電池10のマイナス電極面10bに接触
して押し下げられ、シーソーの作用で接点アーム22a
は持ち上がり、接点アーム22aの先端部はボタン電池
10のマイナス電極面10bに接触するようになる。逆
に、図1において、ボタン電池10を左に傾けて押し込
もうとすると、ボタン電池10のマイナス電極面10b
はプラス端子21の自由端21aの先端部に接触するこ
とがあっても、地板30の上面よりも下側に位置してい
る接点アーム22aに同時に接触することは不可能であ
る。
に傾けて押し込もうとすると、上述の水平に又はそれに
近い状態で押し込む場合と同じく、操作アーム22bの
先端部はボタン電池10のマイナス電極面10bに接触
して押し下げられ、シーソーの作用で接点アーム22a
は持ち上がり、接点アーム22aの先端部はボタン電池
10のマイナス電極面10bに接触するようになる。逆
に、図1において、ボタン電池10を左に傾けて押し込
もうとすると、ボタン電池10のマイナス電極面10b
はプラス端子21の自由端21aの先端部に接触するこ
とがあっても、地板30の上面よりも下側に位置してい
る接点アーム22aに同時に接触することは不可能であ
る。
【0022】本発明に係る電子機器からボタン電池10
を取り外すと、そのボタン電池保持構造は図1(A)の
如くに復帰するが、ボタン電池10を組み込むときと同
様に、ボタン電池を取り外すときも、ボタン電池10の
マイナス電極面10bに、ボタン電池保持構造のプラス
端子21とマイナス接点22が同時に接触することはな
くなった。要するに、本発明に係る電子機器において
は、ボタン電池10のマイナス電極面10bとプラス端
子21及びマイナス接点22との同時接触に起因する電
子回路部のショート事故を防止することができた。
を取り外すと、そのボタン電池保持構造は図1(A)の
如くに復帰するが、ボタン電池10を組み込むときと同
様に、ボタン電池を取り外すときも、ボタン電池10の
マイナス電極面10bに、ボタン電池保持構造のプラス
端子21とマイナス接点22が同時に接触することはな
くなった。要するに、本発明に係る電子機器において
は、ボタン電池10のマイナス電極面10bとプラス端
子21及びマイナス接点22との同時接触に起因する電
子回路部のショート事故を防止することができた。
【0023】なお、上記に述べたマイナス端子は、接点
アームと操作アームとを相対的に重さが異なるようにし
ておく実施の態様であるが、電池を載せない状態で操作
アームが接点アームよりも先に電池に接触するように、
操作アームの下面をばねなどの弾性体で押し上げておく
ようにしてもよい。このようにすれば、操作アームと接
点アームを相対的な重さにとらわれずに済む。
アームと操作アームとを相対的に重さが異なるようにし
ておく実施の態様であるが、電池を載せない状態で操作
アームが接点アームよりも先に電池に接触するように、
操作アームの下面をばねなどの弾性体で押し上げておく
ようにしてもよい。このようにすれば、操作アームと接
点アームを相対的な重さにとらわれずに済む。
【0024】
【発明の効果】本発明により、ボタン電池を組み込む際
にそのマイナス電極面に前記プラス端子と前記マイナス
端子が同時に接触しないようなボタン電池保持構造であ
って、簡単な構成のボタン電池保持構造を提供すること
ができた。従って、本発明に係る電子機器においては、
ボタン電池を組み込む際に電子回路部をショートさせる
という異常事態の発生を防止できるようになった。
にそのマイナス電極面に前記プラス端子と前記マイナス
端子が同時に接触しないようなボタン電池保持構造であ
って、簡単な構成のボタン電池保持構造を提供すること
ができた。従って、本発明に係る電子機器においては、
ボタン電池を組み込む際に電子回路部をショートさせる
という異常事態の発生を防止できるようになった。
【図1】本発明に係る電子機器に具備されているボタン
電池保持構造のボタン電池を組み込む前の状態を示す断
面図(A)とボタン電池を組み込んだ後の状態を示す断
面図(B)である。
電池保持構造のボタン電池を組み込む前の状態を示す断
面図(A)とボタン電池を組み込んだ後の状態を示す断
面図(B)である。
【図2】図1に示すボタン電池保持構造に採用されてい
るマイナス端子の平面図(A)と断面図(B)である。
るマイナス端子の平面図(A)と断面図(B)である。
【図3】図2に示すマイナス端子の細長い板ばね部材の
平面図(A)と断面図(B)である。
平面図(A)と断面図(B)である。
【図4】従来の電子機器に具備されているボタン電池保
持構造のボタン電池を組み込む前の状態を示す断面図
(A)とボタン電池を組み込んだ後の状態を示す断面図
(B)である。
持構造のボタン電池を組み込む前の状態を示す断面図
(A)とボタン電池を組み込んだ後の状態を示す断面図
(B)である。
【図5】従来の電子機器に具備されているボタン電池保
持構造であって、ボタン電池を組み込む際に生じた異常
状態を示す断面図である。
持構造であって、ボタン電池を組み込む際に生じた異常
状態を示す断面図である。
10 ボタン電池
10a プラス電極面
10b マイナス電極面
21 プラス端子
21a 自由端
21b 固定端
22 マイナス端子
22a 接点アーム
22b 操作アーム
22c 結合部
22d 絶縁カバー
23 支点部材
24 マイナス接点
24a 接点アーム
24b 固定アーム
25 ねじ
26 ピン
30 地板
40 基板
50 導電パターン
Claims (6)
- 【請求項1】 組み込まれたボタン電池をその弾性力で
把持するプラス端子と、前記プラス端子の間に配置され
たマイナス端子と、前記プラス端子と前記マイナス端子
が取付けられた基板とで構成されたボタン電池保持構造
を具備する電子機器において、前記ボタン電池保持構造
のマイナス端子は、接点アームと前記接点アームよりも
軽い絶縁性の操作アームとをV字型に一体に結合し、且
つその結合部を枢軸とする細長い弾性部材で構成されて
いることを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】 前記マイナス端子は、導電性弾性部材を
V字型に折り曲げて2本のアームを形成し、相対的に軽
い方のアームに絶縁性カバーを施して操作アームとし且
つ他方のアームを接点アームとして構成したものである
ことを特徴とする請求項1の電子機器。 - 【請求項3】 前記マイナス端子は、絶縁性弾性部材を
V字型に折り曲げて2本のアームを形成し、相対的に重
い方のアームに導電性カバーを施して接点アームとし且
つ他方のアームを操作アームとして構成したものである
ことを特徴とする請求項1の電子機器。 - 【請求項4】 前記マイナス端子は、導電性弾性部材の
接点アームと相対的に軽い絶縁性弾性部材の操作アーム
とで構成されたものであることを特徴とする請求項1の
電子機器。 - 【請求項5】 前記絶縁性弾性部材は合成樹脂部材であ
ることを特徴とする請求項3又は4の電子機器。 - 【請求項6】 組み込まれたボタン電池をその弾性力で
把持するプラス端子と、前記プラス端子の間に配置され
たマイナス端子と、前記プラス端子と前記マイナス端子
が取付けられた基板とで構成されたボタン電池保持構造
を具備する電子腕時計において、前記ボタン電池保持構
造のマイナス端子は、接点アームと前記接点アームより
も軽い絶縁性の操作アームとをV字型に一体に結合し、
且つその結合部を枢軸とする細長い弾性部材で構成され
たものであり、且つ、前記マイナス端子の結合部を地板
と前記基板との間に差込んで組付けたことを特徴とする
電子時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018259A JP2003217542A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 電子機器及び電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018259A JP2003217542A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 電子機器及び電子時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003217542A true JP2003217542A (ja) | 2003-07-31 |
Family
ID=27653677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002018259A Pending JP2003217542A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 電子機器及び電子時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003217542A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2515835A (en) * | 2013-07-05 | 2015-01-07 | Lifescan Scotland Ltd | Electronic device battery holder |
CN104966802A (zh) * | 2015-07-03 | 2015-10-07 | 深圳市华鸿贤精密技术有限公司 | 一种可穿戴设备的固定供电套片 |
-
2002
- 2002-01-28 JP JP2002018259A patent/JP2003217542A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2515835A (en) * | 2013-07-05 | 2015-01-07 | Lifescan Scotland Ltd | Electronic device battery holder |
GB2515835B (en) * | 2013-07-05 | 2017-04-26 | Lifescan Scotland Ltd | Electronic device battery holder |
CN104966802A (zh) * | 2015-07-03 | 2015-10-07 | 深圳市华鸿贤精密技术有限公司 | 一种可穿戴设备的固定供电套片 |
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Date | Code | Title | Description |
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RD01 | Notification of change of attorney |
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