JP4156125B2 - Ic用ソケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はIC本体の底面にバンプが配列形成されてなる、いわゆるインナー面実装タイプのICに使用されるソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6はこの種のIC用のソケットとして従来提案されている構成を示したものであり、図7はその要部を拡大して示したものである。プリント配線基板11の一面には複数の接点電極12が配列形成されており、これら接点電極12の配列ピッチは装着されるICのバンプの配列ピッチと同一とされている。
【0003】
プリント配線基板11の他面には各接点電極12とそれぞれ接続された端子電極13が形成されている。各端子電極13はこの例では接点電極12に対してピッチが拡大されており、スルーホールが形成されてピン端子14が取り付けられたものとなっている。
プリント配線基板11の接点電極12が形成された面上にはガイド板15が異方導電性接合材を挟んで配置される。異方導電性接合材は加圧・加熱により導電接着作用を有するもので、この例では異方導電性接合材として異方導電性接着シート16が使用され、この異方導電性接着シート16により、ガイド板15はプリント配線基板11に接着固定されている。
【0004】
ガイド板15には複数のスルーホール17が設けられており、これらスルーホール17は各接点電極12上に位置するように配列形成されている。各スルーホール17の両端縁には図7に示したように電極(スルーホール電極)18、19が形成されており、電極19は異方導電性接着シート16を介して対向する接点電極12と導通される。
【0005】
各スルーホール17にはコイル状接点21が収容される。コイル状接点21は一端がスルーホール17より突出され、他端は異方導電性接着シート16上に位置されて異方導電性接着シート16に固定され、異方導電性接着シート16を介して対向する接点電極12と導通される。図7中、矢印22はこれらコイル状接点21及び電極19と接点電極12との導通方向を示す。
【0006】
なお、この例ではガイド板15を収容するフレーム23がプリント配線基板11上に取り付けられており、フレーム23に設けられた開口とガイド板15の板面とによって構成された凹部24にICが位置決め収容されるものとなっている。
フレーム23の端縁に設けられている軸受部25は図には示していないが、カバー取り付け用に使用されるもので、この軸受部25を中心としてカバーを回動自在に取り付けることができるものとなっている。また、フレーム23の他方の端縁に形成されている突起26はカバーを引っかけてロックするために使用される。
【0007】
図8は上述したソケット27にIC28が装着された時のコイル状接点21の様子を示したものであり、IC28のバンプ29によってコイル状接点21は押圧され、これによりコイル状接点21はその弾性復元力によりバンプ29と良好に接触するものとなっている。
また、この際、コイル状接点21は押圧により湾曲してスルーホール17の内壁(導電膜)と接触するため、スルーホール17もバンプ29と接点電極12との間の接続導体として機能し、これによりバンプ29及び接点電極12間の接続抵抗値(導体抵抗値)を低減できるものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、図6に示したソケット27においてはコイル状接点21をスルーホール17に収容することにより、接続抵抗値を低減できるものとなっているものの、コイル状接点21とスルーホール17との接触位置は一定ではなく、例えばバンプ29の形状バラツキやコイル状接点21の寸法バラツキ、あるいは異方導電性接着シート16へのコイル状接点21の固定され具合等の要因によって接触位置が図8に例示したようにP1 部となったり、あるいはP2 部になったりというようにバラツいてしまうものとなっているため、このバラツキに伴い、接続抵抗値にバラツキが生じ、よってこのようなソケット27を使用したIC検査においては、低電圧測定や高周波測定時に支障が生じる恐れが有るものとなっていた。
【0009】
この発明の目的は上述した問題点に鑑み、接続抵抗値(導体抵抗値)のバラツキを改善し、小さく、かつ安定した接続抵抗値が得られるようにしたIC用ソケットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、IC用ソケットは一面にICバンプの配列ピッチと同一ピッチで複数の接点電極が配列形成され、他面にそれら接点電極とそれぞれ接続された複数の端子電極が形成されたプリント配線基板と、そのプリント配線基板の一面上に異方導電性接合材を挟んで配置され、複数の接点電極上にそれぞれ位置する複数のスルーホールを有し、それらスルーホールの両端縁に電極がそれぞれ形成されてなるガイド板と、スルーホールにそれぞれ収容されて、一端がそのスルーホールから突出され、他端が異方導電性接合材に固定されたコイル状接点とを具備し、コイル状接点はスルーホールより突出する突出部に、スルーホールの内径より大径とされてスルーホール端縁の上記電極と対向する大径部を有し、その大径部はコイル状接点がICバンプによって押圧されて圧縮された際にスルーホール端縁の上記電極と接触する構造とされる。
【0011】
請求項2の発明では請求項1の発明において、上記大径部が上記突出部の先端に設けられる。
請求項3の発明では請求項1の発明において、上記大径部が上記突出部の中間に設けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照して実施例により説明する。なお、図6〜8と対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1はこの発明の一実施例を示したものであり、図2はその要部を拡大して示したものである。この例ではガイド板15の各スルーホール17に配されるコイル状接点31は図2に示したような形状を有するものとされ、即ち大径部32と小径部33とを有する異径状とされる。
【0013】
大径部32はスルーホール17より突出する突出部34の先端に設けられており、この大径部32の径はスルーホール17の内径より大とされてスルーホール17の端縁に形成されている電極18と対向する大きさとされる。なお、コイル状接点31は従来と同様、異方導電性接着シート16上に位置されて、その基端が固定されている。
【0014】
図3は上記のようなコイル状接点31を備えたソケット35にIC28が装着された時のコイル状接点31の様子を示したものであり、コイル状接点31はバンプ29によって押圧されて圧縮され、その大径部32が電極18に圧接された状態となる。
つまり、この例によれば大径部32が確実に電極18に接触し、コイル状接点31とスルーホール17との接触位置が常にP3 部となるため、従来のような接触位置のバラツキに起因するソケットの接続抵抗値(導体抵抗値)のバラツキは解消され、各接点において極めて安定した接続抵抗値が得られるものとなる。
【0015】
さらに、コイル状接点31がP3 部でスルーホール17と導通するため、スルーホール17の全長(全体)がバンプ29及び接点電極12間の接続導体として機能することになり、よって接続抵抗値の低減に対し、スルーホール17を最も効果的に機能させることができ、接続抵抗値が小さく、かつ安定した良好な電気的特性を有するソケットを得ることができる。
【0016】
なお、数値例の一例を示せば、図6に示した従来のソケット27ではIC検査時の接続抵抗値は0.05〜0.5Ωというようなバラツキがあったが、この例によるソケット35では接続抵抗値は0.01〜0.05Ω程度となり、大幅に改善された。
図4はスルーホール17の電極18と圧接する大径部32を突出部34の先端ではなく、突出部34の中間に設けるようにした例を示したものであり、このコイル状接点36を具備するソケットにIC28が装着された時の状態を図5に示す。
【0017】
この例においても図5に示したように、大径部32がP3 部で電極18と確実に接触するため、小さくかつ安定した接続抵抗値を得ることができる。なお、このように大径部32を突出部34の中間に位置させることにより、例えば突出部34の先端の小径部33’の径を対接するIC28のバンプ29の大きさに対応して最適な大きさに選定することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によればコイル状接点の、スルーホールより突出する突出部にスルーホールより大径の大径部を設けたことにより、使用時(IC装着時)にこの大径部が確実にスルーホール端縁の電極と接触するため、従来のようにコイル状接点とスルーホールとの接触位置がバラツくといった問題は発生せず、よってコイル状接点と共にスルーホールを接続導体として安定に、かつ全長に渡って機能させることができるため、接続抵抗値が小さく、かつ安定した良好な電気的特性を有するIC用ソケットを得ることができる。
【0019】
しかも、請求項3の発明では大径部を突出部の中間に設けるようにしているため、ICバンプの大きさに応じてコイル状接点の先端の径を選定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図1のソケットの使用時の状態を説明するための図。
【図4】請求項3の発明の実施例を説明するための図。
【図5】図4のコイル状接点の使用時の状態を説明するための図。
【図6】従来提案されているIC用ソケットを示す断面図。
【図7】図6の要部拡大図。
【図8】図6のソケットの使用時の状態を説明するための図。
Claims (3)
- 一面にICバンプの配列ピッチと同一ピッチで複数の接点電極が配列形成され、他面にそれら接点電極とそれぞれ接続された複数の端子電極が形成されたプリント配線基板と、
そのプリント配線基板の上記一面上に異方導電性接合材を挟んで配置され、上記複数の接点電極上にそれぞれ位置する複数のスルーホールを有し、それらスルーホールの両端縁に電極がそれぞれ形成されてなるガイド板と、
上記スルーホールにそれぞれ収容されて、一端がそのスルーホールから突出され、他端が上記異方導電性接合材に固定されたコイル状接点とを具備し、
上記コイル状接点は上記スルーホールより突出する突出部に、上記スルーホールの内径より大径とされてスルーホール端縁の上記電極と対向する大径部を有し、
上記大径部は上記コイル状接点が上記ICバンプによって押圧されて圧縮された際に、上記スルーホール端縁の上記電極と接触する構造とされていることを特徴とするIC用ソケット。 - 請求項1記載のIC用ソケットにおいて、
上記大径部が上記突出部の先端に設けられていることを特徴とするIC用ソケット。 - 請求項1記載のIC用ソケットにおいて、
上記大径部が上記突出部の中間に設けられていることを特徴とするIC用ソケット。
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