JP2003217523A - ハロゲンランプおよびハロゲンランプの製造方法 - Google Patents

ハロゲンランプおよびハロゲンランプの製造方法

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    • H01KELECTRIC INCANDESCENT LAMPS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のリード部材と、一対のリード部材の間
に接合されたフィラメントと、一対のリード部材の少な
くとも一部とフィラメントとを密閉するガラスバルブと
を有するハロゲンランプにおいて、フィラメントとリー
ド部材との異常接触によるフリッカー現象が生じ難いハ
ロゲンランプ、及び、リード部材を支持する治具によっ
て一旦固定されたフィラメントの姿勢や外形が、製造工
程の途中段階で変化する虞の少ないハロゲンランプの製
造方法を提供する。 【解決手段】 一対のリード部材3a,3bの脚部どう
しを連結固定する不導体からなる支持部材10をガラス
バルブ1内に設け、リード部材3a,3bとフィラメン
ト2とをプラズマ溶接によって接合するという構成にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のリード部材
と、前記一対のリード部材の間に接合されたフィラメン
トと、前記一対のリード部材の少なくとも一部と前記フ
ィラメントとを密閉するガラスバルブとを有するハロゲ
ンランプに関する。本発明は、さらに、同上ハロゲンラ
ンプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のハロゲンランプでは、一対
のリード部材とフィラメントとはスポット溶接によって
接合されていた。そして、図10に例示するように、従
来のハロゲンランプで採用されたスポット溶接では、予
めフィラメント52のコイル状の端部を数mmの長さ範
囲でリード部材53a,53bの端部に外嵌させること
で、リード部材53a,53bとフィラメント52とを
予備的に結合し、この外嵌によってリード部材53a,
53bとフィラメント52とが互いに重なり合った部位
の内でリード部材53a,53bの先端付近を除外する
部位で両部材を溶接する必要があった。このため、リー
ド部材53a,53bに外嵌されているだけで溶接され
ていないフィラメント52の部位(例えば図でxによっ
て示された部位)が点灯時に、リード部材53a,53
bに対する接触と離間を短い時間周期で繰り返すため
に、この部分が断続的に発光する(フリッカー現象)虞
があった。因みに、この従来の方法において、リード部
材53a,53bとフィラメント52との重複部位の内
でリード部材53a,53bの先端付近を除外する部位
で両部材を溶接しているのは、リード部材53a,53
bから作用する張力や捻り応力が溶接箇所に加わって溶
接が外れることを重複部位によって有効に抑制するため
である。上記のフリッカー現象は、特に、写真フィルム
の画像データを透過光を受けるCCD等で読み取ってデ
ジタル画像データに変換するスキャニング用の光源とし
てハロゲンランプを用いる場合は、特にスキャニングが
高速で行われる場合、読取データ上のノイズとなって、
高精度のスキャニングを阻害する要因となる。
【0003】また、従来、上記のハロゲンランプの製造
方法は、次のような工程で実施されていた。先ず、リー
ド部材53a,53bの脚部の所定箇所(例えば図で
y,yによって示された部位)を専用治具などで挟着支
持することで、リード部材53a,53bどうしの位置
関係を固定し、フィラメント52のコイル状の端部を数
mmの範囲でリード部材53a,53bの端部に外嵌さ
せることで、リード部材53a,53bとフィラメント
2とを仮止めし、フィラメント52をリード部材53
a,53bに溶接する。次に、溶接によって接合された
フィラメント52とリード部材53a,53bの一部
を、加熱炉中のガラス筒内に挿入し、ガラス筒の基端部
を金型などで両側面から押し潰すことで、ガラスバルブ
51の下端を密封する。さらに、ガラス筒内の空気を抜
き、ハロゲンガスを封入した状態で、ガラス筒の先端部
を閉じる。そして、最後に、このようにして得られたガ
ラスバルブ1のアセンブリーの基端部を金属製などのソ
ケット部20に、フィラメント52がソケット部20に
対して出来るだけ好ましい相対位置に配置されるように
位置決めし、ソケット部20とガラスバルブ51の基端
部の間の空間に耐火セメント22等を充填する。
【0004】しかし、リード部材53a,53bの脚部
の箇所y,yを専用治具で挟着支持していても、上記の
ガラス筒の基端部を加熱溶融しておいて金属製器具など
で両側面から押し潰す操作によって、リード部材53
a,53bの先端どうしの相対位置が変化し、ここに接
続されているフィラメント52の姿勢や外形が変わって
しまい、点灯時の実質的な光の中心位置を予測するこ
と、並びに、ガラスバルブ51のアセンブリーとソケッ
ト部20との位置設定操作が困難となり、最終的に十分
に高い製品歩留まりが得られないという問題があった。
【0005】一方、従来のハロゲンランプにおいて、リ
ード部材とフィラメントとの接合に後述するプラズマ溶
接を採用することも考えられるが、製造工程に含まれ
る、リード部材を挟み込みながらガラス筒の基端部を加
熱しつつ密閉する操作に際して、リード部材の先端どう
しの相対位置が変化し易いため、(リード部材とフィラ
メントの間に予め仮止め部を設ける等の対策もなく)単
にプラズマ溶接したのでは、この密閉操作に際して接合
部が外れてしまう可能性が高かったためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上に例示した従来技術によるハロゲンランプの
持つ前述した欠点に鑑み、フィラメントとリード部材と
の異常接触によるフリッカー現象が生じ難いハロゲンラ
ンプを提供することにある。
【0007】また、したがって、本発明の目的は、上に
例示した従来技術によるハロゲンランプの製造方法の持
つ前述した欠点に鑑み、リード部材を支持する治具によ
って一旦固定されたフィラメントの姿勢や外形が、製造
工程の途中段階で変化する虞の少ないハロゲンランプの
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るハロゲンランプは、特許請求の範囲の
欄の請求項1から2に記された特徴構成を備えている。
すなわち、本発明の請求項1によるハロゲンランプは、
前記一対のリード部材の脚部どうしを連結固定する不導
体からなる支持部材が前記ガラスバルブ内に設けられて
おり、前記リード部材と前記フィラメントとがプラズマ
溶接によって接合されていることを特徴構成としてい
る。
【0009】このような特徴構成を備えているために、
本発明の特許請求の範囲の請求項1によるハロゲンラン
プでは、リード部材の先端どうしの相対位置や姿勢が、
一対のリード部材の脚部どうしを連結固定する支持部材
によって、より確実に固定されるために、従来の構成で
は実現できなかった、前記リード部材と前記フィラメン
トとのプラズマ溶接による接合が実現された。その結
果、前記リード部材と前記フィラメントとは互いの先端
どうしで接合され、前記フィラメントのコイル状部を前
記リード部材に外嵌させた形態が無くなったので、フィ
ラメントとリード部材との異常接触によるフリッカー現
象の生じ難いハロゲンランプが提供された。
【0010】さらに、点灯中には、前記フィラメントか
ら蒸発したタングステンが、前記ガラスバルブ内のハロ
ゲンガスと反応してタングステン−ハロゲン化合物を形
成し、前記フィラメント付近にて分解されて再び前記フ
ィラメントに戻るハロゲンサイクルが生起され、前記支
持部材は、前記化合物の対流領域から外れた位置に配置
されている構成とすることができる。
【0011】このように構成することによって、ハロゲ
ンサイクルで生じる対流によって、タングステン−ハロ
ゲン化合物或いはタングステンが支持部材に沈着するこ
とで、フィラメントが痩せ細ったり、ガラスバルブ内の
ハロゲンガスが不足する等の問題が生じ難くなる。
【0012】上記目的を達成するために、本発明に係る
ハロゲンランプの製造方法は、特許請求の範囲の欄の請
求項3から7に記された特徴構成を備えている。すなわ
ち、本発明の請求項3によるハロゲンランプの製造方法
は、治具に固定された前記一対のリード部材の脚部どう
しを不導体からなる支持部材で連結固定する工程、前記
連結固定工程で前記脚部どうしを連結固定された前記一
対のリード部材の間に前記フィラメントを溶接する工
程、および少なくとも前記一対のリード部材に溶接され
た前記フィラメントと前記支持部材とに外嵌されるよう
に配置されたガラス筒の基端部を、前記一対のリード部
材の一部が密閉される溶着操作によって封止する工程と
を含むことを特徴構成としている。
【0013】このような特徴構成を備えているために、
本発明の特許請求の範囲の請求項3によるハロゲンラン
プの製造方法では、一対のリード部材の間に前記フィラ
メントを溶接する操作は、飽くまで、一対のリード部材
の脚部の先端どうしの相対位置や姿勢が、治具による一
対のリード部材の支持と、先行する工程で連結固定され
た支持部材による支持とを介して確実に固定された状態
で実施されるので、フィラメントの溶接操作を円滑かつ
確実に実施することができる。また、後続するガラス筒
の基端部を封止する操作も、一対のリード部材の脚部の
先端どうしの相対位置や姿勢が、治具による一対のリー
ド部材の支持と、先行する工程で連結された支持部材に
よる支持とを介して確実に固定された状態で実施される
ので、封止操作用の金型等からの外力によって一対のリ
ード部材の脚部の先端どうしの相対位置や姿勢が変化す
る虞が少ないので、溶接工程で接合されたフィラメント
がリード部材から外れる、或いは、リード部材上のフィ
ラメントの姿勢や位置が封止操作で変化する等の問題が
解消され、結果的に、ハロゲンランプの製造歩留まりが
向上する。
【0014】同様に、本発明の請求項4によるハロゲン
ランプの製造方法は、治具に固定された前記一対のリー
ド部材の間に前記フィラメントを溶接する工程、前記溶
接工程で前記フィラメントを溶接された前記一対のリー
ド部材の脚部どうしを不導体からなる支持部材で連結固
定する工程、および少なくとも前記一対のリード部材に
溶接された前記フィラメントと前記支持部材とに外嵌さ
れるように配置されたガラス筒の基端部を、前記一対の
リード部材の一部が密閉される溶着操作によって封止す
る工程とを含むことを特徴構成としている。
【0015】このような特徴構成を備えているために、
本発明の特許請求の範囲の請求項4によるハロゲンラン
プの製造方法では、ガラス筒の基端部を封止する操作
は、一対のリード部材の脚部の先端どうしの相対位置や
姿勢が、治具による一対のリード部材の支持と、先行す
る工程で連結された支持部材による支持とを介して確実
に固定された状態で実施されるので、封止操作用の金型
等からの外力によって一対のリード部材の脚部の先端ど
うしの相対位置や姿勢が変化する虞が少ないので、溶接
工程で接合されたフィラメントがリード部材から外れ
る、或いは、リード部材上のフィラメントの姿勢や位置
が封止操作で変化する等の問題が解消され、結果的に、
ハロゲンランプの製造歩留まりが向上する。因みに、溶
接工程でフィラメントを溶接された一対のリード部材の
脚部どうしを不導体からなる支持部材で連結固定する操
作では、ガラス筒の基端部を封止する操作に比較すると
リード部材の脚部には小さな外力しか作用しないので、
この連結操作によって一対のリード部材の脚部の先端ど
うしの相対位置や姿勢が変化する虞は比較的少ない。し
たがって、この連結固定工程を、一対のリード部材の間
にフィラメントを溶接する工程の次に実施しても、溶接
工程で接合されたフィラメントがリード部材から外れ
る、或いは、リード部材上のフィラメントの姿勢や位置
が封止操作で変化する等の問題は生じ難い。また、本発
明の特許請求の範囲の請求項4によるハロゲンランプの
製造方法では、治具に固定された一対のリード部材の間
にフィラメントを溶接する工程を終えると、これに続く
2つの加熱操作を伴う工程、すなわち、フィラメントを
溶接された一対のリード部材の脚部どうしを(ガラスな
どの)不導体からなる支持部材で連結固定する工程、お
よび、ガラス筒の基端部を一対のリード部材の一部が密
閉される溶着操作によって封止する工程を例えば加熱炉
内で連続的に実施することができる。従って、フィラメ
ントを溶接された一対のリード部材の脚部どうしを支持
部材で連結固定する工程を加熱炉内で実施した後で、一
対のリード部材の間にフィラメントを溶接するために加
熱炉外に取り出し、次に、ガラス筒の基端部を一対のリ
ード部材の一部が密閉される溶着操作によって封止する
ために再び加熱炉内に装入するといった煩雑な作業手順
が不要となる。
【0016】尚、前記溶接工程では、前記一対のリード
部材の両先端部の間に前記フィラメントを溶接する構成
とすることができる。このように構成することによっ
て、フィラメントの一部がリード部材の先端に仮止めさ
れた構造を持たないハロゲンランプが提供される。した
がって、仮止めのために、非常に細いフィラメントの螺
旋部をリード部材の先端に外嵌させると言った従来の煩
雑な工程が不要になり、同時に、フィラメントの一部と
リード部材との断続的な接触に基づくフリッカー現象の
生じ難い高性能のハロゲンランプが提供される。また、
このように構成することによって、使用されたフィラメ
ントの略全長を発光部として利用することになるので、
コストが削減でき、同時に、点灯時の光量をより正確に
設定すること、並びに、完成したガラスバルブを後続す
るソケットと連結する工程において、光源の発光中心を
より正確に設定することが可能になる。尚、この場合の
溶接はプラズマ溶接の他、スポット溶接なども採用可能
である。
【0017】さらに、前記溶接工程はプラズマ溶接によ
って実施される構成とすることができる。このように構
成することによって、スポット溶接に比して、電気抵抗
が小く、且つ、接合状態の良否を溶接直後に視認し易い
優れた接合が実現される(従来のスポット溶接では、リ
ード部材に外嵌されたフィラメントの内面で接合が生じ
るので接合状態の良否が視認し難い)。
【0018】また、前記連結固定工程では、所定の治具
に固定された前記一対のリード部材の前記脚部どうし
を、前記不導体としての一対のガラスロッドによって前
記一対のリード部材の側面から挟み込むことによって溶
着する構成とすることができる。
【0019】このように構成すれば、例えば、互いに対
向する面が十分に溶融した一対のガラスロッドを、リー
ド部材の脚部に向けて両側から同時に近付け、さらに一
対のガラスロッドどうしを軽く圧接して一体化すること
によって、リード部材の脚部は、非常に小さな外力しか
受けない状態で、ガラスロッドに封じ込められつつ連結
される。従って、連結固定工程によって一対のリード部
材の脚部の先端どうしの相対位置や姿勢が変化する虞が
少なくなる。
【0020】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明によるハロゲンランプ及び
ハロゲンランプの製造方法の実施形態について、図面を
参照しながら解説する。
【0022】(ハロゲンランプの構成)図1から図3に
示すハロゲンランプHLは、一対の内部リード棒3a,
3b(リード部材の一例)と、一対の内部リード棒3
a,3bの2つの先端に接合された1本のフィラメント
2と、一対の内部リード棒3a,3bの少なくとも一部
とフィラメント2とを密閉するガラスバルブ1を有す
る。フィラメント2は、タングステン製で2重コイル状
を呈している。一対の内部リード棒3a,3bの基端部
は、モリブデン箔5,5を介して一対の外部リード棒6
a,6bの先端部にプラズマ溶接によって接合されてい
る。他方、外部リード棒6a,6bの基端部は、圧着端
子7,7その他の手段によって、可撓性のある被覆電線
8a,8bに適宜連結されている。被覆電線8a,8b
の基端部は樹脂製のプラグ9に連結されている。
【0023】尚、ガラスバルブ1の基端部1cは、内部
リード棒3a,3bと外部リード棒6a,6bとを接続
しているモリブデン箔5,5の全体を包囲する状態で、
溶着によって封止されている。ガラスバルブ1の先端部
1bもまた、ガラスバルブ1の内部1aにハロゲンガス
を封入した状態で、溶着によって封止されている。この
ようにして完全に密封されたガラスバルブ1の内部1a
に配置された内部リード棒3a,3bの一対の脚部どう
しは、ガラス製のロッド10(不導体からなる支持部材
の一例)によって一体的に連結固定されている。ロッド
10は、少なくとも対向する面が溶融した一対のロッド
10a,10bどうしを、内部リード棒3a,3bの脚
部に向けて同時に近づけて互いに押付け、内部リード棒
3a,3bの脚部を挟み込みつつ一体化させたものであ
る。
【0024】内部リード棒3a,3bの先端とフィラメ
ント2の両端とは、フィラメント2のコイルを内部リー
ド棒3a,3bの先端に外嵌させた形態を取ることな
く、プラズマ溶接によって接合されている。内部リード
棒3a,3bとフィラメント2の間には、プラズマ溶接
に際して内部リード棒3a,3bとフィラメント2の各
成分が同時に熱溶融し、互いに良く混合されることで形
成された球状の接合部4a,4bが見られる。ガラスバ
ルブ1の封止された基端部1cは、アルミニウムダイキ
ャスト製などのソケット20内に充填された耐火セメン
ト22の中に一体的に埋め込まれている。
【0025】また、点灯中には、フィラメント2から蒸
発したタングステンが、ガラスバルブ1内のハロゲンガ
スと反応してタングステン−ハロゲン化合物を形成し、
フィラメント2付近にて高熱で分解されて再びフィラメ
ント2に戻るハロゲンサイクルが生起される。しかし、
タングステン−ハロゲン化合物や蒸発したタングステン
がガラス製のロッド10に沈着する虞がないように、内
部リード棒3a,3bの脚部どうしを連結固定している
ガラス製のロッド10は、このタングステン−ハロゲン
化合物の対流領域から外れた十分下方の位置に配置され
ている。
【0026】(ハロゲンランプの製造方法)図1から図
3のハロゲンランプHLは、一例として、次のような製
造方法を介して作製することができる。 〈1〉図4(a)に示すように、既にプラズマ溶接でモ
リブデン箔5,5を介して一体化された内部リード棒3
a,3bと外部リード棒6a,6bとを、治具24A,
24Bによって固定する。治具24Aは外部リード棒6
a,6bどうしの相対位置と姿勢を固定しており、治具
24Bは内部リード棒3a,3bどうしの相対位置と姿
勢を固定している。これによって、内部リード棒3a,
3bの先端どうしの相対位置と姿勢は略固定される。 〈2〉図4(b)に示すように、内部リード棒3a,3
bの脚部どうしを、ガラス製のロッド10によって連結
固定する。具体的には、互いに対向する面が十分に溶融
した一対のガラスロッド10a,10bを、内部リード
棒3a,3bの脚部に向けて両側から同時に近付け、さ
らに一対のガラスロッド10a,10bどうしを軽く圧
接して一体化することによって、リード部材の脚部の一
部どうしを、ガラスロッド10に封じ込めつつ連結固定
する。これによって、内部リード棒3a,3bの先端ど
うしの相対位置と姿勢は更に十分に固定される。
【0027】〈3〉図5(a)に示すように、内部リー
ド棒3a,3bの先端にフィラメント2を接合する。具
体的には、フィラメント2のコイルを内部リード棒3
a,3bの先端に外嵌させた形態を取ることなく、内部
リード棒3a,3bの先端とフィラメント2の各端部と
をプラズマ溶接によって接合する。内部リード棒3a,
3bとフィラメント2の間には、プラズマ溶接に際して
内部リード棒3a,3bとフィラメント2の各成分が同
時に熱溶融し、互いに良く混合されることで形成された
球状の接合部4a,4bが得られる。
【0028】〈4〉図5(b)に示すように、内部リー
ド棒3a,3bを支持していた治具24Bを除去し、内
部リード棒3a,3bの少なくとも一部とフィラメント
2の全体に、両端が開放されたガラス筒1tを外嵌さ
せ、ガラス筒1tの基端部を中心に加熱する。 〈5〉図6(a)に示すように、ガラス筒1tの基端部
を、内部リード棒3a,3bと外部リード棒6a,6b
とを接続しているモリブデン箔5,5の全体を包囲する
状態で、溶着によって封止する。具体的には、ガラス筒
1tの溶融軟化した基端部を一対の金型などで両側面か
ら押し潰すことによって封止する。この操作によって封
止された、ガラス筒1tの基端部の内部には、モリブデ
ン箔5,5の全体、並びに、内部リード棒3a,3bと
外部リード棒6a,6bの一部が密封される。この封止
操作は、内部リード棒3a,3bの脚部どうしがガラス
製のロッド10によって連結固定された状態で実施され
るので、この封止操作用の金型から受ける外力で内部リ
ード棒3a,3bの先端どうしの相対位置や姿勢が変化
する虞は少ない。
【0029】〈6〉基端部のみ封止されたガラス筒1t
の内部を必要なレベルの真空状態にした後に、ここにハ
ロゲンガスを導入し、ガラス筒1tの基端部を中心に加
熱する。 〈7〉図6(b)に示すように、ガラス筒1tの既に封
止された基端部を例えば治具24Bによって把持し直し
た状態で、ガラス筒1tの先端部を溶着によって封止し
て、ガラスバルブ1を完成させる。 〈8〉ガラスバルブ1を治具24Bから外し、外部リー
ド棒6a,6bの基端部を、圧着端子7,7その他の結
合手段によって、可撓性のある被覆電線8a,8bに連
結する(図1と図2を参照)。被覆電線8a,8bの基
端部には予め樹脂製のプラグ9を連結しておく。
【0030】〈9〉ガラスバルブ1の基端部1cがソケ
ット20の内部空間内に挿入され、且つ、フィラメント
2の白熱部中心Zがソケット20に対して規定の相対位
置に配置された状態を探し、その状態で両部材を固定し
(固定には図示されていない適当な治具を用いる)、ソ
ケット20の内部空間とガラスバルブ1の基端部1cの
間隙にスラリー状またはペースト状の耐火セメント22
を充填し、耐火セメント22を養生硬化させる。これに
よって、ソケット20内の硬化した耐火セメント22か
らは被覆電線8a,8bと樹脂製のプラグ9のみが延び
た状態が得られるようにすれば良い。
【0031】因みに、フィラメント2の白熱部中心Zの
ソケット20に対する相対位置に関しては、少なくと
も、主走査方向に延びたライン状CCDに対して写真フ
ィルムを副走査方向にラインスキャンするタイプのフィ
ルムスキャナーの光源としてハロゲンランプHLを用い
る場合には、ガラスバルブ1の軸芯(これは内部リード
棒3a,3b及び外部リード棒6a,6bの延びる方向
と略平行である)から径方向に変移していないことも重
要であるが、ガラスバルブ1の軸芯に沿ってソケット2
0から何ミリ離間した位置にあるか、言い換えれば、図
3における上下方向での白熱部中心Zの位置が更に重要
である。
【0032】(ハロゲンランプの使用例)図7は、銀塩
写真デジタルプリンター100の概略ブロック図であ
る。ここに示されたフィルムスキャナー部25の内部
に、本発明によるハロゲンランプHLを備えた光源ユニ
ット37が組み込まれている。フィルムスキャナー部2
5は、照明光学系26、撮像光学系27、CCDセンサ
ーを備えた光電変換部28を備えている。フィルムスキ
ャナー部25で得られたデジタル画像データは、コント
ローラ29に送られ、デジタルプリント部30によって
印画紙Pに画像を焼き付けするために用いられる。コン
トローラ29には各種処理情報を表示するモニター29
aや、各種処理命令を入力するための操作卓29bが接
続されている。デジタルプリント部30のエンジンとし
ては、液晶シャッター方式、CRT方式、蛍光管方式な
どが知られているが、この実施形態では、液晶シャッタ
ー方式を用いたライン露光プリントヘッドが用いられて
いる。デジタルプリント部30によって焼き付けられた
印画紙Pは、現像処理部31で現像され、乾燥工程を経
て仕上がり駒画像毎にカットされたプリントPsとして
排出される。
【0033】照明光学系26と撮像光学系27の間に
は、照明光学系26からの照射光の光路上に写真フィル
ムfを供給するためのフィルム搬送機構32が設けられ
ている。また、ペーパーマガジンPmから印画紙Pを引
き出してデジタルプリント部30に供給する印画紙搬送
機構33が設けられている。そして、フィルム搬送機構
32と印画紙搬送機構33の各操作はコントローラ29
によって制御されている。ペーパーマガジンPmから引
き出された印画紙Pは現像処理の前または後でカッター
(不図示)によってカットされ、一つの駒画像を備えた
プリントPsとなる。また、照明光学系26は、光源ユ
ニット37の他に、光源ユニット37からの光ビームの
色分布や強度分布を整えるための調光フィルター38と
ミラートンネル39等を備え、写真フィルムfを照射す
る。光源ユニット37は、白色光源としてのハロゲンラ
ンプHLと、リフレクター36とからなる。図8に示す
ように、リフレクター36は下向きに開いた椀状の反射
面を備えている。リフレクター36には、ハロゲンラン
プHLのソケット部20が着脱自在に装着される。
【0034】リフレクター36の中央部には、ハロゲン
ランプHLのガラスバルブ1(ここではガラスバルブ1
の外径は約15〜18mm)を受け入れるための受け入
れ凹部44が形成されている。尚、ガラスバルブ1との
間に生じる間隙を小さくして、この間隙が照射対象面に
影を形成しないように、受け入れ凹部44の内径はガラ
スバルブ1の外径に近い寸法(例えば約20.5mm)
となっている。受け入れ凹部44から径方向外側且つ下
向きに延びる反射面を軸芯を貫通する垂直面で切った断
面形状は、概して楕円の一部で構成されるが、ハロゲン
ランプHLの白熱部中心Zと一致するレベルには、垂直
に延びる環状の移行面48が形成されている。尚、ハロ
ゲンランプHLの製造方法に関して前述したように、ガ
ラスバルブ1の基端部1cを耐火セメント22によって
ソケット20に固定する再には、フィラメント2の白熱
部中心Zがソケット20に対して規定の相対位置に配置
されるように配慮されているので、移行面48とハロゲ
ンランプHLの白熱部中心Zとはレベルが自ずから一致
することになる。
【0035】この移行面48からは複数(全周で合計2
4個)の排気用貫通孔48a,48a,...が径方向
外側に向かって水平に延びている。排気用貫通孔48a
の内径は約2〜3mmであり、長さは約7〜8mmであ
る。その結果、反射面は、受け入れ凹部44から排気用
貫通孔48aから径方向内側に受け入れ凹部44まで延
びる第1反射面46と、排気用貫通孔48aから径方向
外側に外縁部52まで延びる第2反射面50とで構成さ
れることになる。そして、反射面46,50には、排気
用貫通孔48aによって照射対象面に形成される低照度
領域を照射する補償手段が設けられている。この実施形
態では、補償手段を実現するために、前記反射面の径方
向の内側から外側に向かって、排気用貫通孔48aを境
に白熱部中心Zに対する傾斜角が変化するように構成さ
れている。さらに具体的には、第1反射面46を構成す
る第1楕円の短軸/長軸比(R1)は、第2反射面50
を構成する第2楕円の短軸/長軸比(R2)よりも大き
く設定されている。R1とR2の比は、リフレクター3
6から照射対象面までの距離に応じて設定すれば良い。
【0036】この補償手段の作用によって、第1反射面
46が照射対象面に形成する第1照射領域と第2反射面
50が照射対象面に形成する第2照射領域とは、間断な
い状態で隣接するので、結果的に、仮に補償手段が無け
れば排気用貫通孔48aが形成する筈の影の部分(低照
度領域)が補足的に照射されてこの影が作られず、より
照度の均一な照射面が得られる。尚、ハロゲンランプH
Lの白熱部中心Zは、第1反射面46を構成する楕円の
焦点と第2反射面50を構成する第2楕円の焦点の双方
にほぼ一致している。従って、ハロゲンランプHLの白
熱部中心Zがソケット部20に対して図3及び図8の上
下方向に大きく規定の位置から変移していれば、照度が
径方向に関して不均一となり、結果的に、CCDの主走
査方向での中心部と両端部の間で光量に違いが生じて、
高精度の画像データが得られないなどの支障が生じる虞
がある。
【0037】排気用貫通孔48aは、ハロゲンランプH
Lからの発熱を気流の流れによってリフレクター36の
外部に逃がす放熱手段としての役割を果たすが、リフレ
クター36には、もう一つの放熱手段として、リフレク
ターヒートシンク部が設けられている。リフレクターヒ
ートシンク部は、反射面から反対側に水平に延びた複数
の第1放熱フィン54,54,...からなる。リフレ
クター36は、アルミニウム合金でできており、ダイキ
ャスト法と研磨仕上げで高精度に成形され、反射面4
6,50には特に平面度の高い研磨やメッキ等によって
必要な鏡面が与えられている。図1と図9に示すように
ソケット部20の背面部には、ランプヒートシンク部が
一体的に形成されている。ランプヒートシンク部は、垂
直に延びた複数の第2放熱フィン78,78,...か
らなる。
【0038】ソケット部20の下端付近には、大径の第
1フランジ部76と第1フランジ部76から更に下方に
突出した小径の第2フランジ部77が形成されている。
そして、リフレクター36に設けられた環状の受け入れ
凹部58(水平に延びた上向き面58aと垂直に延びた
環状の内周面58bとからなる)が、ソケット部20の
第2フランジ部77の水平な下面の最外径部77aおよ
び垂直に延びた環状の周面77bとを密着状態で受け入
れる構成になっている。この構成によって、ハロゲンラ
ンプHLのソケット部20は常にリフレクター36に対
して所定の相対位置と姿勢を獲得した状態で支持される
ことになる。
【0039】また、この構成によって、リフレクター3
6とソケット部20の間には、これらの水平な面および
周面とを介した面接触(水平な下面の最外径部77aと
上向き面58aの間の面接触、および、外周面77bと
内周面58bの間の面接触)による熱伝達機構が実現さ
れる。したがって、ハロゲンランプHL自身の有する熱
は、第2放熱フィン78,78,...からリフレクタ
ー36外に逃げることができる一方、前記熱伝達機構を
介して、一旦リフレクター36に伝達された後に、第1
放熱フィン54,54,...を介してリフレクター3
6外に逃げる放熱経路も有する。同様に、リフレクター
36の熱も、排気用貫通孔48aおよび第1放熱フィン
54,54,...からの放熱の他に、前記熱伝達機構
を介して、一旦ソケット部20に伝達された後に、ソケ
ット部20の第2放熱フィン78,78,...からリ
フレクター36外に逃げる放熱経路をも有する。
【0040】尚、リフレクター36の最上部には、ソケ
ット部20を上向き面58aに押し付けた状態で着脱可
能に固定するための一対の取付ピン60が設けられてい
る。取付ピン60は、ステンレススチール製の板状部材
などの弾性材料で構成すれば良い。ガラスバルブ1を受
け入れ凹部44内に挿入し、ソケット部20の第2フラ
ンジ部77をリフレクター36の受け入れ凹部58に嵌
合させた後で、ソケット部20を受け入れ凹部58に押
付けながら時計周りに10°前後回動させれば、ソケッ
ト部20はリフレクター36に対して固定される。
【0041】〔別実施形態〕 <1>上述の実施形態では、ハロゲンランプHLの製造
方法に関する記載として、内部リード棒3a,3bの脚
部どうしを、ガラス製のロッド10によって連結固定す
る工程の後で、内部リード棒3a,3bの先端にフィラ
メント2を接合する手順を示した。しかし、逆に、治具
に固定された内部リード棒3a,3bの先端にフィラメ
ント2を接合する工程の後で、内部リード棒3a,3b
の脚部どうしを、ガラス製のロッド10によって連結固
定する手法を採用しても良い。
【0042】<2>上述の実施形態では、銀塩写真デジ
タルプリンター100のフィルムスキャナー部25にお
ける光源ユニット37内部に、本発明によるハロゲンラ
ンプHLを用いた例を示した。しかし、銀塩写真デジタ
ルプリンター100のデジタルプリント部30に液晶シ
ャッター方式の露光エンジンを採用した場合などには、
本発明によるハロゲンランプHLを、露光エンジン用の
光源として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるハロゲンランプの斜視図
【図2】 図1のハロゲンランプの一部破断正面図
【図3】 図2のハロゲンランプの部分拡大図
【図4】 本発明によるハロゲンランプの製造工程の一
部を示す斜視図
【図5】 本発明によるハロゲンランプの製造工程の一
部を示す斜視図
【図6】 本発明によるハロゲンランプの製造工程の一
部を示す斜視図
【図7】 本発明によるハロゲンランプを用いた銀塩写
真デジタルプリンターの主な構成を示すブロック図
【図8】 図7の銀塩写真デジタルプリンターの光源ユ
ニットを示す一部破断正面図
【図9】 図7の銀塩写真デジタルプリンターの光源ユ
ニットを示す斜視図
【図10】 従来のハロゲンランプの部分拡大図
【符号の説明】
1 ガラスバルブ 2 フィラメント 3 内部リード棒(リード部材) 4 接合部 5 モリブデン箔 6 外部リード棒(リード部材) 10 ロッド(支持部材) 20 ソケット 22 耐火セメント HL ハロゲンランプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリード部材と、前記一対のリード
    部材の間に接合されたフィラメントと、前記一対のリー
    ド部材の少なくとも一部と前記フィラメントとを密閉す
    るガラスバルブとを有するハロゲンランプであって、 前記一対のリード部材の脚部どうしを連結固定する不導
    体からなる支持部材が前記ガラスバルブ内に設けられて
    おり、前記リード部材と前記フィラメントとがプラズマ
    溶接によって接合されているハロゲンランプ。
  2. 【請求項2】 点灯中には、前記フィラメントから蒸発
    したタングステンが、前記ガラスバルブ内のハロゲンガ
    スと反応して化合物を形成し、前記フィラメント付近に
    て分解されて再び前記フィラメントに戻るハロゲンサイ
    クルが生起され、前記支持部材は、前記化合物の対流領
    域から外れた位置に配置されている請求項1に記載のハ
    ロゲンランプ。
  3. 【請求項3】 一対のリード部材と、前記一対のリード
    部材の間に接合されたフィラメントと、前記一対のリー
    ド部材の少なくとも一部と前記フィラメントとを密閉す
    るガラスバルブとを有するハロゲンランプの製造方法で
    あって、 治具に固定された前記一対のリード部材の脚部どうしを
    不導体からなる支持部材で連結固定する工程、 前記連結固定工程で前記脚部どうしを連結固定された前
    記一対のリード部材の間に前記フィラメントを溶接する
    工程、および少なくとも前記一対のリード部材に溶接さ
    れた前記フィラメントと前記支持部材とに外嵌されるよ
    うに配置されたガラス筒の基端部を、前記一対のリード
    部材の一部が密閉される溶着操作によって封止する工程
    を含むハロゲンランプの製造方法。
  4. 【請求項4】 一対のリード部材と、前記一対のリード
    部材の間に接合されたフィラメントと、前記一対のリー
    ド部材の少なくとも一部と前記フィラメントとを密閉す
    るガラスバルブとを有するハロゲンランプの製造方法で
    あって、 治具に固定された前記一対のリード部材の間に前記フィ
    ラメントを溶接する工程、 前記溶接工程で前記フィラメントを溶接された前記一対
    のリード部材の脚部どうしを不導体からなる支持部材で
    連結固定する工程、および少なくとも前記一対のリード
    部材に溶接された前記フィラメントと前記支持部材とに
    外嵌されるように配置されたガラス筒の基端部を、前記
    一対のリード部材の一部が密閉される溶着操作によって
    封止する工程を含むハロゲンランプの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記溶接工程では、前記一対のリード部
    材の両先端部の間に前記フィラメントを溶接する請求項
    3または4に記載のハロゲンランプの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記溶接工程はプラズマ溶接によって実
    施される請求項5に記載のハロゲンランプの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記連結固定工程では、所定の治具に固
    定された前記一対のリード部材の前記脚部どうしを、前
    記不導体としての一対のガラスロッドによって前記一対
    のリード部材の側面から挟み込むことによって溶着する
    請求項3から6のいずれか1項に記載のハロゲンランプ
    の製造方法。
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