JP2003216687A - 施工支援システム - Google Patents

施工支援システム

Info

Publication number
JP2003216687A
JP2003216687A JP2002018129A JP2002018129A JP2003216687A JP 2003216687 A JP2003216687 A JP 2003216687A JP 2002018129 A JP2002018129 A JP 2002018129A JP 2002018129 A JP2002018129 A JP 2002018129A JP 2003216687 A JP2003216687 A JP 2003216687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
construction
work
information
builder
maker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002018129A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Nanhei
真樹 南平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Living Tech Co Ltd filed Critical Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority to JP2002018129A priority Critical patent/JP2003216687A/ja
Publication of JP2003216687A publication Critical patent/JP2003216687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】施工現場での作業指示を的確に行えることは勿
論のこと、施工完了状態等を的確かつ簡便に把握し得て
施工費等を適正に支払いできる施工支援システムを提供
する。 【解決手段】所定製品の施工に関する各種作業情報を記
憶すると共にその作業情報を通信回線を介して送信し得
るメーカ側管理装置と、該メーカ側管理装置から送信さ
れてくる各種情報を表示・出力すると共に、所定の文字
・音声情報及び又は画像情報をメーカ側管理装置に送信
し得る施工者側携帯装置と、を備え、メーカ側管理装置
は、施工者側携帯装置から施工に関する情報取得の信号
が送信された場合に対応する情報を抽出して施工者側携
帯装置に送信すると共に、施工者側携帯装置から送信さ
れてくる画像情報に基づいて施工状態を判断することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシステムバ
スルーム、システムキッチン等の施工現場における作業
手順を通信回線によって的確に指示・支援することがで
きる施工支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばシステムバスルーム(製
品)を施工現場で施工する場合、紙媒体に印刷されて製
品と共に同梱されたり予め製本されて施工業者に配布さ
れた施工マニュアルを使用して行っているのが一般的で
ある。しかし、このような施工マニュアルを使用した施
工作業においては、新製品の発売や既存製品の改良に伴
う変更時に、製品に同梱する施工マニュアルの差し替え
や、既に配布されている施工マニュアルの回収・廃棄を
指示する必要があり、手間と時間がかかると共に確実な
差し替え等が行い難いという不都合を有している。
【0003】また、紙媒体の施工マニュアルの同梱や配
布を止めて、ネットワークを介してコンピュータ画面上
で施工マニュアルを閲覧できる方法も一部で採用されて
いるが、このような場合、施工マニュアルの差し替え等
に関しては大幅に時間短縮できるものの、施工現場にコ
ンピュータを持ち込むことが現実的に困難であるため、
コンピュータから印刷した紙媒体の施工マニュアルを使
用しなければならず、手と目を頻繁に施工マニュアルに
向ける必要があり、施工作業の作業性を大きく損ねると
いう不都合を有している。
【0004】そこで、このような不都合を解消する装置
として、例えば特開平9−256635号公報に開示の
建設工事管理支援システムもしくは特開平10−293
790号公報に開示の電力設備作業管理装置が提案され
ている。前者の管理支援システムは、表示手段、記憶手
段、指定手段及び検索手段からなる複数の管理支援装置
と記憶装置を備え、管理支援装置と記憶装置を通信回線
を介して接続し、施工に関する各種作業を行うに必要な
施工関連情報を管理支援装置の表示手段に表示させるよ
うにしたものである。
【0005】また、後者の作業管理装置は、作業手順保
持手段、修正処理手段、音声入力手段、情報伝送手段を
有する監督者側管理装置と、情報伝送手段、表示手段、
音声信号出力手段を有する作業者側携帯装置とを備え、
監督者と作業者との間で相互に作業に関する情報を通信
回線を介して交換して作業を行うようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシステムや装置においては、施工に関する作業情報を
単に通信回線を介して伝送したり指示を受けて施工作業
を行う方法であるため、施工完了状態の確認は、例えば
その報告によって行ったりあるいは施工現場を実際に見
に行く必要があり、施工作業の完了状態を完了時に的確
かつ簡便に把握することが難しい。
【0007】そのため、施工上の問題で後々トラブルが
発生する場合があり、特に施工から時間が経過している
とその責任の所在を明確にすることが難しいという問題
点を有している。また、メーカは、施工者から施工完了
の報告を受けてから施工費を支払うことが多いため、施
工完了状態に応じた適正な施工費の支払い処理も難しい
という問題点も有している。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、施工現場での作業指示を的確に
行えることは勿論のこと、施工完了状態等を的確かつ簡
便に把握し得て施工費等を適正に支払いできる施工支援
システムを提供することにある。また、他の目的は、前
記目的に加え、水廻り空間における製品の施工を効率的
に行い得る施工支援システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1に記載の発明は、所定製品の
施工に関する各種作業情報を記憶すると共にその作業情
報を通信回線を介して送信し得るメーカ側管理装置と、
該メーカ側管理装置から送信されてくる各種情報を表示
・出力すると共に、所定の文字・音声情報及び又は画像
情報をメーカ側管理装置に送信し得る施工者側携帯装置
と、を備え、前記メーカ側管理装置は、施工者側携帯装
置から施工に関する情報取得の信号が送信された場合に
対応する情報を抽出して施工者側携帯装置に送信すると
共に、施工者側携帯装置から送信されてくる画像情報に
基づいて施工状態を判断することを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、所定製品
を施工現場で施工する場合、施工者は施工者側携帯装置
に出力されるメーカ側管理装置からの情報を見ながら施
工作業を行う。この時、メーカ側管理装置に記憶されて
いる施工に関する情報は、メーカ側によって適正に管理
されていることから、的確な情報が通信回線を介して施
工者にリアルタイムに送信されて施工作業の作業性向上
が図れる。また、メーカ側管理装置は、施工者側携帯装
置から取得指示のある情報を予め記憶してある情報群か
ら抽出して送信すると共に、施工者側携帯装置から送信
されてくる画像情報に基づいて、例えば施工完了状態を
把握できることから、適正な作業指示が行えたり、作業
完了の把握が的確かつ簡便に行える。
【0011】そして、前記施工者側携帯装置は、請求項
2に記載の発明のように、各作業の完了時及び又は全作
業の完了時の作業状態を撮像するカメラを有し、該カメ
ラで撮像した画像情報をメーカ側管理装置に送信するこ
とが好ましい。このように構成することにより、施工者
側携帯装置に装備されているカメラで各作業の完了状態
や全ての作業の完了(進捗)状態が撮像され、その画像
情報がメーカ側管理装置に送信されることから、メーカ
は、施工現場に出向くことなくその画像情報から作業の
状態を的確かつ簡便に把握できて、施工作業の一層の作
業性向上や施工後の作業に関するトラブル発生の防止化
が図れる。
【0012】また、前記メーカ側管理装置は、請求項3
に記載の発明のように、施工者側携帯装置から施工完了
の画像情報が送信された際に、その作業状態の善し悪し
を判断して施工費の支払い指示を行うことが好ましい。
このように構成することにより、全ての施工作業の完了
状態が施工者側携帯装置から送信される画像情報に基づ
いて、メーカ側管理装置でその善し悪しが判断されて施
工費が支払われることから、施工費の支払いに関する施
工後のトラブル発生の防止化が図れる。
【0013】また、前記施工者側携帯装置は、請求項4
に記載の発明のように、施工者の頭部に装着される頭部
装着表示装置を有することが好ましい。このように構成
することにより、施工者の頭部の頭部装着表示装置(H
MD)に各種作業内容が出力表示されることから、施工
者が施工作業手順等の把握を容易に行うことができて、
施工作業の作業性の一層の向上が図れる。
【0014】また、前記所定製品は、請求項5に記載の
発明のように、システムバスルーム、システムキッチン
等の水廻り空間に設置される製品であることが好まし
い。このように構成することにより、施工者側携帯装置
をシステムバスルーム等が設置される水廻り空間に持ち
込むことで、その施工作業を容易に行うことができるこ
とから、水廻り空間用の各種製品の施工の効率化が図れ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図4は、本発明に係
わる施工支援システムの一実施例を示し、図1がその基
本的概念図、図2がその施工者側携帯装置のブロック
図、図3が頭部装着装置の表示器の一例を示す平面図、
図4が動作を説明するためのフローチャートである。
【0016】図1において、施工支援システム1は、基
本的に施工作業手順としての施工指示情報が記憶されて
いるメーカ側管理装置2と、このメーカ側管理装置2に
通信回線4(例えばインターネット)を介して接続さ
れ、施工者5が携帯する携帯端末6と施工者5の頭部に
装着される頭部装着装置7及び携帯端末6に一体化もし
くは別体に接続されたカメラ8等を有する施工者側携帯
装置3とで構成されている。
【0017】前記メーカ側管理装置2は、磁気ドラム、
ハードディスク等のリモリ10(記憶手段)とCPU1
1等を有するホストコンピュータ、パソコン等のコンピ
ュータ9で構成され、モデム12によって前記施工者側
携帯装置3と双方向通信可能に構成されている。一方、
施工者側携帯装置3は、図2及び図3に示すように構成
されている。
【0018】すなわち、図2に示すように、施工者側携
帯装置3の携帯端末6は、CPU13、メモリ14、モ
デム15、バッテリ16、ハードディスク(HDD)1
7、出力部18、音声アダブター19、画像アダプター
20、入力部21、表示器22等を有し、これらがバス
ライン23を介して接続されている。また、頭部装着装
置7は、表示器25と、ヘッドフォン26、マイク27
等を有し、表示器25とヘッドフォン26が携帯端末6
の出力部18にケーブルもしくは無線で接続され、マイ
ク27はケーブルもしくは無線で携帯端末6の音声アダ
プター19に接続されている。さらに、携帯端末6の画
像アダプター20には前記カメラ8が接続されている。
【0019】そして、頭部装着装置7の表示器25は、
図3に示すように、作業名表示部25a、作業コード表
示部25b、作業内容表示部25c、標準作業時間表示
部25d、画像撮像要否表示部25e、作業完了表示部
25f等が設けられている。この表示器25の作業名表
示部25aと作業コード表示部25bは、施工者5がこ
れから作業しようとする施工作業(当該作業という)の
作業名及びコードを表示する欄であり、作業内容表示部
25cは、当該作業の具体的な作業内容を例えば箇条書
きに表示する欄である。
【0020】また、標準作業時間表示部25dは当該作
業の標準作業時間を表示する欄であり、画像撮像要否表
示部25eは当該作業の画像撮像が必要であるか否かを
表示する欄であり、さらに作業完了表示部25fは各作
業や全ての作業が完了したことを示す表示欄である。な
お、この表示器25の各表示部の構成は一例であって、
例えば作業内容が表示される場合に他の表示部を隠すこ
とで、作業内容の表示をできるだけ大きく表示して見や
すい表示としたり、他の適宜の表示部を設ける等、製品
や施工作業に応じて適宜の表示構成を採用することがで
きる。
【0021】ところで、前記携帯端末6は、例えばイン
ターネット通信が可能な携帯電話で構成されるのが好ま
しく、図1に示すように、後述する施工作業開始キー、
各作業完了キー、全作業完了キー等からなる前記入力部
21と、液晶表示器からなる表示器22及びアンテナ2
4等を有している。この携帯端末6としては、携帯電話
に限らず、例えば施工者5の身体に装着可能なコンピュ
ータ本体とHMD等からなるウェアラルブルコンピュー
タや、他の適宜の携帯型のコンピュータ等を使用するこ
ともできる。
【0022】次に、前記施工支援システム1の動作の一
例を図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、
施工者5が携帯端末6の入力部21から表示器22で確
認しつつ前記キー等によって、施工しようとする例えば
システムバスルームの形式等の製品名を入力(K10
1)する。製品名が入力されると、この入力情報が通信
回線4でメーカMのコンピュータ9に入力され、該コン
ピュータ9で送信者、すなわち施工者5が確認(K10
2)され、そのメモリ10から入力情報に応じた施工情
報が抽出(K103)されて、施工者側携帯装置3の携
帯端末6に送信される。
【0023】施工者側携帯装置6は、メーカMのコンピ
ュータ9から施工情報が送信されると、その情報が携帯
端末6を介して頭部装着装置7の表示器25に表示(K
104)され、この表示状態で、携帯端末6の入力部2
1で施工開始キーを入力(K105)する。そして、施
工開始キーが入力されて当該信号がメーカMのコンピュ
ータ9に入力されると、コンピュータ9は施工作業の作
業手順を工程順に抽出し、この作業手順情報を携帯端末
6に送信して頭部装着装置7の表示器25に文字や絵表
示させたり音声信号を送信してヘッドフォン26から必
要に応じて作業手順に係わる音声を発生(出力)させる
(K107)。
【0024】この頭部装着装置7の文字表示や音声出力
等を施工者5が目で確認したり耳で視聴しつつ、所定の
施工作業を行い、当該作業が完了したら、携帯端末6の
入力部21で作業終了キーを入力する。作業終了キーが
入力されると、この情報がメーカMのコンピュータ9に
送信されて、次の作業情報が抽出されて携帯端末6に送
信されて出力され、この出力情報に基づいて施工者5が
次の施工作業を行う。これをメーカMのコンピュータ9
と施工者側携帯装置3間で繰り返すことにより、所定の
施工手順にしたがって施工者5により施工作業が行われ
ることになる。
【0025】なお、この施工者5による施工作業時に、
前述したように、頭部装着装置7の表示器25の標準作
業時間表示部25dに標準作業時間が表示され、各作業
の手順を送信してから作業の終了を知らせる終了キーが
入力されるまでの時間を、例えばメーカMのコンピュー
タ9が計時し、その時間をメモリ10に各作業毎に記憶
する。
【0026】また、重要な施工作業で、作業終了時に確
認が必要である場合は、作業の施工情報の送信時に画像
撮像要の信号を送信して、表示器25の画像撮像要否表
示部25eに「要」表示させて施工者5に画像撮像が必
要である旨を知らせる。施工者5は、この表示により当
該作業が終了した時点で、携帯端末6に接続されたカメ
ラ8で施工状態を撮像して、その画像情報をコンピュー
タ9に送信する。そして、メーカMは、この送信された
画像情報を確認して、問題ない場合は次の手順の施工情
報を送信し、また問題ある場合は、その旨を指示して修
正させて再び画像情報で確認する。つまり、重要な施工
作業は画像情報で問題ないことがメーカMで確認されな
い限り次の作業に移ることができないようになってい
る。
【0027】このようにしてコンピュータ9から送信さ
れる作業手順にしたがって、施工者5が各作業を実施
し、全ての作業が完了すると、施工者5は入力部21で
作業完了キーを入力(K108)し、当該信号をコンピ
ュータ9に送信する。コンピュータ9は、この信号によ
り、各種作業の時間や作業全体の時間を計数すると共
に、例えば施工時間に応じて施工費を算出し、これらを
メモリ10に所定のシステムバスルームの施工に係わる
データとして記憶(K109)させる。また、この記憶
と略同時に施工者側携帯装置6に最終確認の施工状態情
報(画像情報)を要求し、施工者5はこの要求に基づき
カメラ8で所定部位の画像を撮像(K110)して、当
該情報をコンピュータ9に送信する。
【0028】メーカMは施工状態情報が送信されてきた
らこれを確認(K111)し、問題ある場合は修正もし
くはやり直しさせ、問題が無い時点で、既に算出してい
る施工費の支払い手続き(K112)をし、この手続き
により施工者5は施工費を受領(K113)する。つま
り、メーカMは、全ての施工作業が完了した時点で直ち
に施工状態を画像情報で確認し、問題ない場合に施工費
の支払い手続きを行うことになり、施工作業の確認が的
確かつ簡便に行える訳である。
【0029】そして、このようにある所定製品の所定施
工現場における施工作業が全て完了したら、当該施工に
関する全ての情報がメーカMのコンピュータ9に記憶さ
れ、例えば統計的手法等で各作業の標準作業時間の見直
しや再設定が行われる。また、製品改良等に伴う設計変
更等には、メーカMによってコンピュータ9に記憶され
ている作業手順自体が書き換えられて記憶され、また、
新製品の場合の作業手順も、メーカMによって新たにコ
ンピュータ9に登録設定される。これにより、施工者5
が施工マニュアル等を管理したり持ち運ぶ必要がなくな
る。
【0030】なお、以上のフローチャートにおいては、
各作業の開始や終了等をキー入力によってメーカMのコ
ンピュータ9に送信したが、例えばキー入力に代えてマ
イク27による音声入力によって各種データを送信させ
ることもできるし、例えば画像情報の確認による修正部
分の指示や特別重要な作業の指示を表示器25への表示
とヘッドフォン26による音声出力の両方で行うことも
できる。また、メーカM側における画像情報の確認等
は、メーカM担当の目視による確認であっても良いし、
予めコンピュータ9に記憶してある画像データとの比較
による自動確認で行うこともできる等、他の適宜のフロ
ーチャートを採用することができる。
【0031】このように、上記実施例の施工支援システ
ム1にあっては、インターネット等の通信回線4を介し
て施工情報がメーカMと施工者5間で送受信されるた
め、施工者5が施工マニュアルを持ち運ぶことなく、施
工作業を容易に行うことができる。特に、施工情報が頭
部装着装置7の表示器25に表示されるため、この表示
を見ながらの作業が行えると共に、ヘッドフォン26に
よる音声と組み合わせることで、作業自体を施工者5が
一層的確に把握することができて、施工作業の作業性の
向上を図ることが可能になる。
【0032】また、メーカMのコンピュータ9に作業手
順が予め記憶されて、これを施工者が通信回線4で読み
取る方式であるため、メーカMが記憶されてる施工情報
を管理することで、全ての施工者5に最新の施工情報を
リアルタイムで提供できて、個々の施工作業自体の精度
アップや施工者5間における施工作業の均一化を図るこ
とができると共に、施工者5が紙媒体からなる施工マニ
ュアル等を管理保管する必要がなくなり、紙媒体の削減
化を図ることもできる。
【0033】さらに、施工者側携帯装置3が施工状態を
撮像し得るカメラ8を備えているため、例えば重要な作
業部分をカメラ8で撮像してメーカMに送信することに
より、メーカMの担当者が施工現場に出向くことなく、
施工作業の善し悪しを即座に判断することができて、高
精度な施工が可能になると共に、施工後の施工状態の不
備によるトラブル発生や施工費に関するトラブル発生を
未然に確実に防止することが可能になる。
【0034】また、各施工作業の標準作業時間を施工者
側携帯装置3に表示できるため、各施工者5の作業レベ
ル状態を把握できて、そのデータの統計的な管理等によ
り、次の作業のレベルアップを図ることができると共
に、施工作業自体の改善を図ることができる。またさら
に、施工者側携帯装置3として、例えばウェアラブルコ
ンピュータ等の軽量、省電力化で持ち運びが容易で施工
作業の邪魔になることがない装置を使用できて、施工作
業の一層の容易化を図ることが可能になる。
【0035】また、携帯端末6としてシステムバスルー
ム等の水回り空間でも簡単に使用可能な携帯電話等を使
用することができるため、施工者側携帯装置3自体のコ
ストダウンや通信費の低減化を図ることができると共
に、設計変更時の施工マニュアルの差し替えや新製品の
施工手順もメーカMで管理できるため、施工者5の管理
負担を軽減させることができ、これらのことから、適切
な指示による施工作業時間の短縮も含めて施工コストの
低減化を図ることができて、例えばシステムバスルーム
等の施工に適用して大きな効果が期待できる。
【0036】なお、上記実施例においては、施工する製
品がシステムバスルームである場合について説明した
が、例えばシステムキッチン等の水回り空間に設置され
る他の適宜の製品に適用することもできるし、水回り空
間以外の所定位置に設置される他の適宜の製品の新規の
施工や、これらの保守・点検等の施工にも適用すること
ができる。また、上記実施例におけるメーカ側管理装置
2や施工者側携帯装置の具体的構成も一例であって、本
発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々変更することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、施工に関する各種情報がメーカ側管理装
置に記憶管理され、このメーカ側管理装置が施工者側携
帯装置から送信されてくる画像情報に基づいて例えば施
工完了状態を把握するため、メーカによって適正に管理
された的確な情報を通信回線を介して施工者にリアルタ
イムで送信できて、施工作業の作業性向上を図ることが
できると共に、メーカによる作業完了時等の状態把握を
的確かつ簡便に行うことができる。
【0038】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加え、各作業の完了時及び
又は全作業の完了時の作業状態をカメラで撮像してその
画像情報をメーカ側管理装置に送信するため、メーカが
施工現場に出向くことなくその画像情報から作業の状態
を的確かつ簡便に把握できて、施工作業の一層の作業性
向上を図ることができると共に、施工後の作業に関する
トラブルの発生を未然に確実に防止することができる。
【0039】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明の効果に加え、施工者側携
帯装置から施工完了の画像情報が送信された際に、メー
カ側管理装置が作業状態の善し悪しを判断して施工費の
支払い指示を行うため、施工費の支払いに関する施工後
のトラブル発生を確実に防止することができる。
【0040】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、施工者の頭
部の頭部装着表示装置に各種作業内容が出力表示される
ため、施工者が施工作業手順等の把握を容易に行うこと
ができて、施工作業の作業性の一層の向上を図ることが
できる。
【0041】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、施工者側携
帯装置を水廻り空間に持ち込むことで、その施工作業を
容易に行うことができるため、システムバスルーム、シ
ステムキッチン等の水廻り空間用の各種製品の施工の効
率化を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる施工支援システムの一実施例を
示す基本的概念図
【図2】同その施工者側携帯装置のブロック図
【図3】同その頭部装着装置の表示器の一例を示す平面
【図4】同施工支援システムの動作の一例を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1・・・・・・・・・施工支援システム 2・・・・・・・・・メーカ側管理装置 3・・・・・・・・・施工者側携帯装置 4・・・・・・・・・通信回線 5・・・・・・・・・施工者 6・・・・・・・・・携帯端末 7・・・・・・・・・頭部装着装置 8・・・・・・・・・カメラ 9・・・・・・・・・コンピュータ 18・・・・・・・・出力部 21・・・・・・・・入力部 22・・・・・・・・表示器 25・・・・・・・・表示器 25c・・・・・・・作業内容表示部 25d・・・・・・・標準作業時間表示部 25e・・・・・・・画像撮像要否表示部 26・・・・・・・・ヘッドフォン 27・・・・・・・・マイク M・・・・・・・・・メーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定製品の施工に関する各種作業情報を記
    憶すると共にその作業情報を通信回線を介して送信し得
    るメーカ側管理装置と、該メーカ側管理装置から送信さ
    れてくる各種情報を表示・出力すると共に、所定の文字
    ・音声情報及び又は画像情報をメーカ側管理装置に送信
    し得る施工者側携帯装置と、を備え、 前記メーカ側管理装置は、施工者側携帯装置から施工に
    関する情報取得の信号が送信された場合に対応する情報
    を抽出して施工者側携帯装置に送信すると共に、施工者
    側携帯装置から送信されてくる画像情報に基づいて施工
    状態を判断することを特徴とする施工支援システム。
  2. 【請求項2】前記施工者側携帯装置は、各作業の完了時
    及び又は全作業の完了時の作業状態を撮像するカメラを
    有し、該カメラで撮像した画像情報をメーカ側管理装置
    に送信することを特徴とする請求項1に記載の施工支援
    システム。
  3. 【請求項3】前記メーカ側管理装置は、施工者側携帯装
    置から施工完了の画像情報が送信された際に、その作業
    状態の善し悪しを判断して施工費の支払い指示を行うこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の施工支援シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記施工者携帯装置は、施工者の頭部に装
    着される頭部装着表示装置を有することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の施工支援システム。
  5. 【請求項5】前記所定製品は、システムバスルーム、シ
    ステムキッチン等の水廻り空間に設置される製品である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    施工支援システム。
JP2002018129A 2002-01-28 2002-01-28 施工支援システム Pending JP2003216687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018129A JP2003216687A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 施工支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018129A JP2003216687A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 施工支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003216687A true JP2003216687A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27653588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002018129A Pending JP2003216687A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 施工支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003216687A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062026A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社日立ソリューションズ 作業工程学習支援システム
JP2017133981A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 大成建設株式会社 建設関連情報表示プログラム及びその装置
US9880633B2 (en) 2015-09-01 2018-01-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses-type wearable device and method using the same
US9897810B2 (en) 2015-09-02 2018-02-20 Kbushiki Kaisha Toshiba Spectacle-type electronic device and assisting method
JP2018055444A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日本瓦斯株式会社 Web発注管理システムおよび方法
US10235856B2 (en) 2015-09-01 2019-03-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus and method
US10671849B2 (en) 2015-09-01 2020-06-02 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for sensor based visual adjustments
US10956840B2 (en) 2015-09-04 2021-03-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus for determining user attention levels using biometric analysis
US11016295B2 (en) 2015-09-01 2021-05-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses wearable device, method of controlling the eyeglasses wearable device and data management server
US11074887B2 (en) 2015-09-03 2021-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Glasses-type wearable terminal and data processing method

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062026A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社日立ソリューションズ 作業工程学習支援システム
US10755545B2 (en) 2015-09-01 2020-08-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus and method
US11741811B2 (en) 2015-09-01 2023-08-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus and method
US10685232B2 (en) 2015-09-01 2020-06-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Wearable device for displaying checklist of a work
US11789279B2 (en) 2015-09-01 2023-10-17 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for virtual image adjustment
US11428944B2 (en) 2015-09-01 2022-08-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Wearable device and method for visual image adjustment
US10168793B2 (en) 2015-09-01 2019-01-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses-type wearable device and method using the same
US10235856B2 (en) 2015-09-01 2019-03-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus and method
US10671849B2 (en) 2015-09-01 2020-06-02 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for sensor based visual adjustments
US10679059B2 (en) 2015-09-01 2020-06-09 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for visual image adjustment
US10682405B2 (en) 2015-09-01 2020-06-16 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method and device for adjusting image positioning
US11880508B2 (en) 2015-09-01 2024-01-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses-type wearable device and method using the same
US9880633B2 (en) 2015-09-01 2018-01-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses-type wearable device and method using the same
US11002975B2 (en) 2015-09-01 2021-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba System and method for image generation based on a display-attachable wearable device
US11176797B2 (en) 2015-09-01 2021-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus and method
US10877567B2 (en) 2015-09-01 2020-12-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses-type wearable device and method using the same
US11016295B2 (en) 2015-09-01 2021-05-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses wearable device, method of controlling the eyeglasses wearable device and data management server
US11169617B2 (en) 2015-09-01 2021-11-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Eyeglasses-type wearable device and method using the same
US9897810B2 (en) 2015-09-02 2018-02-20 Kbushiki Kaisha Toshiba Spectacle-type electronic device and assisting method
US11074887B2 (en) 2015-09-03 2021-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Glasses-type wearable terminal and data processing method
US11545107B2 (en) 2015-09-03 2023-01-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Glasses-type wearable terminal and data processing method
US10956840B2 (en) 2015-09-04 2021-03-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus for determining user attention levels using biometric analysis
JP2017133981A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 大成建設株式会社 建設関連情報表示プログラム及びその装置
WO2018061592A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日本瓦斯株式会社 Web発注管理システムおよび方法
JP2018055444A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日本瓦斯株式会社 Web発注管理システムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE602004016115D1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur entfernten Überwachung eines Messgerät
JP2003216687A (ja) 施工支援システム
JP5679425B2 (ja) 表示装置、開示制御装置、開示制御方法、及びプログラム
CN104574215A (zh) 一种水、电、气、热能行业的营销移动作业智能终端与管理系统
US20060267754A1 (en) Data collection apparatus
JP2014220726A (ja) 検針システム
KR20140032618A (ko) 3차원 건설 공사 작업용 관리장치
JP2019193062A (ja) 映像による杭施工現場監視システム
CN106954064A (zh) 监控云平台的故障定位方法及系统
JP4410859B2 (ja) 水処理施設における運転監視制御の表示システム
JPH11202904A (ja) 保守作業支援ボード装置及び保守作業支援システム
JP2010250471A (ja) 決済履歴管理システム、決済履歴管理方法、決済機器及び決済履歴管理プログラム
JP2010074527A (ja) 監視制御装置及び監視システム
JP2016171477A (ja) 遠隔作業支援装置、モニタリングシステム、および、遠隔作業支援方法
JP2022040981A (ja) 安全管理システム
JP2003241829A (ja) プラント内作業監視システム
CN206863087U (zh) 一种具有定位功能电能表的监控系统
JP3828416B2 (ja) 変電所事故復旧支援システム
JP2006011759A (ja) 操作支援方法および装置
JP4325428B2 (ja) 通報システム、無線タグ、携帯型リーダ装置、通報管理装置及び通報処理方法
JP5032878B2 (ja) 保守作業支援システム
JP5580219B2 (ja) 情報管理システム
JP2008257331A (ja) 点検業務支援装置
JP3176781U (ja) 心線対照装置
JP2000222026A (ja) 点検保守業務支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070731