JP2003216241A - 駆動装置及びこれを用いたレンズ駆動機構 - Google Patents

駆動装置及びこれを用いたレンズ駆動機構

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JP2003216241A
JP2003216241A JP2002009474A JP2002009474A JP2003216241A JP 2003216241 A JP2003216241 A JP 2003216241A JP 2002009474 A JP2002009474 A JP 2002009474A JP 2002009474 A JP2002009474 A JP 2002009474A JP 2003216241 A JP2003216241 A JP 2003216241A
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Japan
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shaft
axis
body frame
motor
crank
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JP2002009474A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kondo
康宏 近藤
Naoyuki Sumiya
直之 角谷
Masaki Tagome
正樹 田米
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの設置や信号線等を引き出しやすく、
球面の精度も比較的低くてよく、簡単かつ安価な構造で
大きな駆動力が得られるようにする。 【解決手段】 本体フレーム1に軸2で回転するよう支
持された環状部品3と、環状部品3に軸2と直交する軸
4で回転するよう支持された被駆動部分5と、軸4上の
今1つの軸6で回転できるよう支持されスリット7aが
被駆動部分5と嵌まり合ったクランク7と、第1のモー
タ8により軸2を介し被駆動部分5を駆動する第1のト
ルク伝達機構9と、第2のモータ11により軸6を介し
クランク7を駆動できるようにする第2のトルク伝達機
構12とを備えて、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元駆動装置に
関し、特にカメラ用3次元駆動装置またはロボット用駆
動装置及びこの駆動装置を用いたレンズ駆動機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】昨今カメラ、ロボットの関節等に人間の
目や手、首と同様な3次元的な動きを持たせることが求
められている。これらの駆動装置の従来の技術として、
圧電素子モータを使用する方法が知られている。例えば
特開平10−225155号公報に示されている方法
は、2組の圧電素子を90度機械的位相差で球面体に接
するように配置するというものが企画され開発されてい
る。
【0003】また電磁的手段を使用した物としては特公
平7−34639号公報があり、2極に着磁された球面
体礎石の内部に、XYZの互いに直交する軸を持つ3つ
のリング状コイルを配置するというものが企開されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−2251
55号公報に示されている方法は、2組の圧電素子を9
0度機械的位相差で球面体に接するように配置するとい
うものである。この構造によれば2組の圧電素子を制御
することによって、球面体を3次元動作させることが出
来るが、圧電素子の性質上駆動時に球面体に接触させて
置く必要があり、寿命や信頼性の面で課題がある。また
球面体に接触する圧電素子及び振動増幅素子を精度良く
作成する事は、コスト高に繋がり、球面体に配置する摩
擦材も精度の良い球状にする必要があり材料、製造面で
課題を有する。
【0005】一方圧電素子を使用しない方法として、特
公平7−34639号公報に電気的な構造が企開されて
いる。これは2極に着磁された球面体磁石の内部に、X
YZの互いに直交する軸を持つ3つのリング状コイルを
配置するというものであるが、3次元動作をさせる為に
直交する3軸を中心に持つ巻き線を設ける必要があり、
巻き線スペースが3次元的に全方位に渡って必要であ
り、例えばカメラのように、レンズを装着するスペー
ス、またレンズから出る信号線を引き出す為のスペー
ス、及びこの信号線が移動するためのスペースが必要と
なる用途には不向きになるという欠点を有する。
【0006】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、限られたスペースにコイルまたは駆動モータを配置
可能で、レンズの設置や信号線等を引き出しやすく、球
面の精度も比較的低くてよく、簡単かつ安価な構造で大
きな駆動力が得られる駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動装置は、被
駆動部分がその外回りに二重に位置した本体フレームお
よび環状部品と互いに直交する第1、第2の軸とを介し
て3次元的に回転自在に保持されるが、第1のトルク伝
達機構はモータの回転を第1の軸を介し被駆動部分に伝
達して第1の軸まわりに正逆駆動し、第2のトルク伝達
機構はモータの回転を第2の軸上の第3の軸とこれによ
って回転できスリットが被駆動部に嵌まり合っているク
ランクとを介して被駆動部を第2の軸回りに正逆駆動
し、これらの駆動の合成により被駆動部分を前記3次元
的に駆動することができる。
【0008】ここで、第1のトルク伝達機構は第1の軸
が本体フレーム外に臨めるものであることを利用して、
3次元支持部外回りであるがそれに沿うようにかさ低く
位置できるし、第2のトルク伝達機構は第2の軸線上で
あるがそれとは別の第3の軸およびクランクが共に本体
フレーム外に臨めるものであることを利用して、3次元
支持部外回りであるがそれに沿うようにかさ低く位置で
き、全体に構造が簡単で小型なものになるし、ほぼ中空
きの形態になるので被駆動部分にレンズやカメラを搭載
するスペースや給電線、信号線などの引出しスペースが
採りやすい。また、構造の大型化も自由にできるので、
ロボットの関節等、両端に腕などを突き出す必要のある
用途にも適したものとなる。
【0009】また、第1、第2のトルク伝達手段にギヤ
を用いるとモータの速度制御に併せ必要な駆動速度を得
やすいし、減速度が高いほど被駆動側からの逆負荷によ
ってモータ側の位置に変動を及ぼすのを防止しやすくな
る。特に、ウォームを用いると好適である。
【0010】また、被駆動部分の第1の軸まわりの駆動
にも第1の軸とこれによって回転できる今1つのクラン
クを介して行なうこともできる。
【0011】また別の手段として、被駆動部を3次元的
に回転できるように支持する第1、第2の軸と、2つの
クランクを回転できるように支持および駆動する軸3、
4の軸とを設けて、それらの配置に概ね45度の位相を
持たせて第1、第2のトルク伝達機構を働かせて被駆動
部分を第1、第2の軸まわりに駆動するようにもでき
る。これによって、第1の軸に加え、第2の軸も駆動力
伝達の負荷から解放することができる。
【0012】さらに、前記駆動用のモータに中空状のモ
ータを使用し、モータを前記本体フレームを囲む位置に
設け、ロータの一部にギヤを設け、前記ギヤと結合する
構成とすれば、駆動機構全体をより小さく構成すること
が可能となる。このモータはフレームの軸方向に2個設
置することができ、各モータの前記ギヤとかみ合う部分
にギヤ部分を設ければ、互いに干渉することなく被駆動
部分に3次元動作をさせる事が可能となる。
【0013】また別の解決手段として、本体フレーム
と、この本体フレームにその内側で第1の軸によって回
転できるように支持された可動フレームと、この可動フ
レームにその内側で第1の軸と直交する第2の軸によっ
て回転できるように支持された被駆動部分とにおいて、
本体フレームの内周と可動フレームの外周との一方と他
方とに、可動フレームを第1の軸まわりに正逆駆動する
第1のモータを構成する第1の永久磁石および第1のコ
イルを設け、可動フレームの内周と被駆動部分の外周と
の一方と他方とに、被駆動部分を第2の軸まわりに正逆
駆動する第2のモータを構成する第2の永久磁石と第2
のコイルとを設けても、被駆動部分を第1、第2の軸を
中心に3次元的に回転させられる。
【0014】ここで、第1、第2の永久磁石は第1、第
2の軸を通る面でNS2極に分かれる様に着磁されたリ
ング状のものでよく、第1、第2のコイルはそれが設け
られる面の球面またはそれに近い多面を利用してソレノ
イド状に設けられればよく、第1、第2の永久磁石の内
の対向し合うものの包絡線ないしは包絡面にほぼ沿えば
駆動効率はあまり低下しないので、高精度な球面は不要
である。また、機械的なトルク伝達手段が不要であるの
と相まって、構造がさらに簡略化するとともに、中空き
スペースをとりやすく、スペース利用効率がさらに良
く、カメラ等レンズの設置や信号線を引き出す必要のあ
る用途に適した構造である。またロボットの関節等、両
端に腕等を突き出す必要のある用途にも適した構造を提
供する事ができる。
【0015】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面の記載によって明らかにな
る。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限
りにおいて、種々な組合せで複合して採用することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
駆動装置、これを用いたレンズ駆動機構につき幾つかの
例とともに図1〜図13を参照しながら詳細に説明し、
本発明の理解に供する。なお、以下の説明は本発明の具
体例であって、特許請求の範囲の記載を限定するもので
はない。
【0017】図1、図2に示す例は、本体フレーム1に
その内側で第1の軸2によって回転できるように支持さ
れた環状部品3と、この環状部品3にその内側で第1の
軸2と直交する第2の軸4で回転できるように支持され
た被駆動部分5と、第2の軸4と同軸上の第3の軸6に
よって本体フレーム1に回転できるように支持され、本
体フレーム1を横断する方向のスリット7aが前記被駆
動部分5の第2の軸4上から離れた部分と嵌まり合って
第1の軸2の方向に相対移動し、第2の軸4の方向に同
体移動するクランク7と、第1のモータ8により第1の
軸2を介して前記被駆動部分5を正逆駆動できるように
する第1のトルク伝達機構9と、第2のモータ11によ
り第3の軸6を介して前記クランク7を正逆駆動できる
ようにする第2のトルク伝達機構12とを備えている。
【0018】これにより、被駆動部分5はその外回りに
二重に位置した本体フレーム1および環状部品3と互い
に直交する第1、第2の軸2、4とを介したよく知られ
る3次元支持部13にて3次元的に回転自在に保持され
る。第1のトルク伝達機構9はモータ8の回転を第1の
軸2を介し被駆動部分5に伝達して第1の軸2まわりに
正逆駆動し、第2のトルク伝達機構12はモータ11の
回転を第2の軸4上の第3の軸6とこれによって回転で
きスリット7aが被駆動部分5に嵌まり合っているクラ
ンク7とを介して被駆動部分5を第2の軸4回りに正逆
駆動する。そこで、これらの駆動を合成することにより
被駆動部分5を3次元的に駆動することができ、その駆
動比率によって被駆動部分5をどの方向にも向けること
ができる。
【0019】第1のトルク伝達機構9は第1の軸2が本
体フレーム1外に臨めるものであることを利用して、3
次元支持部13の外回りであるがそれに沿うようにかさ
低く位置できるし、第2のトルク伝達機構12は第2の
軸4線上であるがそれとは別の第3の軸6およびクラン
ク7が共に本体フレーム1外に臨めるものであることを
利用して、3次元支持部13の外回りであるがそれに沿
うようにかさ低く位置でき、全体に構造が簡単で小型な
ものになる。また、ほぼ中空きの形態になるので被駆動
部分5にレンズ10やカメラを搭載するスペースや給電
線16a、信号線16bなどの引出しスペース17など
が採りやすい。また、構造の大型化も自由にできるの
で、ロボットの関節等、両端に腕などを突き出す必要の
ある用途にも適したものとなる。
【0020】被駆動部分5はレンズ10やカメラを搭載
して撮像ないしは撮影を行う光学作用に適した柱状形態
に形成してあり、一端側のみ3次元支持部13の一方側
に環状部品3の径よりもやや大きく突出するようにして
ある。環状部品3は製作しやすく、また自身の第1の軸
2まわりの回転および被駆動部分5の回転時に他と干渉
するのを防止しやすい円形状としたのに対応し、本体フ
レーム1は最もコンパクトなように環状部品3の外回り
に沿う円形状にしてある。クランク7は本体フレーム1
の外回りで第3の軸6回りに回動できるように、本体フ
レーム1の外回りに沿う半円形状に形成し、スリット7
aは被駆動部分5の突出端寄りの部分と嵌まり合って、
第3の軸6回りにスリット7aと直交する方向にスイン
グする動きで被駆動部分5を第2の軸4回りに駆動する
が、第1の軸2回りの被駆動部分5の回転はスリット7
a内を移動させることにより許容する。このような形態
および被駆動部分5の太さなどから被駆動部分5の回転
範囲は概ね第1、第2の軸2、4まわりの左右前後45
度ずつ、つまり左右90度、前後90度の範囲となる。
しかし、具体的な態様はこれに限られることはない。用
途、被駆動部分の種類や必要動作の違いなどによって種
々に構成し、また設計することができる。第1、第2の
モータ8、11は本体フレーム1を支持または固定する
部材の側に取り付けまたは支持されてもよい。
【0021】第1のトルク伝達機構9および第2のトル
ク伝達機構12は、それぞれ本体フレーム1に支持した
第1のモータ8、第2のモータ11からのトルクをギヤ
機構によって第1の軸2、第3の軸6に伝達するように
してあり、第1、第2のモータ8、11の速度制御に併
せギヤ比によって必要な駆動速度を得やすい。また、減
速度が高いほど被駆動部分5側からの逆負荷によってモ
ータ側の位置や動作制御に変動や影響を及ぼすのを防止
しやすくなる。図1、図2に例示するようにウォーム1
9、20とウォームホイル14、15の組み合わせを用
いると2組のギヤで大きな減速ができ、これだけで極く
低速な駆動速度が得られる。また、被駆動部分5側から
の逆負荷による影響がなくなる。もっとも、これら2組
のギヤを含め、または含めないで3つ以上のギヤを用い
ることができるし、第1、第2のモータ8、11を第
1、第3の軸2、6に直結して駆動することもできる。
【0022】第1のトルク伝達機構9による上記駆動の
ために、第1の軸2が本体フレーム1に対し回転自在で
あり、環状部品3に対して一体回転できるように結合さ
れる。また、第2のトルク伝達機構12による上記駆動
のために、第3の軸6は本体フレーム1に対し回転自在
でクランク7と一体回転できるように結合される。
【0023】第1及び第2のモータ8、11は整流子モ
ータやブラシレスモータでも構成し得るがステッピング
モータを使用すれば、被駆動部分5の位置制御のための
位置検出器が不要となるため構造的に簡易な駆動装置を
実現することができる。また、ステッピングモータを使
用するのに、駆動波形に矩形ではなく、多ステップで近
似された正弦派を用いる、いわゆるマイクロステップ駆
動ができる。整流子モータやブラシレスモータを使用し
た場合、位置検出のためにエンコーダ等の位置検出器を
モータにつけるか、またはレンズから入力される画像等
を用いたヒィードバック制御が必要となるが、ステッピ
ングモータに比べエネルギー効率面では有利である。従
って、使用目的など必要に応じ選択すればよい。
【0024】なお、被駆動部分5の第1の軸2まわりの
駆動にも第1の軸2とこれによって回転できる図示しな
い今1つのクランクを介して行なうこともできる。
【0025】図3に示す例は、第1の軸2によって回転
できるクランク21を設けて被駆動部分5を第1の軸2
回りに正逆駆動できるようにした例である。一部重複す
るが、本体フレーム1にその内側で第1の軸2によって
回転できるように支持された環状部品3と、この環状部
品3にその内側で第1の軸2と直交する第2の軸4で回
転できるように支持された被駆動部分5と、第1の軸2
によって本体フレーム1に回転できるように支持され、
本体フレーム1を第1の軸2の方向に横断する向きのス
リット21aが前記被駆動部分5の第2の軸上から離れ
た部分と嵌まり合って第1の軸2の方向に相対移動し、
第2の軸4の方向に同体移動する第1のクランク21
と、第2の軸4上の第3の軸6によって本体フレーム1
に回転できるように支持され、本体フレーム1を第2の
軸4の方向に横断する向きのスリット22aが前記被駆
動部分5の第3の軸上から離れた部分と嵌まり合って第
2の軸方向に相対移動し、第1の軸2の方向に同体移動
する第2のクランク22と、第1のモータ8により第1
の軸2を介して前記第1のクランク21を正逆駆動でき
るようにする第1のトルク伝達機構23と、第2のモー
タ11により第3の軸6を介して前記第2のクランク2
2を正逆駆動できるようにする第2のトルク伝達機構2
4とを備えている。
【0026】この例では、第2のクランク22および第
2のトルク伝達機構24は、図1、図2の例のクランク
7および第1のトルク伝達機構9と同じものであり、第
1のクランク21および第2のトルク伝達機構24が図
1、図2の例の第2のトルク伝達機構12と異なってい
るだけで、その余の基本的構成および具体的構成は図
1、図2の例と特に変わるところはないので、共通する
部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0027】図3の本例では、被駆動部分5は第1、第
2の軸2、4の回りの何れの方向の回転力も、クランク
21、22を介して伝達されるので、図1、図2の例と
異なり第1の軸2が第3の軸6と同様に直接被駆動部分
5に回転力を伝える必要がなくなる。従って、いずれの
場合もクランク21、22の第1、第3の軸2、6から
被駆動部分5と嵌まり合っている部分までの腕の長さを
利用した有利なトルク伝達ができるので、第1の軸2の
強度を、被駆動部分の回転を支える程度に減少させるこ
とができる。もっとも、第1の軸2は環状部品3の支持
用とクランク21の駆動用との二重構造にして互いを完
全な独立構造とすることもできる。他の作用および奏す
る効果は図1、図2に示す例と特に変わらない。このた
めに、第1のクランク21は第1の軸2と一体に回転で
きるように結合され、第1の軸2は本体フレーム1に対
して回転できるようにしてある。
【0028】図4、図5に示す例は、3次元支持部13
における被駆動部分5の第1、第2の軸2、4による支
持構造に対し、図3の例の第1のクランク21および第
2のクランク22の支持構造および駆動構造を完全に独
立させた例である。一部重複するが、本体フレーム1に
その内側で第1の軸2によって回転できるように支持さ
れた環状部品3と、この環状部品3にその内側で第1の
軸2と直交する第2の軸4で回転できるように支持され
た被駆動部分5と、第1、第2の軸2、4と概ね45度
の位相を持った第4の軸31によって本体フレーム1に
回転できるように支持され、本体フレーム1を第4の軸
方向に横断する向きのスリット21aが前記被駆動部分
5の第2の軸4上から離れた部分と嵌まり合って第4の
軸方向に相対移動し、第4の軸と直交する方向に同体移
動する第1のクランク21と、第4の軸31と直交する
第5の軸32によって本体フレーム1に回転できるよう
に支持され、本体フレーム1を第5の軸32の方向に横
断する向きのスリット22aが前記被駆動部分5の第2
の軸4上から離れた部分と嵌まり合って第5の軸32の
方向に相対移動し、第4の軸方向に同体移動する第2の
クランク22と、第1のモータ8により第4の軸31を
介して前記第1のクランク21を正逆駆動できるように
する第1のトルク伝達機構33と、第2のモータ11に
より第5の軸32を介して前記第2のクランク22を正
逆駆動できるようにする第2のトルク伝達機構34とを
備えている。
【0029】これにより、第2の軸4は第1の軸2とと
もに、被駆動部分5を3次元駆動するために回転するこ
ともなくなり、捩じり負荷も掛からなくなるので、第1
の軸2の強度を、被駆動部分の回転を支えるだけのもの
に減少させることができる。また、前記トルク伝達の独
立ために、第1のクランク21は第4の軸31に、第2
のクランク22は第5の軸32にそれぞれ一体に結合さ
れ、第4、第5の軸31、32は本体フレーム1に対し
回転できるようにしてある。さらに、例えば図7の例で
説明するクランク7、21、22などにギヤ41を直接
歯切りするなどして形成するような用途では、第1、第
2の軸2、4との干渉が避けられ、好都合である。他の
作用および奏する効果は図3に示す例と特に変わらな
い。
【0030】図6に示す例は図1、図2の例において、
被駆動部分5のクランク7のスリット7aと嵌まり合う
部分の外周に回転輪42を設け、被駆動部分5がクラン
ク7などと相対移動するときのスリット7aなどとの摩
擦抵抗を軽減する。これによって、被駆動部分5の駆動
がさらにスムーズになりより高精度な位置制御が可能に
なる。また、耐久性も向上する。従って、頻繁にクラン
ク7によって駆動される用途では特に有効であり、クラ
ンク7および被駆動部分5の摩耗を減らし、信頼性を高
めることが出来る。
【0031】回転輪42は、例えば含油合金や、含油樹
脂で作成して滑りよく嵌め合わせて装着する方法や、ボ
ールベアリングやスリーブべアリングの様に、回転輪4
2の内面部に接する球やローラーを使用して滑りよく保
持する方法も考えられる。
【0032】このような回転輪42は、図3に示す例の
クランク21、22、図4、図5に示すクランク21、
22にも同様に適用することができる。これらのように
クランクを2つ以上同時に使用する場合は、クランク毎
に個別の回転輪42を用いることができ、クランク毎に
移動方向や移動量が異なることに対応しやすい。
【0033】図7に示す例は、既述したクランク7、2
1、22などにギヤ41を設けて駆動するようにした場
合の一例である。従って、本例では、これらクランク
7、21、22をここでは図示を省略した既述の本体フ
レーム1に回転できるように支持するのは、既述した第
1の軸2、第3の軸6、第4の軸31、第5の軸32で
ある。クランク7、21、22は、その自由端部の一側
にギヤ41を持ってスリット7a、21a、22aと直
角な向きに延びるアーム40が一体成形するなどして設
けられ、第1、第2のモータ8、11によりこれらクラ
ンク7、21、22を介してここでは図示を省略した既
述の被駆動部分5を駆動する第1、第2のトルク伝達機
構9、12は、第1、第2のモータ8、11に直結され
るなどしたギヤ43を前記アーム40のギヤ41に噛み
合わせるようにしてある。
【0034】これにより、第1、第2のトルク伝達機構
9、12は、第1、第2のモータ8、11の回転をギヤ
43、41を介してアーム40に伝達し、このアーム4
0をクランク7、21、22を伴い第1の軸2、第3の
軸6、第4の軸31、第5の軸32の回りに移動させ
て、それらのスリット7a、21a、22aに嵌まり合
っている被駆動部分5を、前記第1の軸2、第3の軸
6、第4の軸31、第5の軸32の回りに駆動する。な
お、アーム40のギヤ43と反対側にはギヤ41、43
の噛み合いをよくするためのバックアップローラ44が
設けられている。
【0035】このようにすることで、クランク7、2
1、22を駆動するためのウォーム19、20とウォー
ムホイル14、15の組み合わせが不要で、しかも、ア
ーム40はクランク7、21、22と同じ半径としてギ
ヤ41を歯数の多い大径ギヤとすることができるので、
ギヤ43を歯数の少ない小径のピニオンギヤとすること
により、十分な減速比を満足することができる。
【0036】図8、9、10に示す例は、第1、第3の
軸2、または6、第4、第5の軸31、32に回転を与
えるのに、既述の第1、第2のモータ8、11に代えて
第1、第2の中空状のモータ51、52を採用してい
る。これら第1、第3の軸2、6、または第4、第5の
軸31、32には、それぞれ、駆動のためのギヤ55、
56、または57、58が一体回転できるように結合し
てある。
【0037】第1、第2の中空状のモータ51、52は
本体フレーム1の外回りを周回する位置に設け、それら
のロータ51a、52aの一部、具体的には端面の一部
必要範囲にギヤ53、54を設け、これらギヤ53、5
4を対応する第1、第3の軸2、6または第4、第5の
軸31、32の前記ギヤ55、56、または57、58
と結合する。これにより、駆動機構全体をより小さく構
成することが可能となる。もっとも、モータ51、52
は本体フレーム1の内側を周回するように設けられても
よい。
【0038】2つの中空状のモータ51、52は図8、
図9に示すように本体フレーム1の軸方向に間隔をあけ
て設置してあり、互いの間にギヤ55、56、または5
7、58を配置することができ、隣接する中空状のモー
タ51、52のギヤ53、54における対応する側と噛
み合わせればよいので、さらにコンパクトな駆動機構が
得られる。特に、ギヤ53、54はロータ51a、52
aの必要な範囲にだけ設ければよいので、各ギヤ55、
56または57、58を同一の円周上に配置してもギヤ
53、54の対応するものと噛み合い、対応しないもの
とは噛み合わないし干渉し合わないようにして、被駆動
部分5を3次元駆動することができ、本体フレーム1の
軸線方向のさらなるコンパクト化が実現する。
【0039】中空状のモータ51、52のコイル51
b、52b、永久磁石51c、52cは図8に示すよう
に、本体フレーム1に相似な環状のステータ51d、5
2dおよびロータ51a、52aの対向し合う一部同士
に設けられ、コイル51b、52bはステータ51d、
52dに設けられ、永久磁石51c、52cはロータ5
1a、52aに設けられ、ロータ51a、52aの永久
磁石51c、52cが設けられていない一部、具体的に
は前記端面に前記ギヤ53、54が設けられている。も
っとも、ロータ51a、52aの側に永久磁石51c、
52cを設けて、ステータ51d、52dの側にコイル
51b、52bを設けてモータ51、52を構成するこ
とができる。
【0040】図10に永久磁石51c、52cとコイル
51b、52bとの展開状態で示している。コイル51
b、52bはU、V、Wの3相コイルであり、極数は任
意に設定し得る。永久磁石51c、52cはコイル極数
と対応した極数に着磁されるが、図10に示す例では8
極に着磁されている。なお図10に示す左右の端の永久
磁石は同一の物を平面に分割して展開した物である。
【0041】モータ51、52のロータ51a、52a
はステータ51d、52dに軸受け球体59を介した玉
軸受構造にて回転自在に支持してあり、回転抵抗を軽減
してスムーズな回転を保証することができ、耐久性も向
上する。軸受け球体59同士の接触を防止する為、玉軸
受けで普通に用いられる玉保持具(リテーナ)を採用す
ることも可能であるが、当説明では簡単の為省略してあ
る。
【0042】ここでコイル51b、52bの3相に12
0度通電の矩形波を流せば、対応する永久磁石51c、
52cは通電状態に従って、図10の右または左に力を
受け、この力はギヤ53、54を介して第1、第3の軸
2、6または第4、第5の軸31、32に伝達され、図
1に示した環状部品3を3次元駆動することができる。
【0043】図10に示したコイル51b、52bの直
下またはU、V、Wの間にホール素子等の検出素子を設
置して、この信号で上記通電を行えば、所謂ブラシレス
モータ動作をさせることができる。またセンサーを用い
ることなく、オープンループ駆動をして、いわゆるステ
ッピングモータ動作をさせることも可能である。
【0044】またこの通電を正弦波状にすれば、ロータ
にマイクロステップ動作をさせることが可能となり、被
駆動部分5の移動分解能を細かな物にすることが可能と
なる。なお、本例では3相コイルを示したが、ステッピ
ングモータに多い2相モータや、4相以上の多相コイル
とすることも可能である。
【0045】また前記コイル51b、52bや永久磁石
51c、52cの部分は、必ずしも中空状のモータ5
1、52の全周に波って設ける必要はなく、360度中
の部分的にコイル51b、52bや永久磁石51c、5
2cを設け、この永久磁石51c、52cの位置しない
ロータ51a、52aの部分に、前記ギヤ53、54を
設けることも可能である。この様な構成にすれば、前記
ギヤ53、54の歯数を多くとることも可能となり、こ
の部分での減速比を大きくとることができる。
【0046】なおこのコイル51b、52bの部分にメ
ッキ工法やエッチング工法等によるいわゆるシート状コ
イルを使用すれば、中空状のモータ51、52をさらに
薄型に作成することができ、駆動装置をより小型に作成
することができる。
【0047】図11、図12に示す例は、被駆動部分5
を3次元支持する3次元支持部13を構成する本体フレ
ーム61と、本体フレーム1にその内側で第1の軸2に
より回転できるように支持された可動フレーム62と、
この可動フレーム62にその内側で第2の軸4により回
転できるように支持された被駆動部分5と、におけるそ
れらの相対向し合う面間にモータを構成して、可動フレ
ーム62の第1の軸2回りの駆動と、被駆動部分5の第
2の軸4回りの駆動とを行い、被駆動部分5を3次元駆
動できるようにしている。
【0048】これについて述べると、このような3次元
支持部13において、本体フレーム61の内周と可動フ
レーム62の外周との一方と他方とに、可動フレーム6
2を第1の軸2まわりに正逆駆動する第1のモータ63
を構成する第1の永久磁石63aおよび第1のコイル6
3bを設け、可動フレーム62の内周と被駆動部分5の
外周との一方と他方とに、被駆動部分5を第2の軸4ま
わりに正逆駆動する第2のモータ64を構成する第2の
永久磁石64aと第2のコイル64bとを設けて、被駆
動部分5を第1、第2の軸2、4を中心に3次元的駆動
できるようにしている。
【0049】ここで、第1、第2の永久磁石63a、6
4aは第1、第2の軸2、4を通る面でNS2極に分か
れる様に着磁されたリング状のものでよく、第1、第2
のコイル63b、64bはそれが設けられる面の球面ま
たはそれに近い多面を利用してソレノイド状に設けられ
ればよく、第1、第2の永久磁石63a、64aの内の
対向し合うものの包絡線ないしは包絡面にほぼ沿えば駆
動効率はあまり低下しないので、高精度な球面は不要で
ある。また、トルク伝達手段が不要であるのと相まっ
て、構造がさらに簡略化するとともに、中空きスペース
をとりやすく、スペース利用効率がさらに良く、レンズ
10やカメラ等の設置や給電線65a、65bなどを引
き出す必要のある用途に特に適した構造となる。またロ
ボットの関節等、両端に腕等を突き出す必要のある用途
にも適した構造を提供することができる。もっとも、被
駆動部分5が可動フレーム62の中で回転できる大きさ
のものであれば、可動フレーム62や本体フレーム61
の少なくとも一方を球体に形成しても、必要な範囲を透
明にするなどすれば撮像や撮影、赤外線による人の感知
などに支障はないし、却って、装置を目立たなくしたり
ほこりなどから保護しやすくなる。この場合、給電線6
5aや信号線65bなどは一箇所からまとめて引き出せ
ばよい。被駆動部分5が可動フレーム62や本体フレー
ム61から突出する必要のある機械作業ロボットなどで
は必要な大きさの開口を持った環状体にして対応すれば
よい。なお、図示する例では、第1、第2の永久磁石6
3a、64aは可動フレーム62の外面と被駆動部分5
の外面に設けられ、第1、第2のコイル63b、64b
は本体フレーム61と可動フレーム62との内面に設け
られている。しかし、第1の永久磁石63aおよび第1
のコイル63bの組は、本体フレーム61の内面と可動
フレーム62のどちらに配置されてもよいし、第2の永
久磁石64aと第2のコイル64bの組は可動フレーム
62の内面と被駆動部分5の外面のどちらに設けられて
もよい。また、第1のモータ63と第2のモータ64と
で、コイルと永久磁石の配置が内外逆になっても構わな
い。
【0050】ここで、給電線65aから一方向の電流を
第1のモータ63の第1のコイル63bに通電すると、
第1のコイル63bは内径部に図11に示した矢印67
または68の方向の磁界が生じる。仮にこの向きが矢印
67の方向であったとすると、第1の永久磁石63aの
S極が図11の上向き、第1の永久磁石63aのN極が
下向きとなる力が第1の永久磁石63aに作用するの
で、可動フレーム62はこの力を受け第1の軸2の回り
に被駆動部分5を伴い時計方向に回転する。電流の向き
を逆にすればこの力も逆向きに作用し、回転方向も逆に
なる。
【0051】次に給電線65bから一方向の電流を第2
のコイル64bに通電すると、第2のコイル64bは内
径部に図11に示した矢印67または68の方向の磁界
が生じる。仮にこの向きが矢印67の方向であったとす
ると、第2の永久磁石64aのS極が図11の上向き、
第2の永久磁石64aのN極が下向きとなる力が第2の
永久磁石64aに作用するので、被駆動部分5はこの力
を受け第2の軸4の回りに反時計方向に向けて回転す
る。電流の向きを逆にすればこの力も逆向きに作用す
る。
【0052】この2つの動きを組み合わせれば、被駆動
部分5を任意の向きおよび位置に3次元動作をさせるこ
とができる。
【0053】図13に示す例では、本体フレーム1を球
体の上下の冠部を切除した形態の環状体に形成して環状
部品3を大きく囲って外部から視認されにくくするとと
もに、被駆動部分5はレンズ10を有した一端だけが一
方側の開口71が突出するようにしている。開口71は
被駆動部分5に対して図13に示すように左右、前後に
角度βずつ回転できる余裕を与えている。このような状
態で、被駆動部分5には前記開口71の外側に位置して
開口71を覆う半球状のカバー72を突出端に設けてあ
る。カバー72は開口71が被駆動部分5の動きを許容
する前記角度βを大きく上回る角度αを持って広がり、
被駆動部分5の移動によっても開口71が外部に露出し
ないようにしている。これによって開口71から異物が
装置内に入る等の不具合や外観上内部機構が露出する等
の不具合を解決している。
【0054】カバー72の広がり角度αは例えば60度
程度に取り、被駆動部分5の駆動角度βを30度程度に
取れば、被駆動部分5が動いても、開口71が露出する
ことはなく、上記不具合の対策とすることができる。
【0055】また、駆動装置の方式を前記図7の例、図
8、図9の例、図11、図12の例のものに適用すれば
好適であり、図7の例では駆動用のモータ8、11を回
転中心軸となる第1、第3、第4、第5の軸2、6、3
1、32などより離して設けることができ、また図1
1、図12の例では第1、第2のコイル63b、64b
は本体フレーム61や可動フレーム62の中に納めるこ
とが可能であるため、カバー72がこれらのモータやコ
イルに干渉することなく、角度αを90度、角度βを4
5度程度に取ることも可能である。
【0056】また、このカバー72の代わりに本体フレ
ーム1に光学レンズの絞りに用いられている物と類似の
方式である、蛇腹式シャッターを付けることも可能であ
り、この両者を組み合わせ、被駆動部分5の可動角度4
5を拡大することも可能である。
【0057】以上の実施形態の駆動装置は、小型簡単な
構造で大きな駆動力を出すことが出来るので、例えば非
常な小型化が要求される、携帯用機器特に携帯電子機器
に組みこまれるカメラを駆動する用途や、小型化するこ
とによって設置面でのメリットが大きくなる、監視カメ
ラ装置等に適用することができる。また大型化も容易で
あるため、ロボット等の関節駆動装置としても使用し得
る。
【0058】
【発明の効果】本発明の駆動装置によれば、以上の説明
から明らかなように、被駆動部分がその外回りに二重に
位置した本体フレームおよび環状部品と互いに直交する
第1、第2の軸とを介して3次元的に回転自在に保持さ
れるが、第1のトルク伝達機構はモータの回転を第1の
軸を介し被駆動部分に伝達して第1の軸まわりに正逆駆
動し、第2のトルク伝達手段はモータの回転を第2の軸
上の第3の軸とこれによって回転できスリットが被駆動
部に嵌まり合っているクランクとを介して被駆動部を第
2の軸回りに正逆駆動し、これらの駆動の合成により被
駆動部分を前記3次元的に駆動することができる。
【0059】特に、第1のトルク伝達機構は第1の軸が
本体フレーム外に臨めるものであることを利用して、3
次元支持部外回りであるがそれに沿うようにかさ低く位
置できるし、第2のトルク伝達機構は第2の軸線上であ
るがそれとは別の第3の軸およびクランクが共に本体フ
レーム外に臨めるものであることを利用して、3次元支
持部外回りであるがそれに沿うようにかさ低く位置で
き、全体に構造が簡単で小型なものになるし、ほぼ中空
きの形態になるので被駆動部分にレンズやカメラを搭載
するスペースや給電線、信号線などの引出しスペースが
採りやすい。また、構造の大型化も自由にできるので、
ロボットの関節等、両端に腕などを突き出す必要のある
用途にも適したものとなる。
【0060】また、第1、第2のトルク伝達手段にギヤ
を用いるとモータの速度制御に併せ必要な駆動速度を得
やすいし、減速度が高いほど被駆動側からの逆負荷によ
ってモータ側の位置に変動を及ぼすのを防止しやすくな
る。特に、ウォームを用いると好適である。
【0061】また、被駆動部分の第1の軸まわりの駆動
にも第1の軸とこれによって回転できる今1つのクラン
クを介して行ない、第1の軸により直接環状部品を駆動
しなくてもよいようにすることもできる。
【0062】また別の手段として、被駆動部を3次元的
に回転できるように支持する第1、第2の軸と、2つの
クランクを回転できるように支持および駆動する軸3、
4の軸とを設けて、それらの配置に概ね45度の位相を
持たせて第1、第2のトルク伝達機構を働かせて被駆動
部分を第1、第2の軸まわりに駆動するようにもでき
る。これによって、第1の軸に加え、第2の軸も駆動力
伝達の負荷から解放することができる。
【0063】さらに、前記駆動用のモータに中空状のモ
ータを使用し、モータを前記本体フレームを囲む位置に
設け、ロータの一部にギヤを設け、前記ギヤと結合する
構成とすれば、駆動機構全体をより小さく構成すること
が可能となる。このモータはフレームの軸方向に2個設
置することができ、各モータの前記ギヤとかみ合う部分
にギヤ部分を設ければ、互いに干渉することなく被駆動
部分に3次元動作をさせる事が可能となる。
【0064】また別の解決手段として、被駆動部分を3
次元支持する3次元支持部を構成する本体フレームと、
本体フレームにその内側で第1の軸により回転できるよ
うに支持された可動フレームと、この可動フレームにそ
の内側で第2の軸により回転できるように支持された被
駆動部分と、におけるそれらの相対向し合う面間にモー
タを構成して、可動フレームの第1の軸回りの駆動と、
被駆動部分の第2の軸回りの駆動とを行い、被駆動部分
を3次元駆動することにより、ごく簡単な構造で、しか
も、内部に大きなスペースを確保して被駆動部分にカメ
ラ等を組み込み、また、モータを含み、それらから給電
線や信号線を引き出すのもさらに容易になるし、被駆動
部分の3次元駆動の妨げとなることがない。
【0065】本発明の駆動装置を使用したレンズ駆動機
構は、小型化が容易であるため、例えば監視カメラに使
用すれば、従来の監視カメラに比べ目立たないシステム
とする事が可能となり、十分な防犯効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る駆動装置の1つの例
を示す構成図。
【図2】図1の装置の平面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る駆動装置の別の例を
示す構成図。
【図4】本発明の実施の形態に係る駆動装置の他の例を
示す構成図。
【図5】図4の装置の平面図。
【図6】本発明の実施の形態に係る駆動装置の今1つの
例を示す構成図。
【図7】本発明の実施の形態に係る上記各例の変形例を
示すクランクを利用したトルク伝達機構の斜視図。
【図8】本発明の実施の形態に係る駆動装置のさらに別
の例を示す断面図。
【図9】図8の装置の側面図。
【図10】図8の装置のモータ部コイル及び磁石を示す
展開図。
【図11】本発明の実施の形態に係る駆動装置のさらに
他の例を示す断面して見た斜視図。
【図12】図11の装置の平面図。
【図13】本発明の実施の形態の上記各例の変形例を示
す断面図。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 第1の軸 3 環状部品 4 第2の軸 5 被駆動部分 6 第3の軸 7、21、22 クランク 7a、21a、22a スリット 8、11、51、52、63、64 モータ 9、12、23、24、33、34 トルク伝達機構 13 3次元支持部 19、20 ウォーム 31 第4の軸 32 第5の軸 40 アーム 41、43、53、54、55 ギヤ 42 回転輪 51a、52a ロータ 51b、52b コイル 51c、52c 磁石 51d、52d ステータ 61 本体フレーム 62 可動フレーム 63a、64a 磁石 63b、64b コイル 71 開口 72 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 16/04 H02K 16/04 21/22 21/22 M 37/14 37/14 V (72)発明者 田米 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AA20 AJ06 AJ07 BE02 BE03 BE06 BE08 2H105 AA06 AA11 EE16 5H303 AA30 BB03 BB07 DD01 DD27 EE03 5H621 BB01 GA02 GA12 GA16 HH01 JK02 JK08 JK15 JK17 PP08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームにその内側で第1の軸によ
    って回転できるように支持された環状部品と、この環状
    部品にその内側で第1の軸と直交する第2の軸で回転で
    きるように支持された被駆動部分と、第2の軸と同軸上
    の第3の軸によって本体フレームに回転できるように支
    持され、本体フレームを横断する方向のスリットが前記
    被駆動部分の第2の軸上から離れた部分と嵌まり合って
    第1の軸方向に相対移動し、第2の軸方向に同体移動す
    るクランクと、第1のモータにより第1の軸を介して前
    記被駆動部分を正逆駆動できるようにする第1のトルク
    伝達機構と、第2のモータにより第3の軸を介して前記
    クランクを正逆駆動できるようにする第2のトルク伝達
    機構とを備えたことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 本体フレームにその内側で第1の軸によ
    って回転できるように支持された環状部品と、この環状
    部品にその内側で第1の軸と直交する第2の軸で回転で
    きるように支持された被駆動部分と、第1の軸によって
    本体フレームに回転できるように支持され、本体フレー
    ムを第1の軸方向に横断する向きのスリットが前記被駆
    動部分の第2の軸上から離れた部分と嵌まり合って第1
    の軸方向に相対移動し、第2の軸方向に同体移動する第
    1のクランクと、第2の軸上の第3の軸によって本体フ
    レームに回転できるように支持され、本体フレームを第
    2の軸方向に横断する向きのスリットが前記被駆動部分
    の第2の軸上から離れた部分と嵌まり合って第2の軸方
    向に相対移動し、第1の軸方向に同体移動する第2のク
    ランクと、第1のモータにより第1の軸を介して前記第
    1のクランクを正逆駆動できるようにする第1のトルク
    伝達機構と、第2のモータにより第3の軸を介して前記
    第2のクランクを正逆駆動できるようにする第2のトル
    ク伝達機構とを備えたことを特徴とする駆動装置。
  3. 【請求項3】 本体フレームにその内側で第1の軸によ
    って回転できるように支持された環状部品と、この環状
    部品にその内側で第1の軸と直交する第2の軸で回転で
    きるように支持された被駆動部分と、第1、第2の軸と
    概ね45度の位相を持った第4の軸によって本体フレー
    ムに回転できるように支持され、本体フレームを第4の
    軸方向に横断する向きのスリットが前記被駆動部分の第
    2の軸上から離れた部分と嵌まり合って第4の軸方向に
    相対移動し、第4の軸と直交する方向に同体移動する第
    1のクランクと、第4の軸と直交する第5の軸によって
    本体フレームに回転できるように支持され、本体フレー
    ムを第5の軸方向に横断する向きのスリットが前記被駆
    動部分の第2の軸上から離れた部分と嵌まり合って第5
    の軸方向に相対移動し、第4の軸方向に同体移動する第
    2のクランクと、第1のモータにより第4の軸を介して
    前記第1のクランクを正逆駆動できるようにする第1の
    トルク伝達機構と、第2のモータにより第5の軸を介し
    て前記第2のクランクを正逆駆動できるようにする第2
    のトルク伝達機構とを備えたことを特徴とする駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 本体フレームにその内側で第1の軸によ
    って回転できるように支持された環状部品と、この環状
    部品にその内側で第1の軸と直交する第2の軸で回転で
    きるように支持された被駆動部分と、第1、第2の軸と
    概ね45度の位相を持った第3の軸によって本体フレー
    ムに回転できるように支持され、本体フレームを第3の
    軸方向に横断する向きのスリットが前記被駆動部分の第
    2の軸上から離れた部分と嵌まり合って第3の軸方向に
    相対移動し、第3の軸と直交する方向に同体移動する第
    1のクランクと、この第1のクランクから第3の軸と同
    心な円弧状にギヤ部を有して伸びた第1のクランクと、
    第3の軸と直交する第4の軸によって本体フレームに回
    転できるように支持され、本体フレームを第4の軸方向
    に横断する向きのスリットが前記被駆動部分の第2の軸
    上から離れた部分と嵌まり合って第4の軸方向に相対移
    動し、第3の軸方向に同体移動する第2のクランクと、
    この第2のクランクから第4の軸と同心な円弧状にギヤ
    部を有して伸びた第2のクランクと、第1のモータによ
    り第1のクランクのギヤ部を介して第1のクランクを正
    逆駆動できるようにする第1のトルク伝達機構と、第2
    のモータにより第2のクランクを介して前記第2のクラ
    ンクを正逆駆動できるようにする第2のトルク伝達機構
    とを備えたことを特徴とする駆動装置。
  5. 【請求項5】 第1、第2のトルク伝達機構はギヤ装置
    であることを特徴とした、請求項1から3のいずれか1
    項に記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 ギヤ装置にウォームを使用したことを特
    徴とした、請求項5に記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】 被駆動部分のクランクとの接触部分に、
    回転自在に支持された回転輪を有することを特徴とす
    る、請求項1から6いずれかに記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのモータはフレームの外
    回りに位置する中空状のモータであることを特徴とする
    請求項1、2、3、5、6、7のいずれか1項に記載の
    駆動装置。
  9. 【請求項9】 中空状のモータのコイルまたはおよび磁
    石は環状なステータおよびロータの一部に設けられ、磁
    石の設けられていないロータの一部分にギヤが設けられ
    たことを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
  10. 【請求項10】 モータはフレームを周回する2つの中
    空状のモータであり、これら2つのモータはフレームに
    対し軸方向に並べて設置し、環状なロータの一部にギヤ
    が設けられたことを特徴とする請求項8または9に記載
    の駆動装置。
  11. 【請求項11】 モータのコイルにシート状コイルを使
    用したことを特徴とする請求項8から10のいずれか1
    項に記載の駆動装置。
  12. 【請求項12】 モータはステッピングモータであるこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載
    の駆動装置。
  13. 【請求項13】 内周に球面またはそれに近い多面を持
    った環状または球状の本体フレームと、この本体フレー
    ムにその内側で第1の軸により回転できるように支持さ
    れ、内周に球面またはそれに近い多面を持った環状また
    は球状の可動フレームと、本体フレームの内周に設けら
    れた第1のコイルおよび可動フレーム外側に設けられた
    リング状の第1の永久磁石よりなり、可動フレームを第
    1の軸回りに正逆駆動する第1のモータと、可動フレー
    ムにその内側で第1の軸と直交する第2の軸によって回
    転できるように支持されたリング状の第2の永久磁石お
    よび可動フレームの内周に第2の永久磁石の回動範囲に
    設けられた第2のコイルよりなり、第2の永久磁石を第
    2の軸回りに正逆駆動する第2のモータと、前記第2の
    永久磁石と一体に設けられた被駆動部分とを備えたこと
    を特徴とする駆動装置。
  14. 【請求項14】 本体フレームをなすかそれに設けられ
    た第1の永久磁石と、本体フレームにその内側で第1の
    軸によって回転できるように支持され外周に球面または
    それに近い多面を持った環状または球状の可動フレーム
    と、この可動フレームの外周に設けられた第1のコイル
    および前記第1の永久磁石よりなり、可動フレームを第
    1の軸周りに正逆駆動する第1のモータと、可動フレー
    ムにその内側で第1の軸と直交する第2の軸によって回
    転できるように支持された被駆動部分と、可動フレーム
    の内側に設けられた第2の永久磁石および被駆動部分の
    外回りにそれと一体に形成された球面またはそれに近い
    多面に設けられたコイルよりなり、被駆動部分を第2の
    軸周りに正逆駆動する第2のモータとを備えたことを特
    徴とする駆動装置。
  15. 【請求項15】 本体フレームをなすかそれに設けられ
    た第1の永久磁石と、本体フレームに第1の軸によって
    回転できるように支持され外周に球面またはそれに近い
    多面を持った環状または球状の可動フレームと、この可
    動フレームの外周に設けられた第1のコイルおよび前記
    第1の永久磁石よりなり、可動フレームを第1の軸周り
    に正逆駆動する第1のモータと、可動フレームに第1の
    軸と直交する第2の軸によって回転できるように支持さ
    れた被駆動部分と、可動フレームの球面またはそれに近
    い多面とされた内周に設けられた第2のコイルおよび被
    駆動部分の外回りにそれと一体に形成された第2の永久
    磁石よりなり、被駆動部分を第2の軸周りに正逆駆動す
    る第2のモータとを備えたことを特徴とする駆動装置。
  16. 【請求項16】 内周に球面またはそれに近い多面を持
    った環状または球状の本体フレームと、この本体フレー
    ムにその内側で第1の軸により回転できるように支持さ
    れ、内周に球面またはそれに近い多面を持った環状また
    は球状の可動フレームと、本体フレームの内周に設けら
    れた第1のコイルおよび可動フレーム外側に設けられた
    リング状の第1の永久磁石よりなり、可動フレームを第
    1の軸回りに正逆駆動する第1のモータと、この可動フ
    レームの外周に設けられた第1のコイルおよび前記第1
    の永久磁石よりなり、可動フレームを第1の軸周りに正
    逆駆動する第1のモータと、可動フレームにその内側で
    第1の軸と直交する第2の軸によって回転できるように
    支持された被駆動部分と、可動フレームの内側に設けら
    れた第2の永久磁石および被駆動部分の外回りにそれと
    一体に形成された球面またはそれに近い多面に設けられ
    たコイルよりなり、被駆動部分を第2の軸周りに正逆駆
    動する第2のモータとを備えたことを特徴とする駆動装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項1から16のいずれか1項に記
    載の駆動装置の被駆動部分にレンズを設置したことを特
    徴とするレンズ駆動機構。
  18. 【請求項18】 被駆動部の端部にカバーを設置したこ
    とを特徴とする、請求項17に記載のレンズ駆動機構。
  19. 【請求項19】 請求項17、18のいずれか1項に記
    載の駆動装置のレンズ駆動機構を使用したことを特徴と
    する監視カメラ装置。
  20. 【請求項20】 請求項1から16のいずれか1項に記
    載の駆動装置のレンズ駆動装置を使用したことを特徴と
    する携帯電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103115230A (zh) * 2013-02-08 2013-05-22 淄博广梓机械有限公司 主从控制式井下遥控铲运机用云台连接装置
CN106981945A (zh) * 2017-04-17 2017-07-25 安徽旋利达电机有限公司 一种电机传动设备
CN113589543A (zh) * 2021-08-13 2021-11-02 新思考电机有限公司 防抖系统、活动结构、透镜驱动、摄像装置及电子设备

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