JP2003214659A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
空気調和機の室外機Info
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Abstract
よく安定的に冷却させ、インバータ装置の信頼性を向上
させ、空気調和機の運転自由度を向上させたもの。 【解決手段】本発明に係る空気調和機10の室外機30
は、室外熱交換器17と、この室外熱交換器17用の送
風機18と、2つの圧縮機11,12と、圧縮機11,
12をそれぞれ可変速駆動するインバータ装置21,2
2とを備える。室外機30は、さらに、一方のインバー
タ装置21(22)の出力周波数が他方のインバータ装
置22(21)の出力周波数よりも運転中に大となるよ
うに、両インバータ装置21,22の出力周波数を制御
するインバータ出力周波数制御手段24と、送風機18
の送風により冷却される位置に配置される放熱板と、こ
の放熱板に設けられたインバータ装置の発熱部品とを有
する。一方のインバータ装置21の発熱部品は他方のイ
ンバータ装置22の発熱部品よりも風上側に取り付けら
れたものである。
Description
調和機の室外機に係り、特に、2つの圧縮機を可変速駆
動するインバータ装置の冷却構造を改善した空気調和機
の室外機に関する。
外機とを分離させたスプリット型タイプのものがあり、
このスプリット型空気調和機に用いられる室外機には、
圧縮機やアキュムレータを収容する機械室と、室外熱交
換器や室外ファン等を収容する熱交換室とが仕切板で仕
切られたものがある。
向上のために室外機に2つの圧縮機を備え、各圧縮機を
インバータ装置で可変速駆動させ、併せて大きな冷暖房
能力を得るようにしたものが考えられている。
せるインバータ装置は、コンバータ部やインバータ部に
各発熱部品を備えているため、冷却が必要となる。
01−201108号公報に示すように、アルミニウム
製の放熱板にインバータ装置の各発熱部品を取り付ける
ことにより行なわれ、放熱板には各発熱部品の発熱に対
し、充分な放熱面積を有するように設計されている。
分に確保しようとすると、放熱板を大形状化させる必要
があり、インバータ装置が大型化する虞がある。
約や防水等の観点、さらには設置スペース上の要請から
小型化、コンパクト化の要請があり、この要請からイン
バータ装置を取り付ける放熱板はできる限り小さいこと
が望まれる。
の圧縮機を備え、各圧縮機をそれぞれのインバータ装置
で可変速駆動させるものでは、各圧縮機にインバータ装
置がそれぞれ必要となる。このため、インバータ装置が
占める面積も2倍となり、放熱板の小型化だけでなく、
インバータ機能を損なうことなく、有効的に発揮させる
ためには、放熱板の冷却配置構造を如何に構成したらよ
いか問題となっている。
たもので、2つの圧縮機を可変速駆動するインバータ装
置を効率よく安定的に冷却させ、インバータ装置の信頼
性を向上させて、空気調和機の運転自由度を向上させた
空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
らの発熱量を考慮して、放熱板を冷却風の通路に効率よ
く有効的に配置し、放熱板の小型・コンパクト化を図る
とともに、発熱部品の信頼性を向上させた空気調和機の
室外機を提供するにある。
現象の発生を有効的かつ未然に防止し、騒音を低減させ
た空気調和機の室外機を提供するにある。
の室外機は、上述した課題を解決するために、請求項1
に記載したように、室外熱交換器と、この室外熱交換器
用の送風機と、2つの圧縮機と、上記圧縮機をそれぞれ
可変速駆動するインバータ装置とを備えた空気調和機の
室外機において、一方のインバータ装置の出力周波数が
他方のインバータ装置の出力周波数よりも運転中に大と
なるように、上記両インバータ装置の出力周波数を制御
するインバータ出力周波数制御手段と、前記送風機の送
風により冷却される位置に配置される放熱板と、この放
熱板に設けられた前記インバータ装置の発熱部品とを有
し、前記一方のインバータ装置の発熱部品は他方のイン
バータ装置の発熱部品よりも風上側に取り付けられたも
のである。
は、上述した課題を解決するために、請求項2に記載し
たように、室外熱交換器と、この室外熱交換器用の送風
機と、2つの圧縮機と、上記圧縮機をそれぞれ可変速駆
動するインバータ装置と、前記送風機を可変速駆動する
インバータ装置とを備えた空気調和機の室外機におい
て、前記圧縮機駆動用インバータ装置は、コンバータ部
とインバータ部とを有し、一方の圧縮機駆動用インバー
タ装置はそのコンバータ部の出力が前記送風機駆動用イ
ンバータ装置のインバータ部に供給されるように接続さ
れるとともに、前記送風機の送風により冷却される位置
に、圧縮機駆動用インバータ装置のコンバータ部とイン
バータ部を備えた放熱板を設置し、前記一方の圧縮機駆
動用インバータ装置のコンバータ部とインバータ部は、
他方の圧縮機駆動用インバータ装置のコンバータ部とイ
ンバータ部よりも風上側に取り付けられたものである。
本発明に係る空気調和機の室外機は、請求項3に記載し
たように、前記送風機駆動用インバータ装置のインバー
タ部は、放熱板上で前記圧縮機駆動用インバータ装置よ
りも風下側に取り付けられたものである。
外機は、上述した課題を解決するために、請求項4に記
載したように、室外熱交換器と、この室外熱交換器用の
送風機と、2つの圧縮機と、上記圧縮機をそれぞれ可変
速駆動するインバータ装置と、前記送風機を可変速駆動
するインバータ装置とを備えた空気調和機の室外機にお
いて、前記圧縮機駆動用インバータ装置は、コンバータ
部とインバータ部とを有し、一方の圧縮機駆動用インバ
ータ装置の出力周波数が他方の圧縮機駆動用インバータ
装置の出力周波数よりも運転中に大となるように、上記
両圧縮機駆動用インバータ装置の出力周波数を制御する
インバータ出力周波数制御手段を備え、前記一方の圧縮
機駆動用インバータ装置は、そのコンバータ部の出力が
前記送風機駆動用インバータ装置のインバータ部に供給
されるように接続されたものである。
の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
の第1実施形態を示すもので、スプリット型空気調和機
に適用した冷凍サイクル図である。
された2つの圧縮機11,12を備えており、数馬力
(HP)から10数馬力、例えば10馬力程度の大きな
冷暖房能力を有する。
吐出冷媒は、実線矢印Aで示すように、四方弁13を経
て室内熱交換器14に送られ、この室内熱交換器14で
室内ファン15により室内空気と熱交換され、室内を暖
房する一方、室内を暖房することにより冷却され、凝縮
された冷媒は膨張機構としての可逆式膨張弁16で膨張
し、減圧されて室外熱交換器17に案内され、ここで室
外ファン18により周囲の熱を奪って蒸発する。蒸発し
た冷媒は、四方弁13からアキュムレータ19を経て圧
縮機11,12に還流され、再び圧縮作用を受けるよう
に、ヒートポンプ式の冷凍サイクル20が構成される。
より行なわれ、この冷房運転時には、冷媒は破線部分B
で示すように、冷凍サイクル20内を流れる。
に示すように構成され、電源周波数を整流化させるコン
バータ部26と、コンバータ部26で整流化された電流
を平滑回路としての平滑コンデンサ27を経て所望の出
力周波数に変換するインバータ部28とを有する。イン
バータ部28からの出力周波数により、圧縮機11,1
2のコンプレッサモータ29が所要の運転周波数で運転
される。
26は、複数の整流ダイオードを組み合せて整流回路と
して構成され、また、インバータ部28は、複数のスイ
ッチングトランジスタを組み合せて逆変換回路として構
成される。いずれにしても、インバータ装置21,22
の少なくともコンバータ部26およびインバータ部28
の電気部品は多数の発熱部品で形成されている。
例えば三相交流電源23に接続され、この電源23から
の通電により、ファン駆動させるようになっている。
は、インバータ装置21,22によりそれぞれ可変速駆
動され、圧縮機11,12のコンプレッサモータの運転
周波数が制御される。各インバータ装置21,22は、
三相交流電源23に接続される一方、インバータ出力周
波数制御手段としてのインバータ制御回路24に電気的
に接続され、このインバータ制御回路24からの出力信
号により、各インバータ装置21,22の出力周波数が
制御される。
うに、一方のインバータ装置、例えば21の出力周波数
が、他方のインバータ装置、例えば22の出力周波数よ
り、周波数差Δfがあるように、好ましくは数Hz程度
以下、例えば1Hz〜2Hz程度大きさとなるように、
両インバータ装置21,22の作動制御をしている。出
力周波数要求能力がF(Hz)であるとき、両インバー
タ装置21,22の出力周波数を(F/2+Δf/2)
と(F/2−Δf/2)に分配し、両インバータ装置2
1,22の出力周波数に周波数差Δfだけ若干異ならせ
ることにより、両圧縮機11,12に生じる固有振動数
を異ならせ、運転中に共振現象が生じるのを未然に防止
し、運転騒音の軽減を図っている。
力周波数の周波数差Δfを1〜2Hz程度と小さくして
いるのは、両圧縮機11,12内の圧力をほぼ圧力バラ
ンスさせ、均油管25により潤滑油の片寄りを防止する
ためである。両圧縮機11,12内の圧力が異なると、
圧力のアンバランスにより、一方の圧縮機の潤滑油が他
方の圧縮機に均油管25を通して案内され、潤滑油不足
が生じる虞があり、これを防止するためである。
よび図6に示すように室外機30が構成される。
ンプ式空気調和機10の室外機30を示す外観斜視図、
図5は室外機30の一部を分解して示す分解斜視図、図
6は図5の平面図である。これらの図に示すように、室
外機30は、その上部に平断面が例えば矩形の熱交換室
31が形成される一方、その下方に機械室32が形成さ
れ、これら熱交換室31と機械室32とは仕切板33で
仕切られている。上記熱交換器31と機械室32の外周
を複数枚の側板パネル34により囲んで外周壁を形成す
ると共に、その上面開口である熱交換室31の上面を有
蓋偏平角筒状の天板35により閉じることによりユニッ
トケースを構成している。
えば円形の空気吹出口36を形成し、この空気吹出口3
6に円筒状のファンケーシング37を同心状に一体また
は一体的に突設し、このファンケーシング37内に室外
ファン18を同心状に配設している。
い矩形平板鋼板等よりなる底板39の左右両端部にL字
状の左右一対の据付脚40a,40bを一体または一体
的に設け、底板39の各偶角部上に、例えばL形鋼等の
複数の支柱41を立設し、これら支柱41,41上に、
仕切板としての有底偏平角筒状のドレン皿33を載置固
定し、このドレン皿33により、その上方の熱交換室3
1とその下方の機械室32とにそれぞれ仕切る一方、一
対の熱交換器17から滴下されるドレンを受けて集水し
角筒状のドレンダクト44から排水するようになってい
る。
11,12やアキュムレータ19等を配設する一方、こ
れらを接続する配管類45や図示しない室内ユニットの
冷媒配管に接続される一対の配管接続弁(パックドバル
ブ)46、電気部品箱47、ドレンダクト44をそれぞ
れ収容している。
筒状の箱本体内に例えば圧縮機11,12の回転数を制
御するインバータ装置21,22(図1参照)や室外制
御器等の電気部品を収容しており、箱本体の図中上端を
例えばドレン皿33の下底面に固定している。
5では上面)上には、ほぼ鈍角L字状にそれぞれ形成さ
れた左右一対の熱交換器17を対向させて立設してい
る。各熱交換器17は、所定のピッチで配設された縦長
矩形薄板よりなる多数の熱交換フィン17aと、これら
のフィン17aの上端から下端までに上下方向に複数段
に亘って並設されてこれらフィン17aを板厚方向に貫
通する図示しない複数の熱交換管と、これら熱交換管の
外端部で上下方向に隣り合うもの同士を順次連結して1
本の蛇管状の冷媒流路をそれぞれ形成する複数のUベン
ド17bとを有する。これら熱交換器17の冷媒流路同
士は直列または並列に接続される。
に、上部と下部にて水平方向に延在する水平辺部17c
と、これら水平辺部17cの各一端から鈍角でほぼL字
状に折曲され、相互に対向する対向辺部17dとを有す
る。
で略鈍角L字状に折曲されることによりL字状熱交換器
17の外側を囲むように各側板パネル34が配置され、
各側板パネル34に対し熱交換器17は所定角度αで内
方へ傾斜しており、各側板パネル34には、図4に示す
ように各熱交換器17の熱交換部に対向して複数の吸込
口34aがそれぞれ穿設される。これら吸込口34aに
より、熱交換室31の内外は連通されている。
クト44は、電気部品箱47の内側面の近傍にて機械室
32を垂直方向に貫通するように配設されて、その上面
開口44aはドレン皿33を板厚方向に貫通してドレン
排水口として開口し、一方、下面開口44bは機械室底
板39を板厚方向に貫通して、底板39よりも図中下方
へ若干突出して終端し、室外機30の据付け面g上方に
て開口している。
の仕切壁50により2分してドレン排水路51と冷却風
通路52とに仕切られている。仕切壁50は電気部品箱
47よりも下方に延び、ドレンダクト44内の軸方向中
間部まで延伸させて終端している。また、ドレンダクト
44内に形成されるヒートシンク冷却風通路52は、ド
レン皿33を貫いて若干上方に突出して開口している。
水口44aは、ドレン皿33上に開口しており、ドレン
皿33上に集められたドレンは、ドレン排水口44aか
らドレン排水路51を通って排出される。ドレン皿33
の上面はドレンをドレン排水口44aに集水させて排水
効率を向上させるように、ドレン排水口44aに向けて
下り傾斜されている。また、ドレン皿33のドレン排水
口44aから上方に若干突出して開口する通風口44b
には、ドレン皿33に集められたドレンが冷却風通路5
2に案内されるのを防止してある。
路52側のダクト側壁53に、電気部品箱47に収納さ
れたヒートシンク55を取り付ける取付孔56が穿設さ
れており、この取付孔56内にヒートシンク55を電気
部品箱47側からダクト44側へ挿通させて取り付けて
おり、このヒートシンク55の取付により、ヒートシン
ク55をダクト44内の冷却風通路52内に露出させて
いる。
たヒートポンプ式空気調和機10を、暖房運転から除霜
運転に切り換えると、室外熱交換器17内を通るホット
ガス状の冷媒により室外熱交換器17の外面の着霜が融
霜してドレン水が発生する。このドレン水はドレン皿3
3の上面(内底面)33aにより受けられ、この上面3
3aの傾斜によりドレンダクト44のドレン排水口44
aに集水され、図7において破線矢印Cに示すように、
ドレンダクト44のドレン排水路51eを通って下面開
口44bから機械室底板39の下方の据付け面g上に排
水される。
に収容され、各側板パネル34の外部には全く露出しな
いので、違和感が無く、室外機30の外観上の美観を損
なうことなく、商品性を向上させることができる。
端がドレンダクト44の下面開口端44bまで延伸せず
に、その下面開口端44bよりも所定高さ高い箇所で終
端しているので、その高さ分だけドレン水が凍結して氷
が成長し、この氷によりドレンダクト44の下面開口端
44bを閉塞するまでの時間を確保することができる。
このために、このドレンダクト44を暖房運転中のドレ
ン排水路として長時間使用することができる。
によりドレン排水路51と冷却風通路52とにより軸方
向に沿って仕切ると共に、この冷却風通路52に連通す
る通風口52aをドレン排水口44aよりも所定高さ高
くしているので、ドレン皿33上のドレン水が通風口5
2aから冷却風通路52内に侵入してヒートシンク55
に付着し、電気絶縁を低下させるのを防止することがで
きる。
には、室外熱交換器17にはドレンが発生しないが、室
外ファン18の回転により図7に示すように機械室底板
39よりも下方の空間の空気が、図中実線矢印Dに示す
ようにドレンダクト44の下面開口44bからその内部
に吸い込まれ、ドレンダクト44内の冷却風通路52を
通りヒートシンク55を冷却してから熱交換室31内に
吸い込まれ、さらに図4に示す吹出口36から外部へ排
気される。したがって、ヒートシンク55を充分に冷却
することができる。暖房運転時にも、ドレンダクト44
内の冷却風通路52を通る冷却風により、ヒートシンク
55は冷却される。
る冷却風通路52に上下方向に離間して配置されるヒー
トシンク55は、放熱板58をそれぞれ有する。放熱板
58はドレンダクト44の取付孔56から挿入され、冷
却風通路52内に突出して露出するように、ボルト等の
締着手段で固定される。そして、各放熱板58に電気部
品箱47側からインバータ装置21,22が取り付けら
れる。インバータ装置21,22は発熱量が小さなもの
を上方から順に配置する。
熱を放熱する各放熱板58にはアルミニウム等の熱伝導
性が優れた金属材料が用いられるが、その際、各放熱板
58に1枚以上の放熱フィンを取り付け、放熱板58の
放熱面積を増大させてもよい。この場合、放熱フィンは
冷却風通路52の長手方向に延設される。
板58を上下方向に離間させて複数個設けた例を示した
が、放熱板58を縦長に1枚で形成し、1枚の放熱板5
8に各インバータ装置21,22を発熱量を考慮して発
熱量が小さなものから順に上方から下方に据え付けるよ
うにしてもよい。この場合、放熱板58の各伝導性を相
俟って冷却風通路52を通る冷却風で積極的に冷却し、
各インバータ装置21,22の発熱量を抑制して各イン
バータ装置21,22の発熱温度をほぼ等しくすること
ができる。
路52の風上側に、発熱量が小さなインバータ装置を冷
却風通路52の風下側に配置することにより、その逆に
配置した場合より、風下側のインバータ装置の発熱温度
を効果確認試験では、MAX温度で数度程度、例えば6
度低減させることができた。
温度にて低減させることにより、インバータ装置の発熱
部品の品質劣化を有効的に防止し、インバータ装置の信
頼性を向上させることができ、インバータ装置はインバ
ータ機能を長期に亘り、安定的に維持でき、発熱部品の
品質保持、信頼性の向上を図ることができ、空気調和機
の冷暖房運転の運転自由度を向上させることができる。
の第2実施形態が適用される冷凍サイクルを示すもので
ある。
て、図1に示された空気調和機10と同じ構成には同一
符号を付して説明を省略する。
風機としての室外ファン17を可変速駆動させるインバ
ータ装置60を設け、このインバータ装置60を圧縮機
駆動用インバータ装置の一方22に連係させる。そし
て、図11に示すように、圧縮機駆動用インバータ装置
22のコンバータ部26からの出力が送風機駆動用イン
タ装置60のインバータ部61に供給されるように電気
的に接続したものである。このインバータ部61からの
出力周波数により室外ファン17のファンモータ62が
運転制御されるようになっている。
外機30に備えられる2つの圧縮機11,12を2つの
インバータ装置21,22で可変速駆動させ、室外ファ
ン18を別のインバータ装置60で駆動させたものであ
る。送風機駆動用インバータ装置60は圧縮機駆動用イ
ンバータ装置の一方22で作動制御される。
0と、このインバータ装置60を作動制御させる圧縮機
駆動用インバータ装置22と、他の圧縮機駆動用インバ
ータ装置21との発熱量の大小は、一般的にインバータ
装置22>インバータ装置21>インバータ装置60の
関係となる。
すように、最も発熱量が少ない送風機駆動用インバータ
装置60を一番上方に配置し、次に圧縮機駆動用インバ
ータ装置21を、最も発熱量が多い圧縮機駆動用インバ
ータ装置22を一番下方に配置する。
1,22が同仕様であり、個々の発熱量が同じとなるよ
うに設計されていても、下方配置の圧縮機駆動用インバ
ータ装置22から室外ファン17駆動用の電源(例えば
DC280V)を供給することで、両圧縮機駆動用イン
バータ装置21,22は発熱量に差が生じ、発熱量が少
ないインバータ装置60,21,22の順に上方から下
方に向けて配置するように構成される。
は、室外機30の冷却風通路52Aを形成する仕切板6
5に、図12(A)および(B)に示すように、複数の
取付孔66を上下方向に離間させて穿設し、各取付孔6
6にアルミニウム製等の熱伝導特性の優れた放熱板67
を、冷却風通路52A内に突出するように露出させて小
ねじ等の締着手段で固定し、各放熱板67に上方から下
方に向って各インバータ装置60,21および22を順
次取り付け、据え付けたものである。
出し、露出される一方、各放熱板67に放熱用冷却フィ
ンを一体に突設し、放熱面積を増大させ、各インバータ
装置60,21,22の冷却効率を向上させてもよい。
うにドレンダクト44内に形成しても、さらに、ドレン
ダクト44外に形成してもよい。ドレンダクト44外に
形成する場合にも、冷却風通路52Aは、仕切板65に
より機械室32内に形成され、室外ファン18のファン
駆動により、冷却風通路52Aに沿って冷却風が熱交換
室31側に吸い込まれるようになっている。
においては、両圧縮機11,12をそれぞれ駆動させる
インバータ装置21,22の一方を送風機駆動用インバ
ータ装置60に電気的に接続することにより、インバー
タ装置21および22に出力周波数の周波数差をもって
両圧縮機11,12を可変制御する場合、出力周波数の
小さなインバータ装置22を風上側に、出力周波数の大
きなインバータ装置21を風下側に配置し、下側のイン
バータ装置22から送風機駆動用インバータ装置60に
出力を供給するようにすると、各インバータ装置21,
22の放熱量を均等化させることができる。また、イン
バータ制御回路24を設けて両圧縮機駆動用インバータ
装置21,22から出力される出力周波数Fに周波数差
Δfを設けることにより、圧縮機11,12の固有振動
数を異ならせて共振現象の発生を未然にかつ確実に抑制
でき、運転騒音を軽減させることができる。
22をそれぞれの放熱板67,67,67に独立して取
り付ける例を示したが、各放熱板の共通化を図って1枚
の放熱板とし、この1枚の放熱板に各インバータ装置6
0,21および22をその発熱量を考慮し、発熱量の小
さなものから順次下方へ向って発熱量が大きなものとな
るように、配置してもよい。
ては、2つの圧縮機をそれぞれ可変速駆動するインバー
タ装置を各インバータ装置を効率よく安定的に冷却させ
ることができるので、各インバータ装置の発熱部品を所
要温度以下に保持し、各発熱部品の品質劣化を有効的に
抑制し、各インバータ装置の信頼性を向上させ、インバ
ータ機能を長期に亘り、安定的に保持でき、空気調和機
の運転自由度を向上させることができる。
は、各インバータ装置を取り付けた放熱板を冷却風通路
に発熱量を考慮して風上側から風下側に、または放熱量
が均等化されるように効率よく配置したので、空気調和
機の冷暖房能力を大きくしても、放熱板の小型・コンパ
クト化が図れ、発熱部品を効率よく積極的に冷却して信
頼性を向上させることができる。
においては、2つの圧縮機を可変速駆動させる各インバ
ータ装置からの出力周波数間に周波数差を設けたので、
両圧縮機の運転中に共振現象が発生するのを未然にかつ
有効的に抑制でき、運転騒音を効率よく有効的に軽減さ
せることができる。
を示す冷凍サイクル図。
機を可変速駆動させるインバータ装置を示す簡略的な回
路図。
の圧縮機に運転周波数差をもって運転させる各インバー
タ装置の出力周波数と要求能力との関係を示す図。
を示す斜視図。
を示すもので、本体ケーシングである側面パネルを取り
外した室外機の平面図。
に形成されるインバータ装置の冷却構造を示す断面図。
におけるインバータ装置の冷却構造を熱交換室側から見
た斜視図。
示す側面図。
形態を示す冷凍サイクル図。
縮機および室外ファンを可変速駆動させるインバータ装
置の回路図。
調和機の室外機の機械室に設置されたインバータ装置の
冷却構造を示す縦断面図および側面図。
手段) 26 コンバータ部 27 平滑コンデンサ 28 インバータ部 30 室外機 31 熱交換室 32 機械室 33 仕切板(ドレン皿) 34 側板パネル 35 天板 37 ファンケーシング 39 底板 41 支柱 44 ドレンダクト 44a ドレン排水口 45 配管類 46 配管接続弁 47 電気部品箱 50 仕切壁 51 ドレン排水路 52 冷却風通路 52a 通風口 55 ヒートシンク 56 取付孔 60 送風機駆動用インバータ装置 61 インバータ部 62 ファンモータ 65 仕切板 66 取付孔 67 放熱板
Claims (4)
- 【請求項1】 室外熱交換器と、この室外熱交換器用の
送風機と、2つの圧縮機と、上記圧縮機をそれぞれ可変
速駆動するインバータ装置とを備えた空気調和機の室外
機において、 一方のインバータ装置の出力周波数が他方のインバータ
装置の出力周波数よりも運転中に大となるように、上記
両インバータ装置の出力周波数を制御するインバータ出
力周波数制御手段と、前記送風機の送風により冷却され
る位置に配置される放熱板と、この放熱板に設けられた
前記インバータ装置の発熱部品とを有し、 前記一方のインバータ装置の発熱部品は他方のインバー
タ装置の発熱部品よりも風上側に取り付けられたことを
特徴とする空気調和機の室外機。 - 【請求項2】 室外熱交換器と、この室外熱交換器用の
送風機と、2つの圧縮機と、上記圧縮機をそれぞれ可変
速駆動するインバータ装置と、前記送風機を可変速駆動
するインバータ装置とを備えた空気調和機の室外機にお
いて、 前記圧縮機駆動用インバータ装置は、コンバータ部とイ
ンバータ部とを有し、一方の圧縮機駆動用インバータ装
置はそのコンバータ部の出力が前記送風機駆動用インバ
ータ装置のインバータ部に供給されるように接続される
とともに、前記送風機の送風により冷却される位置に、
圧縮機駆動用インバータ装置のコンバータ部とインバー
タ部を備えた放熱板を設置し、前記一方の圧縮機駆動用
インバータ装置のコンバータ部とインバータ部は、他方
の圧縮機駆動用インバータ装置のコンバータ部とインバ
ータ部よりも風上側に取り付けられたことを特徴とする
空気調和機の室外機。 - 【請求項3】 前記送風機駆動用インバータ装置のイン
バータ部は、放熱板上で前記圧縮機駆動用インバータ装
置よりも風下側に取り付けられた請求項2記載の空気調
和機の室外機。 - 【請求項4】 室外熱交換器と、この室外熱交換器用の
送風機と、2つの圧縮機と、上記圧縮機をそれぞれ可変
速駆動するインバータ装置と、前記送風機を可変速駆動
するインバータ装置とを備えた空気調和機の室外機にお
いて、 前記圧縮機駆動用インバータ装置は、コンバータ部とイ
ンバータ部とを有し、一方の圧縮機駆動用インバータ装
置の出力周波数が他方の圧縮機駆動用インバータ装置の
出力周波数よりも運転中に大となるように、上記両圧縮
機駆動用インバータ装置の出力周波数を制御するインバ
ータ出力周波数制御手段を備え、 前記一方の圧縮機駆動用インバータ装置は、そのコンバ
ータ部の出力が前記送風機駆動用インバータ装置のイン
バータ部に供給されるように接続されたことを特徴とす
る空気調和機の室外機。
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