JP2021042875A - ダクト及びそれを備えた電装ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】流体が流通する流路を形成するとともに、重量があり、かつ、作動熱を発する電装部品用の冷却構造を担わせることができるダクト及びそれを備えた電装ユニットを提供する。【解決手段】室外機の機械室12を画定するベース部材とドレンパンとの間に設置されるダクトであって、ベース部材及びドレンパンに接続され、電装箱とともに流路を形成し、一の外側面に流路と連通する連通口70が設けられた筐体52と、一の外側面に接続され連通口70を包囲するとともに、下方が第4開口80とされたサブ流路78を一の外側面とともに形成するリアクタカバー66とを備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、ダクト及びそれを備えた電装ユニットに関する。
例えば、ビル用マルチエアコンの室外機の機械室には、電装部品等が収容された電装箱が設けられる。電装箱に収容される電装部品の中には、例えばパワー素子など通電時に発熱する発熱部品がある。
電装部品を適正な温度環境下で作動させるために発熱部品を冷却する必要があり、例えば特許文献1には、発熱部品に熱的に接続された放熱フィンをダクト内の冷却風に晒すことで発熱部品を冷却することが開示されている。
特開2006−125696号公報
このようなダクトは、放熱フィンを収容するために所定の寸法を確保する必要があるが、機械室の空間を相応に占有してしまう。しかし、放熱フィンの冷却効率を考慮すればダクトの省略は現実的ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、流体が流通する流路を形成するとともに、重量があり、かつ、作動熱を発する電装部品用の冷却構造を担わせることができるダクト及びそれを備えた電装ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のダクト及びそれを備えた電装ユニットは以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の一態様に係るダクトは、室外機の機械室を画定するベース部材とドレンパンとの間に設置されるダクトであって、前記ベース部材及び前記ドレンパンに接続され、電装箱とともに流路を形成し、一の外側面に前記流路と連通する連通口が設けられた筐体と、前記一の外側面に接続され前記連通口を包囲するとともに、下方が開口とされたサブ流路を前記一の外側面とともに形成する外側カバーとを備えている。
本態様に係るダクトによれば、ベース部材及びドレンパンに接続され流体が流通する流路を電装箱とともに形成し、一の外側面に流路と連通する連通口が設けられた筐体と、一の外側面に接続され連通口を包囲するとともに、下方が開口とされたサブ流路を一の外側面とともに形成する外側カバーとを備えている。これによれば、流体の流通にともなうベンチュリ効果によって連通口近傍の静圧が低下する。そうすると、サブ流路の下方にある開口から連通口に向かって流体の流れが形成される。この流れが形成されている部分に、作動熱を発する電装部品を取り付けることで、ダクトを用いて電装部品用の冷却構造とすることができる。このとき、連通口は、サブ流路の下方にある開口が位置する空間(機械室の内部)よりも負圧になりやすい流路に設けることが好ましい。
また、筐体の強度を確保しておけば、例えばリアクタなど重量のある電装部品を取り付けることができる。そうすると、重量のある電装部品を電装箱に収容する必要がなくなり、電装箱の軽量化が実現できる。なお、リアクタは比較的に故障頻度が少ない電装部品なので、電装箱に比べてアクセスが容易でないサブ流路にリアクタを配置したとしても、メンテナンスの手間は増加しにくい。
なお、筐体及び電装箱によって形成される流路には、例えば、電装箱に収容され作動熱を発する電装部品を冷却する放熱フィンが晒される。
また、本発明の一態様に係るダクトにおいて、前記連通口は、前記開口よりも小さい面積とされている。
本態様に係るダクトによれば、連通口は、サブ流路の下方にある開口よりも小さい面積とされている。これによれば、サブ流路の全体に流体の流れを形成することができる。
また、本発明の一態様に係るダクトは、前記カバーの内側において、前記一の外側面に接続され前記連通口の下方を覆う内側カバーを備えている。
本態様に係るダクトによれば、外側カバーの内側において、一の外側面に接続され連通口の下方を覆う内側カバーを備えている。これによれば、筐体の内側面に付着した水滴(ドレン)が連通口を介して筐体の外側面に伝った場合であっても、内側カバーによって水滴が更に連通口の下方に伝うことを抑制できる。このため、例えば、内側カバーの下方における筐体の外側面に電装部品を設けたとしても、電装部品が水滴によって故障することを回避できる。
また、本発明の一態様に係る電装ユニットは、上述のダクトと、前記外側カバーの内側において、前記一の外側面に設けられた作動熱を発する電装部品とを備えている。
本態様に係る電装ユニットによれば、上述のダクトと、外側カバーの内側において、一の外側面に設けられた作動熱を発する電装部品とを備えている。これによれば、サブ流路を流通する流体によって作動熱を発する電装部品(例えばリアクタ)を冷却することができる。
また、本発明の一態様に係る電装ユニットは、上述のダクトと、前記外側カバーの内側、かつ、前記内側カバーの下方において、前記一の外側面に設けられた作動熱を発する電装部品と、を備えている。
本態様に係る電装ユニットによれば、上述のダクトと、外側カバーの内側において、一の外側面に設けられた作動熱を発する電装部品とを備えている。これによれば、サブ流路を流通する流体によって作動熱を発する電装部品(例えばリアクタ)を冷却することができる。
また、筐体の内側面にある水滴(ドレン)が連通口を介して筐体の外側面に伝った場合であっても、内側カバーによって水滴が更に連通口の下方に伝うことを抑制できる。このため、電装部品が水滴によって故障することを回避できる。
本発明に係るダクト及びそれを備えた電装ユニットによれば、流体が流通する流路を形成するとともに、重量があり、かつ、作動熱を発する電装部品用の冷却構造を担わせることができる。
本発明の一実施形態に係る電装ユニットの機械室内における正面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電装ユニットの機械室内における背面斜視図である。 本発明の一実施形態に係るダクトの正面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電装ユニットが設置された室外機の側面図である。 本発明の一実施形態に係るダクトの上面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電装ユニットの背面斜視図である。 本発明の一実施形態に係るダクトの側面斜視図である。 図7に示すダクトの側断面図である。 図8に示すダクトのドレンカバーの構成を示したである。 図7に示すダクトの平断面図である。 ダクトとドレンパンとの接続部付近の部分拡大斜視図である。 ダクトとドレンパンとの接続部付近の部分拡大斜視図である。 ダクトとドレンパンとの接続部付近の部分拡大側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るダクト及びそれを備えた電装ユニットについて図面を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、電装ユニット10は、例えば、ビル用マルチエアコンの室外機に画定された機械室12に設置されるものであって、エアコンの制御を実行する電装部品等が収容される電装箱90や電装箱90が固定されるダクト50付近の構造物である。
電装ユニット10は、ダクト50と、ダクト50の前面に設置され、電装部品94が収容された電装箱90とを備えている。
なお、ここで言う「前面」とは、図1において手前側に位置する面である。
図2及び図3に示すように、ダクト50は、立方体形状に作製された箱型であって前面、上面及び下面が開口とされた筐体52、筐体52の上面の開口を閉塞する第1蓋部材58及び筐体52の下面の開口を閉塞する第2蓋部材59を有している。
筐体52の前面の開口は、後述の放熱フィン96が挿入されるための入口とされる。また、筐体52の上面の開口は、後述する流路72の第1開口74となる。また、筐体52の下面の開口は、後述する流路72の第2開口76となる。
図4に示すように、機械室12の上部には熱交換器室14が画定され、室外熱交換器16及び室外機用ファン18が設置されている。熱交換器室14は後述のドレンパン20に形成された筒状部22を介して流路72と連通している。このため、室外機用ファン18により発生する気流が室外熱交換器16を通過することで熱交換器室14内が減圧されたとき、外気と熱交換器室14との間に圧力差が発生して流路72に空気の流れが形成される。
なお、図3及び図5に示すように、筐体52の上部に気流を発生させるためのファン62を設けてもよく、この場合は、ファン62が駆動することで流路72を流れる空気の風量が増加される。ただし、室外機用ファン18によって流路72に十分な風量が確保される場合はファン62を省略してもよい。
第1蓋部材58は、ファン62の形状に対応した2つの開口が形成された板状の部材とされ、筐体52の内側面に接続されている。このとき、第1蓋部材58が、筐体52に対して梁のような補強部材として機能する。このため、ダクト50を第1蓋部材58によって剛な構造とすることができる。
なお、ファン62を設けない場合、第1蓋部材58の開口の形状をファン62に対応させる必要はなく、十分な風量の空気が流路72を流れるだけの任意の形状とされた開口が形成されていればよい。
図3に示すように、第2蓋部材59は、通気用の2つの開口が形成された板状の部材とされ、筐体52の内側面に接続されている。このとき、第2蓋部材59が、筐体52に対して梁のような補強部材として機能する。このため、ダクト50を第2蓋部材59によって剛な構造とすることができる。
なお、通気用の開口の形状は図示されたものに限定されることはなく、十分な風量の空気が流路72を流れるだけの任意の形状のとされた開口が形成されていればよい。
図3及び図6に示すように、筐体52には、内部の空間を水平方向(同図において左右方向)に分割する縦仕切り板60が設けられている。
縦仕切り板60は、上下方向に延在している板状の部材であって、その上部が第1蓋部材58に接続され、下部が第2蓋部材59に接続され、背後が筐体52に接続されている。縦仕切り板60は、筐体52、第1蓋部材58及び第2蓋部材59を接続するのでダクト50を更に剛な構造とすることができる。
図2及び図3に示すように、筐体52の前面側縁には、両側に広がる対電装箱用フランジ部54が形成されている。
対電装箱用フランジ部54は、後述する電装箱90の背面に対して面で接触するように構成されている。
図3及び図6に示すように、筐体52の底部には、筐体52の角辺から広がる対ベース用フランジ部65が形成されている。
対ベース用フランジ部65は、後述するベース部材40に対して面で接触するように構成されている。
図3及び図5に示すように、筐体52の前側上部の左右には、上方に張り出し横断面がコの字形状とされた2つの対筒状部用接続部56が形成されている。
対筒状部用接続部56には、後述する筒状部22との締結に用いられるビスが螺合するネジ穴57が形成されている。
図6に示すように、筐体52の前面の開口を塞ぐように電装箱90が取り付けられたとき、電装箱90と筐体52とによって流路72が形成される。
流路72は、上下の端面が開口している。このとき、上側の開口が第1開口74とされ、下側の開口が第2開口76とされる。
図3に示すように。筐体52の側面(同図において左側面)には、流路72と筐体52の外部とを連通させる連通口70が形成されている。
図7及び図8に示すように、連通口70は、筐体52の外側面において、リアクタカバー(外側カバー)66に覆われている。
リアクタカバー66は、筐体52の外側面に接続され、筐体52とともにサブ流路78を形成している。
サブ流路78の下方には、連通口70よりも開口面積が大きい第4開口80が形成されており、外部空間(機械室12の空間)と連通している。
連通口70は、リアクタカバー66の内側において、下方側からドレンカバー(内側カバー)68によって覆われている。
ドレンカバー68は、筐体52の外側面に接続されるとともに上方に開口が形成されている。
図9に示すように、ドレンカバー68は、筐体52の内側面に付着しているドレン水のうち、連通口70を介して筐体52の外側面に導かれたドレン水を受けることができる。これによって、ドレン水が連通口70の下方に伝うことを回避できる。
図7に示すように、リアクタカバー66の内側、かつ、ドレンカバー68の下方において、筐体52の外側面にはリアクタ(作動熱を発する電装部品)86が設けられている。
リアクタ86は、鉄心(コア)やコイルから構成されており、回路基板等に比べて重量が大きい電装部品とされているが、強度が確保されたダクト50(筐体52)にリアクタ86を取り付けることで、筐体52とリアクタ86とを強固に接続することができる。これによって、例えば圧縮機等の運転によって生じる振動の影響を受け難くなる。
図1に示すように、電装箱90は、立方体形状に作製された箱型の筐体92を有している。
筐体92の内部には、エアコンの制御を実行するための複数種類の電装部品94が収容されている。
このとき、上述の通り、リアクタ86は電装箱90とは別個に配置されている。このため、筐体92にリアクタ86が収容された場合に比べて、電装箱90の重量(収容物を含めた重量)を低減することができる。また、重量の大きいリアクタ86を支持させるための強度を筐体92そのものに持たせる必要がなくなるので、例えば筐体92を形成する板金の板厚を薄くすることで、筐体92の重量を低減することができる。
図6に示すように、電装箱90の背面には、電装部品94を冷却するための放熱フィン96が突出するように設けられている。
電装箱90は、放熱フィン96がダクト50の収容されるように、ダクト50の対電装箱用フランジ部54に対して固定される。なお、固定の手段としては、例えばボルト・ナットによる締結とされる。
放熱フィン96がダクト50に収容された状態でファン62を駆動することで、流路72に発生する気流によって放熱フィン96を冷却(空冷)することができる。
また、図8に示すように、その気流によって流路72の圧力(静圧)が低下して、連通口70からサブ流路78を介して機械室12の空気が吸い込まれる。このとき、サブ流路78に形成された気流がリアクタ86を冷却する。
図3及び図6に示すように、筐体52の内側面及び縦仕切り板60には遮風部材64が取り付けらてれている。
図6及び図10に示すように、遮風部材64は、ダクト50の収容された放熱フィン96の上下端の周囲と筐体52の内側面との隙間、及び、放熱フィン96の上下端の周囲と縦仕切り板60の側面との隙間を閉塞するコの字形状の板状部材とされる。
図10において、流路72には紙面垂直方向に空気が流通する。このとき、放熱フィン96の周囲と筐体52及び縦仕切り板60の内側面との隙間を遮風部材64によって閉塞することで、空気を確実に放熱フィン96に導くことができる。
また、遮風部材64は、筐体52と縦仕切り板60とを接続するのでダクト50を更に剛な構造とすることができる。
図1及び図2に示すように、ダクト50は、機械室12を画定する部材とされたベース部材40及びドレンパン20に対して固定支持されている。
ベース部材40は、機械室12の下方に配置された面状の部材とされ、その上面と筐体52の対ベース用フランジ部65とが締結部材によって固定される。
図1に示すように、ベース部材40には、凸条の支持桁42が2本並列して設けられている。電装箱90はこの2本の支持桁42に載置されている。
ただし、電装箱90がダクト50に固定されている状態においては、電装箱90の荷重は、そのほとんどが支持桁42ではなく剛に構成されたダクト50によって支えられている。言い換えると、強度が確保されたダクト50(筐体52)に電装箱90を取り付けることで、筐体52と電装箱90とを強固に接続している。
ドレンパン20は、ベース部材40に対向するように機械室12の上方に配置された面状の部材とされ、その下面に筐体52の上部が固定される。
以下、ドレンパン20と筐体52との接続について詳細に説明する。
図11に示すように、ドレンパン20の下面には、下方へ向かって所定の長さだけ延出している筒状部22が形成されている。
筒状部22の下端は、筐体52と電装箱90とによって形成された流路72の第1開口74の開口形状に対応する第3開口24が形成されている。
筒状部22の側面には、面方向に張り出した板状の対ダクト用フランジ部26が接続されている。
対ダクト用フランジ部26には、筐体52との締結に用いられるビスの軸部が挿通される挿通穴28が形成されている。
なお、同図において、対ダクト用フランジ部26は筒状部22の手前側の側面に接続されているが、筐体52の対筒状部用接続部56と対応させるために、図示しない筒状部22の奥側の側面にも接続されている。
このように構成された筒状部22の第3開口24と流路72の第1開口74とが一致する位置にダクト50を配置する。
このとき、筐体52の上端と筒状部22の下端との継ぎ目には僅かな隙間ができることがある。このため、継ぎ目を囲うように構成された帯状の継ぎ目カバー30を設けてもよい。この継ぎ目カバー30によって、継ぎ目から空気が漏洩することを抑制できる。
そして、図12に示すように、対筒状部用接続部56、対ダクト用フランジ部26及び継ぎ目カバー30をビスによって一体に締結する。これによって、図13に示すように、ドレンパン20と筐体52とが接続・固定される。
なお、図1に示すように、筒状部22の内部はドレンパン20の上面側の空間(熱交換器室14)に連通しているため、流路72は熱交換器室14に連通することとなる。このため、筐体52の内側面にはドレン水が付着することがある。
ただし、このドレン水が連通口70を介して筐体52の外側面に導かれたとしても、先述の通り、ドレンカバー68によってドレン水を受けることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
筐体52の外側面に接続され連通口70を包囲するとともに下方が第4開口80とされたサブ流路78を筐体52の外側面とともに形成するリアクタカバー66を備えている。これによれば、流路72の流体の流通にともなうベンチュリ効果によって連通口70近傍の静圧が低下する。そうすると、サブ流路78の下方にある第4開口80から連通口70に向かって流体の流れが形成される。この流れが形成されている部分に、作動熱を発するリアクタ86を取り付けることで、ダクト50を用いてリアクタ86用の冷却構造とすることができる。
また、筐体52の強度を確保しておけば、リアクタ86のように重量のある電装部品を取り付けることができる。そうすると、重量のある電装部品を電装箱90に収容する必要がなくなり、電装箱90の軽量化が実現できる。なお、リアクタ86は比較的に故障頻度が少ない電装部品なので、電装箱90に比べてアクセスが容易でないサブ流路78にリアクタ86を配置したとしても、メンテナンスの手間は増加しにくい。
また、連通口70は、サブ流路78の下方にある第4開口80よりも小さい面積とされている。これによれば、サブ流路78の全体に流体の流れを形成することができる。
また、リアクタカバー66の内側において、筐体52の外側面に接続され連通口70の下方を覆うドレンカバー68を備えている。これによれば、筐体52の内側面に付着した水滴(ドレン)が連通口70を介して筐体52の外側面に伝った場合であっても、ドレンカバー68によって水滴が更に連通口70の下方に伝うことを抑制できる。このため、例えば、ドレンカバー68の下方における筐体52の外側面にリアクタ86を設けたとしても、リアクタ86が水滴によって故障することを回避できる。
10 電装ユニット
12 機械室
20 ドレンパン
22 筒状部
24 第3開口
26 対ダクト用フランジ部
28 挿通穴
30 継ぎ目カバー
40 ベース部材
42 支持桁
50 ダクト
52 筐体
54 対電装箱用フランジ部
56 対筒状部用接続部
57 ネジ穴
58 第1蓋部材
59 第2蓋部材
60 縦仕切り板
62 ファン
64 遮風部材
65 対ベース用フランジ部
66 リアクタカバー(外側カバー)
68 ドレンカバー(内側カバー)
70 連通口
72 流路
74 第1開口
76 第2開口
78 サブ流路
80 第4開口
86 リアクタ(作動熱を発する電装部品)
90 電装箱
92 筐体
94 電装部品
96 放熱フィン

Claims (5)

  1. 室外機の機械室を画定するベース部材とドレンパンとの間に設置されるダクトであって、
    前記ベース部材及び前記ドレンパンに接続され、電装箱とともに流路を形成し、一の外側面に前記流路と連通する連通口が設けられた筐体と、
    前記一の外側面に接続され前記連通口を包囲するとともに、下方が開口とされたサブ流路を前記一の外側面とともに形成する外側カバーと、
    を備えているダクト。
  2. 前記連通口は、前記開口よりも小さい面積とされている請求項1に記載のダクト。
  3. 前記外側カバーの内側において、前記一の外側面に接続され前記連通口の下方を覆う内側カバーを備えている請求項1又は2に記載のダクト。
  4. 請求項1又は2に記載のダクトと、
    前記外側カバーの内側において、前記一の外側面に設けられた作動熱を発する電装部品と、
    を備えている電装ユニット。
  5. 請求項3に記載のダクトと、
    前記外側カバーの内側、かつ、前記内側カバーの下方において、前記一の外側面に設けられた作動熱を発する電装部品と、
    を備えている電装ユニット。
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