JP2003214529A - 減速機及びこれを備える電動式動力舵取装置 - Google Patents
減速機及びこれを備える電動式動力舵取装置Info
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Abstract
イールを介して減速して舵取り機構に伝える場合、バッ
クラッシに起因する騒音が車室内に伝搬し、問題とな
る。 【解決手段】ウォーム軸11とウォームホイール12と
の噛み合い部分Aを少なくとも含む領域に、平均粒径
0.1〜50μmの緩衝材を含む潤滑剤を充填する。噛
み合い部分Aに緩衝材が介在することで、歯打ち振動を
低減し、騒音を低減する。緩衝材として、平均分子量1
000〜20000のポリオレフィン樹脂等の合成樹脂
やEPDM等のエチレン・プロピレンゴムを用いる。緩
衝材を3〜10重量%添加することで、3〜5デシベル
の騒音レベルの低下が見込めるという実機での試験結果
を得た。
Description
ームホイールを有する減速機、およびこれを備える電動
式動力舵取装置に関するものである。
機が用いられている。例えばコラム型EPSでは、モー
タの回転力をウォームに伝え、さらにウォームホイール
に伝えることでモータの回転を減速してモータの出力を
増幅し、ステアリング操作をトルクアシストするように
している。
してのウォーム及びウォームホイールの噛み合いには適
度なバックラッシが必要であるが、例えば石畳み等の悪
路を走行した場合、タイヤからの反力が上記のバックラ
ッシに起因した歯打ち音として発生したり、軸受その他
のクリアランスを有する部品がラトル音を発生する場合
がある。これらの音が車室内に騒音として伝わると、運
転者に不快感を与えることになる。
に限らず、ウォームとウォームホイールを有する一般の
減速機において存在する。そこで、本発明の課題は、騒
音の少ない減速機及びこれを備える電動式動力舵取装置
を提供することである。
を解決するため、本発明の減速機では、ウォーム及びウ
ォームホイールを含む減速機において、前記ウォームと
ウォームホイールの噛み合い部分を少なくとも含む領域
に、平均粒径0.1〜50μmの緩衝材を含む潤滑剤が
充填されることを特徴とするものである。
の噛み合い部分に微小な緩衝材が介在することで、歯打
ち音を格段に低減することができる。しかも、潤滑剤と
しての例えば潤滑油やグリースに緩衝材を単に添加する
だけで、各部材の設計変更を伴わずにコスト安価に騒音
を低減することができる点で好ましい。緩衝材の平均粒
径が0.1μm未満では騒音低減の効果が小さく、ま
た、緩衝材の平均粒径が50μmを超えると、バックラ
ッシが詰まり過ぎて回転抵抗が大きくなるおそれがある
ので、緩衝材の平均粒径を0.1〜50μmの範囲に設
定してある。
合が0.1〜30重量%であれば好ましい。すなわち、
0.1重量%未満では騒音低減効果がほとんど期待でき
ず、また、30重量%を超えると、混練が困難となり均
一な潤滑剤が得られなくなるおそれがあるので、緩衝材
の充填割合を前記の範囲に設定してある。特に、前記潤
滑剤に占める緩衝材の割合が3〜10重量%であれば、
高い騒音防止効果を得ることができる点で好ましい。す
なわち、3重量%以上であれば、例えば3デシベル以上
の騒音低減効果が期待できる一方で、10重量%を超え
て緩衝材を充填しても、さらなる騒音レベルの低下は見
込めないからである。
0〜20000の合成樹脂を用いることができる。平均
分子量が1000未満では緩衝材が柔らくなり過ぎ、平
均分子量が20000を超えると緩衝材が硬くなり過
ぎ、何れの場合にも、騒音防止効果が低下するおそれが
あるので、平均分子量を前記の範囲に設定してある。合
成樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェ
ニレンサルファイド樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素樹
脂等や、前記樹脂の混合物(共析物を含む)を例示する
ことができる。
ことができる。合成ゴムとして、EPM(エチレンプロ
ピレンジエン共重合体)やEPDM(エチレンプロピレ
ンジエン三元共重合体)等のエチレン・フロピレンゴム
を例示することができる。また、前記緩衝材が自己潤滑
性を持つ場合には、摺動抵抗や摩耗量の低減を図ること
ができる点で好ましい。自己潤滑性を持つ緩衝材として
は、ポリオレフィン、ポリアミド等の合成樹脂や、フッ
素樹脂等を添加した合成ゴムを例示することができる。
減速機を介して減速する電動式動力舵取装置であれば、
車室内での騒音をコスト安価に低減できる点で好まし
い。
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態の電動式動力舵取装置の概略断面図である。図1を
参照して、本電動式動力舵取装置(以下では単に動力舵
取装置という)では、ステアリングホイール1を取り付
けている入力軸としての第1の操舵軸2と、ラックアン
ドピニオン機構等の舵取機構(図示せず)に連結される
出力軸としての第2の操舵軸3とがトーションバー4を
介して同軸的に連結されている。
ウジング5は、例えばアルミニウム合金からなり、車体
(図示せず)に取り付けられている。ハウジング5は、
互いに嵌め合わされるセンサハウジング6とギヤハウジ
ング7により構成されている。具体的には、ギヤハウジ
ング7は筒状をなし、その上端の環状縁部7aがセンサ
ハウジング6の下端外周の環状段部6aに嵌め合わされ
ている。ギヤハウジング7は減速機構としてのウォーム
ギヤ機構8を収容し、センサハウジング6はトルクセン
サ9及び制御基板10等を収容している。ギヤハウジン
グ7にウォームギヤ機構8を収容することで減速機50
が構成されている。
うに、電動モータMの回転軸32に例えばスプライン3
3継手等の継手機構を介して連結されるウォーム軸11
と、このウォーム軸11と噛み合い、且つ図1に示すよ
うに、第2の操舵軸3の軸方向中間部に一体回転可能で
且つ軸方向移動を規制されたウォームホイール12とを
備える。図示していないが、ウォーム軸11はギヤハウ
ジング7内に一対の軸受を介して回転自在に支持されて
いる。
一体回転可能に結合される環状の芯金12aと、芯金1
2aの周囲を取り囲んで外周面部に歯を形成する合成樹
脂部材12bとを備えている。芯金12aは例えば合成
樹脂部材12bの樹脂成形時に金型内にインサートされ
るものである。ギヤハウジング7内において、ウォーム
軸11とウォームホイール12の噛み合い部分Aを少な
くとも含む領域に潤滑剤が充填されている。すなわち、
潤滑剤は噛み合い部分Aのみに充填しても良いし、噛み
合い部分Aとウォーム軸11の周縁全体に充填しても良
いし、ギヤハウジング7内全体に充填しても良い。
を軸方向の上下に挟んで配置される第1及び第2の転が
り軸受13,14により回転自在に支持されている。第
1の転がり軸受13の外輪15は、センサハウジング6
の下端の筒状突起6b内に設けられた軸受保持孔16に
嵌め入れられて保持されている。第1の転がり軸受13
の外輪15の上端面は環状の段部17に当接しており、
センサハウジング6に対する軸方向上方への移動が規制
されている。一方、第1の転がり軸受13の内輪18は
第2の操舵軸3に締まりばめにより嵌め合わされてい
る。内輪18の下端面はウォームホイール12の芯金1
2aの上端面に当接している。
は、ギヤハウジング7の軸受保持孔20に嵌め入れられ
て保持されている。第2の転がり軸受14の外輪19の
下端面は、環状の段部21に当接し、ギヤハウジング7
に対する軸方向下方への移動が規制されている。第2の
転がり軸受14の内輪22は、第2の操舵軸3に一体回
転可能で且つ軸方向相対移動を規制されて取り付けられ
ている。内輪22は第2の操舵軸3の段部23と、第2
の操舵軸3のねじ部に締め込まれるナット24との間に
挟持されている。
2,3を貫通している。トーションバー4の上端4a
は、連結ピン25により第1の操舵軸2と一体回転可能
に連結され、トーションバー4の下端4bは、連結ピン
26により第2の操舵軸3と一体回転可能に連結されて
いる。第2の操舵軸3の下端は、図示しない中間軸を介
してラックアンドピニオン機構等の舵取機構に連結され
ている。上記の連結ピン25は、第1の操舵軸2と同軸
に配置される第3の操舵軸27を、第1の操舵軸2と一
体回転可能に連結している。第3の操舵軸27はステア
リングコラムを構成するチューブ28内を貫通してい
る。
軸受からなる第3の転がり軸受29を介してセンサハウ
ジング6に回転自在に支持されている。第1の操舵軸2
の下部の縮径部30と第2の操舵軸3の上部の孔31と
は、第1及び第2の操舵軸2,3の相対回転を所定の範
囲に規制するように、回転方向に所定の遊びを設けて嵌
め合わされている。次いで、図2を参照して、ウォーム
軸11はギヤハウジング7により保持される第4及び第
5の転がり軸受34,35によりそれぞれ回転自在に支
持されている。第4及び第5の転がり軸受34,35は
例えば玉軸受からなる。
輪36,37がウォーム軸11の対応するくびれ部に嵌
合されている。また、第4及び第5の転がり軸受34,
35の外輪38,39は、ギヤハウジング7の軸受保持
孔40,41にそれぞれ保持されている。ギヤハウジン
グ7は、ウォーム軸11の周面の一部に対して径方向に
対向する部分7bを含んでいる。また、ウォーム軸11
の一端部11aを支持する第4の転がり軸受34の外輪
38は、ギヤハウジング7の段部42に当接し位置決め
されている。一方、第4の転がり軸受34の内輪36
は、ウォーム軸11の位置決め段部43に当接すること
により、ウォーム軸11の他端部11b側への移動が規
制されている。
部)の近傍を支持する第5の転がり軸受35の内輪37
はウォーム軸11の位置決め段部44に当接することに
より、ウォーム軸11の一端部11a側への移動が規制
されている。また、第5の転がり軸受35の外輪39は
予圧調整用のねじ部材45により、第4の転がり軸受3
4側へ付勢されている。ねじ部材45は、ギヤハウジン
グ7に形成されるねじ孔46にねじ込まれることによ
り、一対の転がり軸受34,35に予圧を付与すると共
に、ウォーム軸11を軸方向に位置決めしている。47
は予圧調整後のねじ部材45を止定するためにねじ部材
45に係合されるロックナットである。
る。この潤滑剤は、液体潤滑剤としての潤滑油であって
も良いし、半固体潤滑剤としてのグリースであっても良
いが、潤滑剤には、緩衝材としての平均粒径0.1〜5
0μmの弾性材の微粉末(丸形ブロック状でも良いし、
スティック状でも良い)が含まれる。この微小な緩衝材
がウォーム軸11とウォームホイール12の噛み合い部
分Aに介在することで、歯打ち音を格段に低減すること
ができる。
粘度が10〜500mm2 /s(40°C)の範囲の潤
滑油を用いることができ、合成炭化水素油(例えばポリ
αオレフィン油)が好ましく使用されるが、その他、鉱
油、シリコーン油、フッ素系合成樹脂等を用いることが
できる。必要に応じて、固体潤滑剤(二硫化モリブデ
ン、グラファイト、PTFE)、リン系や硫黄系の化合
物等の極圧添加剤、トリブチルフェノール、トリメチル
フェノール等の酸化防止剤等を添加剤として添加しても
良い。
ば、ちょう度がNLG1番号000〜2のグリースが好
ましく用いられる。グリースにおける基油としては、合
成炭化水素油(例えばポリαオレフィン油)が好ましく
使用されるが、その他、鉱油、シリコーン油、フッ素系
合成油等を用いることができる。また、増ちょう剤とし
て、従来公知の種々の増ちょう剤(石けん系、非石けん
系)が使用可能であり、固体潤滑剤(二硫化モリブデ
ン、グラファイト、PTFE)、リン系や硫黄系の化合
物等の極圧添加剤、トリブチルフェノール、トリメチル
フェノール等の酸化防止剤等を添加剤として添加しても
良い。
各部材の設計変更を伴わずにコスト安価に騒音を低減す
ることができるので、非常に好ましい。さらに、減速機
50の使用時間の経過と共に、噛み合い部分Aで圧縮さ
れた緩衝材がギヤ歯の表面に固着して薄い被膜を形成し
ていくものと考えられ、したがって、長期にわたって高
い騒音低減効果を維持することが可能となる。緩衝材の
平均粒径を0.1〜50μmの範囲に設定するのは、緩
衝材の平均粒径が0.1μm未満では騒音低減の効果が
小さく、また、緩衝材の平均粒径が50μmを超える
と、バックラッシが詰まり過ぎて回転抵抗が大きくなる
おそれがあるからである。
合が0.1〜30重量%であれば好ましい。というの
は、0.1重量%未満では騒音低減効果がほとんど期待
できず、また、30重量%を超えると、基油に緩衝材を
混合して潤滑剤を生成するときに均一に混合することが
困難になるおそれがあるからである。特に、前記潤滑剤
に占める緩衝材の充填割合が3〜10重量%であれば好
ましい。というのは、後述する実施例に示す如く、3重
量%以上であれば、例えば3デシベル以上の騒音低減効
果が期待できる一方で、10重量%を超えて緩衝材の充
填割合を増加しても、騒音レベルのさらなる低下は見込
めないからである。その中でコストパフォーマンスを考
慮すると、3〜5重量%が最も好ましい。
0〜20000の合成樹脂を用いることができる。平均
分子量が1000未満では緩衝材が柔らくなり過ぎ、平
均分子量が20000を超えると緩衝材が硬くなり過
ぎ、何れの場合にも、騒音防止効果が低下するおそれが
あるので、平均分子量を前記の範囲に設定してある。合
成樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェ
ニレンサルファイド樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素樹
脂等や前記樹脂の混合物(共析物を含む)を例示するこ
とができる。
ことができる。合成ゴムとして、EPM(エチレンプロ
ピレンジエン共重合体)やEPDM(エチレンプロピレ
ンジエン三元共重合体)等のエチレン・フロピレンゴム
を例示することができる。また、前記緩衝材が自己潤滑
性を持つ場合には、摺動抵抗や摩耗量の低減を図ること
ができる点で好ましい。自己潤滑性を持つ緩衝材として
は、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂や、それらに
フッ素樹脂を添加した混合物(共析物を含む)等の合成
樹脂や、フッ素樹脂等を添加した合成ゴムを例示するこ
とができる。
る電動式動力舵取装置であれば、ウォームギヤ機構8の
バックラッシによる歯打ち振動等に起因する騒音を低減
でき、したがって、車室内での騒音をコスト安価に低減
することができる。なお、本発明は上記実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、本発明の減速機を電動
式動力舵取装置以外の装置の一般の減速機に適用するこ
とができる等、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更
を施すことができる。
填割合でそれぞれ充填して用いる実施例1〜5と、同じ
石けん系グリースに緩衝材を添加しないで用いる比較例
1に関して、電動式動力舵取装置の実機にて騒音テスト
を実施したところ、下記の試験結果を得た。なお、ウォ
ーム軸のバックラッシは通常(1〜2’)よりも少し多
めの4’に設定して試験を実施した。
0で平均粒径3μmの直鎖型PEを含むポリエチレン系
ワックス試験結果(図3参照) 比較例1(添加量0重量%) :50dB 実施例1(添加量1重量%) :49dB 実施例2(添加量3重量%) :47dB 実施例3(添加量5重量%) :46dB 実施例4(添加量10重量%):45dB 実施例5(添加量15重量%):45dB 以上のように、何れの実施例1〜5においても騒音レベ
ルを低下させることが実証された。特に、添加量が3重
量%以上であれば、比較例1に比較して3デシベル以上
の騒音低減効果を得ることができることが判明した。ま
た、添加量が10重量%を超えて充填しても騒音レベル
にあまり変化がないことが判明した。この観点から、緩
衝材の添加量を3〜10重量%に設定することが好まし
く、特に3〜5重量%の範囲であれば、実用上、十分な
騒音レベルを実現できることが判明した。
要部の断面図である。
ベルの関係を示すグラフ図である。
0)
粘度が10〜500mm2 /s(40°C)の範囲の潤
滑油を用いることができ、合成炭化水素油(例えばポリ
αオレフィン油)が好ましく使用されるが、その他、鉱
油、シリコーン油、フッ素系合成油等を用いることがで
きる。必要に応じて、固体潤滑剤(二硫化モリブデン、
グラファイト、PTFE)、リン系や硫黄系の化合物等
の極圧添加剤、トリブチルフェノール、トリメチルフェ
ノール等の酸化防止剤等を添加剤として添加しても良
い。
Claims (7)
- 【請求項1】ウォーム及びウォームホイールを含む減速
機において、前記ウォームとウォームホイールの噛み合
い部分を少なくとも含む領域に、平均粒径0.1〜50
μmの緩衝材を含む潤滑剤が充填されることを特徴とす
る減速機。 - 【請求項2】請求項1に記載の減速機おいて、前記潤滑
剤に占める緩衝材の充填割合が0.1〜30重量%であ
ることを特徴とする減速機。 - 【請求項3】請求項1に記載の減速機において、前記潤
滑剤に占める緩衝材の充填割合は3〜10重量%である
ことを特徴とする減速機。 - 【請求項4】請求項1,2又は3に記載の減速機におい
て、前記緩衝材は平均分子量1000〜20000の合
成樹脂を含むことを特徴とする減速機。 - 【請求項5】請求項1,2又は3に記載の減速機におい
て、前記緩衝材は合成ゴムを含むことを特徴とする減速
機。 - 【請求項6】請求項1ないし5の何れか一つに記載の減
速機において、前記緩衝材は自己潤滑性を持つことを特
徴とする減速機。 - 【請求項7】操舵補助用の電動モータの回転を請求項1
ないし6の何れか一つに記載の減速機を介して減速する
ことを特徴とする電動式動力舵取装置。
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JP2002010358A JP3847171B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 減速機及びこれを備える電動式動力舵取装置 |
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Publications (2)
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-
2002
- 2002-01-18 JP JP2002010358A patent/JP3847171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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