JP2003214351A - 両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御方法及び装置 - Google Patents

両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御方法及び装置

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JP2003214351A JP2002011240A JP2002011240A JP2003214351A JP 2003214351 A JP2003214351 A JP 2003214351A JP 2002011240 A JP2002011240 A JP 2002011240A JP 2002011240 A JP2002011240 A JP 2002011240A JP 2003214351 A JP2003214351 A JP 2003214351A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御、
圧力・位置制御も可能な圧力・流量制御方法及び装置を
提供。 【解決手段】 両方向可変吐出量制御において、圧力指
令22、圧力フィードバック信号26、流量指令31、
流量フィードバック信号33を方向別にプラスマイナス
に分け方向性を電気的に特定し、指令とフィードバック
信号を比較・補償された圧力偏差量35と流量偏差量3
6とを比較し、偏差量37を選択し、圧力偏差量が選択
された時は圧力フィードバック制御、流量偏差量が選択
された時は流量フィードバック制御を行う。かつ、圧力
指令と速度指令のプラスマイナス及び圧力偏差量、流量
偏差量の大小により、偏差量零を含む選択をする。さら
に、リニアスケール41等から位置フィードバック信号
47を取り出し、選択的に圧力・流量フィードバック制
御、圧力・位置フィードバック制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方の吐出口か
らアクチュエータを一方向に作動させ、他方の吐出口か
らアクチュエータを反対方向に作動させるための流体を
選択的に吐出可能にされたポンプの可変吐出量制御装置
の制御方法及び装置に関する。特に、ポンプから吐出さ
れる流量を流量指令により制御する流量制御系と、吐出
圧力を圧力指令により制御する圧力制御系とを備えた両
方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成型機の射出成形工程では、
閉じられた金型に射出ノズルを介して射出材料である樹
脂を加熱押し込み保圧成形する。射出開始時はスプル部
に低圧で樹脂が送られる。さらに樹脂供給時にはノズル
の抵抗による中圧力で樹脂が金型内に送り込まれる。さ
らに、金型内に樹脂が充満すると樹脂圧を上昇させ、所
定圧力で保圧し均質な成形品を得る。この樹脂の押し込
みを油圧シリンダ(射出シリンダ)で行う場合は、低
圧、中圧力では樹脂の量を制御するための所定速度(流
量)で制御される。保圧時には樹脂の圧力を制御するた
め所定圧力で制御される。樹脂の押し込み速度、保圧
力、速度から保圧のタイミングの精度は樹脂の精度に大
きく影響を与える。従って、この一連の射出工程におい
て、例えば、特許第3171473号や、第28112
00号公報では、可変容量形ポンプを用い圧力及び流量
フィードバック制御回路を構成して精度を上げ、さらに
自動的に流量から圧力フィードバック制御へ選択して射
出シリンダを流量制御から圧力制御へ自動的に変換制御
するものが開示されている。この切換方法は、射出圧力
を測定する圧力検出器と保圧時の射出圧力を決める圧力
指令との間の圧力偏差量を計算し、射出速度を測定する
流量検出出力と射出速度を決める流量指令との間の流量
偏差量を計算し、圧力偏差量と流量偏差量とを比較して
小さい方を選択してフィードバック制御を行うことによ
り切り換えている。
【0003】例えば、圧力指令値を保圧力、流量指令値
を押し込み速度として設定すると、まず射出開始時の低
圧では圧力の高い圧力指令値と低い圧力検出器の圧力偏
差量はプラスで大きな値となる。一方、抵抗がないの
で、流量指令値に応じた流量が供給され流量指令値と流
量検出値との流量偏差量は小さい。従って、流量偏差量
が選択され油圧ポンプは流量フィードバック制御され
る。樹脂が充填され圧力が上昇すると、速度が遅くな
り、流量偏差量が大きくなり、圧力偏差量が小さくなる
ので、圧力フィードバック制御される。このようにし
て、指令値を適宜に設定することにより流量フィードバ
ック制御から圧力フィードバック制御への自動切換を行
っている。さらに、切換時、スタート時等の種々の条件
でのオーバーシュート防止や制御の安定性を得るために
偏差量を補償するための補償回路を選択可能としたり、
比例、積分、微分等の増幅器を並列にしたり、非線形に
するものが開示されている。かかる流量・圧力制御は、
射出成形機の他プレス機や産業機械に応用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、可変ポンプの可
変構造は、斜板や斜軸式の傾転角を変化させるものや、
固定容量ポンプを駆動するAC、DCサーボモータ、イ
ンダクションモータ等をサーボあるいはインバータ制御
するものが用いられている。ところで、これら可変ポン
プは一方向吐出のみでなく、例えば特開平9−1743
00号公報の可変ポンプはインバータ制御によりモータ
を両回転方向に制御するものが開示され、これにより、
ポンプの吐出方向を変えて方向切替弁を設けることなく
シリンダの前後進させるものが開示されている。しか
し、かかる一方の吐出口からアクチュエータを一方向に
作動させ、他方の吐出口からアクチュエータを反対方向
に作動させるための流体を選択的に吐出可能にされた両
方向可変吐出形ポンプの可変吐出量制御装置について前
述した流量・圧力制御装置を適用したものはなかった。
【0005】また、プレス機等においては、例えば、流
量・圧力制御の他、位置・圧力制御がのぞまれる場合が
ある。例えば、圧入プレスにおいては、圧入開始端手前
までは高速に移動を行い、一方圧入開始端に当接する際
の速度は低速とする流量制御を行い加工時間を短縮する
とともに、その後圧入深さまで位置決め制御を行う。こ
の際に圧入部品の形状異常等による圧入異常が発生した
場合、位置の制御しか行っていなければ、異常圧に関係
なく、圧入深さまで位置決めを行うように制御され、異
常圧を発生しても位置決めを行い続けてしまう。これを
防止するため、位置のみでなく、圧力も制御する位置・
圧力制御を行う必要がある。また、圧入圧力は製品毎に
異なるため、製品にあわせてその上限圧力は任意に可変
できることが望まれる。又、同様に鍛造成形プレスにお
いては、高速送りで圧力・流量制御を行い、下死点制御
においては位置・圧力制御が要求される。
【0006】本発明の課題は、上記問題点に鑑みて、両
方向可変吐出形ポンプの圧力フィードバック制御及び流
量フィードバック制御を可能とし、さらに、圧力及び流
量フィードバック制御の選択を自動的に行える圧力・流
量制御方法及び装置を提供することである。さらに、位
置フィードバック制御も可能にし、圧力及び位置フィー
ドバックの選択をも自動的に行える圧力・流量制御方法
及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1の記載の発明においては、一方の吐出
口からアクチュエータを一方向に作動させ、他方の吐出
口からアクチュエータを反対方向に作動させるための流
体を選択的に吐出可能にされたポンプの可変吐出量制御
装置であって、アクチュエータの設定圧力を指示する圧
力指令であって一方向側への圧力指令をプラスとし他方
側の圧力指令をマイナスとして一組の圧力指令とし、一
方向側の圧力検出信号をプラスとし他方側の圧力検出信
号をマイナスとし圧力指令がプラスの時は圧力検出信号
のプラス側を選択し圧力指令がマイナスの時は圧力検出
信号のマイナス側を選択するようにされた一組の圧力フ
ィードバック信号とし、一方の吐出流量の流量指令をプ
ラスとし他方の吐出流量の流量指令をマイナスとして一
組の流量指令とし、一方の吐出流量の流量検出信号をプ
ラスとし他方の吐出流量の流量検出信号をマイナスとし
て一組の流量フィードバック信号とし、圧力指令と圧力
フィードバック信号を比較・補償された圧力偏差量と、
流量指令と流量フィードバック信号を比較・補償された
流量偏差量とを比較し、偏差量を選択し、可変吐出量制
御装置が圧力偏差量が選択された時は圧力フィードバッ
ク制御が行われ、流量偏差量が選択された時は流量フィ
ードバック制御が行われるようにされており、 a)圧力指令がプラスでかつ速度指令がプラスの時は、
圧力偏差量と流量偏差量とを比較し、符号付で小さい方
の偏差量を選択し、 b)圧力指令がマイナスでかつ速度指令がマイナスの時
は、圧力偏差量と流量偏差量とを比較し、符号付で大き
い方の偏差量を選択し、 c)圧力指令がプラスでかつ速度指令がマイナス、又
は、圧力指令がマイナスでかつ速度指令がプラスの時
は、偏差量を零とし、可変吐出量制御装置を駆動する増
幅器に選択された偏差量を供給するようにした両方向可
変吐出形ポンプの圧力・流量制御方法を提供することに
より上記課題を解決した。
【0008】即ち、両方向での制御をできるだけ共通な
要素で制御するために、一方又は他方に対する指令信
号、検出信号をそれぞれプラス・マイナスに分け方向性
を正負の電気信号に分けることとした。そこで、一方側
の圧力検出信号、流量検出信号、圧力指令、流量指令を
プラス、他方側の圧力検出信号、流量検出信号、圧力指
令、流量指令をマイナスとして一組の出力としたので、
正負でどちらの制御をしているのか電気的に容易に判別
できる。従って、圧力指令と圧力フィードバック信号を
比較・補償された圧力偏差量と、流量指令と流量フィー
ドバック信号を比較・補償された流量偏差量とを比較
し、偏差量を選択し、可変吐出量制御装置が圧力偏差量
が選択された時は圧力フィードバック制御が行われ、前
記流量偏差量が選択された時は流量フィードバック制御
するという従来と同様な制御が両吐出方向に対しそれぞ
れ可能である。
【0009】ところで、上記フィードバック制御におい
てプラス又はマイナスの指令値に対して、フィードバッ
ク信号は必ずしも指令値のプラスマイナスに応じたプラ
スマイナスではなく、種々の状態が生ずる。例えば、ア
ナログ信号の零点のずれやドリフト、人為的な指令値等
の設定ミス、初期設定の為の試験作動時の設定値の不整
合、負荷や外力による逆方向作動等種々の要因により、
指令値がプラス(一方向への作動)に対してフィードバ
ック信号がマイナスになったり、この逆になることがあ
る。この場合に、従来のままでは、暴走、振動、ハンチ
ング等が発生するおそれがある。そこで、本発明のおい
ては、どの方向が制御すべき側なのかを明確にするため
に圧力に関しては、圧力指令がプラスの時は圧力検出信
号のプラス側を選択し、圧力指令がマイナスの時は圧力
検出信号のマイナス側を選択するようにして方向性を特
定した。
【0010】一方、偏差量に関しては、 a)圧力指令がプラスでかつ前記速度指令がプラスの時
は、圧力偏差量と流量偏差量とを比較し、符号付で小さ
い方の偏差量を選択する。これにより、指令値よりフィ
ードバック値が小さい場合は偏差量はプラスとなり、こ
の値が僅かであれば充分制御されており、この値がプラ
ス側により大きければ大きいほど指令値に対し作動が遅
れており制御状態ではない。一方、指令値よりフィード
バック値が大きい場合は偏差量はマイナスとなり、オー
バーシュート気味となる。圧力、流量偏差量が共にプラ
スである場合は偏差量が小さい方が制御されている。一
方、マイナスになる場合は、オーバーシュートされてい
るので、もし絶対値で小さい方をとるとオーバーシュー
ト分が是正されないままとなる。そこで、オーバーシュ
ートを是正するために偏差量を符号付で小さい方とし
た。同様に、逆方向ではマイナス側でフィードバックの
大小を決定する。従って、 b)圧力指令がマイナスでかつ速度指令がマイナスの時
は、圧力偏差量と流量偏差量とを比較し、符号付で大き
い方の偏差量を選択する。
【0011】圧力と流量指令値のプラスマイナスが異な
る場合は、種々の条件を検討しても判定を複雑化するだ
けであるので、本発明においては、 c)圧力指令がプラスでかつ速度指令がマイナス、又
は、圧力指令がマイナスでかつ速度指令がプラスの時
は、偏差量を零とし、可変吐出量制御装置を停止、つま
り吐出量を零とするようにした。圧力と流量指令値のプ
ラスマイナスが異なるような条件では、例え作動させて
も零点が移動している等、作動自体に有効なあるいは意
味のある働きがないのが一般であり停止しても問題はな
い。なお、圧力指令、流量指令が、いずれか、又は両方
が零の場合は、プラス側またはマイナス側のいずれかと
して設定すれば、同様な制御となる。また、いずれかの
指令が零の場合には出力を零としてもよく、適宜設定す
ればよい。
【0012】また、請求項2にかかる発明においては、
両方向可変吐出形ポンプの可変機構は固定ポンプのポン
プ回転数及び回転方向をサーボモータにより変化させる
構造のものとした。かかる構造での流量検出器は請求項
3に示すような、一組の流量フィードバック信号はサー
ボモータの回転数及び回転方向を検出する回転速度検出
器とするのが好ましい。
【0013】また、請求項4にかかる発明においては、
両方向可変吐出形ポンプの可変機構は斜板又は斜軸を傾
転させることにより、ポンプ容量及び吐出方向を可変と
する可変容量形ポンプとした。かかるポンプの流量検出
器は請求項5に示すように一組の流量フィードバック信
号は斜板又は斜軸の傾転角を検出する角度検出器とする
のが好ましい。
【0014】流量検出器は前述した通り、回転速度検出
器や角度検出器でもよいが、かかるポンプサイドでの測
定では、実際のアクチュエータの動きとは同じでない。
従って、測定誤差が大きく、また、分解能も劣る。そこ
で、請求項6の発明においては、一組の流量フィードバ
ック信号はアクチュエータの位置を測定するための位置
検出器であって、位置検出器から速度を算出し、アクチ
ュエータの一方向移動時の速度をプラスとし、反対方向
移動時の速度をマイナスとして換算した一組の流量フィ
ードバック信号として、アクチュエータの動きを流量フ
ィードバック信号とするようにした。
【0015】また、圧力・流量フィードバック制御にさ
らに、圧力・位置フィードバック制御を行いたい。そこ
で、請求項7にかかる発明においては、前述した位置検
出器の一方向側から反対方向側に出力が増加するように
された位置検出信号を位置フィードバック信号とし、位
置指令と流量指令のいずれかを選択する位置流量選択回
路により流量指令が選択されたときに、前述した請求項
1に記載のa)乃至c)の偏差量を選択して可変吐出量
制御装置を制御し、位置指令が選択されたときに、位置
指令と位置フィードバック信号とを比較・補償された位
置偏差量を流量指令に代え、かつ、 d)圧力指令がプラスの時は、圧力偏差量と位置偏差量
を流量指令とした場合の流量偏差量とを比較し、符号付
で小さい方の偏差量を選択し、 e)圧力指令がマイナスの時は、圧力偏差量と位置偏差
量を流量指令とした場合の流量偏差量とを比較し、符号
付で大きい方の偏差量を選択し、可変吐出量制御装置の
増幅器にいずれかの偏差量を供給し圧力又は位置フィー
ドバック制御するようにした両方向可変吐出形ポンプの
圧力・流量制御方法提供する。
【0016】即ち、位置制御においては、位置指令と位
置フィードバック信号との偏差量は実質、速度制御即ち
流量制御と同等の信号となる。そこで、位置偏差量を流
量指令として、流量フィードバック制御部に入力するよ
うにした。これにより、位置フィードバック制御と流量
フィードバック制御を選択可能となる。また、位置指令
フィードバック制御であっても、流量フィードバック制
御の補償値等をそのまま使用するので調整が容易であ
る。
【0017】このように流量(速度)フィードバック制
御系の外側に位置制御系を構成した場合において、指令
位置と現在位置の差である位置偏差の符号、つまり速度
指令と、圧力指令の符号が合わない場合は、それぞれの
指令の符号が異なることから、出力が0となる。位置指
令を与える際には、移動方向、つまり位置偏差の符号が
分かっているため、それに合わせて圧力指令の符号を決
めればよいが、目標位置まで移動しさらに位置がオーバ
ーシュートした場合には、位置偏差の符号は逆になり、
それぞれの指令の符号が異なることから出力が0とな
り、オーバーシュートの補正ができない。オーバーシュ
ートの補正をするためには、指令を与える側で常に現在
位置を認識し、位置偏差の符号を算出し、位置偏差の符
号と圧力指令の符号を合わせる必要があり、指令を与え
る側の装置も複雑になる。そこで本発明においては、圧
力・位置指令の場合は、圧力指令の符号のみによって次
のように設定することとした。 d)圧力指令がプラスの時は、圧力偏差量と位置偏差量
を流量指令とした場合の流量偏差量とを比較し、符号付
で小さい方の偏差量を選択し、 e)圧力指令がマイナスの時は、圧力偏差量と位置偏差
量を流量指令とした場合の流量偏差量とを比較し、符号
付で大きい方の偏差量を選択する。
【0018】これにより、位置指令がプラス方向の場合
は、位置偏差もプラスになり、さらには速度(流量)偏
差量もプラスになるので、圧力指令もプラスとすると、
圧力偏差量と流量偏差量の小さい方が選択されてポンプ
吐出量が制御される。さらに移動して目標位置でオーバ
ーシュートしたとすると今度は位置偏差がマイナス、流
量偏差量もマイナスとなるので、符号付の小さい方であ
る流量偏差量が選ばれて位置を戻すように制御される。
【0019】逆に、位置指令がマイナス方向の場合は、
位置偏差もマイナスになり、さらには速度(流量)偏差
量もマイナスになるので、圧力指令もマイナスとする
と、圧力偏差量と流量偏差量の大きい方が選択されてポ
ンプ吐出量が制御される。さらに移動して目標位置でオ
ーバーシュートしたとすると今度は位置偏差がプラス、
流量偏差量もプラスとなるので、符号付の大きい方であ
る流量偏差量が選ばれて位置を戻すように制御される。
なお、最初から位置指令に対して圧力指令の符号が逆の
場合は、前述したオーバーシュートした場合と同様に、
位置制御が優先される。
【0020】前述した両方向可変吐出形ポンプの圧力・
流量制御方法を実施するためには、次の装置とすればよ
い。即ち、請求項8にかかる発明においては、一方の吐
出口からアクチュエータを一方向に作動させ、他方の吐
出口からアクチュエータを反対方向に作動させるための
流体を選択的に吐出可能にされたポンプの可変吐出量制
御装置と、可変吐出量制御装置を駆動する増幅器と、一
方向側への圧力指令をプラスとし他方側の圧力指令をマ
イナスとして一組の圧力指令とする圧力指令入力手段
と、一方向側の圧力検出信号をプラスとし他方側の圧力
検出信号をマイナスとし圧力指令がプラスの時は圧力検
出信号のプラス側を選択し、圧力指令がマイナスの時は
圧力検出信号のマイナス側を選択するようにされた一組
の圧力フィードバック信号とする信号選択手段と、一方
の吐出流量の流量指令をプラスとし他方の吐出流量の流
量指令をマイナスとして一組の流量指令とする流量指令
入力手段と、一方の吐出流量の流量検出信号をプラスと
し前記他方の吐出流量の流量検出信号をマイナスとして
一組の流量フィードバック信号とする流量検出手段と、
圧力指令と圧力フィードバック信号を比較・補償して圧
力偏差量を出力する圧力比較・補償手段と、流量指令と
前記流量フィードバック信号を比較・補償して流量偏差
量を出力する流量比較・補償手段、圧力偏差量と流量偏
差量を選択する選択手段と、選択手段により選択された
偏差量を増幅器に出力する制御モード選択手段と、を有
し可変吐出量制御装置が圧力又は流量フィードバック制
御を行うようにされており、選択手段は、 a)圧力指令がプラスでかつ流量(速度)指令がプラス
の時は、圧力偏差量と流量偏差量とを比較し符号付で小
さい方の偏差量を選択し、 b)圧力指令がマイナスでかつ流量指令がマイナスの時
は、圧力偏差量と流量偏差量とを比較し符号付で大きい
方の偏差量を選択し、 c)圧力指令がプラスでかつ流量指令がマイナス、又
は、圧力指令がマイナスでかつ流量指令がプラスの時
は、偏差量を零とし、増幅器に偏差量を供給するように
した両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御装置を提
供することにより前述の方法を行える。
【0021】両方向可変吐出形ポンプの可変機構は固定
ポンプのポンプ回転数及び回転方向をサーボモータによ
り変化させる構造のものがよい(請求項9)。また、一
組の流量フィードバック信号はサーボモータの回転数及
び回転方向を検出する回転速度検出器にするのが好まし
い(請求項10)。さらに、両方向可変吐出形ポンプの
可変機構は斜板又は斜軸を傾転させることにより、ポン
プ容量及び吐出方向を可変とする可変容量形ポンプのも
のであってもよい(請求項11)。さらに、斜板、斜軸
形の可変ポンプの一組の流量フィードバック信号は斜板
又は斜軸の傾転角を検出する角度検出器を用いるのが好
ましい(請求項12)。
【0022】一組の流量フィードバック信号はアクチュ
エータの位置を測定するための位置検出器であって、位
置検出器から速度を算出し、アクチュエータの一方向移
動時の速度をプラスとし、反対方向移動時の速度をマイ
ナスとして換算した一組の流量フィードバック信号とす
るのがより好ましい(請求項13)。
【0023】さらに、位置検出器の一方向側から反対方
向側に出力が増加するようにされた位置検出信号をフィ
ードバック信号として出力する位置検出手段と、位置指
令を出力する位置指令入力手段と、位置指令と位置フィ
ードバック信号を比較・補正して位置偏差量を出力する
位置比較・補償手段と、位置指令と流量指令のいずれか
を選択する位置流量選択手段と、位置流量選択手段で流
量指令が選択されたときに位置偏差量出力が遮断され流
量指令が流量比較・補償手段に出力され、位置流量選択
手段で位置指令が選択されたときに流量指令が遮断され
位置偏差量出力が流量比較・補償手段に出力される位置
流量切換手段と、を有し、さらに、位置流量選択手段で
流量指令が選択されたときは、請求項8に記載の選択手
段は、請求項8に記載の前記a)乃至c)の偏差量を選
択し、位置流量選択手段で位置指令が選択されたとき
に、選択手段は、 d)圧力指令がプラスの時は、圧力偏差量と流量偏差量
の符号付で小さい方の偏差量を選択し、 e)圧力指令がマイナスの時は、圧力偏差量と流量偏差
量の符号付で大きい方の偏差量を選択し、 可変吐出量制御装置を駆動する増幅器に偏差量を供給す
ることにより、圧力・流量制御、圧力・位置制御の可能
な両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御装置を提供
するものとなった。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明の第一の実
施の形態を示す油圧回路図、図2はブロック線図であ
る。第一の実施の形態は圧力及び流量フィードバック制
御を行うものである。図1に示すように、作動油を吸入
・吐出する両回転型の固定容量形ピストンポンプ1、ポ
ンプを回転するサーボモータ2、サーボモータの回転方
向及び回転数を検出するエンコーダ3から可変吐出量制
御装置5が構成され、さらに可変吐出量制御装置を駆動
する増幅器4が設けられ、両方向可変吐出形ポンプ10
を構成している。可変吐出量制御装置5はポンプ1の両
側に設けられた一方側の吐出口11から油路13を介し
て油圧シリンダ(アクチュエータ)6のキャップ側6c
に圧油を流入させ一方向(プラス側)に作動、図1では
シリンダロッド6rが出る方向に作用させ、他方の吐出
口12から油路14を介して油圧シリンダのヘッド側6
hに圧油を流入させ反対方向(マイナス側)に作動、図
1ではシリンダロッド6rが引き込む方向に作用させる
ように圧油(流体)を選択的に吐出するようにされてい
る。かかる構成の両方向可変吐出形ポンプは従来の技術
で述べたものと同様であるので詳細は省略する。
【0025】流路13及び14にはそれぞれ一方向側圧
力検出器7、他方側圧力検出器8が設けられている。ポ
ンプ1の一方側の吐出口11から吐出された圧油はシリ
ンダロッド6rを押出し、シリンダヘッド6h側からの
戻り油はポンプの他方側の油路14を通って他方側の吐
出口12からポンプ1に戻される。戻される油量は吐出
される油量より少ないため油タンク15より吸入チェッ
ク弁16を介して不足油が他方側の吐出口12からポン
プ1に補充される。逆に、ポンプ1の他方側の吐出口1
2から吐出された圧油はシリンダロッド6rを引き込
み、シリンダキャップ6c側からの戻り油はポンプの一
方側の油路13を通って一方側の吐出口11からポンプ
1に戻される。戻される油量は吐出される油量より多い
ためパイロットチェック17を押し開き余剰油を油タン
ク15に戻すようにされている。
【0026】かかる油圧回路に対して制御回路は次のよ
うにされる。図2に示すように、一方向側への圧力指令
をプラスとし他方側の圧力指令をマイナスとして一組の
圧力指令22とする圧力指令入力手段21と、一方向側
の圧力検出器7からの圧力検出信号23をプラスとし他
方側の圧力検出器8からの圧力検出信号24をマイナス
として一組の圧力フィードバック信号26とし、圧力指
令22がプラスの時は圧力検出信号のプラス側23を選
択し、圧力指令がマイナスの時は圧力検出信号のマイナ
ス側24を選択するように信号選択手段25とが設けら
れている。圧力フィードバック信号26及び圧力指令信
号22は、圧力比較器27、補償回路(例えば比例積分
回路)28からなる圧力比較・補償手段50により比較
補償され、圧力偏差量35として選択手段29を介して
増幅器4に供給され圧力フィードバック制御による可変
吐出量制御が行われる。
【0027】一方側への吐出流量の流量指令をプラスと
し他方側への吐出流量の流量指令をマイナスとして一組
の流量指令信号31とする流量指令入力手段30と、吐
出流量はエンコーダ3により代理検出され一方側の流量
検出信号をプラスとし他方側の流量検出信号をマイナス
として一組の流量フィードバック信号33とする流量検
出手段32が設けられている。流量フィードバック信号
33と流量指令信号31とは、流量比較器34と補償回
路(例えば比例積分回路)45とからなる流量比較・補
償手段51により比較補償され、流量偏差量36として
選択手段29を介して増幅器4に供給され流量フィード
バック制御による可変吐出量制御が行われる。
【0028】選択手段29は、 a)圧力指令22がプラスでかつ流量(速度)指令31
がプラスの時は、圧力偏差量35と流量偏差量36とを
比較し符号付で小さい方の偏差量37を選択し、 b)圧力指令22がマイナスでかつ流量指令31がマイ
ナスの時は、圧力偏差量35と流量偏差量36とを比較
し符号付で大きい方の偏差量37を選択し、 c)圧力指令22がプラスでかつ流量指令23がマイナ
ス、又は、圧力指令がマイナスでかつ速度指令がプラス
の時は、偏差量37を零とし、増幅器4に偏差量37を
供給するようにされている。圧力指令、および流量指令
が零の場合は、それぞれプラス側の指令として設定して
おり、前記a)と同様となる。従って、圧力指令、流量
指令、圧力偏差量、流量偏差量の組合せにより、圧力又
は流量フィードバック制御のいずれかが選択され可変吐
出量の圧力・流量フィードバック制御が行われる。
【0029】圧力・流量フィードバック制御を両方向側
で行えるので、例えば、前述した射出成型機の射出制御
等において、射出初期は射出速度を制御する流量制御を
行い、樹脂が金型内に充填された後は圧力制御により保
圧を行い、戻り工程で、ピンを引き抜く時に低圧制御
し、ピンと金型とのかじりを防止し、引き抜き後、流量
制御により素早く戻す等の応用が可能となる。さらに、
圧力指令と流量指令とのプラスマイナスが逆の関係の時
は、偏差量37を零としポンプの吐出量を零とするの
で、テストショット時や調整時に設定ミスがあっても、
誤動作の発生を防ぐことができる。
【0030】なお、両方向可変吐出形ポンプの可変機構
はポンプ回転数及び回転方向をサーボモータにより変化
させ、一組の流量フィードバック信号をサーボモータの
回転速度検出器としたが、斜板又は斜軸を傾転させるこ
とにより、ポンプ容量及び吐出方向を可変とする可変容
量形ポンプのものであって、流量フィードバック信号を
斜板又は斜軸の傾転角を検出する角度検出器とすること
もできることはいうまでもない。
【0031】本発明の第二の実施の形態について、説明
する。第二の実施の形態では、第一の実施の形態のもの
にさらに位置フィードバック制御機能を加えたものであ
る。第二の実施の形態の油圧回路図は前述した図1と同
様で、位置検出器であるリニアスケール41を利用する
ようにされている。また、図3は本発明の第二の実施の
形態を示すブロック線図であり、前述したと同様の構成
については同符号を付し説明を省略する。図1におい
て、位置検出器であるリニアスケール41の被検出ロッ
ド42は油圧シリンダ6のロッド6rの先端に取り付け
られ、ロッドの出入りに応じて位置を検出するようにさ
れている。位置検出器の位置検出信号43は一方向側か
ら反対方向側に出力が増加する。即ちロッド6rが伸び
るに従って大きくなるようにされている。リニアスケー
ル41からの位置検出信号43はカウンタ44によりカ
ウントされ速度(流量)検出手段32により速度信号、
即ち流量フィードバック信号33として出力される。流
量フィードバック信号33は、第一の実施の形態と同様
に、比較・補償手段51により流量指令31と比較補償
され流量偏差量36として選択手段29を介して増幅器
4に供給され流量フィードバック制御による可変吐出量
制御が行われる。なお、前述したように、選択手段29
により圧力偏差量が選択された場合は圧力フィードバッ
ク制御による可変吐出量制御が行われる。
【0032】一方、位置検出信号43はカウンタ44に
よりカウントされて位置検出手段46より位置フィード
バック信号47として出力される。位置フィードバック
信号47は位置比較器48、補償手段(例えば比例積
分)49からなる位置比較・補償手段52により、位置
指令手段56から出力される位置指令55と比較補償さ
れ位置偏差量54として位置流量切換手段53に出力さ
れる。本発明においては、流量指令及び位置指令のいず
れかを選択するための位置流量選択手段57が設けられ
ている。位置流量切換手段53は、この位置流量選択手
段57により流量指令が選択されたときに位置偏差量5
4の出力を遮断し流量指令31が流量比較・補償手段5
1に出力され、位置流量選択手段57で位置指令55が
選択されたときは流量指令31が遮断され位置偏差量5
4の出力が流量比較・補償手段51に入力するようにさ
れている。即ち、位置指令が選択されたときは流量指令
31に代えて位置偏差量54が流量比較・補償手段51
に入力される。なお、指令値、検出器等の零点やスパン
(ゲイン)を調整する調整器や、検出信号等をモニタす
るためのモニタ回路、その他の補償回路が適宜設けられ
るのはいうまでもない。また、符号60は応答性を増す
ために追加した回路である。
【0033】圧力・流量制御に加え圧力・位置制御を可
能とするには、単に、選択手段29に圧力偏差量、流量
偏差量、位置偏差量を入力しそれぞれ選択するようにし
てもよい。しかし、位置フィードバックにおいては結果
として速度(流量)制御となり、速度(流量)指令と同
等信号となる。従って、本発明のように流量指令に代え
て位置偏差量を与えるようにして制御すれば、調整も容
易であり、応答性、位置決め精度等が良好となる。
【0034】圧力・流量制御においては、圧力信号と流
量信号とのプラスマイナスを判定したが、位置流量制御
においては、選択手段29は、 d)圧力指令がプラスの時は、圧力偏差量と流量偏差量
の符号付で小さい方の偏差量を選択し、 e)圧力指令がマイナスの時は、圧力偏差量と流量偏差
量の符号付で大きい方の偏差量を選択するようにされて
いる。これにより、圧力・流量制御、圧力・位置制御が
選択的に可能な両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制
御ができる。例えば、圧入プレスや鍛造成形プレスに利
用できるものとなった。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
両方向可変吐出量制御において、圧力指令、圧力フィー
ドバック信号、流量指令、流量フィードバック信号を方
向別にプラスマイナスに分け方向性を電気的に特定し、
圧力指令と圧力フィードバック信号を比較・補償された
圧力偏差量と、流量指令と流量フィードバック信号を比
較・補償された流量偏差量とを比較し、偏差量を選択
し、可変吐出量制御装置が圧力偏差量が選択された時は
圧力フィードバック制御が行われ、流量偏差量が選択さ
れた時は流量フィードバック制御が行われるようして、
かつ、圧力指令と速度指令のプラスマイナス及び圧力偏
差量、流量偏差量の大小により、偏差量零を含む選択で
きるようにしたので、両方向可変吐出形ポンプの圧力フ
ィードバック制御又は流量フィードバック制御を可能と
し、さらに、圧力及び流量フィードバック制御の選択を
自動的に行え、また、偏差量零とすることができるの
で、振動、ハンチング、オーバーシュートの少ない圧力
・流量制御方法及び装置を提供するものとなった。ま
た、装置も複雑でなく制御も容易なものとなった。
【0036】また、サーボモータの回転検出器や、斜板
や斜軸の角度検出器を流量フィードバックとして用いる
ので従来の両方向可変吐出形ポンプに容易に適用でき
る。
【0037】さらに、リニアスケール等の位置検出器を
用い、流量フィードバック信号と位置フィードバック信
号を取り出し、選択的に圧力・流量フィードバック制
御、圧力・位置フィードバック制御を行えるようにした
ので、位置フィードバック制御も可能にし、圧力及び位
置フィードバックの選択をも自動的に行える圧力・流量
制御方法及び装置を提供するものとなった。さらに、位
置フィードバック制御の場合は、圧力指令のみで偏差量
を判断し、流量フィードバック制御での流量指令値に代
えて位置指令と位置フィードバック指令との比較・補償
された位置偏差量を指令値として入力するようにしたの
で、制御が容易で応答性が良く、制御回路も簡単なもの
となった。また、回転検出器や角度検出器等の信号をマ
イナーループとして用いることもできるので、より応答
性、精度を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す油圧回路図で
ある。
【図2】本発明の第一及び第二の実施の形態を示すブロ
ック線図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示すブロック線図
である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 サーボモータ 3、41 流量検出手段、回転速度検出器、角度検出
器、位置検出器、位置検出 4 増幅器 5 可変吐出量制御装置 6 アクチュエータ 7、8 圧力検出器 10 両方向可変吐出形ポンプ 11 一方の吐出口 12 他方の吐出口 21 圧力指令入力手段 22 圧力指令 23、24 圧力検出信号 25 信号選択手段 26 圧力フィードバック信号 29 選択手段、制御モード選択手段 30 流量指令入力手段 31 流量指令 32 流量(速度)検出手段 33 流量フィードバック信号 35 圧力偏差量 36 流量偏差量 37 偏差量 43 位置検出信号 47 位置フィードバック信号 50 圧力比較・補償手段 51 流量比較・補償手段 52 位置比較・補償手段 53 位置流量選択手段 54 位置偏差量 55 位置指令 56 位置指令入力手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の吐出口からアクチュエータを一方
    向に作動させ、他方の吐出口からアクチュエータを反対
    方向に作動させるための流体を選択的に吐出可能にされ
    たポンプの可変吐出量制御装置であって、前記アクチュ
    エータの設定圧力を指示する圧力指令であって前記一方
    向側への圧力指令をプラスとし前記他方側の圧力指令を
    マイナスとして一組の圧力指令とし、前記一方向側の圧
    力検出信号をプラスとし前記他方側の圧力検出信号をマ
    イナスとし前記圧力指令がプラスの時は前記圧力検出信
    号のプラス側を選択し前記圧力指令がマイナスの時は前
    記圧力検出信号のマイナス側を選択するようにされた一
    組の圧力フィードバック信号とし、前記一方の吐出流量
    の流量指令をプラスとし前記他方の吐出流量の流量指令
    をマイナスとして一組の流量指令とし、前記一方の吐出
    流量の流量検出信号をプラスとし前記他方の吐出流量の
    流量検出信号をマイナスとして一組の流量フィードバッ
    ク信号とし、前記圧力指令と前記圧力フィードバック信
    号を比較・補償された圧力偏差量と、前記流量指令と前
    記流量フィードバック信号を比較・補償された流量偏差
    量とを比較し、偏差量を選択し、前記可変吐出量制御装
    置が前記圧力偏差量が選択された時は圧力フィードバッ
    ク制御が行われ、前記流量偏差量が選択された時は流量
    フィードバック制御が行われるようにされており、 a)前記圧力指令がプラスでかつ前記速度指令がプラス
    の時は、前記圧力偏差量と前記流量偏差量とを比較し、
    符号付で小さい方の偏差量を選択し、 b)前記圧力指令がマイナスでかつ前記速度指令がマイ
    ナスの時は、前記圧力偏差量と前記流量偏差量とを比較
    し、符号付で大きい方の偏差量を選択し、 c)前記圧力指令がプラスでかつ前記速度指令がマイナ
    ス、又は、前記圧力指令がマイナスでかつ前記速度指令
    がプラスの時は、偏差量を零とし、前記可変吐出量制御
    装置を駆動する増幅器に前記選択された偏差量を供給す
    るようにしたことを特徴とする両方向可変吐出形ポンプ
    の圧力・流量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記両方向可変吐出形ポンプの可変機構
    は固定ポンプのポンプ回転数及び回転方向をサーボモー
    タにより変化させる構造のものであることを特徴とする
    請求項1記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記一組の流量フィードバック信号は請
    求項2に記載の前記サーボモータの回転数及び回転方向
    を検出する回転速度検出器であることを特徴とする請求
    項2に記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の前記両方向可変吐出形
    ポンプの可変機構は斜板又は斜軸を傾転させることによ
    り、ポンプ容量及び吐出方向を可変とする可変容量形ポ
    ンプであることを特徴とする請求項1記載の両方向可変
    吐出形ポンプの圧力・流量制御方法。
  5. 【請求項5】 前記一組の流量フィードバック信号は請
    求項4に記載の前記斜板又は斜軸の傾転角を検出する角
    度検出器であることを特徴とする請求項4記載の両方向
    可変吐出形ポンプの圧力・流量制御方法。
  6. 【請求項6】 前記一組の流量フィードバック信号はア
    クチュエータの位置を測定するための位置検出器であっ
    て、前記位置検出器から速度を算出し、前記アクチュエ
    ータの一方向移動時の速度をプラスとし、前記反対方向
    移動時の速度をマイナスとして換算した一組の流量フィ
    ードバック信号であることを特徴とする請求項1又は2
    又は4に記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制
    御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の前記位置検出器の前記
    一方向側から前記反対方向側に出力が増加するようにさ
    れた位置検出信号を位置フィードバック信号とし、位置
    指令と前記流量指令のいずれかを選択する位置流量選択
    回路により流量指令が選択されたときに、請求項1に記
    載の前記a)乃至c)の偏差量を選択して前記可変吐出
    量制御装置を制御し、位置指令が選択されたときに、前
    記位置指令と前記位置フィードバック信号とを比較・補
    償された位置偏差量を前記流量指令に代え、かつ、前記
    圧力指令がプラスの時は前記圧力検出信号のプラス側を
    選択し、前記圧力指令がマイナスの時は前記圧力検出信
    号のマイナス側を選択し、 d)前記圧力指令がプラスの時は、前記圧力偏差量と前
    記位置偏差量を流量指令とした場合の流量偏差量とを比
    較し、符号付で小さい方の偏差量を選択し、 e)前記圧力指令がマイナスの時は、前記圧力偏差量と
    前記位置偏差量を流量指令とした場合の前記流量偏差量
    とを比較し、符号付で大きい方の偏差量を選択し、前記
    可変吐出量制御装置の増幅器に前記いずれかの偏差量を
    供給し圧力又は位置フィードバック制御するようにした
    ことを特徴とする請求項6に記載の両方向可変吐出形ポ
    ンプの圧力・流量制御方法。
  8. 【請求項8】 一方の吐出口からアクチュエータを一方
    向に作動させ、他方の吐出口からアクチュエータを反対
    方向に作動させるための流体を選択的に吐出可能にされ
    たポンプの可変吐出量制御装置と、前記可変吐出量制御
    装置を駆動する増幅器と、前記一方向側への圧力指令を
    プラスとし前記他方側の圧力指令をマイナスとして一組
    の圧力指令とする圧力指令入力手段と、前記一方向側の
    圧力検出信号をプラスとし前記他方側の圧力検出信号を
    マイナスとし前記圧力指令がプラスの時は前記圧力検出
    信号のプラス側を選択し前記圧力指令がマイナスの時は
    前記圧力検出信号のマイナス側を選択するようにされた
    一組の圧力フィードバック信号とする信号選択手段と、
    前記一方の吐出流量の流量指令をプラスとし前記他方の
    吐出流量の流量指令をマイナスとして一組の流量指令と
    する流量指令入力手段と、前記一方の吐出流量の流量検
    出信号をプラスとし前記他方の吐出流量の流量検出信号
    をマイナスとして一組の流量フィードバック信号とする
    流量検出手段と、前記圧力指令と前記圧力フィードバッ
    ク信号を比較・補償して圧力偏差量を出力する圧力比較
    ・補償手段と、前記流量指令と前記流量フィードバック
    信号を比較・補償して流量偏差量を出力する流量比較・
    補償手段、前記圧力偏差量と前記流量偏差量を選択する
    選択手段と、前記選択手段により選択された偏差量を前
    記増幅器に出力する制御モード選択手段と、を有し前記
    可変吐出量制御装置が圧力又は流量フィードバック制御
    を行うようにされており、前記選択手段は、 a)前記圧力指令がプラスでかつ前記速度指令がプラス
    の時は、前記圧力偏差量と前記流量偏差量とを比較し符
    号付で小さい方の偏差量を選択し、 b)前記圧力指令がマイナスでかつ前記速度指令がマイ
    ナスの時は、前記圧力偏差量と前記流量偏差量とを比較
    し符号付で大きい方の偏差量を選択し、 c)前記圧力指令がプラスでかつ前記速度指令がマイナ
    ス、又は、前記圧力指令がマイナスでかつ前記速度指令
    がプラスの時は、偏差量を零とし、前記増幅器に前記偏
    差量を供給するようにされていることを特徴とする両方
    向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御装置。
  9. 【請求項9】 前記両方向可変吐出形ポンプの可変機構
    は固定ポンプのポンプ回転数及び回転方向をサーボモー
    タにより変化させる構造のものであることを特徴とする
    請求項8記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制
    御装置。
  10. 【請求項10】 前記一組の流量フィードバック信号は
    請求項9に記載の前記サーボモータの回転数及び回転方
    向を検出する回転速度検出器であることを特徴とする請
    求項9に記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制
    御装置。
  11. 【請求項11】 前記両方向可変吐出形ポンプの可変機
    構は斜板又は斜軸を傾転させることにより、ポンプ容量
    及び吐出方向を可変とする可変容量形ポンプであること
    を特徴とする請求項8記載の両方向可変吐出形ポンプの
    圧力・流量制御装置。
  12. 【請求項12】 前記一組の流量フィードバック信号は
    請求項11に記載の前記斜板又は斜軸の傾転角を検出す
    る角度検出器であることを特徴とする請求項11記載の
    両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制御装置。
  13. 【請求項13】 前記一組の流量フィードバック信号は
    アクチュエータの位置を測定するための位置検出器であ
    って、前記位置検出器から速度を算出し、前記アクチュ
    エータの一方向移動時の速度をプラスとし、前記反対方
    向移動時の速度をマイナスとして換算した一組の流量フ
    ィードバック信号であることを特徴とする請求項8又は
    9又は11に記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流
    量装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の前記位置検出器の
    前記一方向側から前記反対方向側に出力が増加するよう
    にされた位置検出信号をフィードバック信号として出力
    する位置検出手段と、位置指令を出力する位置指令入力
    手段と、前記位置指令と前記位置フィードバック信号を
    比較・補正して位置偏差量を出力する位置比較・補償手
    段と、前記位置指令と前記流量指令のいずれかを選択す
    る位置流量選択手段と、前記位置流量選択手段で流量指
    令が選択されたときに前記位置偏差量出力が遮断され流
    量指令が前記流量比較・補償手段に出力され、前記位置
    流量選択手段で位置指令が選択されたときに流量指令が
    遮断され前記位置偏差量出力が前記流量比較・補償手段
    に出力される位置流量切換手段と、を有し、さらに、前
    記位置流量選択手段で流量指令が選択されたときは、請
    求項8に記載の前記選択手段は、請求項8に記載の前記
    a)乃至d)の偏差量を選択し、前記位置流量選択手段
    で位置指令が選択されたときに、前記選択手段は、 d)前記圧力指令がプラスの時は、前記圧力偏差量と前
    記流量偏差量の符号付で小さい方の偏差量を選択し、 e)前記圧力指令がマイナスの時は、前記圧力偏差量と
    前記流量偏差量の符号付で大きい方の偏差量を選択し、
    前記可変吐出量制御装置を駆動する前記増幅器に前記偏
    差量を供給するようにされていることを特徴とする請求
    項13に記載の両方向可変吐出形ポンプの圧力・流量制
    御装置。
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