JP2003214224A - 電子制御スロットル式エンジンの制御装置 - Google Patents

電子制御スロットル式エンジンの制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルセンサの温度特性に起因して発生
するスロットル弁の機械的開度と開度指示値との間のず
れを解消し、制御性の悪化を防止する。 【解決手段】 アイドル時の吸入空気量GAとISC流
量ISCGAとの差を空気量ずれ量DGA2として算出
し(S203)、空気量ずれ量学習値DGAと空気量ず
れ量DGA2との差が設定範囲内にあるか否かを判定し
(S204,S205)、その判定結果に応じて開度補
正値QADJを増加・減少・保持する(S206、S2
07、S208)。そして、目標スロットル開度にIS
C開度と開度補正値QADJとを加算して最終的な目標
スロットル開度とする。これにより、スロットルセンサ
の温度特性に起因するスロットル弁の機械的開度と開度
指示値との間のずれを解消し、温度条件が変化した場合
においても、目標回転数への収束性を向上し、また回転
安定性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットルセンサ
の温度特性に起因するスロットル弁の機械的開度と開度
指示値との間のずれを解消する電子制御スロットル式エ
ンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクセルペダルとスロットル弁とがケー
ブル等で機械的に連結された従来のエンジン制御系にお
いては、アクセルペダルの踏み込み量に応じて定まるス
ロットル開度での吸入空気量或いは吸気管圧力を測定
し、この吸入空気量或いは吸気管圧力に基づいて燃料噴
射量や点火時期を設定することにより、燃料噴射制御や
点火時期制御等のエンジン制御を行なうようになってい
る。
【0003】これに対し、最近では、車両の運転操作を
電気的に検出して走行制御を行なう、いわゆるドライブ
バイワイヤの制御システムが開発されている。このドラ
イブバイワイヤによるエンジン制御システムでは、例え
ば特開平11−36954号公報等に開示されているよ
うに、モータ等により開閉駆動される電子制御式スロッ
トル弁を採用しており、スロットル弁の開度が目標開度
となるようフィードバック制御する。このとき、スロッ
トル弁の開度は、スロットル弁を基準位置に位置させた
ときのスロットルセンサの出力値を学習し、その学習値
に基づいて検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、センサ出力は温度に依存して変化するため、スロッ
トル弁の基準位置を学習しても、温度が変化すると、ス
ロットルセンサの出力に基づくスロットル開度と実際の
機械的開度とが一致しなくなる。
【0005】特に、全閉点付近でスロットル弁を制御す
るアイドル運転時には、図5に示すように、スロットル
センサの温度特性に起因して、目標開度と機械的な実開
度との間に生じた開度ずれにより、同一の開度指示値で
アイドル運転に必要な同一の空気量を与えようとして
も、実際の空気量が過大となって目標回転数への収束性
が悪化したり、逆に空気量が不足して目標回転数に達せ
ず、回転落ちが発生してエンジン回転が不安定になると
いった問題が発生する。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、スロットルセンサの温度特性に起因して発生するス
ロットル弁の機械的開度と開度指示値との間のずれを解
消し、制御性の悪化を防止することのできる電子制御ス
ロットル式エンジンの制御装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、スロットル弁の開度を検出
するスロットルセンサからの信号に基づいて、上記スロ
ットル弁の開度が開度指示値に一致するようアクチュエ
ータを介して上記スロットル弁を開閉制御する電子制御
スロットル式エンジンの制御装置であって、アイドル運
転状態で上記スロットル弁を通過する実空気量と上記ス
ロットル弁の開度指示値を与える空気量との間のずれ量
を学習する手段と、上記ずれ量の学習値と現在のずれ量
との差に基づいて、上記スロットル弁の開度指示値を補
正する開度補正値を算出する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記ずれ量の学習値と現在のずれ量との差
が設定範囲内になるよう、上記開度補正値を漸次的に増
減することを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明は、アイド
ル運転状態でスロットル弁を通過する実空気量とスロッ
トル弁の開度指示値を与える空気量との間のずれ量を学
習し、このずれ量の学習値と現在のずれ量との差に基づ
いて、スロットル弁の開度指示値を補正することで、ス
ロットルセンサの温度特性に起因するスロットル弁の機
械的開度と開度指示値との間をずれを解消し、制御性の
悪化を防止する。
【0010】その際、開度補正値は、請求項2記載の発
明のように、ずれ量の学習値と現在のずれ量との差が設
定範囲内になるように漸次的に増減することが望まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形
態に係わり、図1は電子制御スロットルシステムの概略
構成図、図2はISC学習ルーチンのフローチャート、
図3はスロットル開度制御ルーチンのフローチャート、
図4はスロットル開度の補正を示すタイムチャートであ
る。
【0012】図1において、符号1はエンジンであり、
このエンジン1の吸気ポートにインジェクタ3が介装さ
れ、吸気ポートの上流側に、この吸気ポートに連通する
吸気通路2を形成するスロットルボディ4が配設されて
いる。スロットルボディ4には、スロットル弁5が介装
され、このスロットル弁5が電子制御ユニット(EC
U)100によって駆動制御されるアクチュエータとし
てのモータ(本形態においては、直流モータ)6にギヤ
7を介して連設されている。また、スロットルボディ4
の上流側には、吸入空気量センサ8が介装されている。
【0013】スロットル弁5は、モータ6が非通電のと
き、オープナストッパ9に当接するようにリターンスプ
リング10aによって付勢されており、オープナストッ
パ9でのスロットル開度が万一の場合の退避走行を可能
とするリンプホーム開度を与える。また、スロットル弁
5がオープナスプリング10bの付勢力に抗してモータ
6により閉側に制御されたときの全閉位置は、全閉スト
ッパ11によって規制される。尚、図においては、スロ
ットル弁5の位置を、上下方向の動きで模式的に示して
いる。
【0014】ECU100は、メイン及びサブの2つの
マイクロコンピュータ101,102(以下、メインマ
イコン101、サブマイコン102と記載する)を備え
ている。メインマイコン101とサブマイコン102と
は、互いの通信インターフェイスを介して双方向通信可
能であり、主としてメインマイコン101で燃料噴射制
御や点火時期制御等のエンジン制御を分担し、サブマイ
コン102でモータ6の駆動制御(スロットル制御)を
分担する。
【0015】このため、メインマイコン101には、ア
クセルペダル12の踏込み量を検出する2系統のアクセ
ルセンサ13,13、及びスロットル弁5の開度を検出
する2系統のスロットルセンサ14,14からの信号が
入力されると共に、吸入空気量センサ8、クランク角セ
ンサ15、冷却水温センサ16、その他、エンジン運転
状態を検出するための図示しないセンサ類からの信号が
入力され、インジェクタ3からの燃料噴射量や点火時期
等のエンジン制御量を演算する。
【0016】一方、サブマイコン102には、2系統の
アクセルセンサ13,13、及び2系統のスロットルセ
ンサ14,14からの信号が入力されると共に、メイン
マイコン101からのデータが入力され、目標スロット
ル開度と実スロットル開度との偏差に基づいて、モータ
駆動回路103によりモータ6をPWM制御するための
デューティ比を演算する。
【0017】2系統のアクセルセンサ13,13、及び
2系統のスロットルセンサ14,14からの信号は、一
方の系統が通常の制御に使用され、他方の系統が自己診
断に使用される。すなわち、アクセルペダル12の踏込
み量を2重系のアクセルセンサ13,13で検出してE
CU100内部に読込み、ECU100内部のメインマ
イコン101とサブマイコン102とによる2重系で処
理した上で、モータ6を駆動して最適なスロットル開度
に制御すると共に、スロットル弁5の動きを2重系のス
ロットルセンサ14,14で検出してECU100内部
に読込み、正常に動作しているか否かを監視する。
【0018】ECU100内部のメインマイコン101
とサブマイコン102とによる2重系の出力は、一致回
路104を介してモータリレー105に出力される。そ
して、正常時には、この一致回路104の出力によって
モータリレー105が駆動され、バッテリ106から電
源がモータリレー105からモータ駆動回路103を介
してモータ6に供給される。
【0019】ここで、本形態におけるスロットル制御
は、アクセルセンサ13からの信号によるアクセル開度
と、クランク角センサ15からの信号によるエンジン回
転数とからエンジンの要求トルクをマップ参照等により
算出し、この要求トルクを図示しないトラクション制御
ユニット等からの要求に応じて補正して上限規制した
後、要求トルクを発生させるための目標スロットル開度
を、要求トルクとエンジン回転数とからマップ参照等に
より算出する。
【0020】また、エンジン回転数や冷却水温等からア
イドル運転に必要な空気量(ISC流量)を算出し、こ
のISC流量をマップ参照等によりスロットル開度(I
SC開度)に換算する。ISC流量は、周知のように、
冷却水温に基づく基本ISC流量を、目標アイドル回転
数と実エンジン回転数との偏差に基づくフィードバック
補正値、エアコン等の補機類の負荷や電気的負荷を補償
するための負荷補正値、学習値等により補正することで
算出される。
【0021】そして、アクセル開度に基づく目標スロッ
トル開度にISC開度分を加算して最終的な目標スロッ
トル開度を求め、この目標スロットル開度とスロットル
センサ14からの信号による実スロットル開度との偏差
に基づいて、モータ駆動回路103のPWM制御におけ
るデューティ比を演算し、モータ6を駆動してスロット
ル開度のフィードバック制御を行う。
【0022】このようなスロットル制御において、EC
U100では、スロットルセンサ14の温度特性に起因
するスロットル弁5の実際の機械的開度とECU100
から出力されるスロットル弁5の開度指示値との不一致
を解消するため、ISC学習時に、吸入空気量センサ8
で計測したエンジンの吸入空気量、すなわちスロットル
弁5を通過する実空気量と、エンジン運転状態から演算
されるISC空気量、すなわちスロットル弁5の開度指
示値を与える空気量との間のずれ量を学習する。そし
て、このずれ量の学習値を用いて運転状態が変化して温
度条件が変化した場合の開度指示値とエンジンの吸入空
気量との相関を一定に保つことで、空気量が過大となっ
て目標回転数への収束性が悪化したり、逆に空気量が不
足して目標回転数に達せず、回転落ちが発生してエンジ
ン回転が不安定になることを防止する。
【0023】以下、ECU100におけるスロットル制
御に係わる処理について、図2及び図3のフローチャー
トを用いて説明する。
【0024】図2は、所定時間毎に実行されるISC学
習ルーチンを示し、先ず、ステップS101,S102
でアイドル運転時の学習条件が成立するか否かを判定す
る。すなわち、ステップS101で、冷却水温センサ1
6からの信号に基づく冷却水温TWが設定水温TWSE
T以上か否かを調べ、更に、ステップS102で、クラ
ンク角センサ15からの信号に基づく実エンジン回転数
NEと目標アイドル回転数NSETとの偏差の絶対値
NE−NSET が設定値ΔNSET以下か否かを調べ
ることにより、学習条件の成否を判定する。例えば、設
定水温TWSETは、エンジン完全暖機状態を示す冷却
水温値であり、設定値ΔNSETは、目標アイドル回転
数NSETへの収束制御範囲を定める値である。
【0025】そして、ステップS101においてTW<
TWSETであり、エンジン温度が設定温度に達してい
ない場合、或いはステップS102において NE−N
SET >ΔNSETであり、エンジン回転数が目標ア
イドル回転数への制御範囲内に収束していない場合に
は、学習条件不成立と判定してルーチンを抜ける。一
方、ステップS101においてTW≧TWSET、且ス
テップS102において│NE−NSET ≦ΔNSE
Tの場合には、学習条件成立と判定してステップS10
3へ進む。
【0026】ステップS103では、目標アイドル回転
数と実エンジン回転数との偏差に基づくISCフィード
バック補正値IFBが制御目標範囲内の上限を定める第
1の判定値ISET1を越えているか否かを調べる。そ
して、IFB>ISET1の場合には、ステップS10
3からステップS104へ進んで、前回のISC学習値
ILRNn-1に設定値ΔIを加算して今回の学習値IL
RNnに更新し(ILRNn←ILRNn-1+ΔI)、ス
テップS107へ進む。
【0027】一方、ステップS103において、IFB
≦ISET1の場合には、ステップS103からステッ
プS105へ進み、ISCフィードバック補正値IFB
が制御安定範囲内の下限を定める第2の判定値ISET
2より小さいか否かを調べる。そして、IFB≧ISE
T2であり、ISCフィードバック補正値IFBが制御
目標範囲内に収束している場合には、現在の学習値を保
持してステップ107へジャンプし、IFB<ISET
2の場合、ステップS106で、前回のISC学習値I
LRNn-1から設定値ΔIを減算して今回の学習値IL
Rnに更新し(ILRNn←ILRNn-1−ΔI)、ステ
ップS107へ進む。
【0028】ステップS107では、吸入空気量センサ
8で計測したエンジンの吸入空気量GA(スロットル弁
5を通過する実空気量)から、冷却水温に基づく基本I
SC流量を各種補正項で補正して得られるISC流量I
SCGAを減算し、その差分を空気量ずれ量学習値DG
Aとしてメモリにストアしてルーチンを抜ける。空気量
ずれ量学習値DGAは、スロットル弁の機械的な実開度
と制御上の開度指示値と関係を温度変化に対して一定に
保つための学習値であり、後述する図3のスロットル制
御ルーチンにおいて参照される。
【0029】以上の処理によって算出された空気量ずれ
量学習値DGAは、図3のスロットル制御ルーチンにお
いて参照され、スロットルセンサ14の温度特性に起因
して生じるスロットル弁5の機械的開度と開度指示値と
の間のずれを補正するための開度補正値QADJが求め
られる。次に、スロットル制御ルーチンについて説明す
る。
【0030】このスロットル制御ルーチンでは、先ず、
ステップS201で、アクセル開度とエンジン回転数と
に基づいて目標スロットル開度を算出し、ステップS2
02で、冷却水温に基づく基本ISC流量を各種補正項
で補正してISC流量ISCGAを求め、スロットル開
度(ISC開度)に換算する。次いで、ステップS20
3へ進み、吸入空気量センサ8で計測したアイドル運転
時の実吸入空気量GAとISC流量ISCGAとの差
を、空気量ずれ量DGA2として算出する(DGA2←
GA−ISCGA)。
【0031】次に、ステップS204,S205で、先
に学習した空気量ずれ量学習値DGAと現在の空気量ず
れ量DGA2との流量差(DGA−DGA2)が制御目
標となる設定範囲内にあるか否かを調べる。すなわち、
ステップS204で、流量差(DGA−DGA2)が設
定範囲の上限を定める第1の判定値QHより大きいか否
かを調べ、DGA−DGA2≦QHの場合、更に、ステ
ップS205で、流量差(DGA−DGA2)が設定範
囲の下限を定める第2の判定値QLより小さいか否かを
調べる。
【0032】そして、DGA−DGA2>QHの場合に
は、スロットル開度指示値を漸次的に開方向に補正すべ
く、ステップS204からステップS206へ進んで、
開度補正値QADJの前回の値QADJn-1に設定値Δ
Qを加算して今回の値QADJnに更新し(QADJn←
QADJn-1+ΔQ)、DGA−DGA2<QLの場
合、スロットル開度指示値を漸次的に閉方向に補正すべ
く、ステップS204からステップS207へ進んで、
開度補正値QADJの前回の値QADJn-1から設定値
ΔQを減算して今回の値QADJnに更新する(QAD
Jn←QADJn-1−ΔQ)。また、ステップS205で
DGA−DGA2≧QLの場合(すなわち、QL≦DG
A−DGA2≦QHの場合)には、ステップS208
で、開度補正値ADJの前回の値QADJn-1を今回の
値QADJnとして保持する(QADJn←QADJn-
1)。
【0033】そして、以上の各ステップで開度補正値Q
ADJを更新・保持した後、ステップS209へ進み、
目標スロットル開度にISC開度と開度補正値QADJ
とを加算して最終的な目標スロットル開度を求め、ルー
チンを抜ける。すなわち、図4に示すように、ISC学
習条件が成立する安定状態で予め学習しておいたエンジ
ンの吸入空気量GAとISC空気量ISCGAとの差Δ
GA(空気量ずれ量学習値DGA)を用い、運転状態が
変化したときのエンジンの吸入空気量GAとISC空気
量ISCGAとの差が学習値DGAと設定範囲内で一致
するよう補正を行う。
【0034】これにより、スロットルセンサ14の温度
特性に起因するスロットル弁5の機械的開度と開度指示
値との間のずれを解消し、温度条件が変化した場合にお
いても、同一の開度指示値に対して同一の空気量を得る
ことができ、目標回転数への収束性を向上し、また回転
安定性を確保することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ロットルセンサの温度特性に起因して発生するスロット
ル弁の機械的開度と開度指示値との間のずれを解消し、
制御性の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子制御スロットルシステムの概略構成図
【図2】ISC学習ルーチンのフローチャート
【図3】スロットル開度制御ルーチンのフローチャート
【図4】スロットル開度の補正を示すタイムチャート
【図5】スロットルセンサの温度特性に起因する開度ず
れを示す説明図
【符号の説明】
1 エンジン 5 スロットル弁 6 モータ(アクチュエータ) 14 スロットルセンサ 100 電子制御ユニット DGA 空気量ずれ量学習値 DGA2 空気量ずれ量 GA 吸入空気量 ISCGA ISC空気量 QADJ 開度補正値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G065 CA00 DA05 EA03 FA11 FA13 GA05 GA09 GA43 GA46 KA24 KA33 KA36 3G084 BA05 CA03 DA04 EB08 EB12 EB17 EC03 FA10 FA20 3G301 HA01 JA03 KA07 LA03 LC04 NA08 NC01 NC02 ND01 ND25 PA01Z PA11A PA11Z PE08Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁の開度を検出するスロット
    ルセンサからの信号に基づいて、上記スロットル弁の開
    度が開度指示値に一致するようアクチュエータを介して
    上記スロットル弁を開閉制御する電子制御スロットル式
    エンジンの制御装置であって、 アイドル運転状態で上記スロットル弁を通過する実空気
    量と上記スロットル弁の開度指示値を与える空気量との
    間のずれ量を学習する手段と、 上記ずれ量の学習値と現在のずれ量との差に基づいて、
    上記スロットル弁の開度指示値を補正する開度補正値を
    算出する手段とを備えたことを特徴とする電子制御スロ
    ットル式エンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ずれ量の学習値と現在のずれ量との
    差が設定範囲内になるよう、上記開度補正値を漸次的に
    増減することを特徴とする請求項1記載の電子制御スロ
    ットル式エンジンの制御装置。
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