JP2003213010A - ポリアミド樹脂製成形部品 - Google Patents

ポリアミド樹脂製成形部品

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JP2003213010A
JP2003213010A JP2002015222A JP2002015222A JP2003213010A JP 2003213010 A JP2003213010 A JP 2003213010A JP 2002015222 A JP2002015222 A JP 2002015222A JP 2002015222 A JP2002015222 A JP 2002015222A JP 2003213010 A JP2003213010 A JP 2003213010A
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polyamide resin
molded part
resin
hollow container
part made
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JP2002015222A
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Katsuhiko Sugiura
克彦 杉浦
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Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Original Assignee
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の有機溶剤、燃料などを収納する中空容
器に取付けられる継手や蓋体などの成形品であって、中
空容器に収納された物質の蒸散、漏洩などを防止する継
手・蓋体などの成形部品、およびこれら継手・蓋体を取
付けた可燃性液体収納用の中空容器を提供すること。 【解決手段】 第1発明は、(a)結晶化ピーク温度が1
50℃以下か、または結晶化ピーク温度が観測されず、
(b)アミノ末端基量が30μ等量/g以上100μ等量
/g以下のポリアミド樹脂製の継手・蓋体などの成形部
品を要旨とし、第2発明は、第1発明に係る継手や蓋体
などの成形部品を取付けた可燃性液体収納用の中空容器
を要旨とする。 【効果】 上記課題が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド樹脂製
成形部品に関する。さらに詳しくは、各種の有機溶剤、
脂肪族炭化水素系燃料などを収納する樹脂製の中空容器
に取付けられる継手・蓋体などの成形部品、およびこれ
ら継手や蓋体を装備し、有機溶剤、燃料などを収納する
容器から、収納した物質の蒸散・漏洩・減量などを防止
した、可燃性液体を収納するための中空容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、有機溶剤や脂肪族炭化水素系燃料
などを、貯蔵・運搬などの目的で収納する容器またはタ
ンク(以下、単に「容器」と記載する)、例えば、灯油
用や自動車燃料用の樹脂製容器としては、主として高密
度ポリエチレンから製造されたものが多く、特に揮発性
の高いガソリン、特にメタノール、エタノールなどを添
加したガソリンを収納する自動車用燃料容器は、ガソリ
ンの自然蒸散を防止するために、ガソリンバリア性の高
い樹脂層をタンク内壁面に配置して多層構造体とした
り、内壁面をフッ素処理してバリア性を付与したりして
いた。
【0003】近年、特に米国では環境に配慮するため
に、自動車用燃料容器などからの自然蒸散を規制する方
針が明確にされた。上記のように多層構造とされた燃料
容器本体、内壁面をフッ素処理された燃料容器本体など
は、十分なガソリンバリア性を発揮する。これら容器に
装着されているホース、継手部分、タンク開口穴を塞ぐ
ための蓋体などは、従来は容器本体との接着性を発揮さ
せるために、主に容器外壁と同じ材料の高密度ポリエチ
レンが使用されてきた。このため、ホース、継手や蓋体
などは、ガソリンバリア性に乏しいため、自動車用燃料
容器全体としは、ガソリンバリア性に乏しい部材から燃
料の相当量が蒸散してしまうという問題があった。
【0004】これらの継手や蓋体に、ガソリンバリア性
の高い材料を使用することは従来から知られており、例
えば、特開平5−293916号公報には燃料チューブ
成形用材料として、層状珪酸塩を配合したポリアミド樹
脂組成物を使う例が提案されている。しかしながら、層
状珪酸塩を配合した樹脂組成物は熱安定性が悪く、継手
や蓋体を射出成形法によって製造する際に、シリンダー
での滞留時間が長くなると、例えばアンモニウム塩のよ
うな層状珪酸塩の層間化合物(ゲスト化合物)が脱離
し、ポリアミド樹脂組成物との相溶性が悪くなって、層
状珪酸塩が成形品の表面に析出して鮫肌状になったり、
成形品のガソリンバリア性が低下したりする。さらに、
一般的に層状珪酸塩が配合されたポリアミド樹脂組成物
は流動性が低下し、継手部分の微細構造の末端にまで樹
脂を行き渡らせることは難しく、成形品はショートショ
ットになり易い。樹脂組成物の流動性を上げるために樹
脂の粘度を低くすると、成形品の衝撃強度などの機械的
物性が低下するという問題があった。
【0005】また、特開2001−146116号公報
に、ガスバリア性樹脂層とオレフィン系樹脂層とを熱融
着させた燃料容器が提案されており、ガスバリア性樹脂
層として、ポリアミドが挙げられている。しかし、本発
明者の実験によれば、通常のポリアミド6、または芳香
族ポリアミド樹脂などは、オレフィン系樹脂層との接着
強度が弱く、製品の燃料容器は全体として耐衝撃性、引
張伸度などの機械物性が低するという欠点があることが
分った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
にあって、オレフィン系樹脂層との接着強度が高く、機
械的物性が低下しない継手や蓋体などの成形部品を提供
すべく、鋭意検討した結果本発明を完成したものであ
る。すなわち、本発明の目的は次のとおりである。 1.有機溶剤、特に脂肪族炭化水素系燃料のバリア性に
優れた継手・蓋体などの成形部品を提供すること。 2.オレフィン系樹脂製容器の開口部との接着能力を有
する継手・蓋体などの成形部品を提供すること。 3.上記の継手・蓋体などの成形部品を装着した、可燃
性液体収納用の中空容器を提供すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、中空容器に装着されるポリアミド樹脂
製成形部品であって、ポリアミド樹脂が、DSCによる
結晶化ピーク温度がDSCのよる結晶化ピーク温度が1
50℃以下か、または結晶化ピーク温度が観測されない
ものであり、かつポリアミド樹脂のアミノ末端基量が3
0〜100μ当量/gであることを特徴とする、ポリア
ミド樹脂製成形部品を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るポリアミド樹脂製成形部品とは、中空容器
に装着される成形部品であり、各種の有機溶剤、燃料な
どを収納する樹脂製の中空容器の開口部に接合され、収
納物を容器に出し入れするチューブ接続用の継手、およ
び、収納物が開口部から蒸散するのを防止する蓋体など
である。継手は、短い筒状部の先端にフランジ部分が一
体に形成されたものを言い、筒状部は円筒、角筒などい
ずれでもよい。フランジ部分の大きさ、筒状部の大き
さ、長さなどは、中空容器の開口部の大きさに応じて、
適宜選ぶことができる。蓋体は、形状は平板型、落し蓋
型、被せ蓋型などいずれでもよく、接合形態は螺合型、
接着型などいずれでもよく、中空容器の開口部に応じて
適宜変更できる。
【0009】本発明において中空容器とは、液体燃料を
収納する燃料容器であり、具体的には揮発性の有機溶剤
の容器、車両用のガソリン容器、特に、メタノールやエ
タノールなどを添加したガソリンの容器、家屋の暖房用
燃料油を収納する燃料容器などが挙げられ、有機溶媒、
脂肪族炭化水素系燃料などのバリア性を向上させた中空
容器をいう。また、ガスバリア製樹脂層とオレフィン系
樹脂層とを熱融着させた燃料容器、内壁面をフッ素処理
された燃料容器などが挙げられる。
【0010】中空容器の形状、大きさなどは、用途、収
納物品などにより異なり、球形、円盤形、円筒形、角柱
形、これらを組合せた形状などにすることができる。こ
れら中空容器には、中空の内部に液面計または液面セン
サー、温度計または温度センサーなどの付属品を挿入・
固定用の開口部や、収納物品の出し入れ用開口部が複数
個設けられ、これらの開口部に継手・蓋体などの成形品
が取付けられる。複数個の開口部は、その大きさが同一
である必要はなく、それぞれ異なっていてもよい。
【0011】本発明におけるポリアミド樹脂は、(a)D
SCのよる結晶化ピーク温度が150℃以下か、または
結晶化ピーク温度が観測されないものであり、かつ、
(b)アミノ末端基量が30〜100μ当量/gの範囲で
あることが必要である。本発明におけるポリアミド樹脂
は、脂肪族ポリアミド樹脂{以下、単に(A)成分と記載
することがある}と、半芳香族ポリアミド樹脂{以下、
単に(B)成分と記載することがある}とによって構成す
るのが好ましい。
【0012】(a)DSCのよる結晶化ピーク温度は、ポ
リアミド樹脂の結晶化温度の指標となり、ポリアミド樹
脂の結晶化温度は、この樹脂から射出成形法、特にイン
サート成形法によって継手・蓋体などの成形品を製造す
る際の接着強度に影響する。結晶化温度が150℃より
高いと、射出した溶融樹脂がキャビティにあらかじめイ
ンサートしてある接着性樹脂部材と接触した際に、すぐ
に結晶化して十分に接着反応が進まず好ましくないの
で、150℃以下かまたは結晶化ピーク温度が観測され
ない樹脂とする。中でも、DSCのよる結晶化ピーク温
度は好ましくは120℃以下か、または、結晶化ピーク
温度が観測されない程度の結晶性の樹脂が好ましい。
【0013】(b)アミノ末端基量は、ポリアミド樹脂に
含まれる(A)成分、(B)成分それぞれ単独の末端基量には
拘らず、混合した後のポリアミド樹脂組成物についての
値を採用する。(a)アミノ末端基量は30μ当量/g未
満であると、継手・蓋体は、オレフィン系樹脂製の容器
本体と接着する際に、両者の界面に介在させる接着剤と
の接着性が低くなり、実用性に乏しくなり、100μ当
量/gを超えると、樹脂組成物の熱安定性が悪く、着色
したり、ゲル化したり、ヤケが発生したりして、好まし
くない。(a)アミノ末端基量の好ましい範囲は45〜8
5μ当量/gであり、中でも好ましいのは50〜85μ
等量/gである。ポリアミド樹脂の末端基量を調整する
には、例えば、特開平6−57021号公報に示記載さ
れている方法によることができる。
【0014】本発明において脂肪族ポリアミド樹脂{(A)
成分}とは、芳香族環を有しないポリアミド樹脂をい
う。具体的には、(1)環状ラクタムの開環縮合物、(2)脂
肪族ジアミン類と脂肪族ジカルボン酸類の重縮合物、お
よび(3)これらの共重合体が挙げられる。(1)環状ラクタ
ムの開環縮合物としては、ε−カプロラクタムの開環縮
合物であるポリアミド6、ω−ラウロラクタム開環縮合
物であるポリアミド12などが挙げられる。
【0015】上記(2)のポリアミド樹脂は、脂肪族ジア
ミン類と脂肪族ジカルボン酸類との組合せて重縮合させ
ることよって得られる。具体的には、ヘキサメチレンジ
アミンとアジピン酸の重縮合物のポリアミド66、ヘキ
サメチレンジアミンとコハク酸の縮合物のポリアミド4
6などが代表的である。その他の脂肪族ジアミン類とし
ては、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペ
ンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オク
タメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、メタキシ
リレンジアミン、パラキシリレンジアミンなどが挙げら
れる。また、脂肪族ジカルボン酸類としては、コハク
酸、グルタール酸、アジピン酸、β−メチルアジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、デカメチレンジカルボン酸、ダイマー酸などが挙げ
られる。これら脂肪族ジアミン類と脂肪族ジカルボン酸
類とは、それぞれ一種類の組合せであってもよいし、二
種類以上の組合せであってもよい。
【0016】上記(3)環状ラクタムとジカルボン酸類、
ジアミン類を反応させた重縮合物には、例えば、ε−カ
プロラクタムとヘキサメチレンジアミンとアジピン酸を
重縮合させたポリアミド6・66、ε−カプロラクタム
とωーラウロラクタムとを組合せたポリアミド6・1
2、ε−カプロラクタムとヘキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸を組合せたポリアミド6・6Tなどが挙げら
れる。(A)成分として好ましいのは、成形性、成形品の
燃料バリア性、特にアルコール含有燃料のバリア性、モ
ノマー価格、入手の容易さなどの観点から、ε−カプロ
ラクタムの開環成分を主たる繰り返し単位とするポリア
ミドを50重量%以上含む脂肪族ポリアミド樹脂が挙げ
られる。
【0017】本発明において半芳香族ポリアミド樹脂成
分{(B)成分}とは、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミ
ンとの重縮合反応により得られる半芳香族ポリアミド樹
脂をいう。芳香族ジカルボン酸類としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、ビス
(4,4′−カルボキシフェニル)メタン、アントラセ
ンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカル
ボン酸などが挙げられる。脂肪族ジアミン類は、上記
(A)成分を構成するものと同種である。芳香族ジカルボ
ン酸類と脂肪族ジアミン類とは、それぞれ一種類の組合
せであってもよいし、二種類以上の組合せであってもよ
い。
【0018】(B)成分として好ましいのは、成形品の燃
料バリア性、特にアルコール含む燃料のバリア性の観点
から、芳香族ジカルボン酸成分のうち50重量%以上が
イソフタル酸であり、脂肪族ジアミン成分のうち50重
量%以上がヘキサメチレンジアミンよりなるものが好ま
しい。より好ましいのは、イソフタル酸が55重量%以
上のものである。市販品の中には、(B)成分として好適
な商品があり、テレフタル酸、イソフタル酸とヘキサメ
チレンジアミンとからなる半芳香族ポリアミド、例え
ば、三菱エンジニアリングプラスチックス社製のノバミ
ッドX21(商品名)が好ましい。
【0019】(A)成分や(B)成分を製造するには、ジカル
ボン酸類とジアミン類とを、直接反応器に仕込んで重縮
合させる方法、または、あらかじめ所定の脂肪族ジアミ
ンと芳香族ジカルボン酸とを反応させて塩を形成し、こ
れら塩を反応器に仕込んで重縮合させる方法のいずれで
あってもよい。
【0020】本発明におけるポリアミド樹脂は、温度2
50℃、せん断速度91.2sec-1の条件下で測定した
溶融粘度が、400〜4500Pa・sの範囲のものが
好ましい。ポリアミド樹脂は、溶融粘度が低すぎると、
継手・蓋体などの成形品の強度、特に靱性不足となり僅
かの刺激や、組付け時のわずかの過負荷で割れが生じる
ことがあり、好ましくない。また溶融粘度が高すぎる
と、流動性が不足して成形品の微細部分への充填が不足
のショートショットが発生して良品が得られず、ウエル
ド部分の強度が低下して、ウエルド部分からの破壊が発
生し易くなる。中でも好ましいのは、温度250℃、せ
ん断速度91.2sec-1の条件下で測定した溶融粘度が
450〜3000Pa・sであり、より好ましいのは5
50〜1500Pa・sの範囲である。
【0021】本発明に係る継手・蓋体などの成形部品製
造用の原料樹脂は、好ましくは、上記の(A)成分と(B)成
分とを含むポリアミド樹脂であり、(A)成分と(B)成分と
の配合割合は、(a)DSCのよる結晶化ピーク温度、お
よび、(b)アミノ末端基量が上記範囲内にあればよい。
ただし、原料樹脂中に占める(B)成分の配合量が増える
と、原料樹脂の靱性が低下したり、成形品の耐アルコー
ル性特に耐メタノール性に問題が生じたりすることがあ
る。ポリアミド6{(A)成分}と前記ノバミッドX21
{(B)成分}とを組合せるような場合には、(B)成分の配
合割合を5〜60重量%の範囲とするのが好ましい。
(B)成分の割合が60重量%を超えると、結晶化速度が
極端に遅くなり、製品製造時に金型キャビティ中での固
化が遅れ、成形サイクルが異常に長くなる。また、金型
キャビティ中での固化を早めるために金型温度を下げす
ぎると、結晶化度が低くなり寸法変化が大きくなった
り、成形品にソリが発生したりすることがあり、好まし
くない。また、(B)成分の割合が5重量%未満である
と、特にアルコールバリアー性が低下して好ましくな
い。(B)成分の好ましい配合割合は、7〜50重量%の
範囲である。
【0022】上記の(A)成分と(B)成分とを含むポリアミ
ド樹脂は、(A)成分と(B)成分とのペレットをそれぞれを
所定量秤量し、混合してドライブレンド物とし、これを
そのまま成形材料に供することができるし、混合物を一
軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダー
などの混練機で溶融混練し、粒状物としたものであって
もよい。なお、ポリアミド樹脂は酸素存在下で溶融する
と、黄色に変色することがある。また、冷却工程で水冷
すると吸水するので、成形直前に乾燥が必要となり、エ
ネルギー消費の観点から好ましくない。エネルギー消費
の観点からは、ドライブレンド物をそのまま成形材料に
供するのが好ましい。
【0023】上記の(A)成分と(B)成分とを含むポリアミ
ド樹脂には、必要に応じて、各種の樹脂添加剤を、成形
品に悪影響を与えない量で配合することができる。樹脂
添加剤としては、着色剤、熱安定剤、光安定剤、充填
材、紫外線吸収剤、滑剤などが挙げられる。
【0024】上記のポリアミド樹脂から、継手・蓋体な
どのポリアミド樹脂製成形部品の製造法としては、射出
成形法、回転成形法などで直接所定の形状の継手・蓋体
を製造(成形)する方法のほか、まずブロー成形法など
で原形(粗成形品)を製造し、ついでこの原形に切削加
工などを施して所定の形状の成形部品に仕上げる方法、
などによることができる。継手は、まずパイプ状物を異
形押出法で製造し、ついで切削加工、振動融着法などに
よって、フランジ部分を作製することも可能である。成
形品を製造する際の温度条件は、ポリアミド樹脂の融点
や結晶化温度、溶融粘度などにより異なるが、射出成形
法によって製造する場合には、シリンダー温度250〜
300℃、金型温度50〜80℃の範囲で選ぶが好まし
い。
【0025】前記中空容器の開口部に上記の継手・蓋体
などのポリアミド樹脂製成形部品を接合するには、熱板
融着法、振動用着法、超音波ウエルディング法など従来
から知られている方法によることができる。好ましく
は、熱板融着法が挙げられ、この熱板融着法は、中空容
器の開口部と、これに接合する継手・蓋体などの成形部
品双方の接合部分を溶融させた状態で圧着する方法であ
る。この他、中空容器の開口部外面が、ポリエチレンな
どのポリアミド樹脂と接着し難い材料で成形されている
場合には、中空容器の開口部との界面に接着性樹脂を介
在させて接合するのが好ましい。
【0026】本発明で接着性樹脂とは、変性ポリオレフ
ィン系樹脂として知られているものが好適である。変性
ポリオレフィン系樹脂は、基体樹脂となるポリエチレン
などのポリオレフィン系樹脂に、酸無水物をグラフトさ
せたもの、グリシジル基を有する化合物を含ませたもの
などが好適である。中でも好ましいのは、グリシジルメ
タクリレートを共重合させたポリエチレン、無水マレイ
ン酸をグラフト重合させた酸変性ポリエチレンである。
特に、脂肪族炭化水素系燃料を収納する中空容器におい
ては、接着性樹脂を構成する基体樹脂の密度が低いと、
収納した肪族族炭化水素系燃料で基体のポリオレフィン
系樹脂が膨潤し、一部溶解することがある。そのため接
着性樹脂の基体となる樹脂の密度は0.925以上が好
ましく、特に好ましくは0.930以上、さらに好まし
くは0.935以上である。具体的には、高密度ポリエ
チレン(HDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LL
DPE)などが適している。市販されている接着性樹脂
としては、モディックF534A、モディックM591
(酸変性ポリエチレンで、いずれも三菱化学社製)、ボ
ンドファーストE(グリシジルメタクリレート共重合ポ
リエチレンで、住友化学社製)などがある。
【0027】中空容器の開口部と上記の継手・蓋体など
のポリアミド樹脂製成形部品を、両者の界面に接着性樹
脂を介在させて接合する際には、上記接着性樹脂をあら
かじめ成形部品に接着しておくのが好ましい。両者の界
面の接着方法としては種々の方法があり、熱板融着法、
振動用着法、超音波ウエルディング法などが挙げられ
る。このほか、上記ポリアミド樹脂から射出成形法によ
って継手・蓋体などの成形品を製造する際に、あらかじ
め所定の形状に調製した接着性樹脂を、金型キャビティ
に挿入し、後からポリアミド系樹脂組成物を射出して一
体化する、いわゆるインサート成形法が挙げられる。さ
らに、接着性樹脂とポリアミド樹脂とを別々の成形機で
溶融させ、二つ以上のシリンダーから同時、または若干
の時間差を付けて一つの金型キャビティ内に射出して両
者を一体化する、いわゆる二色成形法が挙げられる。生
産性の観点からは、インサート成形法か二色成形法が適
している。
【0028】以下、本発明に係る成形品を図面に基づい
て、更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えな
い限り以下の実施例に限定されるものではない。図1
は、樹脂製中空容器に設けた開口部に接合するための継
手の一例を示す断面説明図であり、図2は、図1に示し
た継手の平板部分の平面図であり、図3は、図1に示し
た継手とは異なる形状の継手を成形用射出成形金型キャ
ビティの一例の断面説明図である。
【0029】図において、1は短管、2は円板(フラン
ジ)、3は射出成形金型の可動側、4は固定側、5はキ
ャビティ部分、6は接着性樹脂成形品、7は金型の分割
面を示す。なお、図2では、スプルー、ランナーなどを
省略している。
【0030】
【実施例】以下に、樹脂製板状成形品に、以下に記載の
ポリアミド樹脂を原料として成形した継手とを接合し、
継手を接合した板状成形品につき、破壊試験を行い、測
定結果を表−1に示した。
【0031】以下に記載の例で使用した原料樹脂の種
類、物性値は次のとおりである。 (1)PA(A1):溶融粘度700Pa・s、アミノ末端基
量85μ当量/gのポリアミド6である。 (2)PA(A2):溶融粘度1000Pa・s、アミノ末端
基量45μ当量/gのポリアミド6である。 (3)PA(A3):溶融粘度1000Pa・s、アミノ末端
基量23μ当量/gのポリアミド6である。 (4)PA(B):溶融粘度800Pa・s、アミノ末端基量
19μ当量/gの半芳香族ポリアミド{テレフタル酸と
イソフタル酸との混合芳香族カルボン酸(イソフタル酸
が60重量%以上)}と、ヘキサメチレンジアミンとの
重縮合物、三菱エンジニアリングプラスチックス社製、
商品名:ノバミッドX21S04)である。
【0032】[実施例1〜実施例4、比較例1〜比較例
3] <原料ポリアミド樹脂の物性測定法> (a)結晶化温度(℃):DSC(セイコー電子工業社
製、型式:SSC5300/DSC220U)を用い、
20℃/分の昇温速度で30℃〜300℃まで昇温した
後、3分間300℃の温度で保持してから20℃/分で
降温したときに検知する結晶化エネルギーピークの頂点
の温度を結晶化温度とした。 (b)アミノ末端基量(μ当量/g):ポリアミド樹脂組
成物をフェノールに一定量溶解した後、0.05N塩酸
で滴定する方法。 (c)溶融粘度(Pa・s):東洋精機社製キャピログラ
フ1C型を用い、口径1mm、L/D=10のキャピラリ
ーを用いて温度250℃、せん断速度91.2sec1 の
条件下で測定した
【0033】<樹脂製板状成形品の製造>予め成形した
高密度ポリエチレン樹脂(日本ポリケム社製、商品名:
ノバテックHJ330)を原料とし、射出成形機(日本
製鋼所社製、型式:J75−ED)を使用して、厚さ3
mm、100mm×100mmの板を製造した。
【0034】<継手の製造>接着性樹脂としての酸無水
物変性ポリオレフィン(三菱化学社製、商品名:モディ
ックM591、密度=0.93)を原料とし、射出成形
機(上に同じ)を使用して、図1に示したフランジ形状
に合うように、内径30mmφ、外径50mmφ、厚さ2mm
に薄い円盤を成形した。射出成形機(上に同じ)を使用
して、図2に示した継手製造用の金型キャビティ(金型
温度50℃)に、約100℃に予熱した上記接着性樹脂
製の円盤をインサートし、型締め後、表−1に示した原
料ポリアミド樹脂を、同表に示した配合割合で混合した
ドライブレンド物とし、樹脂温度を295℃として射出
して金型キャビティに注入し、円盤状にした接着性樹脂
を接合した継手を製造した。
【0035】<樹脂製板状成形品と継手との接合>樹脂
製板状成形品の片面と継手の接着性樹脂面を、フッ素樹
脂加工したホットプレート上で230℃に加熱して両接
着面のみを溶融させ、両者が溶融したところで溶融面同
志を密着させて押圧し溶融接着させた。
【0036】<破壊試験>樹脂製板状成形品と継手とを
接合した成形品を、23℃の環境下で1昼夜以上放置し
てコンディショニングした後、継手先端部付近を1kgの
鋼鉄ハンマーを用いて人力で打撃し、接着部分の破壊状
況を目視観察した。継手部分が破壊しなかったものを
○、継手が接着性樹脂部分から脱落/剥がれたものを
△、継手部分が破壊/亀裂発生したものを×と判定し、
表−1に示した。
【0037】
【表1】
【0038】表−1より、次のことが明らかとなる。 (1)本発明に係る継手、蓋体などの成形部品は、原料樹
脂が前記(a)および(b)の物性が請求項1に規定する要件
を満たしているので、接着強度が優れている(実施例1
〜実施例5参照)。 (2)これに対して、比較例1の成形部品は、結晶化温度
が157℃と高く、接着強度が劣る。 (3)比較例2の成形部品は、原料樹脂のアミノ末端基の
量が19μ当量/gと低い値であり、接着強度が劣る。 (4)原料樹脂が(A)成分と(B)成分とを含んでいても、(a)
アミノ末端基の量が低い比較例3の成形部品は、接着強
度が劣る。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したとおりで
あり、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上
の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る継手、蓋体などの成形部品は、特定の
物性を有するポリアミド樹脂を原料樹脂としているの
で、有機溶剤、特に脂肪族炭化水素系燃料のバリア性に
優れている。 2.本発明に係る継手、蓋体などの成形部品は、特定の
物性を有するポリアミド樹脂を原料樹脂としているの
で、オレフィン系樹脂製容器の開口部に接着した際の接
着強度が優れている。 3.本発明に係る継手、蓋体などを接着した中空容器
は、脂肪族炭化水素系燃料のバリア性に優れているの
で、収納した燃料の蒸散、漏洩、減量などを大幅に減ら
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 樹脂製中空容器に設けた開口部に接合するた
めの継手の一例を示す断面説明図である。
【図2】 継手の円板部分の平面図である。
【図3】 継手成形用射出成形金型キャビティの一例の
断面説明図である。
【符号の説明】
1:短管 2:円板 3:射出成形金型の可動側 4:射出成形金型の固定側 5:キャビティ部分 6:接着性樹脂成形品 7:金型の分割面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 77:00 B29K 77:00 105:20 105:20 623:00 623:00 B29L 9:00 B29L 9:00 31:24 31:24 31:56 31:56 Fターム(参考) 3E086 AB01 AD23 BA02 BA04 BA15 BB01 CA29 4F071 AA55 AA56 AA80 AA84 AH05 BB05 BC03 4F206 AA29C AA29D AD05 AD08 AD23 AG03 AH55 AH57 JA07 JB12 JB15 4J002 CL01W CL03W CL03X CL04W CL05W GG00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空容器に装着されるポリアミド樹脂製
    成形部品であって、ポリアミド樹脂が、DSCによる結
    晶化ピーク温度がDSCのよる結晶化ピーク温度が15
    0℃以下か、または結晶化ピーク温度が観測されないも
    のであり、かつポリアミド樹脂のアミノ末端基量が30
    〜100μ当量/gであることを特徴とする、ポリアミ
    ド樹脂製成形部品。
  2. 【請求項2】 ポリアミド樹脂が、脂肪族ポリアミド樹
    脂{(A)成分}と、半芳香族ポリアミド樹脂{(B)成分}と
    を含むポリアミド樹脂である、請求項1に記載のポリア
    ミド樹脂製成形部品。
  3. 【請求項3】 半芳香族ポリアミド樹脂{(B)成分}が、
    芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとの重縮合反応に
    よって得られる半芳香族ポリアミド樹脂である、請求項
    2に記載のポリアミド樹脂製成形部品。
  4. 【請求項4】 芳香族ジカルボン酸の50重量%以上が
    イソフタル酸であり、かつ脂肪族ジアミンの50重量%
    以上がヘキサメチレンジアミンである、請求項3に記載
    のポリアミド樹脂製成形部品。
  5. 【請求項5】 脂肪族ポリアミド樹脂{(A)成分}が、ε
    −カプロラクタムの開環成分を主たる繰り返し単位とす
    るポリアミドを50重量%以上含む脂肪族ポリアミド樹
    脂である、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記
    載のポリアミド樹脂製成形部品。
  6. 【請求項6】 成形部品が、中空容器の開口部に接合さ
    れる継手、蓋体である、請求項1ないし請求項5のいず
    れか一項に記載のポリアミド樹脂製成形部品。
  7. 【請求項7】 成形部品が、射出成形法、回転成形法、
    ブロー成形法によって製造されたものである、請求項1
    ないし請求項6のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂
    製成形部品。
  8. 【請求項8】 中空容器が、燃料容器である、請求項1
    ないし請求項7のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂
    製成形部品。
  9. 【請求項9】 中空容器と、請求項1ないし請求項8の
    いずれか一項に記載の成形部品とが、接着性樹脂を介し
    て接合されるものであるポリアミド樹脂製成形部品。
  10. 【請求項10】 あらかじめ成形した接着性樹脂の成形
    品を金型キャビティ内に挿入した後、ポリアミド樹脂を
    射出して製造されたものである、請求項9に記載のポリ
    アミド樹脂製成形部品。
  11. 【請求項11】 接着性樹脂が、変性ポリオレフィン系
    樹脂である、請求項9または請求項10に記載のポリア
    ミド樹脂製成形部品。
  12. 【請求項12】 中空容器の開口部に、請求項1ないし
    請求項8のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂製成形
    部品が、接着性樹脂を介して接合されてなることを特徴
    とする中空容器。
  13. 【請求項13】 中空容器の開口部に、請求項1ないし
    請求項8のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂製成形
    部品が、熱板融着法によって接合されたものであること
    を特徴とする中空容器。
  14. 【請求項14】 ポリアミド樹脂製成形部品と、請求項
    9ないし請求項11のいずれか一項に記載の中空容器の
    開口部とが、熱板融着法によって接合されたものである
    ことを特徴とする中空容器。
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